JPH04318658A - 信号処理装置 - Google Patents

信号処理装置

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JPH04318658A
JPH04318658A JP11391391A JP11391391A JPH04318658A JP H04318658 A JPH04318658 A JP H04318658A JP 11391391 A JP11391391 A JP 11391391A JP 11391391 A JP11391391 A JP 11391391A JP H04318658 A JPH04318658 A JP H04318658A
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JP
Japan
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input
memory
function
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Pending
Application number
JP11391391A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Furuta
俊之 古田
Shuji Motomura
本村 修二
Osamu Takehira
修 竹平
Hirotoshi Eguchi
裕俊 江口
Takashi Kitaguchi
貴史 北口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、信号処理装置、より詳細には、
神経回路網を模倣したニューラルコンピュータに関し、
例えば、文字や図形の認識、ロボットなどの運動制御、
連想記憶等に応用して好適なものである。
【0002】
【従来技術】生体の情報処理の基本的な単位である神経
細胞(ニューロン)の機能を模倣し、さらに、この「神
経細胞模倣素子」(神経細胞ユニット)をネットワーク
に構成することで情報の並列処理をめざしたものが、い
わゆる、ニューラルネットワークである。文字認識や連
想記憶、運動制御等、従来のノイマン型コンピュータで
は比較的困難である問題等に対して、生体の神経系を模
倣し、並列処理や学習の可能なニューラルネットワーク
の研究が行われ、さまざまなモデルが提案されている。 一方、そのモデルをハードウェアで実現するためのもの
としていろいろ提案されており、アロナグ回路方式のニ
ューラルネットについてはアメリカを中心に何件か特許
が出されている。しかし、アナログ方式の場合、増幅器
等の温度特性や電源投入直後のドリフト等が問題となる
。また、回路の定数(結合係数)等の変更が容易でなく
汎用性にかける等の欠点がある。
【0003】図13は、ニューラルネットワークをアナ
ログ電気回路で実現したものの一例を示す図で、これは
、ネットワークへの入力や出力の信号強度を電圧で表し
、神経細胞間の結合の強さは各細胞間の入出力ラインを
結ぶ抵抗Tij(図の格子点)の値で表し、神経細胞応
答関数は増幅器で表している。神経細胞間の結合には抑
制性と興奮性があり、数学的には結合係数の符号で表さ
れる。しかし、回路上の定数で正負を表すのは困難であ
るので、図13においては、出力を2つに分け、片方の
出力を反転させることによって、実現している。すなわ
ち、図13において、複数の増幅器1は、反転出力1a
及び非反転出力1bを有し、かつ、各増幅器1の入力に
は入力電流を供給する手段(時定数回路)2を有してお
り、予め選ばれた第1の値又は予め選ばれた第2の値で
あるコンダクタンス3(Tij)で前記増幅器の各々の
出力を前記入力に接続する相互接続マトリックス4を有
している。前記コンダクタンスTijはi番目の増幅器
の出力とj番目の増幅器との入力との間の相互コンダク
タンスを表わし、前記コンダクタンスTijは、回路網
が平衡する複数の極小値を作るように選ばれ、複数の極
小値を持ったエネルギー関数を最小にするようにしてい
る。結合係数Tijの場合、負の抵抗値は実現できない
