JPH0565428B2 - - Google Patents

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JPH0565428B2
JPH0565428B2 JP63128872A JP12887288A JPH0565428B2 JP H0565428 B2 JPH0565428 B2 JP H0565428B2 JP 63128872 A JP63128872 A JP 63128872A JP 12887288 A JP12887288 A JP 12887288A JP H0565428 B2 JPH0565428 B2 JP H0565428B2
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mandrel
paper tube
paper
around
rotating
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Tomio Ito
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MITSUYA TETSUKO KK
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Publication date
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Priority to KR1019890005294A priority patent/KR930004066B1/ko
Priority to EP89109281A priority patent/EP0343601B1/en
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Publication of JPH0565428B2 publication Critical patent/JPH0565428B2/ja
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    • B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H45/00—Folding thin material
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C31/00—Handling, e.g. feeding of the material to be shaped, storage of plastics material before moulding; Automation, i.e. automated handling lines in plastics processing plants, e.g. using manipulators or robots
    • B29C31/002—Handling tubes, e.g. transferring between shaping stations, loading on mandrels
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C53/00—Shaping by bending, folding, twisting, straightening or flattening; Apparatus therefor
    • B29C53/56—Winding and joining, e.g. winding spirally
    • B29C53/58—Winding and joining, e.g. winding spirally helically
    • B29C53/60—Winding and joining, e.g. winding spirally helically using internal forming surfaces, e.g. mandrels
    • B29C53/607—Winding and joining, e.g. winding spirally helically using internal forming surfaces, e.g. mandrels having driving means for advancing the wound articles, e.g. belts, rolls
