JPH0566124A - 多次元座標測定機の自動停止機構 - Google Patents

多次元座標測定機の自動停止機構

Info

Publication number
JPH0566124A
JPH0566124A JP22900691A JP22900691A JPH0566124A JP H0566124 A JPH0566124 A JP H0566124A JP 22900691 A JP22900691 A JP 22900691A JP 22900691 A JP22900691 A JP 22900691A JP H0566124 A JPH0566124 A JP H0566124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
measured
carriage
coordinate measuring
stylus
measuring machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22900691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Ogiwara
真一郎 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Seimitsu Co Ltd filed Critical Tokyo Seimitsu Co Ltd
Priority to JP22900691A priority Critical patent/JPH0566124A/ja
Publication of JPH0566124A publication Critical patent/JPH0566124A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定者はキャリッジを止めるために注意力を
集中する必要がなく、また、被測定物の測定点数が多い
場合でも労力を伴わずに被測定物の測定をすることがで
きるので、測定者が容易に被測定物を測定することがで
きる。 【構成】 多次元座標測定機に設けたブレーキ手段4
4、46、48は、スタイラス36が被測定物38に接
触した時に出力された信号に基づいて制動力が発生す
る。従って、スタイラス36が被測定物38に接触する
と共にキャリッジ28が自動的に停止するので、測定者
はキャリッジ28を止めるために注意力を集中する必要
がない。また、被測定物38の測定点数が多い場合でも
労力を伴わずに被測定物38の測定をすることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は多次元座標測定機の自
動停止機構に係り、特に多次元座標測定機で手動測定中
に、被測定物にスタイラスが接触した時移動中のキャリ
ッジを自動停止する多次元座標測定機の自動停止機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】多次元座標測定機を使用して手動で被測
定物の形状等を測定する場合、図5に示すキャリッジ1
0を測定者の手12で被測定物14の方向に移動する。
移動中のスタイラス16が被測定物14に近づいた時、
測定者の勘に基づいて手動中のキャリッジ10を手で止
めて、スタイラス16を被測定物14に接触させる。そ
して、スタイラス16が被測定物14に接触した瞬間に
出力されたカウンタラッチ信号に基づいて、そのときの
座標軸を読み取る。この場合、測定者はプローブストロ
ークの設定範囲を越えないように注意してキャリッジ1
0を停止する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
プローブストロークの範囲は4mm〜8mmと小さく設
定されていて、更にキャリッジの質量は10Kg〜200
Kgと重いのでプローブストロークの範囲ないでキャリッ
ジを止めるために測定者は注意力を集中する必要があ
り、また、被測定物の測定点数が多い場合大変な労力と
なっていた。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、測定者が容易に被測定物を測定することができ
る多次元座標測定機の自動停止機構を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、スタイラスが被測定物に接触した位置でキ
ャリッジを停止し、スタイラスが被測定物に接触した時
に出力された信号に基づいて、スタイラスが被測定物に
接触したときの座標軸を読み取る多次元座標測定機にお
いて、前記信号に基づいて制動力が発生して、該制動力
でキャリッジを停止する制動手段を設けたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】本発明によれば、多次元座標測定機にスタイラ
スが被測定物に接触すると共に出力された信号に基づい
て制動力が発生する制動手段を設けたので、スタイラス
が被測定物に接触すると共にキャリッジが自動的に停止
する。従って、測定者はキャリッジを止めるために注意
力を集中する必要がなく、また、被測定物の測定点数が
多い場合でも労力を伴わずに被測定物の測定をすること
ができる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る多次元座
標測定機の自動停止機構について詳説する。本発明では
いわゆる3次元座標測定機に本発明に係る自動停止機構
を使用した場合について説明する。ここで、3次元座標
測定機とはX、Y、Zの3軸ガイドを備え、各々のガイ
ドに沿ってプローブを3軸方向に移動する測定機をい
う。
【0008】図1に示すように3次元座標測定機のキャ
リッジ28はX軸ガイド32にエアベアリング(図示せ
ず)を介して移動自在に支持されていて、キャリッジ2
8の下端部にはプローブ30のフィーラ34を介してス
タイラス36が設けられている。3次元座標測定機はス
タイラス36が被測定物38に接触した瞬間に出力され
たカウンタラッチ信号に基づいて、そのときの座標軸を
読み取るように構成されている。
【0009】本発明に係る多次元座標測定機の自動停止
機構はワンショットパルス生成手段40、ブレーキ操作
スイッチ42、及びX、Y、Z軸用ブレーキ手段44、
46、48を備えている。ワンショットパルス生成手段
40はプローブ30から出力されたカウンタラッチ信号
に基づいてワンショットパルスを出力する。ブレーキ操
作スイッチ42は「ON」、「OFF」スイッチで、通
常「ON」の状態に保持されている。この場合にワンシ
ョットパルスに基づいてブレーキ動作を行う。また、ブ
レーキ操作スイッチ42が「OFF」の場合はワンショ
ットパルスが入力されても、ブレーキ動作は行わない。
【0010】X軸用ブレーキ手段44はキャリッジ28
に設けられていて、図2に示すようにX軸用ブレーキ手
段44のソレノイド50はプレート52に固定されてい
る。ソレノイド50の移動ロッド50Aの端部にはピン
