JPH0566954B2 - - Google Patents

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JPH0566954B2
JPH0566954B2 JP60207965A JP20796585A JPH0566954B2 JP H0566954 B2 JPH0566954 B2 JP H0566954B2 JP 60207965 A JP60207965 A JP 60207965A JP 20796585 A JP20796585 A JP 20796585A JP H0566954 B2 JPH0566954 B2 JP H0566954B2
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JP
Japan
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group
reaction
compound
formula
methoxycarbonyl
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JP60207965A
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JPS6267082A (ja
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Atsusuke Terada
Yosha Amamya
Keiichi Matsuda
Takeshi Ooshima
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6267082A publication Critical patent/JPS6267082A/ja
Publication of JPH0566954B2 publication Critical patent/JPH0566954B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野および発明の目的 本発明は、血小板凝集抑制作用およびトロンボ
キサンA2(以下、TXA2と略す)生合成阻害作用
を有し、血栓症、脳卒中、心筋梗塞、狭心症など
の循環器障害の予防および治療のための医薬とし
て有用である新規なチアナフテン誘導体およびそ
の製法に関するものである。 発明の構成 本発明のチアナフテン誘導体は、一般式
【式】 で表わされる化合物である。 上記式中、Yはイミダゾリル基またはピリジル
基を示し、Zは各々随意に置換基として低級アル
キル基、シクロアルキル基、置換若しくは非置換
アリール基あるいは複素環基を有していてもよい
メチレン基、エチレン基、トリメチレン基または
ピニレン基を示し、Wは直接結合、各々随意に置
換基として低級アルキル基あるいは置換若しくは
非置換アリール基を有していてもよいメチレン
基、メチン(=CH−)基、エチレン基またはビ
ニレン基を示し、R1およびR2は同一または異な
つて水素原子、低級アルキル基または置換若しく
は非置換アリール基を示し、nは1または2を示
し、点線部分は単結合または二重結合を示す。但
し、Wがメチン基である場合は、点線部分は単結
合を示す。 前記一般式(1)において、好適にはYは1−イミ
ダゾリル基または3−ピリジル基を示し、Zは
各々随意に例えばメチル、エチル、n−プロピ
ル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチルのような炭素数1乃
至4個を有する直鎖状若しくは分枝鎖状のアルキ
ル基、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルのような炭素数3
乃至6個を有するシクロアルキル基、芳香環に後
述する置換分を有していてもよい例えばフエニ
ル、1−ナフチル、2−ナフチルのようなアリー
ル基あるいは例えばフリル、チエニル、イミダゾ
リル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾ
リル、ピリジル、キノリル、イソキノリル、イン
ドリルのような窒素原子、酸素原子または硫黄原
子を1個乃至3個含有する単環または双環の複素
環基等を置換基として有していてもよいメチレン
基、エチレン基、トリメチレン基またはビニレン
基を示し、その芳香環または複素環の置換分とし
ては例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピルのような炭素数1乃至3個を有する直鎖
状若しくは分枝鎖状のアルキル基、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ
のような炭素数1乃至3個を有する直鎖状若しく
は分枝鎖状のアルコキシ基、例えばアセトキシ、
プロピオニルオキシ、n−ブチリルオキシ、イソ
ブチリルオキシのような低級脂肪族アシルオキシ
基若しくは例えばベンゾイルオキシ、o−,m
−,p−トルオイルオキシ、o−,m−,p−ア
ニソイルオキシ、o−,m−,p−クロルベンゾ
イルオキシのような芳香族アシルオキシ基等のア
シルオキシ基、例えばアセチルアミノ、プロピオ
ニルアミノ、n−ブチリルアミノ、イソブチリル
アミノのような低級脂肪族アシルアミノ基若しく
は例えばベンゾイルアミノ、o−,m−,p−ト
ルオイルアミノ、o−,m−,p−アニソイルア
ミノ、o−,m−,p−クロルベンゾイルアミノ
のような芳香族アシルアミノ基等の芳香族アシル
アミノ基等のアシルアミノ基、トリフルオロメチ
ル基または例えばフツ素、塩素、臭素のようなハ
ロゲン原子をあげることができ、これらの置換基
は同一または組合わされて1乃至3個置換されて
いてもよい。Wは直接結合あるいは置換基として
前述したZと同意義を有する炭素数1乃至4個の
アルキル基若しくはアリール基を有していてもよ
いメチレン基、メチン(=CH−)基、エチレン
基またはビニレン基を示し、R1およびR2は同一
または異なつて水素原子、前述したZにおける基
と同意義を有する炭素数1乃至4個のアルキル基
またはアリール基を示し、nは1または2を示
し、点線部分は単結合または二重結合を表わす。 本発明によつて得られる前記一般式(1)を有する
チアナフテン誘導体の具体的化合物として、例え
ば以下の第一表および第二表に記載する化合物を
あげることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】 上記例示化合物のうちで好適な化合物として化
合物1,21,24,29,31,32,34,36,44,50,
67,77,93,96,101,103,104,106,108,115
および121をあげることができ、最も好適な化合
物は化合物1,21,36,50,67,77,93,108お
