JPH0564582A - アンモニア酸化細菌およびその増殖法 - Google Patents
アンモニア酸化細菌およびその増殖法Info
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- JPH0564582A JPH0564582A JP25453391A JP25453391A JPH0564582A JP H0564582 A JPH0564582 A JP H0564582A JP 25453391 A JP25453391 A JP 25453391A JP 25453391 A JP25453391 A JP 25453391A JP H0564582 A JPH0564582 A JP H0564582A
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- JP
- Japan
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- culture medium
- medium
- nitrosomonas
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明は、GC含量が48.0±0.2%で
ある新規なニトロソモナス属細菌である。 【効果】 本発明によるニトロソモナス属細菌は、高い
増殖能を有するアンモニア酸化細菌であり、かつ、リン
酸濃度が高い環境や低温もしくは高温の環境にあっても
依然として高い増殖能を有する。
ある新規なニトロソモナス属細菌である。 【効果】 本発明によるニトロソモナス属細菌は、高い
増殖能を有するアンモニア酸化細菌であり、かつ、リン
酸濃度が高い環境や低温もしくは高温の環境にあっても
依然として高い増殖能を有する。
Description
【0001】[発明の背景]
【産業上の利用分野】本発明は新規なアンモニア酸化細
菌に関し、特に高濃度のリン酸を含む培地や低温の環境
においても増殖能にすぐれた新規なアンモニア酸化細菌
に関する。
菌に関し、特に高濃度のリン酸を含む培地や低温の環境
においても増殖能にすぐれた新規なアンモニア酸化細菌
に関する。
【0002】
【従来の技術】アンモニア酸化細菌は硝化細菌の一種で
あって、排水処理における窒素除去に必須の細菌であ
る。
あって、排水処理における窒素除去に必須の細菌であ
る。
【0003】しかしながら、実際の廃水処理においては
アンモニア酸化細菌の増殖速度が一般的に低いため、硝
化工程が窒素除去系の律速段階となってしまうことが多
かった。増殖速度が低くなってしまう原因には、菌体自
身の増殖能が低いことに加え、アンモニア酸化細菌の増
殖にともなって培地中に蓄積した亜硝酸が培地のpHを
低下させ、増殖の阻害を引き起こしてしまうことがあげ
られる。このpHの低下による増殖阻害を防ぐ方法とし
て、アルカリを加えることでpHを中性付近に保つこと
も考えられるが、装置が複雑となりまたその操作も煩雑
化する。従って、実際の排水処理システムには、広いp
Hにおいて増殖可能なアンモニア酸化細菌を存在させる
のが有利といえる。さらに、家庭排水などを処理する浄
化槽には、低温から高温にいたる比較的広い温度範囲に
あって高い増殖速度を有するアンモニア酸化細菌が有利
であるといえる。
アンモニア酸化細菌の増殖速度が一般的に低いため、硝
化工程が窒素除去系の律速段階となってしまうことが多
かった。増殖速度が低くなってしまう原因には、菌体自
身の増殖能が低いことに加え、アンモニア酸化細菌の増
殖にともなって培地中に蓄積した亜硝酸が培地のpHを
低下させ、増殖の阻害を引き起こしてしまうことがあげ
られる。このpHの低下による増殖阻害を防ぐ方法とし
て、アルカリを加えることでpHを中性付近に保つこと
も考えられるが、装置が複雑となりまたその操作も煩雑
化する。従って、実際の排水処理システムには、広いp
Hにおいて増殖可能なアンモニア酸化細菌を存在させる
のが有利といえる。さらに、家庭排水などを処理する浄
化槽には、低温から高温にいたる比較的広い温度範囲に
あって高い増殖速度を有するアンモニア酸化細菌が有利
であるといえる。
【0004】さらに、実際の排水浄化システムにアンモ
ニア酸化細菌を導入する際には、大量の菌体をその増殖
によって準備しなければならない。その効率のよい増殖
のためには培地のpHの低下を防ぐのが望ましいといえ
る。その手段として緩衝液を培地に添加することも考え
られるが、比較的安価なリン酸塩を用いると、高濃度の
リン酸もまたアンモニア酸化細菌の増殖を阻害してしま
う。従って、排水処理システムに導入されるアンモニア
酸化細菌にあっては、高リン酸濃度の培地でも高い増殖
能を有するものが有利であるといえる。
ニア酸化細菌を導入する際には、大量の菌体をその増殖
によって準備しなければならない。その効率のよい増殖
