JPH0564933U - 電子計算機 - Google Patents

電子計算機

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Publication number
JPH0564933U
JPH0564933U JP237292U JP237292U JPH0564933U JP H0564933 U JPH0564933 U JP H0564933U JP 237292 U JP237292 U JP 237292U JP 237292 U JP237292 U JP 237292U JP H0564933 U JPH0564933 U JP H0564933U
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JP
Japan
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subroutine
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instruction
return
stored
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Pending
Application number
JP237292U
Other languages
English (en)
Inventor
利明 上杉
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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Publication of JPH0564933U publication Critical patent/JPH0564933U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人工衛星等の宇宙環境の、太陽フレア等によ
り、RAM及びCPUのレジスタ等のビットステータス
が反転するという、いわゆるシングルイベントエラーの
状態のサブルーチンの開始と呼び出し側への復帰の対応
の異常を検知する電子計算機を得る。 【構成】 あらかじめ、サブルーチンの開始命令と復帰
命令アドレス情報との対応管理テーブルをROMに格納
し、呼出側のサブルーチンへの分岐命令の実行時に、サ
ブルーチンの開始命令アドレス情報をRAMに格納する
とともに、サブルーチンの復帰命令の実行時に、先のR
OMの対応管理テーブルから得られる開始アドレス情報
とRAMに格納した開始アドレス情報とを比較すること
で、サブルーチンの開始と呼出側への復帰の対応の異常
を検知する機能を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は例えば宇宙空間を飛翔する人工衛星、宇宙船、宇宙基地に搭載され る電子計算機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の電子計算機のメインプログラム命令群(以下メインと言う)と サブルーチンプログラム命令群(以下サブルーチンと言う)の制御と実行順序の 検知を示す図である。 1は中央処理ユニット(以下CPUと言う)、2はデータの読みだし専用メモ リ(以下ROMと言う)、3はデータの読み書き可能メモリ(以下RAMと言う )、4はバス(データバス。アドレスバス及び制御バスからなる)、5はROM に格納されるメインプログラム、6はサブルーチンプログラムA、7はサブルー チンプログラムB、8は復帰管理テーブル、10aは復帰アドレス情報の格納経 路、11aはサブルーチンAへの呼出経路、11bはメインプログラムへの復帰 経路、13aは太陽フレア等により、RAM3及びCPU1のレジスタ等のビッ トステータスが反転するシングルイベントエラーの時の異常分岐経路、13bは その時のメインプログラム5への復帰経路を示している。
【0003】 次にこの電子計算機の動作を説明する。以下ではメインプログラム5をメイン 5、サブルーチンプログラムAをサブルーチンA6、サブルーチンプログラムB をサブルーチンB7と略称を用いて説明する。 ROM2に格納された命令群はCPU1によりバス4を介して逐次読みだされ 、解読、処理され電子計算機の機能を果たす。 ここでメイン5からサブルーチンA6の呼び出し、復帰手順を以下に示す。 (ステップ1) CPU1はROM2のメイン5の呼出命令A(呼出アドレスAの格納データ) の処理時に、復帰管理テーブル8にメインプログラム5の復帰アドレス情報を格 納する(データ経路10a)。 (ステップ2) CPU1は同じくメイン5の呼出命令A(呼出アドレスAの格納データ)を処 理し、サブルーチンA6の開始アドレスAへ分岐する(分岐経路11a)。 (ステップ3) CPU1はサブルーチンA6の命令群の処理を実施する(サブルーチンA開始 アドレスA以降)。 (ステップ4a) CPU1はサブルーチンA6の復帰命令A(終了アドレスAの格納データ)の 処理時に、(ステップ1)の復帰管理テーブル8のメイン5の復帰アドレス情報 を参照しメイン5の復帰アドレスへ分岐する(分岐経路11b)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の計算機は、復帰管理テーブル8にメイン5の復帰アドレス情報を格納す る(データ経路10a)方式であるため、開始アドレスに関係無く復帰管理テー ブル8の復帰アドレス情報で復帰してしまうこととなる。 