JPH0564849U - 写真フィルムカートリッジ - Google Patents

写真フィルムカートリッジ

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JPH0564849U JP953892U JP953892U JPH0564849U JP H0564849 U JPH0564849 U JP H0564849U JP 953892 U JP953892 U JP 953892U JP 953892 U JP953892 U JP 953892U JP H0564849 U JPH0564849 U JP H0564849U
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寿幸 碇谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は135タイプパトローネや110タイ
プカートリッジ等の写真フィルムカートリッジの改良に
関する。 【構成】本考案は、巻軸にフィルムを巻回して内蔵する
写真フィルムカートリッジにおいて、前記巻回された状
態でのフィルムの外径がフィルムの幅方向長さの0.5
3倍以下に抑えられると共に巻回されたフィルムの全長
(l)が下記式1に規定される範囲内に形成されている
ことを特徴とする。 [式1]40P+65<l<40P+100 (上記式1において、Pはフィルム駒数を示す。又、l
はフィルム全長を示し、単位はmmである。)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は135タイプパトローネや110タイプカートリッジ等の写真フィル ムカートリッジの改良に関する。
【0002】
【考案の背景】
現在、写真フィルムカートリッジは、135タイプパトローネ、110タイプ カートリッジ等、数種のタイプが使用に供されている。
【0003】 中でも135タイプパトローネが最も一般的である。該135タイプパトロー ネは、スプールとパトローネ胴体と該スプールの両端のボスを支承するパトロー ネキャップとスプールに巻かれた写真フィルムとで構成され、該写真フィルムは 使用前は未露光でその大部分が合成樹脂製のスプールに巻かれた状態で金属製の パトローネ胴体中に納められており、カメラ内で、テレンプと称する遮光部材が 設けられたフィルム出口からパトローネ胴体外に繰り出されて画像露光に供され 、画像露光後再びパトローネ胴体内に巻き込まれるようにしたものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の写真フィルムカートリッジを装填して撮影を行うカメラは、その利便性 、携帯性等の点から多くの人達によって小型化、軽量化、特に薄型化が望まれて いるが、その薄型化を拒む最大の要因は写真フィルムカートリッジの大きさであ った。写真フィルムカートリッジの大きさは前述のように数種のタイプに規格が 規定されていて、その大きさをもとに装填されるカメラの大きさも制限され、さ らに現像処理機等も制約されている。例えば、135タイプパトローネの場合、 該パトローネの大きさは、長さはハブ部で47mm、パトローネ本体部で42. 8mmあり、直径は25mmである。従って、この大きさを装填するカメラの厚 みは、その構成部材の厚み等を加えて30mm程度が限度であることは明白であ る。
【0005】 本考案は、このような制約下においても、カメラの小型化が可能であり、且 つ現行の写真フィルムカートリッジの大きさを基準としている現像処理システム にも対応可能な写真フィルムカートリッジを提供することを課題目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、上記目的を達成するため、鋭意検討を重ねた結果、本発明に至っ たものである。
【0007】 即ち、本考案に係る写真フィルムカートリッジは、巻軸にフィルムを巻回して 内蔵する写真フィルムカートリッジにおいて、前記巻回された状態でのフィルム の外径がフィルムの幅方向長さの0.53倍以下に抑えられると共に巻回された フィルムを伸ばした際の全長(l)が下記式1に規定される範囲内に形成されて いることを特徴とする。
【0008】 [式1] 40P+65<l<40P+100 (上記式1において、Pはフィルム駒数を示す。又、lはフィルム全長を示し 、単位はmmである。)
【0009】
【考案の作用】
本考案によれば、巻回された状態でのフィルムの外径がフィルムの幅方向長さ の0.53倍以下に抑えられると共に巻回されたフィルムの全長が前述の式1に 規定された範囲内に形成された構成を有することにより、写真フィルムカートリ ッジの外径が従来に比して小径となる。また、その他の構成は従来通りであるの で、現像処理機によって現像処理する際には、該現像処理機にそのまま装填して 現像処理することができる。
【0010】
【実施例】 以下、本考案の実施例について説明する。
【0011】 図1は写真フィルムカートリッジの斜視図、図2は同じく断面図、図3はフィ ルムを引き出した状態を示す正面図、図4は写真フィルムの正面図である。
