JPH0567712B2 - - Google Patents

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JPH0567712B2
JPH0567712B2 JP14653285A JP14653285A JPH0567712B2 JP H0567712 B2 JPH0567712 B2 JP H0567712B2 JP 14653285 A JP14653285 A JP 14653285A JP 14653285 A JP14653285 A JP 14653285A JP H0567712 B2 JPH0567712 B2 JP H0567712B2
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JP14653285A
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Katsuhiro Iwashita
Hideki Tateishi
Tamotsu Shimizu
Sosuke Kawashima
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Publication of JPS6210285A publication Critical patent/JPS6210285A/ja
Publication of JPH0567712B2 publication Critical patent/JPH0567712B2/ja
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【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、低圧下で基板に1枚ずつ連続してプ
ラズマ処理を施すプラズマ処理装置に係り、特に
プラズマ発生用の電力を安定的にかつ効率よく供
給するために公的なプラズマ処理装置に関する。
〔発明の背景〕
従来のプラズマ処理装置は、特開昭57−185984
号公報に記載のように、基板を取り付けた基板ホ
ルダを真空処理槽内で、その背後のシールド部材
とともに回転させ、基板にコンデンサカツプリン
グを介して電源から通電し、槽内に設けた電極と
基板間にプラズマを発生させ、基板表面にエツチ
ングを施すようにしている。また、基板ホルダに
は数枚の基板を置き、基板ホルダと電力を供給す
る部分とを固定した構成とすることにより、一度
に数枚の基板をエツチングし得るようになつてい
る。
ところで、本発明の出願人等により次のような
プラズマ処理装置が開発されている。
すなわち、低圧容器の回りに、ローデイングス
テーシヨンと、他の複数の処理ステーシヨン、例
えばウエーハベーク処理ステーシヨンと、スパツ
タエツチング処理ステーシヨンと、スパツタ処理
ステーシヨンとを配置し、ワークとしての基板を
基板ホルダに保持し、この基板ホルダに保持され
た基板を各処理ステーシヨンに順次移動させ、プ
ラズマ処理を施す技術が開発されている。このプ
ラズマ処理技術では、予め基板ホルダにプラズマ
発生用のエツチング電極が内蔵されている。そし
て、例えばスパツタエツチング処理を行う場合に
は、エツチング電極がスパツタエツチング処理ス
テーシヨンに移動して来た時に、前記エツチング
電極に電力を供給し、基板ホルダが他の処理ステ
ーシヨンへ移動する時には給電側の部材である給
電棒と、受電側の部材であるエツチング電極とを
切り離さなければならない。
したがつて、前記従来のプラズマ処理装置に使
用されている基板ホルダと電力の供給部とが固定
された構造のものでは、前述のごとき各処理ステ
ーシヨンに基板ホルダを介して基板を順次移動さ
せて処理するプラズマ処理装置には適用できない
問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、前記従来技術の問題を解決
し、基板にスパツタ処理を施すべく、プラズマ発
生を必要とする処理ステーシヨンの位置で、基板
ホルダに内蔵されているエツチング電極に、安定
的にかつ効率よく電力を供給し得るプラズマ処理
装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、基板を取り付ける基板ホルダに受電
部を設け、プラズマを発生させるために必要な処
