JPH0563899A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0563899A
JPH0563899A JP3244937A JP24493791A JPH0563899A JP H0563899 A JPH0563899 A JP H0563899A JP 3244937 A JP3244937 A JP 3244937A JP 24493791 A JP24493791 A JP 24493791A JP H0563899 A JPH0563899 A JP H0563899A
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layer
image reading
conductive layer
wiring
lead
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JP3244937A
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Satoru Itabashi
哲 板橋
Junji Omi
淳二 臣
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保護用透光性ガラスの貼り合わせ時に生じる
引出し配線部の無機パッシベーション膜の破損防止及び
配線自体の耐食性の向上を図り、信頼性が高く安価な画
像読取装置を提供することを目的とする。 【構成】 少なくとも第1の導電層により形成した電極
34、絶縁層25、半導体層26及び第2の導電層によ
り形成した電極35、36が順次積層されてなる複数の
光電変換装置と、前記電極の引出し配線とが絶縁基体1
0上に配置され、前記光電変換装置上及び前記引出し配
線上に透光性ガラス8が設けられて成る画像読取装置に
おいて、前記引出し配線は、少なくとも前記透光性ガラ
スの端部7下において、前記第1の導電層と前記第2の
導電層とを積層して構成されていることを特徴とする。
さらには、引出し配線の高さよりも高い、結線されてな
い衝撃緩和用線を少なくとも前記透光性ガラスの端部下
に配したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像読取装置に係わり、
例えば一次元ラインセンサ上に密着させた状態で画像読
み取りに係る原稿を相対的に移動させつつ画像情報を読
取るファクシミリ装置、イメージリーダ、ディジタル複
写機及び電子黒板等の入力部に用いられ画像読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来完全密着型センサの構成は、日経エ
レクトロニクス434号の第207〜221頁に記載さ
れているように、センサ基板上にパッシベーション膜と
してポリイミドその上に導電処理を施した透光性ガラス
を接着剤により装着した構造になっている。ポリイミド
樹脂及び接着剤等の有機材料は吸湿性、および透湿性を
有する為、高温高湿下において水の侵入によるセンサ特
性の劣化を生じる。従って、従来技術においてはセンサ
特性を維持するため、センサアレイの幅を広げる又は保
護層部を広げて周囲を樹脂封止することにより、水の侵
入経路を長くし水の侵入を遅らせてセンサ特性を維持し
ていた。
【0003】しかしながら、上述の従来の画像読取装置
においては、さらなる低コスト化を目指した場合、以下
のような課題を生じる。
【0004】画像読取装置の低コスト化を達成する一つ
の手段として、光電変換素子部等を形成した透光性基板
の副走査方向の基板幅を小さくすることが行われる。こ
の種の画像読取装置では、まず大判の透光性基板上に複
数の光電変換アレイを同時に形成し、その後光電変換ア
レイごとに分割して、それぞれ独立したアレイ状の画像
読取装置を形成する。すなわち、光電変換素子部等を形
成した透光性基板の基板幅を小さくすると、大判の基板
に形成し得る光電変換アレイの数量を増加することがで
き、光電変換アレイをコストダウンすることができる。
【0005】ところが、ポリイミド等の有機材料をパッ
シベーション層として用いた従来の画像読取装置の場
合、基板幅を縮小するのは、耐湿性に問題を生じて実現
は困難である。即ち、ポリイミド等の有機材料は吸湿性
または透湿性であるため、時間の経過とともに基板端部
から水分が侵入し、光電変換素子部或いは薄膜トランジ
スタ(以下TFTという)部の半導体層を劣化させてし
まうからである。従来の画像読取装置では、基板端部か
ら光電変換素子部、TFT部に至るまでの領域の水分侵
入経路を広く設計することにより、基板の端部から侵入
する水分が光電変換素子部或いはTFT部の半導体層へ
達するまでの時間を長くし、耐湿性をなんとか維持して
