JPH0565704U - 車両の運転室構造 - Google Patents

車両の運転室構造

Info

Publication number
JPH0565704U
JPH0565704U JP1454692U JP1454692U JPH0565704U JP H0565704 U JPH0565704 U JP H0565704U JP 1454692 U JP1454692 U JP 1454692U JP 1454692 U JP1454692 U JP 1454692U JP H0565704 U JPH0565704 U JP H0565704U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
movable
seat
inflator
base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1454692U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2529983Y2 (ja
Inventor
光俊 清久
裕之 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Motors Ltd filed Critical Hino Motors Ltd
Priority to JP1992014546U priority Critical patent/JP2529983Y2/ja
Publication of JPH0565704U publication Critical patent/JPH0565704U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529983Y2 publication Critical patent/JP2529983Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、座席を手動によって前後方向に位置
を調整可能とし、車両の前方に衝撃力が作用したとき
は、シリンダ装置により可動台のロックを解除して可動
台を仮眠ベッド上に大きく後退移動して運転者や助手席
着座者の存在空間を大きく確保すること目的とする。 【構成】フロア2上に固設した固定台に座席を設置した
可動台を車両の前後方向に移動可能に案内し、前記固定
台と可動台との間に車両の前後方向に軸線を向けてピス
トンロッドを伸張作動するインフレータ内蔵のシリンダ
装置を可動台に設置し、可動台に前記固定台に対して可
動台の前後方向の位置を調整ロックし、かつ手動並びに
前記シリンダ装置のピストンロッドの伸張動作によって
ロック解除されるロック装置からなる座席後退移動装置
6と、車両の前方に衝撃力センサ7を設置し、この衝撃
力センサ7の作動により前記インフレータを点火するイ
ンフレータ点火装置8と、前記可動台の後方移動を許容
する高さの仮眠ベッド4とを備えた構成を特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の前部に衝撃力が作用した場合、乗員の存在空間を保持可能と した車両の運転室構造に関するものである。
【0002】 車両の運転室前方に衝撃力が作用して、フロントパネルやステアリングが車室 内方向に変形、変位した場合、運転者や助手席着座者の存在空間が減少して圧迫 することがある。
【0003】 このような問題を解消するために、フロントパネルの内面側からフロアパネル 上に渡って剛性構成体を車両後方へ移動可能に設置し、この剛性構成体上に座席 を固設し、フロントパネルの車室内方への変形で前記剛性構成体を座席と共に車 両後方へ押圧移動する車両の運転室構造が特開昭62−199551号で提供さ れている
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来構造は、座席の後方に大きなスペースが存在する運転室の場合は有効 であるが、座席の後方に構造物が接近配置されているような運転室では、座席の 後方移動量に制約があり、十分な効果が得られない。
【0005】 本考案の目的は、このような従来の問題点を解消した車両の運転室構造を提供 することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案の特徴とする構成は、運転席の後方に仮眠 ベッドを備えた車両の運転室において、フロア上に固設した固定台と、この固定 台に座席を設置して車両の前後方向に移動可能に案内した可動台と、前記固定台 と可動台との間に車両の前後方向に軸線を向けて可動台に設置したピストンロッ ドを伸張作動するインフレータ内蔵のシリンダ装置と、前記固定台に対して可動 台の前後方向の位置を調整ロックし、かつ手動並びに前記シリンダ装置のピスト ンロッドの伸張動作によってロック解除されるロック装置と、車両の前方に設置 した衝撃力センサと、この衝撃力センサの作動により前記インフレータを点火す るインフレータ点火装置と、前記可動台の後方移動を許容する高さの仮眠ベッド とを備えたものである。
【0007】
【作用】