ので、増幅器1を用いて出力を反転させることでこれを
実現している。また、シグモイド関数に相当する時定数
は、CR回路2を用いて実現している。図14は、上記
回路を数学的解析に基づいて簡略化したもの(例えば、
特開昭62−295188号公報)であるが、基本的に
は同じ考え方である。
【0004】而して、上記の回路は基本的にはアナログ
方式である。すなわち、入出力量を電流値や電圧値で表
し、内部の演算も全てアナログ的に行われる。ところが
、アナログ方式の場合、前述のように、温度特性や電源
投入直後のドリフト等のため制度よく安定的に動作させ
るのは困難である。また、神経回路網の場合、増幅器の
数は少なくとも数百個程度必要であり、非線形な動作を
行わせるので、特に、安定性が求められる。
【0005】このような理由から神経回路網をデジタル
方式で表現したものもあるが(信学技法ICD88−1
30)、これは従来のアナログ方式をエミュレートした
もので、カウンターを使うなど、回路がやや複雑となっ
ている。一方、これらの問題点を解決するために、本出
願人は、先にデジタル方式のニューロンモデルを提案し
た(特願平2−67942号)。ところがこのモデルは
、最終出力信号をカウントしてバイナリ信号やアナログ
信号を得るもので、カウントし終わるまで出力を得るこ
とができず、バイナリもしくはアナログの出力を得ると
きに、時間のロスがあり、特に、高速性を要求される場
合等では不都合な場合がある。
【0006】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、特に、カウントの仕方を工夫して、時間のロス
を少なくすることを目的としてなされたものである。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
2値化された情報の列を複数同時に処理する回路におい
て、少なくとも2つ以上の入力を持ち、入力に対して、
入力毎にメモリを有し、該メモリの内容を順次よみだす
機能を有し、読み出されたメモリの内容と第1の入力と
の論理積を入力毎に計算する機能を有し、前記演算結果
を、あらかじめ入力毎に設定された2つの組別に全入力
分論理和する機能を有し、前記演算結果同士を論理演算
した信号を出力する機能を有する装置を1つのユニット
とし、このユニットを少なくとも2つ以上有し、これら
を網状に接続したことを特徴とする装置において、アッ
プダウンカウンタ、最終出力結果を保存する手段、保存
された結果をある一定時間後に取り出す手段を有し、出
力結果信号と前記保存手段より取り出した結果により、
カウンタの動作を決定すること、或いは、(2)2値化
された情報の列を複数同時に処理する手段において、少
なくとも2つ以上の入力を持ち、入力に対して、入力毎
に第1のメモリと第2のメモリを有し、第1のメモリの
内容を順次よみだす機能を有し、読み出された第1のメ
モリの内容と入力との論理積を入力毎に計算する機能を
有し、前記第1のメモリに対する演算結果を、第2のメ
モリの内容別に全入力分論理和する機能を有し、前記演
算結果同士を論理演算した信号を出力する機能を有する
装置を1つのユニットとし、このユニットを少なくとも
2つ以上有し、これらを網状に接続したことを特徴とす
る装置において、アップダウンカウンタ、最終出力結果
を保存する手段、保存された結果をある一定時間後に取
り出す手段を有し、出力結果信号と前記保存手段より取
り出した結果により、カウンタの動作を決定すること、
或いは、(3)2値化された情報の列を複数同時に処理
する手段において、少なくとも2つ以上の入力を持ち、
入力に対して、入力毎に第1のメモリと第2のメモリを
有し、第1のメモリと第2のメモリの内容を順次よみだ
す機能を有し、読み出された第1のメモリの内容と入力
との論理積と、読み出された第2のメモリの内容と入力
との論理積を入力毎に計算する機能を有し、前記第1の
メモリに対する演算結果を全入力分論理和し、第2のメ
モリに対する演算結果を全入力分論理和する機能を有し
、前記演算結果同士を論理演算した信号を出力する機能
を有する装置を1つのユニットとし、このユニットを少