いる。
【0006】従って、有機材料をパッシベーション層と
する従来の画像読取装置では、基板幅を縮小することは
困難であり、さらなる低コスト化を達成するのは難し
い。
【0007】一方、窒化シリコン膜或は酸化シリコン膜
等の無機薄膜材料は非透水性であるため、これをパッシ
ベーション層として用いることにより、画像読取装置の
耐湿性を確保しながら基板幅を縮小し、その結果コスト
ダウンを図ることが可能と考えられる。
【0008】しかしながら、無機薄膜材料をパッシベー
ション層として用いる場合、図6に示すような問題が生
じる。図6は、図5のC−C’断面図を示す。上述した
光電変換素子部等の上に透光性保護ガラスを貼り合せる
方法では、光電変換素子部上に無機薄膜材料からなるパ
ッシベーション層18を形成し、接着層15を塗布した
後、透光性ガラス8をその上に載せる際に、図6のよう
に透光性ガラス8の端部20がパッシベーション層18
に突き当たり、この衝撃により無機薄膜のパッシベーシ
ョン層18が破損して、亀裂21が生じ、耐湿性の確保
が困難になるという問題がある。
【0009】パッシベーションに亀裂が生じると、具体
的には次のような現象が確認されている。
【0010】亀裂から侵入した水分が光電変換素子部
或いはTFT部の半導体層を劣化させ、画像読取装置の
S/N比を低下させる。
【0011】亀裂から侵入した水分と接着層に含有さ
れていた不純物、例えば塩素イオン(Cl-)等が画像
読取装置内に印加されたバイアスの効果によりAl配線
部を腐食させ、ついにはAl配線部を断線させる。
【0012】従って、高い耐湿性を確保できる無機薄膜
材料をパッシベーション層として用いても、現実には耐
久性は期待できず、画像読取装置のさらなる低コスト化
を図るのははなはだ困難である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上の問題に鑑み、本
発明は保護用透光性ガラスの貼り合わせ時に生じる引出
し配線部の無機パッシベーション膜の破損防止及び配線
自体の耐食性の向上を図り、信頼性が高く安価な画像読
取装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の要旨は、
少なくとも第1の導電層により形成した電極、絶縁層、
半導体層及び第2の導電層により形成した電極が順次積
層されてなる複数の光電変換装置と、前記第1の導電層
により形成した電極及び前記第2の導電層により形成し
た電極と外部との間で信号を入出力するための引出し配
線とが絶縁基体上に配置され、前記光電変換装置上及び
前記引出し配線上に透光性ガラスが設けられて成る画像
読取装置において、前記引出し配線は、少なくとも前記
透光性ガラスの端部下において、前記第1の導電層と前
記第2の導電層とを積層して構成されていることを特徴
とする画像読取装置に存在する。
【0015】本発明の第2の要旨は、少なくとも半導体
層及び該半導体層の上部に設けられた電極からなる光電
変換装置と、前記電極と外部の間で信号を入出力するた
めの引出し配線とが絶縁基体上に配置され、前記光電変
換装置上及び前記引出し配線上に透光性ガラスが設けら
れて成る画像読取装置において、前記引出し配線の高さ
よりも高い、結線されてない衝撃緩和用線を少なくとも
前記透光性ガラスの端部下に配したことを特徴とする画
像読取装置に存在する。
【0016】
【作用】本発明では、透光性ガラスの端部における引出
し配線を前記第1の導電層と第2の導電層との積層構造
としているため、第2層が腐食しても第1層で導通が確
保され、引出し部配線の長寿命化を図ることが可能とな
る。
【0017】尚、第1の導電層をClイオンに対し耐食
性の高い材料、例えばCr、W、Mo等とし、第2導電
層には比抵抗の小さな材料、例えばAl等を用いて2層
構造とすることがより好ましく、この場合、たとえ第2
導電層が腐食しても耐食性の高い第1の導電層の導通に
よって断線を防止することが可能となる。つまり、Al
等の配線材として一般的に用いられる材料と、Cr、M
o、W等のように比抵抗は大きいが耐腐食性が良好な2
層構成を透光性ガラス端部付近で用いることによって、
小さな配線抵抗と腐食による断線防止を両立させること
が可能となる。また、画像読取装置の透光性ガラスの端
部下に、結線されていない衝撃緩和用線を設け、更に透
光性ガラス端部下の配線の例えばゲート絶縁層、半導体
層を除去することにより、引出し配線の高さよりも衝撃
緩和配線の高さが高くなり、ガラスの端面が引出し配線
部のパッシベーションに当たることが防止でき、たとえ
当たることがあっても衝撃は軽減されため、パッシベー
ションの破損を防ぐことができる。
【0018】
【実施例】以下に実施例を挙げて、本発明を詳細に説明