つまりROM2のいずれかの復帰命令(サブルーチンA、またはサブルーチン B、その他でも良い)がCPU1により処理されれば、あたかも正常に、メイン 5の復帰アドレスに復帰してしまうようになっている。 人工衛星等の宇宙環境では、太陽フレア等により、RAM3及びCPU1のレ ジスタ等のビットステータスが反転するという、いわゆるシングルイベントエラ ーをしばしば発生するという状態にあり、そのため図2の経路12aのようにC PU1の異常でサブルーチンA6を実行中にサブルーチンB7の処理に分岐する ことがある。 このような時に、従来の計算機は、復帰管理テーブル8にメイン5の復帰アド レス情報を格納する(データ経路10a)方式であるため、サブルーチンB7の 分岐後CPU1はサブルーチンB7の復帰命令(終了アドレスBの格納データ) の処理時に、復帰管理テーブル8の復帰アドレス情報をもとにメイン5の復帰ア ドレスへ分岐し(分岐経路12b)、メイン5の復帰アドレスに復帰するため、 処理が異常でもあたかも正常に動作しているようになるという問題点があった。
【0005】 この考案は上記のような課題点を解消するためになされたもので、ROM2に は、対になったサブルーチンの開始命令と復帰命令アドレス情報を対応管理テー ブル9として格納し、RAM3には、メイン側でのサブルーチンへの分岐命令実 行時に、サブルーチンの開始命令アドレス情報と復帰アドレス情報を復帰管理テ ーブル8として格納し、サブルーチンの復帰命令実行時に、先のROMの対応管 理テーブル9から得られる開始アドレス情報とRAM3の復帰管理テーブル8に 格納した開始アドレス情報とを比較し、一致の時は正常とし、復帰管理テーブル 8の復帰アドレス情報をもとにメインに復帰し、不一致の時は異常の処理(処理 停止、割込発生時)を発生する等して、異常状態を検知できる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案に係わる電子計算機は、あらかじめサブルーチンの開始命令と復帰命 令アドレス情報との対応管理テーブルをROMに格納しておき、メイン側でのサ ブルーチンへの分岐命令実行時に、サブルーチンの開始命令アドレス情報をRA Mに格納し、サブルーチンの復帰命令実行時に、先のROMの対応管理テーブル から得られる開始アドレス情報とRAMに格納した開始アドレス情報とを比較す る機能を備えたものである。
【0007】
【作用】
この考案における電子計算機は、あらかじめ、サブルーチンの開始命令と復帰 命令アドレス情報との対応管理テーブルをROMに格納し、メイン側のサブルー チンの分岐命令実行時に、サブルーチンの開始命令アドレス情報をRAMに格納 し、サブルーチンの復帰命令の実行時に、先のROMの対応管理テーブルから得 られる開始アドレス情報とRAMに格納した開始アドレス情報とを比較するので 、サブルーチンの開始と呼び出し側への復帰の対応が正しいこと監視し、処理の 異常を検知できる。
【0008】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。 図1はこの考案の電子計算機のメインとサブルーチンの制御と実行順序の監視 を示す図である。 1はCPU、2はROM、3はRAM、4はバス(データバス。アドレスバス 及び制御バスからなる)、5はROMに格納されるメインプログラム、6はサブ ルーチンプログラムA、7はサブルーチンプログラムB、8は復帰管理テーブル 、9は対応管理テーブル、10aは復帰アドレス情報の格納経路、10bは開始 アドレス情報の格納経路、11aはサブルーチンAへの呼び出し経路、11bは メインプログラムへの復帰経路、12aは終了アドレス情報にをもとにした終了 アドレス情報の参照経路、12bは終了アドレス情報をもとにした復帰アドレス 情報の比較経路を示している。
【0009】 次にこの電子計算機の動作を説明する。以下ではメインプログラム5をメイン 5、サブルーチンプログラムA6をサブルーチンA6、サブルーチンプログラム B7をサブルーチンB7と略称を用いて説明する。 ROM2に格納されたプログラム群はCPU1によりバス4を介して逐次読み だされ、解読、処理され電子計算機の機能を果たす。 ここでメイン5からサブルーチン群の呼び出し、復帰手順を以下に示す。 (ステップ1) CPU1はROM2のメイン5の呼出命令A(呼出アドレスAの格納データ) の処理時に、復帰管理テーブル8にメイン5の復帰アドレスA情報を格納する( データ経路10a)。 (ステップ2) CPU1は更に、復帰管理テーブル8にサブルーチンA6の開始アドレスA情 報を格納する(データ経路10b)。 (ステップ2a) CPU1は同じくメイン5の呼出命令A(呼出アドレスAの格納データ)を処 理し、サブルーチンA6の開始アドレスAへ分岐する(分岐経路11a)。 (ステップ3) CPU1はサブルーチンA6の命令群の処理を実施する(開始アドレスA以降 )。 (ステップ4) CPU1はサブルーチンA6の復帰命令A(終了アドレスAの格納データ)を 処理するときに、終了アドレスAをキーとして対応管理テーブル9を検索し(参 照経路12a)、開始アドレスAを取得し、その開始アドレスAと復帰管理テー ブル8の開始アドレス情報とを比較し(比較経路12b)、不一致の時は異常の 処置(処理停止、割込発生等)を発生し、一致した時は(ステップ4a)に移行 する。 (ステップ4a) CPU1はサブルーチンA復帰命令(終了アドレスAの格納データ)を処理し 、ステップ1の復帰管理テーブル8の復帰アドレス情報を参照しメイン5の復帰 アドレスへ分岐する(分岐経路11b)。