理ステーシヨンに、前記受電部に向かつて進退可
能に給電棒を設けたこと、前記受電部と給電棒の
少なくとも一方を柔構造としたこと、前記受電部
と給電棒の周囲に、回りの部材との間に放電を起
こさないように、接地されたシールドを設けたこ
とに特徴を有するもので、この構成により、基板
にスパツタ処理を施すべく、プラズマ発生を必要
とする処理ステーシヨンの位置で、基板ホルダに
内蔵されているエツチング電極に、安定的にかつ
効率よく電力を供給することができる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明の要部を示す縦断面図、第2図
は第1図の部分の拡大断面図、第3図はプラズ
マ処理装置の一実施例の縦断側面図、第4図は第
3図の−線横断平面図である。
これらの図に示す本発明の実施例のものは、そ
の第3図および第4図に示すように、低圧容器と
しての真空容器1と、これの蓋体4とを有してい
る。
前記真空容器1は、第4図に示すように、平面
から見て五角形に形成され、その周壁2の五角形
をなす各辺には開口部3が設けられている。
前記蓋体4は、第3図に示すように、上部フラ
ンジ5および断面凹字型の胴部6とを有して構成
され、真空容器1の内部に胴部6を配して設置さ
ている。
前記真空容器1と蓋体4間には、断面凹字型の
主真空室7が形成されている。この主真空室7
は、第3図に示すように、真空配管8を通じて真
空ポンプ9に連結され、真空排気されるようにな
つている。
前記真空容器1の外側には、第3図および第4
図に示すように、開口部3に対応する位置に、ロ
ーデイングステーシヨン10と、第1〜第4の処
理ステーシヨン11〜14とが配置されている。
前記主真空室7内には、第3図および第4図に
示すように、ドラム15が回転可能に配置されて
いる。このドラム15は、前記真空容器1に合わ
せて、平面から見てほぼ五角形に形成された周壁
16を有し、かつ断面凹字型に形成されている。
前記蓋体4とドラム15とは、第3図および第
4図に示すように、蓋体4の内部に設置されたモ
ータ17と、これに連結された駆動輪18と、巻
き掛け伝動部材19と、被動輪20と、回転軸2
1とを介して、この実施例では水平面内を72度の
ステツプで間欠回転操作されるようになつてい
る。
前記真空室7には、各開口部3に対応させて基
板ホルダ22が配置されている。なお、第3図お
よび第4図中では、ローデイングステーシヨン1
0と、第3の処理ステーシヨン13の位置の開口
部3に対応させて配置された基板ホルダ22を代
表して示している。各基板ホルダ22、第3図お
よび第4図に示すように、ロツド23に取り付け
られ、蓋体4の胴部6の内側に固定されたガイド
部材24にロツド23を介して、真空容器1の周
壁2の半径方向に進退可能に支持されている。各
基板ホルダ22のロツド23における蓋体4の胴
部6の中心側に位置する端部には、プツシヤ25
が設けられ、このプツシヤ25とガイド部材24
間には圧縮ばね26が設けられており、この圧縮
ばね26を介して各基板ホルダ22は開口部3か
ら離れる方向に後退付勢されている。また、蓋体
4の内部には第3図に示すように、エアシリンダ
27と、これに嵌挿されたピストンロツド28に
取り付けられた円錐カム29とが設けられてお
り、エアシリンダ27を介して円錐カム29を下
降操作することにより、この円錐カム29により
前記プツシヤ25を押し、ロツド23を介して基
板ホルダ22を開口部3に接近する方向に押し、
真空容器1の周壁2の内側に基板ホルダ22を密
着させるようになつている。さらに、各基板ホル
ダ22とドラム15の周壁16間には、基板ホル
ダ22を真空容器1の周壁2側に進出付勢する板
ばね30が介装されている。前記各基板ホルダ2
2における開口部3側の面には、第1図に示すよ
うに、基板のクランプ爪31が設けられていて、
ワークとしての基板100を保持し得るようにな
つている。
前記ローデイングステーシヨン10には、第3
図および第4図に示すように、ローデイング室3
2が設けられ、このローデイング室32の外側に
は基板の取入・取出室40が設けられている。
前記ローデイング室32は、第3図に示すよう
に、バイパス配管33を通じて前記真空配管8に
接続され、真空ポンプ9に連通されている。前記
ローデイング室32には、基板の搬送手段34
と、エレベータ36と、アーム38とが設置され