する。
【0019】(実施例1)本発明の第1の実施例を図を
参照して説明する。図1(A)、図1(B)および図1
(C)は、第1の実施例の画像読取装置の模式的な副走
査方向断面図、平面図および主走査方向断面図である。
なお、図1(A)および図1(C)は、それぞれ図1
(B)のA−A’断面図及びC−C’断面図を示す。
【0020】本実施例では、半導体層としてアモルファ
スシリコン(以下a−Si:Hという)を用いて、光電
変換素子部1、蓄積コンデンサ部2、TFT部3および
4、マトリクス信号配線部5およびゲート駆動配線部6
等を透光性絶縁基板10上に同一プロセスにより一体的
に形成した。絶縁基板10上には、Crの第1の導電体
層24、アモルファス窒化シリコン(以下a−SiNと
いう)の第1の絶縁層25、a−Si:Hの光導電性半
導体層26、n+a−Si:Hのオーミックコンタクト
層27、Alの第2の導電体層28が形成されている。
【0021】光電変換素子部1において、30および3
1は上層電極である。原稿Pで反射された信号光L′は
aーSi:Hからなる光導電性半導体層26の導電率を
変化させ、くし状に対向する上層電極30、31間に流
れる電流を変化させる。なお、32は金属の遮光層であ
り、適宜の駆動源に接続して、主電極30(ソース電極
あるいはドレイン電極)および31(ドレイン電極ある
いはソース電極)に対向する制御電極(ゲート電極)と
なるようにしてもよい。
【0022】蓄積コンデンサ部2は、下層電極33と、
この下層電極33上に形成された第1の絶縁層25と光
導電性半導体26と、光導電性半導体26上に形成され
光電変換部1の上層電極31に連続した配線とから構成
される。この蓄積コンデンサ部2の構造はいわゆるMI
S(メタル・絶縁体・半導体)コンデンサの構造であ
る。バイアス条件は正負いずれでも用いることができる
が、下層電極33を常に負にバイアスする状態で用いる
ことにより、安定な容量と周波数特性を得ることができ
る。
【0023】TFT部3および4は、ゲート電極たる下
層電極34と、ゲート絶縁層を絶縁層25と、半導体層
26と、ソース電極たる上層電極35と、ドレイン電極
たる上層電極36等とから構成される。
【0024】マトリクス信号配線部5においては、基板
10上に第1の導電層からなる個別信号配線22、個別
信号配線を被う絶縁層25、半導体層26、そして個別
信号配線と交差して第2の導電層からなる共通信号配線
37が順次積層されている。38は、個別信号配線22
と共通信号配線37とコンタクトをとるためのコンタク
トホール、39は共通信号配線間に設けられた線間シー
ルド配線である。
【0025】TFT駆動用ゲート線の配線部6において
は、基板10上に第1の導電層24からなる個別ゲート
配線40、個別ゲート配線を被う絶縁層25、半導体層
26、オーミックコンタクト層27、そして個別ゲート
配線40と交差して、第2の導電層28からなる共通ゲ
ート配線41が順次積層されている。42は個別ゲート
配線40と共通ゲート配線41とのコンタクトを取るた
めのコンタクトホールである。
【0026】以上のように本実施例の画像読取装置は、
光電変換素子部1、蓄積コンデンサ部2、TFT部3,
4、マトリクス信号配線部5およびゲート駆動配線部6
のすべてが光導電性半導体層および絶縁層、導電体層等
の積層構造を有するので、各部を同一プロセスにより同
時形成される。
【0027】更に、第2の導電層28上には、主として
光電変換素子部1およびTFT部3、4の半導体層表面
の保護安定化のためにa−SiNの無機薄膜からなるパ
ッシベーション層11、その上には原稿Pとの摩擦から
光電変換素子等を保護するためにマイクロシートガラス
等からなる耐摩擦層8が接着層9を介して接着されてい
る。
【0028】なおパッシベーション層11と耐摩擦層8
との間には、ITO(インジウム錫オキサイド)等の透
光性導電層からなる静電気対策層15が形成され、原稿
Pと耐摩擦層8との摩擦により発生する静電気が光電変
換素子等に悪影響を及ぼさないように配置されている。
【0029】次に、具体的に本実施例の画像読取装置の
製造方法を説明する。
【0030】まず、ガラス等の大型の絶縁基板上にCr
を厚さ1000Åにスパッタ法で堆積し、その後所望の
形状にパターニングして第1の導電体層24を形成し
た。その後、a−SiNの第1絶縁層25、aーSi:
Hの半導体層26、n+aーSi:Hのオーミックコン
タクト層27をプラズマCVD法によって連続的に堆積
させた。
【0031】上記各層の成膜条件は第1表に示すとおり
である。
【0032】
【表1】 然る後に、ソース、ドレイン電極となる導電材料である
Alを5000Åスパッタ法で堆積させて、その後所望
