JPH0565350A - 圧延フイルムの製造方法および圧延フイルム - Google Patents

圧延フイルムの製造方法および圧延フイルム

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JPH0565350A
JPH0565350A JP3226165A JP22616591A JPH0565350A JP H0565350 A JPH0565350 A JP H0565350A JP 3226165 A JP3226165 A JP 3226165A JP 22616591 A JP22616591 A JP 22616591A JP H0565350 A JPH0565350 A JP H0565350A
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JP
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cyclic olefin
group
ring
film
formula
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JP3226165A
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English (en)
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Satoru Moriya
屋 悟 守
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】本発明の圧延フィルムの製造方法は、エチレン
と特定の環状オレフィンとのランダム共重合体(a-1)、
特定の環状オレフィンの開環重合体もしくは開環共重合
体(a-2)およびこの開環重合体もしくは開環共重合体の
水添物(a-3)よりなる群から選ばれる環状オレフィン系
樹脂から形成された原反フィルムを、0.90〜0.01
の範囲内の圧延比で圧延することを特徴としている。本
発明はさらに、この圧延フィルムをも提供する。 【効果】本発明により、光学的特性および靱性に優れた
圧延フィルムが提供される。この圧延フィルムは光学的
記録媒体の基板として特に適している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、光学的特性に優れると共
に特に靱性の向上したシートまたはフィルム(本発明に
おいては、特に限定しない限り両者を総称して「フィル
ム」記載する)を製造する方法およびこのフィルムに関
する。
【0002】
【発明の技術的背景】近年、処理情報量の増加に伴っ
て、大記録容量の記録媒体が使用されるようになってき
ている。このような大記憶容量の記録媒体として、光デ
ィスクおよび光磁気記録媒体などの光学的記録媒体が注
目されている。
【0003】このような光学的記録媒体は、基板とこの
基板上に設けられた記録層とからなる。そしてこの光学
的記録媒体では、電気的に処理された記録信号を光信号
に変換した後に記録することから、記録特性は記録層の
特性の他に基板の光学特性によっても影響を受けること
がある。従来、光学的記録媒体の基板には、ポリエチレ
ンテレフタレート(PET)のように透明性の高い熱可
塑性樹脂が使用されてきたが、耐熱性、光学的特性など
の点でさらに改善が望まれている。
【0004】ところで、エチレンと嵩高なモノマーとを
反応させることによって得られる共重合体が知られてい
る。この共重合体は、従来のポリオレフィンと比較して
耐熱性等の諸特性に優れていることが報告されている
(例えば米国特許第2,883,372号明細書および特公昭46-
14910号公報参照)。
【0005】そして、嵩高なモノマーとして特定の環状
オレフィンを使用し、この環状オレフィンとエチレンと
を共重合させて得られた環状オレフィンランダム共重合
体が耐熱性、耐熱老化性、耐溶剤性および誘電特性に優
れているとの知見に基づいて、本出願人は、特定の環状
オレフィンを用いたランダム共重合体(環状オレフィン
ランダム共重合体)について既に出願している(特開昭
60-168708号公報、ならびに特願昭59-220550号、同59-2
36828号、同59-236829号、同59-242336号および同61-95
906号明細書参照)。
【0006】さらに、この環状オレフィンランダム共重
合体は、透明性が高く、光学的記録媒体の基板に適した
光学的特性を有しており、このような特性に着目してこ
の環状オレフィンランダム共重合体を光学的記録媒体の
基板として使用することに関しても本出願人は既に提案
している(特開昭61-292601号公報参照)。
【0007】ところが、この環状オレフィンランダム共
重合体から形成されたフィルムについてさらに検討して
みると、この共重合体は光学的特性に関して見ると基板
材料として優れているが、反面、機械的強度などの点に
関してはさらに改良の余地があることがわかった。
【0008】なお、本出願人の出願に係る特願平2-2896
37号公報には、環状オレフィン系重合体から形成された
シートまたはフィルムの発明が開示されているが、この
ような環状オレフィン系樹脂からなるシートまたはフィ
ルムに特定の処理を施すことにより特に光学的記録媒体
の基板として特に優れた特性を有するようになる。
【0009】
【発明の目的】本発明は、特に光学的記録媒体の基板に
