JPH0565731B2 - - Google Patents

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JPH0565731B2
JPH0565731B2 JP62070993A JP7099387A JPH0565731B2 JP H0565731 B2 JPH0565731 B2 JP H0565731B2 JP 62070993 A JP62070993 A JP 62070993A JP 7099387 A JP7099387 A JP 7099387A JP H0565731 B2 JPH0565731 B2 JP H0565731B2
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JP
Japan
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clutch
spool
pressure
valve
oil
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JP62070993A
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JPS63235732A (ja
Inventor
Yoshio Asayama
Makio Tsubota
Yasunori Ookura
Takayuki Sato
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Priority to US07/299,923 priority patent/US5035312A/en
Priority to PCT/JP1987/000929 priority patent/WO1988007636A1/ja
Priority to EP19870907829 priority patent/EP0308509B1/en
Priority to AU83209/87A priority patent/AU601537B2/en
Priority to DE19873787468 priority patent/DE3787468T2/de
Publication of JPS63235732A publication Critical patent/JPS63235732A/ja
Priority to SU884613164A priority patent/SU1753958A3/ru
Priority to US07/693,306 priority patent/US5168973A/en
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はトランスミツシヨンのクラツチ油圧
制御装置に関し、特にフイリング検出およびクラ
ツチ圧検出を簡単になし得るための構成に関す
る。
〔従来の技術〕
第5図は従来一般的に行なわれているトランス
ミツシヨンの変速制御を示すものである。第1速
から第2速への変速を考える。この従来の変速制
御においては、変速指令が出された時点で第1速
のクラツチをオフとし、同時に第2速のクラツチ
に対して油を流入し始める。この結果、第1速の
クラツチの油圧は変速指令が出された特に所定圧
から零まで降下し、第2速のクラツチの油圧はフ
イリングタイムtfの経過後漸増を開始する。この
フイリングタイムtfは空状態にある第2速のクラ
ツチのクラツチパツク内に油を充填するための時
間である。
このように従来装置においては、クラツチパツ
クに油が充満するまでの時間tfが存在し、この時
間tf中はトルクが伝達されない。このため従来装
置においては、変速時に息つき現象が発生し、乗
りごこちおよび加速性等の走行性能上で問題とな
つていた。特に大型建機では、クラツチの容量が
大きいため、フイリングタイムが長くなり、走行
性能への影響が大きかつた。
そこで、本発明者等は、特願昭60−271055号
(発明の名称、変速機の制御方法)による提案で
上記した不都合を解消するようにした。すなわ
ち、この提案においては、第6図に示す如く、変
速指令が出された時点で、次に係合すべき第2速
のクラツチに対して油を流入し始め、その後、フ
イリング終了を検出すると、この検出時点で前に
係合されていた第1速のクラツチをオフし、かつ
第2速のクラツチに対するビルドアツプ制御を開
始するようにしている。
この提案によれば、フイリングタイムtfによる
息つき現象の防止のみならず滑らかな変速が可能
となり走行性能を向上させることができるが、か
かる変速制御を適正に実施するにはフイリングタ
イムtfを正確に検出するとともに、二重係合を防
止する必要がある。
