JPH0564424B2 - - Google Patents

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JPH0564424B2
JPH0564424B2 JP60026883A JP2688385A JPH0564424B2 JP H0564424 B2 JPH0564424 B2 JP H0564424B2 JP 60026883 A JP60026883 A JP 60026883A JP 2688385 A JP2688385 A JP 2688385A JP H0564424 B2 JPH0564424 B2 JP H0564424B2
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JP
Japan
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annular insulating
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sheet
metal terminal
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JP60026883A
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Kazutoshi Takeda
Kazuo Takahashi
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Seiko Electronic Components Ltd
Original Assignee
Seiko Electronic Components Ltd
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Publication date
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    • H01M6/14Cells with non-aqueous electrolyte
    • H01M6/16Cells with non-aqueous electrolyte with organic electrolyte
    • HELECTRICITY
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    • H01M50/00Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は平板型リチウム電池に関し、さらにシ
ール性を大幅に改善した長期信頼性に優れる平板
型リチウム電池に関するものである。 〔発明の概要〕 この発明は平板型リチウム電池の製造方法にお
いて、シート状金属端子板の周辺部内面に環状絶
縁部材を加圧しながら熱溶着し、これにより環状
絶縁部材が熱溶着されたシート状金属板を、さら
に環状絶縁部材の融点以上の温度にて熱処理した
後、積層状の発電要素を端子板の間に保有せし
め、電池を密封することにより、環状絶縁部材と
シート状金属端子板との位置ずれを防止し、電池
外形寸法を一定に仕上げると同時に電池封口時の
ヒートシールでの電池中味に対する熱影響を少な
くできるようにしたものである。 〔従来の技術〕 従来、2枚のシート状端子板の間に、環状絶縁
部材と発電要素を配設した後、このシート状端子
板の上下にそれぞれ140〜170℃程度に加熱された
熱板を当てがつて、その熱板によつて電池組立品
を挾込んで適宜に押圧する。すると、環状絶縁部
材のシート状端子板に接する部分が熱によつて軟
化し、端子板によつて圧縮され、その後上記熱板
による加熱を停止すると、環状絶縁部材が硬化す
ると同時に端子板に強固に接合、固着された偏平
型電池が知られていた。 例えば、実開昭58−176366号広報にこのような
従来電池の製造方法が開示されている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 しかし従来の電池は、2枚のシート状端子板と
環状絶縁部材が別々に組立てられるためシート状
端子板と環状絶縁部材の外形が位置ずれする欠点
があつた。 また、軟化点の高いヒートシール性樹脂を環状
絶縁部材として使用する場合には、予め2枚のシ
ート状端子板各々に環状絶縁部剤を熱溶着させて
おかなければ、電池封口時のヒートシール温度が
