JPH0564324U - 収納パネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用の際に収納したシャンプー等の容器が取
り出し易く、使い勝手が良く、衛生的な収納パネルを提
供すること。 【構成】 浴室１の壁５に取付ける収納パネル９であっ
て、この収納パネル９の下部にシャンプー等の容器を収
納するための穴部１７を手前に傾斜させて設け、この穴
部１７の底面１８に水を抜くための水抜孔１９を設けた
ことを特徴とする。又、収納パネル９の下部２０に第２
の水抜孔２１を設け、水抜孔１９と連通させた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主に石鹸、シャンプー、鏡等浴室で使用されるものを収納するため の収納パネルに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の収納パネルは、本体を成形した後、石鹸、シャンプー等浴室で使用する ものが棚から落下するのを防止するために、別部品、例えばガードバーあるいは 扉を本体に組み付けた構成になっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら上記従来の技術では、収納パネルに組み付ける付属部品の点数が 増えて、組立て工程が増え、製作に要する時間が長くなる。そのため製作コスト がかかり、又、ガードバーでは前方向への転倒は防げるが、横方向の転倒が防げ ず、シャンプー容器等が倒れ容器の出し入れがしにくい。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案は、浴室の壁に取付ける収納パネルであって 、この収納パネルの下部にシャンプー等の容器を収納するための穴部を手前に傾 斜させて設け、この穴部の底面に水を抜くための水抜孔を設けた。又、収納パネ ルの下部に第２の水抜孔を設け、水抜孔と連通させた。

【０００５】

【作用】

上記手段によれば、使用の際には穴部が手前に傾斜させてあるので、穴部に収 納したシャンプー等の容器が取り出し易く、使い勝手がよい。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の収納パネルを適用した浴室の斜視図である。 浴室１は窓２を備えた一方の側に浴槽３を設け、他方の側に洗い場４を形成し てある。この洗い場４側の壁５には収納パネル６を取付け、収納パネル６下方の 壁５に湯水混合栓７を、又、収納パネル６の右側に、湯水混合栓７に接続され水 流を切換えて使用するシャワー８を取付けている。

【０００７】 次にこの収納パネル６について、図２〜図４により説明する。 多機能収納パネル６は、合成樹脂等で一体成形した縦長のパネル９で、パネル ９の上部に手前に張り出して形成した凸部１０を設けてある。凸部１０には、図 ４に示す様に下面１１に開口し、浴室１側に傾斜させて凹部１２を設け、凹部１ ２内に照明器具１３を収納してある。この様に凹部１２を浴室１側に傾斜させて 設けることにより、浴室１への照明がより効果的になるようにしてある。尚、下 面１１は、浴室の蒸気やシャワー８等を使用する際の飛沫から照明器具１３を保 護するために、防水加工を施した透明、又は半透明のカバーで覆う。

【０００８】 凸部１０の下面１１の高さからパネル９の下部近く迄、石鹸、浴用スポンジ、 ブラシ等入浴用の備品を置くための棚１４を数段設ける。そして棚１４の下のパ ネル９下部には、浴室１側に向って傾斜した斜面１５を備えた凹部１６を設け、 この斜面１５に開口し手前の浴室１側に向って傾斜した穴部１７を２つ設ける。 穴部１７は、シャンプー、トリートメント、液体石鹸等の容器を収納し、浴室１ 側に向って傾斜させることで、各容器を取り出し易く、使い勝手の良いものにし てある。又、照明部、棚部、容器収納部をそれぞれ分割して成形し、接続しても 良い。

【０００９】 穴部１７の底面１８には図４に示す様に、水抜孔１９を設け、パネル９下部の 底面２０に設けた第２の水抜孔２１とホース２２で連結し、穴部１７に各容器内 の液体や、体を洗ったりシャワー８を浴びたりする際の湯が溜まったり、パネル ９裏面に回りこんで水洩れを起こすことなく、洗い場４に排水出来る様になって いる。そのためホース２２は、ゴミや石鹸等が付着しにくいテフロン加工を施し たものを使用する。これによって穴部１７内を常に清潔に保つことが出来る。尚 、ホース２２の繋ぎ部の点検や、ホース２２の交換等のために、パネル９の前面 ２３に図示せざる点検口を設け、開閉自在、又は着脱自在の蓋で覆うようにして も良い。

【００１０】 パネル９を以上の様に構成し、意匠性を向上させるためにパネル９の各棚１４ の正面部２４には、図３に示す様に深みのあるしぼ加工を施す。

【００１１】 図５及び図６に穴部１７の底面１８に設けた別実施例の水抜孔４０を示す。 この水抜孔４０は、収納パネル６の前面４１から穴部１７に渡ってスリット状 に設けられている。

【００１２】

【考案の効果】

以上詳述した様に本考案によれば、使用の際には穴部が手前に傾斜させてある ので、穴部に収納したシャンプー等の容器が取り出し易く、使い勝手がよく、又 、穴部に入った水は水抜孔から速やかに抜けるため、穴部に水が溜まって容器を 入れられなくなったり、不衛生になったりする虞がない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の収納パネルを適用した浴室の斜視図で
ある。

【図２】本考案の収納パネルの斜視図である。

【図３】同じく正面図である。

【図４】同じく側面図である。

【図５】本考案の収納パネルの容器収納部の別実施例を
示す正面図である。

【図６】図５のＶーＶ線断面図である。

【符号の説明】

１ 浴室 ５ 壁 ６ 収納パネル １７ 穴部 １８ 底面 １９ 水抜孔 ２０ 第２の水抜孔 ２１ ホース ４０ 水抜孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 浴室の壁に取付ける収納パネルであっ
   て、この収納パネルの下部にシャンプー等の容器を収納
   するための穴部を手前に傾斜させて設け、この穴部の底
   面に水を抜くための水抜孔を設けたことを特徴とする収
   納パネル。
2. 【請求項２】 前記収納パネルの下部に第２の水抜孔を
   設け、前記水抜孔と連通させたことを特徴とする請求項
   １に記載の収納パネル。