JPH0565898U - フリップ・オフ・キャップ用除去具 - Google Patents

フリップ・オフ・キャップ用除去具

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JPH0565898U
JPH0565898U JP1294992U JP1294992U JPH0565898U JP H0565898 U JPH0565898 U JP H0565898U JP 1294992 U JP1294992 U JP 1294992U JP 1294992 U JP1294992 U JP 1294992U JP H0565898 U JPH0565898 U JP H0565898U
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cap
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栄作 宗
武志 西川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイアルに用いられるフィリップ・オフ・キ
ャップの保護蓋用除去具において、除去具本体に支点部
と舌状部とを設けることにより、保護蓋の除去作業を容
易に、また、使用者に負担をかけずに行えるようにす
る。 【構成】 除去具本体22の先端から下方に向けて支点部
23を設け、さらに、本体22の先端から間隔をおいて、支
点部23に向けて略水平に延びる舌状部25を設ける。これ
により、使用時において、支点部23によりキャップ本体
5の表面を抑えつつ、舌状部25をキャップ本体5と保護
蓋6との隙間Sに挿入させ、支点部23を支点として除去
具本体22を上方に回動し容易に保護蓋6を除去すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフリップ・オフ・キャップ用除去具に係り、より詳細には、注射用液 剤、凍結乾燥製剤、溶解液等を容れる小瓶、いわゆるバイアルに用いられるフリ ップ・オフ・キャップの保護蓋用除去具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように病院等において、バイアルに容れられた薬品が大量に使われてい る。最近では、図7に示すようなフリップ・オフ・キャップと呼ばれている保護 用キャップを付けたバイアル類がしばしば用いられている。図7において、通常 のバイアル瓶はバイアル2の口部3を閉塞するゴム製の中栓4を有しているが、 フリップ・オフ・キャップ1はこの中栓4とバイアル2の口部3を一体的に覆う キャップ本体5、およびこのキャップ本体5の上部に除去可能に取付けられた保 護蓋6から構成されている。キャップ本体5はアルミ等の金属製のもの、また除 去可能な保護蓋6は合成樹脂製のものが多い。また、この保護蓋6の下側にはキ ャップ本体5の水平中央部に形成された円孔7を通り、さらにこの円孔7より大 きい径を有し、しかし厚みの小さいディスク部分8を有している。図7から明ら かなように、このディスク部分8は、キャップ本体5と中栓4により挟圧されて おり、これにより保護蓋6はキャップ本体5の上面に強固に密着されている。
【0003】 従来、バイアル2中の薬品を使用する時には、使用者は、キャップ本体5の外 周部と保護蓋6の外周部との間の小さな間隙Sに親指の爪または腹部をこじいれ た後、保護蓋6の外周部に矢印A方向の力を加える。すると、保護蓋6は矢印A 方向に湾曲し、更に力を加えると、ディスク部分8が下方に折れ曲がりながらキ ャップ本体6の円孔7から外部に抜け出る。また、ディスク部分8と保護蓋6の 結合部にミシン目等を入れ切断可能にしておくと、ディスク部分8はキャップ本 体5に結合したまま保護蓋6を除去することができる。これにより、保護蓋6を 除去することができ、中栓4の一部がキャップ本体5の円孔6から外部に露出さ れる。こうして使用者は注射針をこの露出部よりゴム製の中栓4を通してバイア ル2内に差し入れることができ、目的とする凍結乾燥製剤への溶解液の注入、あ るいは注射用液剤の注射筒内への吸入を行うことができる。このようなフリップ ・オフ・キャップをバイアルに付けるのは、中栓4の上部の汚染防止並びに中栓 4をより強固に固定し、内容物の流出等を防ぐためである。
【0004】 しかしながら、上述のように、保護蓋6がキャップ本体4に強固に密着されて いるため、除去時に大きな力が要求され、また、保護蓋6の外周部とキャップ本 体4の外周部との間隙Sが非常に小さいため、親指等による保護蓋6の除去は、 大変困難であった。さらに、バイアルを連続的に使用する場合には、指に大きな 負担がかかるため指に力が入らなくなったりつめが割れたりして、使用者、たと えば看護婦等にとって決して使用しやすいものとは言えなかった。