このフイリング検出として従来は変速指令が出
された後の油圧の漸増パターンを適応に時間管理
することで行なうようにしていた。すなわち、ク
ラツチパツクの充満に要する時間を経験的に適宜
設定し、変速指令が出された後、この設定時間が
経過するとフイリングが終了したと判断し、その
後油圧を漸増させるようにしていた。
しかし、このような時間管理によるフイリング
検出では、フイリングタイムのバラツキを吸収す
ることができず、例えば前記設定時間が経過する
前にクラツチパツクが充満すると、無駄な待時間
が存在し、タイムラグの原因となる。また、検出
の信頼性に欠けるので、前述したクロスオーバー
変速制御には適用できない問題点かある。
また、このクロスオーバー変速制御によれば、
前段および後段クラツチの開放および係合タイミ
ングがずれれば、クラツチが二重係合する危険性
があり、安全対策上、重要な問題となつていた。
しかし、従来装置においては、これらに関して
特別な安全対策を講じておらず、このため機器破
損等の事故が発生する恐れがあつた。
ところで、二重係合を防止するためには、各ク
ラツチの係合状態を判定できればよい。このため
には、どのクラツチに油圧がたつているかを監視
する必要があり、その為の構成として市販の歪ゲ
ージ式あるいは半導体等による圧力センサを設け
た構成が考えられるが、これら市販の圧力センサ
は高価であり、また耐久性にも難点があるという
問題があつた。また、二重係合を防止するために
は、クラツチ油圧が立つているか否かだけを知れ
ばよく、圧力センサのような定量的な検出値は必
要ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明はこれらの実情に鑑みてなされたもの
で、簡単かつ安価な構成によつてフイリング検出
およびクラツチ油圧の有無を正確に検出すること
ができるクラツチ油圧制御装置を提供しようとす
るものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、ポンプからの油を調圧してクラ
ツチへ供給する第1のバルブと、該第1のバルブ
の出力ポートからクラツチに至る油路に設けられ
たオリフイスと、その一端に第1のバネが配され
ると共に他端に第2のバネが配されたスプールを
有し、前記オリフイスの下流側の油圧が前記スプ
ールの一端側を付勢し、前記オリフイスの上流側
の油圧が前記スプールの他端側を付勢する第2の
バルブと、前記第2のバルブのスプールの動きを
検出する検出手段と、該検出手段の出力に基づい
てフイリング終了及びクラツチ係合の有無を判定
する判定手段と、クラツチ係合過程において、前
記判定手段がフイリング終了を判定するまでクラ
ツチ作動油圧を所定圧に維持すると共に、前記判
定手段がフイリング終了と判定した後はクラツチ
作動圧を漸増するように前記第1のバルブを制御
する制御手段とを具えるようにする。
〔作用〕
変速時には、前記第1のバルブを作動させるこ
とによつてポンプからの油を第2のバルブへ供給
する。すると、オリフイスによつて前記第2のバ
ルブは開となつて、第2のバルブを介してポンプ
からの油がクラツチに流入する。その後クラツチ
が油で充満されると、オリフイス前後に差圧がな
くなり、この結果第2のバルブは前記第2のバネ
の復帰力によつて閉成される。この復帰の際、ス
プールは中立位置に戻つた後、クラツチ油圧によ
り更に他端側に設けた第1のバネを抗して移動す
る。前記判定手段は前記検出手段によるスプール
の動きの検出に基づいてフイリング終了及びクラ
ツチ係合の有無を判定する。また、前記制御手段
は、クラツチ係合過程において前記判定手段がフ
イリング終了を判定するまではクラツチ作用油圧
を所定圧に維持すると共に、前記判定手段がフイ
リング終了と判定した後はクラツチ作動油圧を漸
増するように前記第1のバルブを制御する。
なお、前記前記第2のバルブのスプールは、該
第2のバルブが閉じる方向に作用するスプールの
受圧面積を第2のバルブが開する方向に作用する
スプールの受圧面積より大きくするように設定す
るようにすれば、スプールが復帰する際、スプー
ルは前記第2のバネの復帰力に該受圧面積差によ
る力を加えた力で復帰され、復帰速度を速くする
ことができる。この結果、フイリング終了時のオ
ーバーシユート圧を低減することができる。
〔実施例〕
以下、本発明をを添付図面に示す実施例にした
がつて説明する。
第1図はクラツチ1を駆動する電子式クラツチ
油圧制御バルブ2の油圧回路構成を示すものであ
り、第2図は同クラツチ油圧制御バルブ2の内部
断面構成を示すものである。
第1図および第2図において、クラツチ油圧制
御バルブ2はクラツチ油圧を制御する圧力制御弁
3(特許請求の範囲の第1のバルブに対応する)
と、流量検出弁4(特許請求の範囲の第2のバル
