JPH0567984A - 受信機用ノイズスケルチ回路 - Google Patents

受信機用ノイズスケルチ回路

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JPH0567984A
JPH0567984A JP22724491A JP22724491A JPH0567984A JP H0567984 A JPH0567984 A JP H0567984A JP 22724491 A JP22724491 A JP 22724491A JP 22724491 A JP22724491 A JP 22724491A JP H0567984 A JPH0567984 A JP H0567984A
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JP
Japan
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channel
squelch circuit
noise squelch
noise
full
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP22724491A
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English (en)
Inventor
Yasufumi Kita
靖文 喜多
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Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
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Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
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Publication of JPH0567984A publication Critical patent/JPH0567984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は無線通信用受信機のノイズスケルチ
回路に関し、通信チャンネルの使用状況を判定するため
に音声帯域外の雑音の強度を検出するノイズスケルチ回
路の応答性の向上を目的とする。 【構成】 複数チャンネルを有する無線通信用の受信機
における音声帯域外の雑音強度レベルを判定するための
ノイズスケルチ回路であって、受信信号の音声帯域より
高い周波数領域の信号を通過させる高域通過フィルタ
1、高域通過フィルタ1よりの信号を増幅する増幅器
2、増幅器の出力を全波整流する全波整流器3、及び全
波整流器3の出力の低周波成分のみを通過させる低域通
過フィルタ4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信用受信機のノ
イズスケルチ回路に関し、特に複数のチャンネルを有す
る無線通信システムでチャンネルを走査して使用中であ
るかの判定をするために、受信信号の音声帯域外の雑音
強度レベルを検出するノイズスケルチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】音声の通信を行う無線通信用受信機は、
非常に高利得の受信機であり、受信中に受信信号が存在
する時には良いが、受信信号、つまり搬送波がなくなる
と雑音を高利得で増幅するため、耳障りなだけでなくレ
ベルが非常に高いので他の部分にも悪影響を及ぼす。そ
こで受信信号がなくなった時には、音声出力を停止する
回路が組み込まれており、これをスケルチ回路と呼んで
いる。スケルチ回路としては、ノイズスケルチ、キャリ
ヤスケルチ及びトーンスケルチが知られているが、もっ
とも広く利用されているのがノイズスケルチ回路であ
る。
【0003】ノイズスケルチ回路は、搬送波が存在しな
い場合に雑音レベルが高くなることを利用したもので、
振幅制限回路(リミッタ)が受信波の搬送波レベルを一
定にした後に周波数弁別回路(ディスクリミネータ)で
復調した受信信号の音声帯域外の雑音を整流して得た電
圧レベルを判定して、受信信号がないことを判定するも
のである。すなわちノイズスケルチ回路は受信信号の有
無を判定することができる回路である。
【0004】複数の通信チャンネルを有する無線通信シ
ステムが移動通信に用いられている。このように無線通
信システムの受信機には、通信チャンネルを確保するた
め通信中でない空きチャンネルを捜す機能が必要であ
る。そこで通信中のチャンネルには搬送波が存在するこ
とに着目して、前述のノイズスケルチ回路で受信信号の
有無を判定することでチャンネルの使用の有無を判定す
ることが行われる。このようなノイズスケルチ回路の例
を図5に示す。
【0005】図5のノイズスケルチ回路は、ディスクリ
ミネータよりの出力信号のうち音声帯域外の信号のみを
取り出すように、3KHz を下限とするハイパスフィルタ
51を備えており、この出力を増幅器52で増幅して、
ダイオード533 で半波整流している。そしてコンデンサ
54がローパスフィルタの働きをしており、音声帯域外
の雑音に応じた出力電圧が得られる。
【0006】図6は図5のノイズスケルチ回路の出力を
示す図であり、コンデンサ54の容量が小さいとリップ
ルが大きくなる。また増幅器52への入力が大きい状
態、すなわち受信信号がない状態から、受信信号がある
状態に変化した時には、出力電圧は図6の一点鎖線で示
すように変化する。このような受信信号の有無、すなわ
ちチャンネルの使用状況による出力電圧レベルの変化を
示したのが図7のグラフである。このような変化に対す
る出力電圧の変化の応答性を電圧レベルの立ち上がり時
間で表し、ノイズスケルチ回路の応答時間と呼ぶことに
する。この応答時間は、図5のコンデンサ54の容量が
大きい程、長くなる。
【0007】図5のようなノイズスケルチ回路をチャン
ネルの使用状況の判別に使用した場合、図6に示すよう
なリップルが大きい時には判定を誤ることがあるのでコ
ンデンサ54の容量をあまり小さくすると問題がある。
しかしコンデンサ54の容量を大きくすると応答時間が
長くなり、チャンネルを切り換えたり、チャンネルの使
用状況が変化した時に電圧レベルの変化を判定できるよ
うになるまでの時間が長くなるという問題がある。そこ
で図5のようなノイズスケルチ回路を使用する場合に
は、上記のような二つの条件を考えてコンデンサ54の
容量を適当な値に設定している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】移動体通信等の複数通
