JPH0565409U - 線棒材圧延機の冷却装置 - Google Patents

線棒材圧延機の冷却装置

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JPH0565409U
JPH0565409U JP8842092U JP8842092U JPH0565409U JP H0565409 U JPH0565409 U JP H0565409U JP 8842092 U JP8842092 U JP 8842092U JP 8842092 U JP8842092 U JP 8842092U JP H0565409 U JPH0565409 U JP H0565409U
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JP
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cooling
pipe
guide pipe
roll
wire rod
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公郎 高塚
満 森高
新也 宮脇
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】浸漬冷却を行うこと。 【構成】線棒材圧延機の冷却装置は、圧延ロール29に接
近して配置されると共に、圧延材30が通過可能な小径孔
を備えたガイド管部21と、該ガイド管部21に連設されて
前記小径孔よりも大径の孔を有する冷却管本体22と、該
冷却管本体22の反ロール側端部に、前記ガイド管部側に
指向して形成された冷却水供給用ノズル25とを備えてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、線棒材圧延機の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種、線棒材圧延機の冷却装置として、例えば、特公昭42-15450号公報に記 載のものが公知である。 この従来の冷却装置は、出口を条材通過程度に絞った案内ノズルと、冷却管の 内面全周に条材の進行方向に逆向きの角度で設けた冷却剤噴射スリットとを有し てなるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のものでは、冷却剤噴射スリットが案内ノズルと反対側を指向してい るため、該スリットから噴射された冷却剤は、冷却管の大径の孔から流出してし まい、冷却剤が冷却管内に充満し難いものであった。 従って、条材を浸漬状態で冷却することができず、高冷却を期しがたいもので あった。
【0004】 そこで、本考案は、浸漬冷却により高冷却を可能とした線棒材圧延機の冷却装 置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するため、次の手段を講じた。即ち、本考案の特徴 とするところは、線棒材圧延機の圧延ロールに接近して配置されると共に、圧延 材が通過可能な小径孔を備えたガイド管部と、該ガイド管部に連設されて前記小 径孔よりも大径の孔を有する冷却管本体と、該冷却管本体の反ロール側端部に、 前記ガイド管部側に指向して形成された冷却水供給用ノズルとを備えた点にある 。
【0006】
【作用】
本考案によれば、冷却水供給用ノズルがガイド管部側を向いているので、該ノ ズルから冷却管本体内に供給された冷却水は、ガイド管部側に向かって流れる。 ガイド管部の孔は、圧延材が通過可能な小径孔であるので、該孔からの冷却水 流出は極力防止され、冷却水は、冷却管本体内に滞留することになり、被圧延材 を浸漬冷却する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 図1に本考案の冷却管設備をロール出側に設けたものを示し、図2にロール入 側に設けたものを示すように(両設備とも同一構造であるため、ロール出側およ びロール入側に分けてそれぞれ符号を別記し、共通に説示する)、冷却管本体22 ,32 の各一端に、出側ロール29、入側ロール39の各パスラインに臨むかつ冷却管 本体22,32 より小径のガイド管部21,31 を、それぞれテーパ管部23,33 を介して 一連に形成し、冷却管本体22,32 の各他端に、各管端とスリットノズル25,35 を 介して連通し、かつ管端をめぐって密封環状に形成されるとともに、冷却水供給 口27,37 を備えた冷却水供給環体26,36 を設ける。
【0008】 冷却管本体22,32 は直円筒形のものであり、その内径は圧延材30,40 の外径よ りも12〜18mm程度大きい範囲のものとし、これに対しその一端におけるガイド管 部21,31 は同じく直円筒形であるが、その内径は圧延材30,40 の外径に対し5 〜 9mm 程度大きい範囲のものとすることによって、冷却管本体22,33 はガイド管部 21,31 に対して大径とし、ガイド管部21,31 と冷却管本体22,32 は冷却水の円滑 な移動を期するため、テーパ管部23,33 によって一体に連続している。ガイド管 部21,31 の各先端はそれぞれ出側ロール29、入側ロール39の円周面に沿うように 円弧状端面としている。冷却管本体22,32 の他端に設けられる冷却水供給環体26 ,36 において、本体22,32 の管端をめぐる環体26,36 の後端は図示のように圧延 材30,40 の通過するガイド口部26a,36a とし、冷却管本体22,32 の管端とガイド 口部26a,36a のガイド口端をそれぞれテーパ端面とすることにより、スリットノ ズル25,35 を形成している。同ノズル25,35 は管体軸心に対し内向き傾斜させ、 このさいその内向き指向角度45°、またスリットの巾は5mm 程度とすることが適 当である。尚38は冷却水供給環体36側の圧延材入側ガイドを示している。
