JPH0565692U - 自動車用ドアトリム - Google Patents

自動車用ドアトリム

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Publication number
JPH0565692U
JPH0565692U JP007675U JP767592U JPH0565692U JP H0565692 U JPH0565692 U JP H0565692U JP 007675 U JP007675 U JP 007675U JP 767592 U JP767592 U JP 767592U JP H0565692 U JPH0565692 U JP H0565692U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waist
door
door trim
door inner
garnish
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP007675U
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English (en)
Inventor
義則 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP007675U priority Critical patent/JPH0565692U/ja
Publication of JPH0565692U publication Critical patent/JPH0565692U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で自動車用ドアトリムのウエスト
部における車幅方向に沿う撓み変形を防止するととも
に、ドアインナーシールの取付位置のバラツキをなくす
ことを目的とする。 【構成】 ドアトリム10の芯材11のウエスト部裏面
に沿って溶着固定される樹脂成形体からなるウエストガ
ーニッシュ20のフランジ部22内面に係止爪25,あ
るいは引掛け片26を設け、ドアインナーパネル40の
ウエストフランジ部41に設けた係止孔42,切欠き4
3に係合固定することにより、ウエストガーニッシュ2
0とドアインナーパネル40とを固定することにより、
ドアトリム10におけるウエスト部Aの撓み変形を防止
するとともに、ドアインナーシール30の位置決め精度
を高める。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、自動車用ドアトリムに関するもので、特に、簡易な構成でドアト リムのウエスト部が車幅方向に撓むことを防止し、安定した取付を保証する自動 車用ドアトリムに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、自動車の車体パネルの室内側面には、自動車用ドアトリムほか 各種内装部品が装着されている。
【0003】 図5は自動車用ドアトリムをドアインナーパネルに取付けた状態を示す部分断 面図であり、通常、ドアトリム1は、繊維板,複合樹脂板等を所要曲面形状に成 形してなる芯材2と、この芯材2の表面側に一体貼着され、装飾性ならびに緩衝 性を付与する表皮材3との積層構造体からなり、昇降式のドアウインドーガラス 4をシールするドアインナーシール5を装着するために、長尺状の樹脂成形体か らなるウエストガーニッシュ6を芯材2の上端縁裏面に沿って超音波溶着等によ り固定し、このウエストガーニッシュ6のフランジ部7にドアインナーシール5 を機械止め等により固定しているのが実情である。
【0004】 さらに、このウエストガーニッシュ6には、ドアトリム1の表面を押圧した場 合、底付き感を与えないように当てリブ6aが形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このように、従来の自動車用ドアトリム1においては、ドアインナーシール5 を取付けるため長尺状の樹脂成形体からなるウエストガーニッシュ6が芯材2の 裏面側に溶着固定されているが、特に乗員の手の触れやすい箇所は、ウエストガ ーニッシュ6に一体に設けられた当てリブ6aにより良好な感触が得られるもの の、ウエスト部(図5中Aで示す)においては、ウエストガーニッシュ6とドア インナーパネル8とは固定されないため、ドアインナーパネル8にドアトリム1 を取付ける際、取付位置にバラツキが生じるのは避けられない。
【0006】 したがって、ドアトリム1のウエスト部Aにおいて取付位置がバラついた場合 には、ドアインナーシール5もそれに呼応して適正位置に位置決めできないため 、昇降式ドアウインドーガラス4の円滑な昇降操作が期待できないという欠点が 指摘されている。
