JPH02205843A - 写真フィルムパトローネ - Google Patents

写真フィルムパトローネ

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Publication number
JPH02205843A
JPH02205843A JP2536289A JP2536289A JPH02205843A JP H02205843 A JPH02205843 A JP H02205843A JP 2536289 A JP2536289 A JP 2536289A JP 2536289 A JP2536289 A JP 2536289A JP H02205843 A JPH02205843 A JP H02205843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
photographic film
cartridge
photographic
engaging portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP2536289A
Other languages
English (en)
Inventor
Masuhiko Hirose
廣瀬 萬壽彦
Shoji Takahashi
尚司 高橋
Kazuo Okutsu
奥津 和雄
Haruo Ichikawa
市川 治雄
Koichi Takahashi
孝一 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2536289A priority Critical patent/JPH02205843A/ja
Publication of JPH02205843A publication Critical patent/JPH02205843A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は写真フィルムパトローネに関する。
〔従来の技術〕
従来、写真フィルムはスプールにロール状に巻かれてパ
トローネに収納された状態で市販されている。このパト
ローネはフィルム引き出し口を有し、この引き出し口か
らフィルムを所定量ずつ弓き出して撮影に供される。従
来のパトローネの構造では、このフィルム引き出し口は
スリット状であり、カメラへの装填のためにフィルム端
部が相当長さだけフィルム引き出し口から引き出されて
いる。このため、フィルム引き出し口には一般に「テレ
ンプ」と呼ばれる遮光部材を取付けてパトローネ内の光
密状態を維持している。
しかし、この遮光部材を取付けることは諸問題を伴うも
のであった。低頻度ではあるが光密不良が発生すること
、フィルム引き出しの抵抗が一様でないこと、フィルム
に擦過傷をつけることがあること、テレンプの厚さを均
一にすることが難しく生産効率が低いこと、フィルム端
部をパトローネ外部に引き出しておくためライトパイピ
ングを起こし易い感光材料をフィルムに使用できないこ
と等である。さらに、フィルム端部を引き出しておくこ
とに伴い、誤ってフィルム端部を引張って未露光のフィ
ルムを引き出してしまうおそれがあった。またパトロー
ネにはフィルムの巻き戻し過ぎを制止する手段は設けら
れていないので、フィルム全体をパトローネ内部に巻き
戻してしまうことがあり、この場合には、現像時に中の
フィルムを取り出すためにパトローネを破壊することを
要し、能率的でなかった。
また、従来のパトローネをカメラに装填する際には、パ
トローネ外部に予め引き出されたフィルム端部をカメラ
のフィルム引き出し機構にセットする必要があるが、こ
の操作はある程度の熟練を要するとともに手間がかかる
ものである。このため、以前からかかる操作を必要とし
ないカメラが望まれていた。このようなカメラを実現す
るためにはフィルムがカメラ内のフィルム引き出し機構
と容易に係合することができるようにパトローネを形成
する必要がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、テレ
ンプをフィルム引き出し口に取付けることを必要とせず
、過誤によるパトローネからのフィルムの引き出しおよ
びパトローネ内部へのフィルムの巻き戻し過ぎを防止で
きるとともに、フィルム端部をカメラのフィルム引き出
し機構にセットする操作を不要とし、カメラへのフィル
ムの装填を容易にした写真フィルムパトローネを提供す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明に係る写真フィルムパ
トローネにおいては、写真フィルムの先端またはその付
近に係合部を形成している。この係合部の幅は写真フィ
ルムの幅よりも小さくなく、厚さはフィルム引き出し口
の写真フィルム厚み方向の開口幅よりも厚い。さらに、
フィルム引き出し口の内部はこの係合部と嵌合する形状
に形成されている。係合部、係合部よりも写真フィルム
先端側にあり係合部が形成されていない写真フィルムの
部分、または係合部の延長部分のいずれかにはカメラの
フィルム引き出し機構が係合するための孔または凹部が
設けられている。さらに、写真フィルムをすべてフィル
ム引き出し口内部に収納するようにすることもでき、こ
の場合には前記孔または凹部に対応するようにフィルム
引き出し口に切り欠きが設けられる。さらに、係合部の
全部または一部を遮光部材で形成し、または係合部のフ
ィルム引き出し口と当接する面にテーパを付けることも
できる。
〔作用〕
本発明の上記の構造によれば、従来のように相当長のフ
