JPH0567176B2 - - Google Patents
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- JPH0567176B2 JPH0567176B2 JP61255589A JP25558986A JPH0567176B2 JP H0567176 B2 JPH0567176 B2 JP H0567176B2 JP 61255589 A JP61255589 A JP 61255589A JP 25558986 A JP25558986 A JP 25558986A JP H0567176 B2 JPH0567176 B2 JP H0567176B2
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- ammonia
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- ammonia gas
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、アンモニア自動溶解装置における
アンモニアガス自動溶解制御方法に係り、アンモ
ニア自動溶解装置を構成するアンモニア溶解タン
ク内への稀釈水の補給に際してアンモニアガスを
供給するためのタイミングを適正に設定してアン
モニア溶解濃度を迅速に安定化させることができ
るアンモニアガス自動溶解制御方法に関する。
アンモニアガス自動溶解制御方法に係り、アンモ
ニア自動溶解装置を構成するアンモニア溶解タン
ク内への稀釈水の補給に際してアンモニアガスを
供給するためのタイミングを適正に設定してアン
モニア溶解濃度を迅速に安定化させることができ
るアンモニアガス自動溶解制御方法に関する。
従来、アンモニア自動溶解装置は、第４図に示
すように、溶解タンク１０と、この溶解タンク１
０への水の供給を制御する弁SV１と、前記溶解
タンク１０へのアンモニアガスの供給を制御する
弁SV２と、このアンモニアガス供給弁SV２に連
携させたアンモニア溶液用の導電率計μS１と、
溶解タンク１０内の液位が上限Ｈまたは下限Ｌに
達した際、水供給弁SV１の開閉を行うレベルス
イツチLSと、撹拌機AGとから基本的に構成され
ている。また、このアンモニア自動溶解装置は、
溶解タンク１０で生成した所定濃度のアンモニア
水を、火力発電所等の復・給水母管Ｔの腐蝕を抑
制するためのPH調整剤として、注入ポンプＰを介
して注入する設備として使用される。この場合、
復・給水母管Ｔに対して、その下流側に導電率計
μS２を設けて復・給水の性質を監視し、しかも
この導電率計μS２の検出信号は演算制御部OPへ
入力し、復・給水の導電率の変動に対し適宜注入
ポンプＰのストローク長調節機構STをフイード
バツク制御するよう構成される。しかるに、この
ように構成されるアンモニア自動溶解装置は、次
の順序で操作される。
すように、溶解タンク１０と、この溶解タンク１
０への水の供給を制御する弁SV１と、前記溶解
タンク１０へのアンモニアガスの供給を制御する
弁SV２と、このアンモニアガス供給弁SV２に連
携させたアンモニア溶液用の導電率計μS１と、
溶解タンク１０内の液位が上限Ｈまたは下限Ｌに
達した際、水供給弁SV１の開閉を行うレベルス
イツチLSと、撹拌機AGとから基本的に構成され
ている。また、このアンモニア自動溶解装置は、
溶解タンク１０で生成した所定濃度のアンモニア
水を、火力発電所等の復・給水母管Ｔの腐蝕を抑
制するためのPH調整剤として、注入ポンプＰを介
して注入する設備として使用される。この場合、
復・給水母管Ｔに対して、その下流側に導電率計
μS２を設けて復・給水の性質を監視し、しかも
この導電率計μS２の検出信号は演算制御部OPへ
入力し、復・給水の導電率の変動に対し適宜注入
ポンプＰのストローク長調節機構STをフイード
バツク制御するよう構成される。しかるに、この
ように構成されるアンモニア自動溶解装置は、次
の順序で操作される。
(1) 溶解タンク１０の液位が下限Ｌになると、こ
れをレベルスイツチLSが検知して水供給弁SV
１を開き、稀釈水を溶解タンク１０内へ導入す
る。
れをレベルスイツチLSが検知して水供給弁SV
１を開き、稀釈水を溶解タンク１０内へ導入す
る。
(2) 溶解タンク１０の液位が上限Ｈになると、こ
れをレベルスイツチLSが検知して水供給弁SV
１を閉じ、水の供給を停止する。
れをレベルスイツチLSが検知して水供給弁SV
１を閉じ、水の供給を停止する。
(3) 次いで、アンモニアガス供給弁SV２が開と
なり、アンモニアガスを溶解タンク１０中へ導