【0012】 尚、本実施例では、写真フィルムカートリッジの複数のタイプの中で最も一般 的である135タイプフィルムパトローネ(以下、本実施例においてはフィルム カートリッジという)の場合について説明するが、本考案はこれに限定されず、 他のタイプの写真フィルムカートリッジの場合についても適用可能であり本考案 に含まれることは勿論である。
【0013】 先ず、図1〜図4に基づきフィルムカートリッジ1について説明する。
【0014】 両側にパーフォレーションのあけられた35mm幅の写真フィルム20の端末 部21は両サイドが切り落とされて狭幅になり、係止孔22があけられている。 一方、パトローネ本体10のスプール11には両端に短ボス12と長ボス13が 、その内側に夫々フランジ14・14が、更に該フランジの内側に巻軸15が夫 々同心に配設され、中心部にはフィルム端末部21の入るスリット孔と該スリッ ト孔の内面の上方には、ガイド爪と下方には二つの係止爪が設けられている。フ ィルム端末部21をスリット孔に挿入させていくと上側のガイド爪によってフィ ルム20の中心部がスリット下面方向に押し付けられ、それによって該フィルム 端末部21は係止爪の背をスライドしながら進み係止孔22が係止爪に入り込ん でスプール11へのフィルム20の係止が完了する。そして巻取り、引出しを行 うことができる。尚、スプール11へのフィルム20の係止は、このような所謂 ノン接着紙型の係止以外に、接着紙を用いてスプールとフィルム端末を係止させ るタイプでもよいことは勿論である。
【0015】 本考案は、上記のような構成を有するパトローネ本体10のスプール11に巻 き回されるフィルム20を、巻回された状態でのフィルム20の外径がフィルム 20の幅方向長さの0.53倍(幅35mmでは18.55mmに相当)以下に 抑えられると共に巻回されたフィルム20の全長(l)が下記式1に規定される 範囲内に形成して、フィルム20の巻径を小径化することにより、パトローネ本 体10の外径寸法を小さくするものである。
【0016】 [式1] 40P+65<l<40P+100 (上記式1において、Pはフィルム駒数を示す。又、lはフィルム全長を示し 、単位はmmである。)
【0017】 巻回された状態でのフィルム20の外径をフィルム20の幅方向長さの0.5 3倍以下に抑えるためには、パトローネ本体10からの取り出し性能や漏光の有 無、巻取った後、時間を経て取り出されたフィルム20の露光性能、また露光後 自動現像機に投入しての搬送性能等の点で低下しない範囲で、例えば、フィルム 20のベース(本実施例ではTACベース)のうち薄手の90〜115μm、好 ましくは105μm〜111μmのベースに感光材料を塗布して120μm〜1 45μmとする。以下の説明はベース厚110μmで、139μmの厚さのフィ ルムを用いた実施例について述べる。前記ベースとしては、ポリエチレングリコ ールやスルホイソフタル酸の金属塩等を含んだ親水性の共重合成分を持つ変性ポ リエステルを用いてもよい。
【0018】 またフィルム20は、巻回されたフィルム20の全長(l)が前記式1に規定 される範囲、即ち、写真撮影に影響を与えない範囲でできるだけ短く形成する。
【0019】 例えば、24枚撮りでは24駒分の長さと、撮りっきりカメラ(所謂レンズ付 きフィルム)にあっては撮影後の空回しによって完全に撮影済みフィルム20が パトローネ本体10にしまい込まれる長さとして2駒分、また、通常のカメラで はフィルムカートリッジ1のカメラ装填後の自動巻上げのため3駒分を必要とし ているので図4に示す如く、フィルム20がパトローネ本体10内にその端末部 21を係止された状態で、フィルム20が全て送り出された場合、パトローネ本 体10の口から外に露出しうるフィルム長l′を1038〜1058mmとして 、フィルム先端部23も階段状でなく、ストレートにカットした形をとることに より、パトローネ本体10を少しでも小径にできるだけでなく、ラボ(現像所) で、スプライスしたり、ショートリーダーに貼付するのに容易である。
【0020】 以上のようなフィルム長さlは、従来の長さより90〜100mm短い長であ り、フィルム厚を薄くすることと相まってフィルム巻径の小径化に貢献する。
【0021】 [式2] 38×P+2P+50<l′<38×P+2P+70 (上記式2において、l′はパトローネ本体10から外に出ているフィルム長 さを示す。その他、単位等は前記式1と同じ。)
【0022】 上記式2の内、2Pは2駒の空送りに対応し、50〜70mmは撮影完了後、 フィルム先端部23をパトローネ本体10に入れずに残す長さ、即ち、所謂「ベ ロ残し分」に対応する長さである。通常の所謂24枚撮りフィルムを式1に当て はめると、1025mm〜1060mmの範囲がl′となる。
【0023】 上記式2に、通常カメラ用として用いる場合に望ましい1駒分の長さと、パト ローネ本体10内のスプール11への係止分15〜30mmを加えることにより 、前記式1が導かれる。
【0024】 以上説明したことから、フィルム巻径を小径化することができ、これに伴いフ ランジ14、パトローネ本体10及び該本体10のキャップ16・16を小径化 することができるのでパトローネ本体10の外径寸法も小さくことができる。従 って、このような構成を有する本考案の写真フィルムカートリッジを装填するカ メラを小さく設計することが可能になる。