ブに対応する)と、フイリングおよびクラツチ圧
検出用のセンサ部5とで構成されている。圧力制
御弁3はコントローラ6によつて制御され、また
センサ部5の検出信号Sはコントローラ6に入力
される。
このクラツチ油圧制御バルブ2は入力ポート1
0を介して図示しないポンプからの油を流入し、
出力ポート11を介してクラツチ1へ油を供給す
る。ポート12は閉塞され、またポート13,1
4はドレンポートである。
電子式圧力制御弁3はスプール15を有し、こ
のスプール15の右端は比例ソレノイド16のプ
ランジヤ17に当接され左端にはバネ18が設け
られている。スプール15とピストン19によつ
て画成された油室20にはスプール15内に形成
された油路21を介して油路22を油圧がパイロ
ツトされている。
流量検出弁4はスプール25を有し、このスプ
ール25によつて油室26,27および28を画
成する。このスプール25の油室27,28間に
はオリフイス30が形成してある。このスプール
25は3つの異る受圧面積A1、A2、およびA3
有するよう構成され、これら面積間にはA1+A3
>A2、かつA2>A3の関係を持たせてある。この
スプール25の左端にはバネ31が、右端にはバ
ネ32が設けられており、このスプール25は油
室27,28に圧力がたつていないときには、バ
ネ31および32の各自由長の位置で第1図に示
す中立位置を保持するようになつている。したが
つて、スプール25が中立状態のときには、入力
ポート10を経て油路29から流量検出弁3に流
入した油は油室26内にとどまつている。
ここで、バネ31,32のバネ定数をそれぞれ
k1、k2とし、油室27,28の油圧をそれぞれ
P1,P2とし、スプール25の中立位置から変位
をxとすると、スプール25が第2図に示す中立
位置より左側にあるとき、スプール25には下式
(1)に示す力F1が右方向に働き、 F1=k1x+A1P2+P1(A3−A2) ……(1) また、スプール25が前記中立位置より右側に
あるときスプール25には下式(2)に示す力F2
左方向に働く。
F2=k2x−A1P2−P1(A3−A2) ……(2) 尚、この場合k2>k1としている。すなわちこの
場合、バネ31はスプール25の戻しバネとして
作用し、またバネ32はクラツチ油圧検出のため
の圧設定用バネとして働く。
バルブボデイ33の上部右側には金属製の検出
ピン34が設けられ、この検出ピン34によりス
プール25がバネ32のバネ力に抗して第1図に
示す中立位置から更に右へ移動したことを検出す
る。この検出ピン34はカバー35によつて絶縁
シート36を介してボデイ33に取付けられてお
り、この検出ピン34からはリード線37が引き
出されている。
このリード線37は直列接続された抵抗R1
よびR2間のa点に接続されている。これら抵抗
R1,R2間には所定の直流電圧V(例えば12V)が
印加されており、またボデイ33はアースされて
いる。すなわち、フイリングおよびクラツチ圧検
出用のセンサ部5は、バネ32と、スプール31
の接点として働く検出ピン34、抵抗R1,R2
で構成されている。
このセンサ部5を備えたクラツチ油圧制御バル
ブ2を各変速段のクラツチ対して個別に設けてい
る。
かかる第1図および第2図に示す構成の作用を
第3図に示すタイムチヤートを参照して説明す
る。尚、第3図において、aはコントローラ6か
らの指令電流I、bはポンプ圧Pp、cはオリフ
イス30前の油室27の油圧P1、dはオリフイ
ス30後の油室33の油圧(クラツチ圧)P2
eはセンサ5の出力Sを示すものである。
当該変速段のクラツチを係合しようとする場
合、コントローラ6は当該バルブ2のソレノイド
16にトリガ指令I1を入力し(時刻t1)、その後
指令電流Iをクラツチ油圧の初期圧Pa(第3図
d)に対応する初期圧指令電流I0に降下させ、こ
の状態でフイリング終了時まで待機する。
前記トリガ指令I1の入力により、圧力制御弁3
のスプール15が左方向に移動し、ポンプからの
油は入力ポート10、油路22を介して流量検出
弁4の油室27に流入する。油室27の入つた油
は、オリフイス30を介して油室28へ流入し、
油路23、出力ポート11を介してクラツチ1へ
流れ込む。このときオリフイス30によつて油室
27と28との間に差圧(P1−P2)が発生する。
ここでP2≒0であるのでスプール25は前記(1)
式にP2=0を代入した力(A2−A3)P1−k1x(た
だしA2>A3)により左行する。
この結果、流量検出弁4は開となり、油路29
に流入したポンプからの油は油室26を介して油
室27に流入し、その後、オリフイス30、油室
28、油路23、出力ポート11を介してクラツ
チ1へ流入する。この油の流れはクラツチパツク
が油で充満されるまで続く。
ここで、スプール25が第2図に示す中立位置