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B31—MAKING ARTICLES OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER; WORKING PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31C—MAKING WOUND ARTICLES, e.g. WOUND TUBES, OF PAPER, CARDBOARD OR MATERIAL WORKED IN A MANNER ANALOGOUS TO PAPER
    • B31C3/00—Making tubes or pipes by feeding obliquely to the winding mandrel centre line
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2793/00—Shaping techniques involving a cutting or machining operation
    • B29C2793/009—Shaping techniques involving a cutting or machining operation after shaping
    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2711/00—Use of natural products or their composites, not provided for in groups B29K2601/00 - B29K2709/00, for preformed parts, e.g. for inserts
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Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、紙テープをマンドレルにスパイラル
状に巻き付けて紙管を製造する紙管製造機及び紙
管製造機に於て紙管を回転させながら軸方向に引
き出す紙管回転引出し装置に関するものである。
（従来の技術） スパイラル紙管は、丸軸状のマンドレルに紙テ
ープを複数層にスパイラル状に巻付けて形成さ
れ、マンドレルの先端から連続的に繰り出され
る。
紙テープをマンドレルに巻く装置は、２基筒型
と３基筒型のものがある。
第１２図に示す２基筒型の紙テープ回転巻付け
装置は、マンドレル１２を挟んで２基の回転基筒
１３，１３を配備し、マンドレル１２に斜めに１
回巻き付けたベルト２９を両端基１３，１３間に
無端状に張設している。
第１３図に示す３基筒型の紙テープ回転巻付け
装置は、マンドレル１２を挟んで一方に１基の主
回転基筒１３、他方に第１、第２の２基の補助回
転基筒１３ａ，１３ｂを配備し、主回転基筒１３
の上部と第１補助回転基筒１３ａとの間に第１ベ
ルト２９を無端状に張設し、主回転基筒１３の下
部と第２補助回転基筒１３ｂとの間に第２ベルト
２９ａを無端状に張設している。第１、第２ベル
ト２９，２９ａは共に、マンドレル１２に対称的
に１回転巻き付けられている。
上記２基筒型、３基筒型の回転巻付け装置は共
に、基筒１３の回転によつてベルト２９を周回さ
せ、マンドレル１２とベルト２９との間に食い込
ませた紙テープT1，T2を、ベルトとの摩擦によ
つてマンドレル１２上を滑らせながらスパイラル
状に巻き付けて紙管を製造するのである。即ち、
ベルトは、マンドレル１２への紙テープの巻付け
と、紙管の軸方向への送り出しの両作用を行な
う。
（発明が解決しようとする課題） 小径紙管製造用の小径マンドレルに対して、前
記の如く、ベルトを繋張させて巻き付け、この状
態でベルトを高速走行させた場合、小径マンドレ
ルは波打つた状態に撓み、紙管の回転及び軸方向
への移動が円滑には行なわれず、商品価値のある
紙管は製造できない。
従つて、ベルトのテンシヨンを弱めると共に、
ベルトを低速で走行させなければならず、その結
果、例えば内径６mm、肉厚２mmの小径紙管の製造
