JPH0567584U - 自動車のトランクリッドヒンジ構造 - Google Patents
自動車のトランクリッドヒンジ構造Info
- Publication number
- JPH0567584U JPH0567584U JP1726492U JP1726492U JPH0567584U JP H0567584 U JPH0567584 U JP H0567584U JP 1726492 U JP1726492 U JP 1726492U JP 1726492 U JP1726492 U JP 1726492U JP H0567584 U JPH0567584 U JP H0567584U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トランクリッドを開く付勢手段としてのト−
ションバ−の負担をできるだけ軽減できる自動車のトラ
ンクリッドヒンジ構造を提供する。 【構成】 リヤパッケ−ジトレイ2に、その後端側に設
けられる閉断面部6よりも車体前方においてトランクリ
ッドヒンジア−ム17を揺動可能に支持し、そのトラン
クリッドヒンジア−ム17にト−ションバ−22(2
4)によってトランクリッド3開方向の付勢力を付与す
るようにしている自動車のトランクリッドヒンジ構造を
前提とする。その前提の下、前記ト−ションバ−22
(24)と前記トランクリッドヒンジア−ム17とを、
リンク20、レバ−部材19を介して連係するようにし
て、トランクリッドヒンジア−ム17に対する実質的な
作用点となるリンク20とレバ−部材19との連係部
を、できるだけトランクリッド側にずらし、その一方、
リンク20等と前記閉断面部6との干渉を防ぐべく、該
閉断面部6に、トランクリッドヒンジア−ム17の揺動
に伴ってリンク20等が進入する進入孔26を形成して
いる。
ションバ−の負担をできるだけ軽減できる自動車のトラ
ンクリッドヒンジ構造を提供する。 【構成】 リヤパッケ−ジトレイ2に、その後端側に設
けられる閉断面部6よりも車体前方においてトランクリ
ッドヒンジア−ム17を揺動可能に支持し、そのトラン
クリッドヒンジア−ム17にト−ションバ−22(2
4)によってトランクリッド3開方向の付勢力を付与す
るようにしている自動車のトランクリッドヒンジ構造を
前提とする。その前提の下、前記ト−ションバ−22
(24)と前記トランクリッドヒンジア−ム17とを、
リンク20、レバ−部材19を介して連係するようにし
て、トランクリッドヒンジア−ム17に対する実質的な
作用点となるリンク20とレバ−部材19との連係部
を、できるだけトランクリッド側にずらし、その一方、
リンク20等と前記閉断面部6との干渉を防ぐべく、該
閉断面部6に、トランクリッドヒンジア−ム17の揺動
に伴ってリンク20等が進入する進入孔26を形成して
いる。
Description
【0001】
本考案は、自動車のトランクリッドヒンジ構造に関する。
【0002】
自動車のトランクリッドヒンジ構造には、特開昭57−104469号公報に 示すように、パッケ−ジトレイに、該パッケ−ジトレイの後端側に設けられる閉 断面部よりも車体前方においてトランクリッドヒンジア−ムを揺動可能に支持し 、該トランクリッドヒンジア−ムと車体との間に、該トランクリッドヒンジア− ムにトランクリッド開方向への付勢力を付与するト−ションバ−等の付勢手段を 架設したものがある。このものにおいては、トランクリッドのロック機構を解除 すると、付勢手段の付勢力に基づき、トランクリッドヒンジア−ムを介してトラ ンクリッドが開かれる。
【0003】
しかし、上記トランクリッドヒンジ構造においては、付勢手段は、直接にトラ ンクリッドヒンジア−ムに連係されて、単に、該トランクリッドヒンジア−ムに 十分な付勢力を付与する手段としてのみ機能することになっており、比較的重い トランクリッドをトランクリッドヒンジア−ムを介して持上げなければならない にもかかわらず、付勢手段の負担については、未だ十分な配慮がなされていない 。 本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、トランクリッドを開 くために用いる付勢手段の負担をできるだけ軽減できる自動車のトランクリッド ヒンジ構造を提供することにある。
