JPH056795Y2 - - Google Patents

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JPH056795Y2
JPH056795Y2 JP1985155062U JP15506285U JPH056795Y2 JP H056795 Y2 JPH056795 Y2 JP H056795Y2 JP 1985155062 U JP1985155062 U JP 1985155062U JP 15506285 U JP15506285 U JP 15506285U JP H056795 Y2 JPH056795 Y2 JP H056795Y2
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JP
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heat
tank
fermenter
opening
fermentation
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JPS6264298U (ja
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  • Beans For Foods Or Fodder (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ヨーグルト、あまざけ、果実酒、納
豆、等の発酵食品を簡単に作るための発酵装置に
関する。
「従来の技術」 従来の発酵装置としては、発酵槽の外壁内部に
電熱線を直接埋め込み、発酵槽の周側壁や底壁を
熱源として内部を発酵適温に暖める加熱釜方式の
ものや、恒温器の室内空気を内装したヒーターに
より発酵適温まで温度を高め、その高温室中に原
料をいれた発酵槽を入れる恒温器方式のものがあ
る。
「考案が解決しようとする問題点」 従来の加熱釜方式のものは、外壁内にヒーター
があり熱伝導を良くする必要があるために、保温
性能が弱く冷め易い。又、加熱釜方式のものは加
熱源に電熱を利用するため急速な温度変化を起し
易く、温度が不均一となり易い。しかも、電気代
が高く、熱源コストが高い、などの欠点があつ
た。
また、恒温器方式のものは、空気を介しての加
熱であるため、外気温度の影響を受け安く、大型
でないと一定温度を保ちにくい。また、熱源維持
費や、設備費が高価で一般家庭用や簡易用装置と
してはなじまない難点があつた。
本考案は、温水を主な加熱源とし、ヒーターを
補助加熱源とした装置を備え、その熱を逃がさな
いようにして加熱温度を有効利用を図ることによ
り、簡便で、発酵性能が良く、経費の安い発酵装
置を提供せんとするものである。
「問題点を解決するための手段」 本考案は上記の問題点を解決するための手段と
して次のように構成した。
本考案は保温器と、発酵器との組合せに係るも
のである。
当該保温器は断熱保温材により形成した上部開
口の保温槽と当該開口を開閉する保温蓋とからな
り、当該発酵器は合成樹脂にて形成した上部開口
の発酵槽と当該開口を開閉する蓋体とからなる。
前記、保温器における保温槽内には、上部開口
より少し下つた位置に中央に挿入口の穿設されて
いる水平仕切棚が設けられ、当該水平仕切棚によ
り下位のり温水室と上位の中空室に区分されてい
る。
そして、当該温水室内には、ヒーターを内装す
るとともに、温度計を内装してある。
また、中空室には発酵器の装着固定部が形成さ
れており、他方発酵槽には、その開口端部または
その近傍位置に、水平仕切棚の挿入口端縁に係止
し得る周鍔縁部が形成されている。
そして、保温器の保温槽の中に適温に暖めた温
水を入れるとともに、挿入口から発酵槽を保温槽
の温水室中に挿入し、周鍔縁部を端縁に係止させ
ることにより発酵槽の上部開口が中空室にむけて
開放するよう着脱自在に内装する。
尚、温度表示部と温度調節器とは保温槽の中空
室だけでなく、保温槽の外壁に露呈するよう設け
ても良い。
「作用」 本装置の使用に当つては、発酵槽内に発酵原料
を発酵適温に処理して入れ、蓋体にて密封した
後、外周の発酵槽内に温湯を入れ、これを発酵熱
源として加温し、温度計で確認しながら夫々の発
酵目的に応じた適温に調節温保持して発酵槽内の
発酵材料を夫々の発酵に必要な時間だけ発酵させ
る。温度が低下してきたら、保温槽内のヒーター
で補充加温され発酵適温を保持させる。このと
き、温水は対流によつて全体が均一な温度とな
り、更に変化の緩慢な暖かさが保持されるので微
生物の繁殖を助ける。
そして、発酵が終つたら、発酵槽を取り出し、
さらに水平仕切り棚も取り除いたうえで、温水を
すて、これら部材を良く洗つておく。
「実施例」 第1図は、本考案に係る発酵装置の一実施例で
ある。図中、1は断熱保温材により形成した保温
器で、それは上部開口の保温槽2と該開口を開閉
する保温蓋3とから構成されている。実施例にお
ける断熱保温材は表裏両外壁板の間に断熱材を挟
んだ構造になつているが、断熱性及び保温性があ
ればこれに限ることはない。
4は発酵器で合成樹脂にて形成した上部開口の
発酵槽5と、当該開口を開閉するように形成され
た蓋体6とからなる。
前記、保温槽2内は、上部開口より少し下つた
位置に中央に挿入口7の穿設されている水平仕切
棚8が設けられ、当該水平仕切棚8により下位の
温水室9と上位の中空室10に区分されている。
尚、この水平仕切棚8は固定して形成されていて
もよいし、着脱自在に形成されていてもよい。ま
た、当該水平仕切棚8は断熱保温材で形成されて
いることが望ましい。
当該温水室9内の底部には、ヒーター11が結
線13を伴なつて内装され、該結線途中の中空室
10内に温度調節器18が内装されており、更に
導線を外部のコンセントに導いている。また、水
平仕切棚8から温水室9内に温度計14が突出す
るよう内装されており、水平仕切棚8の中空室1