よび121である。 本発明による新規化合物(1)は以下に示す方法に
よつて合成することができる。 製法 (1) (式中、R1,R2,W,nおよび点線は前述し
たものと同意義を表わし、Y1は1−イミダゾリ
ル基を示し、Z1は各々随意に置換基として低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、置換若しくは非置
換アリール基あるいは複素環基を有していてもよ
いメチレン基、エチレン基またはトリメチレン基
を示す。) を有するチアナフテン誘導体は、 一般式 (式中、Z1,R1,R2,Wおよびnは前述した
ものと同意義を表わし、Xは塩素、臭素、沃素の
ようなハロゲン原子、メタンスルホニルオキシ、
エタンスルホニルオキシのような低級アルカンス
ルホニルオキシ基またはベンゼンスルホニルオキ
シ、p−トルエンスルホニルオキシのようなアリ
ールスルホニルオキシ基を示し、Aは水素原子ま
たはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、tert−ブチルのよ
うなカルボキシル基の保護基を示す。) を有する化合物と 式 Y1H (3) (式中、Y1は前述したものと同意義を表わ
す。) を有する化合物またはそのリチウム、ナトリウ
ム、カリウムのようなアルカリ金属の塩と反応さ
せ、得られた化合物を必要に応じて加水分解する
ことにより得られる。 この方法を実施するにあたつて、溶媒として、
メチレンクロリド、クロロホルム、四塩化炭素等
のハロゲン化炭化水素類;メタノール、エタノー
ル、t−ブタノールのようなアルコール類;ベン
ゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭化水
素類;アセトニトリル;ジメチルホルムアミドな
どが用いられる。反応温度は10℃乃至用いる溶媒
の沸点付近で行う。反応時間は反応温度などによ
り異なるが、通常、1乃至20時間である。 必要に応じて実施する加水分解工程は常法に従
つて行なわれる。 加水分解反応は上記の反応によつて得られたエ
ステル化合物を加水分解試剤である酸または塩基
と接触させることによつて行なわれる。使用され
る酸または塩基としては通常の加水分解反応に用
いられる酸または塩基が特に限定なく用いられる
が、塩酸、臭化水素酸、硫酸などの鉱酸、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウムなどのアルカリ金属
水酸化物を好適な試剤としてあげることができ
る。反応は通常溶剤の存在下で行なわれる。使用
される溶剤としては、メタノール、エタノールの
ようなアルコール類、およびこれらのアルコール
類と水との混合溶剤が好適である。反応温度には
特に限定はないが、通常は室温乃至約110℃で行
なわれる。反応時間は主に反応温度、使用される
加水分解試剤などによつて異なるが、約10分乃至
6時間である。 反応終了後、反応混合物を常法によつて処理
し、前記一般式(1a)を有する化合物を得る。
更に必要ならば、カラムクロマトグラフイー、再
結晶または蒸留により精製することができる。 なお、一般式
【式】 (式中、R1,R2,W,Y1,Z1およびnは前述
したものと同意義を表わす。) を有する化合物は、点線部分が二重結合を示す化
合物(1a)或は(1a)のエステルの還元反応に
よつても得られる。 還元反応は、反応に関与しない有機溶剤(例え
ば酢酸エチルのようなエステル類、ベンゼン、ト
ルエンのような芳香族炭化水素類、メタノール、
エタノールのようなアルコール類、テトラヒドロ
フラン、ジオキサンのようなエーテル類)中、塩
化パラジウムあるいは塩化白金のような触媒の存
在下、接触還元に付し、反応終了後、反応混合物
を常法に従つて処理し、エステルを用いる場合は
さらに上記の加水分解を行なうことにより目的化
合物(1b)を得ることができる。 製法 (2) 一般式(1a)を有するチアナフテン誘導体は、 一般式 (式中、R1,R2,Z1,W,nおよびAは前述
したものと同意義を表わす。) を有する化合物と
【式】 (式中、Y1は前述したものと同意義を表わ
す。) で表わされるN,N′−チオニルジイミダゾール
を反応させ、得られた化合物を必要に応じて加水
分解することにより得られる。 化合物(3)と(4)の反応は、溶媒として、塩化メチ
レン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類等が用いられる。本反
応は4−ジメチルアミノピリジンのような塩基の
存在においても行なわれるが、反応温度は0℃か
ら用いられる溶媒の沸点付近で行う。反応時間は
反応温度などにより異なるが、通常、1分乃至72
時間である。反応終了後、水にあけ、常法によつ
て処理し、必要に応じてカラムクロマトグラフイ
ー、再結晶若しくは蒸留によつて精製する。 必要に応じて実施する加水分解反応は常法に従
つて行なわれる。即ち、製法(1)において用いた反
応と全く同様に実施できる。 製法 (3) (式中、R1,R2,Z,Wおよびnは前述した
ものと同意義を表わし、Y2はピリジル基を示
す。) を有するチアナフテン誘導体は 一般式 (式中、R1,R2,W,nおよびAは前述した
ものと同意義を表わし、R3は水素原子、低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、置換基を有してい
てもよいアリール基または複素環基を示し、mは
0乃至2の整数を示す。) を有する化合物と 一般式 Y2−L1 (6) (式中、Y2は前述したものと同意義を示す。) を有する化合物を反応させて、得られる 一般式 (式中、R1,R2,R3,Y2,W,A,mおよび
nは前述したものと同意義を表わす。) を有する化合物を還元、あるいは脱水した後、必
要に応じて加水分解することによつて得ることが
できる。 化合物(5)と(6)の反応は、エーテル、テトラヒド
ロフランなどのエーテル類を溶媒として用いる。
反応温度は−73℃から30℃、反応時間は30分から
5時間である。反応終了後、塩化アンモン水溶液
を加え、常法によつて処理し、必要に応じてカラ
ムクロマトグラフイー、再結晶、若しくは蒸留に
よつて精製する。 化合物(7)の還元反応は、反応に関与しない有機
溶剤(例えば酢酸エチルのようなエステル類、ベ
ンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類、メ
タノール、エタノールのようなアルコール類)
中、当モル以上の塩酸、臭化水素酸、硫酸のよう
な鉱酸を加え、塩化パラジウムあるいは塩化白金
のような触媒の存在下、接触還元に付し、反応終
了後、反応混合物を常法に従つて処理することに
より、Zが前記の置換分を有していてもよいメチ
レン基、エチレン基またはトリメチレン基を示す
目的化合物(1c)を得ることができる。 化合物(7)の脱水反応は、反応に関与しない有機
溶媒(例えばベンゼン、トルエン、キシレンのよ