ィルム端部をパトローネ外部に予め引き出しておく必要
はなく、フィルム全体をパトローネ内部に収納した状態
にしておくことが可能である。この場合、係合部とフィ
ルム引き出し口とが嵌合するように形成されているので
パトローネの光密状態を保持することもできる。フィル
ムがカメラに装填されると係合部に設けた孔にカメラの
フィルム引き出し機構が係合し、フィルムが引き出され
る。撮影終了後、フィルムが巻き戻されるときにも係合
部がフィルム引き出し口に当接することによりフィルム
全体がパトローネ内部に巻き戻されることなく巻き戻し
を行うことが可能になる。
〔実施例〕
第3図に係合部の態様を示す。係合部lを形成する手段
としては、■エンボス加工その他の手段によりフィルム
そのものを厚(する、■他のフィルム、紙等を適当な接
着手段を用いて止着する、■塗料等を塗布して厚みを増
す、等がある。第3図(a)〜(C)に示す係合部1は
フィルム2に遮光部材3(例えば、遮光紙)を止着して
形成したものである。係合部1は第3図(a)または(
b)のように、フィルム2の先端から適当な長さにわた
って形成してもよく、または同図(C)のように、フィ
ルム2の先端から離れた位置に形成してもよい。また、
同図(a)に示すように、フィルム2に止着した遮光部
材3によって延長部分1aを形成するように係合部lを
形成することもできる。係合部工の幅はフィルム2の幅
と等しく、またはフィルム2の幅より大きくなるように
する。係合部1の厚さは、基本的にはフィルム引き出し
口6の開口幅よりも厚ければ足りるが、フィルム2の厚
さをtl、フィルム引き出し口の開口幅をt2 (第3
図(a)参照)とすれば、係合部lの厚さtは(t2−
t+ )+0.01mm以上であることが好ましい。ま
た、この係合部1はその全部または一部を遮光部材で形
成することができる。その手段としては、■カーボンブ
ラック等の遮光性物質を混入したフィルム、またはアル
ミ箔その他の遮光材料をラミネートしたフィルムなどを
フィルム2に止着する、■遮光性物質を含む塗料等を塗
布する、■染料等を添加することにより係合部が形成さ
れている部分のフィルム自体を遮光性にする、等がある
第1図(a)、(b)に本発明に係る写真フィルムパト
ローネを示す。同図(a)はその斜視図、同図[b)は
その断面図である。写真フィルムパトローネはスプール
4、スプール4に巻かれた写真フィルム2、およびパト
ローネ本体5からなる。スプール4はパトローネ本体5
内部に軸線回りに回転可能に配置され、パトローネ本体
5にはフィルム2を引き出すためのフィルム引き出し口
6と、フィルム引き出しロ6内部の下面の両端に突状部
7が設けられている。突状部7はフィルム2がパトロー
ネ本体5に接触して擦過傷がつくことを防止するための
ものである。フィルム2の先端には第3図(blに示す
係合部lが遮光部材3を用いて形成されており、この係
合部1には孔8が形成されている。フィルム引き出しロ
6内面は係合部lと嵌合するような形状に形成されてい
る。
この写真フィルムパトローネの機能は次のようである。
係合部lはフィルム引き出し口6と嵌合しており、パト
ローネ外部から進入した外光がパトローネ内部のフィル
ム2に達するには階段状に屈折しなければならない。こ
のため、外光は屈折の間に減衰し、係合部2が遮光部材
3により形成されていることと相まって、フィルム2を
感光することはない。従って、この写真フィルムパトロ
ーネにおいては、「テレンプ」と呼ばれる遮光部材を取
付けることは不要である。係合部lには孔8が形成され
ており、カメラのフィルム引き出し機構(図示せず)は
この孔8に係合し、フィルム2を引き出すことができる
ので、カメラのフィルム引き出し機構に係合させるため
に予めパトローネ外部にフィルム端部を従来のように相
当長さ弓き出しておくことは不要となる。また、厚み部
1がフィルム引き出し口6に当接するので、フィルム巻
き戻しの際にもフィルム2を全てパトローネ内部に巻き
戻すこともない。
第2図(a)、(b)に他の実施例を示す。同図(a)
はその斜視図、同図(b)は断面図である。本実施例に
おいては第3図(a)に示す係合部1が用いられており
、係合部lはフィルム引き出し口6と当接する面にテー
パ9が形成されている。本実施例においては、係合部l
およびその延長部分1aはフィルム引き出しロ6内部に
全て収納されており、これに伴い、孔8はフィルム引き
出しロ6内部に位置し、フイルム引き出し口6の孔8に
対応する位置には切り欠き10が形成されている。切り
欠きIOはフィルム引き出し口6の先端まで通じている
。切り欠きIOは、第2図(b)に示すようにフィルム
引き出し口6の何れか一方の面のみに形成してもよく、
また両面に形成してもよい。
本実施例の写真フィルムパトローネも前実施例と同様の
機能を有する。すなわち、係合部1とフィルム引き出し
口6との嵌合により、外光は階段状に屈折しなければな
らないので、フィルム2に達するまでに外光は減衰し、
係合部1が遮光部材3により形成されていることと相ま
って、フィルム2を感光することはなく、テレンプを取
付けることは不要である。これに加えて、係合部1には
テーパ9が形成されているので係合部lはより強固にフ
ィルム引き出し口6に嵌合する。さらに、切り欠き10
を設けたことによりカメラのフィルム引き出し機構は孔
8に係合し、フィルム2を引き出すことができるので、
前実施例の場合と同様に、予めパトローネ外部にフィル
ム端部を相当長さ引き出しておくことは不要になるとと
もに、フィルム端部をカメラのフィルム引き出し機構に