54を介してアーム56、56の一端部が回動自在に支
持されている。アーム56は略く字型に形成され、他端
部がX軸ガイド32両サイドに配置される。アーム56
の他端部にはブレーキパッド56Aが固着されていて、
アーム56の中央部はピン58を介してプレート52に
回動自在に支持されている。また、ソレノイド50とア
ーム56との間にはコイルばね60が配設されていて、
コイルばね60は移動ロッド50Aを図2上で左方向に
突出させるように付勢する。
【0011】従って、ブレーキ信号が「OFF」の状態
の時(すなわち、ワンショットパルスが出力されない
時)ソレノイド50が未通電状態になるのでコイルばね
60の付勢力で移動ロッド50Aが、図2上で左方向に
突出する。これにより、アーム56、56がピン58、
58を中心にして互いに離れる方向に回動するので、ブ
レーキパッド56A、56AがX軸ガイド32から退避
してブレーキが開放される。
【0012】一方、ブレーキ信号が「ON」の状態(す
なわち、ワンショットパルスが出力された状態)になる
と、トランジスタ62Aが作動してソレノイド50に作
動電圧が印加し、コイルばね60の付勢力に抗して移動
ロッド50Aを図3上で右方向に突出する。従って、ア
ーム56、56がピン58、58を中心にして互いに近
づく方向に回動するので、ブレーキパッド56A、56
AがX軸ガイド32に当接してブレーキが作動する。
尚、この場合同時にトランジスタ62B、62Cが作動
してY、Z軸用ブレーキ手段46、48が作動する。こ
れによりキャリッジ28が停止する。
【0013】このように構成された本願発明に係る多次
元座標測定機の自動停止機構の作用について説明する。
先ず、ブレーキ操作スイッチ42を通常「ON」の状態
に保持し、測定者の手80でキャリッジ28を被測定物
38の方向に移動する。被測定物38にスタイラス36
が接触するとプローブ30からカウンタラッチ信号が出
力され、出力されたカウンタラッチ信号に基づいて、ス
タイラス36が接触したときの座標軸を読み取る。同時
にカウンタラッチ信号がワンショットパルス生成手段4
0に印加して、ワンショットパルス生成手段40はワン
ショットパルスを出力する。
【0014】そして、出力されたワンショットパルスが
トランジスタ62Aに作動してソレノイド50に作動電
圧が印加し、コイルばね60の付勢力に抗して移動ロッ
ド50Aを図2上で右方向に突出する。従って、ブレー
キパッド56A、56AがX軸ガイド32に当接してブ
レーキが作動する。尚、この時同時にトランジスタ62
B、62Cが作動してY、Z軸用ブレーキ手段46、4
8が作動する。従って、キャリッジ28が自動的に停止
する。
【0015】この場合、ワンショットパルスは1回出力
されるだけなので、その後ソレノイド50が未通電状態
になり、コイルばね60の付勢力で移動ロッド50A
が、図2上で左方向に突出する。従って、アーム56、
56がピン58、58を中心にして互いに離れる方向に
回動する。これにより、ブレーキパッド56A、56A
がX軸ガイド32から退避してブレーキが開放される。
【0016】上述したように本発明に係る多次元座標測
定機の自動停止機構が作動した場合の、ワンショット時
間と停止時間との関係について説明する。 キャリッジ30の質量: M=200 kg ブレーキ力 : Fв=50 N とすると、減速加速度αвはαв=Fв/Mの関係か
ら、 αв=0、25m/s となる。
【0017】 また、測定速度: Vм=0、03m/s とすると、減速時間TвはTв=Vм/αвの関係か
ら、 Tв=0、12sec となる。従って、停止距離SвはSв=(Vм×Tв)
/2の関係から、 Sв=1、8mm(図4参照) となり、一般的なプローブストロークの範囲(4mm〜
8mm)内でプローブ30を停止することが出来る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る多次元
座標測定機の自動停止機構によれば、スタイラスが被測
定物に接触すると共にキャリッジが自動的に停止するの
で、測定者はキャリッジを止めるために注意力を集中す
る必要がなく、また、被測定物の測定点数が多い場合で
も労力を伴わずに被測定物の測定をすることができる。
【0019】これにより、測定者は容易に被測定物を測
定することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多次元座標測定機の自動停止機構
の全体概略図
【図2】本発明に係る多次元座標測定機の自動停止機構
のX軸用ブレーキが開放した状態を示した要部拡大図
【図3】本発明に係る多次元座標測定機の自動停止機構
のX軸用ブレーキが作動した状態を示した要部拡大図
【図4】本発明に係る多次元座標測定機の自動停止機構
を使用した場合の測定速度とプローブの停止距離との関
係を示した図
【図5】従来の多次元座標測定機を手動操作している状
態を示した側面図
【符号の説明】
28…キャリッジ 30…プローブ 36…スタイラス 38…被測定物 40…ワンショットパルス生成手段 42…ブレーキ操作スイッチ 44、46、48…ブレーキ手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタイラスが被測定物に接触した位置で
    キャリッジを停止し、スタイラスが被測定物に接触した
    時に出力された信号に基づいて、スタイラスが被測定物
    に接触したときの座標軸を読み取る多次元座標測定機に
    おいて、 前記信号に基づいて制動力が発生して、該制動力でキャ
    リッジを停止する制動手段を設けたことを特徴とする多
    次元座標測定機の自動停止機構。
  2. 【請求項2】 前記信号に基づいてワンショットパルス
    信号を生成する手段を備え、該ワンショットパルス信号
    に基づいて前記制動手段の制動力が発生することを特徴
    とする請求項1の多次元座標測定機の自動停止機構。
JP22900691A 1991-09-09 1991-09-09 多次元座標測定機の自動停止機構 Pending JPH0566124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22900691A JPH0566124A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 多次元座標測定機の自動停止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22900691A JPH0566124A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 多次元座標測定機の自動停止機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0566124A true JPH0566124A (ja) 1993-03-19