のためには培地のpHの低下を防ぐのが望ましいといえ
る。その手段として緩衝液を培地に添加することも考え
られるが、比較的安価なリン酸塩を用いると、高濃度の
リン酸もまたアンモニア酸化細菌の増殖を阻害してしま
う。従って、排水処理システムに導入されるアンモニア
酸化細菌にあっては、高リン酸濃度の培地でも高い増殖
能を有するものが有利であるといえる。
【0005】[発明の概要]
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは高い増殖
能を有するアンモニア酸化細菌をもとめ探索を行ってき
た。その結果、今般、広範な温度およびpH領域におい
て、さらにリン酸濃度が高い環境において、高い増殖能
を有する新規なアンモニア酸化細菌を見出し、本発明を
完成した。
能を有するアンモニア酸化細菌をもとめ探索を行ってき
た。その結果、今般、広範な温度およびpH領域におい
て、さらにリン酸濃度が高い環境において、高い増殖能
を有する新規なアンモニア酸化細菌を見出し、本発明を
完成した。
【0006】従って本発明は、広範な温度およびpHに
おいて高い増殖能を有するアンモニア酸化細菌を提供す
ることを目的としている。
おいて高い増殖能を有するアンモニア酸化細菌を提供す
ることを目的としている。
【0007】さらに本発明は、リン酸濃度が高い培地に
おいても依然として高い増殖能を有するアンモニア酸化
細菌を提供することを目的としている。
おいても依然として高い増殖能を有するアンモニア酸化
細菌を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、本発明によ
る細菌であるGC含量が48.0±0.2%であるニト
ロソモナスspによって達成される。
る細菌であるGC含量が48.0±0.2%であるニト
ロソモナスspによって達成される。
【0009】[発明の具体的説明]微生物の寄託 本発明による微生物は、合併処理浄化槽の曝気槽内の生
物膜から分離、採取された新菌株である。この菌株は後
述する菌学的性質をもとに、Bergey's Manualof System
atic Bacteriology,vol 3 (1989)を参考にして同定さ
れ、ニトロソモナス属に属するがその公知種には属さな
い細菌であることから、ニトロソモナス(Nitrosomonas
)sp TOCC0002株と命名した。この菌株は受
託番号「微工研菌寄第11997号(FERM P−1
1997」)のもとに、工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。
物膜から分離、採取された新菌株である。この菌株は後
述する菌学的性質をもとに、Bergey's Manualof System
atic Bacteriology,vol 3 (1989)を参考にして同定さ
れ、ニトロソモナス属に属するがその公知種には属さな
い細菌であることから、ニトロソモナス(Nitrosomonas
)sp TOCC0002株と命名した。この菌株は受
託番号「微工研菌寄第11997号(FERM P−1
1997」)のもとに、工業技術院微生物工業技術研究
所に寄託されている。
【0010】菌学的性質 本発明によるニトロソモナスsp TOCC0002株
の菌学的性質を列挙すれば次の通りである。 I.形態的性質 1.細胞の形および大きさ:短桿菌(約0.7−0.8
μm×1.0−1.2μm) 2.細胞膜の性質:細胞周囲に多層状のラメラ構造とし
て存在 3.細胞の多形成の有無:単独の細胞として存在する 4.運動性の有無(鞭毛の着生状態):あり 5.胞子の有無:なし 6.グラム染色性:陰性
の菌学的性質を列挙すれば次の通りである。 I.形態的性質 1.細胞の形および大きさ:短桿菌(約0.7−0.8
μm×1.0−1.2μm) 2.細胞膜の性質:細胞周囲に多層状のラメラ構造とし
て存在 3.細胞の多形成の有無:単独の細胞として存在する 4.運動性の有無(鞭毛の着生状態):あり 5.胞子の有無:なし 6.グラム染色性:陰性
【0011】II.生理学的性質: 1.増殖のエネルギー・炭素源 (1) アンモニア:利用する(アンモニアを亜硝酸へ酸
化する) (2) 尿素:利用しない (3) 炭酸ガス:利用する (4) 炭酸イオン:利用する (5) 重炭酸イオン:利用する (6) 糖:利用しない (7) 蛋白質:利用しない 2.生育の範囲 (1) pH:6.3−8.7 (2) 温度:10−33℃ 3.酸素に対する態度:絶対好気性
化する) (2) 尿素:利用しない (3) 炭酸ガス:利用する (4) 炭酸イオン:利用する (5) 重炭酸イオン:利用する (6) 糖:利用しない (7) 蛋白質:利用しない 2.生育の範囲 (1) pH:6.3−8.7 (2) 温度:10−33℃ 3.酸素に対する態度:絶対好気性
【0012】III .その他の性質 (1) 菌体内DNAのGC含量(%):48.5±0.