の場合、紙管の製造速度は２ｍ／min程度とな
り、製造能率が極めて悪い。
又、ベルトのテンシヨンを強く出来ないため、
紙テープをマンドレルに堅く巻き付けることはで
きず、形成された紙管の耐圧力は低い。
小径紙管、中厚肉紙管、厚肉紙管を問わず、用
途によつては極めて高い耐圧力が要求される。
紙管の耐圧性を向上させるには、紙テープに大
きなバツクテンシヨンを掛けてマンドレル１２に
堅く巻き付けなければならない。
ところが、従来の様に、マンドレルに斜めに１
回巻いたベルトの走行によつて、マンドレルへの
紙テープの巻き付けと、紙管の送り出しの両方を
行なう場合、紙管と紙テープとの間にスリツプが
生じ易く、紙テープに対するバツクテンシヨンを
大きくすると、ベルトが空廻りする。
基筒１３の回転力は、基筒１３とベルトとの間
の摩擦及びベルトと紙テープとの摩擦を介して紙
テープに伝達されるために動力伝達効率は悪く、
基筒１３の回転力を高めても、強いテンシヨンの
掛かつた紙テープをマンドレル１２にスパイラル
状に連続して巻き付けることは無理があり、所望
の耐圧性を有する紙管を製造することは出来なか
つた。
又、マンドレル１２にベルトを斜めに巻付けて
走行させると、マンドレル１２へのベルト巻付け
部に於て、ベルト２９はマンドレルの軸方向に前
進しようとし、ベルトに掛けるテンシヨンによつ
て軸方向に引き戻され、この動作が繰り返えされ
るために、ベルト２９はマンドレル１２の軸方向
に絶えず小刻みに往復移動する。
この様にマンドレルの軸方向に小刻みに往復移
動するベルトによつて紙テープＴをマンドルに巻
き付けるため、マンドレル１２に巻き付けた紙テ
ープの両側には隣合う紙テープとの間に〓間、所
謂目開きが生じる。この目開きは、紙管の強度を
低下させるのみならず、紙管の軸方向への送り速
度を変化させる。
紙管を最終製品にするまでには、紙管の表面に
樹脂を塗布し、これを研磨仕上げする等の後加工
を施すことも多いが、従来の紙管製造機は紙管を
軸方向に送り出す力が弱いため、これら後加工装
置を紙管製造機の下流側に接続して、連続的に加
工を施すことは、紙管の軸方向の移動に対して抵
抗力が増加し、紙管の軸方向の移動速度、即ち、
紙管の製造速度が一層不安定になり、後加工装置
との連繋が円滑に行なわれず、良質製品の製造を
望めない。
従つて、従来では、紙管を所定の長さに切断し
た後、別の加工ラインにて、必要な加工を施して
おり、生産能率が悪い。
本発明は、マンドレルを撓ませることなく、紙
管を強い力で回転させながら軸方向に送り出すこ
とができ、以て、紙テープを強力なねじり力にて
マンドレルにスパイラル状に堅く巻くことができ
るとともに、紙管に目開きを生じさせることな
く、紙管の製造速度を一定に出来る紙管製造機及
び紙管製造機に於ける紙管回転引出し装置を明ら
かにするものである。
（課題を解決する手段） 上記目的を達成するために、本発明の紙管製造
機は、紙テープをスパイラル状に巻き付けるべき
マンドレル１２と、 マンドレル１２に対し斜めに交差して無端状に
張設され該交差部にてマンドレルに巻き付いたベ
ルト２９を有し、該ベルトの周回によつて紙テー
プをマンドレル１２にスパイラル状に巻き付けて
紙管を形成する紙テープ巻込み装置２と、 該紙テープ巻込み装置２の下流側に設けられマ
ンドレル１２に接近離間可能に且つマンドレルの
軸心に向けて付勢されマンドレルに嵌まつた紙管
をマンドレル１２に押圧する加圧ローラ５５と、 該加圧ローラ５５の下流側に配備され紙管を回
転させながら軸方向に送り出す紙管回転引出し装
置３とで構成され、 紙管回転引出し装置３は、回転駆動装置４に連
繋され定位置にてマンドレル１２の外周を周回可
能に配備された回転フレーム３４と、 回転フレーム３４上にてマンドレル１２の周方
向に等間隔に配備されマンドレル１２に接近離間
可能に支持された支持部材５と、 支持部材５をマンドレル１２に押圧する押圧装
置６と、 支持部材５上に配備され送り駆動装置８に連繋
されてマンドレル１２上に紙管を、摩擦によつて
軸方向に送り出す様に周回又は回転する送り装置
７とで構成されている。
上記紙管製造装置の紙管回転引出し装置３のみ
でも、マンドレル１２上に紙管を硬く巻き付ける
装置が成立する。
この場合、マンドレル１２と回転引出し装置３
の送り部材７０との間に、一旦マンドレル１２と
送り部材７０との間に紙テープを噛み込ませれ
ば、紙テープをマンドレルに押圧しながら回転又