【0004】
かかる目的を達成するために本考案にあっては、パッケ−ジトレイに該パッケ −ジトレイの後端側に設けられる閉断面部よりも車体前方においてトランクリッ ドヒンジア−ムが揺動可能に支持され、該トランクリッドヒンジア−ムに、付勢 手段がトランクリッド開方向への付勢力を付与するようにして連係されている自 動車のトランクリッドヒンジ構造において、 前記付勢手段と前記トランクリッドヒンジア−ムとがリンクを介して連係され 、 前記リンクと前記トランクリッドヒンジア−ムとの連係部が該トランクリッド ヒンジア−ムの内側に設定され、 前記閉断面部には、前記トランクリッドヒンジア−ムの揺動に基づく前記連係 部の揺動領域において該連係部が進入可能な進入孔が形成されている、構成とし てある。 上記の構成により、付勢手段とトランクリッドヒンジア−ムをリンクを介して 連係し、そのうち、そのリンクとトランクリッドヒンジア−ムとの連係部を該ト ランクリッドヒンジア−ムの内側に設定することから、トランクリッドヒンジア −ムに対する付勢手段の実質的な作用点を、トランクリッドに近づけることがで き、該作用点は、早い時期から、パッケ−ジトレイとトランクリッドヒンジア− ムとの支持点の下方域よりもトランクリッド側に位置し、トランクリッドの開動 (トランクリッドヒンジア−ムの揺動)に伴って、該作用点と該支持点との距離 は、車体前後方向において長くなる。このため、付勢手段の付勢力がトランクリ ッドの開動に伴ってしだいに弱まるにもかかわらず、トランクリッドの開動に関 するモ−メント腕長さをしだいに長くすることができることになり、これに基づ き、付勢手段の付勢力の初期設定を、いままでよりも低下させることができるこ とになる。この結果、付勢手段の負担を軽減できることになる。 その一方、閉断面部に進入孔が形成されていることから、上記連係部は、トラ ンクリッドの開時に、トランクリッドヒンジア−ムの揺動に伴って進入孔を介し て閉断面部内に進入することになり、連係部と閉断面部とが干渉することはなく 、上述のトランクリッドの開動作に支障を与えることはない。
【0005】
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。 図1において、1は車体で、この車体1のリヤパッケ−ジトレイ2(図1にお いては図示略)とトランクリッド3とは左右一対のトランクリッドヒンジ機構4 を介して連結されている。
【0006】 上記リヤパッケ−ジトレイ2は、図2に示すように、リヤウインド5の下方に おいて後方に延びるように配設されており、そのリヤパッケ−ジトレイ2の後端 側には閉断面を構成する閉断面部6が設けられている。この閉断面部6は、上記 リヤパッケ−ジトレイ2の後端部とリヤデッキメンバ7とにより構成されており 、該閉断面部6は車幅方後略全長に亘って延び、その上面部(リヤパッケ−ジト レイ2)には図示を略す連通孔が形成されている。 上記リヤパッケ−ジトレイ2は、その上面がトリム8により覆われている。こ のトリム8とリヤパッケ−ジトレイ2とには、前記左右一対のトランクリッドヒ ンジ機構4に対応して、開口9、10が、それらを一組としてそれぞれ形成され ており、その各開口9、10は、上方側からキャップ11をもってそれぞれ塞が れている。 尚、図示は略すが、トリム8には、車室内と閉断面部6側とを連通する連通孔 が形成されている。
【0007】 上記各トランクリッドヒンジ機構4(図2、図5は左側トランクリッドヒンジ 機構を示し、図3は右側トランクリッドヒンジ機構を示す)においては、図3に 示すように、板状のベ−ス12が備えられている。ベ−ス12は一方向に長く延 び、その長手方向中央部13が膨出するように形成されており、その長手方向中 央部13には開口14が形成されている。その開口14縁部には、ベ−ス12の 幅方向両側において一対の起立板15が立設されており、その起立板15間には 支持軸16が架設されている。このベ−ス12は、図2に示すように、その長手 方向一端部がリヤデッキメンバ7よりも車体前方側においてリヤパッケ−ジトレ イ2下面に固定され、その長手方向他端部がリヤデッキメンバ7の下面に固定さ れており、一対の起立板15、支持軸16等は、前記開口9、10を介して前記 キャップ11内に位置している。
