JPH0563591U

JPH0563591U - 娯楽乗物装置

Info

Publication number: JPH0563591U
Application number: JP1391092U
Authority: JP
Inventors: 久紀表
Original assignee: 泉陽機工株式会社
Priority date: 1992-02-12
Filing date: 1992-02-12
Publication date: 1993-08-24

Abstract

(57)【要約】【目的】新鮮なスリルを楽しむことの出来る遊戯乗物
装置を提供する。【構成】鉛直平面内で吊持部材１の中心軸心Ａが揺動
するように吊持部材１を支持部材２に垂設する。吊持部
材１の中心軸心Ａと略一致する軸心Ｂ廻りに回動自在と
して、吊持部材１に円形状客席台３を設け、回転及び揺
動の動きを同時に遊戯者に与える。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は娯楽乗物装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、娯楽乗物装置として、支柱の上端に、座席部から上方に伸びるアーム部を揺動自在に支持し、遊戯者が乗込んだ座席部を、ブランコの如く、所定半径で揺動させる構造のものがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、座席部が揺動するのみで動きが単調なため、遊戯者がすぐに飽きてしまい、面白みに欠ける問題があった。

【０００４】そこで、本考案は従来のこのような問題点を解決する娯楽乗物装置を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、娯楽乗物装置は、鉛直平面内で吊持部材の中心軸心が揺動するように該吊持部材を支持部材に垂設し、該吊持部材の中心軸心と略一致する軸心廻りに回動自在として、該吊持部材に円形状客席台を設けたものである。

【０００６】

【作用】

本考案の娯楽乗物装置によれば、吊持部材が揺動すると共に客席台が回転するので、遊戯者が、二種類の動きを併せて楽しむことができるだけでなく、回転・揺動の相乗効果にて面白みが倍加する。

【０００７】

【実施例】以下実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。

【０００８】図１，図２及び図３は本考案に係る遊戯乗物装置の一実施例を示しており、この遊戯乗物装置は、鉛直平面内で吊持部材１の中心軸心Ａが揺動するように、吊持部材１を支持部材２に垂設し、吊持部材１の中心軸心Ａと略一致する軸心Ｂ廻りに回動自在として、吊持部材１に円形状客席台３を設け、遊戯者に回転及び揺動の動きを同時に与えるものである。

【０００９】吊持部材１の中心軸心Ａは、吊持部材１が図１，図２及び図３の如く垂直になった状態において、吊持部材１の中心を鉛直に通る軸心である。

【００１０】吊持部材１は、客席台３が取付けられる保持部４と、二股状の支持部材２の上端に水平軸心Ｃ廻りに回動自在に枢着された枢支部５と、保持部４と枢支部５を連結する鉄骨フレーム等からなるアーム部６と、を有する。

【００１１】７…は保持部４の底面８に当接するタイヤ等の駆動部材であって、駆動部材７ …を、図外のモータ等の駆動装置にて所定方向に回転させて、吊持部材１及び客席台３を（図１の仮想線の如く）所定角度で揺動させることができる。

【００１２】円盤型の客席台３には、複数のシート９…が軸心Ｂを中心として周設され、外周の所定部位には、図示省略の遊戯者の乗降口が設けられる。

【００１３】一つのシート９には、一人あるいは複数人の遊戯者が、座れるようになっており、遊戯者が円周方向に向くようにシート９…が配設される。

【００１４】客席台３は、保持部４に軸心Ｂ廻りに回動自在に取付けられ、軸心Ｂと直交する平面上を、図外のモータ等の駆動装置にて、一方向又は正逆両方向に回転し、その回転数は増減可能となっている。

【００１５】また、軸心Ｂは、中心軸心Ａに対して所定角度θにて前方に傾斜しており、遊戯者の表情等が観客によく見えるようになっている。

【００１６】図４は、遊戯乗物装置に装飾を施した全体斜視図を示し、遊戯乗物装置の前方には、チケットボックス、乗降り場、フェンス等が設けられる。

【００１７】遊戯者は、乗降り場から客席台３に乗込み、シート９…に着座してシートベルト等を装着する。次に、客席台３が回転し、同時に吊持部材１が揺動する。このとき、安全な揺動・回転速度に制御される。そして、所定時間の後、客席台３及び吊持部材１が停止する。

【００１８】なお、本考案は上述の実施例に限定されず、本考案の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。

【００１９】例えば、遊戯者が径方向に向くようにシート９…を配設してもよく、客席台３のシート９を、遊戯者が立ったままで遊戯可能な構造とするも自由である。

【００２０】さらに、支持部材２として建物等の一部を用いてもよく、また、軸心Ｂを中心軸心Ａと同一軸心上に設け、客席台３を水平状（軸心Ｂと直交する水平面上）に設けるも自由である。

【００２１】

【考案の効果】

本考案は上述の如く構成されているので、次に記載するような著大な効果を奏する。

【００２２】吊持部材１が揺動するだけでなく、同時に客席台３が回転するので、動きに変化があって面白みが倍加し、遊戯者が新鮮なスリルを楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す正面図である。

【図２】同側面図である。

【図３】同平面図である。

【図４】全体の斜視図である。

【符号の説明】

１吊持部材２支持部材３客席台Ａ中心軸心Ｂ軸心

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】鉛直平面内で吊持部材１の中心軸心Ａが
揺動するように該吊持部材１を支持部材２に垂設し、該
吊持部材１の中心軸心Ａと略一致する軸心Ｂ廻りに回動
自在として、該吊持部材１に円形状客席台３を設けたこ
とを特徴とする娯楽乗物装置。