JPH0566520U - 透光型文字板 - Google Patents

透光型文字板

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Publication number
JPH0566520U
JPH0566520U JP592692U JP592692U JPH0566520U JP H0566520 U JPH0566520 U JP H0566520U JP 592692 U JP592692 U JP 592692U JP 592692 U JP592692 U JP 592692U JP H0566520 U JPH0566520 U JP H0566520U
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JP
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transparent
semi
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Withdrawn
Application number
JP592692U
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Inventor
仁男 西尾
道春 大井
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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Publication of JPH0566520U publication Critical patent/JPH0566520U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文字板基材表面の半透明層における照射光の透
過量を増加しつつ、文字板基材の裏面の調光着色層が視
認されることを防いで、視認性を向上させつつ、意匠上
の高級感が得られるようにした透光型文字板を提供す
る。 【構成】裏面に調光着色層7が形成された透明な基材4
の表面に形成される文字、目盛り2部分としての半透明
層5を、照射光が透過しやすい半透明層として形成し、
また、この半透明層に、拡散材としてのマット材を混入
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は透光型文字板に係り、特に自動車用メータ等に好適な透光型文字板に 関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動車のインストルメントパネルには、自動車の速度を表示する速 度計や、エンジンの回転数を表示する回転計等、種々の計器が配設された表示装 置としてのメータが配設されている。
【0003】 図3は従来の自動車用メータのメータケースの前面側に配設される文字板1を 示したもので、文字板1の表面には、所定の文字、目盛り2が印刷形成されると 共に、その前面側には、指針が配設されており、また、上記文字板1の後面側に は、上記指針を回転駆動する計器ユニットと共に、照明用の電球3が配設されて いる。そして、夜間等に、上記電球3の照射光が文字板1を透過することにより 、上記文字、目盛り2が視認できるようになっている。
【0004】 上記文字板1は、例えば、ポリカーボネイト等の透明性の基材4の表面に、地 色として灰色インク等の明るい色の半透明層5を形成すると共に、この半透明層 5の表面に、文字、目盛り2部分以外の部分に、マスク印刷層として黒色等の不 透明層6を形成し、また、上記基材4の裏面に、青色等の調光着色層7を形成し たものである。そして、上記文字板1の後面側から照明用電球3の照射光を照射 した場合に、この電球3の照射光が、例えば黄色乃至橙色となっているので、斯 かる照射光が上記青色の調光着色層7を透過することで、その照射光色が白色系 となり、この白色系の照射光が上記灰色の半透明層5を透過することで、文字、 目盛り2部分が灰色で認識できるようになっている。
【0005】 なお、上記灰色インクの半透明層5は、例えば、白色顔料であるチタンホワイ ト8を含有した白色インクと、少量の黒色顔料を含有した黒色インクとを混合し て形成したものであり、斯かる灰色インクを文字、目盛り2部分に使用するのは 、黒色等のマスク印刷層と文字、目盛り2部分とのコントラストがあまり強くな らないようにして、視認感を和らげるためである。
【0006】 また、上記不透明層6が二層構造となっているのは、いわゆるピンホールによ る光漏れを防ぐためであり、さらに、斯かる不透明層6が上記したマスク印刷層 としてでなく、文字、目盛り部分に使用される場合もあり、この場合には、文字 、目盛り部分以外の灰色の地色部分を照射光が透過するようになっている。
【0007】 また、図中符号9は、上記文字板1の裏面に配設された照明用電球の照射光を 指針等に導くための導光板である。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の透光型文字板においては、灰色インクの半透明層5を形成 する白色インク中の白色顔料及び黒色インク中の黒色顔料の含有量がある程度多 い量となっており、いわゆる濃い白色インクと黒色インクとを混合して灰色イン クを形成するようになっているので、斯かる半透明層5を照明用電球3の照射光 が透過すると、照射光がチタンホワイト8の表面に当たって電球3側に反射され る場合が多くなり、これにより、照射光が半透明層5を透過しにくくなり、夜間 照明時の文字、目盛り2部分の明るさが十分でなくなるという不都合を有してい る。
