JPH0566420A - アクテイブマトリクス駆動回路構造 - Google Patents

アクテイブマトリクス駆動回路構造

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JPH0566420A
JPH0566420A JP22905191A JP22905191A JPH0566420A JP H0566420 A JPH0566420 A JP H0566420A JP 22905191 A JP22905191 A JP 22905191A JP 22905191 A JP22905191 A JP 22905191A JP H0566420 A JPH0566420 A JP H0566420A
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JP
Japan
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wiring
pixel electrode
gate bus
bus wiring
data bus
Prior art date
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Pending
Application number
JP22905191A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Kakehi
達也 筧
健一 ▼梁▲井
Kenichi Yanai
Tsutomu Tanaka
田中  勉
Hiroshi Ogata
公士 大形
Kenichi Oki
賢一 沖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス駆動回路構造に関し、
配線抵抗の低減及びデータバス配線からの信号の干渉に
より画素に不都合な波形ひずみを生じるのを防止し、且
つ適切な蓄積容量を設けることを目的とする。 【構成】 画素を形成する画素電極16と、該画素電極
を駆動するトランジスタ14と、該トランジスタに制御
信号を与えるためのゲートバス配線10及びデータバス
配線12とを備え、該ゲートバス配線10が、各画素電
極を取り囲み且つ各画素電極に部分的に重なるように形
成されている構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば液晶表示装置等で
使用されるアクティブマトリクス駆動回路構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、テレビやOA機器等のディスプレ
イとして液晶表示装置が使用されている。最近では、ア
クティブマトリクス駆動の液晶表示装置がさかんに開発
されている。
【0003】液晶表示装置は一対の基板の間に液晶を封
入し、基板に設けた画素電極により液晶の微小区分毎の
透過光の制御をして画像を形成する。アクティブマトリ
クス駆動回路は液晶を封入した一方の基板に設けられ、
例えば図5に示されるように、マトリクス状に横縦に延
びるゲートバス配線10及びデータバス配線12と、こ
れらのゲートバス10配線及びデータバス配線12の交
差部に設けられたトランジスタ14とからなり、各トラ
ンジスタ14が画素電極16を駆動する。ゲートバス配
線10及びデータバス配線12は各トランジスタ14に
制御信号を与えるために外部制御回路に接続される。
【0004】図6は1つの画素電極16及びトランジス
タ14の部分を拡大して示す図である。図7は同じゲー
トバス配線10及びデータバス配線12の交差部の拡大
図であり、図8は断面図である。最近では、画素電極1
6はITOで形成され、ゲートバス配線10及びデータ
バス配線12はアルミニウム等で形成される。また、ト
ランジスタ14はTFTとして形成されることが多くな
っている。
【0005】製造工程を簡単化するために、最初に画素
電極16を形成し、次にトランジスタ14を形成し、次
にゲートバス配線10及びデータバス配線12を同時に
形成することが多い。ただし、ゲートバス配線10及び
データバス配線12は接触して交差することはできない
から、図7及び図8に示されるように立体交差状に形成
する。図7及び図8において、データバス配線12は連
続的な直線として形成されるが、ゲートバス配線10は
データバス配線12の近傍で切断されており、この切断
端部は迂回配線部20に接続されている。この迂回配線
部20は、製造の最初に基板1上に画素電極16を形成
するときに、この画素電極16と同じ材料でゲートバス
配線10及びデータバス配線12の交差部に位置する小
領域に予め形成しておいたものである。そして、この迂
回配線部20の上に絶縁層22を設け、この絶縁層22
に穴22aを設けておき、その上にゲートバス配線10
を形成する。従って、ゲートバス配線10の材料は絶縁
層22の穴22aに進入して迂回配線部20に達し、よ
って切断されたゲートバス配線10は迂回配線部20に
より電気的に連続したものとなり、データバス配線12
とは電気的に分離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した構造
では、図6に示されるように、データバス配線12と交
差するゲートバス配線10の迂回電極20の部分が、使
用する材料の特性により抵抗の大きい部分となる(よっ
て抵抗記号で示されている)。すなわち、現在使用され
ているITOはアルミニウムよりも抵抗が大きい。ゲー
トバス配線10は多数の迂回配線部20を含み、制御信
号を受ける基板1の端部から中央寄りになるに従って抵
抗が大きくなっていく。このため、ゲートバス配線10
に加わる信号にひずみが生じるという問題点があった。
【0007】また、データバス配線12は画素電極16
の側縁部と平行するように近接して延び、両者の間に寄
生容量が形成される、という問題点があった。データバ
ス配線12は多くの画素電極16に電圧を供給し、その
電圧は絶えず変化しているので、寄生容量を介して画像
形成中の画素電極16の電位を変化させ、画像のひずみ