【0009】 前記実施例によれば、以下のような冷却作用が得られることになる。即ち出側 ロール29側においてはロールを出た線材、棒鋼の圧延材30をガイド管部21を経て 冷却管本体22内を通過させ、また入側ロール39側においては、冷却管本体32内に 導入した線材、棒鋼の圧延材40を、ガイド管部31を経て入側ロール39内に送入さ せるとともに、冷却水供給環体26,36 からスリットノズル25,35 を介して冷却管 本体22,32 に噴射供給された冷却水は、大径化された本体22,32 内に充満し、各 一端のガイド部21,31 の先端および本体22,32 の供給側開口部(スリットノズル 部25,35 の後方における圧延材30,40 の通過用開口部である) から排出され、圧 延材30,40 は管本体22,32 内で浸漬状に冷却されることになる。またその圧延材 30,40 のためのガイド管部21,31 を必要最小限の長さとすることにより、冷却管 本体部22,32 の長さをより大きくすることができ、大径化された管本体22,32 内 での効果的な浸漬状冷却と相まってきわめて大きな冷却効果が得られるのである 。同時にこの本体22,32 もガイド部21,31 への圧延材の誘導機能を具備し、また より低い供給圧での冷却水の管内への充満を可能とし、これにより短かいロール 間隔下においても、線材、棒鋼に対する効率的な温度制御を行ないつつ、その圧 延を行なうことができるのである。なお、管本体22,32 側の冷却水の円滑な流れ を促進するため、図1および図2において破線で示した水抜き口24,34 を管体周 側に開設してもよい。
【0010】 本考案における図1、2に示した実施例による冷却管設備を、ブロックミル内 のロール間冷却に用いた。すなわちブロックミル内ではロール間隔が短いため、 ロール出側冷却設備(図1)とロール入側冷却設備(図2)とをきわめて近接し て設置した。この場合、各冷却設備の供給側開口部が実質上狭くなるためにこれ ら開口部からの排水はきわめて少量に止まり、供給された冷却水の大部分は大径 化された冷却管本体22,32 をガイド管部21,32 をガイド管部21,31 側に向かって 流れかつ排出されるため、冷却効果はさらに大きなものとなる。
【0011】 また本考案の冷却管設備において、図1、2に示した実施例では、先端のガイ ド管部21,31 と冷却管本体22,32 とを、テーパ管部23,33 によって接続したもの を示したが、これはガイド管部21,31 から冷却管本体22,32 の後端に至るまで、 全体を一つのテーパ管状体に形成しても、同様の効果を得ることができる。 前記実施例によれば、線材、棒鋼の圧延に当り、ブロックミルにおける圧延材 温度上昇の過大による仕上げ温度の上昇を始めとして、圧延工程中の冷却処理に おける従来の温度制御の問題点、主としてその冷却効果の不充分を是正し、短か いロール間隔下においても、必要かつ充分な冷却処理が得られる点において優れ るのであり、圧延材ガイドと冷却管本体との一体化による従来よりも長い冷却域 長さの確保、冷却管径のガイド部径に対する大径化、必要に応じ冷却管本体周側 における水抜き口の開設により、管本体内に常に新鮮な冷却水を必要かつ充分に 流すことによって、圧延材に対して効果的な温度制御が得られるのであり、これ によりブロックミル内ロール間での充分な冷却による圧延材の品質および歩留り の向上、また棒鋼圧延ラインの各スタンド間における充分な冷却による制御圧延 時の生産性および品質の向上に寄与するのである。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、小径孔のガイド管部側に向かって冷却水を供給するようにし たので、冷却管本体内に冷却するが充満し易く、従って、被圧延材を浸漬冷却す ることができ、高冷却が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例を示し、ロール出側に設
けた冷却管設備要部の縦断正面図である。
【図2】図2は本考案の実施例を示し、ロール入側に設
けた冷却管設備要部の縦断正面図である。
【符号の説明】
21 ガイド管部 22 冷却管本体 25 ノズル 29 圧延ロール 30 圧延材 31 ガイド管部 32 冷却管本体 35 ノズル 39 圧延ロール 40 圧延材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線棒材圧延機の圧延ロールに接近して配
    置されると共に、圧延材が通過可能な小径孔を備えたガ
    イド管部と、 該ガイド管部に連設されて前記小径孔よりも大径の孔を
    有する冷却管本体と、 該冷却管本体の反ロール側端部に、前記ガイド管部側に
    指向して形成された冷却水供給用ノズルとを備えたこと
    を特徴とする線棒材圧延機の冷却装置。
JP1992088420U 1992-12-24 1992-12-24 線棒材圧延機の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0719609Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992088420U JPH0719609Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 線棒材圧延機の冷却装置

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JP1992088420U JPH0719609Y2 (ja) 1992-12-24 1992-12-24 線棒材圧延機の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0565409U true JPH0565409U (ja) 1993-08-31
JPH0719609Y2 JPH0719609Y2 (ja) 1995-05-10

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108435799A (zh) * 2018-04-07 2018-08-24 新疆八钢铁股份有限公司 跟随式活套辊外冷却装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5475461A (en) * 1977-11-28 1979-06-16 Nippon Steel Corp Rolling mill for rod
JPS5714965U (ja) * 1980-06-20 1982-01-26
JPS59226123A (ja) * 1983-06-02 1984-12-19 Kobe Steel Ltd 線材、棒鋼用の浸漬冷却管

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JPH0719609Y2 (ja) 1995-05-10

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