2 (2) 寒天培地での増殖は可能であるが、その他の有機
物を主成分とする培地では培養は一般に困難
2 (2) 寒天培地での増殖は可能であるが、その他の有機
物を主成分とする培地では培養は一般に困難
【0013】菌株の同定 次に本発明による菌株をニトロソモナス属に属する菌株
であると同定した根拠を以下に示す。本菌株は上記菌学
的性質が示すように「アンモニアの亜硝酸への酸化を行
い、短桿菌、運動性があり、細胞周囲にラメラ構造とし
て存在する細胞膜を有し、GC含量(%)が48.5±
0.2である」などの特徴を有する。このような細菌
は、前記したBergey's Manual によればニトロソモナス
属に属するとするのが適当である。
であると同定した根拠を以下に示す。本菌株は上記菌学
的性質が示すように「アンモニアの亜硝酸への酸化を行
い、短桿菌、運動性があり、細胞周囲にラメラ構造とし
て存在する細胞膜を有し、GC含量(%)が48.5±
0.2である」などの特徴を有する。このような細菌
は、前記したBergey's Manual によればニトロソモナス
属に属するとするのが適当である。
【0014】次に本発明による菌株を公知のニトロソモ
ナス属細菌と、(i)DNA GC含量、(ii)DNA−D
NAハイブリダイセーションについて比較した(実験の
詳細は後記実施例参照)。その結果、GC含量において
本発明による菌株は、IFO14298株より1.5
%、ATCC25978株より2.4%低い値を示し
た。また、DNAの相同性は本発明による菌株と前記公
知株とでは15〜27%程度に過ぎないことがわかっ
た。従って、本発明による菌株は、ニトロソモナス属の
公知種に属するものとは認められないと結論した。
ナス属細菌と、(i)DNA GC含量、(ii)DNA−D
NAハイブリダイセーションについて比較した(実験の
詳細は後記実施例参照)。その結果、GC含量において
本発明による菌株は、IFO14298株より1.5
%、ATCC25978株より2.4%低い値を示し
た。また、DNAの相同性は本発明による菌株と前記公
知株とでは15〜27%程度に過ぎないことがわかっ
た。従って、本発明による菌株は、ニトロソモナス属の
公知種に属するものとは認められないと結論した。
【0015】培養条件 本発明によるニトロソモナス属細菌の培養は、その基質
となるアンモニアが存在する限りにおいて、培地の種類
および培養条件を含め合目的的な任意のものでありうる
(培地および培養条件の好ましい具体例については後記
実験例参照)。培地の栄養源としては、本発明による細
菌が同化しうるあらゆるものが利用可能である。例え
ば、培地中にNH4 +(NH3)、二酸化炭素、酸素、
リン、銅、カリウムおよびナトリウムを必須栄養源とし
て存在させるのが好ましい。更に微量栄養源として、マ
グネシウム、マンガン、モリブデン、カルシウム、鉄な
どを培地に添加することも好ましい。培養温度は10−
33℃、好ましくは28℃であり、培養pHは6.3−
8.7、好ましくは7.5−8.1である。
となるアンモニアが存在する限りにおいて、培地の種類
および培養条件を含め合目的的な任意のものでありうる
(培地および培養条件の好ましい具体例については後記
実験例参照)。培地の栄養源としては、本発明による細
菌が同化しうるあらゆるものが利用可能である。例え
ば、培地中にNH4 +(NH3)、二酸化炭素、酸素、
リン、銅、カリウムおよびナトリウムを必須栄養源とし
て存在させるのが好ましい。更に微量栄養源として、マ
グネシウム、マンガン、モリブデン、カルシウム、鉄な
どを培地に添加することも好ましい。培養温度は10−
33℃、好ましくは28℃であり、培養pHは6.3−
8.7、好ましくは7.5−8.1である。
【0016】アンモニア酸化能 本発明によるニトロソモナス属細菌は好気的条件下で下
記の反応式のとおりアンモニアを亜硝酸に酸化するアン
モニア酸化細菌である。 NH4++1.5O2 → NO2 −+H2O+2H+ 本発明による細菌は、広い温度領域において優れた増殖
を示す。例えば、低温領域にあっては15℃以下の温度
においても増殖可能である。特に10℃において0.0
03/時、場合によっては0.0035/時以上、の比
増殖速度を示すことは、低温での排水処理に非常に有利
である。また、比較的高温の領域でも本発明による細菌
は優れた増殖を示す。例えば、28℃において0.03
/時以上、場合によっては0.04/時以上、の比増殖
速度を示す。
記の反応式のとおりアンモニアを亜硝酸に酸化するアン
モニア酸化細菌である。 NH4++1.5O2 → NO2 −+H2O+2H+ 本発明による細菌は、広い温度領域において優れた増殖
を示す。例えば、低温領域にあっては15℃以下の温度
においても増殖可能である。特に10℃において0.0
03/時、場合によっては0.0035/時以上、の比
増殖速度を示すことは、低温での排水処理に非常に有利
である。また、比較的高温の領域でも本発明による細菌
は優れた増殖を示す。例えば、28℃において0.03
/時以上、場合によっては0.04/時以上、の比増殖
速度を示す。
【0017】さらに本発明による細菌はリン酸濃度が高
濃度の環境にあっても優れた増殖を示す。例えば、リン
酸濃度が100〜200mM以上の培地にあっても本発
明による細菌は上記した増殖能を有する。このことは、
前記したアンモニア酸化によって生成する亜硝酸による
pHの低下を防ぐため低廉なリン酸緩衝液を利用するこ
とができる点で有利である。
濃度の環境にあっても優れた増殖を示す。例えば、リン
酸濃度が100〜200mM以上の培地にあっても本発
明による細菌は上記した増殖能を有する。このことは、
前記したアンモニア酸化によって生成する亜硝酸による
pHの低下を防ぐため低廉なリン酸緩衝液を利用するこ
とができる点で有利である。
【0018】また、本発明による細菌は広いpH領域で
その増殖を行うことができる。例えば、本発明による細
菌はpHが6.5以下の領域においても増殖し、pH
6.5における比増殖速度は約0.02/時を示す。ま
た、本発明による細菌は、高pH領域、例えばpH8.