適した圧延フィルムを製造する方法およびこの圧延フィ
ルムを提供することを目的としている。
【0010】
【発明の概要】本発明の圧延フィルムの製造方法は、エ
チレンと次式[I]で表わされる環状オレフィンとのラ
ンダム共重合体(a-1)、次式[I]で表される環状オレフ
ィンの開環重合体もしくは開環共重合体(a-2)および該
開環重合体もしくは開環共重合体の水添物(a-3)よりな
る群から選ばれる環状オレフィン系樹脂から形成された
原反フィルムを、0.90〜0.01の範囲内の圧延比
(ΔT)で圧延することを特徴としている。
【0011】
【化3】
【0012】 ただし、上記式[I]において、nは0または1であ
り、mは0または正の整数であり、qは0または1であ
り、R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立
に、水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる
群から選ばれる原子もしくは基を表し、R15〜R18は、
互いに結合して単環または多環の基を形成していてもよ
く、かつ該単環または多環の基が二重結合を有していて
もよく、また、R15とR16とで、またはR17とR18とで
アルキリデン基を形成していてもよい。
【0013】そして、本発明の圧延フィルムは、エチレ
ンと上記式[I]で表わされる環状オレフィンとのラン
ダム共重合体(a-1)、上記式[I]で表される環状オレフ
ィンの開環重合体もしくは開環共重合体(a-2)および該
開環重合体もしくは開環共重合体の水添物(a-3)よりな
る群から選ばれる環状オレフィン系樹脂から形成された
フィルムであり、かつ該フィルムが、0.90〜0.01
の圧延比(ΔT)で圧延されていることを特徴としてい
る。
【0014】本発明において、圧延比(ΔT)は次式で
表される。 ΔT=(圧延後のフィルムの厚さ)/(圧延前のフィル
ムの厚さ) 上記のようにして環状オレフィン系樹脂からなるフィル
ムを圧延することにより、圧延ロールの表面の平滑度に
対応してフィルムの表面も平滑になり、透明性などの光
学的特性が向上すると共に、引っ張り弾性率(TY)お
よび耐熱性(例えばTg)が向上する。
【0015】
【発明の具体的説明】次に本発明の圧延フィルムについ
てその製造方法に沿って具体的に説明する。本発明の圧
延フィルムは、環状オレフィン系樹脂(a)から形成され
た原反フィルムを特定の圧延比になるように圧延するこ
とにより製造することができる。
【0016】原反フィルムを製造されるのに使用される
環状オレフィン系樹脂(a)には、(a-1)エチレンと次式
[I]で表わされる環状オレフィンとのランダム共重合
体、(a-2)次式[I]で表される環状オレフィンの開環重
合体もしくは開環共重合体および(a-3)上記開環重合体
もしくは開環共重合体の水添物が使用できる。
【0017】ここで環状オレフィンは次式[I]で表す
ことができる。
【0018】
【化4】
【0019】 ただし、上記式[I]において、nは0または1であ
り、mは0または正の整数であり、qは0または1であ
る。
【0020】また、R1〜R18ならびにRaおよびR
bは、それぞれ独立に、水素原子、ハロゲン原子および
炭化水素基よりなる群から選ばれる原子もしくは基を表
す。ここで、ハロゲン原子としては、例えば、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子を挙げること
ができる。また、炭化水素基としては、それぞれ独立
に、通常は、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原
子数3〜15のシクロアルキル基を挙げることができ、
アルキル基の具体的な例としては、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、アミル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基およびオクタデ
シル基を挙げることができる。またシクロアルキル基の
具体的な例としては、シクロヘキシル基を挙げることが
できる。
【0021】さらに、上記式[I]において、R15とR
16とが、R17とR18とが、さらにR1 5とR17とが、R16
とR18とがR15とR18とが、あるいはR16とR17とがそ
れぞれ結合して(互いに共同して)、単環または多環の
基を形成していてもよく、しかも、このようにして形成
された単環または多環の基が二重結合を有していてもよ
い。
【0022】また、R15とR16とで、またはR17とR18
とでアルキリデン基を形成していてもよい。このような
アルキリデン基は、通常は炭素原子数2〜20のアルキ
リデン基であり、このようなアルキリデン基の具体的な
例としては、エチリデン基、プロピリデン基およびイソ
プロピリデン基を挙げることができる。
【0023】上記式[I]で表わされる環状オレフィン
は、シクロペンタジエン類と相応するオレフィン類ある
いは相当する環状オレフィン類とを、ディールス・アル
ダー反応を利用して縮合させることにより容易に製造す
ることができる。
【0024】本発明において使用される上記式[I]で
表わされる環状オレフィンとしては、具体的には、ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト-2-エン誘導体、テトラシクロ[4.4.