なくとも2つ以上有し、これらを網状に接続したことを
特徴とする装置において、アップダウンカウンタ、最終
出力結果を保存する手段、保存された結果をある一定時
間後に取り出す手段を有し、出力結果信号と前記保存手
段より取り出した結果により、カウンタの動作を決定す
ること、或いは、(4)2値化された情報の列を複数同
時に処理する回路において、少なくとも2つ以上の入力
を持ち、第1の入力に対して、入力毎にメモリを有し、
該メモリの内容を順次よみだす機能を有し、読み出され
たメモリの内容と第1の入力との論理積を入力毎に計算
する機能を有し、前記の演算結果を、あらかじめ入力毎
に設定された2つの組別に全入力分論理和する機能を有
し、前記演算結果が不一致の時はあらかじめ定めてある
方の組の信号を、一致の時は第2の入力、もしくは該入
力とそれに付随して設けられているメモリの内容との論
理積の結果を出力する機能を有する装置を1つのユニッ
トとし、このユニットを少なくとも2つ以上有し、これ
らを網状に接続したことを特徴とする装置において、ア
ップダウンカウンタ、最終出力結果を保存する手段、保
存された結果をある一定時間後に取り出す手段を有し、
出力結果信号と前記保存手段より取り出した結果により
、カウンタの動作を決定すること、或いは、(5)2値
化された情報の列を複数同時に処理する回路網において
、少なくとも2つ以上の入力を持ち、入力に対して、入
力毎に第1のメモリと第2のメモリを有し、第1のメモ
リの内容を順次よみだす機能を有し、読み出された第1
のメモリの内容と入力との論理積を入力毎に計算する機
能を有し、前記の第1のメモリに対する演算結果を、第
2のメモリの内容別に全入力分論理和する機能を有し、
前記演算結果が不一致の時はあらかじめ定めてある方の
組の信号を、一致の時は第2の入力、もしくは該入力と
それに付随して設けられているメモリの内容との論理積
の結果を出力する機能を有する装置を1つのユニットと
し、このユニットを少なくとも2つ以上有し、これらを
網状に接続したことを特徴とする装置において、アップ
ダウンカウンタ、最終出力結果を保存する手段、保存さ
れた結果をある一定時間後に取り出す手段を有し、出力
結果信号と前記保存手段より取り出した結果により、カ
ウンタの動作を決定すること、或いは、(6)2値化さ
れた情報の列を複数同時に処理する回路網において、少
なくとも2つ以上の入力を持ち、入力に対して、入力毎
に第1のメモリと第2のメモリとを有し、第1のメモリ
と第2のメモリの内容を順次よみだす機能を有し、読み
出された第1のメモリの内容と入力との論理積と、読み
出された第2のメモリの内容と入力との論理積を入力毎
に計算する機能を有し、前記第1のメモリに対する演算
結果を全入力分論理和し、第2のメモリに対する演算結
果を全入力分論理和する機能を有し、前記演算結果が不
一致の時はあらかじめ定めてある方の組の信号を、一致
の時は第2の入力、もしくは該入力とそれに付随して設
けられているメモリの内容との論理積の結果を出力する
機能を有する装置を1つのユニットとし、このユニット
を少なくとも2つ以上有し、これらを網状に接続したこ
とを特徴とする装置において、アップダウンカウンタ、
最終出力結果を保存する手段、保存された結果をある一
定時間後に取り出す手段を有し、出力結果信号と前記保
存手段より取り出した結果により、カウンタの動作を決
定することを特徴としたものである。 以下、本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1は、請求項1に相当する回路例、図2
は請求項2に相当する回路例、図3は請求項3に相当す
る回路例で、図4はニューラル素子の一例を示す図、図
5はこれらをネットワークにしたものの一例を示す図で
ある。本発明においては、入力(図1の12、図2の2
0、図3の28)及び、出力はすべて1,0に2値化さ
れ、さらに同期化されたものを用いる。i番目の入力を
yiとすると、入力信号の強度は、パルス密度で表現し
、例えば、式(1)に示すように、ある一定時間内にあ
る、1の状態数で表す。
【0009】
【数1】
【0010】これは「101101」=4/6を表す信