5以上、の領域においても増殖し、pH8.5における
比増殖速度は約0.01/時以上を示す。
その増殖を行うことができる。例えば、本発明による細
菌はpHが6.5以下の領域においても増殖し、pH
6.5における比増殖速度は約0.02/時を示す。ま
た、本発明による細菌は、高pH領域、例えばpH8.
5以上、の領域においても増殖し、pH8.5における
比増殖速度は約0.01/時以上を示す。
【0019】
[実験例]実施例1 菌株の取得 (1) 集積培養 分離源として、合併処理浄化槽の曝気槽内の生物膜を用
意した。生物膜を下記の組成の集積培地に分散した。な
お、この集積培地はHooper及びNason による培地(J. B
iol. Chem.(1965), vol 240, p4044-4057 )を、山中ら
(山中建生著、微生物のエネルギー代謝(1986)、学会
出版センター)が改変したものである。
意した。生物膜を下記の組成の集積培地に分散した。な
お、この集積培地はHooper及びNason による培地(J. B
iol. Chem.(1965), vol 240, p4044-4057 )を、山中ら
(山中建生著、微生物のエネルギー代謝(1986)、学会
出版センター)が改変したものである。
【0020】集積培地の培地組成 リン酸水素二ナトリウム・12水塩 33.8 g リン酸一カリウム 0.77g 硫酸アンモニウム 2.5 g 硫酸銅・5水和物 0.5mg (以上、121℃で15分間加圧滅菌したもの) Metal mixture* 1ml(1リッ
トルあたり) *Metal mixtureとは、以下の (a)約80
0mlおよび (b)約200mlを別々に調製し、別々にオー
トクレーブした後に混合して全量1000mlとしたもの
をいい、培養開始前に濾過滅菌して加えた。
トルあたり) *Metal mixtureとは、以下の (a)約80
0mlおよび (b)約200mlを別々に調製し、別々にオー
トクレーブした後に混合して全量1000mlとしたもの
をいい、培養開始前に濾過滅菌して加えた。
【0021】 (a)硫酸マグネシウム・7水塩 10g 硫酸マンガン・4−6水塩 2g モリブデン酸アンモニウム 5mg 塩化カルシウム・2水塩 2g (b)EDDHA 1g (Ethylenediamine-di(o-hydroxyphenylacetic acid ) 塩化第二鉄・6水塩 0.5g 培養は、20℃、150rpmの回転振盪培養により行
った。十分量の亜硝酸(NO2−Nで200mg/L)
が生成したところで、新鮮な培地に継代培養した。この
ときの接種率は5%であった。以上の操作を亜硝酸の生
成速度が最大になり安定するまで行った。なお、亜硝酸
の定量はイオンクロマトグラフを用いて行った。
った。十分量の亜硝酸(NO2−Nで200mg/L)
が生成したところで、新鮮な培地に継代培養した。この
ときの接種率は5%であった。以上の操作を亜硝酸の生
成速度が最大になり安定するまで行った。なお、亜硝酸
の定量はイオンクロマトグラフを用いて行った。
【0022】(2) 系統希釈法による分離 次に、以上の集積培養物より10倍希釈を繰り返すこと
で10-n希釈系列を作る。この希釈液を下記の組成の培
地に接種した。
で10-n希釈系列を作る。この希釈液を下記の組成の培
地に接種した。
【0023】 硫酸アンモニウム 0.5g 塩化ナトリウム 0.3g リン酸二カリウム 1.0g 硫酸マグネシウム・7水塩 0.3g 硫酸第一鉄・7水塩 0.03g 炭酸カルシウム 7.5g (以上、121℃で15分間加圧滅菌した) 培養により亜硝酸の生成が認められたものの中から最も
高い希釈度の希釈液を接種した培養物を選び出した。こ
うして得られた培養物中の従属栄養微生物の混在の有無
を以下の培地で培養することにより確認した。
高い希釈度の希釈液を接種した培養物を選び出した。こ
うして得られた培養物中の従属栄養微生物の混在の有無
を以下の培地で培養することにより確認した。
【0024】 Nutrient broth (Difco) 2g Bacto Agar (Difco) 12g (以上、121℃で15分間加熱滅菌した) 以上の培地での20℃、一週間以上の培養後に、コロニ
