JPH0565279U - 箱体の扉構造 - Google Patents

箱体の扉構造

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JPH0565279U
JPH0565279U JP1616792U JP1616792U JPH0565279U JP H0565279 U JPH0565279 U JP H0565279U JP 1616792 U JP1616792 U JP 1616792U JP 1616792 U JP1616792 U JP 1616792U JP H0565279 U JPH0565279 U JP H0565279U
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door
box
support member
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Application number
JP1616792U
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English (en)
Inventor
登 三ッ口
Original Assignee
三富工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成でありながら、扉を必要に応じて
開放姿勢に保持させ得る。 【構成】 取出し口の上部に棒状の支持部材14が配設
され、この支持部材14に対して扉16が懸吊状態で取
付けられる。この扉16の垂直な両端縁部には、突片1
6a,16aが設けられ、この各突片16aに穿設され
た通孔16bに前記支持部材14が挿通されている。ま
た扉16の上端部には、該扉16の外方に向けて所要高
さの係合部16cが延在成形されている。従って扉16
を撥ね上げた際に、前記係合部16cを箱体の上部内面
に設けられた断面V字状の係止部材18に係合させるこ
とにより、該扉16を開放姿勢で保持させることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、郵便受けの如く書類等を保管する箱体の扉構造に関し、更に詳し くは、該箱体の取出し口に配設される懸吊式の開閉扉を、所要の開放位置まで手 前上方に開放すると、そのまま開放姿勢を保持し、書類等の取出し後に該扉を僅 かに手前へ引くだけで再び閉成させることができる簡単な扉構造に関するもので ある。
【0002】
【従来技術】
書類等を常時あるいは一時的に保管するための箱体、例えば家庭の玄関先に設 置される郵便受けは、その取出し口の部分に扉が開閉自在に配設されている。こ の扉には、該取出し口に対し上方または下方に回動して開放する型式や、側面方 向に開放する型式等がある。また扉の回動支点近傍にバネ等の弾性部材を配設し 、これらの弾発力を利用して扉を半自動的に開放させるようにしたものも知られ ている。これは扉の開放をよりスムーズに行なうと共に、該扉を開放姿勢で保持 させて、書類等の取出しを容易化させることを目的としている。なお簡易な扉構 造のものでは、その扉の把持部および対応の箱体の取出し口に係止金具等が夫々 取付けられ、常には扉を閉成状態に保持し得るようになっている。また扉の把持 部に例えばマグネット等を配設し、その磁力吸着により扉を閉成状態に保持する 構造も広く採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述した郵便受け等の箱体における扉は、書類等の取出しに際し該扉を開放姿 勢に保持しておく機構が特に設けられていない。従って、箱体内にある書類等を 取出す際には、該扉を一方の手で開放位置に保持しておき、他方の手でその取出 しを行なわなければならない煩わしさがある。また前述したバネ部材等の弾性部 材を使用したものは、その取付け構造自体が複雑になると共に製造コストが必然 的に高くなってしまう欠点がある。しかもバネ等の弾性部材は、長年の使用の間 にヘタリを生じたり、雨水等によって該弾性部材がサビ付くなどして、扉を自己 開放させる機能が働かなくなり、結果的に該扉を手作業で開放位置まで持上げな ければならなくなる等の問題も発生する。
【0004】
【考案の目的】
この考案は、前述した郵便受け等の箱体の扉構造に内在している課題に鑑み、 これを好適に解決するべく提案されたものであって、簡易な構造でありながら、 扉を必要に応じて開放姿勢に保持させ得る箱体の扉構造を提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案は、書類や配達物等の投 函を受けて、これを一時的に保管し、一方の側面に前記書類等を取出すための取 出し口を開設した郵便受け等の箱体において、 前記取出し口の垂直な対向端縁部の上部に配設され、該取出し口の上端部に沿 って水平に延在する棒状の支持部材と、 垂直な両端縁部に夫々突設した突片を有し、この突片に穿設した長孔に前記支 持部材を挿通することにより、前記取出し口に懸吊状態で取付けられる扉と、 前記扉の上端部に突出的に成形され、該扉の外方に向けて所要の高さで延在す る係合部と、 前記箱体の上部内面に設けられ、前記扉を開放した際に、前記係合部と下から 密着的に係合する長尺の係止部材とからなり、 前記支持部材に回動自在に懸吊された扉を、該支持部材を中心に上方に撥ね上 げた後、該扉を前記突片の長孔に沿って箱体の内方に向け僅かに移動させること により、該扉の係合部を前記係止部材の下端位置に到来させ、次いで扉の自重に よりその係合部を該係止部材に対し下から係合させて、前記扉を開放姿勢で保持 させ得るよう構成したことを特徴とする。