【0008】 前記支持軸16には、図2〜図4に示すように、トランクリッドヒンジア−ム (以下、ヒンジア−ムと称す)17が支持されている。このヒンジア−ム17は 、図2に示すように、その一端側(図2中、左端側)において湾曲部18が形成 され、そのヒンジア−ム17の一端部が前記支持軸16に揺動可能に支持されて おり、そのヒンジア−ム17の他端部にはトランクリッド3の前端部が固定され ている。
【0009】 上記ヒンジア−ム17には、該ヒンジア−ム17の一端側においてレバ−部材 19が溶接等により固定されている。このレバ−部材19の先端部は、ヒンジア −ム17の一端側において、前記湾曲部18内に突出しており、そのレバ−部材 19の先端部には、リンク20がその一端部において連結されている(連結点を Pをもって示す)。リンク20は、本実施例においては、ヒンジア−ム17の一 端側よりも車体前方側から車体後方側に向けて二又状に分かれており、その一端 部をなす両構成部はレバー部材19先端部を挟むようにして連結している。一方 、リンク20の他端部はヒンジア−ム17の一端側よりも車体前方側へと延びて おり、その他端部には、係合溝21が形成されている。係合溝21には、右側ト ランクリッドヒンジ機構4については、ト−ションバ−22が、また、左側トラ ンクリッドヒンジ機構4については、ト−ションバ−24が、その各一端部にお いてそれぞれ係合されており、そのト−ションバ−22(24)の他端部は、そ の各一端部側とは反対側のトランクリッドヒンジ機構4に固定されるブラケット 25(図2、図5においては、便宜上、省略し、図3のみ示してある)に係合さ れている。これにより、各リンク20は、図2、図3に示すように斜め状態で保 持される一方、該各リンク20には、ト−ションバ−22(24)により、該リ ンク20の一端部側に押出すような付勢力が付与されることになっている。
【0010】 尚、図3中、23はト−ションバ−22を保持するためにベ−ス12側部に設 けられる保持部である。
【0011】 前記ベ−ス12と前記リヤデッキメンバ7とには、ヒンジア−ム17の揺動に 基づくリンク20の一端部の揺動領域において進入孔26が形成されている。こ の進入孔26は、ベ−ス12内面側と前記閉断面部6内とを連通しており、その 進入孔26の大きさは、リンク20の一端部等が充分に進入できるものとされて いる。 尚、27はランプ等のハ−ネスである。
【0012】 このような構造においては、トランクリッド3のロック機構を解除すると、ト −ションバ−22(24)の付勢力が、リンク20、レバ−部材19を介してヒ ンジア−ム17に伝達され、ヒンジア−ム17は支持軸16を中心として、図2 中、反時計方向に揺動することになり、これにより、トランクリッド3が開動す ることになる。
【0013】 そして、そのトランクリッドヒンジ3の開動に際しては、リンク20とレバ− 部材19との連結点Pがヒンジア−ム17における湾曲部18内に位置され、そ の連結点Pの位置がトランクリッド3に近づけられていることから、ヒンジア− ム17に対するト−ションバ−22(24)の実質的な作用点である連結点Pは 、トランクリッド3の開動に伴って、早い時期に支持軸16の下方を通過し、そ の後、しだいに、支持軸16と連結点Pとの距離は、車体前後方向において長く なることになる。このため、トランクリッド3の開動に伴って、ト−ションバ− 22(24)のねじり力が弱まる一方で、トランクリッド3開動に関するモ−メ ント腕長さは、しだいに長くなることになり、そのモ−メント腕長さの増加によ りモ−メントを増大させることができることになる。この結果、ト−ションバ− 22(24)のねじり力の初期設定を低下させても、充分にトランクリッド3を 開動(ヒンジア−ム17を揺動)させることができることになり、ト−ションバ −22(24)の負担を軽減することができることになる。
【0014】 その一方、ヒンジア−ム17の揺動が進むと、リンク20の一端部等がリヤデ ッキメンバ7に達することになるが、リンク20の一端部等は、図5に示すよう に進入孔26を介して閉断面部6内に進入することになり、リンク20の一端部 等がリヤデッキメンバ7と干渉して、上記トランクリッド3の開動特性に支障を 与えることはない。