予め熱溶着した場合に比べて高くなり電池内部へ
の熱影響が問題となる欠点があつた。本発明者ら
は、予めシート状端子板に環状絶縁部材を熱溶着
させて、電池内部の熱影響を緩和するこの方法を
提案した(特開昭61−68860号公報、特開昭61−
68866号公報参照)。 しかし、この提案した方法では、シート状金属
板の周辺端部内面に、前記環状絶縁部材をたゞ、
一回の熱溶着工程により行なつているため、強固
な溶着を実現するには、環状部材への加熱の影響
が咲け避けがたく、潰れ過ぎて金属端子板の外へ
はみ出すとか、前記環状部材が熱収縮して表面に
しわが発生することがあり、外観、および、シー
性に若干の難点があることがわかつた。 そこでこの発明は従来のこのような欠点を解決
するため、シート状端子板と環状絶縁部材の溶着
強度をアツプすると共に、電池封口時のヒートシ
ールでの電池中味への熱影響を少なくした平板型
リチウム電池を得ることを目的としている。 〔問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するためにこの発明は、予
め、周辺端部内面にヒートシール性の環状絶縁部
材が溶着されていて、所定の輪郭形状に形成され
た1対のシート状金属端子板の間に積層状の発電
要素を保有せしめ、密封することにより、シート
状金属端子板と環状絶縁部材との位置ずれを防止
し、電池封口時のヒートシールでの電池中味に対
する熱影響を少くした。 この際、上記周辺端部内面に環状絶縁部材を溶
着する手段として、環状絶縁部材とシート状金属
端子板を圧力を加えながら熱溶着したのち、さら
に、環状絶縁部材の融点以上の温度にて熱処理す
ることにより、環状絶縁部材とシート状金属端子
板の接着性を大幅に向上せしめた。 〔作用〕 上記のように構成された平板型リチウム電池は
予めシート状金属端子板と環状絶縁部材が熱溶着
されているので、電池組立時において、1対のシ
ート状金属端子板と環状絶縁部材間の位置ずれが
生じない。 また、電池をヒートシールにて封口する前に、
予めシート状金属端子板と環状絶縁部材が熱溶着
されているので、電池中味への熱影響を一切考え
なくてもよく、熱溶着時の温度、圧力、加圧時間
等の条件を任意に設定し、最適化することができ
る。 本発明電池は、予めシート状金属端子板と環状
絶縁部材が熱溶着されていない従来電池に比べて
電池封口時のヒートシール温度を低くすることが
できる。 環状絶縁部材とシート状金属端子板を圧力を加
えながら熱溶着したのち、さらに、環状絶縁部材
の融点以上の温度にて熱処理することにより、一
定形状の環状絶縁部材の外観形状を崩すことな
く、両者を完全に熱溶着できる。 次に、環状絶縁部材として本発明に係るエチレ
ン−4フツ化エチレン共重合樹脂(以下、ETFE
と略記する。m.p.260℃、吸水率0.01%以下
(24hr))の1つである旭硝子(株)の商品名アフロン
COPフイルム(厚み100μ)を使用し、最適な熱
溶着条件設定のための実験を行つた。 実験に取り上げた要因と水準は第1表の通りで
ある。
【表】 この第1表の要因と水準の関係からL9直交実
験を計画し、第2表に示す割り付にて実験を行い
データを得た。
【表】 実験には、シート状金属端子板として厚み30μ
の金属箔を用い、そのサイズは50×50mmである。 環状絶縁部材は外寸法50×50mm、内寸法44×44
mmの口字状枠に切出されている。 まず、この環状絶縁部材とシート状金属端子板
の外形を揃えて重ね合せた後、シート状金属端子
板側から熱板を押し当ててこれら両者を熱溶着す
る。この熱溶着工程では、熱板のプレス圧力5
Kg/cm2、圧着時間3秒は一定であり、熱板の温度
のみ300、350、400℃と変化させて、A熱溶着温
度とした。 この熱溶着された環状絶縁部材とシート状金属
端子板は一体となつており、この両者は容易に剥
離することはない。 一方、熱板の温度が300℃以下の場合は熱溶着
が不可となり、400℃以上の場合は熱溶着性は良
好であるが温度が高過ぎるため、環状絶縁部材が
潰れ過ぎて外観形状が悪くなり、当初の口字枠形
状を維持できなくなる。従つて、熱溶着性の向
上、環状絶縁部材の外観形状維持の兼合いを取る
ため、この熱溶着工程では、300〜400℃の範囲で
最適条件を設定することが適切である。 次に、この一体となつた環状絶縁部材付シート
状金属端子板は電気真空炉中、C熱処理温度270、
280、290℃、D熱処理時間5、10、15分で熱処理
される。 熱処理温度は環状絶縁部材のmpが260℃である
から、各々+10、+20、+30℃高く設定されてい