0.12,5.17,10]-3-ドデセン誘導体、ヘキサシクロ[6.6.
1.13,6.110,13.02,7.09,14]-4-ヘプタデンセン誘導体、
オクタシクロ[8.8.0.12,9.14,7.111,18.113,16.03,8.0
12,17]-5-ドコセン誘導体、ペンタシクロ[6.6.1.13,6.0
2,7.09,14]-4-ヘキサデセン誘導体、ヘプタシクロ-5-イ
コセン誘導体、ヘプタシクロ-5-ヘンエイコセン誘導
体、トリシクロ[4.3.0.12,5]-3-デセン誘導体、トリシ
クロ[4.3.0.12,5]-3-ウンデセン誘導体、ペンタシクロ
[6.5.1.13,6.02,7.09,13]-4-ペンタデセン誘導体、ペン
タシクロペンタデカジエン誘導体、ペンタシクロ[4.7.
0.12,5.08,13.19,12]-3-ペンタデセン誘導体、ペンタシ
クロ[7.8.0.13,6.02,7.110,17.011,16.112,15]-4-エイ
コセン誘導体、 およびノナシクロ[9.10.1.1.4.7.0
3,8.02,10.012,21.113,20.014,19.115,18]-5-ペンタコ
セン誘導体を挙げることができる。
【0025】以下にこのような化合物の具体的な例を示
す。
【0026】
【化5】
【0027】
【化6】
【0028】
【化7】
【0029】
【化8】
【0030】
【化9】
【0031】
【化10】
【0032】
【化11】
【0033】
【化12】
【0034】
【化13】
【0035】
【化14】
【0036】
【化15】
【0037】
【化16】
【0038】
【化17】
【0039】
【化18】
【0040】
【化19】
【0041】環状オレフィン系樹脂(a)として使用され
る環状オレフィンランダム共重合体(a-1)について説明
する。環状オレフィンランダム共重合体(a-1)は、例え
ば、触媒の存在下に、液相中でエチレンと、上記式
[I]で表される環状オレフィン化合物(不飽和単量
体)とを共重合させることにより得ることができる。
【0042】本発明において、上記の式[I]で表わさ
れる環状オレフィン化合物と共重合して環状オレフィン
ランダム共重合(a-1)を構成する単量体は、エチレンで
ある。ただし、本発明で用いられる環状オレフィンラン
ダム共重合体には、オレフィン化合物としてエチレンの
他に、他のオレフィン化合物が共重合していてもよい。
【0043】ここでエチレンおよび上記の式[I]で表
わされる環状オレフィン化合物と共重合させることがで
きる他のオレフィン化合物の例としては、プロピレン、
1-ブテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オク
テン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキ
サデセン、1-オクタデセンおよび1-エイコセン等の炭素
原子数が3〜20のα-オレフィン;シクロペンテン、
シクロヘキセン、3-メチルシクロヘキセン、シクロオク
テンおよび3a,5,6,7a-テトラヒドロ-4,7-メタノ-1H-イ
ンデン等のシクロオレフィン;1,4-ヘキサジエン、4-メ
チル-1,4-ヘキサジエン、5-メチル-1,4-ヘキサジエン、
1,7-オクタジエン、ジシクロペンタジエン、5-エチリデ
ン-2-ノルボルネンおよび5-ビニル-2-ノルボルネン等の
非共役ジエン類;ノルボルネン-2、5-メチルノルボルネ
ン-2、5-エチルノルボルネン-2、5-イソプロピルノルボ
ルネン-2、5-n-ブチルノルボルネン-2、5-i-ブチルノル
ボルネン-2、5,6-ジメチルノルボルネン-2、5-クロロノ
ルボルネン-2、2-フルオロノルボルネン-2および5,6-ジ
クロロノルボルネン-2等のノルボルネン類を挙げること
ができる。
【0044】上記のエチレンと式[I]で表わされる環
状オレフィンとの反応は、通常は、炭化水素溶媒中で行
われる。ここで用いられる炭化水素溶媒としては、たと
えばヘキサン、ヘプタン、オクタンおよび灯油等の脂肪
族炭化水素;シクロヘキサンおよびメチルシクロヘキサ
ン等の脂環族炭化水素;ベンゼン、トルエンおよびキシ
レン等の芳香族炭化水素を挙げることができる。さらに