【0009】 一方、上記灰色インクを形成する白色インク及び黒色インクの各顔料の含有量 を少なくし、いわゆる薄い白色インクと黒色インクとを混合して灰色インクの半 透明層5を形成するようにすると、上記夜間照明時の文字、目盛り2部分の明る さを上げることはできるが、反対に、昼間時に文字板1の前面側から、上記基材 4の裏面に形成した調光着色層7の色が視認できるようになり、意匠上高級感の ある文字板1とすることができないという不都合を有している。
【0010】 本考案は上記した点に鑑みてなされたもので、文字板基材表面の半透明層にお ける照射光の透過量を増加しつつ、文字板基材の裏面の調光着色層が視認される ことを防いで、視認性を向上させつつ、意匠上の高級感が得られるようにした透 光型文字板を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案に係る透光型文字板は、裏面に調光着色層が形 成された透明な文字板基材の表面に、地色としての半透明層を形成し、この半透 明層の表面に、文字、目盛り部分を除いて、又は文字、目盛り部分に暗色不透明 層を形成してなる文字板を設け、この文字板の後面側に光源を配設し、この光源 からの照射光を上記文字板の後面側から透過させて文字板の照明を行う透光型文 字板において、上記半透明層を、上記照射光が透過しやすい半透明層として形成 すると共に、この半透明層に、拡散材を混入したことをその特徴とするものであ る。
【0012】 また、上記半透明層を、上記照射光が透過しやすい半透明層として形成すると 共に、この半透明層の表面に、拡散材を混入した透明層を形成したことをその特 徴とするものである。
【0013】
【作用】
請求項1の考案によれば、裏面に調光着色層が形成された透明な文字板基材の 表面に形成される文字、目盛り部分としての、あるいは地色部分としての半透明 層を、照射光が透過しやすい半透明層として形成すると共に、この半透明層に、 拡散材を混入したので、照明時の文字、目盛り部分、あるいは地色部分を十分な 明るさで視認することができ、また、拡散材の混入により半透明層の表面が乱反 射面状態となることで、文字板内に侵入する外光が乱反射されて、文字板基材の 裏面の調光着色層が視認できないようになるものである。
【0014】 また、請求項2の考案によれば、上記半透明層を、上記照射光が透過しやすい 半透明層として形成すると共に、この半透明層の表面に、拡散材を混入した透明 層を形成したので、照明時の文字、目盛り部分、あるいは地色部分を十分な明る さで視認することができ、また、透明層の表面が乱反射面状態となることで、文 字板内に侵入する外光が乱反射されて、文字板基材の裏面の調光着色層が視認で きないようになるものである。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1及び図2を参照して説明する。 図1は本考案に係る透光型文字板の一実施例を示したもので、ポリカーボネイ ト等の透明性の基材4の表面には、地色として灰色インク等の明るい色の半透明 層5が形成されており、この半透明層5の表面には、文字、目盛り2部分以外の 部分に、マスク印刷層として黒色等の不透明層6が形成されている。また、上記 基材4の裏面には、青色等の調光着色層7が形成されており、上記文字板1の後 面側には、黄色乃至橙色の照射光を発する照明用電球3が配設されている。 なお、図中符号9は、上記文字板1の裏面に配設された照明用電球の照射光を 指針等に導くための導光板である。
【0016】 斯かる文字板1においては、上記照明用電球3の照射光が調光着色層7を透過 することで、その照射光が白色系となり、この白色系の照射光が灰色の半透明層 5を透過することで、文字、目盛り2部分が灰色で認識できるようになっている 。
【0017】 ここで、本実施例における灰色インクの半透明層5は、白色顔料であるチタン ホワイト8を含有した白色インクと黒色顔料を含有した黒色インクとの両方を、 従来例のものよりそれぞれ4割位少量にして混合して形成されており、いわゆる 薄い白色インクと黒色インクとを混合したものとなっている。また、上記半透明 層5を形成する灰色インク内には、いわゆる拡散材としてのマット材(図示せず )が混入されており、斯かるマット材の混入により、上記基材4に印刷形成後の 半透明層5の表面が乱反射面状態となるようになっている。
【0018】 従って、本実施例においては、灰色インクの半透明層5を形成する白色インク 中の白色顔料及び黒色インク中の黒色顔料の含有量が従来のものの半分以下とな っており、また、灰色インクの半透明層5内へのマット材の混入により、半透明 層5の表面が乱反射面状態となるようにしているので、上記半透明層5を透過す る照明用電球3の照射光の透過量が従来のものより多くなり、夜間照明時に、文 字、目盛り2部分を十分な明るさで視認することができ、また、上記半透明層5 表面の乱反射面により、文字板1の前面側から文字板1内に侵入しようとする外 光が乱反射されるようになり、昼間時に文字板1の前面側から、上記基材4の裏 面に形成した調光着色層7の色が視認できないようになり、意匠上高級感のある 文字板1とすることができる。