にあるとき、およびスプール25が該中立位置よ
り左に移動しているフイリングタイムtfの期間
中、スプール25は検出ピン34から離間してい
る。
このため、この状態においてはa点の電位は第
3図eに示す如く電圧Vを抵抗R1,R2で分圧し
た電圧値となつている。
クラツチパツクが油で充満すると、フイリング
終了となり、もはや油が流れなくなるのでオリフ
イス30前後に差圧がなくなる。すなわちP1
P2となる。
したがつて、スプール25は前記(1)式にP1
P2を代入した力すなわち F1=k1x+P2(A1+A3−A2) で右方向に移動し、中立位置まで復帰される。
ここで、スプール25の各受圧面積A1、A2
A3は前述したようにA1+A3>A2の関係に設定し
ているので、これら受圧面積差による力P2(A1
A3−A2)はバネ31に復帰力と同方向に働き、
これによりスプール25はバネ31の復帰力にス
プール25の受圧面積差による力を加えた力で右
方向に移動する。
このスプール25ほ復帰の際、ポンプからの油
圧が油路29、油室27、オリフイス30、油室
28等を介してクラツチ油圧にかかり、この結果
第3図d示すようなシユート圧が発生する。
前記バネ32のバネ定数k2は第3図に示す如
く、クラツチ初期圧Paより大き値で、かつ前記
シユート圧より小さな圧力値Thに設定してある。
したがつてこの復帰動作の際スプール25は第
2図に示す中立位置まで右行した後、前述のシユ
ート圧によつてバネ32の付勢力k2xに打勝つて
更に右行し、その右端面が検出ピン34に接触す
る。すなわち、この場合スプール25は前記(2)式
にP1=P2を代入した力によつて右行する。
この結果、検出ピン34はスプール25を介し
てアースされたボデイ33と導通することになる
ので、a点電位は第3図eに示す如く零まで降下
し、a点には電圧は現われなくなる(時刻t2)。
このa点電位は検出信号Sとしてコントローラ
6に入力されており、、コントローラ6は、該a
点電位の最初の立下がりをもつてフイリング終了
を判定する。このフイリング終了を判定すると、
コントローラ6は直ちに当該クラツチに対する指
令電流Iの初期圧指令電流I0から徐々に増大させ
てゆく(第3図a)。尚、コントローラ6はこの
フイリング終了を判定した時点で前段クラツチに
対する指令電流を第3図aの一点鎖線で示す如く
零まで降下させる。
この結果、当該クラツチのクラツチ圧は第3図
dに示す如く前記シユート圧値から初期圧Pa
降下した後、漸増されてゆく。したがつて、スプ
ール25は前述のピン34に接した状態から一旦
中立位置方向へ左行する。その後、クラツチ圧
P2は漸増されていくので、ある時点t3においてバ
ネ32の設定圧Thを超える。この結果、スプー
ル25はバネ32の付勢力k2xに打勝つて再び右
行し、そ右端面を検出ピン34に接触する。
この為、時刻t3においてa点電位は再び零まで
降下し、以後この零レベルを維持することにな
る。
すなわちa点電位は、クラツチに設定圧Th以
上の圧がたつているとき零となり、クラツチ圧が
設定圧Th以下のとき所定の電圧値となるように
なつているので、このa点電位をモニタすること
でクラツチ圧の有無すなわちクラツチの係合状態
を知ることができる。また、この場合、前記a点
電位はフイリング終了時のシユート圧により一旦
零に立下がるので、この最初の立下がりを検出す
ることでフイリング終了を検出することができ
る。
この実施例においては、かかるセンサ5を備え
た電子式クラツチ油圧供給バルブ2を各クラツチ
に夫々設け、これら複数の圧力検出スイツチ5の
出力を第4,に示す如くコントローラ6へ入力す
るようにしている。コントローラ6はこれら複数
の圧力検出スイツチ5の出力モニタしており、こ
れらモニタ結果からフイリング終了および二重係
合の有無を判定する。すなわち、コントローラ6
は係合しようとするクラツチに対してトリガー指
令I0を出力した後、該クラツチのセンサ5から入
力される検出信号Sの最初の立下がりを検出する
ことでフイリング終了時を判定する。また、コン
トローラ6は複数の圧力スイツチ5の出力をモニ
タすることによりどのクラツチが係合しているか
を判定し、2つの圧力スイツチ5から同時にクラ
ツチ圧検出信号が出力され場合、これを二重係合
と判定するようにしている。二重係合を判定した
場合、コントローラ6は直ちに一方のクラツチ油
圧を下げる指令を出力する、あるいは全クラツチ
を直ちにオフする等の処理を行ない、二重係合に
より機器破損を防止するようにしている。
このように、この実施例では、戻しバネ31の
反対側にバネ32を設け、中立位置からバネ32
側へのスプール25移動を検出ピン34および抵
抗R1,R2から成る接点スイツチ構成によつて検
出するようにしたので、1本のスプールに設けた
