JPH056356A - 信号処理方法及びその装置 - Google Patents
信号処理方法及びその装置Info
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- JPH056356A JPH056356A JP3281244A JP28124491A JPH056356A JP H056356 A JPH056356 A JP H056356A JP 3281244 A JP3281244 A JP 3281244A JP 28124491 A JP28124491 A JP 28124491A JP H056356 A JPH056356 A JP H056356A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- input
- memory
- circuit
- logical
- inputs
- Prior art date
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-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06N—COMPUTING ARRANGEMENTS BASED ON SPECIFIC COMPUTATIONAL MODELS
- G06N3/00—Computing arrangements based on biological models
- G06N3/02—Neural networks
- G06N3/06—Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons
- G06N3/063—Physical realisation, i.e. hardware implementation of neural networks, neurons or parts of neurons using electronic means
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- Neurology (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 デジタル方式のニューロンモデルをさらに改
良して、より処理能力を高めるようにする。 【構成】 2値化された複数の情報列を同時に処理する
ようにした信号処理方法において、少なくとも2つ以上
の第1入力12と1つの第2入力19とを有するととも
に、第1入力12の各々に対してメモリ13a,13b
を有し、これらのメモリ13a,13bから順次読出し
たメモリ内容と第1入力12の情報との論理積を入力毎
に演算し、得られたこれらの論理積結果について予め入
力毎に設定された2つの組11a,11b別に全入力分
の論理和を演算し、得られた2組の論理和結果が不一致
の時には予め決められたほうの組の論理和結果を、一致
する時には第2入力19の情報を各々、他のユニット又
は自己のユニットの入力に対して出力させるようにし
た。
良して、より処理能力を高めるようにする。 【構成】 2値化された複数の情報列を同時に処理する
ようにした信号処理方法において、少なくとも2つ以上
の第1入力12と1つの第2入力19とを有するととも
に、第1入力12の各々に対してメモリ13a,13b
を有し、これらのメモリ13a,13bから順次読出し
たメモリ内容と第1入力12の情報との論理積を入力毎
に演算し、得られたこれらの論理積結果について予め入
力毎に設定された2つの組11a,11b別に全入力分
の論理和を演算し、得られた2組の論理和結果が不一致
の時には予め決められたほうの組の論理和結果を、一致
する時には第2入力19の情報を各々、他のユニット又
は自己のユニットの入力に対して出力させるようにし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、神経細胞を模倣したニ
ューラルコンピュータ用の信号処理方法及びその装置に
関する。
ューラルコンピュータ用の信号処理方法及びその装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】生体の情報処理の基本的な単位である神
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」をネットワークにし、情報の並列
処理を目指したのが、いわゆるニューラルネットワーク
である。文字認識や連想記憶、運動制御等、生体ではい
とも簡単に行われていても、従来のノイマン型コンピュ
ータではなかなか達成しないものが多い。生体の神経
系、特に生体特有の機能、即ち並列処理、自己学習等を
模倣して、これらの問題を解決しようとする試みが盛ん
に行われている。これらの試みは、計算機シミュレーシ
ョンで行われているものが多く、本来の機能を発揮する
には、並列処理が必要であり、そのためにはニューラル
ネットワークのハードウエア化が必要である。
経細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この
「神経細胞模倣素子」をネットワークにし、情報の並列
処理を目指したのが、いわゆるニューラルネットワーク
である。文字認識や連想記憶、運動制御等、生体ではい
とも簡単に行われていても、従来のノイマン型コンピュ
ータではなかなか達成しないものが多い。生体の神経
系、特に生体特有の機能、即ち並列処理、自己学習等を
模倣して、これらの問題を解決しようとする試みが盛ん
に行われている。これらの試みは、計算機シミュレーシ
ョンで行われているものが多く、本来の機能を発揮する
には、並列処理が必要であり、そのためにはニューラル
ネットワークのハードウエア化が必要である。
【0003】この内、電気回路で実現したものとして図
12に示すようなものがある。これは、特開昭62−2
95188号公報中に示されるもので、神経細胞間の結
合の強さを各細胞間の入出力ラインを結ぶ抵抗Tij(図
中の格子点)の値で表し、神経細胞応答関数はS字形伝
達関数を有する増幅器1で表すようにしている。ここ
に、神経細胞間の結合には興奮性と抑制性とがあり、数
学的には結合係数の正負符号で表し得る。しかし、回路
上の定数で正負を表すのは困難であるので、各増幅器1
の出力を2つに分け、一方を反転させることで実現して
いる。また、時定数はCR回路2で実現している。3は
各増幅器1の出力を他の層の増幅器の入力に一点鎖線で
示すように接続する抵抗性フィードバック回路網であ
る。図13は上記公報提案による回路例を示すものであ
るが、図12の改良として数学的解析に基づき回路(増
幅器4使用)を簡略化したもので考え方は基本的に同じ
である。
12に示すようなものがある。これは、特開昭62−2
95188号公報中に示されるもので、神経細胞間の結
合の強さを各細胞間の入出力ラインを結ぶ抵抗Tij(図
中の格子点)の値で表し、神経細胞応答関数はS字形伝
達関数を有する増幅器1で表すようにしている。ここ
に、神経細胞間の結合には興奮性と抑制性とがあり、数
学的には結合係数の正負符号で表し得る。しかし、回路
上の定数で正負を表すのは困難であるので、各増幅器1
の出力を2つに分け、一方を反転させることで実現して
いる。また、時定数はCR回路2で実現している。3は
各増幅器1の出力を他の層の増幅器の入力に一点鎖線で
示すように接続する抵抗性フィードバック回路網であ
る。図13は上記公報提案による回路例を示すものであ
るが、図12の改良として数学的解析に基づき回路(増
幅器4使用)を簡略化したもので考え方は基本的に同じ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの回路は基本的
にはアナログ方式である。即ち、入出力量を電流値や電
圧値で表し、内部の演算も全てアナログ的に行うように
している。このようなアナログ方式の場合、例えば温度
特性や電源投入直後のドリフト等のため、精度よく安定
的に動作させるのは困難である。また、神経回路網の場
合、アンプ数は少なくとも数百個程度必要であり、非線
形な動作を行わせるので、特に安定性が求められる。
にはアナログ方式である。即ち、入出力量を電流値や電
圧値で表し、内部の演算も全てアナログ的に行うように
している。このようなアナログ方式の場合、例えば温度
特性や電源投入直後のドリフト等のため、精度よく安定
的に動作させるのは困難である。また、神経回路網の場
合、アンプ数は少なくとも数百個程度必要であり、非線
形な動作を行わせるので、特に安定性が求められる。
【0005】このようなことから、神経回路網をデジタ
ル方式で表現したものが、信学技法ICD88−130
等において報告されているが、これは従来のアナログ方
式をエミュレートしたもので、カウンタを使う等、回路
がやや複雑となっている。
ル方式で表現したものが、信学技法ICD88−130
等において報告されているが、これは従来のアナログ方
式をエミュレートしたもので、カウンタを使う等、回路
がやや複雑となっている。
【0006】このような欠点を解消するため、デジタル
方式のニューロンモデルが本出願人により特願平1−1
79629号等により既に提案されているが、例えば、