の形状にパターニングして、第2の導電体層28を形成
した。
【0033】その後、不要なオーミックコンタクト層を
エッチングで除去し、光電変換素子部1およびTFT部
3ないし4のチャネルを形成した。オーミックコンタク
ト層の除去は、リアクティブ・イオン・エッチングによ
って行った。
【0034】その後、光電変換素子間の半導体層をエッ
チングで除去し、光電変換素子の分離を行った。
【0035】さらにその後、パッシベーション層11と
してa−SiN層をプラズマCVD法によって光電変換
素子が形成された大型の基板全面に堆積した。
【0036】パッシベーション層11を形成する時、基
板温度をあまり高く上げると、半導体層26に含まれる
水素が抜けたり、或いは第2の導電体層のAlとオーミ
ックコンタクト層27との間で相互拡散が生じるので、
この時の基板温度は第1の絶縁層25、半導体層26、
オーミックコンタクト層27の形成時の基板温度以上に
は高くしないことが好ましく、aーSi:Hを半導体層
として用いた画像読取装置子ではaーSi:Hの堆積時
の基板温度は150℃〜250℃であるので、パッシベ
ーション層11の形成時の基板温度は150℃以下にす
ることが好ましい。よって、本実施例の画像読取装置で
は、基板温度を150℃にして、SiH4=4SCC
M、N2=200SCCM(SiH4:=1:50)のガ
スを用いて、0.2Torrの圧力でa−SiNのパッ
シベーション層11を厚さ6000Å形成した。
【0037】続いて、a−SiNのパッシベーション層
11上にエポキシ樹脂からなる接着剤をディスペンサで
塗布し、透光性ガラス8をその上に載せ、従来技術の中
で述べたように加圧接着させ、接着層9を加熱硬化させ
た。接着層9の加熱硬化温度はやはり150℃以下にす
ることが望ましい。
【0038】そして大型の絶縁基板上に透光性ガラスを
貼り合わせた後、光電変換アレイごとにスライサーによ
り分割した。このようにして本発明の画像読取装置を作
製した。
【0039】さて、本実施例の画像読取装置は、透光性
ガラス8の端部7に於ける引出し配線を、透光性ガラス
端部7では、下層配線33とソース・ドレイン電極材5
1による配線の2層構成とした。これは透光性ガラス端
部7の配線部分のa−SiN膜、光導電性半導体層、オ
ーミックコンタクト層をコンタクトホール形成時に、除
去することによって得られた。
【0040】端部付近でソース・ドレイン電極材51
は、図1に示すように、パターニングした3層の段差部
52において下層配線33上に接続してある。
【0041】また、透光性ガラス8の端部外では、図1
(C)のように、一旦3層を下層配線33と上部のソー
ス・ドレイン配線とがはさむような構成にしてもよい
し、図示していないが下層配線33と上部配線51の積
層構成だけのままワイヤーボンディングパッド部17へ
接続されても良い。
【0042】パッシベーション11上の透光性ガラス8
の端部近傍には、硬化前の接着剤がボンディングパッド
部17へ流れ込むことを防止するために流れ止め16を
設けた。
【0043】図2は、実施例の画像読取装置の等価回路
図を示す。
【0044】光電変換素子S1ー1〜S36ー48に入射した光
情報は、光電変換素子S1ー1〜S36ー 48から蓄積コンデン
サCS1-1〜CS36ー48、転送用TFTのT1ー1〜T36ー48
リセット用TFTのR1ー1〜R36ー48、マトリクス信号配
線L1〜L48を通って、並列の電圧出力となる。さら
に、読み出し用スイッチICによって直列信号となり外
部に取り出される。
【0045】本実施例の画像読取装置の構成例では、総
画素数1728ビットの光電変換素子を48ビットずつ
まとめて36ブロックに分割してある。各動作は順次こ
のブロック単位で進む。
【0046】第1ブロックの光電変換素子S1ー1〜S
1ー48に入射した光情報は光電流に変換され、蓄積コンデ
ンサCS1-1〜CS1ー48に電荷として蓄えられる。一定時
間後、ゲート駆動線G1に転送用の第1の電圧パルスを
加え、転送用TFTのT1ー1〜T1ー48をオン状態に切り
替える。これで蓄積コンデンサCS1ー1〜CS1ー48の電荷
がマトリクス信号配線L1〜L48を通って、負荷コンデ
ンサCL1〜CL48に転送される。 続いて、負荷コンデ
ンサCL1〜CL48に蓄えられた電荷は、転送パルスGt
より転送用スイッチUSW1〜USW48を同時に駆動し、読
み出し用コンデンサCT1〜CT48に転送される。
【0047】引き続いて、ゲート駆動線g1〜g48にシ
フトレジスタSR2から電圧パルスが順次加えられるこ
とにより、読み出し用コンデンサCT1〜CT48に転送さ
れた第1ブロックの信号電荷は、読み出し用スイッチT
SW1〜TSW48により直列信号に変換され、増幅器Amp
により増幅され画像読取装置の外部へ出力電圧Vout
