JPH0564074U - 自動車ボデー構造 - Google Patents
自動車ボデー構造Info
- Publication number
- JPH0564074U JPH0564074U JP1244492U JP1244492U JPH0564074U JP H0564074 U JPH0564074 U JP H0564074U JP 1244492 U JP1244492 U JP 1244492U JP 1244492 U JP1244492 U JP 1244492U JP H0564074 U JPH0564074 U JP H0564074U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spot
- wire harness
- cross member
- inner panel
- sheet metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワイヤハーネスが配線される位置にある自動
車ボデーの板金部品のスポット溶接部において、ワイヤ
ハーネスがスポット打点と接触して傷付けられるのを防
止する構造とすることである。 【構成】 ワイヤハーネス3が配線されるスポット溶接
部4を、その周辺部12、21よりも低くして凹状に形
成し、上記周辺部12、21にてワイヤハーネス3を支
持せしめ、ワイヤハーネス3がスポット打点5と接触し
ない構造とした。
車ボデーの板金部品のスポット溶接部において、ワイヤ
ハーネスがスポット打点と接触して傷付けられるのを防
止する構造とすることである。 【構成】 ワイヤハーネス3が配線されるスポット溶接
部4を、その周辺部12、21よりも低くして凹状に形
成し、上記周辺部12、21にてワイヤハーネス3を支
持せしめ、ワイヤハーネス3がスポット打点5と接触し
ない構造とした。
Description
【0001】
本考案は、自動車ボデー構造、特にワイヤハーネスが配線される部位のボデー 構造に関するものである。
【0002】
自動車ボデーを構成する板金部品は、各所でスポット溶接される。一方、自動 車にはワイヤハーネスが板金部品に沿って配線されており、配線の都合上、ワイ ヤハーネスがスポット溶接部に位置する場合がある。
【0003】 スポット打点には一般に突起状のバリが残る。一方、ワイヤハーネスは一般に 塩化ビニル等の軟質樹脂チューブで被覆されているが、スポット打点のバリに接 触するとチューブが破れて、その中の電線等がバリで傷付けられるおそれがある 。
【0004】 そこで、この傷付きを防ぐために、ワイヤハーネスのスポット打点に接する部 分を更に硬質樹脂チューブやコルゲートチューブで被覆して保護したり、あるい はグラインダーがけ等でバリ取りを行なう対策がとられている。
【0005】 図3および図4は従来例を示すもので、自動車ボデーの左右側縁に設けるロッ カのロッカインナパネル1には、フロントフロアクロスメンバ2の両端がスポッ ト溶接されている。そして、ロッカインナパネル1に沿ってワイヤハーネス3が 配線されており、ワイヤハーネス3の一部はスポット溶接部4の直上を通る。そ こで、上記一部を硬質樹脂チューブ等の保護チューブ6で被覆して、ワイヤハー ネス3をスポット打点5のバリから保護している。
【0006】 しかしながら、保護チューブを用いる対策では、その分、コスト高となり、一 方、バリ取りを行なう対策では工数が増加する。
【0007】
そこで本考案は、ワイヤハーネスと別体の保護チューブや、バリ取りのように コスト、工数の増加を伴なうことなくワイヤハーネスの傷付きを防ぐボデー構造 を提供することを課題としてなされたものである。
【0008】
本考案は図1および図2に示すように、板金部品1(例えばロッカインナパネ ル)と、板金部品2(例えばフロントフロアクロスメンバ)との溶接部4をその 周辺部(例えばロッカインナパネルの一般面およびフロントフロアクロスメンバ の突出部)よりも低くして凹状に形成する構造としたものである。
【0009】
ワイヤハーネス3は高位置の溶接部周辺部で支持されるからスポット打点5と 接触せず、スポット打点5のバリにより傷付けられることはない。
【0010】
図1および図2に示す実施例において、自動車ボデーの左右両側に設けた板金 部品たるロッカのロッカインナパネル1には、同じく板金部品たるフロントフロ アクロスメンバ(以下、単にクロスメンバという)2の両端がそれぞれスポット 溶接されており、ロッカインナパネル1にはこれに沿ってワイヤハーネス3が配 線される。
【0011】 ロッカインナパネル1には、クロスメンバ2の一端を収める広さの比較的浅い 凹所11が形成してある。一方クロスメンバ2の端部にはその幅方向中央に上記 凹所11の深さよりもやや高い突出部21が形成してある。そして、クロスメン バ2の一端はその幅方向両端部でロッカインナパネル1の凹所11にスポット溶 接してある。
【0012】 これにより、スポット溶接部4はロッカインナパネル1の一般面12と、クロ スメンバ2の突出部21で挟まれた谷部となり、スポット打点5は谷部底面に位 置する。
【0013】 この結果、ワイヤハーネス3はスポット打点5の上方においてロッカインナパ ネル1の一般面12とクロスメンバ2の突出部21にて支持され、スポット打点 5と接触しない。また、上記凹所11や突出部21は、ロッカインナパネル1お よびクロスメンバ2をプレス成形するときに同時に成形されるもので、特にコス トおよび工数を増加させるものではない。
【0014】 なお、上記実施例では、ロッカインナパネル1に凹所11を設け、かつクロス メンバ2の端部に突出部21を設けたが、上記凹所11を更に深く形成すれば、 クロスメンバ2の端部は従来のように平板状としてよい。また、クロスメンバ2 の突出部21を更に高くすれば、ロッカインナパネル1に凹所11を設けなくて もよい。但し、ロッカインナパネル1の面を、できるだけ凹凸の少ない面とする という点からは、上記の図示実施例が望ましい。
【0015】 本考案は、ロッカインナパネルとクロスメンバのスポット溶接部に限らず、ワ イヤハーネスが配線される部位のボデー板金部品のスポット溶接部に広く適用さ れ得る。