を生じさせるという問題点があった。さらに、液晶をは
さんで配置される画素電極16と対向電極とにより形成
される容量に対して、付加的に蓄積容量を設けてノイズ
の発生を低減するようになっているが、そのような蓄積
容量を設けるためにさらに製造工程が複雑になるという
問題点があった。本発明の目的は、配線抵抗の低減及び
データバス配線からの信号の干渉により画素に不都合な
波形ひずみを生じるのを防止し、且つ適切な蓄積容量を
設けたアクティブマトリクス駆動回路構造を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるアクティブ
マトリクス駆動回路構造は、図1に示されるように、画
素を形成する画素電極16と、該画素電極を駆動するト
ランジスタ14と、該トランジスタに制御信号を与える
ためのゲートバス配線10及びデータバス配線12とを
備え、該ゲートバス配線10(10p,10q,10
r,10s)が、各画素電極16を取り囲み且つ各画素
電極に部分的に重なるように形成されていることを特徴
とするものである。
【0009】
【作用】上記構成では、ゲートバス配線10(10p,
10q,10r,10s)が各画素電極16を取り囲む
ように形成されており、ゲートバス配線はトランジスタ
14へのアクセスが終了した後は一定のオフ電位に保た
れているので、シールド効果により、データバス配線1
2と画素電極16との間の信号の干渉を防止する。ま
た、ゲートバス配線は各画素電極に部分的に重なるよう
に形成されて、ゲートバス配線と画素電極との間に蓄積
容量24が形成され、この蓄積容量24は液晶を駆動す
る電荷を蓄積し、ノイズを低減するとともに鮮明な画像
を提供する。
【0010】
【実施例】図1は、本発明によるアクティブマトリクス
駆動回路構造を示す原理説明図兼実施例を示す図であ
る。図2は図1の1つの画素電極の近傍を示す拡大平面
図である。図3は図2の線 III−III に沿った断面図、
図4は図2の線IV−IVに沿った断面図である。
【0011】図1及び図5に示されるように、アクティ
ブマトリクス駆動回路構造は、基本的に、ゲートバス配
線10及びデータバス配線12と、画素を形成する画素
電極16と、トランジスタ14とを備えている。ゲート
バス配線10はデータバス配線12の近傍で切断されて
おり、両切断端部は迂回配線部20に接続されている。
図1においては、上記図6の従来技術の場合と同様に、
この迂回配線部20は抵抗記号で示されている。
【0012】図4に示されるように、迂回配線部20は
基板(図示せず)上に画素電極16を形成するときにこ
の画素電極16と同じ材料(ITO)でゲートバス配線
10及びデータバス配線12の交差部に位置する小領域
に予め形成しておいたものである。ゲートバス配線10
は絶縁層22に設けた穴22aを介して迂回配線部20
に接続される。従って、迂回配線20の部分は材料の違
いによりゲートバス配線10の主要部分(アルミニウム
等)よりも抵抗が高い。迂回配線部20の一部は図3に
も示されている。
【0013】図3に示されるように、トランジスタ14
は半導体14aで構成され、このトランジスタ14のゲ
ートはゲートバス配線10のゲート端子部10xに接続
され、ドレーンは画素電極16に接続される。トランジ
スタ14のソース端子部26はデータバス配線12の下
方に画素電極16と同じ材料で形成されている。トラン
ジスタ14の位置する部位において、データバス配線1
2は絶縁層22に設けた穴22bを介してソース端子部
26に接続される。画素電極16、迂回配線部20、及
びソース端子部26の形成は、1工程で達成される。
【0014】図1及び図2においては、画素電極16は
ほぼ矩形状の形状を有する。画素電極16はゲートバス
配線10の下側の層であるので、図2においては、画素
電極16は破線で示されている。同様に、迂回配線部2
0、及びソース端子部26も破線で示されている。従っ
て、実線で示されたゲートバス配線10の形状は、破線
で示された画素電極16及び迂回配線部20の形状と対
照的である。
【0015】図1及び図2に示されるように、ゲートバ
ス配線10は迂回配線部20によりデータバス配線12
と交差して横方向(行方向)に連続して延びるととも
に、各画素電極16を取り囲み且つ各画素電極16に部
分的に重なるように形成されている。従って、ゲートバ
ス配線10と画素電極16との間に蓄積容量24が形成
される。
【0016】さらに詳細には、2個の隣接するデータバ
ス配線12の間の領域において、ゲートバス配線10は
矩形状の画素電極16を取り囲む矩形環状の形状を有
し、矩形の四辺に相当する部分10p,10q,10
r,10sからなる。部分10p,10rはデータバス
配線12に沿って延び、部分10q,10sはデータバ
ス配線12に垂直に延びる。ゲートバス配線10の部分
10pと画素電極16との重なりは、図4の右端部に明
瞭に示されている。
【0017】このように、ゲートバス配線10が画素電
極16を取り囲んでおり、そして、ゲートバス配線10
はトランジスタ14へのアクセスが終了した後は一定の
オフ電位に保たれているので、シールド効果により、デ
ータバス配線12と画素電極16との間の信号の干渉を
防止する。さらに、ゲートバス配線10は画素電極16
を取り囲んでいるので、部分10p,10rはデータバ
ス配線12に沿って長く延びる。迂回配線部20も同様
にデータバス配線12に沿って長く延びるように形成す
ることができ、迂回配線部20とゲートバス配線10と
を長い接続領域で接続することができる。このようにし
て迂回配線部20の面積をかなり大きくすることができ
る。迂回配線部20の面積が大きくなると、その抵抗値
は小さくなる。従って、迂回配線部20が抵抗になるこ
とにより起因する問題点であった、ゲートバス配線10
に加わる信号のひずみを減少することができる。
【0018】さらに、ゲートバス配線10のデータバス
配線12に沿って延びる部分10pはトランジスタ14
のベース端子部10xになり、これは行方向に隣接する
画素電極16を駆動するトランジスタ14、すなわち走
査順番で先に駆動されるトランジスタ14に接続され