環状オレフィンランダム共重合体の調製の際に使用でき
る重合性不飽和単量体のうちで反応温度において液体で
ある化合物を反応溶媒として用いることもできる。これ
らの溶媒は単独で、あるいは組合わせて使用することが
できる。
【0045】上記のエチレンと式[I]で表わされる環
状オレフィンと必要によりエチレン以外のオレフィンと
の反応の際に用いられる触媒としては、反応溶媒として
用いる炭化水素溶媒に可溶性のバナジウム化合物と有機
アルミニウム化合物とからなる触媒を挙げることができ
る。
【0046】ここで触媒として用いられるバナジウム化
合物としては、式 VO(OR)ab、若しくは、式
V(OR)cdで表わされる化合物を挙げることができ
る。ただし、上記の式において、Rは炭化水素基であ
り、0≦a≦3、0≦b≦3、2≦a+b≦3、0≦c
≦4、0≦d≦4、3≦c+d≦4の関係を有する。
【0047】さらにバナジウム化合物は、上記式で表わ
されるバナジウム化合物の電子供与体付加物であっても
よい。これらのバナジウム化合物の例としては、VOC
3、VO(OC25)Cl2、VO(OC252
l、VO(O-iso-C37)Cl2、VO(O-n-C
49)Cl2、VO(OC253、VOBr2、VC
4、VOCl2、VO(O-n-C493、VCl3・2
(OC817OH)等のバナジウム化合物を挙げること
ができる。これらのバナジウム化合物は単独で、あるい
は組合わせて使用することができる。
【0048】また、上記のバナジウム化合物と付加物を
形成する電子供与体の例としては、アルコール、フェノ
ール類、ケトン、アルデヒド、カルボン酸、有機酸また
は無機酸のエステル、エーテル、酸アミド、酸無水物、
アルコキシシラン等の含酸素電子供与体、アンモニア、
アミン、ニトリル、イソシアネート等の含窒素電子供与
体を挙げることができる。
【0049】このような電子供与体として用いられる具
体的な化合物の例としては、炭素原子数1〜18のアル
コール類、炭素原子数6〜20のフェノール類(これら
のフェノール類は、低級アルキル基を有してよい)、炭
素原子数3〜15のケトン類、炭素原子数2〜15のア
ルデヒド類、炭素原子数2〜30の有機酸エステル類、
炭素原子数2〜15の酸ハライド類、炭素原子数2〜2
0のエーテル類、アミン類、ニトリル類およびアルコキ
シシラン類を挙げることができる。これらの電子供与体
は、単独であるいは組合わせて使用することができる。
【0050】ここで使用される有機アルミニウム化合物
としては、分子内に少なくとも1個のAl-炭素結合を
有する化合物を用いることができる。ここで有機アルミ
ニウム化合物の例としては、(i)式R1 mAl(OR2
npq (ここでR1およびR2は炭素原子数が、通常
は1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基で、これら
は互いに同一でも異なっていてもよい。Xはハロゲン、
mは0≦m≦3、nは0≦n<3、pは0≦n<3、q
は0≦q<3の数であって、しかもm+n+p+q=3
である)で表わされる有機アルミニウム化合物、(ii)
式M1AlR1 4 (ここでM1はLi、Na、Kであり、
1は前記と同じ意味である)で表わされる第1族金属
とアルミニウムとの錯アルキル化物を挙げることができ
る。
【0051】前記の式(i)で表わされる有機アルミニ
ウム化合物としては、具体的には以下に記載する化合物
を挙げることができる。式 R1 mAl(OR23-m
(ここでR1およびR2は前記と同じ意味であり、mは好
ましくは1.5≦m<3の数である)で表わされる化合
物。
【0052】式 R1 mAlX3-m (ここでR1は前記と
同じ意味であり、Xはハロゲン、mは好ましくは0<m
<3である)で表わされる化合物。式 R1 mAlH3-m
(ここでR1は前記と同じ意味であり、mは好ましく
は2≦m<3である)で表わされる化合物。
【0053】式 R1 mAl(OR2nq (ここでR1
およびR2は前記と同じ意味である。Xはハロゲン、0
<m≦3、0≦n<3、0≦q<3で、m+n+q=3
である)で表わされる化合物。
【0054】上記式(ii)で表わされる有機アルミニウ
ム化合物の具体的な例としては、トリアルキルアルミニ