【0016】
本考案の自動車ボデーのスポット溶接部の構造によれば、その上に配線される ワイヤハーネスに保護チューブを被覆することなく、スポット打点によるワイヤ ハーネスの傷付きを防止することができる。
【図1】本考案の実施例の構造の斜視図である。
【図2】図1のII−II線に沿う断面図である。
【図3】従来構造の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
1 板金部品(ロッカインナパネル) 2 板金部品(フロントフロアクロスメメンバ) 3 ワイヤハーネス 4 スポット溶接部 5 スポット打点
Claims (1)
- 【請求項1】 板金部品をスポット溶接して構成される
自動車ボデーにおいて、ワイヤハーネスが配線される部
位のスポット溶接部を、その周辺部よりも低くして凹状
に形成し、上記周辺部にてワイヤハーネスを支持せしめ
る構造とした自動車ボデー構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244492U JPH0564074U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 自動車ボデー構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1244492U JPH0564074U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 自動車ボデー構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0564074U true JPH0564074U (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=11805494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1244492U Pending JPH0564074U (ja) | 1992-02-05 | 1992-02-05 | 自動車ボデー構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0564074U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018078692A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 矢崎総業株式会社 | 湾曲規制部材及び給電装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033694U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-07 | バブコツク日立株式会社 | 沸騰水型原子力発電と海水淡水化の組合せ |
JPS6321493U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-12 |
-
1992
- 1992-02-05 JP JP1244492U patent/JPH0564074U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033694U (ja) * | 1983-08-12 | 1985-03-07 | バブコツク日立株式会社 | 沸騰水型原子力発電と海水淡水化の組合せ |
JPS6321493U (ja) * | 1986-07-25 | 1988-02-12 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018078692A (ja) * | 2016-11-08 | 2018-05-17 | 矢崎総業株式会社 | 湾曲規制部材及び給電装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4308573B2 (ja) | 自動車のフロントアクスルに用いられるサブフレーム | |
JP3293355B2 (ja) | 自動車のフード構造 | |
JPH0564074U (ja) | 自動車ボデー構造 | |
JP3042279B2 (ja) | 自動車用ニープロテクタ | |
JP3104730B2 (ja) | 車両用ニープロテクタ構造 | |
JP3376798B2 (ja) | 自動車用上部車体構造 | |
JP2797782B2 (ja) | 車両のサスペンション用スプリングの支持構造 | |
JPH0564073U (ja) | 自動車のフロア構造 | |
JP2001233110A (ja) | アシストグリップ取付部の衝撃吸収構造 | |
JP3336731B2 (ja) | 車両用ニープロテクタ構造 | |
JPH077266Y2 (ja) | 自動車のサイドメンバ構造 | |
JPH0616867Y2 (ja) | 自動車の下部車体構造 | |
JP3104731B2 (ja) | 車両用ニープロテクタ構造 | |
JPH0728063Y2 (ja) | 自動車のアンダーフロア構造 | |
JPH0351218Y2 (ja) | ||
JP3264627B2 (ja) | バンパー構造 | |
US3507164A (en) | Safety steering for motor vehicles | |
JPS6010195Y2 (ja) | 車両用ラジエ−タのエアダクトパネル | |
JP3293418B2 (ja) | 車両用ラジエータグリル配設構造 | |
JPH0630598Y2 (ja) | ステアリングコラムの取付構造 | |
JPH034586Y2 (ja) | ||
JPH0356460Y2 (ja) | ||
JP3846165B2 (ja) | スプラッシュガードの取付構造 | |
JP3591037B2 (ja) | 自動車のランプ取付構造 | |
JP3414014B2 (ja) | 自動車用インストルメントパネル |