ー形成が認められないものを硝化細菌のみからなる培養
物とした。
ー形成が認められないものを硝化細菌のみからなる培養
物とした。
【0025】(3) コロニー分離による硝化細菌の純粋
分離 単一の硝化細菌細胞由来の純粋分離株の取得のために更
に平板培地上でのコロニー形成とその分離を行った。平
板培地の作成は次のように行った。すなわち、2倍濃度
の前記 (1) の集積培地1容、2%寒天1容を、121
℃、15分間加圧滅菌した後、70℃まで冷却し、この
混合物1000mlに対し前記Metal mixtureを
1ml加え混合した。これをシャーレに分注し、寒天を固
化させた後、前記 (2) で得た硝化細菌の培養物を適当
に希釈して広げた。20℃で2週間以上培養した後に形
成されたコロニーを釣菌し、前記前記 (1) の集積培地
に移植した。こうして得られた分離株は単一の細胞由来
の遺伝的に純系の分離株である。
分離 単一の硝化細菌細胞由来の純粋分離株の取得のために更
に平板培地上でのコロニー形成とその分離を行った。平
板培地の作成は次のように行った。すなわち、2倍濃度
の前記 (1) の集積培地1容、2%寒天1容を、121
℃、15分間加圧滅菌した後、70℃まで冷却し、この
混合物1000mlに対し前記Metal mixtureを
1ml加え混合した。これをシャーレに分注し、寒天を固
化させた後、前記 (2) で得た硝化細菌の培養物を適当
に希釈して広げた。20℃で2週間以上培養した後に形
成されたコロニーを釣菌し、前記前記 (1) の集積培地
に移植した。こうして得られた分離株は単一の細胞由来
の遺伝的に純系の分離株である。
【0026】(4) 菌体収量 前記 (1) の集積培地を用いて菌体を増殖させた場合の
菌体収量を次のように測定した。まず、前記 (3) で得
た菌体を接種率5%で前記集積培地に接種し、28℃で
150rpm の回転振盪培養に付した。120時間培養
後、菌体を0.22μmのメンブランフィルター上に集
めた。純水で培地成分を洗い出し、105℃で2時間乾
燥した後、その重量を測定した。また、同一の条件でI
FO14298株を培養した。菌体の収量は、前記
(3) で得た菌体の場合15.2mg、IFO14298
株の場合2.1mgであった。
菌体収量を次のように測定した。まず、前記 (3) で得
た菌体を接種率5%で前記集積培地に接種し、28℃で
150rpm の回転振盪培養に付した。120時間培養
後、菌体を0.22μmのメンブランフィルター上に集
めた。純水で培地成分を洗い出し、105℃で2時間乾
燥した後、その重量を測定した。また、同一の条件でI
FO14298株を培養した。菌体の収量は、前記
(3) で得た菌体の場合15.2mg、IFO14298
株の場合2.1mgであった。
【0027】実験例2 透過電子顕微鏡による細胞の内
部構造の観察 細胞をグルタルアルデヒド、オスミウム酸で固定した
後、寒天中に包埋した。寒天を1mm角のブロック状に
切断し、以下に用いた。前記寒天ブロックを、エタノー
ル、プロピレンオキサイドで脱水し、リンタングステン
酸を用いて予備染色した後、エポキシ樹脂(Epon 812)
に包埋し、60℃で48時間重合させた。このようにし
て得た試料をミクロトームを用いて超薄切片を調製し、
その後クエン酸鉛で染色した。こうして得た試料を透過
電子顕微鏡によって観察した。この顕微鏡写真を図1
(a)および(b)として示す。
部構造の観察 細胞をグルタルアルデヒド、オスミウム酸で固定した
後、寒天中に包埋した。寒天を1mm角のブロック状に
切断し、以下に用いた。前記寒天ブロックを、エタノー
ル、プロピレンオキサイドで脱水し、リンタングステン
酸を用いて予備染色した後、エポキシ樹脂(Epon 812)
に包埋し、60℃で48時間重合させた。このようにし
て得た試料をミクロトームを用いて超薄切片を調製し、
その後クエン酸鉛で染色した。こうして得た試料を透過
電子顕微鏡によって観察した。この顕微鏡写真を図1
(a)および(b)として示す。
【0028】実験例3 菌体内DNAのGC含量の測定 実験例1で得た菌体をリゾチーム、SDSによって溶菌
し、フェノール、クロロホルムによって蛋白質を変性さ