して取り出される。
【0048】そして、リセットパルスgresがリセット
スイッチVSWに逐次印加され、読み出し用スイッチTSW
とリセットスイッチVSWが同時にON状態となり、読み
出し用コンデンサCT1〜CT48は逐次リセット電位VR
リセットされる。
【0049】また、リセットスイッチRSW1〜RSW48
リセット用の電圧パルスCresを印加して負荷コンデン
サCL1〜CL48をリセットする。次に、ゲート駆動線G2
に電圧パルスを印加し、第2ブロックの転送動作が始ま
る。同時にリセットTFTのR1ー1〜R1ー48がオン状態
になり、第1ブロックの蓄積コンデンサCS1ー1〜C
S1ー48の電荷をリセットし、次の読み出しに備える。
【0050】以下、ゲート駆動線G3、G4、…を順次
駆動することにより1ライン分のデータを出力する。
【0051】さて、このようにして構成した画像読取装
置を適用して、ファクシミリ装置、イメージリーダ、デ
ィジタル複写機および電子黒板等の種々の装置を構成す
ることができる。
【0052】図3は、本実施例の画像読取装置を用いて
構成したファクシミリ装置の一例を示す。ここで、10
2は原稿6を読み取り位置に向けて給送するための給送
ローラ、104は原稿6を一枚ずつ確実に分離給送する
ための分離片である。106は画像読取装置に対して読
み取り位置に設けられて原稿Pの被読み取り面を規制す
るとともに原稿Pを搬送するプラテンローラである。
【0053】Wは図示の例ではロール紙形態をした記録
媒体であり、画像読取装置により読み取られた画像情報
あるいは外部から送信された画像情報が形成される。1
10は当該画像形成を行なうための記録ヘッドで、サー
マルヘッド、インクジェット記録ヘッド等種々のものを
用いることができる。また、この記録ヘッドは、シリア
ルタイプのものでも、ラインタイプのものでもよい。1
12は記録ヘッド110による記録位置に対して記録媒
体Wを搬送するとともにその被記録面を規制するプラテ
ンローラである。
【0054】120は、操作入力を受容するスイッチや
メッセージその他、装置の状態を報知するための表示部
等を配したオペレーションパネルである。130は、シ
ステムコントロール基板であり、各部の制御を行なう制
御部や画像情報の処理回路部、送受信部等が設けられ
る。また、140は、装置の電源である。
【0055】本実施例の画像読取装置をファクシミリ等
のシステムの画像入力部として用いることにより、シス
テム側の画像処理が簡易な手段で行なうことができるよ
うになり、システム全体としてのコストを大幅に低減す
ることができた。
【0056】(実施例2)図4(A)は、第2の実施例
の画像読取装置の模式的な平面図である。なお、図4
(B)は、図4(A)の透光性ガラス端部付近のD−
D’の断面図である。本実施例の画像読取装置では、透
光性ガラス8の端部7に於ける引出し配線を、図4
(B)に示すように、透光性ガラス端部の引出し配線部
分のa−SiN膜25、光導伝性半導体層26、オーミ
ックコンタクト層27を除去して下層配線33とソース
・ドレイン電極材による配線の2層構成とし、さらには
引出し配線部の外側に衝撃緩和用線50を設けた。
【0057】衝撃緩和用線50は、ゲート絶縁膜25、
光導電層26、オーミックコンタクト層27を除去して
いないため、これら3層の膜厚53の分、即ち0.9μ
m、衝撃緩和用配線50が引出し配線に比べて高くなっ
ている。
【0058】パッシベーション11の表面同志でもこの
段差53の分、引出し配線部は低くなり、透光性ガラス
貼る時、ガラス端面が衝撃緩和用線で止まり、配線部へ
接触せず配線部のパッシベーション11のダメージを避
けることができた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明により、透
光性保護用ガラスの貼り合わせ時に生じる引出し配線部
のパッシベーション膜の破損防止及び配線の長寿命化が
可能となり、その結果パッシベーション膜として無機材
料膜を用いることが可能となる。従って、センサーアレ
イの副走査方向の幅を狭くし取数を増すことができ、信
頼性の高い安価な画像読取装置を提供することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の画像読取装置を示す概略図。 (A)副走査方向断面図、(B)平面図、(C)主走査
方向断面図。
【図2】実施例1の画像読取装置に係る等価回路図。
【図3】実施例1の画像読取装置を適用したファクシミ
リ装置の模式的構成図。
【図4】実施例2の画像読取装置を示す概略図。 (A)平面図、(B)断面図
【図5】従来の画像読取装置の概略平面図。
【図6】従来の画像読取装置の問題点を説明する概略
図。