ている。前記搬送手段34は、基板の取入・取出
室40から基板100を受け取つてローデイング
位置35に運びかつエレベータ36から基板10
0を受け取つて前記取入・取出室40への引き渡
し位置まで運ぶようになつている。前記エレベー
タ36は、エアシリンダ37に連結され、基板1
00を前記ローデイング位置35と、アーム38
との間で授受を行う位置とに移動させ得るように
なつている。前記アーム38は、基板のチヤツク
(図示せず)を有し、かつ軸39の回りにエレベ
ータ36と基板ホルダ22との間を回動し得るよ
うに構成されている。
前記基板の取入・取出室40には、第3図およ
び第4図に示すように、外部搬送手段(図示せ
ず)との間で基板100の授受を行う位置に設け
られた第1のゲートバルブ41と、ローデイング
室32との間に設けられた第2のゲートバルブ4
2と、取入・取出室40の内部に設置された基板
搬入用の搬送手段43および基板搬出用の搬送手
段44とを備えている。また、前記取入・取出室
40は第3図に示すように、真空配管45および
真空バルブ46を介して補助真空ポンプ47に接
続されている。さらに、前記取入・取出室40は
同第3図に示すように、リーク配管48およびリ
ークバルブ49を介してリークガス源(図示せ
ず)に接続されている。
前記第1〜第4の処理ステーシヨン11〜14
には、第3図および第4図に示すように、真空容
器1の周壁2の外側に副真空室50が設けられて
いる。各副真空室50は、前記真空容器1の周壁
2に設けられた開口部3を介して主真空室7に連
通し得るようになつている。また、各副真空室5
0は第3図および第4図に示すように、真空容器
1の周壁2に基板ホルダ22が密着され、開口部
3が閉塞されるに伴い、独立した真空室を構成す
るようになつている。さらに、各副真空室50に
は第1図および第3図に示すように、ガス配管5
1と、真空バルブ52と、可変バルブ53とを介
して基板処理用のガス供給源(図示せず)に連結
されている。そして、真空容器1の周壁2の開口
部3から外れた位置には、第1図および第3図に
示すように、排気口54が形成されている。この
排気口54に対応させてバルブ55が設けられて
おり、このバルブ55はエアシリンダ56により
開閉操作され、このバルブ55による排気口54
の流通面積の調整と、前記可変バルブ53の開度
の調整により、副真空室50内の圧力を調整し得
るようになつている。
前記第1〜第4の処理ステーシヨン11〜14
には、副真空室50の外側に処理ユニツト57が
設けられている。この処理ユニツト57には、例
えば第1の処理ステーシヨンではウエーハベーク
ユニツトが設けられ、第2の処理ステーシヨンで
はスパツタエツチングユニツトが設けられ、第
3、第4の処理ステーシヨンではスパツタ処理ユ
ニツトが設けられている。
前記各基板ホルダ22には、第1図および第2
図に示すように、副真空室50側の面に絶縁物5
9をはさんでエツチング電極58が取り付けられ
ている。また、このエツチング電極58と同一面
上に石英板60が取り付けられ、この石英板60
によりイオン衝撃による基板100の重金属汚染
を防止するようにしている。なお、基板ホルダ2
2に設けられたクランプ爪31のベース61とエ
ツチング電極58には、絶縁物62が介装されて
いる。さらに、第2〜第4の処理ステーシヨン1
2〜14の副真空室50には前記エツチング電極
58の対向電極63が取り付けられている。
前記エツチング電極58の下部には、第1図お
よび第2図に示すように、受電部64が設けられ
ている。他方、真空容器1における第2〜第4の
処理ステーシヨン12〜14寄りの位置には、第
1図および第2図に示すように、前記受電部64
と接続可能に給電棒65が設けられている。前記
受電部64の接触面64′は凹円弧に形成され、
給電棒65の接触面65′は凹円弧にフイツトす
る凸円弧に形成されている。また、前記受電部6
4は第2図に拡大して示すように、ベローズ66
および通電板68を通じて前記エツチング電極5
8に高周波電力を印加し得るように接続されてお
り、前記ベローズ66を介して柔構造に構成され
ている。また、前記通電板68と基板ホルダ22
には、絶縁物72が介装されている。前記給電棒
65は、第1図に示すように、真空容器1の底板
に絶縁物67をはさんで立設され、さらに上下駆
動手段69に連結され、受電部64に接続、切り