入力が「0」の時は出力は必ず「0」となるように対応
付けが決まっており、例えば入力が「0」の時に出力と
して「1」が必要なものには対応できない。
方式のニューロンモデルが本出願人により特願平1−1
79629号等により既に提案されているが、例えば、
入力が「0」の時は出力は必ず「0」となるように対応
付けが決まっており、例えば入力が「0」の時に出力と
して「1」が必要なものには対応できない。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、2値化された複数の情報列を同時に処理するように
した信号処理方法において、少なくとも2つ以上の第1
入力と1つの第2入力とを有するとともに、第1入力の
各々に対してメモリを有し、これらのメモリから順次読
出したメモリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎
に演算し、得られたこれらの論理積結果について予め入
力毎に設定された2つの組別に全入力分の論理和を演算
し、得られた2組の論理和結果が不一致の時には予め決
められたほうの組の論理和結果を、一致する時には第2
入力の情報を各々、他のユニット又は自己のユニットの
入力に対して出力させるようにした。
は、2値化された複数の情報列を同時に処理するように
した信号処理方法において、少なくとも2つ以上の第1
入力と1つの第2入力とを有するとともに、第1入力の
各々に対してメモリを有し、これらのメモリから順次読
出したメモリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎
に演算し、得られたこれらの論理積結果について予め入
力毎に設定された2つの組別に全入力分の論理和を演算
し、得られた2組の論理和結果が不一致の時には予め決
められたほうの組の論理和結果を、一致する時には第2
入力の情報を各々、他のユニット又は自己のユニットの
入力に対して出力させるようにした。
【0008】請求項3記載の発明では、一致する時の出
力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項1記
載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に対
して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論理
積結果を用いるようにした。
力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項1記
載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に対
して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論理
積結果を用いるようにした。
【0009】請求項5記載の発明では、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリとを有
し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について第2メモリの内容別に全入
力分の論理和を演算し、得られた内容別の論理和結果が
不一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果
を、一致する時には第2入力の情報を各々、他のユニッ
ト又は自己のユニットの入力に対して出力させるように
した。
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリとを有
し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について第2メモリの内容別に全入
力分の論理和を演算し、得られた内容別の論理和結果が
不一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果
を、一致する時には第2入力の情報を各々、他のユニッ
ト又は自己のユニットの入力に対して出力させるように
した。
【0010】請求項7記載の発明でも、一致する時の出
力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項5記
載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に対
して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論理
積結果を用いるようにした。
力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項5記
載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に対
して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論理
積結果を用いるようにした。
【0011】また、請求項9記載の発明では、少なくと
も2つ以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとと
もに、第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリ
とを有し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ
内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得
られたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を
演算するとともに、第2メモリから順次読出したメモリ
内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得
られたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を
演算し、これらの論理和結果が不一致の時には予め決め
られたほうの組の論理和結果を、一致する時には第2入
力の情報を各々、他のユニット又は自己のユニットの入
力に対して出力させるようにした。
も2つ以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとと
もに、第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリ
とを有し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ
内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得
られたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を
演算するとともに、第2メモリから順次読出したメモリ
内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得
られたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を
演算し、これらの論理和結果が不一致の時には予め決め
られたほうの組の論理和結果を、一致する時には第2入
力の情報を各々、他のユニット又は自己のユニットの入
力に対して出力させるようにした。
【0012】請求項11記載の発明でも、一致する時の
出力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項9
記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に
対して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論
理積結果を用いるようにした。
出力として、第2入力の情報をそのまま用いる請求項9
記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの第2入力に
対して設けられたメモリから読出したメモリ内容との論
理積結果を用いるようにした。
【0013】これらの信号処理方法を実現するための装
置として、請求項2記載の発明では、少なくとも2つ以
上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に対
して設けたメモリと、これらのメモリからメモリ内容を
順時読出す読出し手段と、メモリから順次読出されたメ
モリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算す
る論理積回路と、論理積回路により得られたこれらの論
理積結果について予め入力毎に設定された2つの組別に
全入力分の論理和を演算する論理和回路と、これらの論
理和回路により得られた2組の論理和結果が不一致の時
には予め決められたほうの組の論理和結果を出力し、一
致する時には第2入力の情報を出力するゲート回路とを
有する回路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニッ
トの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニ
ットの入力側に結合させた。
置として、請求項2記載の発明では、少なくとも2つ以
上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に対
して設けたメモリと、これらのメモリからメモリ内容を
順時読出す読出し手段と、メモリから順次読出されたメ
モリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算す
る論理積回路と、論理積回路により得られたこれらの論
理積結果について予め入力毎に設定された2つの組別に
全入力分の論理和を演算する論理和回路と、これらの論
理和回路により得られた2組の論理和結果が不一致の時
には予め決められたほうの組の論理和結果を出力し、一
致する時には第2入力の情報を出力するゲート回路とを
有する回路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニッ
トの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニ
ットの入力側に結合させた。
【0014】請求項4記載の発明では、一致する時の出
力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用い
る請求項1記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの
第2入力に対して設けられたメモリから読出されたメモ
リ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設けた。
力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用い
る請求項1記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの
第2入力に対して設けられたメモリから読出されたメモ
リ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設けた。
【0015】請求項6記載の発明では、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に
対して設けた第1メモリと第2メモリと、これらのメモ
リからメモリ内容を順時読出す読出し手段と、第1メモ
リから順次読出されたメモリ内容と第1入力の情報との
論理積を入力毎に演算する論理積回路と、論理積回路よ
り得られたこれらの論理積結果について第2メモリの内
容別に全入力分の論理和を演算する論理和回路と、これ
らの論理和回路により得られた内容別の論理和結果が不
一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果を出
力し、一致する時には第2入力の情報を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させた。
以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に
対して設けた第1メモリと第2メモリと、これらのメモ
リからメモリ内容を順時読出す読出し手段と、第1メモ
リから順次読出されたメモリ内容と第1入力の情報との
論理積を入力毎に演算する論理積回路と、論理積回路よ
り得られたこれらの論理積結果について第2メモリの内
容別に全入力分の論理和を演算する論理和回路と、これ
らの論理和回路により得られた内容別の論理和結果が不
一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果を出
力し、一致する時には第2入力の情報を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させた。
【0016】請求項8記載の発明でも、一致する時の出
力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用い
る請求項6記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの
第2入力に対して設けられたメモリから読出されたメモ
リ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設けた。
力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用い
る請求項6記載の発明に代えて、第2入力の情報とこの
第2入力に対して設けられたメモリから読出されたメモ
リ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設けた。
【0017】さらに、請求項10記載の発明では、少な
くとも2つ以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入
力の各々に対して設けた第1メモリと第2メモリと、こ
れらのメモリからメモリ内容を順時読出す読出し手段
と、第1メモリから順次読出されたメモリ内容と第1入
力の情報との論理積を入力毎に演算する第1論理積回路
と、第1論理積回路により得られたこれらの論理積結果
について全入力分の論理和を演算する第1論理和回路
と、第2メモリから順次読出されたメモリ内容と第1入
力の情報との論理積を入力毎に演算する第2論理積回路
と、第2論理積回路により得られた論理積結果について
全入力分の論理和を演算する第2論理和回路と、これら
の第1論理和回路と第2論理和回路との論理和結果が不
一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果を出
力し、一致する時には第2入力の情報を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させた。
くとも2つ以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入
力の各々に対して設けた第1メモリと第2メモリと、こ
れらのメモリからメモリ内容を順時読出す読出し手段
と、第1メモリから順次読出されたメモリ内容と第1入
力の情報との論理積を入力毎に演算する第1論理積回路
と、第1論理積回路により得られたこれらの論理積結果
について全入力分の論理和を演算する第1論理和回路
と、第2メモリから順次読出されたメモリ内容と第1入
力の情報との論理積を入力毎に演算する第2論理積回路
と、第2論理積回路により得られた論理積結果について
全入力分の論理和を演算する第2論理和回路と、これら
の第1論理和回路と第2論理和回路との論理和結果が不
一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果を出
力し、一致する時には第2入力の情報を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させた。
【0018】請求項12記載の発明でも、一致する時の
出力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用
いる請求項10記載の発明に代えて、第2入力の情報と
この第2入力に対して設けられたメモリから読出された
メモリ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設け
た。
出力として、第2入力の情報を出力するゲート回路を用
いる請求項10記載の発明に代えて、第2入力の情報と
この第2入力に対して設けられたメモリから読出された
メモリ内容との論理積結果を出力するゲート回路を設け
た。
【0019】
【作用】何れもデジタル方式によるため、アナログ方式
でみられるような温度特性、ドリフト等の問題がなくな
る。また、結合係数なる情報はメモリ上に格納されてい
るので、書換え変更が容易であり、汎用性を持つ方式と
なる。また、計算機上でシミュレートする時もアナログ
方式のように実数値を計算するのに比して、単純2値に
よるため計算速度の速いものとなり、高速計算向きの低
水準言語にも適したものとなる。さらには、応答関数を
変更しオフセット値を第2入力として導入することによ
り、処理能力が高まるものとなる。
でみられるような温度特性、ドリフト等の問題がなくな
る。また、結合係数なる情報はメモリ上に格納されてい
るので、書換え変更が容易であり、汎用性を持つ方式と
なる。また、計算機上でシミュレートする時もアナログ
方式のように実数値を計算するのに比して、単純2値に
よるため計算速度の速いものとなり、高速計算向きの低
水準言語にも適したものとなる。さらには、応答関数を
変更しオフセット値を第2入力として導入することによ
り、処理能力が高まるものとなる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図11に基づ
いて説明する。ここに、図1は請求項1及び2記載の発
明の実施例を示し、図2は請求項3及び4記載の発明の
実施例を示し、図3は請求項5及び6記載の発明の実施
例を示し、図4は請求項7及び8記載の発明の実施例を
示し、図5は請求項9及び10記載の発明の実施例を示