入し、適宜撹拌機AGを作動してその溶解を開
始する。
なり、アンモニアガスを溶解タンク１０中へ導
入し、適宜撹拌機AGを作動してその溶解を開
始する。
(4) アンモニア溶液の濃度が導電率計μS１によ
り監視され、設定濃度に達するとこれを導電率
計μS１が検知してアンモニアガス供給弁SV２
を閉じ、アンモニアガスの供給を停止する。
り監視され、設定濃度に達するとこれを導電率
計μS１が検知してアンモニアガス供給弁SV２
を閉じ、アンモニアガスの供給を停止する。
以上の操作をタイムチヤートで示せば、第５図
に示す通りである。
に示す通りである。
従来のアンモニア自動溶解装置において、通常
溶解タンク内のアンモニア溶解濃度は700〜
900μS／cmの範囲内の所定値に維持されるが、ア
ンモニアガスの供給に際しては、濃度変化を小さ
くすることおよび安全性の面から急激に多量のア
ンモニアガスを溶解させることができないため、
１回当りの溶解量を少なくし（通常1/5程度）、し
かし稀釈水とアンモニアガスとは同時に供給する
ことはない。このため、溶解タンク内には稀釈水
が先に導入されてからアンモニアガスの溶解とな
ることから、タンク内のアンモニア濃度は導電率
で200μS／cm近く落ち込み〔第６図１参照〕、こ
のアンモニア水がそのまま復・給水母管に注入さ
れると、復・給水の導電率コントロールの外乱と
なり、例えば復・給水の濃度が0.3μS／cm程度変
化〔第６図２参照〕としてしまう難点がある。従
つて、このことから、アンモニアガスの１回当り
の溶解量を大きくすれば、それに比例してアンモ
ニア溶解濃度の低下が大きくなるという問題点が
あつた。
溶解タンク内のアンモニア溶解濃度は700〜
900μS／cmの範囲内の所定値に維持されるが、ア
ンモニアガスの供給に際しては、濃度変化を小さ
くすることおよび安全性の面から急激に多量のア
ンモニアガスを溶解させることができないため、
１回当りの溶解量を少なくし（通常1/5程度）、し
かし稀釈水とアンモニアガスとは同時に供給する
ことはない。このため、溶解タンク内には稀釈水
が先に導入されてからアンモニアガスの溶解とな
ることから、タンク内のアンモニア濃度は導電率
で200μS／cm近く落ち込み〔第６図１参照〕、こ
のアンモニア水がそのまま復・給水母管に注入さ
れると、復・給水の導電率コントロールの外乱と
なり、例えば復・給水の濃度が0.3μS／cm程度変
化〔第６図２参照〕としてしまう難点がある。従
つて、このことから、アンモニアガスの１回当り
の溶解量を大きくすれば、それに比例してアンモ
ニア溶解濃度の低下が大きくなるという問題点が
あつた。
そこで、本発明の目的は、溶解タンクに所定量
の稀釈水を導入すると共にアンモニアガスを導入
して所定濃度のアンモニア水を生成するよう構成
したアンモニア自動溶解装置において、溶解タン
ク内のアンモニア水が所定レベル以下となつて稀
釈水を導入するに際し、溶解タンク内のアンモニ
ア溶解濃度が所定値以下となつた場合にアンモニ
アガスを間欠的に導入して溶解タンク内のアンモ
ニア溶解濃度を常に適正濃度に保持することがで
きるアンモニアガス自動溶解制御方法を提供する
にある。
の稀釈水を導入すると共にアンモニアガスを導入
して所定濃度のアンモニア水を生成するよう構成
したアンモニア自動溶解装置において、溶解タン
ク内のアンモニア水が所定レベル以下となつて稀
釈水を導入するに際し、溶解タンク内のアンモニ
ア溶解濃度が所定値以下となつた場合にアンモニ
アガスを間欠的に導入して溶解タンク内のアンモ
ニア溶解濃度を常に適正濃度に保持することがで
きるアンモニアガス自動溶解制御方法を提供する
にある。
本発明に係るアンモニアガス自動溶解制御方法
は、所定容積の溶解タンクにそれぞれ供給弁を介
して稀釈水供給系およびアンモニアガス供給系を
接続し、さらに前記溶解タンクに液位検出用レベ
ルスイツチとアンモニア溶解濃度検出用導電率計
とを設け、これらレベルスイツチと導電率計とに
より前記供給弁の開閉制御を行つて常に所定濃度
のアンモニア水を所定量貯留するよう構成したア
ンモニア自動溶解装置において、 前記導電率計に上限規定濃度値と下限設定濃度
値とを設定し、 溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水供
給弁を開くと共に、この間に導電率計によりアン
モニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出さ
れた際にパルス信号を発生させてアンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 溶解タンク内の液位が上限値となつた際に水供