は周回する送り部材７０によつて、紙テープはマ
ンドレルを滑りながら螺旋状に硬く巻き付けられ
る。
（作用及び効果） 巻込み装置２の走行ベルト２９とマンドレル１
２との間に紙テープT1，T2を引込み、ベルト２
９の走行によつて紙テープをマンドレルにスパイ
ラル状に巻き付けて紙管を形成する。
紙管はベルトの走行によつて生じる軸方向への
推力で、マンドレル上を回転しながらに軸方向に
前進移動する。
加圧ロール５５を通過する際、マンドレル上の
紙管は回転しながらマンドレル表面に押圧され、
紙管を一層堅く巻くことができる。
紙管は回転引出し装置３の送り装置７とマンド
レル１２との間に挟まれる。
紙管回転引出し装置３の回転フレーム３４は定
位置でマンドレル１２の周りを回転し、該回転フ
レーム３４上の送り装置７も紙管を押圧しながら
マンドレル１２の周りを回転する。
紙管には回転フレーム３４の回転力と、送り装
置７の送り部材７０の回転又は周回によるマンド
レル１２の軸方向に向う力とが同時に作用し、紙
管を回転させながら軸方向に前進させる。
送り装置７は、押圧装置６によつて、マンドレ
ル１２の軸心に向けて強力に押圧されており、紙
管の回転及び軸方向への移動の妨げとなる外力が
作用していても、紙管を回転させながら軸方向に
前進させることが出来る。
従つて、紙管を形成するためにマンドレルに引
込む紙テープに強いバツクテンシヨンを掛けて該
紙テープをマンドレルに円滑にスパイラル状に巻
くことが出来、耐圧性の高い紙管を連続的に形成
できる。
上記の如く、回転引出し装置３は、マンドレル
１２に沿つて周回する送り部材７０が紙管を直接
押圧しながら紙管をマンドレルの軸方向に繰り出
すため、送り部材７０をマンドレルの軸心側に強
力に押圧して、送り部材７０と紙管との間のスリ
ツプを無視出来る程度に、送り部材７０による紙
管に対する引出し力を高めることができる。この
ため紙管に対する引出し力不足に起因する紙管の
製造速度の不安定さが解消され、単位時間当りの
紙管の製造長さが正確に定まり、紙管製造機に後
加工装置をライン接続しても、ラインはスムーズ
に稼動する。
更に、回転引出し装置３は、マンドレル１２の
周方向に等間隔に配備した送り部材７０にて紙管
の上からマンドレルを均等に押圧するため、マン
ドレル１２の撓みは防止され、小径のマンドレル
であつても真直状態に保持され、紙管を円滑に軸
方向に繰り出し出来るため、小径紙管の製造に於
ても、高速で紙テープを巻くことが出来、製造能
率を大幅に向上できる。
（実施例） 第１図は、本発明に係る紙管製造機Ｍの下流側
に樹脂塗布テープ供給装置９３、樹脂塗布スタン
ド９４、乾燥炉９５、研削スタンド９６、定尺切
断装置９７、紙管受け台９８が配備した紙管製造
ラインの一例を示す平面図である。
以下の説明で、「前」とは上記紙管製造ライン
の下流側、「後」とは上流側である。
紙管製造機Ｍは、基台１上に水平に配備したマ
ンドレル１２と、マンドレルの中央部に対応して
基台１上に配備した紙テープ巻込み装置２と、紙
テープ巻込み装置２の下流側に配備された紙管プ
レス装置５４と、該プレス装置５４の下流側に配
備された紙管回転引出し装置３と、 基台１の両側に配備した第１紙テープ供給装置
９１及び第２紙テープ供給装置９２とで構成され
る。
基台１後端の取付け台１１に、マンドレル１２
が前方に向けて水平に支持され、マンドレルの先
端は解放されている。
第１紙テープ供給装置９１からは紙管Ｐの最下
層を形成する紙テープT1が斜め後方からマンド
レル１２に供給される。
該紙テープT1にはマンドレル１２との摩擦を
小さくするためにパラフインが塗布されている。
第２紙テープ供給装置９２からは、複数の紙テ
ープT2が側縁を重ね合つた状態で斜め後方から
マンドレル１２に供給され、各テープT2の裏面
には糊付け装置９２ａによつて糊が塗布されてい
る。
紙テープ巻込み装置２は、紙テープをマンドレ
ル１２にスパイラル状に巻き付けて紙管を形成し
つつ、該紙管をプレス装置５４に案内するもので
ある。
該紙テープ巻込み装置２は、第６図、第７図に
示す如く、基台１上に水平面内にて回転可能に設
けた回転台１５上にベルト支持台２１を配備し、
該支持台の上部両端に互いに接近離間可能にスラ
イドブロツク２２，２２を配備している。
支持台２１の両端に回転自由に配備されたネジ
軸２３がスライドブロツク２２，２２に螺合さ