単一センサ構成によつてフイリング終了の検知お
よびクラツチ係合状態の判定が可能となる。
また、スプール2の各受圧面積A1、A2、A3
A1+A3>A2、A2>A3の関係を持たせるようにし
たので、フイリングが終了してスプール25が右
行するとき、戻しバネ31に復帰力に加えて、受
圧面積差による力が作用することになり、スプー
ル25を速く中立位置まで戻すことができる。因
みに、この際のスプールの戻りをバネ31のみで
行なつたときにはスプー25の復帰速度が遅くな
り、この結果フイリング終了の際、第3図dに破
線で示すようなオーバーシユート圧が発生し、変
速シヨツクの原因となる。この場合、上記受圧面
積差によりスプールの復帰速度を高速にすること
で、上記オーバーシユート圧を低減するようにし
ている。
〔発明の効果〕
以上説明したようにこの発明によれば、クラツ
チ圧がスプールに使用する方向と逆方向に働くバ
ネを設け、このバネと接点とより成る簡単な構成
で、フイリング終了およびクラツチ係合状態を検
知するようにしたので、安価で信頼性の高い検出
をなし得る。また、フイリング検出が正確に行わ
れるので、前述したクロスオーバー制御を好適に
実施することができ、滑らかな変速をなし得ると
ともに、走行性能を向上させるこそができる。ま
た、この検出信号をモニタしてどのクラツチが係
合しているかを判定することにより、二重係合を
確実に検出することができ、適当な処置を講ずる
ようにすれば機器破損を未然に防止することがで
きる。
さらに、スプールに受圧面積差を設け、スプー
ルの復帰速度を倍増するようにしたので、フイリ
ング終了時のオーバーシユート圧を低減すること
ができ、変速シヨツクを減ずることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す油圧回路
図、第2図は同実施例のクラツチ油圧制御バルブ
の内部構成例を示す断面図、第3図は同実施例に
よる動作例を説明するためのタイムチヤート、第
4図は圧力検出スイツチのモニタ構成を示すブロ
ツク図、第5図は従来一般に行なわれている変速
制御を例示するタイムチヤート、第6図は変速時
のクロスオーバー制御を説明するタイムチヤート
である。 1……クラツチ、2……電子式クラツチ油圧制
御バルブ、3……電子式圧力制御弁、4……流量
検出弁、5……センサ部、6……コントローラ、
10……入力ポート、11……出力ポート、1
3,14……ドレンポート、15,25……スプ
ール、16……比例ソレノイド、17……プラン
ジヤ、18,31,32……バネ、19……ピス
トン、20,26,27,28……油室、21,
22,23,29……油路、30……オリフイ
ス、33……バルブボデイ、34……検出ピン、
35……カバー、36……絶縁シート、37……
リード線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポンプからの油を調圧してクラツチへ供給す
    る第1のバルブと、 該第1のバルブの出力ポートからクラツチに至
    る油路に設けられたオリフイスと、 その一端に第1のバネが配されると共に他端に
    第2のバネが配されたスプールを有し、前記オリ
    フイスの下流側の油圧が前記スプールの一端側を
    付勢し、前記オリフイスの上流側の油圧が前記ス
    プールの他端側を付勢する第2のバルブと、 前記第2のバルブのスプールの動きを検出する
    検出手段と、 該検出手段の出力に基づいてフイリング終了及
    びクラツチ係合の有無を判定する判定手段と、 クラツチ係合過程において、前記判定手段がフ
    イリング終了を判定するまでクラツチ作動油圧を
    所定圧に維持すると共に、前記判定手段がフイリ
    ング終了と判定した後はクラツチ作動油圧を漸増
    するように前記第1のバルブを制御する制御手段
    と、 を具えるようにしたクラツチ油圧制御装置。 2 前記第2のバルブのスプールは、該第2のバ
    ルブが閉じる方向に作用するスプールの受圧面積
    を第2のバルブが開する方向に作用するスプール
    の受圧面積より大きくするように設定されている
    特許請求の範囲第1項記載のクラツチ油圧制御装
    置。
JP62070993A 1987-03-25 1987-03-25 クラツチ油圧制御装置 Granted JPS63235732A (ja)

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JP62070993A JPS63235732A (ja) 1987-03-25 1987-03-25 クラツチ油圧制御装置
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