うな芳香族炭化水素類、ジオキサン、テトラヒド
ロフランのようなエーテル類)中触媒量のパラト
ルエンスルホン酸あるいは塩酸、臭化水素酸、硫
酸のような鉱酸を加え、アゼオトロピツクに加熱
し、必要に応じて前述したように加水分解するこ
とにより、Zが前記の置換分を有していてもよい
ビニレン基を示す目的化合物(1c)を得ることが
できる。反応終了後、反応混合物を常法に従つて
処理し、更に必要ならば、カラムクロマトグラフ
イー、または再結晶により精製することができ
る。 製法 (4) (式中、R1,R2,Y1,Wおよびnは前記した
ものと同意義を表わし、Z2は置換基として低級ア
ルキル基、シクロアルキル基、置換若しくは非置
換アリール基または複素環基を有してもよいビニ
レン基を示す。) を有するチアナフテン誘導体は、 一般式 (式中、R1,R2,R3,W,A,mおよびnは
前述したものと同意義を表わす。) を有する化合物と
【式】 (式中、Y1は前述したものと同意義を表わ
す。) を反応させ、得られた化合物を必要に応じて加水
分解することによつて得ることができる。化合物
(5)と(4)の反応は製法(2)と全く同様の反応条件、反
応処理によつて得ることができる。 本発明の製法における原料化合物は、例えば以
下に示す製法に従つて製造することができる。 製法 A
【式】
上記式中、A′は前述したAにおけるカルボキ
シル基の保護基を示し、R4は低級アルキル基、
シクロアルキル基またはアリール基を示し、R5
は前述したZ部分に含まれる水素原子、低級アル
キル基、シクロアルキル基、アリール基または複
素環基を示し、Xは前述したものと同意義を示
す。 本反応経路は、Zが置換基を有していてもよい
メチレン基であり、Wが直接結合を示す場合の製
法であるが、化合物(8)を水素化ナトリウムの存在
下で炭酸ジアルキルと反応させて、化合物(9)と
し、ついで還元反応により化合物(10)を得る。これ
をベンゼン溶媒中、p−トルエンスルホン酸を触
媒として加熱還流して、脱水した化合物(10)を得
る。化合物(11)をフリーデルクラフト(Friedel−
Crafts)反応に付してアシル体5aを得、これを
還元してアルコール体3aとし、ついで常法に従
つてハロゲン化あるいはスルホニル化して化合物
2aを得る。 製法 B
【式】
上記式中、R5,A′およびXは前述したものと
同意義を示す。 本反応経路は、Zが置換基を有していてもよい
エチレン基であり、Wが直接結合を示す場合の製
法であるが、化合物(5a)をウイテイツヒ
(Wittig)反応に付して、炭素鎖をのばした化合
物(12)を得、これを加水分解してアルデヒド体13
として後、還元してアルコール3bを得る。つい
で、これをハロゲン化あるいはスルホニル化して
化合物(2b)を得る。 以上の製法AおよびBに従つて、4,5,6,
7−テトラヒドロチアナフテン化合物を得るため
には、次式に従つて、
【式】 化合物(11)の接触還元あるいは化合物(9)のクレメ
ンゼン(Clemmensen)還元によりエステル化合
物(14)を合成し、前記の製法で化合物(11)の代りに、
得られた化合物(14)を用いることによつてその目的
が達成される。 製法 C
【式】
上記式中、R4,R5,A′およびXは前述したも
のと同意義を示す。 本反応経路は、Zが置換基を有していてもよい
メチレン基であり、Wがメチン基である場合の製
法であるが、化合物(9)をブロモ酢酸エステルと反
応して化合物(15)とし、加水分解、脱炭酸反応後、
エステル化して化合物(16)を得る。ついで、化合物
(16)を常法に従つて還元して(17)とし、常法に従つて
アセチル化して後、得られた化合物(18)を脱離反応
に付してメチン体19を得、化合物(19)をフリーデ
ル−クラフト反応に付し、得られた化合物(5b)
を還元してアルコール体3cとし、ついでハロゲ
ン化あるいはスルホニル化して化合物(2c)を得
る。 以上の製法Cに従つて、置換基Wがメチレン基
である化合物を得るためには、次式に従つて 化合物(19)の接触還元によつて化合物(20)を合成
し、前記の製法で化合物(19)の代りに、得られた化
合物(20)を用いることによつてその目的が達成され
る。 以上のような製法により合成される前記一般式
(1)を有するチアナフテン誘導体は、その製法によ
り遊離塩基若しくは遊離酸あるいは薬理学的に許
容される塩として得られる。薬理学的に許容され
る酸付加塩とは塩酸、リン酸、硫酸、硝酸のよう
な鉱酸の塩、シユウ酸、酒石酸、クエン酸、リン
ゴ酸、乳酸、マレイン酸、メタンスルホン酸等の
有機酸の塩を包含し、カルボン酸塩としては、ナ
トリウム、カルシウムのようなアルカリ金属、あ
るいはアルカリ土類金属の塩、アルミニウム塩、
アンモニウム塩、トリエチルアミン、ジシクロヘ
キシルアミン、ベンジルアミン、モルホリン、ピ
ペリジンのような有機塩基またはリジン、アルギ
ニンのような塩基性アミノ酸の塩等をあげること
ができる。 また、本発明のチアナフテン誘導体1は常法に
従つて生体内で容易に加水分解されるエステルの
形にすることができる。その場合のエステル基と
してはメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルのような低級アルキル基、アセトキシ
メチル、プロピオニルオキシメチル、ピバロイル
オキシメチルのような脂肪族アシルオキシアルキ
ル基、1−メトキシカルボニルオキシエチル、1
−エトキシカルボニルオキシエチル、1−イソプ
ロポキシカルボニルオキシエチルのような低級ア
ルコキシカルボニルオキシアルキル基または(5
−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−
4−イル)メチル基などがあげられる。 なお、前記一般式(1)のうちチアナフテン誘導体
は不斉炭素原子が存在するために光学異性体が存
在する。従つて前記一般式(1)のうちチアナフテン
誘導体が光学異性体の混合物で得られる場合に
は、常法により光学分割してそれぞれの異性体を
得ることができる。前記一般式(1)を有する化合物
において光学異性体及び光学異性体の混合物がす
べて単一の式で示されているが、これにより本発
明の記載の範囲は限定されるものではない。 発明の効果 本発明の前記一般式(1)を有するチアナフテン誘
導体は薬理試験によりすぐれた血小板凝集抑制作
用及びトロンボキサンA2生合成阻害作用を有す
る。 すなわち、本発明の化合物は、例えばウサギ
PRP(多血小板血漿)を用いてのコラーゲンによ
り惹起された血小板凝集阻止作用は10-5g/mlで
100%の阻止を示し、さらに、10-8モル濃度で
TXA2生合成を50%阻害する一方、シクロオキシ
ゲナーゼやプロスタサイクリンシンセターゼ阻害
作用は非常に弱いものである。また、in vivo実
験系において、アラキドン酸静注によるウサギお
よびマウスの栓塞致死に対し、本発明化合物を経
口投与することにより防止する効果が極めて強