せて取り除いた後、DNAをエタノール沈殿させて回収
した。さらに混在するRNAおよび蛋白質を取り除き高
純度のRNA標品を得るために、RNAase、プロテ
イネーゼKで処理した後、フェノール処理のよって残存
蛋白質を取り除き、エタノールによってDNAを沈殿回
収した。これをDNA標品として下記の操作に付した。
し、フェノール、クロロホルムによって蛋白質を変性さ
せて取り除いた後、DNAをエタノール沈殿させて回収
した。さらに混在するRNAおよび蛋白質を取り除き高
純度のRNA標品を得るために、RNAase、プロテ
イネーゼKで処理した後、フェノール処理のよって残存
蛋白質を取り除き、エタノールによってDNAを沈殿回
収した。これをDNA標品として下記の操作に付した。
【0029】こうして得たDNAを、100℃で15分
間処理し、一本鎖DNAを調製した。この一本鎖DNA
をヌクレアーゼP1で処理し、ヌクレオチドとした。更
に、アルカリ性フォスファターゼで処理し、ヌクレオシ
ドとした後にHPLCを用いて各塩基の含量を測定し
た。標準物質としては、ヌクレオチドスタンダード(ヤ
マサ醤油株式会社製)をアルカリ性フォスファターゼで
処理し、ヌクレオシドとしたものを用いた。なお、HP
LCの分析条件はカラム:STR ODS−H(島津製
作所)、移動相:0.2M NH4H2PO4/アセト
ニトリル(40/1)、温度:40℃、流量:1.0ml
/min、検出:270nmであった。また、ニトロソモナ
ス・ユーロパイア(Nitrosomonas europaea )IFO1
4298株およびニトロソモナス・ユウロパイアATC
C25978株の菌体内DNAのGC含量を同様にして
測定した。それらの結果は、次の表に示される通りであ
る。
間処理し、一本鎖DNAを調製した。この一本鎖DNA
をヌクレアーゼP1で処理し、ヌクレオチドとした。更
に、アルカリ性フォスファターゼで処理し、ヌクレオシ
ドとした後にHPLCを用いて各塩基の含量を測定し
た。標準物質としては、ヌクレオチドスタンダード(ヤ
マサ醤油株式会社製)をアルカリ性フォスファターゼで
処理し、ヌクレオシドとしたものを用いた。なお、HP
LCの分析条件はカラム:STR ODS−H(島津製
作所)、移動相:0.2M NH4H2PO4/アセト
ニトリル(40/1)、温度:40℃、流量:1.0ml
/min、検出:270nmであった。また、ニトロソモナ
ス・ユーロパイア(Nitrosomonas europaea )IFO1
4298株およびニトロソモナス・ユウロパイアATC
C25978株の菌体内DNAのGC含量を同様にして
測定した。それらの結果は、次の表に示される通りであ
る。
【0030】 第1表 GC含量 TOCC0002株 48.5±0.2 IFO14298株 49.5±0.2 ATCC25978株 50.9±0.1
【0031】実験例4 DNA相同性 DNAの相同性は文献記載の方法に従って測定した(駒
形和男編、微生物の化学分類実験法(1982)、学会出版
センター)。すなわち、実験例3で用意したDNA標品
を100℃で20分間処理して一本鎖とした後、ニトロ
セルロース上に80℃で3時間加熱することによって固
定した。また、 3H標識プローブはニックトランスレー
ションキット(宝酒造株式会社製)を使用したニックト
ランスレーション法によって調製した。このようにして
得たセルロース上に固定したDNAと 3H標識プローブ
とを、68℃で40〜48時間ハイブリダイズさせた。
ハイブリダイズしなかったプローブをフィルターから洗
い落とし、放射線活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定し、相同性をもとめた。
形和男編、微生物の化学分類実験法(1982)、学会出版
センター)。すなわち、実験例3で用意したDNA標品
を100℃で20分間処理して一本鎖とした後、ニトロ
セルロース上に80℃で3時間加熱することによって固
定した。また、 3H標識プローブはニックトランスレー
ションキット(宝酒造株式会社製)を使用したニックト
ランスレーション法によって調製した。このようにして
得たセルロース上に固定したDNAと 3H標識プローブ