る。 また、電気真空炉の真空度は10-1〜10-3torrで
ある。この炉中を真空にする理由は環状絶縁部材
内の気泡を除去して均一にシート状金属端子板に
対して熱溶着させるためである。もう一つの理由
は、この環状絶縁部材表面の空気酸化を防止し
て、ヒートシール性を低下させないためである。 この熱処理工程が終了すると、この環状絶縁部
材とシート状金属端子板は完全に溶着し、その接
着力は強じんなものになる。 次に、以上説明した環状絶縁部材付シート状金
属端子板の熱溶着性は以下に述べる方法で評価し
た。 まず、このように完全に熱溶着した環状絶縁部
材付シート状金属端子板を2枚用意し、環状絶縁
鵜材が内側になるように外形を揃えながら重ね合
せ、ヒートシールにより三方シールを行う。 この袋状容器を10-1〜10-3torrで3時間乾燥し
たのち、含有水分量0.005%以下のグローブボツ
クス内で1モルLiCO4含有プロピレンカーボネ
ートからなる電解液200μ注入し、ヒートシー
ルによりシールを行い、電解液のみを密封した。
ヒートシール幅は3mmである。 この電解液が注入された密封袋状容器は80℃、
相対湿度90〜95%で10日間貯蔵されたのち、グロ
ーブボツクス内でこの容器を開封し、容器内の電
解液マイクロシリンジにて100μ分取した。 微量水分計にてこの電解液中の水分量を測定し
た。この電解液重量は精秤するので、第2表中の
データは絶対水分量を示し、単位はppmである。 第2表中のデータにより、L9の分散分析を求
めた。第3表に分散分析の結果を示す。 また、第3表中の要因A、B、C、Dについて
効果を示すグラフを各々第2図〜第5図に示す。
【表】 第2図はA熱溶着温度と水分量の関係を示す
図、第3図はBシート状金属端子板の材質と水分
量の関係を示す図、第4図はC熱処理温度と水分
量の関係を示す図、第5図はD熱処理時間と水分
量の関係を示す図である。 第2図より明らかなように、熱溶着温度は350、
400℃が水分量を低くしている。これはある温度
をかけないと環状絶縁部材とシート状金属端子板
の熱溶着が良好にならないことを示している。 第3図及び第3表より、シート状金属端子板の
材質間では有意差が見られず、任意の材質が選定
可能である。第4図より、熱処理温度は270、280
℃が適切である。290℃は水分量が多くなり、こ
の原因は環状絶縁部材表面の酸化もしくは高温に
よる物性変化等によるヒートシール性低下による
ものと推定される。 次に、第5図及び第3表より、熱処理時間に優
位差は見られない。この図から熱処理時間は5分
もあれば十分であることが分かる。 以上の結果を要約すれば、環状絶縁部材とシー
ト状金属端子板は圧力を加えながら、350〜400℃
で熱溶着したのち、環状絶縁部材のm.p.より+10
〜+20℃の高い温度で5〜10分間熱処理すること
が良好なシール性を有する。 シート状金属端子板はNi、SuS304、SuS430い
ずれも可である。 以上は環状絶縁部材として、エチレン−4フツ
化エチレン共重合樹脂について詳述したが、シー
ト状金属端子板との接着性がよく、耐透湿性に優
れたヒートシール性樹脂であれば、本発明に十分
適用でき、効果を発揮する。 〔実施例〕 以下に本発明の実施例を図面にもとづいて説明
する。 第1図は本発明を適用した平板型リチウム電池
の一実施例で、サイズは40×40×0.5mmである。 図中、1は負極端子を兼ねるシート状金属端子
板で厚みが30μである。この1はニツケル・ステ
ンレス等の金属である。このシート状金属端子板
1の内面に、金属ネツト2が溶接されている。3
は負極活物質であるリチウムで、金属ネツト2に
圧着されたのち、ローラーにより金属ネツト2に
一部分が埋設、充填されている。4はセパレータ
である。 5は二酸化マンガンを主体とする正極合剤であ
る。6は金属ネツトであり、正極合剤5に対して
一部もしくは全部が埋設され、正極合剤5とよく
密着している。 7は正極端子を兼ねるシート状金属端子板で厚
みが30μである。この7はニツケル・ステンレ
ス、アルミニウム等の金属である。 8は環状絶縁部材で、ヒートシール性と金属に
対する接着性を有したフツ素樹脂からなる。 本実施例では、フツ素樹脂のうちETFEを使用
した。ETFEとして旭硝子(株)の商品名であるアフ
ロンCOPフイルムを使用し、厚みは100μである。 8は上記の詳述したように、シート状金属端子
板1,7のそれぞれにヒートシール部9の箇所で
熱溶着されている。 本実施例では、熱溶着温度350℃、熱処理温度
280℃、熱処理時間10分を採用し、8とシート状