係合させる操作は行う必要がなくなる。また、フィルム
全体をパトローネ内部に収納したことにより未露光フィ
ルムを過誤により引き出すことがなくなり、テーパ9が
フィルム引き出し口6に当接することによりフィルムの
巻き戻し過ぎを防止することもできる。
本発明の範囲は以上の実施例に限定されるものでなく、
特許請求の範囲に記載された発明の範囲内において種々
の変更が可能であり、それらも本発明の範囲に包含され
るものである。
例えば、第2図記載の実施例においては、テーバ9を係
合部lとフィルム引き出しロ6内面との双方に設けてい
るが、フィルム引き出しロ6内面にのみ設けても、はぼ
同様の効果を期待できる。
また、孔8または凹部が設けられていないパトローネで
あっても、ニップローラーなどカメラのフィルム引き出
し口および巻き取りのための適当な機構と組み合わせれ
ば使用可能である。
〔発明の効果〕
本発明の写真フィルムパトローネにより、テレンプをフ
ィルム引き出し口に取付ける必要がなくなりコストダウ
ン、製品得率向上等が可能になる。
また、カメラのフィルム引き出し機構に係合する手段を
設けたことにより、フィルム端部を予め引き出しておく
必要がなくなり、これに伴い、フィルム端部をカメラの
フィルム引き出し機構にセットする操作は不要となり、
カメラへのフィルム装填を従来よりも容易にすることが
できる。また、フィルムを全てフィルム引き出し口に収
納すれば、フィルム端部を誤って引張ることによる未露
光フィルムの引き出しを防止できる。さらに、フィルム
巻き戻しの際に、フィルムを巻き戻し過ぎてフィルム全
体をパトローネ内部に引き込んでしまうことも防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の写真フィルムパトローネの実施
例の斜視図、同図(b)は同パトローネの断面図、第2
図(a)は他の実施例の斜視図、同図(b)はその断面
図、第3図(a)〜(C)は係合部の態様を示す断面図
である。 〔符号の説明〕 l・・・係合部     1a・・・係合部の延長部分
2・・・写真フィルム  3・・・遮光部材4・・・ス
プール    5・・・パトローネ本体6・・・フィル
ム引き出し口 7・・・突状部8・・・孔      
 9・・・テーバ10・・・切り欠き 第 図 (a) 第 図 (a)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スプール、このスプールに巻かれた写真フィルム
    、およびパトローネ本体からなり、前記スプールは前記
    パトローネ本体内部に軸線回りに回転可能に配置され、
    前記パトローネ本体には前記写真フィルムを引き出すた
    めのフィルム引き出し口が設けられた写真フィルムパト
    ローネにおいて、前記写真フィルムの先端または先端付
    近に、幅が前記写真フィルムの幅よりも小さくなく、厚
    さが前記フィルム引き出し口の写真フィルム厚み方向の
    開口幅よりも厚い係合部が形成され、前記フィルム引き
    出し口の内部は前記係合部と嵌合する形状に形成される
    とともに、前記係合部または該係合部よりも写真フィル
    ム先端側にあり係合部が形成されていない写真フィルム
    部分もしくは前記係合部の延長部分上にカメラのフィル
    ム引き出し機構が係合するための孔または凹部が設けら
    れていることを特徴とする写真フィルムパトローネ。
  2. (2)前記写真フィルムの先端を前記フィルム引き出し
    口内部に収納するとともに、前記孔または凹部に対応す
    る位置に前記フィルム引き出し口に切り欠きを設けるこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の写真フィルムパトロ
    ーネ。
  3. (3)前記係合部の全部または一部を遮光部材により形
    成したことを特徴とする請求項(1)または(2)記載
    の写真フィルムパトローネ。
  4. (4)前記係合部と前記フィルム引き出し口とが当接す
    る面のうち、少なくともフィルム引き出し口側の面には
    テーパが付けられていることを特徴とする請求項(1)
    乃至(3)のいずれかに記載の写真フィルムパトローネ
JP2536289A 1989-02-03 1989-02-03 写真フィルムパトローネ Pending JPH02205843A (ja)

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JP2536289A JPH02205843A (ja) 1989-02-03 1989-02-03 写真フィルムパトローネ

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JP (1) JPH02205843A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5472831A (en) * 1991-01-21 1995-12-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5472831A (en) * 1991-01-21 1995-12-05 Fuji Photo Film Co., Ltd. Silver halide photographic material

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