号を示したもので、同期パルス6個中入力信号yiは1
が4個、0が2個であることを示す。このとき、1と0
の並び方は後述するようにランダムであることが望まし
い。一方、ニューロンとニューロンの間の結合の度合い
を示す結合係数Tijも同様にパルス密度で表現し、式
(2)に示すように0と1のビット列としてあらかじめ
メモリ上(図1の13、図2の21、図3の29)に用
意しておく。
【0011】
【数2】
【0012】これは、「101010」=3/6を表し
、このときも0と1の並び方はランダムである方が望ま
しい。具体的にどうやって決めるかは後述する。そして
、このビット列を同期クロックに応じてメモリより順次
読みだし、AND回路(図1の14、図2の23、図3
の30)により入力パルス列とのANDをとる(yi∩
Tij)。これを神経細胞への入力とする。今までの例
を用いて説明すると、入力信号が「101101」と入
力したとき、これと同期してメモリ上よりビット列を呼
び出し、順次ANDをとることによって、次の式(3)
【0013】
【数3】
【0014】に示すような「101000」が得られ、
これは入力yiがTijにより変換され、パルス密度が
2/6となることを示している。AND回路の出力のパ
ルス密度は、近似的には入力信号のパルス密度と結合係
数のパルス密度の積となり、アナログ方式の結合係数と
同様の機能を有する。これは、信号の列が長いほど、ま
た、1と0の並び方がランダムであるほど、積に近い機
能になる。尚、入力パルス列に較べて、結合係数のパル
ス列が短く、読み出すべきデータがなくなってしまった
ら、再びデータの先頭に戻って、読みだしをくりかえせ
ばよい。
【0015】1つの神経細胞ユニットは多入力であるの
で、先に説明した「入力信号と結合係数とのAND」も
多数であり、次に、これらのOR(図1〜図3の15)
をとる。入力は同期化されているので、1番目のデータ
が「101000」、2番目のデータが「010000
」の場合、両者のORは「111000」となる。これ
を多入力同時に計算し出力とする。入力数をl個とする
と、
【0016】
【数4】
【0017】となる。この部分はアナログ計算における
和の計算及び非線形関数(シグモイド関数)の部分に対
応している。パルス密度が低い場合、そのORをとった
もののパルス密度は、それぞれのパルス密度の和に近似
的に一致する。パルス密度が高くなるにつれて、ORの
出力はだんだん飽和してくるので、パルス密度の和とは
結果が一致せず、非線形性がでてくる。ORの場合、パ
ルス密度は1より大きくなることがなく、0より小さく
なることもなく、また単調増加関数であり、シグモイド
関数と近似的に同様となる。
【0018】さて、結合には興奮性と抑制性があり、数
値計算の場合には、結合係数の符号で表す。アナログ回
路では、Tijが負となる場合(抑制性結合)は、増幅
器を用いて出力を反転させ、Tijに相当する抵抗値で
他の神経細胞へ結合させている。一方、本発明のうち、
請求項1,2,4,5では、まず、結合の興奮性、抑制
性により各結合を興奮性結合と抑制性結合の2つのグル
ープに分け、ついで、「入力信号と結合係数のパルス列
のAND」同士のORを、興奮性グループと抑制性グル
ープ別に計算する(図1,図2の15aと15bがそれ
ぞれに対応)。また、請求項1,4(図1)では、各入
力に対して、興奮性か抑制性かをあらかじめ設定してお
き、図1のaの入力が興奮性グループ、bが抑制性グル
ープの入力に対応する。また、請求項2,5(図2)で
は、各入力に、結合の興奮性、抑制性を表すメモリ(図
2の22)を持ち、その内容によって、結合の興奮性、
抑制性を任意に設定できるようになっている。入力信号
と結合係数のANDを取ったものを、メモリの内容によ
ってグループの切り替えを行うのが図2の回路24,2
5である。この回路により、興奮性グループのOR回路
(図2の15a)へ出力するか抑制性グループのOR回
路(図2の15b)へ出力するかを切り替えている。
【0019】さらに、請求項3,6(図3)では、興奮
性の結合係数を表すメモリ(図3の29a)と、抑制性
の結合係数を表すメモリ(図3の29b)の2組のメモ