【0007】 この考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、本考案の目的とすると ころは、ドアトリムの特にウエスト部におけるドアトリムの車幅方向の撓み変形 を防止して、ドアインナーシールの正確な位置決めを図ることにより、ドアトリ ムの取付安定性の向上とドアインナーシールの円滑な昇降操作性を確保した自動 車用ドアトリムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、所要形状に成形された芯材と、この芯 材の表面側に貼着される表皮材とからなり、上記芯材の上端縁裏面に沿って長尺 状の樹脂成形体からなるウエストガーニッシュの基部が添設固定され、この基部 から下方に延びるフランジ部にドアインナーシールを取付けてなる自動車用ドア トリムにおいて、前記ウエストガーニッシュのフランジ部内面に突起を設け、ド アインナーパネルのウエストフランジ部に上記突起と係合する係止孔あるいは切 欠きが設定されることにより、ウエストガーニッシュとドアインナーパネルとを 固定したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
以上の構成から明らかなように、芯材のウエスト部裏面に取付けられるウエス トガーニッシュには、そのフランジ部内面に突起が設けられ、この突起をドアイ ンナーパネルのウエストフランジ部に設けた係止孔あるいは切欠きに係合固定す ることにより、ウエストガーニッシュがドアインナーパネルに対して固定される 。
【0010】 したがって、ドアトリムのウエスト部における車幅方向の撓み変形が確実に防 止できるとともに、ドアインナーシールの取付位置にバラツキが生じることがな い。
【0011】
【実施例】
以下、本考案による自動車用ドアトリムの実施例について、添付図面を参照し ながら詳細に説明する。
【0012】 図1は本考案による自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドア トリムの構成を示す断面図、図3は本考案による自動車用ドアトリムの別実施例 の構成を示す断面図、図4は図3に示すウエストガーニッシュとドアインナーパ ネルとの関係を示す説明図である。
【0013】 まず、図1,図2において本考案による自動車用ドアトリムの第1実施例につ いて説明する。
【0014】 図1,図2において、本考案による自動車用ドアトリム10は、所要形状に成 形された芯材11と、この芯材11の表面側に一体貼着される表皮材12とから 構成されるとともに、上記芯材11のウエスト部裏面に沿って、長尺状の樹脂成 形体からなるウエストガーニッシュ20が超音波溶着等により接合固定されてい る。
【0015】 さらに詳しくは、上記芯材11としては、繊維マットを熱圧プレス成形するこ とにより成形してもよく、また、ポリプロピレン樹脂に木粉を混入した複合ポリ プロピレン樹脂を押出成形によりシート状に押出した後、このシート状物を加熱 軟化させたのちコールドプレス成形により所要形状に成形してもよい。
【0016】 また、表皮材12としては、ポリエチレンフォーム等の発泡層を裏打ちしたP VCシートを真空成形等により芯材11表面に一体貼着してもよく、また複合ポ リプロピレン樹脂のコールドプレス成形時、同時成形により一体化してもよい。
【0017】 ところで、本考案の特徴は、ウエストガーニッシュ20の形状に工夫を加える ことにより、ドアトリム10のウエスト部の車幅方向に沿う変形を未然に防止し て、取付安定性を向上させるとともに、ドアインナーシール30の取付位置の精 度を向上させることにある。
【0018】 すなわち、ウエストガーニッシュ20は、芯材11裏面に溶着固定される基部 21と、この基部21から下方に延び、ドアインナーシール30を取付けるため のフラット面を有するフランジ部22とを備えるとともに、ドアインナーパネル 40に当接する当てリブ23が形成されるとともに、フランジ部22の内面に押 え片24が一体に設けられており、この押え片24の先端縁に係止爪25が形成 されている。
【0019】 一方、ドアインナーパネル40は、ドアトリム10を取付けた状態では、ウエ ストガーニッシュ20の当てリブ23がこのドアインナーパネル40に当接して おり、このため図中X方向の撓みが規制されるとともに、ドアインナーパネル4 0の上端縁のウエストフランジ部41に係止孔42が開設されており、この係止 孔42はウエストガーニッシュ20のフランジ部22に設けた押え片24の係止 爪25と係合する位置に設定されているため、係止孔42内にウエストガーニッ シュ20の係止爪25が係合固定することにより、図中Y方向の撓みも規制され る。
【0020】 したがって、ドアトリム10のウエスト部AにおけるY方向のたわみが規制さ れ、良好な取付安定性が得られるとともに、ドアインナーシール30の設定位置 も常に適正位置に位置決めできるため、昇降式のドアウインドーガラス50の円 滑な昇降操作が期待できる。