る。例えば、図1において、2行分(上行、及び中行と
呼ぶ)の画素電極16と3行分(上行、中行、及び下行
と呼ぶ)のトランジスタ14が示されており、このう
ち、下行、中行、及び上行のトランジスタ14が順次に
駆動されるとする。下行のトランジスタ14の駆動は、
中行の画素電極16を取り囲むゲートバス配線10の信
号により実施され、このゲートバス配線10の信号はパ
ルス状にオンになった後一定のオフ電位に保たれる。次
に中行のトランジスタ14がその上のゲートバス配線1
0の信号により駆動されるが、そのときには、中行の画
素電極16を取り囲むゲートバス配線10は上記したよ
うにオフ電位に保たれている。従って、中行の画素電極
16はオフ電位に保たれているゲートバス配線10に取
り囲まれていることになり、データバス配線12と画素
電極16との間の信号の干渉を防止するシールド効果を
確実に達成することができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ゲートバス配線が各画素電極を取り囲み且つ各画素電極
に部分的に重なるように形成されている構成としたの
で、配線抵抗の低減及びデータバス配線からの信号の干
渉により画素に不都合な波形ひずみを生じるのを防止
し、且つゲートバス配線により蓄積容量とすることがで
き、画素のノイズの発生を低減し、表示特性の向上に寄
与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例を示す平面図である。
【図3】図2の線 III−III に沿った断面図である。
【図4】図2の線IV−IVに沿った断面図である。
【図5】従来のアクティブマトリクス回路構造の概略を
示す図である。
【図6】図5の画素電極の部分の拡大図である。
【図7】図5のゲートバス配線及びデータバス配線の交
差部の拡大図である。
【図8】図7の断面図である。
【符号の説明】
10…ゲートバス配線 12…データバス配線 14…トランジスタ 16…画素電極 20…迂回配線部 22…絶縁層 24…蓄積容量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大形 公士 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 沖 賢一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画素を形成する画素電極(16)と、該
    画素電極を駆動するトランジスタ(14)と、該トラン
    ジスタに制御信号を与えるためのゲートバス配線(1
    0)及びデータバス配線(12)とを備え、該ゲートバ
    ス配線(10)が、各画素電極を取り囲み且つ各画素電
    極に部分的に重なるように形成されているアクティブマ
    トリクス駆動回路構造。
  2. 【請求項2】 ゲートバス配線(10)は迂回配線部
    (20)により絶縁層(22)を介してデータバス配線
    (12)と立体交差し、該迂回配線部はデータバス配線
    (12)に沿って長く延びる請求項1に記載のアクティ
    ブマトリクス駆動回路構造。
  3. 【請求項3】 ゲートバス配線(10)は行方向に隣接
    する画素電極を駆動するトランジスタ(14)のゲート
    電極に接続されている請求項1に記載のアクティブマト
    リクス駆動回路構造。
JP22905191A 1991-09-09 1991-09-09 アクテイブマトリクス駆動回路構造 Pending JPH0566420A (ja)

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JP22905191A JPH0566420A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 アクテイブマトリクス駆動回路構造

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JPH0566420A true JPH0566420A (ja) 1993-03-19

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5610736A (en) * 1993-12-24 1997-03-11 Kabushiki Kaisha Toshiba Active matrix type display device in which elongated electrodes underlie the signal lines to form capacitors with the pixel electrodes and manufacturing method
US5708483A (en) * 1993-07-13 1998-01-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Active matrix type display device
US6833893B2 (en) 1999-12-24 2004-12-21 Nec Lcd Technologies, Ltd. Optically compensated bend type liquid crystal display device
JP2008102230A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Sony Corp 電気光学装置

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US6833893B2 (en) 1999-12-24 2004-12-21 Nec Lcd Technologies, Ltd. Optically compensated bend type liquid crystal display device
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991116