リを用いて、入力信号とのANDをそれぞれ演算し、そ
れぞれ興奮性グループのOR(図3の15a)、抑制性
グループのOR(図3の15b)へ出力している。この
ようにして得られた興奮性グループの結果と抑制性グル
ープの結果が、不一致であれば興奮性の出力を出力する
。すなわち、興奮性グループの結果が0で、抑制性グル
ープの結果が1であれば、0を出力し、興奮性グループ
の結果が1で、抑制性グループの結果が0の時、1を出
力する。また、興奮性グループと抑制性グループの結果
が一致したとき、0を出力しても、1を出力しても(請
求項1〜3に対応)、あるいは別に用意された第2の入
力信号を出力しても、あるいはその第2の入力とその入
力に対して設けられたメモリの内容との論理積を演算し
たものを出力しても良い(請求項4〜6に対応)。 図1〜図3の場合、回路18により0を出力する。1を
出力するときは図1〜図3の回路18の代わりにOR回
路32を用いた図6の回路18を用いればよい。第2の
入力を用いて、これをそのまま出力するときは図7の回
路18を、第2の入力とそれに対して設けられたメモリ
の内容との論理積をとって出力するときは図8の回路を
用いる。なお、図中、19は第2の入力を、20は第2
の入力に対して設けられたメモリである。
【0020】今までは神経細胞ユニット単体の説明であ
ったが、機能をもたせるためには、これらをネットワー
クとする必要がある。このためには、先の方法で得られ
た出力をそのまま次の層へ入力する(図5)。あるいは
自分へ再び入力させても良い。ネットワーク全体を同期
させておけば、次々と同じ機能で計算することが可能で
ある。入力データは一般にアナログ値であることが多い
ので、これをパルス列に変換するには、先と同様に、乱
数発生機より乱数を発生させ、これと入力を比較し大小
判定により1又は0を発生させれば、所望のものが得ら
れる。
【0021】一方、出力もパルス列で得られるので、場
合によっては、これをバイナリデータに直したり、アナ
ログ信号に直す必要がある。従来では出力のパルス列を
ある一定時間の間カウントして、バイナリデータを得て
いた。その例を図9及び図11の(I)に示す。これは
基本クロック5個分の間、出力のパルス列を同期式のカ
ウンタでカウントする例である。パルス列6個おきにク
リア信号を発生させ、カウンタ40のクリア端子(※C
LR,Lのときクリア)に入力してカウンタをクリアす
る。このシステムの基本クロックをカウンタ40のクロ
ック(CLK)端子へ入力し、出力のパルス列をカウン
タのイネーブル端子(EN,Hのときイネーブル)へ入
力すると、カウントされたバイナリデータが得られる。 この方法の場合、バイナリデータが得られるタイミング
は図11の(I)のようになり、基本クロックが複数個
入力する毎にしか(図11の(I)のA,Bにしか)、
データが得られず、運動制御等、特に高速性を要求する
ものに対しては問題があった。例えば、B点の時は、■
の間のカウント値が得られる。
【0022】そのため、本発明では、このカウンタ40
の部分を図10のようにした。まず、出力信号を一旦メ
モリ41に蓄え、一定時間後に取り出す。例えば、シス
テムの基本クロックがある個数入力したときに取り出す
。このとき、この個数はあらかじめ、固定された数値で
も良いし、スイッチ等で設定された数値でも良いし、あ
るいはメモリ等から読み込んできた数値でも良い。また
、メモリとしてシフトレジスタやFIFO、RAM+ア
ドレスコントローラ等が考えられる。このように、出力
信号をある一定時間後に取り出すということは、ある時
点では、以前の出力信号が得られるということである。 この以前の出力信号と現在の出力信号を用い、両信号の
排他的論理和を同期式アップダウンカウンタ42のイネ
ーブル端子(EN,Hのときイネーブル)に入力する。 また、現在の出力信号は同期式アップダウンカウンタの
アップ/ダウン切り替え端子(U/※D,Hのとき、カ
ウントアップ、Lのときカウントダウン)に入力する。 このときは、表1のような動作となり、図11の(II
)に示すような、カウントのタイミングとなり、システ
ムの基本クロックに合わせて、バイナリデータが得られ
