JPH0566821B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0566821B2
JPH0566821B2 JP61009046A JP904686A JPH0566821B2 JP H0566821 B2 JPH0566821 B2 JP H0566821B2 JP 61009046 A JP61009046 A JP 61009046A JP 904686 A JP904686 A JP 904686A JP H0566821 B2 JPH0566821 B2 JP H0566821B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dialysate
pure water
composition
storage tank
tank
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61009046A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62170257A (ja
Inventor
Toshio Wakita
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasumi Laboratories Inc filed Critical Kawasumi Laboratories Inc
Priority to JP61009046A priority Critical patent/JPS62170257A/ja
Publication of JPS62170257A publication Critical patent/JPS62170257A/ja
Publication of JPH0566821B2 publication Critical patent/JPH0566821B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、人工腎臓の透析装置に使用する透析
液を調整して、透析装置に供給する透析液の製造
方法に関する。 (従来の技術及び問題点) 従来の透析液の製造方法は、軟水器によりロ過
された水に透析液を混合して実施していた。 この時の問題点としてパイロジエン、透液析中
の発熱物質やAの蓄積による脳軟化症などの合
併症を起こすことが指摘されている。 今は、この問題点を解決するために逆浸透膜
(以下RO膜と略記する)でロ過した原料水に透
析液組成を混合し供給することで、上記の問題点
は、一応解消されてきている。 しかしRO膜を用いたこれらの製造方法におい
ての問題点は、RO膜自体が耐熱性がないため
に、薬剤による殺菌しかできないことである。 また薬剤による殺菌を定期的に行なわないと膜
にパイロジエン物質又は、細菌が蓄積し、膜の目
詰り又は、菌の増殖による破損をまねく。 ホルマリン、次亜塩素酸などの薬剤を使用し膜
の洗浄及び殺菌とを配管の殺菌を必要としてい
た。 この時、RO膜に残留するホルマリン、次亜塩
素酸を除去するために多量の水と時間が必要であ
り、完全に除去することは、不可能である。 また残留量が多くなると透析液組成中に混入
し、透析治療中、透析患者の血液中に浸透し、身
体中に入ると発熱、溶血、身体のしびれ、血圧の
低下等の症状を発生する。 現在の透析液の製造システムでは、透析液組成
を注入する場所がRO膜をロ過した後で行なうた
めパイロジエンや細菌等をロ過していてもこの時
に混入するおそれがあつた。以上の問題点を解決
するために本発明者は鋭意検討を重ねた結果次の
発明に到達した。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、次の各工程よりなる透析液の製造方
法を提供する。 (1) 原料水をイオン交換樹脂により精製する工
程、 (2) (1)により得られた純水を紫外線照射する工
程、 (3) (2)の純水を熱交換器中に導入し熱殺菌する工
程、 (4) (3)により得られた殺菌水に透析液の組成を添
加し所定濃度の透析液に調整する工程、 (5) (4)の透析液を限外ロ過膜によりロ過する工
程。 (実施例) 第1実施例 第1図は、本考案の透析液の製造方法を示すフ
ローチヤートである。 1は本発明に使用される透析液の製造装置を示
す。 透析液の製造装置1は、原料水の貯蔵タンク
2、原料水を精製するためのイオン交換樹脂3、
該イオン交換樹脂3により精製された純水の貯蔵
タンク4、純水の菌の増殖を抑止するための紫外
線照射装置5、定期殺菌及び透析液の温度をコン
トロールするための熱交換器6、透析液の組成の
貯蔵タンク7、前記純水と透析液組成を所定濃度
に調整するための調整タンク8、該調整タンク8
により所定濃度に調整された透析液をロ過するた
めの限外ロ過膜9、それぞれの液体移送ライン1
1,12,13,14,15,16,17、送液
ポンプ18,19,20、バルブ21〜26から
成るものである。10は透析装置を示す。 本考案の透析液は製造装置1を用いて、次のよ
うにして製造される。 原料水をポンプ18を作動させ、液体移送ライ
ン11を径て、イオン交換樹脂3中に導き、原料
水中に含有される人体にとつて過剰なカルシウ
ム、マグネシウム等と人体に有害な塩素イオン、
アンモニウムイオン及び重金属などの成分を除去
して精製する。 このようにして得られた純水は、液体移送ライ
ン12を経て、一時的に、純水タンク4で、所定
量になるまで貯蔵された後、ポンプ20により、
途中に紫外線照射装置5の設置された液体移送ラ
イン13を通つて、熱交換器6に導入される。 純水は、紫外線を照射することにより、純水タ
ンク4から熱交換器6に至る途中での菌の育成を
