JPH0565445A - インキ及びその製造方法 - Google Patents
インキ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH0565445A JPH0565445A JP25411491A JP25411491A JPH0565445A JP H0565445 A JPH0565445 A JP H0565445A JP 25411491 A JP25411491 A JP 25411491A JP 25411491 A JP25411491 A JP 25411491A JP H0565445 A JPH0565445 A JP H0565445A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- pigment
- titanium oxide
- oxide powder
- offset printing
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オフセット印刷可能な、酸化チタン粉末を含
むインキを提供する。 【構成】 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランを0.5wt%から10.0wt%の範囲で酸化チタン
粉末に添加し、酸化チタン粉末の表面を撥水化させ、酸
化チタン粉末を含むオフセット印刷用インキを製造す
る。
むインキを提供する。 【構成】 γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシ
ランを0.5wt%から10.0wt%の範囲で酸化チタン
粉末に添加し、酸化チタン粉末の表面を撥水化させ、酸
化チタン粉末を含むオフセット印刷用インキを製造す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセット印刷用イン
キ及びその製造方法に関する。
キ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来白色インキにおいては、酸化チタン
粉末をその顔料として使用していた。
粉末をその顔料として使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、酸化チタン粉
末は一般に親水性を示す。従って、これをオフセット印
刷用インキと混合し、オフセット印刷機に使用すると、 オフセット印刷機にはロールを水に接触させている部
分があるため、該ロールを浸している水槽の水にオフセ
ット印刷用インキから酸化チタン粉末が溶け出してしま
うという欠点があった。 また、オフセット印刷機の版は、インキの乗る部分を
親油性、インキの乗らない部分を親水性としてパターン
印刷を行っているため、オフセット印刷用インキ中の酸
化チタン粉末がインキを乗せない親水性の部分にまでく
付着してしまい、版のパターン通りの印刷がまったくで
きないという欠点もあった。そこで、本発明の技術的課
題は、オフセット印刷可能な、酸化チタン粉末を含むイ
ンキを提供することにある。
末は一般に親水性を示す。従って、これをオフセット印
刷用インキと混合し、オフセット印刷機に使用すると、 オフセット印刷機にはロールを水に接触させている部
分があるため、該ロールを浸している水槽の水にオフセ
ット印刷用インキから酸化チタン粉末が溶け出してしま
うという欠点があった。 また、オフセット印刷機の版は、インキの乗る部分を
親油性、インキの乗らない部分を親水性としてパターン
印刷を行っているため、オフセット印刷用インキ中の酸
化チタン粉末がインキを乗せない親水性の部分にまでく
付着してしまい、版のパターン通りの印刷がまったくで
きないという欠点もあった。そこで、本発明の技術的課
題は、オフセット印刷可能な、酸化チタン粉末を含むイ
ンキを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明によれば、
親水性を有するインキ用顔料において、該インキ用顔料
の粉末表面の少なくとも一部が撥水性を有することを特
徴とするインキ用顔料が得られる。本発明によれば、親
水性を有する顔料を有するインキにおいて、前記顔料の
少なくとも一部が前記インキ用顔料であることを特徴と
するインキが得られる。本発明によれば、酸化チタン粉
末からなるインキ用顔料の製造方法において、前記酸化
チタン粉末にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを0.5〜10.0wt%の範囲で添加することを
特徴とするインキ用顔料の製造方法が得られる。本発明
によれば、酸化チタン粉末からなるインキ用顔料を含む
インキの製造方法において、前記インキ用顔料は前記イ
ンキ用顔料の製造方法により製造することを特徴とする
インキの製造方法が得られる。
親水性を有するインキ用顔料において、該インキ用顔料
の粉末表面の少なくとも一部が撥水性を有することを特
徴とするインキ用顔料が得られる。本発明によれば、親
水性を有する顔料を有するインキにおいて、前記顔料の
少なくとも一部が前記インキ用顔料であることを特徴と
するインキが得られる。本発明によれば、酸化チタン粉
末からなるインキ用顔料の製造方法において、前記酸化
チタン粉末にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシ
シランを0.5〜10.0wt%の範囲で添加することを
特徴とするインキ用顔料の製造方法が得られる。本発明
によれば、酸化チタン粉末からなるインキ用顔料を含む
インキの製造方法において、前記インキ用顔料は前記イ
ンキ用顔料の製造方法により製造することを特徴とする
インキの製造方法が得られる。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 試験1 まず、エタノール100ccに、酸化チタン粉末に撥水性
を付与するためのカップリング剤5gを加え、充分混合
して処理液とした。ここで使用したカップリング剤は、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
イソプロピルトリス(ジオクチルバイロホスフェート)
チタネート、メチルトリメトキシシラン及びヘキサ
メチルジシラザンの4種類である。この処理液に酸化チ
タン粉末(粒径約0.15μm )100gを加え、充分
に撹拌した。次に室温でエタノールを蒸発させ、粉末が
充分乾燥した後、カップリング剤の硬化処理を行った。
かかる処理をした粉末をオフセット印刷用インキに混合
し、オフセット印刷を行って、パターン通りの印刷が可
能かどうかを評価した。下記の表1は添加するカップリ
ング剤の種類を変えた場合にオフセット印刷が可能か否
かを示した表である。この表1によれば、カップリング
剤にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
を用いた場合にオフセット印刷が可能であることがわか
る。これ以外のカップリング剤では、印刷は不可能であ
った。
を付与するためのカップリング剤5gを加え、充分混合
して処理液とした。ここで使用したカップリング剤は、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、
イソプロピルトリス(ジオクチルバイロホスフェート)
チタネート、メチルトリメトキシシラン及びヘキサ
メチルジシラザンの4種類である。この処理液に酸化チ
タン粉末(粒径約0.15μm )100gを加え、充分
に撹拌した。次に室温でエタノールを蒸発させ、粉末が
充分乾燥した後、カップリング剤の硬化処理を行った。
かかる処理をした粉末をオフセット印刷用インキに混合
し、オフセット印刷を行って、パターン通りの印刷が可