る。つまり、図11の(II)のC,D,E点でデータ
が得られ、それぞれ■,■,■のあいだのカウント値が
得られる。したがって、高速動作が要求されるような場
合でも対応ができる。なお、図10の回路は1例であっ
て、表1の、現在の出力信号、以前の出力信号、カウン
タの機能の関係が同じであれば他の回路であってもかま
わない。さらにアナログ信号が必要なときは、このよう
にして得られたバイナリデータをD/A変換すれば良い
【0023】
【表1】
【0024】以上述べてきた信号をパルス密度で表現し
処理する手法は、実際の回路のみならず、計算機上でシ
ュミレートする場合にも有用である。計算機上では演算
は直列的に行われるが、アナログ値を用いて計算させる
のに較べて、0,1の2値の論理演算のみであるので、
計算スピードが著しく向上する。一般に、実数値の四則
演算は、1回の計算に多くのマシンサイクルを必要とす
るが、論理演算では少なくてすむ。又、論理演算のみで
あると高速処理向けの低水準言語が使用しやすいといっ
た特徴も持っている。また、いままで述べてきた方法の
全部を回路化する必要はなく、一部または全部をソフト
ウェアで行わせても良いし、回路自体も、論理が等価な
別の回路で置き換えても良いし、今までの論理を負論理
で置き換えても良いことは言うまでもない。
【0025】次に、図3に対しての実施例について説明
する。各入力に対して、メモリ29は128ビット分の
シフトレジスタを用い、中身はローテーションして用い
る。このユニットをネットワークにしたものを図5に示
す。3層構造とし、第1層目は256個、第2層目は2
0個、第3層目は5個の神経細胞ユニットからなり、1
〜2、2〜3層間はユニット同士がすべて結合している
。これに手書き文字を入力し文字認識を行わせた。この
ための結合係数(シフトレジスタの内容)はコンピュー
タシミュレーションにより次のようにして求めた。まず
、文字をスキャナーで読み取り、16×16のメッシュ
にわけ、文字部分のあるメッシュを1、ないメッシュを
0とした(図12)。このデータ(256個)をネット
ワークに入力した。出力層の各ニューロンを「1」〜「
5」までの数字に対応させ、その数字が入力したとき、
対応するニューロンの出力が1でその他のニューロンの
出力が0になるように学習させた。こうして求めた結合
係数をパルス列に変換しシフトレジスタに書き込んだ。 又結合係数は、興奮性、抑制性があるので、それに応じ
てこれを区別するためのメモリ(図3の29a,29b
)に書き込んだ。また、学習にはRumelhartの
バックプロパゲーション法を用いた。この実施例では、
入力は0か1であるので、入力パルス列は常にLOWレ
ベル、又はHIGHレベルの単純なものである。また、
入力(図7の19)にはパルス密度0.5のパルス列を
入力した。又出力は図10の回路を用い、それぞれの出
力層のニューロンからの出力信号をカウントした。認識
はどのニューロンからのカウント値がいちばん大きいか
で判断した。この回路により認識を行わせた結果、計算
機シュミレーションと同様の結果が得られた。
【0026】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、デジタル方式を採用しているので、アナログ方式で
みられる温度特性、ドリフト等の問題がなくなる。また
、結合係数をメモリ上に配置してあるので書換が容易で
あり汎用性がある。また、この回路の機能を計算機上で
シミュレートするときも、アナログ方式では実数値を計
算するのに比べ単純2値の方が計算スピードが速く、高
速計算向きの低水準言語にも適している。さらに、本発
明では、出力信号をバイナリデータあるいはアナログ信
号に変換するときに非常に高速に行え、本出願人が先に
提案した(特願平2−67942号)ものよりも処理能
力が高まった。
【図面の簡単な説明】
【図1】  請求項1,4の発明に対応した回路例を示
す図である。
【図2】  請求項2,5の発明に対応した回路例を示
す図である。
【図3】  請求項3,6の発明に対応した回路例を示
す図である。
【図4】  ニューロン素子の一例を示す図である。
【図5】  ニューラルネットワークに構成した時の一