い。 従つて、本発明の前記一般式(1)を有するチアナ
フテン誘導体はTXA2は起因する疾患、例えば炎
症、高血圧、血栓症、脳出血、喘息などに対する
治療薬として有用であり、特にヒトを含む哺乳動
物における血栓塞栓症の処置および(または)予
防に対して有用である。たとえば、本発明化合物
は心筋梗塞、脳血管血栓症およ虚血性末梢血管疾
病の処置および予防に;手術後血栓症の処置およ
び予防に;ならびに手術後の移植血管の開孔性の
促進に有用である。 上記の疾患の治療または予防効果に必要な本発
明の化合物の投与量はその投与形態、年令および
処置する症状の種類等によつて異なるが、通常成
人に対する1日の経口投与量は50乃至1800mgであ
り、1日2乃至3回に分けて投与することができ
る。 本発明の化合物はそのまま投与することができ
るが、通常、医薬製剤として提供するのが好まし
い。その製剤としては錠剤、カプセル剤、散剤、
顆粒剤、シロツプ剤などの経口投与用剤形あるい
は坐剤、皮下若しくは静脈注射剤などの非経口投
与用剤形をあげることができる。 次に実施例および参考例をあげて本発明を更に
具体的に説明する。(なお、核磁気共鳴スペクト
ルの測定値はすべて重クロロホルムを溶剤として
使用した値を示す。) 実施例 1 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−〔(1−イミダゾリル)メチル〕チアナフテ
【式】 イミダゾール2.91gの塩化メチレン溶液に0.78
mlの塩化チオニルの塩化メチレン(4ml)溶液を
滴下し、30分間攪拌した後、5−メトキシカルボ
ニル−6,7−ジヒドロ−2−(ヒドロキシメチ
ル)チアナフテン0.96gの塩化メチレン(15ml)
溶液を滴下した。室温で15時間撹拌した後、反応
液から溶媒を減圧下で留去した。残渣を酢酸エチ
ルに溶解後、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液およ
び飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、さらに無
水硫酸ナトリウムにて乾燥した。溶媒を減圧下に
て留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フイーに付し、酢酸エチル−エタノール−トリエ
チルアミン(20:1:1)の溶出部より目的とす
る化合物0.76gを得た。これをさらにアセトン−
ヘキサンより再結晶し、淡黄針状晶(m.p87.0〜
89.0℃)を得た。 実施例 2 5−〔6,7−ジヒドロ−2−〔(1−イミダゾ
リルメチル)〕チアナフテン〕カルボン酸・ナ
トリウム塩1/2水和物
【式】 0.13gの5−メトキシカルボニル−6,7−ジ
ヒドロ−2−〔(1−イミダゾリルメチル)〕チア
ナフテンを常法により水酸化ナトリウムにより加
水分解し、メタノール−アセトンより再結晶し、
目的物0.10gを淡緑色針状晶(mp.>260℃)とし
て得た。 元素分析値 C13H11N2O2SNa・1/2H2Oとして計算値:C,
53.60;H,4.15;N,9.62;S,11.01% 実験値:C,53.77;H,3.97;N,9.19;S,
11.10% 実施例 3 5−メトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2−〔(1−イミダゾリル)メチ
ル〕チアナフテン
【式】 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−〔(1−イミダゾリル)メチル〕チアナフテン
0.30gを、10%パラジウム−炭素触媒1.0gおよ
び1N−塩酸水1.15ml存在下、水素気流下にて水
素添加し、反応終了後、常法により処理し、目的
物0.12gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.70(一重線,3H,COOCH3)、5.14(一重線,
2H,H−2′×2)、6.65(一重線,1H,H−3) 実施例 4 5−〔4,5,6,7−テトラヒドロ−2−
〔(1−イミダゾリル)メチル〕チアナフテン〕
カルボン酸・塩酸塩・1/4水和物
【式】 5−メトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2−〔(1−イミダゾリル)メチル〕
チアナフテン0.12gを濃塩酸3mlおよび氷酢酸3
mlに溶解後4時間加熱還流後、反応液を減圧下に
て濃縮乾固した。残渣をエタノール−エーテルよ
り再結晶し、無色リン片状晶(mp.213.0〜215.0
℃)0.09gを得た。 元素分析値 C13H14N2O2S・HCl・1/4H2Oとして計算
値:C,51.48;H,5.15;N,9.23;S,
10.57;Cl,11.69% 実験値:C,51.17;H,5.16;N,9.09;S,
10.40;Cl,11.82% 実施例 5 5−メトキシカルボニル−2−〔(1−イミダゾ
リル)(フエニル)メチル〕チアナフテン
【式】 4.92gのイミダゾールの塩化メチレン(20ml)
溶液に、塩化チオニル1.22mlの塩化メチレン(10
ml)溶液を滴下した。30分後、1.67gの5−メト
キシカルボニル−2−〔(ヒドロキシ)(フエニル)
メチル〕チアナフテンの塩化メチレン(30ml)溶
液を窒素雰囲気下で滴下した。10分後、反応液を
濃縮後、実施例−1と同様に処理し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイーに付し、酢酸エ
チルの溶出部より目的物1.26gを淡褐色油状物と
して得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.77(一重線,3H,COOCH3)、6.64および6.70
(各一重線,各1H,H−2′およびH−3) 実施例 6 5−〔6,7−ジヒドロ−2−〔(1−イミダゾ
リル)(フエニル)メチル〕チアナフテン〕カ
ルボン酸・ナトリウム塩・2水和物
【式】 0.15gの5−メトキシカルボニル−6,7−ジ
ヒドロ−2−〔(1−イミダゾリル)(フエニル)
メチル〕チアナフテンを実施例−2と同様に水酸
化ナトリウムにて加水分解後、エタノール−エー
テルより再沈澱し、目的物0.09gを無色無定形固
体として得た。 赤外線吸収スペクトル:1550cm-1(Nujol
mull) 元素分析値 C19H15N2O2SNa・2H2Oとして計算値:C,
57.86;H,4.86;N,7.10;S,8.13% 実験値:C,57.49;H,4.11;N,6.89;S,
8.01% 実施例 7 5−メトキシカルボニル−6.7−ジヒドロ−2
−〔(ヒドロキシ)(3−ピリジル)メチル〕チ
アナフテン
【式】 3−臭化ピリジン2.17mlのエーテル(40ml)溶
液に、窒素雰囲気下、−78℃にて12mlのn−ブチ
ルリチウム(15%n−ヘキサン溶液)を加え30分