能かどうかを評価した。下記の表1は添加するカップリ
ング剤の種類を変えた場合にオフセット印刷が可能か否
かを示した表である。この表1によれば、カップリング
剤にγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
を用いた場合にオフセット印刷が可能であることがわか
る。これ以外のカップリング剤では、印刷は不可能であ
った。
【0006】
【表1】
【0007】試験2 次に、エタノール100ccにカップリング剤γ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシランを各々0.0g、
0.5g、1.0g、2.0g、4.0g、6.0g、
8.0g、10.0g又は12.0g加え、充分混合し
た処理液を用意した。この各々の処理液に酸化チタン粉
末(粒径約0.15μm )100gを加え、充分に撹拌
した。次に室温でエタノールを蒸発させ、粉末が乾燥し
た後、カップリング剤の硬化処理を行った。かかる処理
をした各々の粉末をオフセット印刷用インキに混合し、
オフセット印刷を行ってパターン通りの印刷が可能かど
うかを評価した。下記の表2は添加するカップリング剤
の量を酸化チタン粉末に対して0wt%から12.0wt%
まで変化させた場合にオフセット印刷が可能か否かを示
した表である。この表2によればカップリング剤の添加
量0.5wt%から10.0wt%の範囲でオフセット印刷
が可能であることがわかる。
リロキシプロピルトリメトキシシランを各々0.0g、
0.5g、1.0g、2.0g、4.0g、6.0g、
8.0g、10.0g又は12.0g加え、充分混合し
た処理液を用意した。この各々の処理液に酸化チタン粉
末(粒径約0.15μm )100gを加え、充分に撹拌
した。次に室温でエタノールを蒸発させ、粉末が乾燥し
た後、カップリング剤の硬化処理を行った。かかる処理
をした各々の粉末をオフセット印刷用インキに混合し、
オフセット印刷を行ってパターン通りの印刷が可能かど
うかを評価した。下記の表2は添加するカップリング剤
の量を酸化チタン粉末に対して0wt%から12.0wt%
まで変化させた場合にオフセット印刷が可能か否かを示
した表である。この表2によればカップリング剤の添加
量0.5wt%から10.0wt%の範囲でオフセット印刷
が可能であることがわかる。
【0008】
【表2】
【0009】
【発明の効果】以上、本発明によれば、酸化チタン粉末
にカップリング剤γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランを添加して表面処理することにより酸化チタ
ン粉末の表面が撥水性を有することとなり、オフセット
印刷用インキと混合してインキ化することが可能とな
る。
にカップリング剤γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシランを添加して表面処理することにより酸化チタ
ン粉末の表面が撥水性を有することとなり、オフセット
印刷用インキと混合してインキ化することが可能とな
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 親水性を有するインキ用顔料において、
該インキ用顔料の粉末表面の少なくとも一部が撥水性を
有することを特徴とするインキ用顔料。 - 【請求項2】 親水性を有する顔料を有するインキにお
いて、前記顔料の少なくとも一部が請求項第1項記載の
インキ用顔料であることを特徴とするインキ。 - 【請求項3】 酸化チタン粉末からなるインキ用顔料の
製造方法において、前記酸化チタン粉末にγ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシランを0.5〜10.0
wt%の範囲で添加することを特徴とするインキ用顔料の
製造方法。 - 【請求項4】 酸化チタン粉末からなるインキ用顔料を
含むインキの製造方法において、前記インキ用顔料は請
求項第3項記載のインキ用顔料の製造方法により製造す
ることを特徴とするインキの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25411491A JPH0565445A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | インキ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25411491A JPH0565445A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | インキ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0565445A true JPH0565445A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17260422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25411491A Withdrawn JPH0565445A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | インキ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0565445A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5719206A (en) * | 1994-04-28 | 1998-02-17 | Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. | Aqueous coating compositions |
WO2007138972A1 (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Sakata Inx Corp. | 油性印刷用体質顔料分散体の製造方法、該製造方法で得られる油性印刷用体質顔料分散体、及びその用途 |
JP2009167377A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | インクジェット用インク組成物とその製造方法 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP25411491A patent/JPH0565445A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5719206A (en) * | 1994-04-28 | 1998-02-17 | Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd. | Aqueous coating compositions |
WO2007138972A1 (ja) * | 2006-05-25 | 2007-12-06 | Sakata Inx Corp. | 油性印刷用体質顔料分散体の製造方法、該製造方法で得られる油性印刷用体質顔料分散体、及びその用途 |
JP5031739B2 (ja) * | 2006-05-25 | 2012-09-26 | サカタインクス株式会社 | 油性印刷用体質顔料分散体の製造方法、該製造方法で得られる油性印刷用体質顔料分散体、及びその用途 |
JP2009167377A (ja) * | 2007-12-19 | 2009-07-30 | Ricoh Co Ltd | インクジェット用インク組成物とその製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981203 |