し、図6は請求項11及び12記載の発明の実施例を示
す。
いて説明する。ここに、図1は請求項1及び2記載の発
明の実施例を示し、図2は請求項3及び4記載の発明の
実施例を示し、図3は請求項5及び6記載の発明の実施
例を示し、図4は請求項7及び8記載の発明の実施例を
示し、図5は請求項9及び10記載の発明の実施例を示
し、図6は請求項11及び12記載の発明の実施例を示
す。
【0021】まず、基本として各ニューロンをなす回路
ユニットに関する入出力信号、中間信号、結合係数、教
師信号などは、全て、「0」「1」で2値化されたパル
ス列で表すものとする。これらの信号は全て同期化され
ている。
ユニットに関する入出力信号、中間信号、結合係数、教
師信号などは、全て、「0」「1」で2値化されたパル
ス列で表すものとする。これらの信号は全て同期化され
ている。
【0022】i番目の入力をyiとすると、入力yiの信
号の強度はパルス密度で表現し、例えば次に示すパルス
列のように、ある一定時間内にある、「1」の状態数で
表す。
号の強度はパルス密度で表現し、例えば次に示すパルス
列のように、ある一定時間内にある、「1」の状態数で
表す。
【0023】
【数1】
【0024】即ち、(1)式の例は、4/6を表す式であ
り、同期パルス6個中に信号は「1」が4個、「0」が
2個である。このとき、「1」と「0」の並び方は、後
述するようにランダムであることが望ましい。
り、同期パルス6個中に信号は「1」が4個、「0」が
2個である。このとき、「1」と「0」の並び方は、後
述するようにランダムであることが望ましい。
【0025】一方、ニューロン間の結合の度合いを示す
結合係数Tijも同様にパルス密度で表現し、「0」と
「1」とのパルス列として予めメモリ上に用意してお
く。
結合係数Tijも同様にパルス密度で表現し、「0」と
「1」とのパルス列として予めメモリ上に用意してお
く。
【0026】
【数2】
【0027】(2)式の例は、「101010」=3/6
を表す式である。この場合も、「1」と「0」の並び方
はランダムであることが望ましい。具体的にどのように
決定するかは後述する。
を表す式である。この場合も、「1」と「0」の並び方
はランダムであることが望ましい。具体的にどのように
決定するかは後述する。
【0028】そして、このパルス列を同期クロックに応
じてメモリ上より順次読出し、各々入力信号パルス列と
の論理積をとる(yi ∩ Tij)。これを、ニューロンj
への入力とする。上例の場合で説明すると、入力信号が
「101101」として入力されたとき、これと同期し
てメモリ上よりパルス列を呼出し、順次論理積をとるこ
とにより、(3)式に示すような「101000」が得ら
れ、これは入力yi が結合係数Tijにより変換されパル
ス密度が2/6となることを示している。
じてメモリ上より順次読出し、各々入力信号パルス列と
の論理積をとる(yi ∩ Tij)。これを、ニューロンj
への入力とする。上例の場合で説明すると、入力信号が
「101101」として入力されたとき、これと同期し
てメモリ上よりパルス列を呼出し、順次論理積をとるこ
とにより、(3)式に示すような「101000」が得ら
れ、これは入力yi が結合係数Tijにより変換されパル
ス密度が2/6となることを示している。
【0029】
【数3】
【0030】このような論理積結果のパルス密度は、近
似的には入力信号のパルス密度と結合係数とのパルス密
度との積となり、アナログ方式の結合係数と同様の機能
を有する。これは、信号の列が長いほど、また、「1」
と「0」との並び方がランダムであるほど、積に近い機
能を持つことになる。なお、入力パルス列に比べて結合
係数のパルス列が短く、読出すべきデータがなくなった
ら、再びデータの先頭に戻って読出しを繰返えせばよ
い。
似的には入力信号のパルス密度と結合係数とのパルス密
度との積となり、アナログ方式の結合係数と同様の機能
を有する。これは、信号の列が長いほど、また、「1」
と「0」との並び方がランダムであるほど、積に近い機
能を持つことになる。なお、入力パルス列に比べて結合
係数のパルス列が短く、読出すべきデータがなくなった
ら、再びデータの先頭に戻って読出しを繰返えせばよ
い。
【0031】ここに、1つの神経細胞ユニットは多入力
であるので、「入力信号と結合係数との論理積結果」も
多数あり、次にOR回路によりこれらの論理和をとる。
入力は同期化されているので、例えば1番目のデータが
「101000」、2番目のデータが「010000」
の場合、両者のORをとると、「111000」とな
る。これを多入力(入力数をmとする)同時に計算し出
力とする。即ち、(4)式のようになる。これは、アナロ
グ計算における和の計算及び非線形関数(シグモイド関
数)の部分に対応している。
であるので、「入力信号と結合係数との論理積結果」も
多数あり、次にOR回路によりこれらの論理和をとる。
入力は同期化されているので、例えば1番目のデータが
「101000」、2番目のデータが「010000」
の場合、両者のORをとると、「111000」とな
る。これを多入力(入力数をmとする)同時に計算し出
力とする。即ち、(4)式のようになる。これは、アナロ
グ計算における和の計算及び非線形関数(シグモイド関
数)の部分に対応している。
【0032】
【数4】
【0033】パルス密度が低い場合、その論理和をとっ
たもののパルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的
に一致する。パルス密度が高くなるにつれ、OR回路の
出力は段々飽和してくるので、パルス密度の和とは一致
せず、非線形性が出てくる。論理和の場合、パルス密度
は1よりも大きくなることがなく、かつ、0より小さく
なることもなく、さらには、単調増加関数であり、シグ
モイド関数と近似的に同様となる。
たもののパルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的
に一致する。パルス密度が高くなるにつれ、OR回路の
出力は段々飽和してくるので、パルス密度の和とは一致
せず、非線形性が出てくる。論理和の場合、パルス密度
は1よりも大きくなることがなく、かつ、0より小さく
なることもなく、さらには、単調増加関数であり、シグ
モイド関数と近似的に同様となる。
【0034】ところで、結合には興奮性と抑制性があ
り、数値計算の場合には、結合係数の符号で表し、アナ
ログ回路の場合は前述の如くTijが負となる場合(抑制
性結合)は増幅器を用いて出力を反転させてTijに相当
する抵抗値で他の神経細胞に結合させる。この点、デジ
タル方式の本実施例にあっては、パルス密度は常に正で
あるが、以下の3種類の何れかの方法を用いれば、結合
係数をパルス密度で表している場合でも結合の興奮性と
抑制性への対応が可能となる。
り、数値計算の場合には、結合係数の符号で表し、アナ
ログ回路の場合は前述の如くTijが負となる場合(抑制
性結合)は増幅器を用いて出力を反転させてTijに相当
する抵抗値で他の神経細胞に結合させる。この点、デジ
タル方式の本実施例にあっては、パルス密度は常に正で
あるが、以下の3種類の何れかの方法を用いれば、結合
係数をパルス密度で表している場合でも結合の興奮性と
抑制性への対応が可能となる。
【0035】a.請求項1,2対応
まず、各結合に対して興奮性か抑制性かを予め設定して
おき、興奮性結合グループと抑制性結合グループとで別
々に上述した論理和をとる。又は、各入力に対して予め
興奮性か抑制性かを設定しておき、興奮性の入力グルー
プと抑制性の入力グループとで別々に論理和をとる。例
えば、図1に示すように入力段階では予め興奮性結合グ
ループ11aと抑制性結合グループ11bとに組分けし
ておき、各入力(第1入力)12に対し結合係数Tijを
記憶したメモリ13a,13bを設ければよい。入力信
号と結合係数Tijのパルス列の論理積はANDゲート
(論理積回路)14a,14bによりとられる。そし
て、グループ11a,11b別にORゲート(論理和回
路)15a,15bにより論理和がとられる。
おき、興奮性結合グループと抑制性結合グループとで別
々に上述した論理和をとる。又は、各入力に対して予め
興奮性か抑制性かを設定しておき、興奮性の入力グルー
プと抑制性の入力グループとで別々に論理和をとる。例
えば、図1に示すように入力段階では予め興奮性結合グ
ループ11aと抑制性結合グループ11bとに組分けし
ておき、各入力(第1入力)12に対し結合係数Tijを
記憶したメモリ13a,13bを設ければよい。入力信
号と結合係数Tijのパルス列の論理積はANDゲート
(論理積回路)14a,14bによりとられる。そし
て、グループ11a,11b別にORゲート(論理和回
路)15a,15bにより論理和がとられる。
【0036】ここで、このようにして得られた興奮性グ
ループ11aの論理和結果(ORゲート15a出力)と
抑制性グループ11bの論理和結果(ORゲート15b
出力)とを、ゲート回路16により以下のように組合せ
ることにより、ニューロン(回路ユニット17)からの
出力値(出力18)を算出する。まず、両ORゲート1
5a,15bの論理和結果が不一致であれば、興奮性グ
ループ11aのORゲート15a出力をニューロン、即
ちゲート回路16からの出力値とする。つまり、興奮性
