JPH0565910U - ゴミ袋付き容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ［目的］（イ）コーナー容器に蓋を被せることによっ
て、汚らしく露出した残飯等の生ゴミを衛生的に体裁良
く収納する。 （ロ）容器の蓋上のゴミ袋ロール収納部に数十枚分のゴ
ミ袋を収納し、手元で取り出しすることによって、いち
いちゴミ袋を用意して装着する煩わしさを大幅に解消す
る。 （ハ）コーナー容器に生ゴミを直接投入して、水切り袋
の購入費と装着手間のムダを解消し、生ゴミをゴミ袋に
簡単に詰め替える。 以上により、不衛生な生ゴミを容器内に溜めて置くこと
なく手軽に廃棄して、ハエやゴキブリ及び悪臭等の発生
を抑止し、台所の生ゴミ等を衛生的に、かつ、簡単に処
理する流し台コーナー容器及びゴミ容器を提供する。 ［構成］コーナー容器及びゴミ容器に蓋を設け、蓋の上
面にゴミ袋の引き出し口を備えたゴミ袋ロール収納部を
設けてゴミ袋ロールを装着したことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】 ［０００１］ ［産業上の利用分野］ この考案は、台所の生ゴミやゴミ容器のゴミを衛生的に、かつ、簡単に廃棄処 理する流し台コーナー容器及びゴミ容器に関するものである。 ［０００２］ ［従来の技術］ 従来の流し台コーナー容器（以下コーナー容器と言う）やゴミ容器は、蓋が付 いていないので、容器内に溜まった生ゴミ等が汚らしく露出しているものであっ た。また、生ゴミ等の廃棄処理に当たっては、コーナー容器内に水切り穴を備え たゴミ袋（以下水切り袋と言う）を装着し、水切り袋内に溜まった生ゴミを袋ご と取り出し、これを水漏れしないゴミ袋（以下ゴミ袋と言う）に詰めてからゴミ 容器等に投入するもの、または、コーナー容器内に生ゴミを直接投入し、溜まっ た生ゴミを適当なゴミ袋に詰め替えてゴミ容器等に投入し、廃棄するものであっ た。 ［０００３］ ［考案が解決しようとする課題］ これには、つぎのような欠点があった。 （イ）コーナー容器やゴミ容器には、蓋がないので台所の残飯が汚らしく露出し 、ハエやゴキブリ及び悪臭等が発生して不衛生であった。 （ロ）水切り袋内に溜まった生ゴミは、水漏れしないゴミ袋に詰めてからゴミ容 器に投入しないと生ゴミの汁が容器内に滴り、ハエやゴキブリ、及び悪臭が発生 して不衛生であった。そこで、水漏れのしないゴミ袋を用意し、水切り袋を密閉 状態にしてゴミ容器に投入しなければならなかった。このため、水切り袋の装着 及び適当なゴミ袋をいちいち用意する煩わしさ及び水切り袋の購入費等、水切り 袋とゴミ袋の二重処理による手数と費用のかかるものであった。 （ハ）コーナー容器やゴミ容器内に直接投入した生ゴミ等をゴミ袋に詰め替える に当たっては、詰め替えのたびごとにいちいち適当なゴミ袋を用意する煩わしさ 及び容器内の生ゴミをゴミ袋に詰め替える際にゴミ袋の開口部がうまく開らいて いないと生ゴミがゴミ袋の外にこぼれたりして、詰め替えが非常に煩わしいもの であった。 また、ゴミ容器内にゴミ袋を装着するものでは、ゴミの溜まった袋を取り出す たびごとにいちいちゴミ袋を用意して容器内に装着することが非常に煩わしいも のであった。 このため、容器内のゴミが満杯に溜まりがちで、ハエやゴキブリ及び悪臭等が 発生して不衛生になることが多かった。 本考案は、以上の欠点を解決するためになされたものである。 ［０００４］ ［課題を解決するための手段］ 上記の欠点を解決するため本考案は、容器（１）に蓋（２）を設け、この蓋の 上面にゴミ袋の引き出し口を備えたゴミ袋ロール収納部（３）を設けてゴミ袋ロ ール（４）を装着したものである。 ［０００５］ ［作用］ ゴミ袋ロール収納部（３）の引き出し口よりゴミ袋を取り出し、この袋の開口 部を下に向けて開き、コーナー容器（１）の上から被せる。次に、被せたゴミ袋 とコーナー容器（１）を一緒に持ち、これを上下逆さまにして、容器内の生ゴミ をゴミ袋内に落とし込み、ゴミ袋の開口部を結んで廃棄処分する。 また、ゴミ容器については、ゴミ袋ロール収納部より引き出したゴミ袋を容器 内に広げてゴミを投入し、袋内に溜まったゴミを袋ごと取り出して廃棄処分する 。 ［０００６］ ［実施例］ 以下、本考案の流し台コーナー容器の実施例について説明する。 （イ）コーナー容器（１）は、三角型で下部に水切り孔を備えたプラスチック製 のもので、従来型と同型のものとする。 （ロ）蓋（２）は、コーナー容器（１）に適合する形状，寸法のもので、上面に ゴミ袋引き出し口を備えたロール収納部（３）を設け、ゴミ袋ロール（４）を装 着したプラスチック製のものとする。 （ハ）ロール収納部（３）は、蓋（２）の上面にゴミ袋ロール（４）を収納する もので、手前面にゴミ袋の引き出し口を設け、両端面にゴミ袋ロールの保持部を 設けた、プラスチック製のものとする。 （ニ）ゴミ袋ロール（４）は、連続成型した角底型のビニール製ゴミ袋を一枚づ つ切り取りできるようにミシン目を入れ、数十枚分のゴミ袋を巻き取り芯にロー ル状に巻き付けたものとする。 また、ゴミ袋の開口部の寸法は、コーナー容器の開口部の寸法に適合する寸法 のものとし、長さ方向の寸法は、袋内に詰めた生ゴミを一本結びで結べる長さの 結び代を確保したものとする。 （ホ）本考案は、容器（１）を及び蓋（２）を図３，４，に示すように、ゴミ容 器に対応する形状及び使い方にすればゴミ容器にも利用できる。 本考案は、以上のような構成で、次に、コーナー容器の使用手順を図２参照し て説明する。また、ゴミ容器としての使用手順を図４に示す。 （イ）ロール収納部（３）にゴミ袋ロール（４）を装着する。 （ロ）コーナー容器（１）に生ゴミを直接投入する。 （ハ）コーナー容器に蓋（２）を被せてハエやゴキブリ及び悪臭等の発生を抑止 する。 （ニ）容器内に生ゴミが溜まったらロール収納部の引き出し口よりゴミ袋を取り 出す。 （ホ）ゴミ袋の開口部を下に向けて開く。 （ヘ）コーナー容器にゴミ袋を上から逆さに被せる。 （ト）被せたゴミ袋とコーナー容器を一緒に持ち、上下逆さまにしてコーナー容 器内の生ゴミをゴミ袋内に落とし込み、詰め替えする。 （チ）詰め替えしたゴミ袋の開口部を一本結びで結び、密閉状態にして廃棄処分 する。 （リ）一度のゴミ袋ロール装着で（ロ）〜（チ）の項のゴミ処理サイクルを数十 回繰り返し行う。 ［０００７］ ［考案の効果］ （イ）コーナー容器またはゴミ容器に蓋をすることによって、台所に汚らしく露 出している残飯等の生ゴミを体裁良く収納する。また、ハエやゴキブリ及び悪臭 の発生を抑止して衛生的に収納する。 これによって、台所をいつもきれいに、かつ、衛生的にする。 （ロ）コーナー容器またはゴミ容器に直接投入した生ゴミをゴミ袋に直接詰め替 えすることにより、水切り袋の購入費等、水切り袋とゴミ袋の二重処理による手 数と費用の無駄をなくする。 （ハ）コーナー容器またはゴミ容器の蓋上にロール収納部を設けることにより、 ゴミ袋がいつも手元にあり、また、数十枚分ゴミ袋を一度に収納するので詰め替 えのたびごとにいちいちゴミ袋を用意する煩わしさを大幅に解消する。 これによって、容器内に生ゴミを溜めて置くことなくいつでも手軽に処理でき るので、ハエやゴキブリ及び悪臭等の発生がなくなり、衛生的で、かつ、便利で ある。 （ニ）コーナー容器またはゴミ容器の開口部に適合した寸法のゴミ袋を容器に被 せ、容器とゴミ袋を一緒に持って逆さまにすることにより、手を汚すことなく、 また、外部にこぼすことなく、簡単にゴミ袋に詰め替えることができる。 これによって、容器内の生ゴミを溜めることなく、手軽に廃棄処理ができる ので、ハエやゴキブリ及び悪臭の発生がなくなり、衛生的で、かつ、便利である 。 （ホ）ゴミ袋ロールにより、ゴミ袋の廃棄処理に必要なる十分な長さの結び代を 容易に確保できる。 これによって、詰め替えたゴミ袋を一本結びにより簡単に密閉状態で衛生的に 結ぶことができるので、ハエやゴキブリ及び悪臭等の発生がなくなり、衛生的で ある。 （ヘ）蓋にゴミ袋ロールを装着する装置を一般のゴミ容器に用いることにより、 ゴミの溜まった袋を取り出すたびごとにいちいちゴミ袋を用意する煩わしさを大 幅に解消し、また、衛生的で見映えの良いゴミ処理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】 ［図１］本考案のコーナー容器の構成を示す斜視図であ
る。 ［図２］本考案のコーナー容器の使用手順を示す斜視図
である。 ［図３］本考案のゴミ容器の構成を示す斜視図である。 ［図４］本考案のゴミ容器の使用手順を示す斜視図であ
る。 ［符号の説明］ （１）は、コーナー容器またはゴミ容器 （２）は、蓋 （３）は、ゴミ袋ロール収納部 （４）は、ゴミ袋ロール （４ａ）は、ゴミ袋

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ［請求項１］ 容器（１）に蓋（２）を設け、蓋（２）
   の上面にゴミ袋引き出し口を備えたゴミ袋ロール収納部
   （３）を設け、ゴミ袋ロール（４）を装着してなるゴミ
   袋付き容器。 ［請求項２］ 容器（１）が流し台コーナー容器である
   請求項１記載のゴミ袋付き容器。 ［請求項３］ 容器（１）がゴミ容器である請求項１記
   載のゴミ袋付き容器。