れ、該ネジ軸を回転させることによつて生じるネ
ジ推力により、スライドブロツク２２を変位させ
て、後記するベルト２９のテンシヨンを調節出来
る。
各ブロツク２２には従動ローラ２４が水平に軸
承されている。
支持台２１の下部中央に従動ローラ２４よりも
大径の駆動ローラ２７を水平に配備し、該駆動ロ
ーラ２７に歯車減速手段２５を介してモータ２６
が連繋される。
駆動ローラ２７の上部には該ローラに接近し
て、２つのガイドローラ２８，２８が配備されて
いる。
駆動ローラ２７と従動ローラ２４，２４との間
に、マンドレル１２に１回巻き付けたベルト２９
をガイドローラ２８を経由させて無端状に張設さ
れている。
前記回転台１５の外周の一部に歯面１６を形成
し、該歯面１６に歯車１７を噛合すると共に該歯
車にウオームギヤを１８を介して手回しハンドル
１９を連繋している。
ハンドル１９を回して、回転台１５及び支持台
２１を回転させると、マンドレル１２に対するベ
ルト２９の巻付け角度が変わり、紙テープの幅に
応じて該テープの巻付け角度を任意に設定でき
る。
プレス装置５４は、第６図、第８図の如く、基
台１上にマンドレル１２に直交して２枚の支持板
５６，５６を突設し、支持板５６，５６内にて、
マンドレル１２の周りに略等間隔に３本の加圧ロ
ーラ５５をマンドレル１２の軸心に接近離間可能
に配備して構成される。
各支持板５６，５６にはマンドレル１２及び紙
管Ｐが余裕のある状態に嵌まる貫通孔５６ａが開
設され、両支持板５６，５６はマンドレル１２の
周りに等間隔に配備したステー５７によつて連結
されている。
前記加圧ローラ５５は両端が保持部材５８に回
転自由に保持され、保持部材５８は外向きに平行
に突設した軸５９，５９を前記ステー５７に摺動
可能に貫通させいる。軸５９，５９にはバネ５０
が嵌められ、加圧ローラ５５をマンドレル１２に
押圧付勢している。
紙管回転引出し装置３は、基台１上に中空円筒
状の固定フレーム３１をマンドレル１２と同心に
水平に配備し、第２図の如く、該フレーム３１の
両端板３２，３２の中央にボス３２ａ，３２ａを
突設しており、マンドレル１２は後部の端板３３
のボス３３ａを余裕のある状態に貫通して、固定
フレーム３１の前側の端板３２の近傍に達してい
る。
固定フレーム３１内に中空円筒状の回転フレー
ム３４がマンドレル１２と同心に回転可能に配備
されている。
回転フレーム３４の両端板３５，３６の中央に
はボス３５ａ，３６ａが突設され、両ボスが固定
フレーム３１のボス３２ａ，３３ａに軸受け３
７，３７を介して回転自由に嵌まつている。
回転フレーム３４には回転駆動装置４が連繋さ
れ、該回転駆動装置は、固定フレーム３１の前端
板３２を回転自由に貫通して回転軸４１を軸承
し、回転軸４１の外端にチエーン４４を介してモ
ータ４５を連繋し、軸４１の内端に小歯車４２を
取付けている。モータ４５は前記テープ巻込み装
置２のモータ２６とはインバータ方式の回転制御
装置（図示せず）に連繋され、テープ巻込み装置
２のベルト２９の周回速度と回転フレーム３４の
回転速度を対応させることが出来る。
回転フレーム３４の前端板３５に環状の大歯車
４３をマンドレル１２と同心に固定して、該大歯
車４３と前記小歯車４２とを噛合する。
第２図、第３図の如く、回転フレーム３４内に
は、マンドレル１２を挟んで一対の支持部材５が
対向配備される。
支持部材５は、該部材５を摺動可能に挟んで回
転フレーム３４の内面に固定されたガイド板５
１，５１に支持され、前後動及びマンドレル１２
に接近離間可能に配備されている。
各支持部材５は前部及び後部が平行レバー５
２，５２によつて、前後動可能に回転フレーム３
４に支持されている。
第２図、第４図の如く、支持部材５の中間部に
は支持部材をマンドレル１２に押圧する押圧装置
６が連繋されてる。
押圧装置６は、回転フレーム３４の内面に突設
した受け台６０と支持部材５とを２つのレバー６
１，６２で枢支連結し、マンドレルと平行に配備
した押し杆６３を両レバー６１，６２の連結部に
枢支連結してトツグル機構を構成している。
押し杆６３は回転フレーム３４の後部の端板３
６を摺動可能に貫通し、固定フレーム３１のボス
上に配備したシリンダ装置６４に連繋されてい
る。
シリンダ装置６４は、固定フレーム３１のボス
を包囲して短いシリンダ６５をボス３３ａと同心
に固定し、ボス３３ａとシリンダ６５との間に環
状のピストン６６を摺動可能に配備している。