ウム、トリアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニ
ウムアルコキシド、アルキルアルミニウムセスキアルコ
キシド、式R1 2.5Al(OR20.5等で表わされる平均
組成を有する部分的にアルコキシ化されたアルキルアル
ミニウム、ジアルキルアルミニウムハライド、アルキル
アルミニウムセスキハライド、アルキルアルミニウムジ
ハライドのように部分的にハロゲン化されたアルキルア
ルミニウム、ジアルキルアルミニウムヒドリド、アルキ
ルアルミニウムジヒドリドのように部分的に水素化され
たアルキルアルミニウムならびに部分的にアルコキシ化
およびハロゲン化されたアルキルアルミニウムを挙げる
ことができる。
【0055】また、有機アルミニウム化合物は、たとえ
ば酸素原子あるいは窒素原子を介して、2以上のアルミ
ニウムが結合した有機アルミニウム化合物のように式
(ii)で表わされる化合物に類似する化合物であっても
よい。このような化合物の具体的な例としては、(C2
52AlOAl(C252、(C492AlOAl
(C492、(C252AlN(C65)Al(C2
52を挙げることができる。
【0056】また、前記の式(ii)で表わされる有機ア
ルミニウム化合物の例としては、LiAl(C254
およびLiAl(C7154を挙げることができる。こ
れらの中では、特にアルキルアルミニウムハライド、ア
ルキルアルミウムジハライドまたはこれらの混合物を用
いるのが好ましい。
【0057】上記のバナジウム化合物の使用量は、バナ
ジウム原子として、通常は0.01〜5グラム原子/リ
ットル、好ましくは0.05〜3グラム原子/リットル
の範囲内にある。また、有機アルミニウム化合物の使用
量は、重合反応系内のバナジウム原子に対するアルミニ
ウム原子の比(Al/V)として表わすと、通常は2以
上、好ましくは2〜50、特に好ましくは3〜20の範
囲にある。
【0058】上記のような触媒を用いて得られる環状オ
レフィンランダム重合体(a-1)は、通常、エチレンから
誘導される繰り返し単位を、52〜90モル%、好まし
くは55〜80モル%の範囲内の量で含み、環状オレフ
ィンから誘導される繰り返し単位を10〜48モル%、
好ましくは20〜45モル%の範囲内の量で含んでい
る。なお、環状オレフィンランダム共重合体がエチレン
以外のα-オレフィンから誘導される繰り返し単位を含
む場合、環状オレフィンランダム共重合体中におけるこ
のα-オレフィンから誘導される繰り返し単位の含有率
は、通常20モル%以下、好ましくは10モル%以下で
ある。
【0059】環状オレフィンランダム共重合体(a-1)に
おいて、エチレンから誘導される繰り返し単位と環状オ
レフィンから誘導される繰り返し単位とは、実質的に線
状に配列しており、さらにこれらの繰返し単位はランダ
ムに配列されている。
【0060】そして、環状オレフィンランダム共重合体
(a-1)においては、式[I]で表される環状オレフィンか
ら誘導される繰返し単位は、次式[II]で表わされる構
造を有していると考えられる。
【0061】
【化20】
【0062】 ただし、上記式[II]において、n、m、qおよびR1
〜R18並びにRaおよびRbは[I]と同じ意味である。
【0063】環状オレフィン系樹脂として使用される環
状オレフィン開環重合体および環状オレフィン開環共重
合体(a-2)は、例えば上記式[I]で表される環状オレフ
ィンを、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウ
ム、インジウムまたは白金などの金属のハロゲン化物、
硝酸塩またはアセチルアセトン化合物と、還元剤とから
なる触媒;チタン、パラジウム、ジルコニウムまたはモ
リブデン等の金属のハロゲン化物またはアセチルアセト
ン化合物と、有機アルミニウムとからなる触媒の存在下
に開環させながら(共)重合させることにより製造する
ことができる。
【0064】この環状オレフィン開環重合体中において
式[I]で表される環状オレフィンで表される環状オレ
フィンの少なくとも一部は[III]で表される構造を有
していると考えられる。
【0065】
【化21】