グループ11aの論理和結果が「0」で抑制性グループ
11bの論理和結果が「1」であれば「0」を出力し、
興奮性グループ11aの論理和結果が「1」で抑制性グ
ループ11bの論理和結果が「0」であれば「1」を出
力する。また、両ORゲート15a,15bの論理和結
果が一致した場合には、別に用意された第2入力19に
よる第2信号をゲート回路16によりそのまま出力す
る。
ループ11aの論理和結果(ORゲート15a出力)と
抑制性グループ11bの論理和結果(ORゲート15b
出力)とを、ゲート回路16により以下のように組合せ
ることにより、ニューロン(回路ユニット17)からの
出力値(出力18)を算出する。まず、両ORゲート1
5a,15bの論理和結果が不一致であれば、興奮性グ
ループ11aのORゲート15a出力をニューロン、即
ちゲート回路16からの出力値とする。つまり、興奮性
グループ11aの論理和結果が「0」で抑制性グループ
11bの論理和結果が「1」であれば「0」を出力し、
興奮性グループ11aの論理和結果が「1」で抑制性グ
ループ11bの論理和結果が「0」であれば「1」を出
力する。また、両ORゲート15a,15bの論理和結
果が一致した場合には、別に用意された第2入力19に
よる第2信号をゲート回路16によりそのまま出力す
る。
【0037】b.請求項3,4対応
両ORゲート15a,15bの論理和結果が一致した場
合には、図2に示すように、別に用意された第2入力1
9による第2信号と、この第2入力19に対して設けら
れたメモリ20の情報とのANDゲート21による論理
積をゲート回路16によりそのまま出力させるようにし
たものである。上記のように、第2入力信号をそのまま
出力させてもよいが、メモリ20の内容を書換えること
で第2入力19のパルス密度が一定であっても実質的に
パルス密度を変化させることができ、より汎用性の高い
ものとなる。
合には、図2に示すように、別に用意された第2入力1
9による第2信号と、この第2入力19に対して設けら
れたメモリ20の情報とのANDゲート21による論理
積をゲート回路16によりそのまま出力させるようにし
たものである。上記のように、第2入力信号をそのまま
出力させてもよいが、メモリ20の内容を書換えること
で第2入力19のパルス密度が一定であっても実質的に
パルス密度を変化させることができ、より汎用性の高い
ものとなる。
【0038】c.請求項5,6対応
図3に示すように、結合毎に、その結合が興奮性である
か抑制性であるかを表すメモリ(第2メモリ)22を持
ち、その内容によって結合の興奮性、抑制性をゲート回
路23により任意に設定できるようにする。このような
ゲート回路23を通すことにより、このメモリ22の内
容によって決まる興奮性の結合のグループと抑制性の結
合のグループとでORゲート24a,24bにより別々
に論理和をとる。このようにして得られたグループ別の
論理和結果を、図1の場合と同様にゲート回路16によ
る処理を経てニューロンからの出力とする。
か抑制性であるかを表すメモリ(第2メモリ)22を持
ち、その内容によって結合の興奮性、抑制性をゲート回
路23により任意に設定できるようにする。このような
ゲート回路23を通すことにより、このメモリ22の内
容によって決まる興奮性の結合のグループと抑制性の結
合のグループとでORゲート24a,24bにより別々
に論理和をとる。このようにして得られたグループ別の
論理和結果を、図1の場合と同様にゲート回路16によ
る処理を経てニューロンからの出力とする。
【0039】d.請求項7,8対応
図4に示すように、図2の場合と同様に、第2入力19
による第2信号と、この第2入力19に対して設けられ
たメモリ20の情報とのANDゲート21による論理積
をゲート回路16によりそのまま出力させるようにした
ものである。
による第2信号と、この第2入力19に対して設けられ
たメモリ20の情報とのANDゲート21による論理積
をゲート回路16によりそのまま出力させるようにした
ものである。
【0040】e.請求項9,10対応
結合毎に興奮性の結合係数と抑制性の結合係数とを持た
せ、図5に示すように、両者を各々メモリ(第1メモ
リ)25とメモリ(第2メモリ)26上に置く。これ
は、結合係数を正の量と負の量との和の形に分解して表
したことに相当する。そして、全ての入力信号とメモリ
25に記憶された興奮性の結合係数との論理積をAND
ゲート(第1論理積回路)27によりとり、これらのA
NDゲート27の出力同士の論理和をORゲート(第1
論理和回路)28によりとる。一方、全ての入力信号と
メモリ26に記憶された抑制性の結合係数との論理積を
ANDゲート(第2論理積回路)29によりとり、これ
らのANDゲート29の出力同士の論理和をORゲート
(第2論理和回路)30によりとる。このように得られ
たORゲート28,30の論理和結果を、図1の場合と
同様にゲート回路16により処理を経てニューロンから
の出力とする。
せ、図5に示すように、両者を各々メモリ(第1メモ
リ)25とメモリ(第2メモリ)26上に置く。これ
は、結合係数を正の量と負の量との和の形に分解して表
したことに相当する。そして、全ての入力信号とメモリ
25に記憶された興奮性の結合係数との論理積をAND
ゲート(第1論理積回路)27によりとり、これらのA
NDゲート27の出力同士の論理和をORゲート(第1
論理和回路)28によりとる。一方、全ての入力信号と
メモリ26に記憶された抑制性の結合係数との論理積を
ANDゲート(第2論理積回路)29によりとり、これ
らのANDゲート29の出力同士の論理和をORゲート
(第2論理和回路)30によりとる。このように得られ
たORゲート28,30の論理和結果を、図1の場合と
同様にゲート回路16により処理を経てニューロンから
の出力とする。
【0041】f.請求項11,12対応
図6に示すように、図2の場合と同様に、第2入力19
による第2信号と、この第2入力19に対して設けられ
たメモリ20の情報とのANDゲート21による論理積
をゲート回路16によりそのまま出力させるようにした
ものである。
による第2信号と、この第2入力19に対して設けられ
たメモリ20の情報とのANDゲート21による論理積
をゲート回路16によりそのまま出力させるようにした
ものである。
【0042】ところで、前述したメモリ20,13,1
3a,13b,25,26等の構成例について説明す
る。これらのメモリとしては、例えば図7に示すよう
に、nビットのシフトレジスタ31を用いて構成でき
る。ここでは、例えばn=128ビットとされてパルス
列が格納される。このシフトレジスタ31は同期クロッ
ク32に同期して右方向にシフトするものとし、そのシ
フトアウト33からの出力をANDゲート21等のAN
Dゲートに出力するものである。同時に、この出力を自
己のシフトイン34へ帰還入力させ、シフトレジスタ3
1内のデータをローテートさせて用いる。スイッチ35
はこのシフトレジスタ31にデータを初期設定するため
のものであり、スイッチ35を切換えて外部よりデータ
を入力させればよい。
3a,13b,25,26等の構成例について説明す
る。これらのメモリとしては、例えば図7に示すよう
に、nビットのシフトレジスタ31を用いて構成でき
る。ここでは、例えばn=128ビットとされてパルス
列が格納される。このシフトレジスタ31は同期クロッ
ク32に同期して右方向にシフトするものとし、そのシ
フトアウト33からの出力をANDゲート21等のAN
Dゲートに出力するものである。同時に、この出力を自
己のシフトイン34へ帰還入力させ、シフトレジスタ3
1内のデータをローテートさせて用いる。スイッチ35
はこのシフトレジスタ31にデータを初期設定するため
のものであり、スイッチ35を切換えて外部よりデータ
を入力させればよい。
【0043】また、これらのメモリとしては図8に示す
ようにRAM又はROMを用いて構成するようにしても
よい。メモリ37は例えば1024ビット×1ビットの
RAM又はROMであり、アドレスの0番地から102
3番地まで順番にパルス列が格納される。これを順次読
出すため、同期クロック38に従い動作するnビット、
例えば10ビットのカウンタ39が設けられており、こ
のカウンタ39の出力(カウント値)が前記メモリ37
のアドレスバス40に接続されている。このカウンタ3
9がカウントアップするに従い、メモリ37の内容、即
ちパルス列が順番にデータバス41に出力される。この
メモリ37からデータバス41を通した出力がANDゲ
ート21等のANDゲートに出力される。ここに、メモ
リ37をROM構成とした場合、パルス列を予め書込ん
でおけばよい。RAM構成とした場合には、スイッチ4
2を切換え、データバス41、メモリライトイネーブル
43を外部に接続して初期設定すればよい。
ようにRAM又はROMを用いて構成するようにしても
よい。メモリ37は例えば1024ビット×1ビットの
RAM又はROMであり、アドレスの0番地から102
3番地まで順番にパルス列が格納される。これを順次読
出すため、同期クロック38に従い動作するnビット、
例えば10ビットのカウンタ39が設けられており、こ
のカウンタ39の出力(カウント値)が前記メモリ37
のアドレスバス40に接続されている。このカウンタ3
9がカウントアップするに従い、メモリ37の内容、即