間撹拌後、2.5gの5−メトキシカルボニル−2
−ホルミル−6,7−ジヒドロチアナフテンのエ
ーテルおよびテトラヒドロフランの混合溶媒(各
20ml)の溶液を滴下した。約1時間かけて室温ま
で加温した後、常法により処理し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにて精製し、酢酸エチル
の溶出部より目的物1.61gを淡褐色油状物として
得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.74(一重線,3H,COOCH3)、5.95(一重線,
1H,H−2′)、6.77(一重線,1H,H−3) 実施例 8 5−メトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2−〔(3−ピリジル)メチル〕チ
アナフテン
【式】 1.0gの5−メトキシカルボニル−6,7−ジ
ヒドロ−2−〔(ヒドロキシ)(3−ピリジル)メ
チル〕チアナフテンを3.48mlの1N−塩酸水存在
下、水素気流中、10%パラジウム−炭素触媒2g
上で水素還元した後、常法により処理し、シリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、ヘキ
サン−酢酸エチル(1:2)の溶出部より目的物
0.12gを淡褐色油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.71(一重線,3H,COOCH3)、4.03(一重線,
2H,H−2′×2)、6.47(一重線,1H,H−3) 実施例 9 5−〔2−〔(3−ピリジル)メチル〕4,5,
6,7−テトラヒドロチアナフテン〕カルボン
酸・塩酸塩・1/4水和物
【式】 0.12gの5−メトキシカルボニル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2−〔(3−ピリジル)メ
チル〕チアナフテンを濃塩酸および氷酢酸各2ml
に溶解後、10時間加熱還流した。反応終了後、常
法により処理し、さらにエタノール−エーテルよ
り再結晶し、目的物0.10gを無色針状晶(mp.227
〜229℃)として得た。 元素分析値 C15H15NO2・HCl・1/4H2Oとして計算値:
C,57.32;H,5.29;N,4.46;S,
10.20;Cl,11.28% 実験値:C,57.70;H,5.38;N,4.23;S,
10.03;Cl,11.50% 実施例 10 5−メトキシカルボニル−2−〔2−(1−イミ
ダゾリル)エチル〕−6,7−ジヒドロチアナ
フテン
【式】 水素化ナトリウム(油性)70mgのジメチルホル
ムアミド(2ml)懸濁液に、200mgのイミダゾー
ルのジメチルホルムアミド(4ml)溶液を窒素雰
囲気下、室温で滴下した。15分後、5−メトキシ
カルボニル−2−〔(2−メタンスルホニルオキ
シ)エチル〕−6,7−ジヒドロチアナフチン
0.19gのジメチルホルムアミド(4ml)溶液を滴
下し、室温で1時間撹拌した。反応終了後、常法
により処理後、シリカゲルカラムクロマトグラフ
イーにて精製し、酢酸エチル−エタノール−トリ
エチルアミン(10:1:1)の溶出部より目的と
する化合物90mgを淡褐色油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.80(一重線,3H,COOCH3)、6.56(一重線,
1H,H−3) 実施例 11 5−〔2−〔2−(1−イミダゾリル基)エチル〕
−6,7−ジヒドロチアナフテン〕カルボン酸
ナトリウム塩
【式】 30mgの5−メトキシカルボニル−2−〔2−(1
−イミダゾリル)エチル〕−6,7−ジヒドロチ
アナフテンを実施例−2と同様に、水酸化ナトリ
ウムにより加水分解後、エタノール−エーテルよ
り再結晶し、目的物20mgを無色針状晶(mp.180
〜183℃,dec.)として得た。 実施例 12 4,5,6,7−テトラヒドロ−2−〔(1−イ
ミダゾリル基)メチル〕−5−メトキシカルボ
ニルメチリデンチアナフテン
【式】 1.24gの4,5,6,7−テトラヒドロ−2−
ヒドロキシメチル−5−メトキシカルボニルメチ
リデンチアナフテンより、実施例−1と同様にし
て、目的とする化合物0.29gを淡褐色油状物とし
て得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.71(一重線,3H,COOCH3)、5.16(一重線,
2H,H−2′×2)、6.24(1H,H−5′)、6.70(一重
線,1H,H−3) 実施例 13 〔2−(1−イミダゾリル)メチル〕−5−カル
ボキシルメチリデンチアナフテン ナトリウム
【式】 0.29gの4,5,6,7−テトラヒドロ−2−
〔(1−イミダゾリル)メチル〕−5−メトキシカ
ルボニルメチリデンチアナフテンより、実施例−
2と同様に水酸化ナトリウム基により加水分解
後、エタノール−エーテルより再結晶し、目的物
0.20gを淡黄色粉末晶(mp.233〜235℃dec.)と
して得た。 実施例 14 5−メトキシカルボニル−2−〔2,2−ジメ
チル−1−(1−イミダゾリル)プロピル〕−
6,7−ジヒドロチアナフテン
【式】 実施例−5と同様の方法にて、1.05gの2−
(2,2−ジメチル−1−ヒドロキシプロピル)−
5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロチア
ナフテンより0.95gの目的物質を淡褐色油状物と
して得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 1.06(一重線,9H,tBu)、3.80(一重線,3H,
COOCH3)、6.91(一重線,1H,H−3) 実施例 15 5−〔6,7−ジヒドロ−2−〔1−(1−イミ
ダゾリル)(2,2−ジメチル)プロピル〕チ
アナフテン〕カルボン酸・ナトリウム塩・2/3
水和物
【式】 0.95gの5−メトキシカルボニル−2−〔2,
2−ジメチル−1−(1−イミダゾリル)プロピ
ル〕−6,7−ジヒドロチアナフテンより、実施
例−2と同様の方法により加水分解後、メタノー
ル−エ−テルより再沈澱し、目的物0.71gを無色
無定形固体として得た。 赤外線吸収スペクトル;1620cm-1,1560cm-1
(Nujol mull) 元素分析値 C17H19N2O2SNa・3/2H2Oとして計算値:C,
55.88;H,6.07;N,7.67;S,8.77% 実験値:C,55.56;H,5.76;N,7.24;S,
8.62% 実施例 16 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−〔(シクロヘキシル)(1−イミダゾリル)
メチル〕チアナフテン
【式】 実施例−5と同様に、参考例−17より得られた
アルコール体1.42gより、目的物0.41gを淡褐色