離し可能に設けられている。また、給電棒65は
ケーブル73を介して高周波電極供給源(図示せ
ず)に接続されている。前記受電部64および給
電棒65は、接地されたシールド70,71によ
り囲まれ、それぞれ周囲の部材との間に放電を起
こさないようにされている。
前記実施例のプラズマ処理装置は、次のように
運転され、作用する。
すなわち、第3図に示すように、円錐カム用の
エアシリンダ27を作動させ、ピストンロツド2
8を介して円錐カム29を下降させ、この円錐カ
ム29によりプツシヤ25を押し、ロツド23を
介して基板ホルダ22を真空容器1の周壁2の内
側に密着させ、開口部3を閉塞する。また、真空
容器1の周壁2に設けられた排気口54のバルブ
55を開いておく。
この状態で、真空ポンプ9を作動させるととも
に、副真空室50に設けられた可変バルブ53、
真空バルブ52およびガス配管51を通じて少な
くとも1つの副真空室50にArガスを導入し、
主真空室7および副真空室50を所定の圧力雰囲
気に保つ。前記副真空室50内の圧力は、可変バ
ルブ53の開度、および排気口54の流通面積を
変えることによつて調整する。
また、基板の取入・取出室40の第1、第2の
ゲートバルブ41,42および真空バルブ46を
閉じた状態で、リークバルブ49を開き、リーク
配管48からリークガスを導入し、基板の取入・
取出室40内を大気圧にしておく。
さらに、ローデイング室32に設置されたエレ
ベータ36を下降させておき、またバイパス配管
33および真空配管8を通じて、例えば
10-7Torr台に真空排気しておく。
前述の状態から基板の取入・取出室40の第1
のゲートバルブ41を開き、外部搬送手段(図示
せず)および基板搬入用の搬送手段43により、
基板100のその取入・取出室40内に搬入した
後、第1のゲートバルブ41を閉じる。
次に、補助真空ポンプ47を作動させ、真空バ
ルブ46を開き、基板の取入・取出室40内を例
えば0.1Torrに排気した後、第2のゲートバルブ
42を開き、基板の取入・取出室40内の搬送手
段43とローデイング室32内の搬送手段34と
により基板100をローデイング位置35に搬送
し、第2のゲートバルプ42を閉じ、ワークとし
ての基板100をローデイングステーシヨン10
に引き渡す。
ついで、ローデイングステーシヨン10では、
ローデイング室32に設置されたエレベータ36
が上昇して基板100をアーム38の位置まで運
び、アーム38は基板100を把持して基板ホル
ダ22方向に回動し、基板ホルダ22はクランプ
爪31を介して基板100を保持する。その間、
エレベータ36は下降して元位置に戻り、またア
ーム38は基板ホルダ22から離れる方向に回動
して元位置に戻る。
次に、円錐カム用のエアシリンダ27により円
錐カム29を上昇させると、プツシヤ25は圧縮
ばね26の作用により蓋体4の中心部に向かつて
移動し、基板ホルダ22は板ばね30の作用によ
り開口部3から離れてドラム15の周壁16に接
近する方向に移動する。
前記基板ホルダ22をドラム15の周壁16側
に移動させた後、蓋体4内に設置されたモータ1
7を駆動させ、駆動輪18、巻き掛け伝動部材1
9、被動輪20および回転軸21を介してドラム
15を第4図において反時計方向に1ステーシヨ
ン分回転させ、ワークとしての基板100を保持
した基板ホルダ22を第1の処理ステーシヨン1
1へ送る。
ついで、再び円錐カム用のエアシリンダ27に
より円錐カム29を下降させ、プツシヤ25によ
り基板ホルダ22を真空容器1の周壁2に密着さ
せ、開口部3を閉塞する。
そして、第1の処理ステーシヨン11では、処
理ユニツト57により、基板100であるウエー
ハ表面に吸着した汚染ガスを除去するウエーハベ
ーク処理を施す。
その間、ローデイングステーシヨン10では、
前記外部搬送手段、基板の取入・取出室40に設
けられた部材、およびローデイング室32に設け
られた部材の前述の順序動作を経て、前記ローデ
イングステーシヨン10に回行された基板ホルダ
22に新たな基板100を装着する。
次に、第1の処理ステーシヨン11でウエーハ
ベーク処理を行つた後、前記円錐カム用のエアシ
リンダ27と、円錐カム29と、これに連動する
部材とを介して、基板ホルダ22をドラム15の
周壁16に接近する方向に移動させる。ついで、
モータ17と、これに連動する部材を介して再び