ちパルス列が順番にデータバス41に出力される。この
メモリ37からデータバス41を通した出力がANDゲ
ート21等のANDゲートに出力される。ここに、メモ
リ37をROM構成とした場合、パルス列を予め書込ん
でおけばよい。RAM構成とした場合には、スイッチ4
2を切換え、データバス41、メモリライトイネーブル
43を外部に接続して初期設定すればよい。
【0044】m本なる複数本のデータバスが必要な場合
には、図9に示すように構成すればよい。即ちメモリ3
7としては例えば1024ビット×mビットのRAM又
はROMを用い(mは例えば、8本とされる)、各々の
データバス44を各々ANDゲート45に接続すればよ
い。
には、図9に示すように構成すればよい。即ちメモリ3
7としては例えば1024ビット×mビットのRAM又
はROMを用い(mは例えば、8本とされる)、各々の
データバス44を各々ANDゲート45に接続すればよ
い。
【0045】前述した説明は、神経細胞ユニット(回路
ユニット17)単体についての説明であるが、本来の機
能を持たせるためには、このような回路ユニット17を
複数個設けてネットワーク構成する必要がある。図10
はそのための階層型(3層)ネットワーク構成例を示
し、ある回路ユニット17の出力は次の層の回路ユニッ
ト17の入力側に結合されている。又は、必要に応じて
自己の回路ユニット17の入力側に結合させてもよい。
何れにしても、ネットワーク全体を同期させておけば、
次々と同じ機能で計算させることができる。
ユニット17)単体についての説明であるが、本来の機
能を持たせるためには、このような回路ユニット17を
複数個設けてネットワーク構成する必要がある。図10
はそのための階層型(3層)ネットワーク構成例を示
し、ある回路ユニット17の出力は次の層の回路ユニッ
ト17の入力側に結合されている。又は、必要に応じて
自己の回路ユニット17の入力側に結合させてもよい。
何れにしても、ネットワーク全体を同期させておけば、
次々と同じ機能で計算させることができる。
【0046】ところで、入力データは一般にアナログ値
であることが多いので、これをパルス列に変換するに
は、乱数発生機により乱数を発生させ、これと入力とを
比較し、その大小判定により、「1」又は「0」を発生
させれば、所望のものが得られる。また、出力もパルス
列で出力されるが、これはカウンタを用いればその値を
求めることができる。また、用途によっては、そのまま
用いることも可能である。
であることが多いので、これをパルス列に変換するに
は、乱数発生機により乱数を発生させ、これと入力とを
比較し、その大小判定により、「1」又は「0」を発生
させれば、所望のものが得られる。また、出力もパルス
列で出力されるが、これはカウンタを用いればその値を
求めることができる。また、用途によっては、そのまま
用いることも可能である。
【0047】上述したように信号をパルス密度で表現し
処理する手法は、実際の回路のみならず、計算機上でシ
ミュレートする場合にも有用である。計算機上では演算
は直列的に行われるが、アナログ値を用いて計算するの
に比して、「0」「1」の2値の論理演算のみであるの
で、計算速度が著しく向上する。一般に、実数値の四則
演算は1回の計算に多くのマシンサイクルを必要とする
が、論理演算では少なくて済む。また、論理演算のみで
あると、高速処理向けの低水準言語が使用しやすいとい
う利点も持つ。
処理する手法は、実際の回路のみならず、計算機上でシ
ミュレートする場合にも有用である。計算機上では演算
は直列的に行われるが、アナログ値を用いて計算するの
に比して、「0」「1」の2値の論理演算のみであるの
で、計算速度が著しく向上する。一般に、実数値の四則
演算は1回の計算に多くのマシンサイクルを必要とする
が、論理演算では少なくて済む。また、論理演算のみで
あると、高速処理向けの低水準言語が使用しやすいとい
う利点も持つ。
【0048】また、上述した方法を実施する上で、全部
を回路化する必要はなく、一部又は全部をソフトウエア
化してもよく、又は、回路自体を論理が等価な別の回路
に置き換えてもよく、さらには、図示例を負論理に置き
換えてもよい。
を回路化する必要はなく、一部又は全部をソフトウエア
化してもよく、又は、回路自体を論理が等価な別の回路
に置き換えてもよく、さらには、図示例を負論理に置き
換えてもよい。
【0049】ところで、図3方式を用いた具体例を説明
する。各入力に対してメモリ13としては128ビット
分のシフトレジスタを用い、中身はローテションして用
いる。このような回路ユニット17を図10のように3
層構造にネットワーク構成し、第1層は256個、第2
層は20個、第3層は5個の回路ユニット17とした。
ここに、第1,2層間、第2,3層間は回路ユニット1
7同士が全て結合されている。このようなネットワーク
に対して手書き文字を入力し、文字認識を行わせた。こ
のための結合係数(シフトレジスタ13の内容)はコン
ピュータシミュレーションにより次のように求めた。ま
ず、手書き文字をスキャナで読取り、図11に示すよう
に16×16のメッシュに分け、文字部分のあるメッシ
ュを「1」、ないメッシュを「0」とした。この256
個のデータをネットワーク(第1層)に入力させた。出
力層の5個の各回路ユニット17(ニューロン)を
「1」〜「5」までに対応させ、その数字が入力した時
に対応するニューロンの出力が「1」でその他のニュー
ロンの出力が「0」になるように学習させた。こうして
求めた結合係数をシフトレジスタ13に書込んだ。ここ
に、結合係数には興奮性と抑制性とがあるので、これを
区別するための情報をメモリ22に書込んだ。また、学
習にはRumelhartのバックプロパゲーション法を用い
た。ここに、入力は、「1」か「0」であるので、入力
パルス列は常にLレベル又はHレベルなる単調なもので
ある。また、第2入力19にはパルス密度0.5のパル
ス列を入力させた。また、出力18はトランジスタを介
してLEDと結び、Lレベルの時には消灯、Hレベルの
時には点灯するようにした。同期クロックを1000k
Hzとしたので、パルス密度に応じて、人間の目にはL
EDの明るさが変って見え、従って、一番明るいLED
部分が答えとなる。計算機シミュレーションで十分学習
させた文字に対して、このネットワークにより認識を行
わせた結果、計算機シミュレーションと同様の結果が得
られたものである。
する。各入力に対してメモリ13としては128ビット
分のシフトレジスタを用い、中身はローテションして用
いる。このような回路ユニット17を図10のように3
層構造にネットワーク構成し、第1層は256個、第2
層は20個、第3層は5個の回路ユニット17とした。
ここに、第1,2層間、第2,3層間は回路ユニット1
7同士が全て結合されている。このようなネットワーク
に対して手書き文字を入力し、文字認識を行わせた。こ
のための結合係数(シフトレジスタ13の内容)はコン
ピュータシミュレーションにより次のように求めた。ま
ず、手書き文字をスキャナで読取り、図11に示すよう
に16×16のメッシュに分け、文字部分のあるメッシ
ュを「1」、ないメッシュを「0」とした。この256
個のデータをネットワーク(第1層)に入力させた。出
力層の5個の各回路ユニット17(ニューロン)を
「1」〜「5」までに対応させ、その数字が入力した時
に対応するニューロンの出力が「1」でその他のニュー
ロンの出力が「0」になるように学習させた。こうして
求めた結合係数をシフトレジスタ13に書込んだ。ここ
に、結合係数には興奮性と抑制性とがあるので、これを
区別するための情報をメモリ22に書込んだ。また、学
習にはRumelhartのバックプロパゲーション法を用い
た。ここに、入力は、「1」か「0」であるので、入力
パルス列は常にLレベル又はHレベルなる単調なもので
ある。また、第2入力19にはパルス密度0.5のパル
ス列を入力させた。また、出力18はトランジスタを介
してLEDと結び、Lレベルの時には消灯、Hレベルの
時には点灯するようにした。同期クロックを1000k
Hzとしたので、パルス密度に応じて、人間の目にはL
EDの明るさが変って見え、従って、一番明るいLED
部分が答えとなる。計算機シミュレーションで十分学習
させた文字に対して、このネットワークにより認識を行
わせた結果、計算機シミュレーションと同様の結果が得
られたものである。
【0050】
【発明の効果】本発明は、上述したように構成し、デジ
タル方式によるため、アナログ方式でみられるような温
度特性、ドリフト等の問題がなくなり、結合係数なる情
報もメモリ上に格納されているので、書換え変更が容易
であり、汎用性を持つ方式となり、また、計算機上でシ
ミュレートする時もアナログ方式のように実数値を計算
するのに比して、単純2値によるため計算速度の速いも
のとなり、高速計算向きの低水準言語にも適したものと
なり、さらには、応答関数を変更しオフセット値を第2
入力として導入することにより、より処理能力を高める
ことできる。
タル方式によるため、アナログ方式でみられるような温
度特性、ドリフト等の問題がなくなり、結合係数なる情
報もメモリ上に格納されているので、書換え変更が容易
であり、汎用性を持つ方式となり、また、計算機上でシ
ミュレートする時もアナログ方式のように実数値を計算