充分に阻止する事ができる。 ここで紫外線の波長は、245〜255nmの間が適
当である。 熱交換器6へ導入された純水は熱殺菌された
後、37℃前後に調整され、液体移送ライン14を
経て貯蔵タンク8中へ導入され、ここで、透析液
の組成の貯蔵タンク7中の透析液の組成と共に所
定濃度の透析液に調整される。 該透析液は、バルブ24を介して液体移送ライ
ン15を経て限外ロ過膜9へ導入され、ロ過され
る。 限外ロ過膜9として、ポリスルホン膜(クラレ
社製)のMV−6025−Vを用いた。 限外ロ過膜9により、紫外線照射及び熱殺菌に
より、透析液中に生じたパイロジエンや死菌、さ
らに調整タンク8で透析液を調整する時に混入す
る危険性のある不純物等を阻止でき、透析治療に
必要な所定量のナトリウム、カリウム、カルシウ
ム、マグネシウム、塩素等、の陽イオンと陰イオ
ン、さらにアセテート、ブドウ等の組成を透過す
る事ができる。 ちなみに、本発明に使用した限外ロ過膜の性質
を示すデータを表、表、表に示す。 これらの結果からも本発明に使用した限外ロ過
膜を透過した後の水質は、人体に不要な、重金
属、硫酸イオン、アンモニウムイオン等は透過せ
ず透析に必要な組成のみを選択的に透過できるの
で透析液を製造するのに好適である。 以上のようにして製造された透析液は、必要な
量だけは、バルブ26を介して、透析装置10に
供給される。 透析装置10に供給されない透析液は、液体移
送ライン17を経て、バルブ22を介して純水タ
ンク4に、返還され、前述した様に再循環され
る。 第2実施例 第2図は、本発明の第2の実施例を示す透析液
の製造方法を示すフローチヤートである。 純水タンク4にさらに液面レベルセンサー27
と調整タンク8に濃度センサー28を付設したも
のである。 すなわち貯蔵タンク4の液面レベルを感知し
て、バルブ22の開閉により貯蔵タンク4から調
整タンク8へ送液される純水の量および所望の透
析液の濃度を調整するものである。 貯蔵タンク4とバルブ22は、液面レベルセン
サー27に接続され、調整タンク8と送液ポンプ
19は、濃度センサー28に接続され、さらに液
面レベルセンサー27と濃度センサー28はお互
いに連動されている。 リードスイツチS1を接続することにより貯蔵
タンク4で液面レベルを感知し、バルブ22の開
閉程度により、調整タンク8へ送付すべき純水の
量を調整し、この送付された量の信号が、液面レ
ベルセンサー27から濃度センサー28へ送付さ
れ、該濃度センサー28からポンプ19へ信号が
送られて、所定量の透析液組成が調整タンク8へ
送付されて、所望の透析液を製造する事ができ
る。 また、リードスイツチS2に切り換える事によ
り、濃度センサー28が、調整タンク8中の濃度
を感知し、この信号が、ポンプ19、液面レベル
センサー27、バルブ22へ伝達されて、透析液
組成と純水の調整タンク8へ供給量を調整するこ
とにより所望の透析液が製造される。 (発明の作用効果) 以上のように本発明では、イオン交換樹脂によ
り人体に不要な重金属、アンモニウムイオン、硫
酸イオン等の物質が除去でき、さらに紫外線照射
より菌の増殖を抑制しつつ熱交換器において菌を
完全に死滅させることにより、透析液中に菌の増
殖や混入を抑止することができる。最後に潜在的
に含有されている可能性のあるパイロジエンやそ
の他の不要物質(死菌、透析液を調整する時に混
入する危険性のある不純物等)を限外ロ過膜によ
り除去できるので、クリーンな透析液を製造する
ことができ、きわめて衛生的な透析治療が実施で
きる。
【表】
【表】
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例を示すフローチ
ヤート。第2図は、本発明の第2実施例を示すフ
ローチヤート。 図中、1は透析液の製造装置、2は原料水の貯
蔵タンク、3はイオン交換樹脂、4は純水の貯蔵
タンク、5は紫外線照射装置、6は熱交換器、7
は透析液組成の貯蔵タンク、8は調整タンク、9
は限外ロ過膜、10は透析装置、11〜17は液
体移送ライン、18〜20は送液ポンプ、21〜
26はバルブ、27は液面レベルセンサー、28
は濃度センサーを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の各工程よりなる透析液の製造方法。 (1) 原料水をイオン交換樹脂により精製する工
    程、 (2) (1)により得られた純水を紫外線照射する工
    程、 (3) (2)の純水を熱交換器中に導入し熱殺菌する工
    程、 (4) (3)により得られた殺菌水に透析液の組成を添
    加し所定濃度の透析液に調整する工程、 (5) (4)の透析液を限外ロ過膜によりロ過する工
    程。
JP61009046A 1986-01-21 1986-01-21 透析液の製造方法 Granted JPS62170257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61009046A JPS62170257A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 透析液の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61009046A JPS62170257A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 透析液の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62170257A JPS62170257A (ja) 1987-07-27
JPH0566821B2 true JPH0566821B2 (ja) 1993-09-22

