JPH0565168U - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話番号を登録し受信したファクシミリ通信
の電話番号と比較して同じ場合に電話機を鳴らして受信
したことを知らせる。 【構成】 入力部１２より送信側の電話番号を入力しか
つ手元の電話機の電話番号を入力し、入力したデータを
メモリ部５に記憶する。判別部９は入電したファクシミ
リ通信の信号から相手の電話番号を判別し、判別した電
話番号を記憶部７に記憶する。比較部１０はメモリ部の
送信側の電話番号と記憶部の相手の電話番号を比較し一
致すればメモリ部の手元の電話機の電話番号を読み出
す。自動発信部１１はこの手元の電話機の電話番号をダ
イヤルし所定の時間相手を呼び出した後回線を切断する
指令を網制御装置部３に行う。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、ファクシミリ装置に係り、登録した電話番号と同じ電話番号からフ ァクシミリ通信があった場合、電話機を鳴らして知らせる。

【０００２】

【従来の技術】

従来、ファクシミリ装置においては、送られてきた原稿・図面等を受信した場 合、自分に関係するものが入っているかどうかはファクシミリ装置の置かれてい る場所まで行って受信用紙を確認しなければ分からなかった。また約束の時間に 原稿が送信されることを忘れていて受信した電文に対する返信が遅れて迷惑をか ける等の問題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたもので、電話番号を登録し受信し たファクシミリ通信の電話番号と比較して同じ場合に電話機を鳴らして受信した ことを知らせる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案では、送信側の電話番号を入力するおよび電 話機の電話番号を入力する入力部と、入力したデータを記憶するメモリ部と、受 信したファクシミリ通信の信号から相手の電話番号を判別する判別部と、判別し た電話番号を記憶する記憶部と、前記メモリ部の送信側の電話番号と前記記憶部 の電話番号と比較し一致すれば前記メモリ部の電話機の電話番号を読み出す比較 部と、電話番号の送信、呼び出し信号の受信、直流ループの保持などの機能を有 する網制御装置部と、前記比較部が読み出した電話機の電話番号をダイヤルし所 定の時間相手を呼び出した後回線を切断する指令を前記網制御装置部に行う自動 発信部と、前記入力部、メモリ部、判別部、記憶部、比較部、網制御装置部およ び自動発信部を制御する制御部で構成することを特徴とするファクシミリ装置を 提供するものである。

【０００５】

【作用】

上記構成によれば、入力部より送信側の電話番号を入力しかつ手元の電話機の 電話番号を入力し、入力したデータをメモリ部に記憶する。判別部は入電したフ ァクシミリ通信の信号から相手の電話番号を判別し、判別した電話番号を記憶部 に記憶する。比較部はメモリ部の送信側の電話番号と記憶部の相手の電話番号を 比較し一致すればメモリ部の手元の電話機の電話番号を読み出す。自動発信部は この手元の電話機の電話番号をダイヤルし所定の時間相手を呼び出した後回線を 切断する指令を網制御装置部に行う。

【０００６】

【実施例】

本考案の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図１は本考案のファク シミリ装置の一実施例を示すブロック図、図２は本考案のファクシミリ装置の動 作を示すフローチャートである。 図において、１２は入力部で、操作者は自分が希望する送信側の電話番号を登 録するため入力するおよび自分の手元の電話機の電話番号を登録するため入力す る。５はメモリ部で、入力した電話番号を記憶する。４は回線で、図示しないが 交換機を介し相手のファクシミリ装置・電話機に接続する。３は網制御装置部で 、電話番号の送信、呼び出し信号の受信、直流ループの保持などの機能を有する 。２はモデム部で、受信したデータを復調する。１は伸長部で、復調したデータ を伸長する。８は印刷部で、伸長したデータを印刷する。９は判別部で、入電し たファクシミリ通信の信号から相手の電話番号（加入者識別番号）を判別する。 ７は記憶部で、判別部が判別した相手の電話番号を記憶する。１０比較部で、記 憶部７に記憶した相手の電話番号とメモリ部５に登録した送信側の電話番号を比 較し一致すればメモリ部５の電話機の電話番号を読み出す。１１は自動発信部で 、読み出した電話機の電話番号をダイヤルし、所定の時間リンガーを鳴らした後 回線を切断する指令を網制御装置部３に行う。６は制御部で、前記入力部１２、 メモリ部５、網制御装置部３、モデム部２、伸長部１、印刷部８、判別部９、記 憶部７、比較部１０および自動発信部１１を制御する。

【０００７】 上記構成において、操作者は自分が希望する送信側の電話番号および自分の手 元の電話機の電話番号を入力部１２より入力する。メモリ部５は入力された電話 番号を記憶する。以下、図２のフローチャートに沿って説明する。相手からファ クシミリ送信が行われ網制御装置部３で受信する。すなわち、ステップ１（以下 ＳＴ１と称す）の「受信開始」。ＳＴ２に進み、受信した信号に相手の電話番号 が存在するかを判別部９でチェックする。ＳＴ３の「存在する」の判定でイエス の場合、ＳＴ４で、記憶部７に相手の電話番号を格納する。ＳＴ３でノーの場合 、ＳＴ５に入る。ＳＴ５で、送信されてきたファクスデータをモデム部２で復調 し、伸長部１で伸長して、印刷部８で用紙に印刷し、受信を終了する。ＳＴ６で 、比較部１０は記憶部７に格納した相手の電話番号とメモリ部５に登録されてい る送信側の電話番号を比較する。ＳＴ７の「一致する」の判定でイエスの場合、 ＳＴ８で、自動発信部１１はメモリ部５に記憶している電話機の電話番号をダイ ヤルし所定の時間リンガーを鳴らす。ＳＴ７でノーの場合、ＳＴ９に入る。ＳＴ ９で、回線４を切断する指令を網制御装置部３に出し回線を切断して「終了」す る。

【０００８】

【考案の効果】

以上のように本考案においては、登録した電話番号と同じ電話番号からファク シミリ通信があった場合、手元の電話機がなるので自分宛に受信したことが直ち に分かる効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のファクシミリ装置の一実施例を示すブ
ロック図である。

【図２】本考案のファクシミリ装置の動作を示すフロー
チャートである。

【符号の説明】

１ 伸長部 ２ モデム部 ３ 網制御装置部 ４ 回線 ５ メモリ部 ６ 制御部 ７ 記憶部 ８ 印刷部 ９ 判別部 10 比較部 11 自動発信部 12 入力部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 送信側の電話番号を入力するおよび電話
   機の電話番号を入力する入力部と、入力したデータを記
   憶するメモリ部と、受信したファクシミリ通信の信号か
   ら相手の電話番号を判別する判別部と、判別した電話番
   号を記憶する記憶部と、前記メモリ部の送信側の電話番
   号と前記記憶部の電話番号と比較し一致すれば前記メモ
   リ部の電話機の電話番号を読み出す比較部と、電話番号
   の送信、呼び出し信号の受信、直流ループの保持などの
   機能を有する網制御装置部と、前記比較部が読み出した
   電話機の電話番号をダイヤルし所定の時間相手を呼び出
   した後回線を切断する指令を前記網制御装置部に行う自
   動発信部と、前記入力部、メモリ部、判別部、記憶部、
   比較部、網制御装置部および自動発信部を制御する制御
   部で構成することを特徴とするファクシミリ装置。