【0021】 このように、本実施例によれば、ウエストガーニッシュ20に係止爪25のよ うな突起を形成し、ドアインナーパネル40のウエストフランジ部41に設けた 係止孔42内にこの係止爪25を係合固定することにより、ウエストガーニッシ ュ20をドアインナーパネル40と一体化構造となるため、ドアトリム10のウ エスト部Aにおける撓みを可及的に防止するとともに、ドアインナーシール30 の位置決めを精度よく行なうことにより、昇降式ドアウインドーガラス50の円 滑な昇降操作が期待できるなど実用的価値が高い。
【0022】 次いで、図3,図4は本考案による自動車用ドアトリムの第2実施例を示すも ので、第1実施例と同一部分には同一符号を付しその詳細な説明は省略する。
【0023】 この実施例においては、ウエストガーニッシュ20のフランジ部22の内面に T字状をなす引掛け片26が形成されており、ドアインナーパネル40のウエス トフランジ部41に設けられた切欠き43にこの引掛け片26を係止することに より、ウエストガーニッシュ20とドアインナーパネル40との固定を図り、上 述実施例同様、ドアトリム10のウエスト部Aにおける車幅方向に沿う撓み変形 を防止し、かつドアインナーシール30の位置決め精度の向上を図るという同様 の作用効果を有する。
【0024】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案による自動車用ドアトリムは、芯材のウエスト部裏 面に固定されるウエストガーニッシュのフランジ部内面に係止爪を一体形成した 押え片,引掛け片等を設け、ドアインナーパネルのウエストフランジ部に係合固 定することにより、ウエストガーニッシュとドアインナーパネルとを固定し、ド アトリムのウエスト部の取付安定性を確保するとともに、ドアインナーシールの 位置決め精度の向上を図るというものであるから、ドアトリムのウエスト部が車 幅方向に撓むことがなく、良好な取付安定性が得られるとともに、ドアインナー シールが常に適正位置に位置決めできるため、昇降式ウインドーガラスの円滑な 昇降操作が期待できる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による自動車用ドアトリムの第1実施例
を示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本考案による自動車用ドアトリムの第2実施例
の構成を示す断面図。
【図4】図3に示すドアトリムにおけるウエストガーニ
ッシュとドアインナーパネルとの関係を示す説明図。
【図5】従来の自動車用ドアトリムの構成を示す断面
図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 芯材 12 表皮材 20 ウエストガーニッシュ 21 基部 22 フランジ部 24 押え片 25 係止爪 26 引掛け片 30 ドアインナーシール 40 ドアインナーパネル 41 ウエストフランジ部 42 係止孔 43 切欠き 50 昇降式ドアウインドーガラス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所要形状に成形された芯材(11)と、
    この芯材(11)の表面側に貼着される表皮材(12)
    とからなり、上記芯材(11)の上端縁裏面に沿って長
    尺状の樹脂成形体からなるウエストガーニッシュ(2
    0)の基部(21)が添設固定され、この基部(21)
    から下方に延びるフランジ部(22)にドアインナーシ
    ール(30)を取付けてなる自動車用ドアトリムにおい
    て、 前記ウエストガーニッシュ(20)のフランジ部(2
    2)内面に突起(25,26)を設け、ドアインナーパ
    ネル(40)のウエストフランジ部(41)に上記突起
    (25,26)と係合する係止孔(42)あるいは切欠
    き(43)が設定されることにより、ウエストガーニッ
    シュ(20)とドアインナーパネル(40)とを固定し
    たことを特徴とする自動車用ドアトリム。
JP007675U 1992-02-21 1992-02-21 自動車用ドアトリム Withdrawn JPH0565692U (ja)

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JPH0565692U true JPH0565692U (ja) 1993-08-31

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JP007675U Withdrawn JPH0565692U (ja) 1992-02-21 1992-02-21 自動車用ドアトリム

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