給弁を閉じた後、アンモニア溶解濃度が上限規定
濃度値になるまで前記アンモニアガス供給弁の前
記開閉操作を継続し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際にパルス信号
を停止させて前記アンモニアガス供給弁を閉塞保
持することを特徴とする。
は、所定容積の溶解タンクにそれぞれ供給弁を介
して稀釈水供給系およびアンモニアガス供給系を
接続し、さらに前記溶解タンクに液位検出用レベ
ルスイツチとアンモニア溶解濃度検出用導電率計
とを設け、これらレベルスイツチと導電率計とに
より前記供給弁の開閉制御を行つて常に所定濃度
のアンモニア水を所定量貯留するよう構成したア
ンモニア自動溶解装置において、 前記導電率計に上限規定濃度値と下限設定濃度
値とを設定し、 溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水供
給弁を開くと共に、この間に導電率計によりアン
モニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出さ
れた際にパルス信号を発生させてアンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 溶解タンク内の液位が上限値となつた際に水供
給弁を閉じた後、アンモニア溶解濃度が上限規定
濃度値になるまで前記アンモニアガス供給弁の前
記開閉操作を継続し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際にパルス信号
を停止させて前記アンモニアガス供給弁を閉塞保
持することを特徴とする。
前記のアンモニアガス自動溶解制御方法におい
て、溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水
供給弁を開くと共に、この間に導電率計によりア
ンモニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出
された時点から溶解タンク内の液が上限値となつ
て水供給弁が閉じるまでの間アンモニアガス供給
弁を開放保持し、 前記水供給弁が閉じた後、アンモニア溶解濃度
が上限規定濃度値になるまで前記アンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際に前記アンモ
ニガア供給弁を閉塞保持するように設定すること
もできる。
て、溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水
供給弁を開くと共に、この間に導電率計によりア
ンモニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出
された時点から溶解タンク内の液が上限値となつ
て水供給弁が閉じるまでの間アンモニアガス供給
弁を開放保持し、 前記水供給弁が閉じた後、アンモニア溶解濃度
が上限規定濃度値になるまで前記アンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際に前記アンモ
ニガア供給弁を閉塞保持するように設定すること
もできる。
本発明に係るアンモニアガス自動溶解制御方法
によれば、溶解タンク内に常に所定濃度のアンモ
ニア水を所定量貯留するよう構成したアンモニア
自動溶解装置において、アンモニア溶解濃度検出
用導電率計に上限規定濃度値と下限設定濃度値を
設定して、この導電率計の検出動作に基づいてア
ンモニアガス供給弁の開閉操作を行うことによ
り、稀釈水の供給に際しアンモニア溶解濃度が急
激に低下することなく、しかも規定濃度値への追
従を円滑かつ迅速に達成することができる。特
に、この場合、アンモニアガス供給弁は、所定の
タイミングで間欠的に開閉操作することにより、
アンモニア溶解濃度の調整を大幅な変動を伴うこ
となく適正かつ安全に行うことができる。
によれば、溶解タンク内に常に所定濃度のアンモ
ニア水を所定量貯留するよう構成したアンモニア
自動溶解装置において、アンモニア溶解濃度検出
用導電率計に上限規定濃度値と下限設定濃度値を
設定して、この導電率計の検出動作に基づいてア
ンモニアガス供給弁の開閉操作を行うことによ
り、稀釈水の供給に際しアンモニア溶解濃度が急
激に低下することなく、しかも規定濃度値への追
従を円滑かつ迅速に達成することができる。特
に、この場合、アンモニアガス供給弁は、所定の
タイミングで間欠的に開閉操作することにより、