【0006】
【実施例】 次に、本考案に係る箱体の扉構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を 参照しながら以下説明する。なお本実施例では、この扉構造を、郵便受け等の箱 体に適用した場合を例に挙げるものとする。図1に示す如く、箱体の一方の垂直 面側に矩形状に成形された書類等の取出し口12は、その上端部近傍に水平に延 在する棒状の支持部材14が配設されている。この支持部材14は、例えば所要 直径を有する一本の金属棒材であり、図2に示すように、箱体10の内方に折曲 形成した枠体部10aの垂直な両対向端部に、該棒材の両端部が夫々挿入固定さ れている。
【0007】 この支持部材14の垂直両端部における上方には、前記取出し口12を全体的 に閉成する扉16が、上方への撥ね上げ開放自在に取付けられる。すなわち扉1 6には、該支持部材14の挿通を許容する長孔16bを穿設した2つの突片16 a,16aが、該扉16の左右両端部における上部近傍に設けられて前記箱体1 0の内部空間に指向可能になっている。この突片16a,16aの中央部には、 前記支持部材14の直径よりも若干広い幅寸法に設定された長孔16bが、前記 扉16の短手方向(上下方向)に沿って夫々穿設されている。従って扉16は、こ の長孔16bに支持部材14を挿通することによって、前記取出し口12に懸吊 状態で取付けられる。
【0008】 更に扉16には、その上端部に沿って係合部16cが延在成形されている。こ の係合部16cは、扉16の外方に指向して所要の高さで設けられており、後述 する如く扉16を水平に位置させた際に後述の係止部材18に下から係合するベ く機能する。なお扉16は、該長孔16bに形成された長さ寸法の範囲内で支持 部材14に対し上下方向に移動し得るようになっている。
【0009】 この扉16の下部中央には、前記箱体10の内部空間に突出する凹部16dが 一体形成されている。この凹部16dの下端部16eは、図2に示すように、扉 16の下端部から若干下方へ突出する寸法となっている。また前記取出し口12 を形成する箱体10の底面開放端部10bは、該箱体10の斜め内部の空間に向 って屈曲成形されている。従って扉16は、前記凹部16dの下端部16eを、 該開放端部10bに掛止することにより、前記取出し口12に対して回動不能に 閉成される。またこの凹部16dの上下方向における中央部には、扉16の前面 側から所要長さで突出する把持部17が成形されている。従って扉16は、この 把持部17を手指等で挟持することにより斜め上方への撥ね上げ開放および閉成 がなされる。
【0010】 前記扉16から内方に位置した箱体10の上部内側面には、該扉16を開放し た際に、前記係合部16cが係合するように、該扉16と平行する位置に係止部 材18が取付けられている。この係止部材18は、図2に示すように、断面V字 形に屈曲成形された長尺の部材であり、その短手方向における開放端部近傍が夫 々離間方向に屈曲されている。従ってこの係止部材18は、この屈曲部分18a ,18aを前記扉16と平行する箱体10の上部内側面に当接させ、この部分に 対して例えばスポット溶接等を施すことにより固着される。この係止部材18は 、後述する如く、扉16の上端部に形成された前記係合部16cと係脱自在に係 合可能になっている。
【0011】
【実施例の作用】
次に、前述した構成に係る箱体の扉構造の作用につき説明する。箱体10内に ある書類等を取出す際には、扉16の下部に設けられた前記凹部16dの把持部 17を手指等で挟持する。このとき扉16は、該凹部16dの下端部16eが、 底面の開放端部10bに掛止されているため、図3に示すように、該扉16を一 旦上方に移動させ、下端部16eを該開放端部10bから離脱させる。そして、 図4に示す如く、該扉16を前記支持部材14を中心に上方へ撥ね上げた後、該 扉16を、前記突片16aに穿設された長孔16bに沿って箱体10の内方に向 け僅かに移動させることにより、扉16の上端部に設けられている前記係合部1 6cを係止部材18の下方に到来させる。この状態で扉16から手を離し、図5 および図6に示すように、該扉16の自重により係合部16cを係止部材18に 対して下から係合させることにより、該扉16を開放姿勢で保持させ得るもので ある。なお該長孔16bは、撥ね上げ位置にある扉16を箱体10の内方に移動 させる際に、該係合部16cが係止部材18に対して掛止される位置まで到来し 得る長さに予め寸法設定されている。