ピストン６６には固定フレーム３１のボス３３
ａに嵌まつて摺動する筒状のピストンロツド６７
が突設され、該ロツド６７はシリンダの先端から
臨出して、ロツド６７の先端部に周溝６８を開設
している。
周溝６８に取付けリング板６９を回転自由に嵌
め、該リング板に前記押し杆６３を連結してい
る。
上記シリンダ装置６４に圧力流体が供給される
と、ピストンロツド６７が前進して押し杆６３を
前方に押圧し、トツグル機構によつて支持部材５
を強力にマンドレル１２側に押圧する。
支持部材５は、平行リンク板５２，５２の振れ
によつて、マンドレル１２の軸方向に少し前進し
ながらマンドレル１２に接近する。
押し杆６３とシリンダ装置６４とを連繋するリ
ング板６９は、シリンダ装置６４のピストンロツ
ド６７の周溝６８に回転自由に係合しており、回
転フレーム３４の回転によつて該フレームと一体
に押し杆６３がマンドレルの周りを回転しても、
押し杆６３に対する押圧に支障はない。
支持部材５には、マンドレル１２と回転フレー
ム３４との間に供給される紙テープT1，T2を押
圧してマンドレル１２の軸方向に引出す送り装置
７が配備される。
実施例の送り装置７は、支持部材５の前後端に
タイミングプーリ７１，７２を配備して両プーリ
間にタイミングベルト７３を無端状に張設する。
第５図の如く、タイミングベルト７３の外面の
両側縁には全周に亘つてウレタンゴム製のリツプ
７４が装着され、該リツプ７４，７４間にはベル
トを一周する溝７５が形成されている。
上記タイミングベルト７３が紙管を軸方向に送
り出す送り部材７０となる。
両タイミングプーリ７１，７２の間にて支持部
材５には複数の補助ローラ７６が密なるピツチで
回転自由に配備され、各補助ローラ７６はマンド
レル１２に面するタイミングベルト７３の背面に
接して該ベルトを真つ直ぐに走行案内する。
両送り装置７の前側のタイミングプーリ７１に
は、送り駆動装置８が連繋して構成されている。
送り駆動装置８は、遊星歯車機構による差動変
速装置を介して前記フレーム回転駆動装置４に連
繋されている。
遊星歯車機構は回転フレーム３４の前部端板３
５の内面に、回転フレーム３４と同心に且つ回転
フレーム３４の回転とは無関係に回転可能に太陽
歯車８１を配備している。
該太陽歯車８１のボス８１ａを回転フレーム３
４のボス３５ａに軸受け８０を介して回転自由に
嵌めて外部に臨出させ、該臨出端に歯付きプーリ
８８を取付け、固定フレーム３１上に配備した補
助回転駆動装置８７に連繋されている。
回転フレーム３４の前端板３５に太陽歯車８１
を挟んで遊星歯車８２を対向配備し、遊星歯車８
２と太陽歯車８１とを噛合し、遊星歯車８２の回
転軸８６を前端板３５に軸承させると共に、該回
転軸８６の後端をベベルギヤ８３を介して出力回
転軸８９に連繋する。出力回転軸８９は、回転フ
レーム３４上に前記支持部材５の移行路に直交し
て配備され、一端に歯車８４が取り付けられ、前
記２つのタイミングプーリ７１，７２の内、前側
のタイミングプーリ７１の軸７１ａに取り付けた
歯車８５に噛合して送り回転駆動装置４を構成し
ている。
太陽歯車８１を固定しておき、回転フレーム３
４を回転させると、回転フレーム３４上の遊星歯
車８２が太陽歯車８１の外周を自転しながら公転
する。
遊星歯車８２が自転することによつて、ベベル
ギヤ８３、歯車８４，８５を介してタイミングプ
ーリ７１が回転してタイミングベルト７３を周回
させる。
この間、回転フレーム３４は回転を持続してお
り、送り装置７はマンドレル１２の周りを回転し
ながら、タイミングベルト７３を周回させる。
回転フレーム３４を回転させたまま、補助回転
装置８７を回転させると、太陽歯車８１が回転し
て、遊星歯車８２の自転速度を制御出来、従つ
て、回転フレーム３４の回転速度を変えずに、タ
イミングベルト７３の周回速度を調節することが
出来る。
上記紙管製造機Ｍの下流側に配備された樹脂塗
布テープ供給装置９３は、不織布に樹脂液を塗布
したテープT3をマンドレル１２上の紙管Ｐに供
給するものである。
樹脂塗布スタンド９４は紙管Ｐ上に巻付けられ
た樹脂塗布テープT3上に更に樹脂液を塗布する
と共に、余分の樹脂液を掻き落とす作業を行な
う。
乾燥炉９５はヒータ（図示せず）を内蔵してお
り、上記樹脂を乾燥固化せしめる。
研削スタンド９６は、紙管表面の樹脂層を研削
して、滑らかに仕上げるものである。
定尺切断装置９７は紙管と直交する面内にて回