アンモニア溶解濃度の調整を大幅な変動を伴うこ
となく適正かつ安全に行うことができる。
次に、本発明に係るアンモニアガス自動溶解制
御方法の実施例につき、この方法を実施する装置
との関係において、以下添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
御方法の実施例につき、この方法を実施する装置
との関係において、以下添付図面を参照しながら
詳細に説明する。
第１図は本発明のアンモニアガス自動溶解制御
方法を実施するアンモニア自動溶解装置の一構成
例を示すものである。第１図に示すアンモニア自
動溶解装置の基本構成は、第４図に示す従来装置
と同一であり、従つて同一の構成部分には同一の
参照符号を付してその詳細な説明は省略する。し
かるに、本実施例においては、溶解タンク１０に
設けた導電率計μS１には、規定濃度値（上限）
μSHとこれより濃度低下を許容し得る設定濃度
値（下限）μSLを定め、さらに、この導電率計
μS１とアンモニアガス供給弁SV２との間にロジ
ツク制御回路２０を設けたことを特徴とする。こ
のロジツク制御回路２０は、第２図に示すよう
に、導電率計μS１による規定濃度値μSHを検出
した信号と設定濃度値μSLを検出した信号をそれ
ぞれ入力する入力端ａ，ｂを備え、一方の入力端
ａはNOT素子２２を介してANDゲート２４の一
方の入力端に接続され、また他方の入力端ｂは
ORゲート２６の一方の入力端に接続される。こ
のORゲート２６の出力端は、パルス発生器２８
の入力端に接続されると共にその一部が分岐され
て前記ANDゲート２４の他方の入力端に接続さ
れ、このANDゲート２４の出力端は前記ORゲー
ト２６の他方の入力端に接続される。そして、前
記パルス発生器２８の出力端には、所定のパルス
信号に基づいてアンモニアガス供給弁SV２の開
閉指令を行う出力端ｃ，ｄが設けられる。なお、
図示例において、出力端ｃはアンモニアガス供給
弁SV２の開放指令を出力し、また出力端ｄは
NOT素子３０を介してアンモニアガス供給弁SV
２の閉塞指令を出力するよう構成されれている。
方法を実施するアンモニア自動溶解装置の一構成
例を示すものである。第１図に示すアンモニア自
動溶解装置の基本構成は、第４図に示す従来装置
と同一であり、従つて同一の構成部分には同一の
参照符号を付してその詳細な説明は省略する。し
かるに、本実施例においては、溶解タンク１０に
設けた導電率計μS１には、規定濃度値（上限）
μSHとこれより濃度低下を許容し得る設定濃度
値（下限）μSLを定め、さらに、この導電率計
μS１とアンモニアガス供給弁SV２との間にロジ
ツク制御回路２０を設けたことを特徴とする。こ
のロジツク制御回路２０は、第２図に示すよう
に、導電率計μS１による規定濃度値μSHを検出
した信号と設定濃度値μSLを検出した信号をそれ
ぞれ入力する入力端ａ，ｂを備え、一方の入力端
ａはNOT素子２２を介してANDゲート２４の一
方の入力端に接続され、また他方の入力端ｂは
ORゲート２６の一方の入力端に接続される。こ
のORゲート２６の出力端は、パルス発生器２８
の入力端に接続されると共にその一部が分岐され
て前記ANDゲート２４の他方の入力端に接続さ
れ、このANDゲート２４の出力端は前記ORゲー
ト２６の他方の入力端に接続される。そして、前
記パルス発生器２８の出力端には、所定のパルス
信号に基づいてアンモニアガス供給弁SV２の開
閉指令を行う出力端ｃ，ｄが設けられる。なお、
図示例において、出力端ｃはアンモニアガス供給
弁SV２の開放指令を出力し、また出力端ｄは
NOT素子３０を介してアンモニアガス供給弁SV
２の閉塞指令を出力するよう構成されれている。
次に、このように構成したアンモニア自動溶解
装置により、本発明のアンモニアガス自動溶解制
御方法につき、第３図に示すタイムチヤートを参
照しながら説明する。
装置により、本発明のアンモニアガス自動溶解制
御方法につき、第３図に示すタイムチヤートを参
照しながら説明する。
今、溶解タンク１０の液位が下限Ｌになると、
これをレベルスイツチLSが検知して水供給給弁
SV１を開き、稀釈水を溶解タンク１０内へ導入
する〔第３図１，４参照〕。この間に溶解タンク
１０内のアンモニア溶解濃度が設定濃度値μSLに
低下すると、導電率計μS１が信号を発生し、ロ
ジツク制御回路２０のパルス発生器２８が作動し
てアンモニアガス供給弁SV２を間欠的に開閉操
作する〔第３図３，５参照）。これにより、溶解
タンク１０内のアンモニア濃度が急激に低下する
ことはない。次いで、溶解タンク１０の液位が上
限Ｈになると、これをレベルスイツチLSが検知