【0019】 図2は本考案の他の実施例を示したもので、上記基材4の表面に形成された地 色として灰色インク等の明るい色の半透明層5の表面には、さらに、クリア塗料 等にマット材が混入された透明層10が形成されており、この透明層10の表面 には、マスク印刷層として黒色等の不透明層6が形成されるようになっている。 そして、上記灰色インク内にマット材が混入されていない点を除いて、その顔料 の成分等その他の構成は上記実施例と同様になっている。
【0020】 本実施例においても、上記半透明層5を透過する照明用電球の照射光の透過量 が多くなることで、夜間照明時に、文字、目盛り2部分を十分な明るさで視認す ることができ、また、上記透明層10へのマット材の混入により、透明層10の 表面が乱反射面状態となり、文字板1内に侵入しようとする外光が透明層10の 表面で乱反射されるようになり、昼間時に文字板1の前面側から、上記基材4の 裏面に形成した調光着色層7の色が視認できないようになり、意匠上高級感のあ る文字板1とすることができる。
【0021】 なお、上記いずれの実施例も、文字、目盛り2部分以外の部分にマスク印刷層 としての不透明層6が形成されるようになっているが、斯かる不透明層6をマス ク印刷層としてでなく、文字、目盛り部分に使用し、文字、目盛り部分以外の地 色部分を照射光が透過するようにしてもよい。
【0022】
【考案の効果】
以上述べたように本考案に係る透光型文字板は、裏面に調光着色層が形成され た透明な文字板基材の表面に形成される文字、目盛り部分としての、あるいは地 色部分としての半透明層を、照射光が透過しやすい半透明層として形成すると共 に、この半透明層に、拡散材を混入しているので、照明時の文字、目盛り部分、 あるいは地色部分を十分な明るさで視認することができ、また、拡散材の混入に より半透明層の表面が乱反射面状態となることで、文字板内に侵入する外光が乱 反射されて、文字板基材の裏面の調光着色層が視認できないようになり、意匠上 高級感のある文字板とすることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る透光型文字板の一実施例を示す要
部断面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す要部断面図である。
【図3】従来の文字板を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 文字板 2 文字、目盛り部分 3 照明用電球 4 基材 5 半透明層 6 不透明層 7 調光着色層 8 チタンホワイト(白色顔料) 9 導光板 10 透明層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 裏面に調光着色層が形成された透明な文
    字板基材の表面に、地色としての半透明層を形成し、こ
    の半透明層の表面に、文字、目盛り部分を除いて、又は
    文字、目盛り部分に暗色不透明層を形成してなる文字板
    を設け、この文字板の後面側に光源を配設し、この光源
    からの照射光を上記文字板の後面側から透過させて文字
    板の照明を行う透光型文字板において、 上記半透明層を、上記照射光が透過しやすい半透明層と
    して形成すると共に、この半透明層に、拡散材を混入し
    たことを特徴とする透光型文字板。
  2. 【請求項2】 裏面に調光着色層が形成された透明な文
    字板基材の表面に、地色としての半透明層を形成し、こ
    の半透明層の表面に、文字、目盛り部分を除いて、又は
    文字、目盛り部分に暗色不透明層を形成してなる文字板
    を設け、この文字板の後面側に光源を配設し、この光源
    からの照射光を上記文字板の後面側から透過させて文字
    板の照明を行う透光型文字板において、 上記半透明層を、上記照射光が透過しやすい半透明層と
    して形成すると共に、この半透明層の表面に、拡散材を
    混入した透明層を形成したことを特徴とする透光型文字
    板。
JP592692U 1992-02-14 1992-02-14 透光型文字板 Withdrawn JPH0566520U (ja)

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JP (1) JPH0566520U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010230609A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2015145964A (ja) * 2014-02-03 2015-08-13 カルソニックカンセイ株式会社 照明装置

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JP2010230609A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
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Legal Events

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Effective date: 19960606