0内には温度表示部15が形成されている。
前記中空室10には発酵器4が浮き上つたり動
いたりしないようにするための装着固定部16,
16′が形成されている。
前記発酵槽5には、その開口端部またはその近
傍位置に、水平仕切棚8の挿入口7端縁に係止し
得る周鍔縁部17が形成されている。
保温器1の保温槽2の中に温湯を入れるととも
に、挿入口7から発酵槽5を保温槽2の温水室9
中に挿入し、周鍔縁部17を挿入口7の端縁に係
止させることにより発酵槽5の上部開口が中空室
10にて開放するよう着脱自在に内装する。
尚、温度表示部15と温度調節器18とは図示
実施例のように保温槽2の中空室10にではな
く、保温槽2の外壁部分に配設してもよい。
尚、発酵材料を入れる発酵槽5は装着固定具を
外せば取り出しが自在であるから、洗浄が容易で
あると同時に、水平仕切棚8も着脱自在であるか
ら、中央の挿入口7の大きさの異なる発酵槽5を
入れ替えることは自由である。
「考案の効果」 以上の如く本願によれば、発酵材料の入つてい
る発酵槽を暖める熱源を温水とし、これを、断熱
保温材で囲まれた保温槽内の更に区切られた温水
室内に入れて加温する点に第1の特徴がある。こ
れによつて、熱伝導率の悪い温水による緩慢な加
温温度変化の起りにくさと、冷めにくい構造とに
より、発酵材料の発酵温度に応じた適温をほとん
ど変化のないように長時間保持できる。菌類はそ
れぞれ、繁殖したり、変化したりする温度に敏感
で、急激な温度変化を好まない性質があるし、適
度の湿度があることも要請される。したがつて、
本願発酵装置を用いると外気の気温に関係なく、
常にほぼ一定の温度を保持したまま所要の発酵時
間が確保出来るし、温水から蒸発した湿気もある
ので、発酵作用に必要なを条件を満し、良好な発
酵を確実になすことが出来る。
しかも、この加熱の主な熱源が、温水でよいた
め、経費が安く経済的である。
また、本考案は発酵槽が保温槽から着脱自在で
あり、水平仕切棚も着脱可能としたし、発酵槽を
着脱自在にしたので、使用前後の洗浄が容易であ
る他、仕込時や発酵食品の取り出し時には発酵槽
を容器として保温器から取り出すことが出来るの
で、便利である。
更に、本願発酵装置を用いて温湯の温度を調整
し、発酵槽を取り替えて、発酵材料の仕込を変え
ればヨーグルト、果実酒、あまざけ、納豆、パン
生地などの発酵食品を簡単に家庭でも造ることが
出来るし、保温庫などとしても使用できるなど工
夫によつて多目的な使用が可能である。
更にまた、保温槽は水平仕切棚によつて、区分
され、発酵槽内には温水が入らないし、保温蓋を
開いても温水室の熱が逃げるのを防ぐので、雑菌
が入らず衛生的であるうえ、加熱温度を下げるこ
となく、発酵材料を攪拌することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る発酵装置の実施例を示
す縦断側面図、第2図は同平面図である。 1……保持器、2……保温槽、3……保温蓋、
4……発酵器、5……発酵槽、6……蓋体、7…
…挿入口、8……水平仕切棚、9……温水室、1
0……中空室、11……ヒーター、14……温度
計、15……温度表示部、16,16′……装着
固定部、17……周鍔縁部、18……温度調節
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 断熱保温材により形成した上部開口の保温槽
    と当該開口を開閉する保温蓋とからなる保温器
    と、合成樹脂にて形成した上部開口の発酵槽と
    当該開口を開閉する蓋体とからなる発酵器との
    組合せにかかるもので、 前記保温槽内は、上部開口より少し下つた位
    置に中央に挿入口の穿設されている水平仕切棚
    が設けられ、当該水平仕切棚により下位の温水
    室と上位の中空室に区分されており、 温水室内にはヒーターを内装するとともに、
    温度計を内装し、 中空室には発酵器の装着係止部が形成されて
    おり、 発酵槽には、その開口端部またはその近傍位
    置に水平仕切棚の挿入口の端縁に係止し得る周
    鍔縁部が形成されており、 保温器の保温槽の中に温水を入れるととも
    に、挿入口から発酵槽を保温槽の温水室中に挿
    入し、周鍔縁部を端縁に係止させることにより
    発酵槽の上部開口が中空室にて開放するよう着
    脱自在に内装するようにしたことを特徴とする
    発酵装置。 (2) 保温槽の中空室または保温槽の外壁に、温度
    表示部と温度調節器とを設けたことを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載の発酵装
    置。
JP1985155062U 1985-10-09 1985-10-09 Expired - Lifetime JPH056795Y2 (ja)

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JPS6264298U JPS6264298U (ja) 1987-04-21
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KR910001223B1 (ko) * 1988-08-29 1991-02-26 삼성전자 주식회사 제빵기의 요구르트 제조장치 및 방법
JP4617008B2 (ja) * 2001-02-28 2011-01-19 株式会社日清製粉グループ本社 小型試験装置
JP2007000003A (ja) * 2003-09-22 2007-01-11 Taketoshi Yamada 豆乳の発酵システム
WO2020004655A1 (ja) * 2018-06-28 2020-01-02 株式会社ツーセル 生体試料の加温方法、生体試料の加温容器、及び生体試料を加温するためのキット

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