転する回転刃（図示せず）を紙管と同調してマン
ドレル１２に添つて移動させながら、紙管を一定
長さに切断するものである。
然して、紙管製造機を稼動するに際し、支持部
材５及び紙テープ送り装置７をマンドレル１２か
ら離間させて、マンドレル１２上の紙テープ移動
路を解放しておく。
紙テープ巻付け装置２によつてマンドレル１２
に紙テープをスパイラル状に巻付けて紙管を形成
しながら、プレス装置に送り込む。
紙管は回転しながらプレス装置５４の加圧ロー
ル５５によつてマンドレル１２に押圧され、マン
ドレル１２に堅く巻き付く。
紙管が更に前進して紙テープ回転引出し装置３
内に侵入する。
紙テープが回転引出し装置３の下流側に臨出し
たとき、回転フレーム３４の回転駆動装置４、送
り駆動装置８及び支持部材５の押圧装置６を作動
させる。
回転フレーム３４の回転によつて支持部材５及
び送り装置７はマンドレル１２の周りを回転し、
又、支持部材５上の送り装置７はマンドレル１２
に被さつた紙管Ｐを直接強力に押圧する。
更に、送り装置７のタイミングベルト７３が周
回して、紙管Ｐをマンドレル１２の軸方向に押圧
する。
回転フレーム３４は定位置でマンドレル１２の
周りを回転し、送り装置７が紙管をマンドレル１
２の軸方向に引き込む。
紙管には回転フレーム３４の回転力と送り装置
７によるマンドレル１２の軸方向の力が同時に作
用するため、この状態では前記巻込み装置２はテ
ープをマンドレル１２にスパイラル状に巻きつけ
る補助的に役割を果たしているに過ぎない。
送り装置７は、押圧装置６によつて、マンドレ
ル１２の軸心側に強力に押圧されており、送り装
置７は紙テープＴをマンドレル１２の表面に強力
に押圧して堅く巻くことができるため、耐圧性の
優れた紙テープＰを形成できる。
又、回転フレーム３４上の送り装置７によつ
て、紙テープをマンドレル１２の軸方向に引込む
ため、紙管Ｐの製造速度は送り装置７の回転によ
つて決定され、単位時間当りの紙管Ｐの製造速度
が安定する。これによつて、紙管Ｐ製造装置に前
記後加工装置をライン接続しても、ラインはスム
ーズに稼動する。
補助回転装置８７を作動させて、回転フレーム
３４の回転速度を一定にして、送り装置の送り速
度を自由に変えることができ、従つて、紙テープ
の紙管への巻き付け速度と、紙テープのマンドレ
ルの軸方向への送り速度とを正確に対応させるこ
とが出来、目開きの無い紙管を形成出来る。
前記プレス装置５４の加圧ロール５５は、マン
ドレル１２に対して平行に配備されており、該ロ
ールによつて紙管がマンドレルに押圧されると、
紙管とロールとの摩擦により、紙管の前進移動に
対するブレーキ力が作用する。
しかし、前記の如く、後続の紙管回転引出し装
置３の紙管に対する引出し力が強力であるため、
紙管は強制的にプレス装置５４から回転引出し装
置２に引出され、スパイラル紙管の連続成形に支
障はない。
本発明の実施に際して、送り装置７のタイミン
グベルト７３を第９図の平ベルト７７に代えるこ
とが出来る。この場合、平ベルトを掛けるプーリ
は当然平プーリ７３ａを用いる。
又、ベルト７３ａの表面には前記同様にしてリ
ツプ７４，７４を貼着して、リツプ巻に溝７５を
開設しておくことが望ましい。
又、タイミングベルトに代えて、第１０図、第
１１図の如く、チエーン７７を用いることが出来
る。この場合、チエーン７７の各リンクに取付け
台７８を設け、取付け台７８にＶ溝７７ｃ付きの
ゴム製トレツド７７ｂを取付け、該トレツドのＶ
溝に紙管を当てる様にする。
本発明では、必ずしも、上記のタイミング、平
ベルト、或はトレツド付きチエーンの周回によつ
て紙管を送り出すことに限定されることはなく、
ローラ７１，７２，７６を直接紙管を押圧して、
ローラの回転によつて紙管をマンドレルの軸方向
に送り出すこともできる。この場合ローラの外周
部をウレタンゴム等の摩擦係数の大きな材料にて
形成し、且つローラの外周に周溝を形成して、紙
管との接触面積を大きくすることが望ましい。
尚、テープ巻込み装置２及びプレス装置５４を
省略して、回転引出し装置３のみでマンドレル１
２に紙テープをスパイラル状に巻き付けて紙管を
製造することも可能である。この場合、最初にテ
ープをマンドレルにスパイラル状に巻付けて紙管
を形成し、この紙管を回転引出し装置３の送り部
材７０とマンドレルとの間に食い込ませるまで
は、手作業で行なう必要がある。
第１図に示したラインを、マンドレル１２を上