ドラム15を1ステーシヨン分回転させ、基板ホ
ルダ22を第2の処理ステーシヨン12に送る。
前記ドラム15が1ステーシヨン分回転した後、
円錐カム用のエアシリンダ27と、円錐カム29
と、これと連動する部材とにより、基板ホルダ2
2を第1図のG位置からH位置に移動させ、真空
容器1の周壁2に基板ホルダ22を密着させて開
口部3を閉塞し、第2の処理ステーシヨン12の
副真空室50を独立した真空室にし、この副真空
室50内を所定のArガス圧力に保つ。
この状態で、第2の処理ステーシヨン12寄り
に設けられた給電棒用の上下駆動手段69を作動
させ、給電棒65を上昇させ、この給電棒65の
接触面65′を、基板ホルダ22に設けられた受
電部64の接触面64′に当接させ、給電棒65
に受電部64を電気的に接続する。
この接続に際して、受電部64にはベローズ6
6が設けられていて柔構造とされ、かつ受電部6
4と給電棒65の接触面64′,65′が凹、凸、
円弧に形成されているため、受電部64と給電棒
65とを極めて安定した状態に接続することがで
きる。また、受電部64と給電棒65の周囲が接
地されたシールド70,71により囲まれている
ので、高周波電力の印加時において、回りの部材
との放電を防止することができる。
前記第2の処理ステーシヨン12の副真空室5
0内を所定のArガス圧力に保ち、受電部64に
給電棒65を接続した後、ケーブル73、給電棒
65、受電部64、ベローズ66および通電板6
8を通じてエツチング電極58に高周波電力を印
加すると、エツチング電極58の表面に放電が起
き、Arイオンが基板100を衝撃し、基板10
0の表面をクリーニングする。
この第2の処理ステーシヨン12でのスパツタ
エツチング処理の効果により、スパツタ成膜前
の、基板100の表面の酸化物槽を除去でき、こ
れにより下地材料と、成膜材料との電気的接触が
改善される。
前記スパツタエツチング処理を行つた後、給電
棒用の上下駆動手段69により給電棒65を下降
させ、受電部64と給電棒65とを切り離す。
ついで、円錐カム用のエアシリンダ27と、円
錐カム29と、これに連動する部材により、基板
ホルダ22をドラム15の周壁16に接近する位
置、つまり第1図のH位置からG位置へ移動さ
せ、モータ17と、これに連動する部材を介して
ドラム15を再び1ステーシヨン分回転させ、基
板ホルダ22を第3の処理ステーシヨン13に送
る。
この第3の処理ステーシヨン13では、前記円
錐カム用のエアシリンダ27と、円錐カム29
と、これに連動する部材とにより、基板ホルダ2
2を真空容器1の周壁2に密着させた後、処理ユ
ニツト57により常法に従い基板100にスパツ
タ処理を施し、成膜する。
ついで、基板ホルダ22をドラム15の周壁1
6に接近する方向に移動させ、ドラム15を1ス
テーシヨン分回転させ、基板ホルダ22を第4の
処理ステーシヨン14に送る。
最終処理ステーシヨンである第4の処理ステー
シヨン14では、前記第3の処理ステーシヨン1
3と同様の処理を行い、基板100に成膜し、製
品としての基板100をローデイングステーシヨ
ン10に回送する。
前記ローデイングステーシヨン10では、基板
ホルダ22からアーム38のチヤツクにより、製
品としての基板100を受け取り、アーム38か
らエレベータ36に引き渡し、エレベータ36は
ローデイング室32に設けられた搬送手段34に
製品としての基板100を引き渡す。
そして、基板の取入・取出室40の第2のゲー
トバルブ42が開いてローデイング室32に新た
な基板100を搬入する時に、前記搬送手段34
から基板の取入・取出室40に設けられている基
板搬出用の搬送手段44に製品としての基板10
0を引き渡し、第1のゲートバルブ41が開いた
時に前記基板搬出用の搬送手段44から外部搬送
手段に製品としての基板100を引き渡して1サ
イクルを終了する。
この実施例では、前述のローデイングステーシ
ヨン10の基板の取入・取出作業と並行して第1
〜第4の処理ステーシヨン11〜14において基
板100にそれぞれ所定の処理を施す。
したがつて、この実施例によれば、前述の動作
を繰り返して行うことにより、多数の基板100
に連続的に一連のスパツタ処理を施すことができ
る。
さらに、主真空室7内において、基板100は
垂直姿勢に保持されて第1〜第4の処理ステーシ
ヨン11〜14に回送されるので、基板100の
上方から落下する異物の付着を防止することがで