Family

ID=16885285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22900691A Pending JPH0566124A (ja) 1991-09-09 1991-09-09 多次元座標測定機の自動停止機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0566124A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027616A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Mitsutoyo Corp 手動式三次元測定装置、手動式三次元測定方法、及び手動式三次元測定用プログラム
JP2015179004A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社ミツトヨ 形状測定機及びその位置調整方法
JP2018163094A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社東京精密 検出器、輪郭形状測定機及び触針の接触制御方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027616A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Mitsutoyo Corp 手動式三次元測定装置、手動式三次元測定方法、及び手動式三次元測定用プログラム
JP2015179004A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 株式会社ミツトヨ 形状測定機及びその位置調整方法
JP2018163094A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 株式会社東京精密 検出器、輪郭形状測定機及び触針の接触制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6450905A (en) Scanning head for coordinates measuring apparatus
JPS6127686B2 (ja)
US3446065A (en) Automatic probing apparatus
JPH0566124A (ja) 多次元座標測定機の自動停止機構
JP7306883B2 (ja) 座標測定機、及び座標測定プログラム
JPH0979835A (ja) 手動操作型三次元測定機
JPS6370101A (ja) 寸法測定用プロープ
JPH07139936A (ja) 座標測定機
US3023506A (en) Contour measuring apparatus
JP2002206902A (ja) ボールねじの有効径測定装置
JP2853794B2 (ja) 表面形状測定機の測定力調整手段
JPH06170699A (ja) 工具長測定方法
US2367797A (en) Gauging apparatus
JPS62164252A (ja) カセツトテ−プレコ−ダにおけるオ−トストツプ検査装置
JPS60142202A (ja) 立体物上の数値測定装置
JPH07151537A (ja) 多座標測定機械で基準点を設定する方法
JPH018963Y2 (ja)
JPS6062446A (ja) 工具の自動検出方法
US2515418A (en) Gauge for small screw threads
JPH04193460A (ja) 形状又は面精度測定方法とこれに用いる装置
JPH0774734B2 (ja) 寸法測定装置及び三次元寸法測定装置
JPH0850003A (ja) 形状測定機
JPS59196405A (ja) 3次元自動位置測定装置
JPS5842337Y2 (ja) 段ボ−ル原紙等の以置決め装置
JPS61155901A (ja) 触針式測定機