【符号の説明】
1 光電変換素子部、 2 蓄積コンデンサ部、 3 転送TFT部、 4 リセットTFT部、 5 信号線マトリクス部、 6 ゲート配線部、 7 透光性ガラス端部、 8 透光性ガラス、 9 接着層、 10 基板、 11 パッシベーション、 15 静電気対策層、 16 接着剤流れ止め、 22 個別信号配線、 24 第1の導電層、 25 ゲート絶縁膜、 26 光導電層、 27 オーミックコンタクト層、 28 第2の導電層、 30、31 上層電極 32 下層電極(遮光層)、 33 コンデンサー下層配線、 34 TFT下層電極、 35、36 TFT上層電極(ソース、ドレイン)、 37 共通信号配線、 38 コンタクトホール、 39 共通信号配線間のシールド配線、 40 個別ゲート配線、 41 共通ゲート配線、 42 コンタクトホール、 50 衝撃緩和用線、 51 上部配線(ソース・ドレイン電極材)、 53 衝撃マージン、 102 給紙ローラー、 104 分離片、 106 プラテンローラー、 110 記録ヘッド、 112 プラテンローラー、 120 オペレーションパネル、 130 システムコントロール基板、 140 電源。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも第1の導電層により形成した
    電極、絶縁層、半導体層及び第2の導電層により形成し
    た電極が順次積層されてなる複数の光電変換装置と、前
    記第1の導電層により形成した電極及び前記第2の導電
    層により形成した電極と外部との間で信号を入出力する
    ための引出し配線とが絶縁基体上に配置され、前記光電
    変換装置上及び前記引出し配線上に透光性ガラスが設け
    られて成る画像読取装置において、前記引出し配線は、
    少なくとも前記透光性ガラスの端部下において、前記第
    1の導電層と前記第2の導電層とを積層して構成されて
    いることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の導電層は前記第2の導電層に
    比べ塩素イオンに対する耐触性の高い材料で構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の導電層は前記第2の導電層に
    比べ比抵抗の大きい材料で構成されていることを特徴す
    る請求項1または2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の導電層はCr、MoまたはW
    のうち少なくとも1種から構成され、前記第2の導電層
    はAlで構成されていることを特徴とする請求項2また
    は3記載の画像読取装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも半導体層及び該半導体層の上
    部に設けられた電極からなる光電変換装置と、前記電極
    と外部の間で信号を入出力するための引出し配線とが絶
    縁基体上に配置され、前記光電変換装置上及び前記引出
    し配線上に透光性ガラスが設けられて成る画像読取装置
    において、前記引出し配線の高さよりも高い、結線され
    てない衝撃緩和用線を少なくとも前記透光性ガラスの端
    部下に配したことを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記透光性ガラス端部下の前記引出し配
    線において、引出し配線下の少なくとも前記半導体層を
    除去することにより、前記衝撃緩和用線が引出し配線よ
    りも高くなっていることを特徴とする請求項5記載の画
    像読取装置。
JP3244937A 1991-08-30 1991-08-30 画像読取装置 Pending JPH0563899A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11505672A (ja) * 1996-03-12 1999-05-21 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 支持体に接着される基板を有する半導体本体

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JPH11505672A (ja) * 1996-03-12 1999-05-21 フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ 支持体に接着される基板を有する半導体本体

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