金属端子板1、同様に8とシート状金属端子板7
を熱溶着した。 組立方法としては、8が熱溶着されたシート状
金属端子板1を下にして、順次、負極リチウム
3、セパレータ4、図には示されていないが電解
液、正極合剤5等の各発電要素を積層し、最後に
8が熱溶着されたシート状金属端子板7を載置、
被せてこの1対のシート状金属端子板1,7の周
辺端部でヒートシートを行い、電池を完全密封す
る。 10は環状絶縁部材8同志が熱溶着されたヒー
トシール部である。 このヒートシール幅は3mmである。 このようにして組立てた電池を室温で、負荷抵
抗30KΩ定抵抗放電したところ、終止電圧2.4Vの
場合、62mAhの放電容量が得られた。 次に、長期間使用したり、保存したりする上で
の信頼性を確認するために、電池を80℃、RH90
〜95%の恒温恒湿槽に貯蔵し、開路電圧V℃)、
内部抵抗(Ri)、厚み(H)の変化を調べた。 この結果を第4表に示す。データはn=10であ
る。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明は環状絶縁部材と
シート状金属端子板との位置ずれを防止し、電池
外形寸法を一定に仕上げると同時に、外観を美麗
にする効果がある。さらに、環状絶縁部材が固定
されているので、この環状絶縁部材は発電要素を
充填、積重する上で、挿入ガイドとしても効果が
ある。 また、本発明は環状絶縁部材とシート状金属端
子板を圧力を加えながら熱溶着したのち、さら
に、環状絶縁部材の融点以上の温度にて熱処理す
ることにより、電池のシール性を大幅に向上せし
める効果がある。 本発明は極薄で3Vの長期信頼性に優れる平板
型リチウム電池を提供することができ、ICカー
ド、薄型電卓、時計、各種薄型電子機器、グリー
テイングカード等に応用でき、その工業的価値大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用した平板型リチウム電池
の一実施例を示す断面図、第2図〜第5図は本発
明の効果を示すグラフである。 1,7……シート状金属端子板、2,6……金
属ネツト、3……リチウム、4……セパレータ、
5……正極合剤、8……環状絶縁部材、9,10
……ヒートシール部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シート状金属板の周辺端部内面に、ヒートシ
    ール性と金属との接着性を有する環状絶縁部材が
    接着されてなる環状絶縁部材付きシート状金属端
    子板を作る工程と、 上記工程により、それぞれ正極および負極をな
    す環状絶縁部材付きシート状金属端子板を一対準
    備する工程と、 前記対をなす環状絶縁部材付きシート状金属端
    子板の間に、発電要素を保有させるとともに、前
    記環状絶縁部材により前記発電要素を密封する工
    程とからなる平板型リチウム電池の製造方法にお
    いて、 前記環状絶縁部材付きシート状金属端子板を作
    る工程は、 前記シート状金属板の周辺端部内面に、前記環
    状絶縁部材を加圧しながら熱溶着する工程と、 前記工程により環状絶縁部材が熱溶着されたシ
    ート状金属板を、環状絶縁部材の融点以上の温度
    にて熱処理する工程とからなることを特徴とする
    平板型リチウム電池の製造方法。
JP60026883A 1985-02-14 1985-02-14 平板型リチウム電池の製造方法 Granted JPS61185867A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59190778A (ja) * 1983-04-14 1984-10-29 Canon Inc 記録装置
JPS59190777A (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 Ricoh Co Ltd フアクシミリ装置の通信方式

Patent Citations (2)

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JPS59190777A (ja) * 1983-04-13 1984-10-29 Ricoh Co Ltd フアクシミリ装置の通信方式
JPS59190778A (ja) * 1983-04-14 1984-10-29 Canon Inc 記録装置

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