【0066】 なお、上記式[III]において、R1〜R18、Raおよび
b、並びにm、nおよびqは式[I]におけるのと同じ
意味である。
【0067】また、この開環重合体の水添物(水素化開
環重合体)(a-3)は、上記のようにして得られた環状オ
レフィン開環重合体を、水素添加触媒の存在下に水素で
還元することにより製造することができる。
【0068】この水素化開環重合体(a-3)中において式
[I]で表される環状オレフィンで表される環状オレフ
ィンの少なくとも一部は[IV]で表される構造を有して
いると考えられる。
【0069】
【化22】
【0070】 なお、上記式[IV]において、R1〜R18、RaおよびR
b、並びにm、nおよびqは式[I]におけるのと同じ意
味である。
【0071】上記式[I]で表される環状オレフィンか
ら誘導される式[II]、[III]または[IV]で表され
ると考えられる繰り返し単位を有する環状オレフィン系
樹脂の135℃のデカリン中で測定した極限粘度[η]
は、0.3〜2.0dl/gの範囲内、好ましくは0.4〜
1.2dl/gの範囲内にある。また、この環状オレフィン
系樹脂のサーマル・メカニカル・アナライザーで測定し
た軟化温度(TMA)は、通常、70〜200℃の範囲
内、好ましくは100〜180℃の範囲内にあり、さら
に、ガラス転移温度(Tg)は、通常、50〜190℃の
範囲内、好ましくは80〜170℃の範囲内にあり、X
線回折法によって測定した結晶化度は、通常、0〜20
%の範囲内、好ましくは0〜2%の範囲内にある。
【0072】なお、この環状オレフィン系樹脂には、そ
の特性を損なわない範囲内で、紫外線吸収剤、熱安定剤
などの通常の安定剤等を配合することができる。また、
10重量%以下の量でエラストマー(EPR、EPD
M、SBS、SEBS等)を配合することもできる。配
合方法には、環状オレフィン樹脂とエラストマーの両者
を溶液ブレンド後、析出、乾燥させたものを押出機で溶
融混練しても、単に両者とドライブレンドしたものを押
出機で溶融混練してもよい。
【0073】上記のような環状オレフィン系樹脂(a)か
ら原反フィルムを製造する。このフィルムを製造する方
法としては、プレス法、Tダイ法およびインジェクショ
ク法等公知の方法を利用することができるが、特に本発
明においては、Tダイを用いて原反フィルムを製造する
ことが好ましい。すなわち、上記環状オレフィン系樹脂
(a)を融点から分解温度までの間の温度に加熱してTダ
イから押し出すことにより原反フィルムを製造すること
ができる。この原反フィルムの厚さは、通常は0.01
〜5mm、好ましくは0.2〜2mmの範囲内ある。
【0074】上記のようにして調製された原反フィルム
は、次いで圧延される。圧延は、例えばカレンダーおよ
びスーパーカレンダー等のように少なくとも一方のロー
ル表面が平滑化(例えば鏡面処理)されたロール間を加
圧下に原反フィルムを通過させることにより行われる。
特に本発明においては、カレンダー加工により圧延する
ことが好ましい。この圧延は、冷間圧延(コールド圧
延)であってもよいし、加熱して(熱間圧延))行って
もよい。この圧延の温度は、通常は室温〜150℃の範
囲内、好ましくは30〜140℃の範囲内に設定され
る。
【0075】また、この圧延の際の圧力は圧延温度を考
慮して適宜設定することができる。すなわち、上記定義
した圧延比(ΔT)(圧延前のフィルム厚さに対する圧
延後のフィルムの厚さの比)が0.90〜0.01の範囲
内になるような圧力を賦与しながら圧延する。特にこの
圧延比(ΔT)が0.8〜0.1、特に好ましくは0.8
0〜0.2の範囲内になるように圧力を賦与しながら圧
延することにより、光学的特性に優れると共に、耐熱性
および引っ張り弾性率等の特性に優れたフィルムを得る
ことができる。
【0076】圧延ロール間を通過した圧延フィルムは、
張力を特に加えることなく巻回して回収することができ
るが、圧延させたフィルムを圧延ロールから引き出す際
に張力を加えて延伸しながら圧延することもできる。こ
の場合、フィルムの長さ方向に張力を加えて一軸延伸す
ることもできるし、長さ方向および幅方向の両方向に張
力を加えて二軸延伸することもできる。また、いくつか
のロールを組合せて、幾段でも圧延、延伸を加えること