【0010】 実施例2. 実施例1では、メイン5からサブルーチン群(サブルーチンA6、サブルーチ ンB7等)を呼び出す時の手順を示したが、サブルーチンからサブルーチンを呼 び出す時にも復帰アドレス情報と開始アドレス情報を格納することで同様に異常 を検知できる。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、あらかじめ、サブルーチンの開始命令と復 帰命令アドレス情報との対応テーブルをROMに格納しておき、サブルーチンへ の分岐命令実行時に、サブルーチンの開始命令アドレス情報をRAMに格納し、 サブルーチンの復帰命令実行時に、先のROMの対応管理テーブルから得られる 開始アドレス情報とRAMに格納した開始アドレス情報とを比較することで、サ ブルーチンの開始と呼び出し側への復帰の対応の異常を検知できる効果がある。 また、異常の時は、通常の計算機の処置(処理停止、割込発生等)で、RAM及 びCPUのレジスタ等のビットステータスが反転するという、いわゆるシングル イベントエラーの対策を施すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による電子計算機の構成図で
ある。
【図2】従来の電子計算機の構成図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 バス 5 メインプログラム 6 サブルーチンプログラムA 7 サブルーチンプログラムB 8 復帰管理テーブル 9 対応管理テーブル 10a 復帰アドレス情報の格納経路 10b 開始アドレス情報の格納経路 11a サブルーチンAへの呼び出し経路 11b メインプログラムへの復帰経路 12a 終了アドレスの参照経路 12b 復帰アドレスの比較経路 13a 異常分岐経路 13b 異常復帰経路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理の制御をする中央処理ユニットと、
    データの読みだし専用メモリ、データの読み書き可能メ
    モリによって構成される電子計算機において、データの
    読みだし専用メモリの中にサブルーチンプログラム命令
    群とメインプログラム命令群を格納するとともに、サブ
    ルーチンプログラム命令群の開始命令と復帰命令アドレ
    ス情報との対応管理テーブルをデータの読みだし専用メ
    モリに格納し、メインプログラム命令群側でのサブルー
    チンプログラム命令群への分岐命令の実行時に、サブル
    ーチンプログラム命令群の開始命令アドレス情報をデー
    タの読み書き可能メモリに格納し、サブルーチンの復帰
    命令の実行時に、データの読みだし専用メモリの対応管
    理テーブルから得られる開始アドレス情報と、サブルー
    チンプログラム命令群の分岐命令の実行時にデータの読
    み書き可能メモリに格納した先の開始アドレス情報とを
    比較する機能を備えた電子計算機。
JP237292U 1992-01-27 1992-01-27 電子計算機 Pending JPH0564933U (ja)

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JP237292U JPH0564933U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子計算機

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JP237292U JPH0564933U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子計算機

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JPH0564933U true JPH0564933U (ja) 1993-08-27

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ID=11527422

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JP237292U Pending JPH0564933U (ja) 1992-01-27 1992-01-27 電子計算機

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021157594A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 異常検出方法、異常検出プログラム、異常検出装置、書き換え方法、書き換えプログラム及び書き換え装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021157594A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 異常検出方法、異常検出プログラム、異常検出装置、書き換え方法、書き換えプログラム及び書き換え装置

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