例を示す図である。
【図6】  論理演算回路の一例を示す図である。
【図7】  論理演算回路の他の例を示す図である。
【図8】  論理演算回路の他の例を示す図である。
【図9】  従来のカウンタの一例を説明するための図
である。
【図10】  本発明によるカウンタの一例を説明する
ための図である。
【図11】  カウンタの動作説明をするための図であ
る。
【図12】  本発明の一実施例を説明するための図で
ある。
【図13】  従来のアナログ式ニューラルネットワー
クの一例を示す図である。
【図14】  従来のアナログ式ニューラルネットワー
クの一例を示す図である。
【符号の説明】
13,20,21,22,29…メモリ、14,23,
24,30…アンド回路、15…OR回路、18…演算
回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する回路において、少なくとも2つ以上の入力手段と
    、各入力に対して各入力毎に設けられたメモリと、該メ
    モリの内容を順次よみだす機能と、読み出されたメモリ
    の内容と第1の入力との論理積を入力毎に演算する機能
    と、その演算結果を、あらかじめ入力毎に設定された2
    つの組別に全入力分論理和演算する機能と、この組別の
    論理和演算結果同士を論理演算した信号を出力する機能
    と、を有する装置を1つのユニットとし、このユニット
    を少なくとも2つ以上有し、これらを網状に接続した装
    置において、前記出力信号をカウントするアップダウン
    カウンタと、最終出力結果を保存する手段と、保存され
    た結果をある一定時間後に取り出す手段とを有し、出力
    結果信号と前記保存手段より取り出した結果により、前
    記カウンタの動作を決定することを特徴とする信号処理
    装置装置。
  2. 【請求項2】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する手段において、少なくとも2つ以上の入力手段と
    、各入力に対して各入力毎に設けられた第1のメモリ及
    び第2のメモリと、第1のメモリの内容を順次よみだす
    機能と、読み出された第1のメモリの内容と入力との論
    理積を入力毎に計算する機能と、前記の第1のメモリに
    対する演算結果を、第2のメモリの内容別に全入力分論
    理和演算する機能と、前記論理和演算結果同士を論理演
    算した信号を出力する機能と、を有する装置を1つのユ
    ニットとし、このユニットを少なくとも2つ以上有し、
    これらを網状に接続した装置において、前記出力信号を
    カウントするアップダウンカウンタと、最終出力結果を
    保存する手段と、保存された結果をある一定時間後に取
    り出す手段とを有し、出力結果信号と前記保存手段より
    取り出した結果により、前記カウンタの動作を決定する
    ことを特徴とする信号処理装置。
  3. 【請求項3】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する手段において、少なくとも2つ以上の入力手段と
    、各入力に対して各入力毎に設けられた第1のメモリ及
    び第2のメモリと、第1のメモリと第2のメモリの内容
    を順次よみだす機能と、読み出された第1のメモリの内
    容と入力との論理積と、読み出された第2のメモリの内
    容と入力との論理積を入力毎に演算する機能と、前記第
    1のメモリに対する演算結果を全入力分論理和演算し、
    第2のメモリに対する演算結果を全入力分論理和演算す
    る機能と、前記論理和演算結果同士を論理演算した信号
    を出力する機能と、を有する装置を1つのユニットとし
    、このユニットを少なくとも2つ以上有し、これらを網
    状に接続した装置において、前記出力信号をカウントす
    るアップダウンカウンタと、最終出力結果を保存する手
    段と、保存された結果をある一定時間後に取り出す手段