ができる。
【0077】このようにして圧延されたフィルムの厚さ
は、上記原反フィルムの厚さおよび圧延比から算出する
ことができるが、通常は10μm〜3mm、好ましくは
500μm〜2mmの範囲内にある。したがって、本発
明の圧延フィルムは、一般的に所謂フィルムとして認識
されるものから所謂シートとして認識されているものま
で包含している。
【0078】こうして調製されたフィルムは、圧延によ
ってフィルムを形成している樹脂のガラス転移温度(T
g)が通常は5℃程度、多くの場合3〜6℃程度上昇
し、さらに引っ張り弾性率も著しく上昇する。さらに、
このフィルムは環状オレフィン系樹脂から形成されてい
るので、例えば従来から使用されているPETフィルム
よりも本質的に優れた光学特性を示すと共に、圧延する
ことによりフィルムの表面平滑度が向上すること等に伴
って光学的特性がさらに良好になる。
【0079】このようにして得られた圧延フィルムは、
上述のように光学的に優れた特性を有すると共に、機械
的特性も良好であり、レーザーディスクおよびコンパク
トディスク(CD)等の光記録媒体の基板あるいは光磁
気記録媒体の基板のように光学的記録媒体の基板材料と
して特に適しているとともに、透明な高強度プラスチッ
クシートとして自動車、建築、包装などの材料として適
している。
【0080】
【発明の効果】本発明の圧延フィルムの製造方法によれ
ば、環状オレフィン系樹脂からなる原反フィルムを圧延
することにより、得られるフィルムの表面が平滑にな
り、透明性などの光学的特性が向上する。さらに原反フ
ィルムを圧延することにより、原反フィルムを形成する
樹脂の耐熱性が向上すると共に、引っ張りモジュラス
(YM)が向上するなど靱性及び剛性も向上したフィル
ムを製造することができる。したがって、本発明の圧延
フィルムは、特に光学的記録媒体の基板材料として好適
に使用することができる。
【0081】
【実施例】次に本発明を実施例を示して説明する。ただ
し、本発明は、これら実施例によって限定的に解釈され
るべきではない。
【0082】[評価方法]本発明で使用される環状オレ
フィン系樹脂の特性は次のようにして測定した。 極限粘度[η] デカリン中、135℃で測定した。結晶化度 23℃でX線回折法により測定した。引っ張りモジュラス(弾性率)(YM) ASTM-D-638に準じ、1mm厚のプレス試験片を用いて23
℃で測定した。降状点応力(YS) YMと同様の方法で評価した。破断点強度(TS) YMと同様の方法で評価した。伸び(EL) YMと同様の方法で評価した。ガラス転移温度(Tg) パーキン・エルマー社製のDSC−II型を用い、5℃/
分の昇温速度で測定した。
【0083】
【比較例1】エチレンから誘導される繰り返し単位の含
有率が70.8モル%であるエチレン・DMONランダ
ム共重合体([η]=0.6dl/g、結晶化度=0%)を
Tダイに供給して厚さ1mmの原反フィルムを製造し
た。
【0084】上記の「DMON」は、次式で示す1,4,5,
8-ジメタノ-1,2,3,4,4a,5,8,8a-オクタヒドロナフタレ
ンを意味する(以下本発明において同様)。
【0085】
【化23】
【0086】この原反フィルムについて、引っ張り弾性
率(YM)、降状点応力(YS)、剪断弾性率(T
S)、伸び(EL)およびガラス転移温度(Tg)を測
定した。結果を表1に示す。
【0087】この原反フィルムは、脆く、降状点を示す
ことなく破断した。
【0088】
【実施例1】比較例1で調製した原反フィルムをカレン
ダーを用いて圧延した。得られた圧延フィルムの厚さは
0.56mmであり、このときの圧延比は0.56であ
る。
【0089】この圧延フィルムについて、引っ張り弾性
率(YM)、降状点応力(YS)、剪断弾性率(T
S)、伸び(EL)およびガラス転移温度(Tg)を測
定した。結果を表1に示す。
【0090】この圧延フィルムには、降状点が現れ、伸
びおよび弾性率共に向上した。また、耐熱性(Tg)も
向上した。
【0091】
【実施例2】比較例1で調製した原反フィルムをカレン
ダーを用いて圧延した。得られた圧延フィルムの厚さは
0.36mmであり、このときの圧延比は0.36であ
る。