して水供給弁SV１を閉じ、水の供給を停止する
〔第３図２，４参照〕。その後、アンモニアガス供
給弁SV２は間欠的に開閉動作を操返し、溶解タ
ンク１０内のアンモニア溶解濃度が規定濃度値
μSHに達すると、導電率計μS１が信号を発生し、
ロジツク制御回路２０のパルス発生器２８の作動
が停止し、アンモニアガス供給弁SV２は閉じら
れる〔第３図３，５参照〕。このように、溶解タ
ンク１０内のアンモニア濃度の低下を検出して、
アンモニアガス供給弁SV２をパルス信号により
間欠的に開閉操作することにより、アンモニア溶
解濃度の急激な低下を防止することができると共
に規定濃度値μSHへの追従も円滑に行うことが
できる。従つて、例えばパルス発生器２８により
発生するパルス信号のパルス幅およびパルス周期
を調整することにより、最適なアンモニアの濃度
調整を実現することができる。
これをレベルスイツチLSが検知して水供給給弁
SV１を開き、稀釈水を溶解タンク１０内へ導入
する〔第３図１，４参照〕。この間に溶解タンク
１０内のアンモニア溶解濃度が設定濃度値μSLに
低下すると、導電率計μS１が信号を発生し、ロ
ジツク制御回路２０のパルス発生器２８が作動し
てアンモニアガス供給弁SV２を間欠的に開閉操
作する〔第３図３，５参照）。これにより、溶解
タンク１０内のアンモニア濃度が急激に低下する
ことはない。次いで、溶解タンク１０の液位が上
限Ｈになると、これをレベルスイツチLSが検知
して水供給弁SV１を閉じ、水の供給を停止する
〔第３図２，４参照〕。その後、アンモニアガス供
給弁SV２は間欠的に開閉動作を操返し、溶解タ
ンク１０内のアンモニア溶解濃度が規定濃度値
μSHに達すると、導電率計μS１が信号を発生し、
ロジツク制御回路２０のパルス発生器２８の作動
が停止し、アンモニアガス供給弁SV２は閉じら
れる〔第３図３，５参照〕。このように、溶解タ
ンク１０内のアンモニア濃度の低下を検出して、
アンモニアガス供給弁SV２をパルス信号により
間欠的に開閉操作することにより、アンモニア溶
解濃度の急激な低下を防止することができると共
に規定濃度値μSHへの追従も円滑に行うことが
できる。従つて、例えばパルス発生器２８により
発生するパルス信号のパルス幅およびパルス周期
を調整することにより、最適なアンモニアの濃度
調整を実現することができる。
また、稀釈水の供給によるアンモニア濃度の低
下に際して、アンモニアガスを供給する場合、パ
ルス発生器２８の作動と同時に水供給弁SV１が
開いている間アンモニアガス供給弁SV２も連続
的に開放し、水供給弁SV１が閉じた場合にアン
モニアガス供給弁SV２を間欠的に開閉操作する
ことも可能である〔第３図３，４，６参照〕。こ
の場合、第２図に示すロジツク制御回路２０に対
し、破線で示すように、水供給弁SV１の開指令
信号を入力端ｅへ入力し、この開指令信号とパル
ス発生器２８の出力信号とをORゲート３２を介
して出力端ｆに出力することにより、この出力信
号をアンモニアガス供給弁SV２の開指令信号と
することにより、容易に実現することができる。
下に際して、アンモニアガスを供給する場合、パ
ルス発生器２８の作動と同時に水供給弁SV１が
開いている間アンモニアガス供給弁SV２も連続
的に開放し、水供給弁SV１が閉じた場合にアン
モニアガス供給弁SV２を間欠的に開閉操作する
ことも可能である〔第３図３，４，６参照〕。こ
の場合、第２図に示すロジツク制御回路２０に対
し、破線で示すように、水供給弁SV１の開指令
信号を入力端ｅへ入力し、この開指令信号とパル
ス発生器２８の出力信号とをORゲート３２を介
して出力端ｆに出力することにより、この出力信
号をアンモニアガス供給弁SV２の開指令信号と
することにより、容易に実現することができる。
前述した実施例から明らかなように、本発明に
よれば、溶解タンク内の液位が下限に達した際、
水供給管を開いて稀釈水を導入するが、この時溶
解タンク内のアンモニア濃度を導電率計で監視
し、その濃度が設定値以下に低下した際直ちにア
ンモニアガス供給弁を開いてアンモニアガスの供
給を行うことによつて、稀釈水の導入によるアン
モニア溶解濃度の急激な低下を防止することがで
きる。また、この場合、アンモニアガス供給弁
は、アンモニア溶解濃度が規定濃度値に達するま
で間欠的に開閉操作することにより、規定濃度値
に対するオーバーシユートもなく、円滑に濃度調
整を行うことができる。さらに、水供給弁が開い
ている間はアンモニアガス供給弁も連続的に開放
し、水供給弁が閉じた後にアンモニアガス供給弁
を間欠的に開閉操作することにより、濃度調整を
適正に達成することができる。なお、アンモニア