油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.77(一重線,3H,COOCH3) 実施例 17 5−〔6,7−ジヒドロ−2−〔(シクロヘキシ
ル)(1−イミダゾリル)メチル〕チアナフテ
ン〕カルボン酸・ナトリウム塩・3/2水和物
【式】 0.41gの5−メトキシカルボニル−6,7−ジ
ヒドロ−2〔(シクロヘキシル)(1−イミダゾリ
ル)メチル〕チアナフテンより、実施例−2と同
様の方法により加水分解後、メタノール−エーテ
ルより再沈澱し、目的物0.25gを無色無定形固体
として得た。 赤外線吸収スペクトル;1625cm-1,1560cm-1
(Nujol mull) 元素分析値 C19H21N2O2SNa・3/2H2Oとして計算値:C,
58.30;H,6.18;N,7.16;S,8.19% 実験値:C,58.39;H,6.19;N,6.92;S,
8.31% 実施例 18 5−メトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2−〔(シクロヘキシル)(1−イ
ミダゾリル)メチル〕チアナフテン
【式】 0.52gの5−メトキシカルボニル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2−〔(シクロヘキシル)
(ヒドロキシ)メチル〕チアナフテンより、実施
例−5と同様にして目的物0.38gを淡褐色油状物
として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.70(一重線,3H,COOCH3)、6.63(一重線,
1H,H−3) 実施例 19 5−〔4,5,6,7−テトラヒドロ−2〔(シ
クロヘキシル)(1−イミダゾリル)メチル〕
チアナフテン〕カルボン酸・塩酸塩・1水和物
【式】 0.38gの5−メトキシカルボニル−4,5,
6,7−テトラヒドロ−2〔(シクロヘキシル)
(1−イミダゾリル)メチル〕チアナフテンより、
実施例−4と同様の方法により加水分解後、常法
により処理、さらにメタノール−エーテルより再
結晶し、無色針状晶(mp.202〜204℃)として
0.19g得た。 元素分析値 C19H24N2O2S・HCl・H2Oとして計算値:
C,57.20;H,6.82;N,7.02;S,8.05;
Cl,8.89% 実験値:C,56.77;H,6.69;N,7.45;S,
8.25;Cl,9.10% 参考例 1 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロチ
アナフテン 6.31gの水素化ナトリウム(油性)を100mlの
ジメチルホルムアミドに懸濁させた中に、20gの
4,5,6,7−テトラヒドロ−4−ケトチアナ
フテンのジメチルホルムアミド溶液を室温にて滴
下し、10分間撹拌した。上記反応液中に、33mlの
炭酸ジメチルを5℃にて滴下した。90分撹拌後、
常法により処理し、5−メトキシカルボニル−
4,5,6,7−テトラヒドロ−4−ケトチアナ
フテンを含む粗生成物31.6gを得た。この粗生成
物を100mlのテトラヒドロフランおよび100mlのメ
タノールに溶解後、−15℃に冷却した上で、4.98
gの水素化ホウ素ナトリウムを1時間かけて加え
た。反応終了後、常法により処理後、生成物をベ
ンゼン500mlに溶解し、p−トルエンスルホン
酸・1水和物2.5gを加えて後、30分間共沸的に
生成する水を除去しながら加熱還流した。反応終
了後、反応液を常法により処理し、残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーに付し、ヘキサン
−酢酸エチル(1:1)の溶出部より、目的とす
る化合物20.1gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.78(一重線、3H、COOCH3)、6.93および7.08
(各二重線、各1H、5.0Hz、ビニルH)、7.52(1H、
H−4) 参考例 2 5−メトキシカルボニル−2−ホルミル−6,
7−ジヒドロチアナフテン 10.3gの塩化アルミニウムを50mlの塩化メチレ
ンに懸濁した中に、窒素雰囲気下、−10℃にて7.5
gの5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ
チアナフテンの塩化メチレン(30ml)溶液を滴下
した。10分後、ジクロロメチルメチルエーテル
5.24mlの塩化メチレン(30ml)溶液を1時間かけ
て滴下した。反応液を常法により処理後、酢酸エ
チル−ヘキサンより再結晶し、目的とする化合物
8.21gを淡赤色針状結晶(mp:125.0〜127.0℃)
として得た。 参考例 3 2−アセチル−5−メトキシカルボニル−6,
7−ジヒドロチアナフテン 2.75gの塩化アルミニウムの塩化メチレン(30
ml)の懸濁液中に、−10℃にて、5−メトキシカ
ルボニル−6,7−ジヒドロチアナフテン2.0g
の塩化メチレン(30ml)溶液を滴下した。10分
後、塩化アセチル1.10mlの塩化メチレン10ml溶液
を30分かけて滴下した。反応終了後、常法により
処理し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
イーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(3:1)の
溶出部より目的物を得た。これを、酢酸エチル−
ヘキサンより再結晶し、淡黄色の針状晶
(mp.116.0〜118.0℃)とし2.25g得た。 参考例 4 2−ベンゾイル−5−メトキシカルボニル−
6,7−ジヒドロチアナフテン 参考例−3と同様に、1.78gの塩化アルミニウ
ム、1.17mlの塩化ベンゾイルおよび1.30gの5−
メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロチアナフ
テンより反応した。常法により処理後、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフイーに付し、ヘキサン−
酢酸エチル(4:1)の溶出部より得られた目的
物を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、無色針
状晶(mp.99〜101℃)1.65gを得た。 参考例 5 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−(2−メトキシビニル)チアナフテン 13.42gのメトキシメチルトリフエニルホスホ
ニウムクロリドおよび19.0mlのn−ブチルリチウ
ム(15%ヘキサン溶液)より得られるイリドのエ
ーテル溶液中に、参考例−2により得られた5−
メトキシカルボニル−2−ホルミル−6,7−ジ
ヒドロチアナフテン3.48gのテトラヒドロフラン
30ml溶液を窒素雰囲気下にて滴下した。反応終了