するのに比して、単純2値によるため計算速度の速いも
のとなり、高速計算向きの低水準言語にも適したものと
なり、さらには、応答関数を変更しオフセット値を第2
入力として導入することにより、より処理能力を高める
ことできる。
【図1】請求項1,2記載の発明に対応する構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】請求項3,4記載の発明に対応する構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図3】請求項5,6記載の発明に対応する構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図4】請求項7,8記載の発明に対応する構成を示す
回路図である。
回路図である。
【図5】請求項9,10記載の発明に対応する構成を示
す回路図である。
す回路図である。
【図6】請求項11,12記載の発明に対応する構成を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図7】メモリ構成例を示す回路図である。
【図8】メモリ構成例の他例を示す回路図である。
【図9】メモリ構成例のさらに他例を示す回路図であ
る。
る。
【図10】ネットワーク構成例を示す結線図である。
【図11】手書き文字例を示す説明図である。
【図12】従来例を示す回路図である。
【図13】別の従来例を示す回路図である。
【符号の説明】
12 第1入力
13a,13b メモリ
13 第1メモリ
14a,14b 論理積回路
15a,15b 論理和回路
16 ゲート回路
18 出力
19 第2入力
20 メモリ
22 第2メモリ
23 論理積回路
24a,24b 論理和回路
25 第1メモリ
26 第2メモリ
27 第1論理積回路
28 第1論理和回路
29 第2論理積回路
30 第2論理積回路
Claims (12)
- 【請求項1】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理方法において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対してメモリを有し、これらのメモリ
から順次読出したメモリ内容と第1入力の情報との論理
積を入力毎に演算し、得られたこれらの論理積結果につ
いて予め入力毎に設定された2つの組別に全入力分の論
理和を演算し、得られた2組の論理和結果が不一致の時
には予め決められたほうの組の論理和結果を、一致する
時には第2入力の情報を各々、他のユニット又は自己の
ユニットの入力に対して出力させるようにしたことを特
徴とする信号処理方法。 - 【請求項2】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理装置において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に
対してメモリと、これらのメモリからメモリ内容を順時
読出す読出し手段と、メモリから順次読出されたメモリ
内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算する論
理積回路と、論理積回路により得られたこれらの論理積
結果について予め入力毎に設定された2つの組別に全入
力分の論理和を演算する論理和回路と、これらの論理和
回路により得られた2組の論理和結果が不一致の時には
予め決められたほうの組の論理和結果を出力し、一致す
る時には第2入力の情報を出力するゲート回路とを有す
る回路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニットの
出力を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニット
の入力側に結合させたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項3】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理方法において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
各入力の各々に対してメモリを有し、これらのメモリか
ら順次読出したメモリ内容と第1入力の情報との論理積
を入力毎に演算し、得られたこれらの論理積結果につい
て予め入力毎に設定された2つの組別に全入力分の論理
和を演算し、得られた2組の論理和結果が不一致の時に
は予め決められたほうの組の論理和結果を、一致する時
には第2入力の情報とこの第2入力に対して設けられた
メモリから読出したメモリ内容との論理積結果を各々、
他のユニット又は自己のユニットの入力に対して出力さ
せるようにしたことを特徴とする信号処理方法。 - 【請求項4】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理装置において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力と、各入力毎に設けた
メモリと、これらのメモリからメモリ内容を順時読出す
読出し手段と、メモリから順次読出されたメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算する論理積回
路と、論理積回路により得られたこれらの論理積結果に
ついて予め入力毎に設定された2つの組別に全入力分の
論理和を演算する論理和回路と、これらの論理和回路に
より得られた2組の論理和結果が不一致の時には予め決
められたほうの組の論理和結果を出力し、一致する時に
は第2入力の情報とこの第2入力に対して設けられたメ
モリから読出されたメモリ内容との論理積結果を出力す
るゲート回路とを有する回路ユニットを複数個設け、こ
れらの回路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又
は自己の回路ユニットの入力側に結合させたことを特徴
とする信号処理装置。 - 【請求項5】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理方法において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリとを有
し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について第2メモリの内容別に全入
力分の論理和を演算し、得られた内容別の論理和結果が
不一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果
を、一致する時には第2入力の情報を各々、他のユニッ
ト又は自己のユニットの入力に対して出力させるように
したことを特徴とする信号処理方法。 - 【請求項6】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理装置において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に
対して設けた第1メモリと第2メモリと、これらのメモ
リからメモリ内容を順時読出す読出し手段と、第1メモ
リから順次読出されたメモリ内容と第1入力の情報との
論理積を入力毎に演算する論理積回路と、論理積回路よ
り得られたこれらの論理積結果について第2メモリの内
容別に全入力分の論理和を演算する論理和回路と、これ
らの論理和回路により得られた内容別の論理和結果が不
一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果を出
力し、一致する時には第2入力の情報を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させたことを特徴とする信
号処理装置。 - 【請求項7】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理方法において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリとを有
し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について第2メモリの内容別に全入
力分の論理和を演算し、得られた内容別の論理和結果が
不一致の時には予め決められたほうの組の論理和結果
を、一致する時には第2入力の情報とこの第2入力に対
して設けたメモリから読出したメモリ内容との論理積結
果を各々、他のユニット又は自己のユニットの入力に対
して出力させるようにしたことを特徴とする信号処理方
法。 - 【請求項8】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理装置において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々に
対して設けた第1メモリと第2メモリと、第2入力に対
して設けたメモリと、これらのメモリからメモリ内容を
順時読出す読出し手段と、第1メモリから順次読出され
たメモリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演