ガス供給弁の開閉操作は、ロジツク制御回路によ
りパルス信号を使用して容易に達成することがで
きる。この場合、パルス信号のパルス幅およびパ
ルス周期を適宜選定することにより、アンモニア
ガス供給弁の開閉操作のタイミングを適正に調整
して濃度調整を円滑に達成することができる。従
つて、本発明制御方法を実施するアンモニア自動
溶解装置によれば、従来のように、復・給水母管
へのアンモニア水の注入に際し、復・給水の濃度
コントロールの外乱を容易に防止することができ
る。
よれば、溶解タンク内の液位が下限に達した際、
水供給管を開いて稀釈水を導入するが、この時溶
解タンク内のアンモニア濃度を導電率計で監視
し、その濃度が設定値以下に低下した際直ちにア
ンモニアガス供給弁を開いてアンモニアガスの供
給を行うことによつて、稀釈水の導入によるアン
モニア溶解濃度の急激な低下を防止することがで
きる。また、この場合、アンモニアガス供給弁
は、アンモニア溶解濃度が規定濃度値に達するま
で間欠的に開閉操作することにより、規定濃度値
に対するオーバーシユートもなく、円滑に濃度調
整を行うことができる。さらに、水供給弁が開い
ている間はアンモニアガス供給弁も連続的に開放
し、水供給弁が閉じた後にアンモニアガス供給弁
を間欠的に開閉操作することにより、濃度調整を
適正に達成することができる。なお、アンモニア
ガス供給弁の開閉操作は、ロジツク制御回路によ
りパルス信号を使用して容易に達成することがで
きる。この場合、パルス信号のパルス幅およびパ
ルス周期を適宜選定することにより、アンモニア
ガス供給弁の開閉操作のタイミングを適正に調整
して濃度調整を円滑に達成することができる。従
つて、本発明制御方法を実施するアンモニア自動
溶解装置によれば、従来のように、復・給水母管
へのアンモニア水の注入に際し、復・給水の濃度
コントロールの外乱を容易に防止することができ
る。
第１図は本発明に係るアンモニアガス自動溶解
制御方法を実施するアンモニア自動溶解装置の概
略図、第２図は第１図に示すロジツク制御回路の
ブロツク結線図、第３図は本発明に係るアンモニ
アガス自動溶解制御方法の一実施例を示す第１図
に示す装置の各制御要素の操作状態を示すタイム
チヤート図、第４図は従来のアンモニアガス自動
溶解制御方法を実施するアンモニア自動溶解装置
の概略図、第５図は第４図に示す装置の各制御要
素の操作状態を示すタイムチヤート図、第６図は
溶解タンク内のアンモニア濃度の変化とこれに対
応する復・給水のアンモニア濃度の変化を示す波
形図である。 １０……溶解タンク、LS……レベルスイツチ、
μS１，μS２……導電率計、SV１……水供給弁、
SV２……アンモニアガス供給弁、AG……撹拌
機、Ｔ……復・給水母管、Ｐ……注入ポンプ、
OP……演算制御部、ST……ストローク長調節機
構、２０……ロジツク制御回路、２２……NOT
素子、２４……ANDゲート、２６……ORゲー
ト、２８……パルス発生器、３０……NOT素子、
３２……ORゲート。
制御方法を実施するアンモニア自動溶解装置の概
略図、第２図は第１図に示すロジツク制御回路の
ブロツク結線図、第３図は本発明に係るアンモニ
アガス自動溶解制御方法の一実施例を示す第１図
に示す装置の各制御要素の操作状態を示すタイム
チヤート図、第４図は従来のアンモニアガス自動
溶解制御方法を実施するアンモニア自動溶解装置
の概略図、第５図は第４図に示す装置の各制御要
素の操作状態を示すタイムチヤート図、第６図は
溶解タンク内のアンモニア濃度の変化とこれに対
応する復・給水のアンモニア濃度の変化を示す波
形図である。 １０……溶解タンク、LS……レベルスイツチ、
μS１，μS２……導電率計、SV１……水供給弁、
SV２……アンモニアガス供給弁、AG……撹拌
機、Ｔ……復・給水母管、Ｐ……注入ポンプ、
OP……演算制御部、ST……ストローク長調節機
構、２０……ロジツク制御回路、２２……NOT
素子、２４……ANDゲート、２６……ORゲー
ト、２８……パルス発生器、３０……NOT素子、
３２……ORゲート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 所定容積の溶解タンクにそれぞれ供給弁を介
して稀釈水供給系およびアンモニアガス供給系を
接続し、さらに前記溶解タンクに液位検出用レベ
ルスイツチとアンモニア溶解濃度検出用導電率計
とを設け、これらレベルスイツチと導電率計とに
より前記供給弁の開閉制御を行つて常に所定濃度
のアンモニア水を所定量貯留するよう構成したア
ンモニア自動溶解装置において、 前記導電率計に上限規定濃度値と下限設定濃度