上記の構成により、通常では座席を手動によって前後方向に位置を調整可能と し、車両の前方に衝撃力が作用したときは、シリンダ装置のインフレータによっ てピストンロッドを伸張し、座席が設置されている可動台のロックを解除して可 動台を仮眠ベッド上に大きく後退移動する。
【0008】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、1は運転室、 2は前記運転室1内のフロア、3は前記フロア2上に脚5を介して設置された座 席、4は前記座席3の後方に設けられている仮眠ベッド、6は座席後退移動装置 である。
【0009】 前記座席後退移動装置6の具体的な構造について図2乃至図5により説明する 。図2乃至図4において、9は固定台であり、前記脚5上に固定さてている。こ の固定台9の両側面には後述するロックピン17が係脱する位置決めロック穴1 0が車両の前後方向に所定のピッチで複数個開設されている。また、前面には後 述するアジャストレバー20を突出させる穴23が開設されている。
【0010】 11は前記固定台9に車両前後方向に移動可能に案内された可動台であり、こ の可動台11の上に座席3が設置されている。この可動台11の両側面には前記 固定台9に明けられた位置決めロック穴10と対応する1個の穴22が明けられ ており、この穴22は後述するロックピン17を出没させるものである。
【0011】 前記可動台11内には、ピストン13aと一体の作動ロッド13を伸張作動す るインフレータ15を内蔵したシリンダ装置12とアジャストレバー20及び前 記シリンダ装置12の作動によってロック解除されるロック装置とが設けられて いる。
【0012】 前記シリンダ装置12は、その軸線を車両の前後方向に向けてシリンダ部を可 動台11に固設した支持台30に支持し、シリンダ部を抱持して前記支持台30 に固着された帯板31によって設置され、作動ロッド13の外端部は可動台11 の後面に対向し、シリンダ装置12の後端は固定台9の前面に対向している。尚 、支持台30と帯板31により抱持されたシリンダ装置12は、通常では移動す ることなく定置されているが、シリンダ装置12の作動時では、作動ロッド13 が伸張して可動台11の後面に当接したときの反力作用によりシリンダ装置12 の後端が固定台9の前面に当接するようスライド可能に保持している。
【0013】 前記ロック装置は、可動台11にレバー16を回動可能に設け、このレバー1 6にロックピン17が取付けられている。このレバー16はスプリング19によ ってロックピン17が前記穴22を貫通して固定台9の位置決めロック穴10に 係合する方向に常に回動力が付勢されている。
【0014】 前記レバー16は図2及び図3で示すように、作動ロッド14の外端部に設け たフランジ14にチェーン18を介して連結されている。このチェーン18の長 さは、作動ロッド14の後退端位置においてフランジ14と可動台11の後面と の間に所要のクリアランスCを持たせ、かつロックピン17が固定台9の位置決 めロック穴10に係合している状態を確保するよう設定されている。
【0015】 前記アジャストレバー20も図4及び図5で示すように可動台11に回転可能 に取付けられ、固定台9の前方に穴23より突出している。このアジャストレバ ー20には回転軸線に対して直交するアーム21bが固着され、このアーム21 bとロックピン17とを連結部材21aを介して連結している。尚、前記連結部 材21bには長穴が設けられ、この長穴にロックピン17が挿通し、前記レバー 16が回転するときにはアジャストレバー20とは関係なくロックピン17が旋 回するようにしている。
【0016】 さらに、車両の前面に衝撃力が作用したときに前記シリンダ装置12を作動さ せるために、図1で示すように、車両の前方に衝撃力センサ7を設置し、この衝 撃力センサ7によってシリンダ装置12に内蔵したインフレータ15に点火する インフレータ点火装置8が設けられている。
【0017】 また、座席3の後方に設けられている仮眠ベッド4は、フロア2の面からの高 さHを可動台11の後退移動ができるような高さに設定したものである。
【0018】 本考案上記の通りの構造であるから、通常では、シリンダ装置12の作動ロッ ド13は後退端に位置しており、作動ロッド13の外端部のフランジ14と可動 台11の後面との間には所定のクリアランスCを有している。また、ロックピン 17は座席3を前後方向に調整した位置における位置決めロック穴10に可動台 11の穴22から突出して係合している。
【0019】 上記の通常の状態で、座席3の前後方向の位置を調整する場合は、アジャスト レバー20を手動によって回転操作することにより、アーム21bと連結部材2 1aとによってロックピン17をスプリング19の引張力に抗して位置決めロッ ク穴10から抜ける方向に回動し、可動台11のロックを解除する。これにより 可動台11は前後方向に移動可能となり、複数個並列した位置決めロック穴10 の範囲で座席3の前後方向に位置を調整することができる。
【0020】 前記座席3の前後方向の位置を可動台11を移動して行っても、シリンダ装置 12は可動台11と一体であるから、フランジ14と可動台11の後面とのクリ アランスCは一定に保たれている。
【0021】 次に、車両前方に衝撃力が作用した場合は、衝撃力センサ7で検知し、インフ レータ点火装置8を作動してシリンダ装置12に内蔵したインフレータ15に点 火する。このインフレータ15の点火による爆発圧力をピストン13aが受圧し て作動ロッド13を伸張作動する。