【0015】 また、リヤデッキメンバ7に進入孔26が形成されるとともに、トリム8、リ ヤパッケ−ジトレイ2における閉断面部6部位において連通孔(図示略)がそれ ぞれ形成されていることから、車室内、前記両連通孔、閉断面部6内、進入孔2 6を経由してトランクル−ム内に通ずる空気流路が形成されることになり、進入 孔26をエキストラクタの開口部として利用できることになる。尚、図2中、矢 印は空気の流れを示す。
【0016】 以上、上記実施例においては、レバ−部材19を用いた例を用いて説明したが 、レバ−部材19に代えて、ヒンジア−ム17に、湾曲部18内に突出する突部 を一体的に形成し、その突部とリンク20とを連結してもよい。
【0017】
本考案は以上述べたように、トランクリッドを開くために用いる付勢手段の負 担をできるだけ軽減できる自動車のトランクリッドヒンジ構造を提供できる。
【図1】トランクリッドとトランクリッドヒンジ機構と
の関係を示す斜視図。
の関係を示す斜視図。
【図2】実施例に係るトランクリッドヒンジ機構とパッ
ケ−ジトレイ等との関係を示す拡大縦断面図。
ケ−ジトレイ等との関係を示す拡大縦断面図。
【図3】実施例に係るトランクリッドヒンジ機構を示す
斜視図。
斜視図。
【図4】一対の起立板、ヒンジア−ム等の関係を示す拡
大部分断面図。
大部分断面図。
【図5】図2の動作状態図。
2 リヤパッケ−ジトレイ 3 トランクリッド 4 トランクリッドヒンジ機構 6 閉断面部 17 ヒンジア−ム 20 リンク 22 ト−ションバ− 24 ト−ションバ− 26 進入孔
Claims (1)
- 【請求項1】 パッケ−ジトレイに、該パッケ−ジトレ
イの後端側に設けられる閉断面部よりも車体前方におい
てトランクリッドヒンジア−ムが揺動可能に支持され、
該トランクリッドヒンジア−ムに、付勢手段がトランク
リッド開方向への付勢力を付与するようにして連係され
ている自動車のトランクリッドヒンジ構造において、 前記付勢手段と前記トランクリッドヒンジア−ムとがリ
ンクを介して連係され、 前記リンクと前記トランクリッドヒンジア−ムとの連係
部が該トランクリッドヒンジア−ムの内側に設定され、 前記閉断面部には、前記トランクリッドヒンジア−ムの
揺動に基づく前記連係部の揺動領域において該連係部が
進入可能な進入孔が形成されている、 ことを特徴とする自動車のトランクリッドヒンジ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1726492U JPH0567584U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 自動車のトランクリッドヒンジ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1726492U JPH0567584U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 自動車のトランクリッドヒンジ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0567584U true JPH0567584U (ja) | 1993-09-07 |
Family
ID=11939114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1726492U Pending JPH0567584U (ja) | 1992-02-24 | 1992-02-24 | 自動車のトランクリッドヒンジ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0567584U (ja) |
-
1992
- 1992-02-24 JP JP1726492U patent/JPH0567584U/ja active Pending
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