とを、68℃で40〜48時間ハイブリダイズさせた。
ハイブリダイズしなかったプローブをフィルターから洗
い落とし、放射線活性を液体シンチレーションカウンタ
ーで測定し、相同性をもとめた。
【0032】 第2表 DNAの相同性(%) 標識DNA TOCC 0002 IFO 14298 ATCC 25978 非標識DNA TOCC 0002 100 27 16 IFO 14298 15 100 80 ATCC 25978 19 87 100
【0033】実験例5 比増殖速度の温度依存性 本発明による菌株の比増殖速度の温度依存性を評価する
ため、実験例1で得た菌体を前記実験例1 (1) の集積
培地で培養した。培養時の接種率は5%であり、培養は
150rpmの回転振盪培養により行った。比増殖速度
は、培養温度を10、15、20および28℃とした時
に生成した亜硝酸量を経時的に測定し、その量の自然対
数をプロットして、その傾きから算出した。なお、亜硝
酸量はイオンクロマトグラフによって定量した。
ため、実験例1で得た菌体を前記実験例1 (1) の集積
培地で培養した。培養時の接種率は5%であり、培養は
150rpmの回転振盪培養により行った。比増殖速度
は、培養温度を10、15、20および28℃とした時
に生成した亜硝酸量を経時的に測定し、その量の自然対
数をプロットして、その傾きから算出した。なお、亜硝
酸量はイオンクロマトグラフによって定量した。
【0034】また、同一の条件でIFO14298株お
よびATCC25978株の増殖速度を測定しようとし
たが、ATCC25978株は、前記実験例1(1) の
集積培地ではリン酸濃度が高いため(前記集積培地のリ
ン酸濃度は100mmol以上)増殖しなかった。
よびATCC25978株の増殖速度を測定しようとし
たが、ATCC25978株は、前記実験例1(1) の
集積培地ではリン酸濃度が高いため(前記集積培地のリ
ン酸濃度は100mmol以上)増殖しなかった。
【0035】比増殖速度と培養温度の関係は図2に示さ
れる通りである。図2から明らかなように、本発明によ
る菌株は公知のニトロソモナス属細菌に比較して大きな
比増殖速度を有する。特に10℃における比増殖速度
(および世代時間)を比較すると次の表の通りとなり、
従来公知のニトロソモナス属細菌に比較して比較的低温
においても増殖可能な菌株であることが解る。
れる通りである。図2から明らかなように、本発明によ
る菌株は公知のニトロソモナス属細菌に比較して大きな
比増殖速度を有する。特に10℃における比増殖速度
(および世代時間)を比較すると次の表の通りとなり、
従来公知のニトロソモナス属細菌に比較して比較的低温
においても増殖可能な菌株であることが解る。
【0036】 第3表 10℃における比増殖速度と世代時間 TOCC0002株 IFO14298株 比増殖速度(/hr) 0.0035±0.0011 0.0004±0.0003 世代時間(hr) 214.6±51.6 1240.8±96.0
【0037】実験例6 比増殖速度のpH依存性 本発明による菌株の比増殖速度のpH依存性を評価する
ため、実験例1で得た菌体を前記実験例1 (1) の集積
培地で培養した。ただし、培地のpHはpH6.1−
7.6の領域はリン酸水素二ナトリウム・12水塩およ
びリン酸一カリウムの比を変えることで、またpH7.
7−8.7の領域はリン酸塩としてリン酸一カリウム5
g/Lのみを加えさらに100mM TAPSを加える
ことでpHを変化させた。また、硫酸アンモニウム濃度
はpH変化を最小にするために1g/Lとした。培養時
の接種率は5%であり、培養は150rpmの回転振盪
培養により行った。比増殖速度は生成した亜硝酸量を経
時的に測定し、その量の自然対数をプロットして、その
傾きから算出した。なお、亜硝酸量は実験例5と同様に
定量した。また、同一の条件でIFO14298株の比
増殖速度を測定した。比増殖速度とpHの関係は図3に
示される通りである。
ため、実験例1で得た菌体を前記実験例1 (1) の集積
培地で培養した。ただし、培地のpHはpH6.1−
7.6の領域はリン酸水素二ナトリウム・12水塩およ
びリン酸一カリウムの比を変えることで、またpH7.