【0012】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係る箱体の扉構造では、取出し口の上端位置にま で撥ね上げた扉を、該箱体の上部内側面に設けた係止部材に係合させるよう構成 されているため、箱体内の書類等を取出す際に、扉を一方の手で開放位置に保持 しておく煩わしさがなくなる。しかもバネ部材等のようなヘタリやサビ付きがな く、また扉を常に一定の位置で開放姿勢に保持し得ることから、該箱体自体を長 期に亘って使用することができる。また該扉構造は、その構成が簡易なために製 造コストを低廉にし得る、等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の好適な実施例に係る箱体の扉構造を、
郵便受けのような箱体に適用させた状態で示す一部切欠
斜視図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案に係る箱体の扉構造において、扉を一旦
上方に移動させた状態を示す縦断面図である。
【図4】本考案に係る箱体の扉構造において、扉を撥ね
上げると共に、箱体の内方に向かって僅かに移動させた
状態を示す縦断面図である。
【図5】本考案に係る箱体の扉構造において、扉の上端
部を箱体の上部内側面に取付けた係止部材に密着係合さ
せた状態を示す縦断面図である。
【図6】本考案に係る箱体の扉構造において、扉の上端
部と箱体の係止部材との係合状態を示す要部拡大断面図
である。
【符号の説明】
10 箱体 12 取出し口 14 支持部材 16 扉 16a 係合部 16b 突片 16c 長孔 18 係止部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類や配達物等の投函を受けて、これを
    一時的に保管し、一方の側面に前記書類等を取出すため
    の取出し口(12)を開設した郵便受け等の箱体(10)におい
    て、 前記取出し口(12)の垂直な対向端縁部の上部に配設さ
    れ、該取出し口(12)の上端部に沿って水平に延在する棒
    状の支持部材(14)と、 垂直な両端縁部に夫々突設した突片(16a)を有し、この
    突片(16a)に穿設した長孔(16b)に前記支持部材(14)を挿
    通することにより、前記取出し口(12)に懸吊状態で取付
    けられる扉(16)と、 前記扉(16)の上端部に突出的に成形され、該扉(16)の外
    方に向けて所要の高さで延在する係合部(16c)と、 前記箱体(10)の上部内面に設けられ、前記扉(10)を開放
    した際に、前記係合部(16c)と下から密着的に係合する
    長尺の係止部材(18)とからなり、 前記支持部材(14)に回動自在に懸吊された扉(16)を、該
    支持部材(14)を中心に上方に撥ね上げた後、該扉(16)を
    前記突片(16a)の長孔(16b)に沿って箱体(10)の内方に向
    け僅かに移動させることにより、該扉(16)の係合部(16
    c)を前記係止部材(18)の下端位置に到来させ、次いで扉
    (16)の自重によりその係合部(16c)を該係止部材(18)に
    対し下から係合させて、前記扉(16)を開放姿勢で保持さ
    せ得るよう構成したことを特徴とする箱体の扉構造。
JP1616792U 1992-02-17 1992-02-17 箱体の扉構造 Pending JPH0565279U (ja)

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JP1616792U JPH0565279U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 箱体の扉構造

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JPH0565279U true JPH0565279U (ja) 1993-08-31

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ID=11908956

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JP1616792U Pending JPH0565279U (ja) 1992-02-17 1992-02-17 箱体の扉構造

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JP (1) JPH0565279U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196757A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 アロン化成株式会社 収容ボックス
JP2016204952A (ja) * 2015-04-21 2016-12-08 アロン化成株式会社 収容ボックス

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016196757A (ja) * 2015-04-03 2016-11-24 アロン化成株式会社 収容ボックス
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