【0092】この圧延フィルムについて、引っ張り弾性
率(YM)、降状点応力(YS)、剪断弾性率(T
S)、伸び(EL)およびガラス転移温度(Tg)を測
定した。結果を表1に示す。
【0093】この圧延フィルムには、降状点が現れ、伸
びおよび弾性率共に向上した。また、耐熱性(Tg)も
向上した。
【0094】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 7:00 4F C08L 23:04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレンと次式[I]で表わされる環状オ
    レフィンとのランダム共重合体(a-1)、次式[I]で表さ
    れる環状オレフィンの開環重合体もしくは開環共重合体
    (a-2)および該開環重合体もしくは開環共重合体の水添
    物(a-3)よりなる群から選ばれる環状オレフィン系樹脂
    から形成された原反フィルムを、0.90〜0.01の範
    囲内の圧延比で圧延することを特徴とする圧延フィルム
    の製造方法。 【化1】 (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、 R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に、
    水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群か
    ら選ばれる原子もしくは基を表し、 R15〜R18は、互いに結合して単環または多環の基を形
    成していてもよく、かつ該単環または多環の基が二重結
    合を有していてもよく、 また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリ
    デン基を形成していてもよい)。
  2. 【請求項2】環状オレフィン系樹脂の軟化温度が70〜
    200℃の範囲内にあり、かつ130℃デカリン中で測
    定した極限粘度[η]が0.05〜10dl/gの範囲内
    にあることを特徴とする請求項第1項記載の圧延フィル
    ムの製造方法。
  3. 【請求項3】エチレンと次式[I]で表わされる環状オ
    レフィンとのランダム共重合体(a-1)、次式[I]で表さ
    れる環状オレフィンの開環重合体もしくは開環共重合体
    (a-2)および該開環重合体もしくは開環共重合体の水添
    物(a-3)よりなる群から選ばれる環状オレフィン系樹脂
    から形成されたフィルムであり、かつ該フィルムが、
    0.90〜0.01の範囲内の圧延比で圧延されているこ
    とを特徴とする圧延フィルム; 【化2】 (式中、nは0または1であり、mは0または正の整数
    であり、qは0または1であり、 R1〜R18ならびにRaおよびRbは、それぞれ独立に、
    水素原子、ハロゲン原子および炭化水素基よりなる群か
    ら選ばれる原子もしくは基を表し、 R15〜R18は、互いに結合して単環または多環の基を形
    成していてもよく、かつ該単環または多環の基が二重結
    合を有していてもよく、 また、R15とR16とで、またはR17とR18とでアルキリ
    デン基を形成していてもよい)。
  4. 【請求項4】環状オレフィン系樹脂の軟化温度が70〜
    200℃の範囲内にあり、かつ130℃デカリン中で測
    定した極限粘度[η]が0.05〜10dl/gの範囲内
    にあることを特徴とする請求項第3項記載の圧延フィル
    ム。
JP3226165A 1991-09-05 1991-09-05 圧延フイルムの製造方法および圧延フイルム Pending JPH0565350A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002041239A (ja) * 2000-07-21 2002-02-08 Mitsui Chemicals Inc 感圧式入力装置用樹脂基板及びそれを用いたタッチパネル

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