7−8.7の領域はリン酸塩としてリン酸一カリウム5
g/Lのみを加えさらに100mM TAPSを加える
ことでpHを変化させた。また、硫酸アンモニウム濃度
はpH変化を最小にするために1g/Lとした。培養時
の接種率は5%であり、培養は150rpmの回転振盪
培養により行った。比増殖速度は生成した亜硝酸量を経
時的に測定し、その量の自然対数をプロットして、その
傾きから算出した。なお、亜硝酸量は実験例5と同様に
定量した。また、同一の条件でIFO14298株の比
増殖速度を測定した。比増殖速度とpHの関係は図3に
示される通りである。
【0038】実験例7 リン酸高濃度培地での増殖能 前記実験例1 (1) の集積培地の培地組成をすべて2倍
濃度にして調製した培地(リン酸濃度は約200mM)
で増殖させ、生成する亜硝酸量を測定した。なお、培地
のpHは7.8であり、培養温度は28℃であった。ま
た、同一の条件でIFO14298株の増殖し、生成す
る亜硝酸量を測定した。培養時間と亜硝酸量の関係は図
4に示される通りである。本発明による菌体は、高リン
酸濃度の培地にあっても増殖阻害を受けず、増殖可能で
あることが解る。
濃度にして調製した培地(リン酸濃度は約200mM)
で増殖させ、生成する亜硝酸量を測定した。なお、培地
のpHは7.8であり、培養温度は28℃であった。ま
た、同一の条件でIFO14298株の増殖し、生成す
る亜硝酸量を測定した。培養時間と亜硝酸量の関係は図
4に示される通りである。本発明による菌体は、高リン
酸濃度の培地にあっても増殖阻害を受けず、増殖可能で
あることが解る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による細菌の生物の形態を示す電子顕微
鏡写真。
鏡写真。
【図2】本発明による細菌の比増殖速度と培養温度の関
係を示す図。
係を示す図。
【図3】本発明による細菌の比増殖速度とpHの関係を
示す図。
示す図。
【図4】リン酸濃度が200mMである培地における本
発明による細菌の培養時間と生成する亜硝酸の量の関係
を示す図。
発明による細菌の培養時間と生成する亜硝酸の量の関係
を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野 口 朋 子 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 河 野 秀 平 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】GC含量が48.0±0.2%である、ニ
トロソモナスsp。 - 【請求項2】ニトロソモナス TOCC0002株。
- 【請求項3】10℃および28℃における比増殖速度が
それぞれ0.003/時以上および0.03/時以上で
ある、請求項1記載のニトロソモナスsp。 - 【請求項4】リン酸濃度が100mM以上の培地におい
て、10℃および28℃における比増殖速度がそれぞれ
0.003/時以上および0.03/時以上である、請
求項3記載のニトロソモナス・sp。 - 【請求項5】pH8.5以上において増殖可能な請求項
1記載のニトロソモナスsp。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一項記載のニトロ
ソモナスspを、リン酸濃度が100mM以上の培地で
培養し増殖させることからなる、アンモニア酸化細菌の
菌体増殖法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25453391A JPH0564582A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | アンモニア酸化細菌およびその増殖法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25453391A JPH0564582A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | アンモニア酸化細菌およびその増殖法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564582A true JPH0564582A (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=17266370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25453391A Pending JPH0564582A (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | アンモニア酸化細菌およびその増殖法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564582A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117889B2 (en) | 2003-06-09 | 2006-10-10 | Tgk Co., Ltd. | Three-way valve |
KR101143391B1 (ko) * | 2009-07-08 | 2012-05-24 | 서울대학교산학협력단 | 암모늄이온 화합물의 부분질산화용 활성슬러지 제조방법 및 상기 활성슬러지를 이용한 암모니아 또는 암모늄이온 화합물 함유 폐수처리법 |
JP2013540578A (ja) * | 2010-08-18 | 2013-11-07 | ノボザイムス バイオロジカルズ,インコーポレイティド | 水生生物及び液体の処理方法 |
CN114230022A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 湖北工业大学 | 一种缓解高盐对亚硝化单胞菌氨氧化活性抑制效应的方法 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP25453391A patent/JPH0564582A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7117889B2 (en) | 2003-06-09 | 2006-10-10 | Tgk Co., Ltd. | Three-way valve |
KR101143391B1 (ko) * | 2009-07-08 | 2012-05-24 | 서울대학교산학협력단 | 암모늄이온 화합물의 부분질산화용 활성슬러지 제조방법 및 상기 활성슬러지를 이용한 암모니아 또는 암모늄이온 화합물 함유 폐수처리법 |
JP2013540578A (ja) * | 2010-08-18 | 2013-11-07 | ノボザイムス バイオロジカルズ,インコーポレイティド | 水生生物及び液体の処理方法 |
CN114230022A (zh) * | 2021-12-17 | 2022-03-25 | 湖北工业大学 | 一种缓解高盐对亚硝化单胞菌氨氧化活性抑制效应的方法 |
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