にして垂直に配備して紙管Ｐを製造することがで
きる。
この場合、マンドレルは上端を支えて垂下させ
るだけで済み、従来の様に基端を支持して水平に
配備する場合に比べて、マンドレルの支持部は簡
素化及び軽量化を実現出来る。
更に、ラインを垂直に配備した場合、工場の天
井高さは高くなるが、設置スペースを従来の製造
ラインの設置に比べて、大幅に狭くできる。又、
紙管製造ラインを構成するに必要な装置は工場の
各階の床面に水平に設置でき、各装置のレベル合
わせは必要とせず、取付けが簡単であり、又、装
置のフレームが小形化し、装置全体の小形化が画
れ、設備費を抑えることができる。
又、複数の紙管製造ラインを垂直に並設し、各
製造ラインを連繋したカウンターシヤフトによつ
て、各紙管製造装置に動力を伝達することが可能
となり、カウンターシヤフトを回転駆動する１基
のモータによつて、総ての紙管製造ラインを稼動
することも可能である。
尚、紙管の巻込み装置２として第１２図、第１
３図の従来の紙管引出し装置を用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第１図は紙管製造ラインの平面図、第２図は回
転引出し装置の断面図、第３図は送り装置の斜面
図、第４図は送り装置を第３図とは反対側から見
た斜面図、第５図は第２図−線に沿う断面
図、第６図は紙テープ巻込み装置及びプレス装置
の斜面図、第７図は紙テープ巻込み装置の駆動系
を示す斜面図、第８図は第６図−線に沿う断
面図、第９図は平ベルトによる送り部材の他の実
施例の一部斜面図、第１０図はチエーンによる送
り部材の一部正面図、第１１図は第１０図XI−XI
線に沿う断面図、第１２図は従来の２基筒の紙テ
ープ回転引出し装置の平面図、第１３図は従来の
３基筒の紙テープ回転引出し装置の平面図であ
る。 １……基台、１２……マンドレル、３１……固
定フレーム、３４……回転フレーム、４……フレ
ーム回転駆動装置、５……支持部材、５……押圧
装置、７……送り装置、８……送り駆動装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ 紙テープをスパイラル状に巻き付けるべきマ
    ンドレル１２と、 マンドレル１２に対し斜めに交差して無端状に
    張設され該交差部にてマンドレルに巻き付いたベ
    ルト２９を有し、該ベルトの周回によつて紙テー
    プをマンドレル１２にスパイラル状に巻き付けて
    紙管を形成する紙テープ巻込み装置２と、 該紙テープ巻込み装置２の下流側に設けられマ
    ンドレル１２に接近離間可能に且つマンドレルの
    軸心に向けて付勢されマンドレルに嵌まつた紙管
    をマンドレル１２に押圧する加圧ローラ５５と、
    該加圧ローラ５５の下流側に配備された紙管を回
    転させながら軸方向に送り出す紙管回転引出し装
    置３とによつて構成され、 紙管回転引出し装置３は、回転駆動装置４に連
    繋され機台の定位置にてマンドレル１２の外周を
    周回可能に配備された回転フレーム３４と、 回転フレーム３４上にてマンドレル１２の周囲
    に等間隔に配備されマンドレル１２に接近離間可
    能に支持された支持部材５と、 支持部材５をマンドレル１２側に押圧する押圧
    装置６と、 支持部材５上に配備され送り駆動装置８に連繋
    されてマンドレル１２上の紙管を摩擦によつて軸
    方向に送り出す方向に周回又は回転する送り部材
    ７０をとによつて構成された紙管製造機。 ２ 紙テープをスパイラル状に巻き付けるべきマ
    ンドレル１２と、 回転駆動装置４に連繋され機台の定位置にてマ
    ンドレル１２の外周を周回可能に配備された回転
    フレーム３４と、 回転フレーム３４上にてマンドレル１２の周囲
    に等間隔に配備されマンドレル１２に接近離間可
    能に支持された支持部材５と、 支持部材５をマンドレル１２側に押圧する押圧
    装置６と、 支持部材５上に配備され送り駆動装置８に連繋
    されてマンドレル１２上の紙管を摩擦によつて軸
    方向に送り出す方向に周回又は回転する送り部材
    ７０とによつて構成された紙管製造機に於ける紙
    テープ回転引出し装置。
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