【0005】 上記問題点を解決するため、図8に示す、いわゆるツベルクリン・バイアル用 のキャップ除去具9などが用いられたりしていた。この除去具9は先端部10と突 出部11とを有し、バイアルの保護蓋12を除去するに際して、突出部11を保護蓋12 およびキャップ本体13の間に挿入させ、つぎに、先端部10を支点として除去具9 の把手部14にを矢印B方向の力を加えることにより、除去作業を行っていた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ツベルクリン・バイアル用の蓋には凹部が設けられており、こ の部分に除去具9の突出部11を挿入してこじ開ける方式であった。この除去具9 をフリップ・オフ・キャップに用いても、その形状等により、突出部11の部位11 a を保護蓋12とキャップ本体13との間に非常に挿入させにくく、かつ保護蓋12を 上方に押上げる作業に安定感がなく、フリップ・オフ・キャップの保護蓋12の除 去作業に伴う困難さを克服することができなかった。
【0007】 本考案の目的は、上記問題を解消し、簡単な構成で、いわゆるバイアル用フリ ップ・オフ・キャップ、詳細にはこのキャップの保護蓋を容易に、また、使用者 に負担をかけずに除去できる除去具を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、フリップ・オフ・キャップの保護蓋を除 去するための除去具であって、除去具本体と、該除去具本体の先端部から下方に 突出し、かつ横幅を有する支点部と、該支点部に対して間隔をおき、かつ前記支 点部に向かって略水平に前記除去具本体に設けられた扁平な舌状部とからなるこ とを特徴とする構成とした。
【0009】
【作用】
上記構成において、フリップ・オフ・キャップの保護蓋を除去する際には、支 点部により保護蓋の一部を抑えつつ、舌状部を保護蓋とキャップ本体との隙間に 挿入し、次に支点部を支点として除去具本体を上方に回動する。この一連の動作 により保護蓋はキャップ本体から容易に除去される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図にもとづいて説明する。図1ないし図3にお いて、除去具本体22の先端部から下方に向けて支点部23が設けられている。支点 部23は、図3に例示したように所定の横幅を有している。この横幅は、除去作業 に際し保護蓋6(図7参照)をしっかり押さえるのに十分な大きさであることが 望ましい。強度、安全性を高めるため、また保護蓋6との好ましい接面状態を得 るために、さらに、支点部23の先端から除去具本体22に向けて案内部24を延設し てもよい。除去具本体22には板状又は厚みを有する形状、例えば図6のように、 略円筒状など使い勝手のよい種々の形状にすることができる。
【0011】 また、除去具本体22には支点部23から所定の間隔をおいて舌状部25が支持部26 を介して設けられている。支持部26は除去具本体22から下方向に突設され、舌状 部25はこの支持部26先端から略水平に、すなわち、除去具本体22に対して略平行 に延設されている。また、舌状部25の先端部は、挿入をし易くするため、上下方 向からみて円弧状に、かつ水平方向からみてテーパ状に形成されている。なお、 除去具本体22の材質を金属板とした場合、これら舌状部25と支持部26は、除去具 本体22を支持部26の基端部を除いてカットした後、一体的にプレスすることによ り形成することができる。
【0012】 なお、除去具本体22と舌状部25との距離e1 は、保護蓋6の厚みe2 よりは十 分に広く、また、支点部23と舌状部25との距離fは保護蓋6の直径dより小さく 設定することにより、除去具21を使い易くすることができる。
【0013】 また、除去具本体22が板状の場合は、その長手方向両縁部27,27 が上方又は下 方に折曲され、また、これら両縁部27,27 に沿ってリブ28,28 が形成されること により、除去具本体22を強化することができる。さらに、同様に舌状部25と支持 部26の強化を図るためこれらの長手方向中心部にも共通のリブ29を形成してもよ い。
【0014】 つぎに、上記のように構成した本実施例の作用について図4及び図5により説 明する。まず、支点部23の先端部分を保護蓋6上に当接する。そして舌状部25の 先端をキャップ本体5と保護蓋6の間の部分に接触させる。つぎに、支点部23を 支点として除去具本体22を上方やや前方に少し上げると、舌状部25の先端がキャ ップ本体5の垂直部5aに沿って上方に移動してキャップ本体5と保護蓋6との隙 間Sにスムーズに挿入する(図4参照)。これはキャップ本体5の肩部5bが大き くカーブしていることおよび舌状部25の先端の進入角度がこのカーブによく適合 していることによる。さらに、除去具本体22を前方に移動しつつ上方に力を加え ると、舌状部25の先端は隙間Sの奥に入り込み、保護蓋6の一部が図5に示すよ うに上方に折れ曲がり、力を更に加えると保護蓋6がキャップ本体5から容易に 除去される。