信チャンネルを有する無線通信システムにおいて、近年
は自動的に空きチャンネルを捜すためにチャンネルを走
査してノイズスケルチ回路で使用の有無を判定すること
が行われる。チャンネルの走査は同調周波数を変化させ
て、チャンネル使用の有無をノイズスケルチ回路の出力
電圧で判定し、これを周波数を順に変えて行う。そのた
めすべてのチャンネルの状況を判定するにはかなりの時
間がかかることになり、通信が行えるようになるまでの
待ち時間が長いという問題がある。
【0009】そこでこの待ち時間をできるだけ短くした
いという要望があり、チャンネル使用状況の判定を速く
することが考えられるが、前述の通りコンデンサ54の
容量を小さくして応答時間を短くすると、出力電圧のリ
ップルが増加してチャンネル使用状況の誤判定を生じる
という問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなされ
たものであり、リップルを増加させること無しに応答性
を改善したノイズスケルチ回路を実現することで、通信
チャンネルの確保に要する時間を短縮した応答性の良い
無線通信用受信機の実現を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、本発明のノイズスケルチ回路は、半波整流器の替わ
りに全波整流器を使用することで、応答性を改善する。
図1は本発明のノイズスケルチ回路の基本構成を示す図
である。すなわち本発明のノイズスケルチ回路は、複数
チャンネルを有する無線通信用の受信機において、電波
受信後所定強度となるように処理した受信信号の音声帯
域外の雑音強度レベルでチャンネルの使用状況を判定す
るためのノイズスケルチ回路であって、受信信号の音声
帯域より高い周波数領域の信号を通過させる高域通過フ
ィルタ1、高域通過フィルタ1よりの信号を増幅する増
幅器2、増幅器の出力を全波整流する全波整流器3、及
び全波整流器3の出力の低周波成分のみを通過させる低
域通過フィルタ4を備える。
【0011】
【作用】図2は、本発明のノイズスケルチ回路と従来の
半波整流器を用いたノイズスケルチ回路の出力電圧信号
を比較した図である。ローパスフィルタ4を図5と同様
にコンデンサで構成し、コンデンサの容量を同一とした
場合の比較を示したのが図2の(a)である。本発明の
ノイズスケルチ回路は全波整流であるから実線のような
変化を示し、半波整流の場合は一点鎖線である。従って
同じ容量のコンデンサならばリップルは半分程度にな
る。
【0012】逆にリップルの大きさを同程度で良いとし
た場合には、図2の(b)に示すように応答速度が向上
する。
【0013】
【実施例】図3にブリッジ形全波整流器を用いた実施例
を示す。32はノイズアンプであり、331 はアイソレー
ションコイルであり、332 はブリッジ回路であり、アイ
ソレーションコイル331 とブリッジ回路332 で全波整流
器が構成される。図は、センタータップ型全波整流器を
用いた実施例であり、アイソレーションコイル431 とダ
イオード432で全波整流器を構成する。
【0014】チャンネルを走査してチャンネルの使用状
況を判定する場合、同調周波数を変化させてチャンネル
の設定が完了するまでの時間とチャンネル設定後ノイズ
スケルチ回路の出力が安定して判定が終了するまでの時
間とで一つのチャンネルに対する作業が終了する。ノイ
ズスケルチ回路の出力信号のリップルを同程度とした場
合、本発明でチャンネル設定完了後から判定終了までの
時間が半分程度に短縮される。これまではチャンネル設
定に要する時間と判定に要する時間はほぼ同程度である
から、本発明によりチャンネルの走査速度は30%程度
改善されることになる。
【0015】
【発明の効果】本発明によりノイズスケルチ回路の応答
性が改善され、ノイズスケルチ回路で通信チャンネルの
使用状況を判定する無線通信用受信機の応答性が改善さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノイズスケルチ回路の基本構成を示す
図である。
【図2】本発明の全波整流器を用いた回路と従来の半波
整流器を用いた回路との応答性を、出力電圧信号で比較
したグラフである。
【図3】ブリッジ形全波整流器を用いた実施例を示す図
である。
【図4】センターブリッジ型全波整流器を用いた実施例
を示す図である。
【図5】従来の半波整流器を用いたノイズスケルチ回路
を示す図である。
【図6】図5のノイズスケルチ回路の出力電圧信号を示
す図である。
【図7】ノイズスケルチ回路で通信チャンネルの使用状
況を判定する時の応答特性を示す図である。
【符号の説明】
1…高域通過フィルタ 2…増幅器 3…全波整流器 4…低域通過フィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数チャンネルを有する無線通信用の受
    信機において、電波受信後所定強度となるように処理し
    た受信信号の音声帯域外の雑音強度レベルでチャンネル
    の使用状況を判定するためのノイズスケルチ回路であっ
    て、 該受信信号の音声帯域より高い周波数領域の信号を通過
    させる高域通過フィルタ(1) 、 該高域通過フィルタ(1) よりの信号を増幅する増幅器
    (2) 、 該増幅器の出力を全波整流する全波整流器(3) 、及び該
    全波整流器(3) の出力の低周波成分のみを通過させる低
    域通過フィルタ(4)を備えるノイズスケルチ回路。
JP22724491A 1991-09-06 1991-09-06 受信機用ノイズスケルチ回路 Withdrawn JPH0567984A (ja)

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JP22724491A JPH0567984A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 受信機用ノイズスケルチ回路

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ID=16857780

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22724491A Withdrawn JPH0567984A (ja) 1991-09-06 1991-09-06 受信機用ノイズスケルチ回路

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5428826A (en) * 1993-10-08 1995-06-27 Uniden Corporation High-speed scanning radio receiver

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203