後、反応液を氷水に注ぎ、エーテルにて抽出し
た。抽出した有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液
にて洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥、溶媒を
減圧下にて留去した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフイーに付し、ヘキサン−酢酸エチル
の溶出部より目的物1.0gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.60および3.78(各一重線、計6H、各OCH3) 参考例 6 2−(5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒ
ドロチアナフテニル)アセトアルデヒド 参考例−5により得られた化合物1.0gを1%
−塩酸水30mlおよびアセトン60ml中9時間加熱還
流した。反応液から溶媒を減圧下にて留去した
後、酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウ
ム水溶液、飽和塩化ナトリウム水溶液にて順次洗
浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
溶媒を減圧下にて留去し、得られた残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフイーに付し、ヘキサン
−酢酸エチル(2:1)の溶出部より目的とする
化合物0.24gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 9.90(1H、CHO) 参考例 7 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−(2−ヒドロキシエチル)チアナフテン 参考例−6により得られたアルデヒド体0.24g
をメタノールおよびテトラヒドロフラン各10mlに
溶解した後、水素化ホウ素ナトリウム42mgを加え
た。反応終了後、常法により反応液を処理後、シ
リカゲルカラムクロマトグラフイーにて精製し、
ヘキサン−酢酸エチル(3:2)の溶出部より目
的物0.17gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.80(一重線、3H、COOCH3),6.73(一重線、
1H、H−3),7.45(1H、H−4) 参考例 8 5−メトキシカルボニル−2−(2−メタンス
ルホニルオキシエチル)−6,7−ジヒドロチ
アナフテン 参考例−7により得られたアルコール体0.17g
をエーテル5mlおよびトリエチルアミン0.30mlに
溶解した後、塩化メタンスルホニル0.08mlのエー
テル3ml溶液を加え、室温で30分間撹拌した。反
応終了後、常法により処理した後、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフイーにて精製し、ヘキサン−
酢酸エチル(2:1)の溶出部より目的物0.19g
を油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 2.97(一重線、3H、Ms),3.78(一重線、3H、
COOCH3) 参考例 9 4,5,6,7−テトラヒドロ−4−ケト−5
−(メトキシカルボニルメチル)チアナフテン 3.29gの水素化ナトリウム(油性)のジメチル
ホルムアミド(30ml)懸濁液に、窒素雰囲気下、
9.57gの4,5,6,7−テトラヒドロ−4−ケ
トチアナフテンのジメチルホルムアミド(30ml)
溶液を滴下した。反応液を5℃に冷却して後、炭
酸ジメチル16mlを滴下し、室温にて1時間撹拌し
た。その後、臭化酢酸メチルエステル6.6mlのジ
メチルホルムアミド(10ml)溶液を滴下し、さら
に1時間撹拌した。反応終了後、反応液を氷水に
注ぎ、酢酸エチルにて抽出した。抽出した有機層
を飽和塩化ナトリウム水溶液にて洗浄後、無水硫
酸ナトリウムにて乾燥して後、溶媒を減圧下にて
留去した。残渣を濃塩酸および氷酢酸各200mlに
溶解後、3時間加熱還流した。反応液を減圧下に
て濃縮乾固した。残渣をメタノール500mlに溶解
し、2mlの濃硫酸存在下2時間加熱還流した。反
応終了後、溶媒を減圧下にて留去した残渣を酢酸
エチルに溶解し、水、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液および飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄
した。無水硫酸ナトリウムにて乾燥後、溶媒を減
圧下にて留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフイーに付し、ヘキサン−酢酸エチル
(2:1)の溶出部より目的物10.13gを油状物と
して得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.72(一重線、3H、COOCH3),7.06および7.38
(各二重線、6Hz、各1H、ビニルプロトン) 参考例 10 4,5,6,7−テトラヒドロ−5−(メトキ
シカルボニルメチリデン)チアナフテン 参考例−9で得られた4,5,6,7−テトラ
ヒドロ−4−ケト−5−(メトキシカルボニルメ
チル)チアナフテン10.13gをメタノール200mlに
溶解後、2.0gの水素化ホウ素ナトリウムを加え
た。30分間室温で撹拌後、常法により反応液を処
理した。残渣を十分に減圧乾燥後、ピリジン40ml
および無水酢酸20mlによりアセチル化した。反応
終了後、反応液を常法により処理した。得られた
残渣をトルエン250mlに溶解後、p−トルエンス
ルホン酸・1水和物0.7g存在下、30分間加熱撹
拌した。反応終了後、反応液を常法により処理し
た後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ーに付し、ヘキサン−酢酸エチル(5:1)の溶
出部より目的物5.50gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.17(一重線、2H、H−4×2),3.67(一重線、
1H、COOCH3),6.31(1H、H−5′) 参考例 11 2−ホルミル−4,5,6,7−テトラヒドロ
−5−(メトキシカルボニルメチリデン)チア
ナフテン 参考例−2と同様の条件下にて、2.50gの4,
5,6,7−テトラヒドロ−5−(メトキシカル
ボニルメチリデン)チアナフテンより、目的物
1.50gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.70(一重線、3H、COOCH3),6.29(1H、H−
5′),7.40(一重線、1H、H−3),9.75(1H、