【0015】 前記除去作業においては、まず、支点部23の先端を保護蓋6に当接させた後、 舌状部25の先端を隙間Sに挿入させたが、これとは逆に、まず舌状部25の先端を キャップ本体5の垂直部に沿って上方に移動し、隙間Sに少し挿入させたのち、 支点部23を保護蓋6に当接しても、前記除去作業と同様に容易に保護蓋6全体を キャップ本体5から除去することができる。いずれの場合も、支点部23の先端が 保護蓋6の上面に当接したとき以上に舌状部25が下方にくることないため、舌状 部25の隙間Sへ挿入させやすい特徴がある。
【0016】 なお、上記実施例において、舌状部25の先端を円弧状に形成したが、この円弧 の曲率は適宜設定でき、例えば先端中央が直線状でその両端部分が丸くなってい る形状でもよい。また、図6に示すように、舌状部25を逆方向に円弧状にカット して形成してもよい。このとき、舌状部25の先端が隙間Sに挿入し易くするため 、円弧の曲率は、対象とするバイアルのキャップの保護蓋の曲率に略等しく設定 するのが好ましい。
【0017】 また、上記実施例において、支点部23を除去具本体22の先端に設けたが、舌状 部25との間隔を適当にとることができれば、支点部23を特に先端に設けなくとも よい。また、上記実施例において、支点部23の先端に案内部24を延設したが、省 略することもできる。さらに、上記実施例において、除去具本体22の材質を金属 としたが、所定の強度を有するものであればよく、例えば合成樹脂等でもよいの は勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、除去具本体の先端部から下方に突出し、かつ 横幅を有する支点部と、この支点部に対して間隔をおき、かつ前記支点部に向か って略水平に前記除去具本体に設けられた扁平な舌状部とから除去具を構成した ので、支点部は保護蓋をしっかりと抑えることができ、舌状部は保護蓋とキャッ プ本体との隙間に挿入し易く、このため容易に保護蓋をキャップ本体から除去す ることができる。したがって、バイアル用フリップ・オフ・キャップの保護蓋の 除去作業を容易にかつ効率よく行うことができると共に、使用者が同作業を連続 的に行ったとしても、使用者への負担を非常に軽減できる。また、除去具の構造 が簡単なので、製造工程も少なくてよく、製造コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の除去具の一実施例を示す平面図であ
る。
【図2】図1の除去具の側面図である。
【図3】図1の除去具を裏側から見た斜視図である。
【図4】図1の除去具の舌状部を保護蓋とキャップ本体
との隙間に当てた状態を示す説明図である。
【図5】図4の状態から除去具本体を上方に押し上げた
状態を示す説明図である。
【図6】本考案の除去具の他の実施例を示す、裏側から
見た斜視図である。
【図7】フリップ・オフ・キャップを用いたバイアルを
示す断面図である。
【図8】従来のツベルクリン・バイアル用除去具の使用
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
21 除去具 22 除去具本体 23 支点部 24 案内部 25 舌状部 26 支持部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フリップ・オフ・キャップの保護蓋を除
    去するための除去具であって、除去具本体と、該除去具
    本体の先端部から下方に突出し、かつ横幅を有する支点
    部と、該支点部に対して間隔をおき、かつ前記支点部に
    向かって略水平に前記除去具本体に設けられた扁平な舌
    状部とからなることを特徴とする除去具。
JP1992012949U 1992-02-06 1992-02-06 フリップ・オフ・キャップ用除去具 Expired - Fee Related JP2593549Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013532053A (ja) * 2010-05-19 2013-08-15 ハミルトン・ボナドゥーツ・アーゲー フリップチューブの自動開口装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63134998U (ja) * 1987-02-26 1988-09-05

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