【0025】 更に本発明のパトローネにおいてはスプールの長ボス13及び短ボス12の外 径を変えていないので、現行の現像処理機に従来と同様、そのまま装填して現像 処理させることが可能になる。
【0026】 図5として、フィルムカートリッジ1の寸法(数値は表1参照)の一例を示す 。尚、巻軸の外径の長さ{図2のds(スプール径)の部分}は10.8mm( ±0.5mm)とである。
【0027】 前記の如く、従来より若干薄手のフィルム20を用いており、スプール11を 従来より若干細くしているが巻グセの発生は同等に抑えられている。
【0028】 前述したようにフィルム20として薄手ベースを用い、フィルム先端部23を ストレートにし、極力巻回すフィルム長さlを短くしたので、フィルム20を内 蔵する空間の内径も小さくて済み、フィルム幅35mmに対し、該内径は0.5 3倍以内すなわち18.55mm以下に設定しうることとなった。本実施例では 、10.8mmφのスプール11上にフィルム20を巻いてフィルム20の巻回 し外径を17.5mm以下にでき、20.6mm外径のパトローネ本体10の有 効内径を18.0mm以下に抑えることができた。20.6mm外径のパトロー ネ本体10でも、端部のキャップ16の保持のための溝が内側に入っているので 実質的な有効内径は18mm程度になってしまっている。尚、24mm程度の厚 さのカメラに用いる場合では、パトローネ本体10の外径は22mm以下である 必要がある。
【0029】
【表1】
【0030】 注1;寸法Z1,Z5,Z10MINは、パトローネ胴とスプールが組立てられ 、スプールを押してショートハブの端がパトローネキャップのショートハブ端に 当った時に計測すること。 注2;”SC”(スプールクリアランス)とは、スプールを片側のキャップに押 しつけ、次にもう片側のキャップに押しつけるときにスプールが移動する距離の ことを言う。 注3;”TH”(テレンプはみ出し量)は、フィルム引出し口から引出し方向に はみ出しているテレンプ量のことである。
【0031】 このようにスプール径11mm以下のものに145μm以下のフィルム20を 巻回して巻回された状態でのフィルム20の外径を18.55mm以下に抑える ことができ、結果的に外径20.6mmのパトローネ本体10に内蔵し得ること となった。図示の円筒状の所謂パトローネではなく、直方体形状のカートリッジ の場合でも一辺が20.6mm〜22mmの外径の容器にフィルムを内蔵し得る こととなった。
【0032】
【考案の効果】
本考案によれば、上記構成を有するので写真フィルムカートリッジの小型化が 可能である。従って、該写真フィルムカートリッジを装填するカメラの小型化が 一層推進できるようになり多くの人の要望に答えられるようになるという効果を 有している。
【0033】 しかも、多くのラボに設置してある現行の自動現像機を改造することなく、そ のまま装填して現像処理させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】写真フィルムカートリッジの斜視図である。
【図2】同じく断面図である。
【図3】フィルムを引き出した状態を示す正面図であ
る。
【図4】写真フィルムの正面図である。
【図5】写真フィルムカートリッジの寸法(数値は表1
参照)の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 写真フィルムカートリッジ 10 パトローネ本体 11 スプール 12 短ボス 13 長ボス 14 フランジ 15 巻軸 16 キャップ 20 フィルム 21 端末部 22 係止孔 23 先端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻軸にフィルムを巻回して内蔵する写真フ
    ィルムカートリッジにおいて、前記巻回された状態での
    フィルムの外径がフィルムの幅方向長さの0.53倍以
    下に抑えられると共に巻回されたフィルムの全長(l)
    が下記式1に規定される範囲内に形成されていることを
    特徴とする写真フィルムカートリッジ。 [式1]40P+65<l<40P+100 (上記式1において、Pはフィルム駒数を示す。又、l
    はフィルム全長を示し、単位はmmである。)
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58172940U (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 コニカ株式会社 フイルムパトロ−ネ
JPH01147540A (ja) * 1987-12-04 1989-06-09 Konica Corp パトローネの補助具
JPH01231045A (ja) * 1988-03-11 1989-09-14 Fuji Photo Film Co Ltd 写真フイルムパトローネ

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