【0022】 前記作動ロッド13伸張作動でフランジ14が可動台11の後面に当接するま でのクリアランスCのストロークでチェーン18を介してレバー16を回動し、 ロックピン17を位置決めロック穴10より抜き取って可動台11のロックを解 除する。
【0023】 フランジ14が可動台11の後面に当接したときに反力がシリンダ装置12に 作用し、座席3の前後方向の位置調整で可動台11と固定台9との相対位置に基 づいてシリンダ装置12は前方にスライドしてシリンダ装置12の後端が固定台 9の前面に当接する。これによってシリンダ装置12は固定台9に固定されるた め、作動ロッド13の伸張力は可動台11を後方移動するとからの作用を行い、 図1の点線で示すように、座席3は仮眠ベッド4上に大きく後退移動し、フロン トパネルやステアリングが車室内方向に変形、変位した場合、運転者や助手席着 座者の存在空間を大きく保つのである。
【0024】
【考案の効果】
以上のように本考案による車両の運転室構造は、フロア上に固設した固定台に 座席を設置した可動台を車両の前後方向に移動可能に案内し、前記固定台と可動 台との間に車両の前後方向に軸線を向けてピストンロッドを伸張作動するインフ レータ内蔵のシリンダ装置を可動台に設置し、可動台に前記固定台に対して可動 台の前後方向の位置を調整ロックし、かつ手動並びに前記シリンダ装置のピスト ンロッドの伸張動作によってロック解除されるロック装置を設け、車両の前方に 衝撃力センサを設置し、この衝撃力センサの作動により前記インフレータを点火 するインフレータ点火装置と、前記可動台の後方移動を許容する高さの仮眠ベッ ドとを備えた構成であるから、通常では座席を手動によって前後方向に位置を調 整可能とし、車両の前方に衝撃力が作用したときは、シリンダ装置により可動台 のロックを解除して可動台を仮眠ベッド上に大きく後退移動して運転者や助手席 着座者の存在空間を大きく確保することができる。
【提出日】平成4年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】 車両の運転室前方に衝撃力が作用して、フロントパネルやステアリングが車室 内方向に変形、変位した場合、運転者や助手席着座者の存在空間が減少して圧迫 することがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による車両の運転室の側断面図
【図2】座席後退移動装置の断面平面図
【図3】座席後退移動装置の分解斜視図
【図4】座席後退移動装置の平面図
【図5】アジャスタレバー機構の斜視図
【符号の説明】
1 運転室 2 フロア 3 座席 4 仮眠ベッド 6 座席後退移動装置 7 衝撃力センサ 8 インフレータ点火装置 9 固定台 10 位置決めロック穴 11 可動台 12 シリンダ装置 13 作動ロッド 15 インフレータ 16 レバー 17 ロックピン 18 チェーン 20 アジャスタレバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席の後方に仮眠ベッドを備えた車両
    の運転室において、フロア上に固設した固定台と、この
    固定台に座席を設置して車両の前後方向に移動可能に案
    内した可動台と、前記固定台と可動台との間に車両の前
    後方向に軸線を向けて可動台に設置したピストンロッド
    を伸張作動するインフレータ内蔵のシリンダ装置と、前
    記固定台に対して可動台の前後方向の位置を調整ロック
    し、かつ手動並びに前記シリンダ装置のピストンロッド
    の伸張動作によってロック解除されるロック装置と、車
    両の前方に設置した衝撃力センサと、この衝撃力センサ
    の作動により前記インフレータを点火するインフレータ
    点火装置と、前記可動台の後方移動を許容する高さの仮
    眠ベッドとを備えたことを特徴とする車両の運転室構
    造。
JP1992014546U 1992-02-17 1992-02-17 車両の運転室構造 Expired - Lifetime JP2529983Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992014546U JP2529983Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 車両の運転室構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992014546U JP2529983Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 車両の運転室構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0565704U true JPH0565704U (ja) 1993-08-31
JP2529983Y2 JP2529983Y2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=11864157

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992014546U Expired - Lifetime JP2529983Y2 (ja) 1992-02-17 1992-02-17 車両の運転室構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529983Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005030535A1 (en) * 2003-10-02 2005-04-07 Lee Chang Enterprise Co.,Ltd Vehicles having shock-absorbing space extendable before crash occurs

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498935U (ja) * 1972-04-27 1974-01-25
JPS55161774U (ja) * 1979-05-11 1980-11-20
JPS60170275U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 日産ディーゼル工業株式会社 キヤプオ−バ型車両
JPS61185641U (ja) * 1985-05-09 1986-11-19
JPS6346234U (ja) * 1986-09-16 1988-03-29

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS498935U (ja) * 1972-04-27 1974-01-25
JPS55161774U (ja) * 1979-05-11 1980-11-20
JPS60170275U (ja) * 1984-04-23 1985-11-12 日産ディーゼル工業株式会社 キヤプオ−バ型車両
JPS61185641U (ja) * 1985-05-09 1986-11-19
JPS6346234U (ja) * 1986-09-16 1988-03-29

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005030535A1 (en) * 2003-10-02 2005-04-07 Lee Chang Enterprise Co.,Ltd Vehicles having shock-absorbing space extendable before crash occurs

Also Published As

Publication number Publication date
JP2529983Y2 (ja) 1997-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2067917B1 (en) Lock device for a vehicle
JPH065255Y2 (ja) ウォークイン装置付自動車用シート
US6192565B1 (en) Automotive seat assembly having a rectractable headrest
JP4143264B2 (ja) 出入りしやすい中間位置メモリーシート
US7121609B2 (en) Stow in floor seat assembly with main lateral displacement
JPS6359889B2 (ja)
CN112937395B (zh) 致动式后排中央头枕
JPS6325977B2 (ja)
JPH0565704U (ja) 車両の運転室構造
JP2007111121A (ja) 乗物用シート
GB2312272A (en) Adjustable steering column assembly for a vehicle
JP4248997B2 (ja) 格納式車両用シート装置
JP3425741B2 (ja) 車両のシート装置
JP2520783Y2 (ja) シートロック/解除機構付きはね上げ式シート装置
JPH0522437Y2 (ja)
JPH0716363Y2 (ja) 自動車のシート装置
JPS5851065Y2 (ja) 座席装置
JPS637549Y2 (ja)
JP3122810B2 (ja) シートスライド制御装置
JP3964340B2 (ja) 車両用シート
JPH0453297Y2 (ja)
JP2566728Y2 (ja) ロック装置
JP6149569B2 (ja) 乗物用シート
JPH0344590Y2 (ja)
JPH07164940A (ja) 車両のシート構造