値とを設定し、 溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水供
給弁を開くと共に、この間に導電率計によりアン
モニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出さ
れた際にパルス信号を発生させてアンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 溶解タンク内の液位が上限値となつた際に水供
給弁を閉じた後、アンモニア溶解濃度が上限規定
濃度値になるまで前記アンモニアガス供給弁の前
記開閉操作を継続し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際にパルス信号
を停止させて前記アンモニアガス供給弁を閉塞保
持することを特徴とするアンモニアガス自動溶解
制御方法。 ２ 特許請求の範囲第１項記載のアンモニアガス
自動溶解制御方法において、 溶解タンク内の液位が下限値となつた際に水供
給弁を開くと共に、この間に導電率計によりアン
モニア溶解濃度について下限設定濃度値が検出さ
れた時点から溶解タンク内の液が上限値となつて
水供給弁が閉じるまでの間アンモニアガス供給弁
を開放保持し、 前記水供給弁が閉じた後、アンモニア溶解濃度
が上限規定濃度値になるまで前記アンモニアガス
供給弁を所定のタイミングで間欠的に開閉操作
し、 さらに導電率計によりアンモニア溶解濃度につ
いて上限規定濃度値が検出された際に前記アンモ
ニアガス供給弁を閉塞保持してなるアンモニアガ
ス自動溶解制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25558986A JPS63111452A (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | アンモニアガス自動溶解制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25558986A JPS63111452A (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | アンモニアガス自動溶解制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63111452A JPS63111452A (ja) | 1988-05-16 |
| JPH0567176B2 true JPH0567176B2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=17280823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25558986A Granted JPS63111452A (ja) | 1986-10-29 | 1986-10-29 | アンモニアガス自動溶解制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63111452A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS592937U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-10 | 富士重工業株式会社 | エンジン駆動ゼネレ−タ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60171540U (ja) * | 1984-04-25 | 1985-11-13 | 日機装株式会社 | 自動温度補償装置を備えたアンモニア自動溶解装置 |
-
1986
- 1986-10-29 JP JP25558986A patent/JPS63111452A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS592937U (ja) * | 1982-06-30 | 1984-01-10 | 富士重工業株式会社 | エンジン駆動ゼネレ−タ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63111452A (ja) | 1988-05-16 |
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Legal Events
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