CHO) 参考例 12 4,5,6,7−テトラヒドロ−2−ヒドロキ
シメチル−5−(メトキシカルボニルメチリデ
ン)チアナフテン 参考例−11で得られたホルミル体1.47gをメタ
ノールおよびテトラヒドロフラン各30mlずつに溶
解後、0.26gの水素化ホウ素ナトリウムを加え
た。反応終了後、常法により処理し、シリカゲル
カラムクロマトグラフイーにて精製し、ヘキサン
−酢酸エチル(3:2)の溶出部より、目的物
1.24gを油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.69(一重線、3H、COOCH3),6.24(1H、H−
5′),6.67(一重線、1H、H−3) 参考例 13 2−トリメチルアセチル−5−メトキシカルボ
ニル−6,7−ジヒドロチアナフテン 参考例−3と同様に3.8gの塩化アルミニウム
および3.0gの5−メトキシカルボニル−6,7
−ジヒドロチアナフテン、さらに2.7mlの塩化ピ
バロイルより、目的物1.47gを油状物として得
た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 1.40(一重線、9H、tBu),3.82(一重線、3H、
COOCH3)、7.62(一重線、1H、H−3) 参考例 14 2−(2.2−ジメチル−1−ヒドロキシプロピ
ル)−5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒ
ドロチアナフテン 参考例−13より得られたケト体1.47gより、参
考例−7と同様の方法により1.05gの目的物を油
状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 0.95(一重線、9H、tBu),3.72(一重線、3H、
COOCH3)、6.69(一重線、1H、H−3) 参考例 15 2−シクロヘキシルカルボニル−5−メトキシ
カルボニル−6,7−ジヒドロチアナフテン 参考例−3と同様に2.56gの塩化アルミニウム
および2.0gの5−メトキシカルボニル−6,7
−ジヒドロチアナフテン、さらに1.93mlのシクロ
ヘキサンカルボニルクロリドより目的物2.79gを
油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.83(一重線、3H、COOCH3),7.52(1H、H−
4),7.58(一重線、1H、H−3) 参考例 16 2−シクロヘキシルカルボニル−5−メトキシ
カルボニル−4,5,6,7−テトラヒドロチ
アナフテン 1.07gの2−シクロヘキシルカルボニル−5−
メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロチアナフ
テンを、1.0gのパラジウム−炭素(10%)およ
び触媒量の酢酸存在下、メタノール中、水素気流
下で還元し、常法により処理し、目的物0.58gを
油状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.75(一重線、1H、COOCH3),7.43(一重線、
1H、H−3) 参考例 17 5−メトキシカルボニル−6,7−ジヒドロ−
2−〔(シクロヘキシル)(ヒドロキシ)メチル〕
チアナフテン 参考例−15より得られたケト体1.72gより、参
考例−7と同様の方法により1.42gの目的物を油
状物として得た。 参考例 18 5−メトキシカルボニル−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2−〔(シクロヘキシル)(ヒドロ
キシ)メチル〕チアナフテン 参考例−17より得られたケト体0.58gより、参
考例−16と同様の方法により0.52gの目的物を油
状物として得た。 核磁気共鳴スペクトル(δ値、TMS内部基準) 3.73(一重線、3H、COOCH3),6.60(一重線、
1H、H−3)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 【式】 〔式中、Yはイミダゾリル基またはピリジル基
    を示し、Zは各々随意に置換基として低級アルキ
    ル基、シクロアルキル基または置換されてもよい
    フエニル若しくはナフチル基(該置換基は、炭素
    数1乃至3個を有するアルキル基、炭素数1乃至
    3個を有するアルコキシ基、低級脂肪族アシルオ
    キシ基、芳香族アシルオキシ基、低級脂肪族アシ
    ルアミノ基、芳香族アシルアミノ基、トリフルオ
    ロメチル基またはハロゲン原子を示す。)を有し
    ていてもよいメチレン基、エチレン基、トリメチ
    レン基またはビニレン基を示し、Wは直接結合、
    各々随意に置換基として低級アルキル基または置
    換されていてもよいフエニル若しくはナフチル基
    (該置換基は、炭素数1乃至3個を有するアルキ
    ル基、炭素数1乃至3個を有するアルコキシ基、
    低級脂肪族アシルオキシ基、芳香族アシルオキシ
    基、低級脂肪族アシルアミノ基、芳香族アシルア
    ミノ基、トリフルオロメチル基またはハロゲン原
    子を示す。)を有していてもよいメチレン基、メ
    チン(=CH−)基、エチレン基またはピニレン
    基を示し、R1およびR2は同一または異なつて水
    素原子、低級アルキル基または置換されていても
    よいフエニル若しくは非ナフチル基(該置換基
    は、炭素数1乃至3個を有するアルキル基、炭素
    数1乃至3個を有するアルコキシ基、低級脂肪族
    アシルオキシ基、芳香族アシルオキシ基、低級脂
    肪族アシルアミノ基、芳香族アシルアミノ基、ト
    リフルオロメチル基またはハロゲン原子を示す。)
    を示し、nは1または2を示し、点線部分は単結
    合または二重結合を示す。但し、Wがメチン基で
    ある場合は、点線部分は単結合を示す。〕 を有するチアナフテン類並びにその薬理上許容さ
    れる塩および、低級アルキル、脂肪族アシルオキ
    シメチル、1−低級アルコキシカルボニルオキシ
    エチルおよび(5−メチル−2−オキソ−1,3
    −ジオキソレン−4−イル)メチルエステル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852272A (ja) * 1981-08-26 1983-03-28 フアイザ−・コ−ポレ−シヨン トロンボキサンシンタ−ゼ阻止作用を有する化合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5852272A (ja) * 1981-08-26 1983-03-28 フアイザ−・コ−ポレ−シヨン トロンボキサンシンタ−ゼ阻止作用を有する化合物

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