    とを有し、出力結果信号と前記保存手段より取り出した
    結果により、前記カウンタの動作を決定することを特徴
    とする信号処理装置。
  4. 【請求項4】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する回路において、少なくとも2つ以上の入力手段と
    、第1の入力に対して、入力毎に設けられたメモリと、
    該メモリの内容を順次よみだす機能と、読み出されたメ
    モリの内容と第1の入力との論理積を入力毎に演算する
    機能と、前記の演算結果を、あらかじめ入力毎に設定さ
    れた2つの組別に全入力分論理和演算する機能と、前記
    論理和演算結果が不一致の時はあらかじめ定めてある方
    の組の信号を、一致の時は第2の入力もしくは該入力と
    それに付随して設けられているメモリの内容との論理積
    の結果を出力する機能と、を有する装置を1つのユニッ
    トとし、このユニットを少なくとも2つ以上有し、これ
    らを網状に接続した装置において、前記出力信号をカウ
    ントするアップダウンカウンタと、最終出力結果を保存
    する手段と、保存された結果をある一定時間後に取り出
    す手段とを有し、出力結果信号と前記保存手段より取り
    出した結果により、前記カウンタの動作を決定すること
    を特徴とする信号処理装置。
  5. 【請求項5】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する回路網において、少なくとも2つ以上の入力手段
    と、各入力に対して、各入力毎に設けられた第1のメモ
    リ及び第2のメモリと、第1のメモリの内容を順次よみ
    だす機能と、読み出された第1のメモリの内容と入力と
    の論理積を入力毎に計算する機能と、前記第1のメモリ
    に対する演算結果を、第2のメモリの内容別に全入力分
    論理和演算する機能と、前記論理和演算結果が不一致の
    時はあらかじめ定めてある方の組の信号を、一致の時は
    第2の入力もしくは該入力とそれに付随して設けられて
    いるメモリの内容との論理積の結果を出力する機能と、
    を有する装置を1つのユニットとし、このユニットを少
    なくとも2つ以上有し、これらを網状に接続した装置に
    おいて、前記出力信号をカウントするアップダウンカウ
    ンタと、最終出力結果を保存する手段と、保存された結
    果をある一定時間後に取り出す手段とを有し、出力結果
    信号と前記保存手段より取り出した結果により、前記カ
    ウンタの動作を決定することを特徴とする信号処理装置
  6. 【請求項6】  2値化された情報の列を複数同時に処
    理する回路網において、少なくとも2つ以上の入力手段
    と、各入力に対して各入力毎に設けられた第1のメモリ
    及び第2のメモリと、第1のメモリと第2のメモリの内
    容を順次よみだす機能と、読み出された第1のメモリの
    内容と入力との論理積と、読み出された第2のメモリの
    内容と入力との論理積を入力毎に計算する機能と、前記
    第1のメモリに対する演算結果を全入力分論理和し、第
    2のメモリに対する演算結果を全入力分論理和する機能
    と、前記演算結果が不一致の時はあらかじめ定めてある
    方の組の信号を、一致の時は第2の入力もしくは該入力
    とそれに付随して設けられているメモリの内容との論理
    積の結果を出力する機能と、を有する装置を1つのユニ
    ットとし、このユニットを少なくとも2つ以上有し、こ
    れらを網状に接続した装置において、前記出力信号をカ
    ウントするアップダウンカウンタと、最終出力結果を保
    存する手段と、保存された結果をある一定時間後に取り
    出す手段とを有し、出力結果信号と前記保存手段より取
    り出した結果により、前記カウンタの動作を決定するこ
    とを特徴とする信号処理装置。
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