きる。
また、主真空室7内に設けられた各部材は、大
気に触れることがないため、第1の処理ステーシ
ヨン11であるウエーハベーク処理ステーシヨン
で高温に加熱された基板ホルダ22等が常温の大
気で冷却されないので、加熱と冷却の繰り返しに
よるトラブルを防止できるとともに、スパツタ処
理には好ましくない大気中のガスの主真空室7へ
の侵入を低減することができる。
なお、本発明では、処理ステーシヨンの数や、
ローデイングステーシヨンおよび処理ステーシヨ
ンの具体的構造や、基板ホルダ22に対するエツ
チング電極58の取付構造等については、図面に
示す実施例に限らず、要は所期の機能を発揮し得
る構造であればよい。
さらに、基板ホルダ22に取り付けられたエツ
チング電極58に、高周波電力を印加する受電部
64と給電棒65において、柔構造を構成するベ
ローズ66を受電部64と給電棒65のいずれか
一方に組み入れたものであればよく、また受電部
64の接触面64′を凸円弧に形成し、給電棒6
5の接触面65′を凹円弧に形成してもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した本発明によれば、基板ホルダに受
電部を設け、プラズマを発生させて基板を処理す
る処理ステーシヨンに、前記受電部に向かつて進
退可能に給電棒を設けるとともに、前記受電部と
給電棒の少なくとも一方を柔構造としているの
で、低圧容器の回りに、スパツタ処理ステーシヨ
ンを含む複数の処理ステーシヨンを配置し、基板
を取り付けた基板ホルダを前記処理ステーシヨン
に順次移動させ、基板にスパツタ処理を施すプラ
ズマ処理装置において、前記基板にスパツタ処理
を施すべく、プラズマ発生を必要とする処理ステ
ーシヨンの位置で、基板ホルダに内蔵されている
エツチング電極に電力を安定的に供給し得る効果
がある。
また、本発明によれば、前記受電部と給電棒の
周囲に、回りの部材との間に放電を起こさないよ
うに、接地されたシールドを設けているので、異
常放電をなくすることができ、したがつて前記エ
ツチング電極に効率よく電力を供給し得る効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部を示す縦断面図、第2図
は第1図の部分の拡大断面図、第3図は本発明
プラズマ処理装置の一実施例の縦断側面図、第4
図は第3図の−線横断平面図である。 1……真空容器、4……蓋体、7……主真空
室、9……真空ポンプ、10……ローデイングス
テーシヨン、11〜14……第1〜第4の処理ス
テーシヨン、15……ドラム、22……基板ホル
ダ、32……ローデイング室、40……基板の取
入・取出室、50……副真空室、57……処理ユ
ニツト、58……エツチング電極、64……エツ
チング電極の受電部、64′……受電部の接触面、
65……給電棒、65′……給電棒の接触面、6
6……柔構造を構成しているベローズ、68……
通電板、69……給電棒の上下駆動手段、70,
71……受電部と給電棒のシールド、100……
基板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低圧容器の回りに、スパツタ処理ステーシヨ
    ンを含む複数の処理ステーシヨンを配置し、ワー
    クとしての基板を取り付けた基板ホルダを前記処
    理ステーシヨンに順次移動させ、基板にスパツタ
    処理を施すプラズマ処理装置において、前記基板
    ホルダに受電部を設け、プラズマを発生させるた
    めに必要な処理ステーシヨンに、前記受電部に向
    かつて進退可能に給電棒を設けるとともに、前記
    受電部と給電棒の少なくとも一方を柔構造とし、
    さらに前記受電部と給電棒の周囲に、回りの部材
    との間に放電を起こさないように、接地されたシ
    ールドを設けたことを特徴とするプラズマ処理装
    置。 2 特許請求の範囲第1項において、前記受電部
    と給電棒との接触面の一方を凸円弧に形成し、他
    方を凹円弧に形成したことを特徴とするプラズマ
    処理装置。
JP14653285A 1985-07-05 1985-07-05 プラズマ処理装置 Granted JPS6210285A (ja)

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