JPH0316704Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、運動、遊戯や美容、健康維持にも使
用出来る回転タイプの運動遊戯器具に係るもので
ある。

〔従来の技術〕

従来、園児、学童等が使用する回転タイプの運
動遊戯器具を体育教材器具を含めて挙げれば球状
や円筒状の回転運動遊戯器具があり、この中に入
つてつかまり、ごろごろころがつて運動したり、
遊んだりするものであるが、どこにころがつて行
くかわからないし、手を放したりすると危険で園
児や低学年では無理であり、また広い場所を必要
とするため普及に至つていないのが現状である。

〔考案が解決しようとする問題点〕

本考案は、かかる欠点を解決したもので、椀状
の器体を傾けて床を軸支して床上を回転させ乍ら
使用するもので、園児、低学年でも危険がなく、
安心して楽しく使用することが出来ると共に狭い
場所でも使用することが出来る回転タイプの運動
遊戯器具を提供することが技術的課題である。

〔問題点を解決するための手段〕

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
園児や子供が１人乗つてもまだ余裕のある大きさ
であつて、且つ手を左右に広げた巾より小さい径
の椀型器体１の周縁上に手摺２を設け、この椀型
器体１底部中心に回転支軸３を突設し、この回転
支軸３を床４に椀型器体１を傾け接地させた状態
で軸受支承し、この椀型器体１の傾き方向を可変
自在の設けた事を特徴とする回転タイプの運動遊
戯器具の係るものである。

〔実施例〕

第１図は椀型器体１をプラスチツク製（金属製
でも良い。）にして、その周縁にパイプ製の手摺
２を繞設している。

椀型器体１をスムーズに回転させるためには底
部をシユガーポツトの蓋のように〓状に形成する
と良く、回転支軸３に鋼球を使用すると良く、こ
の回転支軸３は床４側に設けた軸受金具５で軸受
支承している。

第３図に示す椀型器体１は、パイプを使用し、
加工した場合を図示し、外周パイプが手摺２に形
成される。

〔考案の効果〕

本考案は、上述の様に構成したからこの椀型器
体１の中心に乗り、足を広げて両手で手摺２につ
かまり、この状態で体重を左右に交互に移動させ
ると椀型器体１は傾いた状態で回転支軸３を支点
にして左右交互に揺動することになり、この揺動
に合わせて体重を大きく一方向に移動させると駒
が惰性を失つて停止する前の様に傾き乍らくるく
るとゆつくりと回転し、体重をリズミカルに移動
させることにより椀型器体１は傾斜回転動作を継
続させることが出来、次の様な特長を有するもの
である。

１ 椀型器体１はそれほど強い体力でなくても回
すコツを覚えれば簡単に容易に回転を楽しむこ
とが出来、使用に当たつては、腕、足腰、腹に
限らず身体全体の筋肉を使用するからバランス
の取れた運動遊戯器具として楽しむことが出来
る。

２ この回転に当たつては、身体を上下左右に移
動させるから身体のバランス感覚を養うことも
出来る。

３ 運動、遊戯は勿論、体育教材器具、美容器具
等広範囲に使用することが出来る。

４ 椀型器体１は回転支軸３を支点にして回転し
ているからごろごろと他所にころがつて行くこ
とがなく安心して使用出来る。

もし床４に異物があつた場合には直ちに回転
が停止するから危険性が全くないし、安全性の
高いものになる。

５ また設置に当たつては、場所を取らないから
平らな所であればどこでも使用出来る。

６ 構造は極めて簡単であるから製作も容易とな
り、それだけ製品を低コストで提供することに
なる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案品の使用状態を示す斜面図、第２
図は本案品の正面図、第３図は本案品別例の斜面
図である。 １……椀型器体、２……手摺、３……回転支
軸、４……床。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 園児や子供が１人乗つてもまだ余裕のある大き
   さであつて、且つ手を左右に広げた巾より小さい
   径の椀型器体の周縁上に手摺を設け、この椀型器
   体底部中心に回転支軸を突設し、この回転支軸を
   床に椀型器体を傾け接地させた状態で軸受支承
   し、この椀型器体の傾き方向を可変自在の設けた
   事を特徴とする回転タイプの運動遊戯器具。