算する論理積回路と、論理積回路より得られたこれらの
論理積結果について第2メモリの内容別に全入力分の論
理和を演算する論理和回路と、これらの論理和回路によ
り得られた内容別の論理和結果が不一致の時には予め決
められたほうの組の論理和結果を出力し、一致する時に
は第2入力の情報とこの第2入力に対して設けられたメ
モリから読出したメモリ内容との論理積結果を出力する
ゲート回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これ
らの回路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は
自己の回路ユニットの入力側に結合させたことを特徴と
する信号処理装置。 - 【請求項9】 2値化された複数の情報列を同時に処理
するようにした信号処理方法において、少なくとも2つ
以上の第1入力と1つの第2入力とを有するとともに、
第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリとを有
し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について全入力分の論理和を演算す
るとともに、第2メモリから順次読出したメモリ内容と
第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得られた
これらの論理積結果について全入力分の論理和を演算
し、これらの論理和結果が不一致の時には予め決められ
たほうの組の論理和結果を、一致する時には第2入力の
情報を各々、他のユニット又は自己のユニットの入力に
対して出力させるようにしたことを特徴とする信号処理
方法。 - 【請求項10】 2値化された複数の情報列を同時に処
理するようにした信号処理装置において、少なくとも2
つ以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々
に対して設けた第1メモリと第2メモリと、これらのメ
モリからメモリ内容を順時読出す読出し手段と、第1メ
モリから順次読出されたメモリ内容と第1入力の情報と
の論理積を入力毎に演算する第1論理積回路と、第1論
理積回路により得られたこれらの論理積結果について全
入力分の論理和を演算する第1論理和回路と、第2メモ
リから順次読出されたメモリ内容と第1入力の情報との
論理積を入力毎に演算する第2論理積回路と、第2論理
積回路により得られた論理積結果について全入力分の論
理和を演算する第2論理和回路と、これらの第1論理和
回路と第2論理和回路との論理和結果が不一致の時には
予め決められたほうの組の論理和結果を出力し、一致す
る時には第2入力の情報を出力するゲート回路とを有す
る回路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニットの
出力を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニット
の入力側に結合させたことを特徴とする信号処理装置。 - 【請求項11】 2値化された複数の情報列を同時に処
理するようにした信号処理方法において、少なくとも2
つ以上の第1入力と1つの第2入力とを有するととも
に、第1入力の各々に対して第1メモリと第2メモリと
を有し、これらの第1メモリから順次読出したメモリ内
容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得ら
れたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を演
算するとともに、第2メモリから順次読出したメモリ内
容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演算し、得ら
れたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を演
算し、これらの論理和結果が不一致の時には予め決めら
れたほうの組の論理和結果を、一致する時には第2入力
の情報とこの第2入力に対して設けたメモリから読出し
たメモリ内容との論理積結果を各々、他のユニット又は
自己のユニットの入力に対して出力させるようにしたこ
とを特徴とする信号処理方法。 - 【請求項12】 2値化された複数の情報列を同時に処
理するようにした信号処理装置において、少なくとも2
つ以上の第1入力と1つの第2入力と、第1入力の各々
に対して設けた第1メモリと第2メモリと、第2入力に
対して設けたメモリと、これらのメモリからメモリ内容
を順時読出す読出し手段と、第1メモリから順次読出さ
れたメモリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に
演算する第1論理積回路と、第1論理積回路により得ら
れたこれらの論理積結果について全入力分の論理和を演
算する第1論理和回路と、第2メモリから順次読出され
たメモリ内容と第1入力の情報との論理積を入力毎に演
算する第2論理積回路と、第2論理積回路により得られ
た論理積結果について全入力分の論理和を演算する第2
論理和回路と、これらの第1論理和回路と第2論理和回
路との論理和結果が不一致の時には予め決められたほう
の組の論理和結果を出力し、一致する時には第2入力の
情報とこの第2入力に対して設けられた前記メモリから
読出されたメモリ内容との論理積結果を出力するゲート
回路とを有する回路ユニットを複数個設け、これらの回
路ユニットの出力を他の回路ユニットの入力又は自己の
回路ユニットの入力側に結合させたことを特徴とする信
号処理装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3281244A JPH056356A (ja) | 1990-11-20 | 1991-10-28 | 信号処理方法及びその装置 |
US07/794,023 US5274747A (en) | 1990-11-20 | 1991-11-19 | Neuron unit for processing digital information |
US08/120,535 US5519813A (en) | 1990-11-20 | 1993-09-14 | Neuron unit for processing digital information |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP31650590 | 1990-11-20 | ||
JP2-316505 | 1990-11-20 | ||
JP2-316506 | 1990-11-20 | ||
JP31650690 | 1990-11-20 | ||
JP3281244A JPH056356A (ja) | 1990-11-20 | 1991-10-28 | 信号処理方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH056356A true JPH056356A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=27336822
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3281244A Pending JPH056356A (ja) | 1990-11-20 | 1991-10-28 | 信号処理方法及びその装置 |
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Country | Link |
---|---|
US (2) | US5274747A (ja) |
JP (1) | JPH056356A (ja) |
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JP3689740B2 (ja) * | 2002-05-27 | 2005-08-31 | 国立大学法人広島大学 | 画像分割処理方法、画像分割処理装置、リアルタイム画像処理方法、リアルタイム画像処理装置及び画像処理集積化回路 |
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1991
- 1991-10-28 JP JP3281244A patent/JPH056356A/ja active Pending
- 1991-11-19 US US07/794,023 patent/US5274747A/en not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-09-14 US US08/120,535 patent/US5519813A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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US5274747A (en) | 1993-12-28 |
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