Family

ID=11709699

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61009046A Granted JPS62170257A (ja) 1986-01-21 1986-01-21 透析液の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62170257A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2635084B2 (ja) * 1988-03-14 1997-07-30 ダイセル化学工業株式会社 透析液無菌化装置
JPH0735958B2 (ja) * 1990-04-20 1995-04-19 リンナイ株式会社 熱交換器の製造方法
JPH0461542U (ja) * 1990-10-08 1992-05-27
DE19640840C2 (de) * 1996-10-02 1999-08-26 Fresenius Medical Care De Gmbh Verfahren zur Desinfektion einer Dialysemaschine
DE19640839C2 (de) * 1996-10-02 1999-08-26 Fresenius Medical Care De Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Desinfektion eines Dialyse-Gerätes

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132603A (en) * 1979-04-04 1980-10-15 Kuraray Co Ltd Purifying method of water for dialysis
JPS59166156A (ja) * 1983-03-01 1984-09-19 ザルトリウス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 医療用注入溶液を調製する装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55132603A (en) * 1979-04-04 1980-10-15 Kuraray Co Ltd Purifying method of water for dialysis
JPS59166156A (ja) * 1983-03-01 1984-09-19 ザルトリウス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング 医療用注入溶液を調製する装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62170257A (ja) 1987-07-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0462606B1 (en) Method and system for producing sterile aqueous solutions
US4610790A (en) Process and system for producing sterile water and sterile aqueous solutions
JP2000126767A (ja) 精製水の製造方法および装置
JP2002509802A (ja) 水処理システム及びpH調節を含む水処理法
JPS62204892A (ja) 脱塩方法
JPH0566821B2 (ja)
JPS59112890A (ja) 逆浸透膜装置による脱塩方法
JPH05293469A (ja) 滅菌精製水の製造方法およびその装置
JPH10225682A (ja) 逆浸透法海水淡水化におけるホウ素の除去方法
JPS6022905A (ja) 半透膜モジユ−ルの洗浄方法
JP3468259B2 (ja) 脱イオン水製造方法
JPH09220564A (ja) 逆浸透法海水淡水化におけるホウ素の除去方法
JPS59156402A (ja) 逆浸透膜による有機物の濃縮方法
JP6956223B2 (ja) 精製水供給システムおよびその運転方法
WO2005056166A1 (en) Methods for reducing boron concentration in high salinity liquid using combined reverse osmosis and ion exchange
Botes et al. Long-term evaluation of a UF pilot plant for potable water production
JP3228053B2 (ja) 純水製造装置
JP3087750B2 (ja) 膜の殺菌方法
CN210176649U (zh) 卫生级直饮水净化系统
JPS61242687A (ja) 精製水製造装置
JP2000015062A (ja) 膜ろ過装置
JPH078996A (ja) 無菌水溶液を製造する方法及び系
EP0097863A2 (en) Mixing fluids by means of semipermeable membranes
Nakatsuka et al. High flux ultrafiltration membrane for drinking water production
JP5164503B2 (ja) 透析液調製用水製造装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees