JPH04184667A - 信号処理方法及びその装置 - Google Patents
信号処理方法及びその装置Info
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- JPH04184667A JPH04184667A JP31650890A JP31650890A JPH04184667A JP H04184667 A JPH04184667 A JP H04184667A JP 31650890 A JP31650890 A JP 31650890A JP 31650890 A JP31650890 A JP 31650890A JP H04184667 A JPH04184667 A JP H04184667A
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- circuit
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Landscapes
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、神経細胞回路網の情報処理機能を人工的に実
現することを目指した並列分散型情報処理装置なるニュ
ーラルコンピュータ用の信号処理方法及びその装置に関
する。
現することを目指した並列分散型情報処理装置なるニュ
ーラルコンピュータ用の信号処理方法及びその装置に関
する。
従来の技術
生体の情報処理の基本的な単位である神経細胞にューロ
ン)の機能を模倣し、さらに、この「神経細胞模倣素子
」をネットワークにし、情報の並列処理を目指したのが
、いわゆるニューラルネットワークである。文字認識や
連想記憶、運動制御等、生体ではいとも簡単に行われて
いても、従来のノイマン型コンピュータではなかなか達
成しないものが多い。生体の神経系、特に生体特有の機
能、即ち並列処理、自己学習等をニューラルネットワー
クにより模倣して、これらの問題を解決しようとする試
みが盛んに行われている。
ン)の機能を模倣し、さらに、この「神経細胞模倣素子
」をネットワークにし、情報の並列処理を目指したのが
、いわゆるニューラルネットワークである。文字認識や
連想記憶、運動制御等、生体ではいとも簡単に行われて
いても、従来のノイマン型コンピュータではなかなか達
成しないものが多い。生体の神経系、特に生体特有の機
能、即ち並列処理、自己学習等をニューラルネットワー
クにより模倣して、これらの問題を解決しようとする試
みが盛んに行われている。
まず、従来のニューラルネットワークのモデルについて
説明する。第7図はある1つの神経細胞ユニットAを表
す図であり、第6図はこれをネットワークにしたもので
ある。A、、A、、A、は各々神経細胞ユニットを表す
。1つの神経細胞ユニットは多数の他の神経細胞ユニッ
トと結合し信号を受け、それを処理して出力を出す。第
6図の場合、ネットワークは階層型であり、神経細胞ユ
ニットA、は1つ前(左側)の層の神経細胞ユニットA
3 より信号を受け、1つ後(右側)の層の神経細胞ユ
ニットA、へ出力する。
説明する。第7図はある1つの神経細胞ユニットAを表
す図であり、第6図はこれをネットワークにしたもので
ある。A、、A、、A、は各々神経細胞ユニットを表す
。1つの神経細胞ユニットは多数の他の神経細胞ユニッ
トと結合し信号を受け、それを処理して出力を出す。第
6図の場合、ネットワークは階層型であり、神経細胞ユ
ニットA、は1つ前(左側)の層の神経細胞ユニットA
3 より信号を受け、1つ後(右側)の層の神経細胞ユ
ニットA、へ出力する。
より詳細に説明する。まず、第7図の神経細胞ユニット
Aにおいて、他の神経細胞ユニットと自分のユニットと
の結合の度合いを表すのが結合係数と呼ばれるもので、
i番目の神経細胞ユニットとj番目の神経細胞ユニット
の結合係数を一般にTIJで表す。いま、自分の神経細
胞ユニットがj番目のユニットであるとし、1番目の神
経細胞ユニットの出力をyIとするとこれに結合係数T
IJを掛けたTIJyIが、自分のユニットへの入力と
なる。前述したように、1つの神経細胞ユニット□
は多数の神経細胞ユニットと結合しているので、それら
のユニットに対するT 11’I + を足し合わせた
結果なるΣTxV+が、ネットワーク内における自分の
神経細胞ユニットへの入力となる。これを内部電位とい
い、U、で表す。
Aにおいて、他の神経細胞ユニットと自分のユニットと
の結合の度合いを表すのが結合係数と呼ばれるもので、
i番目の神経細胞ユニットとj番目の神経細胞ユニット
の結合係数を一般にTIJで表す。いま、自分の神経細
胞ユニットがj番目のユニットであるとし、1番目の神
経細胞ユニットの出力をyIとするとこれに結合係数T
IJを掛けたTIJyIが、自分のユニットへの入力と
なる。前述したように、1つの神経細胞ユニット□
は多数の神経細胞ユニットと結合しているので、それら
のユニットに対するT 11’I + を足し合わせた
結果なるΣTxV+が、ネットワーク内における自分の
神経細胞ユニットへの入力となる。これを内部電位とい
い、U、で表す。
u、=ΣTIJy1 ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・(1)次に、この入力に
対して非線形な処理をすることで、その神経細胞ユニッ
トの出力とする。この時に用いる関数を神経細胞応答関
数と呼び、非線形関数として、(2)式及び第8図に示
すようなシグモイド関数を用いる。
・・・・・・・・・・・・・・(1)次に、この入力に
対して非線形な処理をすることで、その神経細胞ユニッ
トの出力とする。この時に用いる関数を神経細胞応答関
数と呼び、非線形関数として、(2)式及び第8図に示
すようなシグモイド関数を用いる。
f (x)−1/ (1+e−X) ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)このよ
うな神経細胞ユニットを第6図に示すようにネットワー
クに構成した時には、各結合係数T + tを与え、(
1)(2)式を次々と計算することにより、情報の並列
処理が可能となり、最終的な出力が得られるものである
。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)このよ
うな神経細胞ユニットを第6図に示すようにネットワー
クに構成した時には、各結合係数T + tを与え、(
1)(2)式を次々と計算することにより、情報の並列
処理が可能となり、最終的な出力が得られるものである
。
このようなネットワークを電気回路により実現したもの
の一例として、第9図に示すようなものがある。これは
、特開昭62−295188号公報中に示されるもので
、基本的には、S字形伝達関数を有する複数の増幅器1
と、各増幅器1の出力を他の層の増幅器の入力に一点鎖
線で示すように接続する抵抗性フィードバック回路網2
とが設けられている。各増幅器1の入力側には接地され
たコンデンサと接地された抵抗とによるCR時定数回路
3が個別に接続されている。そして、入力電流I It
L1〜.INが各増幅器1の入力に供給され、出力
はこれらの増幅器1の出力電圧の集合から得られる。
の一例として、第9図に示すようなものがある。これは
、特開昭62−295188号公報中に示されるもので
、基本的には、S字形伝達関数を有する複数の増幅器1
と、各増幅器1の出力を他の層の増幅器の入力に一点鎖
線で示すように接続する抵抗性フィードバック回路網2
とが設けられている。各増幅器1の入力側には接地され
たコンデンサと接地された抵抗とによるCR時定数回路
3が個別に接続されている。そして、入力電流I It
L1〜.INが各増幅器1の入力に供給され、出力
はこれらの増幅器1の出力電圧の集合から得られる。
ここに、ネットワークへの入力や出力の信号強度を電圧
で表し、神経細胞ユニット間の結合の強さは、各細胞間
の入出カラインを結ぶ抵抗4 (抵抗性フィードバック
回路網2中の格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答
関数は各増幅器lの伝達関数で表される。即ち、第9図
において複数の増幅器1は反転出力及び非反転出力を有
し、かつ、各増幅器1の入力には入力電流供給手段なる
CR時定数回路3を有しており、予め選定された第1の
値、又は予め選定された第2の値である抵抗4(T、j
)で増幅器3の各々の出力を入力に接続するフィードバ
ック回路網2とされている。抵抗4はi番目の増幅器出
力とj番目の増幅器入力との間の相互コンダクタンスを
表し、回路網が平衡する複数の極小値を作るように選定
され、複数の極小値を持ったエネルギー関数を最小にす
るようにしている。また、神経細胞間の結合には、興奮
性と抑制性とがあり数学的には結合係数の正負符号によ
り表されるが、回路上の定数で正負を実現するのは困難
であるので、ここでは、増幅器1の出力を2つに分け、
一方の出力を反転させることにより、正負の2つの信号
を生成し、これを適当に選択することにより実現するよ
うにしている。また、第8図に示したシグモイド関数に
相当するものとしては増幅器が用いられている。
で表し、神経細胞ユニット間の結合の強さは、各細胞間
の入出カラインを結ぶ抵抗4 (抵抗性フィードバック
回路網2中の格子点)の抵抗値で表され、神経細胞応答
関数は各増幅器lの伝達関数で表される。即ち、第9図
において複数の増幅器1は反転出力及び非反転出力を有
し、かつ、各増幅器1の入力には入力電流供給手段なる
CR時定数回路3を有しており、予め選定された第1の
値、又は予め選定された第2の値である抵抗4(T、j
)で増幅器3の各々の出力を入力に接続するフィードバ
ック回路網2とされている。抵抗4はi番目の増幅器出
力とj番目の増幅器入力との間の相互コンダクタンスを
表し、回路網が平衡する複数の極小値を作るように選定
され、複数の極小値を持ったエネルギー関数を最小にす
るようにしている。また、神経細胞間の結合には、興奮
性と抑制性とがあり数学的には結合係数の正負符号によ
り表されるが、回路上の定数で正負を実現するのは困難
であるので、ここでは、増幅器1の出力を2つに分け、
一方の出力を反転させることにより、正負の2つの信号
を生成し、これを適当に選択することにより実現するよ
うにしている。また、第8図に示したシグモイド関数に
相当するものとしては増幅器が用いられている。
しかしながら、このようなアナログ回路方式には、次の
ような問題点がある。
ような問題点がある。
■ 信号の強度を電位や電流などのアナログ値で表し、
内部の演算もアナログ的に行わせる場合、温度特性や電
源投入直後のドリフト等により、その値が変化する。
内部の演算もアナログ的に行わせる場合、温度特性や電
源投入直後のドリフト等により、その値が変化する。
■ ネットワークであるので、素子の数も多く必要とす
るが、各々の特性を揃えることは困難である。
るが、各々の特性を揃えることは困難である。
■ 1つの素子の精度や安定性が問題となったとき、そ
れをネットワークにしたとき、新たな問題を生ずる可能
性があり、ネットワーク全体で見たときの動きが予想で
きない。
れをネットワークにしたとき、新たな問題を生ずる可能
性があり、ネットワーク全体で見たときの動きが予想で
きない。
■ 結合係数T、が固定であり、予めシミュレーション
などの他の方法で学習させた値を使うしかなく、自己学
習ができない。
などの他の方法で学習させた値を使うしかなく、自己学
習ができない。
一方、デジタル回路でニューラルネットを実現したもの
の例を第10図ないし第12図を参照して説明する。第
10図は単一の神経細胞の回路構成を示し、各シナプス
回路6を樹状突起回路7を介して細胞体回路8に接続し
てなる。第11図はその内のシナプス回路6の構成例を
示し、係数回路9を介して入力パルスfに倍率a (フ
ィードバック信号に掛ける倍率で1又は2)を掛けた値
が入力されるレートマルチプライヤ10を設けてなり、
レートマルチプライヤ10には重み付けの値Wを記憶し
たシナプス荷重レジスタ11が接続されている。また、
第12図は細胞体回路8の構成例を示し、制御回路12
、アップ/ダウンカウンタ13、レートマルチプライヤ
14及びゲート15を順に接続してなり、さらに、アッ
プ/ダウンメモリ16が設けられている。
の例を第10図ないし第12図を参照して説明する。第
10図は単一の神経細胞の回路構成を示し、各シナプス
回路6を樹状突起回路7を介して細胞体回路8に接続し
てなる。第11図はその内のシナプス回路6の構成例を
示し、係数回路9を介して入力パルスfに倍率a (フ
ィードバック信号に掛ける倍率で1又は2)を掛けた値
が入力されるレートマルチプライヤ10を設けてなり、
レートマルチプライヤ10には重み付けの値Wを記憶し
たシナプス荷重レジスタ11が接続されている。また、
第12図は細胞体回路8の構成例を示し、制御回路12
、アップ/ダウンカウンタ13、レートマルチプライヤ
14及びゲート15を順に接続してなり、さらに、アッ
プ/ダウンメモリ16が設けられている。
これは、神経細胞ユニットの入出力をパルス列で表し、
そのパルス密度で信号の量を表している。
そのパルス密度で信号の量を表している。
結合係数は2進数で表し、メモリ16上に保存しておく
。入力信号をレートマルチプライヤ14のクロックへ入
力し、結合係数をレート値へ入力することによって、入
力信号のパルス密度をレート値に応じて減らしている。
。入力信号をレートマルチプライヤ14のクロックへ入
力し、結合係数をレート値へ入力することによって、入
力信号のパルス密度をレート値に応じて減らしている。
これは、バックプロパゲーションモデルの式のT、、y
、の部分に相当する。次に、ΣTI J V +のΣの
部分は、樹状突起回路7によって示されるOR回路で実
現している。
、の部分に相当する。次に、ΣTI J V +のΣの
部分は、樹状突起回路7によって示されるOR回路で実
現している。
結合には興奮性、抑制性があるので、予めグループ分け
しておき、各々のグループ別にORをとる。
しておき、各々のグループ別にORをとる。
この2つの出力をカウンタ13のアップ側、ダウン側に
入力しカウントすることで出力が得られる。
入力しカウントすることで出力が得られる。
この出力は2進数であるので、再びレートマルチプライ
ヤ14を用いて、パルス密度に変換する。
ヤ14を用いて、パルス密度に変換する。
このユニットをネットワークにすることによって、ニュ
ーラルネットワークが実現できる。学習については、最
終出力を外部のコンピュータに入力して、コンピュータ
内部で数値計算を行い、その結果を結合係数のメモリ1
6に書込むことにより実現している。従って、自己学習
機能は全くない。
ーラルネットワークが実現できる。学習については、最
終出力を外部のコンピュータに入力して、コンピュータ
内部で数値計算を行い、その結果を結合係数のメモリ1
6に書込むことにより実現している。従って、自己学習
機能は全くない。
また、回路構成もパルス密度の信号をカウンタを用いて
一旦数値(2進数)に変換し、その後、再びパルス密度
に変換しており、複雑なものになっている。
一旦数値(2進数)に変換し、その後、再びパルス密度
に変換しており、複雑なものになっている。
発明が解決しようとする課題
このように従来技術による場合、アナログ回路方式では
動作に確実性がなく、数値計算による学習方法も計算が
複雑であり、ハードウェア化に適さず、動作が確実なデ
ジタル方式のものは回路構成が複雑である。また、ハー
ドウェア上で自己学習ができないという欠点がある。
動作に確実性がなく、数値計算による学習方法も計算が
複雑であり、ハードウェア化に適さず、動作が確実なデ
ジタル方式のものは回路構成が複雑である。また、ハー
ドウェア上で自己学習ができないという欠点がある。
このような欠点を解消するため、デジタル方式のニュー
ロンモデルが本出願人により提案されているが、例えば
、神経細胞ユニットの内部の値が「1」以上であっても
取扱える、又は、「1」以上の値を生成することで、ネ
ットワークの柔軟性を高め、実際の応用環境に即した、
効率的で、より使いやすく、汎用性の高い信号処理方法
ないしは装置が要望される。
ロンモデルが本出願人により提案されているが、例えば
、神経細胞ユニットの内部の値が「1」以上であっても
取扱える、又は、「1」以上の値を生成することで、ネ
ットワークの柔軟性を高め、実際の応用環境に即した、
効率的で、より使いやすく、汎用性の高い信号処理方法
ないしは装置が要望される。
課題を解決するための手段
同期クロック発生手段とこの同期クロック発生手段によ
る第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第2同
期クロックを発生させる第2同期クロック握生手段とを
設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入力の
各々に対してメモリを有し、前記メモリ内容と前記第2
同期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られたこ
の論理積結果と入力との論理積を演算し、又は、前記入
力と前記第2同期クロックとの論理積を入力毎に演算し
、得られたこの論理積結果と前記メモリ内容との論理積
を演算し、得られたこの論理積結果をカウンタにより計
数し、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算し、これらの論理積結果を前記メ
モリ内容に応じて決められた2つのグループ毎に各々論
理和を演算し、得られた一方のグループの論理和結果と
他方のグループの論理和結果の否定との論理積又は論理
和を演算し、この論理積結果又は論理和結果を、他のユ
ニット又は自己のユニットの入力に対して出力させるよ
うにした。
る第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第2同
期クロックを発生させる第2同期クロック握生手段とを
設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入力の
各々に対してメモリを有し、前記メモリ内容と前記第2
同期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られたこ
の論理積結果と入力との論理積を演算し、又は、前記入
力と前記第2同期クロックとの論理積を入力毎に演算し
、得られたこの論理積結果と前記メモリ内容との論理積
を演算し、得られたこの論理積結果をカウンタにより計
数し、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算し、これらの論理積結果を前記メ
モリ内容に応じて決められた2つのグループ毎に各々論
理和を演算し、得られた一方のグループの論理和結果と
他方のグループの論理和結果の否定との論理積又は論理
和を演算し、この論理積結果又は論理和結果を、他のユ
ニット又は自己のユニットの入力に対して出力させるよ
うにした。
装置構成としては、同期クロック発生回路と、この同期
クロック発生回路による第1同期クロックの少なくとも
4倍の周波数の第2同期グロックを発生させる第2同期
クロック発生回路と、少なくとも2つの入力と、入力の
各々に対して設けたメモリと、前記メモリ内容と前記第
2同期クロックとの論理積、又は、入力と前記第2同期
クロックとの論理積を入力毎に演算する第1論理積回路
と、得られたこの論理積結果と入力との論理積、又は、
得られたこの論理積結果とメモリ内容との論理積を演算
する第2論理積回路と、得られたこの論理積結果を計数
するカウンタと、このカウンタによる計数結果と前記第
1同期クロックとの論理積を演算する第3論理積回路と
、これらの第3論理積回路による論理積結果を前記メモ
リ内容に応じて決められた2つのグループ毎に各々論理
和を演算する論理和回路(第1論理和回路)と、得られ
た一方のグループの論理和結果と他方のグループの論理
和結果の否定との論理積又は論理和を演算する第4論理
積回路又は論理和回路(第2論理和回路)とを有する回
路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニットの出力
を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニットの入
力側に結合させた。
クロック発生回路による第1同期クロックの少なくとも
4倍の周波数の第2同期グロックを発生させる第2同期
クロック発生回路と、少なくとも2つの入力と、入力の
各々に対して設けたメモリと、前記メモリ内容と前記第
2同期クロックとの論理積、又は、入力と前記第2同期
クロックとの論理積を入力毎に演算する第1論理積回路
と、得られたこの論理積結果と入力との論理積、又は、
得られたこの論理積結果とメモリ内容との論理積を演算
する第2論理積回路と、得られたこの論理積結果を計数
するカウンタと、このカウンタによる計数結果と前記第
1同期クロックとの論理積を演算する第3論理積回路と
、これらの第3論理積回路による論理積結果を前記メモ
リ内容に応じて決められた2つのグループ毎に各々論理
和を演算する論理和回路(第1論理和回路)と、得られ
た一方のグループの論理和結果と他方のグループの論理
和結果の否定との論理積又は論理和を演算する第4論理
積回路又は論理和回路(第2論理和回路)とを有する回
路ユニットを複数個設け、これらの回路ユニットの出力
を他の回路ユニットの入力又は自己の回路ユニットの入
力側に結合させた。
作用
第1同期クロックよりも速い周期の第2同期クロックを
用いることにより、神経細胞ユニットなるユニット内部
、の演算に、結合係数を「1ノ以上の値として扱うこと
ができ、密度として扱う信号の上限がなくなり、ネット
ワークの柔軟性を確保でき、実際の応用環境に即した、
効率的で、より使いやすく、汎用性の高い信号処理方法
となる。
用いることにより、神経細胞ユニットなるユニット内部
、の演算に、結合係数を「1ノ以上の値として扱うこと
ができ、密度として扱う信号の上限がなくなり、ネット
ワークの柔軟性を確保でき、実際の応用環境に即した、
効率的で、より使いやすく、汎用性の高い信号処理方法
となる。
装置的にみても、入力信号を第2同期クロックにより2
倍以上に増幅して取り扱うことができ、演算精度を向上
させることができる。
倍以上に増幅して取り扱うことができ、演算精度を向上
させることができる。
実施例
本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づいて説明
する。
する。
本実施例は、デジタル論理回路構成を前提とし、■ 神
経細胞ユニットに関する入出力信号、中間信号、結合係
数、教師信号などは全て、「O」「1」の2値で表され
たパルス列で表す。
経細胞ユニットに関する入出力信号、中間信号、結合係
数、教師信号などは全て、「O」「1」の2値で表され
たパルス列で表す。
■ ネットワーク内部での信号の量は、パルス密度で表
す(ある一定時間内の「1」の数)6■ 神経細胞ユニ
ット内での計算は、パルス列同士の論理演算で表す。
す(ある一定時間内の「1」の数)6■ 神経細胞ユニ
ット内での計算は、パルス列同士の論理演算で表す。
■ 結合係数のパルス列はメモリ上に置く。
■ このような結合係数を用いた演算において、同期ク
ロックよりも速い周期の同期クロックを用いて、神経細
胞ユニット内で、「l」以上の値を取扱う。
ロックよりも速い周期の同期クロックを用いて、神経細
胞ユニット内で、「l」以上の値を取扱う。
ようにしたものである。
以下、この思想を具体化した例に基づき説明する、まず
、第1図は1つのニューロン(回路ユニット)Aに相当
する部分を示し、ネットワーク構成したものは例えば第
6図の場合のように階層型とされる。入出力は、全て、
rlJ rQJに2値化され、かつ、同期化されたも
のが用いられる。
、第1図は1つのニューロン(回路ユニット)Aに相当
する部分を示し、ネットワーク構成したものは例えば第
6図の場合のように階層型とされる。入出力は、全て、
rlJ rQJに2値化され、かつ、同期化されたも
のが用いられる。
21はこのための同期クロック(第1同期クロック)を
発生させるための同期クロック発生回路である。入力信
号y1の強度はパルス密度で表現し、例えば第2図に示
すパルス列のように、ある一定時間内にある、「1」の
状態数で表す。即ち、第2図例は、4/6を表すパルス
信号であり、同期パルス6個中に信号は「1」が4個、
「0」が2個である。このとき、「l」とrQJの並び
方は、ランダムであることが望ましい。
発生させるための同期クロック発生回路である。入力信
号y1の強度はパルス密度で表現し、例えば第2図に示
すパルス列のように、ある一定時間内にある、「1」の
状態数で表す。即ち、第2図例は、4/6を表すパルス
信号であり、同期パルス6個中に信号は「1」が4個、
「0」が2個である。このとき、「l」とrQJの並び
方は、ランダムであることが望ましい。
一方、結合係数T、も同様にパルス密度で表現し、「O
」と「IJとのパルス列として予めメモリ22上に用意
しておく6例えば、第3図図示例は、N O1010J
=3/6を表すパルス列である。この場合も、「1」
と「0」の並び方はランダムであることが望ましい。
」と「IJとのパルス列として予めメモリ22上に用意
しておく6例えば、第3図図示例は、N O1010J
=3/6を表すパルス列である。この場合も、「1」
と「0」の並び方はランダムであることが望ましい。
一方、同期クロックに対して4倍の周波数の第2同期ク
ロックを発生させる第2同期クロック発生回路23が設
けられている。そして、この結合係数なるパルス列を同
期クロックに応じてメモリ22上より順次読出し、この
第2同期クロック発生回路23からの第2同期クロック
との論理積をANDゲート(第1論理積回路)24によ
りとる。
ロックを発生させる第2同期クロック発生回路23が設
けられている。そして、この結合係数なるパルス列を同
期クロックに応じてメモリ22上より順次読出し、この
第2同期クロック発生回路23からの第2同期クロック
との論理積をANDゲート(第1論理積回路)24によ
りとる。
第4図はこの様子を示す。この論理積結果によれば、結
合係数値を2倍にし得ることが分かる。
合係数値を2倍にし得ることが分かる。
ついで、このANDゲート24出力と入力との論理積を
ANDゲート(第2論理積回路)25によりとり、この
結果をアップ/ダウンカウンタ(カウンタ)26のアッ
プ端子に入力させる。このカウンタ26の計数値は同期
クロック発生回路21からの同期クロックとともにAN
Dゲート(第3論理積回路)27により論理積がとられ
る。
ANDゲート(第2論理積回路)25によりとり、この
結果をアップ/ダウンカウンタ(カウンタ)26のアッ
プ端子に入力させる。このカウンタ26の計数値は同期
クロック発生回路21からの同期クロックとともにAN
Dゲート(第3論理積回路)27により論理積がとられ
る。
このANDゲート27出力を神経細胞ユニットAへの1
つの入力とする。また、一方では、ANDゲート27出
力はインバータ28を介して前記カウンタ26のダウン
端子に入力されている。しかして、このようなANDゲ
ート27出力は、例えば第5図に示すようなものとなる
。即ち、入力信号が入力された場合、これと同期してメ
モリ22上より結合係数T11のパルス列を読出し、同
期信号の4倍以上の周波数の第2同期信号と結合係数の
論理積をとり、この結果と入力信号との論理積を順次と
ることによって、神経細胞ユニットAへの入力が得られ
る。このことは、結合係数T + 1がrl」以上の値
をとり得ることを示している。
つの入力とする。また、一方では、ANDゲート27出
力はインバータ28を介して前記カウンタ26のダウン
端子に入力されている。しかして、このようなANDゲ
ート27出力は、例えば第5図に示すようなものとなる
。即ち、入力信号が入力された場合、これと同期してメ
モリ22上より結合係数T11のパルス列を読出し、同
期信号の4倍以上の周波数の第2同期信号と結合係数の
論理積をとり、この結果と入力信号との論理積を順次と
ることによって、神経細胞ユニットAへの入力が得られ
る。このことは、結合係数T + 1がrl」以上の値
をとり得ることを示している。
このような演算処理入力回路29の出力パルス密度は、
近似的には、[入力信号のパルス密度」と「結合係数パ
ルス密度×2」の積となり、アナログ方式における場合
の信号の積と同様の機能を有する。これは、信号の列(
パルス列)が長いほど、また、「1」とrQJの並び方
がランダムであるほど、数値の積に近い機能になる。ラ
ンダムでないとは、「IJ (又は、ro、7 )が密
集して(密接して)いることを意味する。入力パルス列
と比較して結合係数のパルス列が短く、読出すべきデー
タがなくなってしまった場合には、再び結合係数T8.
のパルス列の先頭に戻って、読出しを繰返せばよい。
近似的には、[入力信号のパルス密度」と「結合係数パ
ルス密度×2」の積となり、アナログ方式における場合
の信号の積と同様の機能を有する。これは、信号の列(
パルス列)が長いほど、また、「1」とrQJの並び方
がランダムであるほど、数値の積に近い機能になる。ラ
ンダムでないとは、「IJ (又は、ro、7 )が密
集して(密接して)いることを意味する。入力パルス列
と比較して結合係数のパルス列が短く、読出すべきデー
タがなくなってしまった場合には、再び結合係数T8.
のパルス列の先頭に戻って、読出しを繰返せばよい。
なお、第2同期クロックは同期クロックの4倍のものに
限らず、4倍以上の周期のものであればよい。また、カ
ウンタ26に対する入力としては、最初に結合係数と入
力との論理積をとり、この論理積結果と第2同期クロッ
クとの論理積をとったものとしてもよい。
限らず、4倍以上の周期のものであればよい。また、カ
ウンタ26に対する入力としては、最初に結合係数と入
力との論理積をとり、この論理積結果と第2同期クロッ
クとの論理積をとったものとしてもよい。
ところで、1つの神経細胞ユニットAは多くの入力を持
つので、前述した演算処理入力回路29を各入力毎に持
つ。そして、各演算処理入力回路29からの論理積結果
についてORゲート(論理和回路=第1論理和回路)3
0により論理和をとる。この処理は、アナログ方式にお
ける信号の和を求める計算及び非線形関数(シグモイド
関数)の部分に対応している。一般的なパルス列の演算
において、パルス密度が低い場合、ORをとったものの
パルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的に一致す
る。パルス密度が高くなるにつれて、ORの出力は徐々
に飽和してくるので、パルス密度の和と結果とは一致せ
ず、非線形性が出てくる。
つので、前述した演算処理入力回路29を各入力毎に持
つ。そして、各演算処理入力回路29からの論理積結果
についてORゲート(論理和回路=第1論理和回路)3
0により論理和をとる。この処理は、アナログ方式にお
ける信号の和を求める計算及び非線形関数(シグモイド
関数)の部分に対応している。一般的なパルス列の演算
において、パルス密度が低い場合、ORをとったものの
パルス密度は、各々のパルス密度の和に近似的に一致す
る。パルス密度が高くなるにつれて、ORの出力は徐々
に飽和してくるので、パルス密度の和と結果とは一致せ
ず、非線形性が出てくる。
ORの場合、パルス密度がrlJより大きくなることが
なく、「0」より小さくなることもなく、また、単調増
加関数であるので、シグモイド関数と近似的に同等とな
る。
なく、「0」より小さくなることもなく、また、単調増
加関数であるので、シグモイド関数と近似的に同等とな
る。
ところで、ニューラルネットワークの機能を実用的なも
のとするためには、結合係数を、正値だけでなく負値も
とれるようにすることが望ましい。
のとするためには、結合係数を、正値だけでなく負値も
とれるようにすることが望ましい。
結合係数が正である結合を興奮性結合、負である結合を
抑制性結合と呼ぶ。アナログ回路では、抑制性結合の場
合、増幅器を用いて出力を反転させ、結合係数に相当す
る抵抗値で他のニューロンへ結合させている。パルス密
度は常に正であるが、本実施例では、次のように興奮性
/抑制性に対処している。即ち、メモリ22の記憶させ
た結合係数T、の正負により、演算処理入力回路29の
出力をグループ分けし、興奮性結合係数グループによる
演算処理入力回路29はORゲート30a部分で論理和
をとり、抑制性結合係数グループによる演算処理入力回
路29はORゲート30b部分で論理和をとる。これら
のORゲート30a、30bの論理和結果に基づき、[
興奮性結合グループの論理和結果がffl、jの時」に
は神経細胞ユニットAからはrlJを出力し、「抑制性
結合グループの論理和結果が[rllの時」には神経細
胞ユニットAからはrQJ を出力するようにした。例
えば、[興奮性結合グループの論理和結果がIr、!l
」で、かつ、「抑制性結合グループの論理和結果がIr
O,Q Jの時のみ、この神経細胞ユニットAは「1」
を出力するようにした。この機能を実現するためには、
「抑制性結合グループの論理和結果の否定(NOT31
)Jと「興奮性結合グループの論理和結果Jとの論理積
を第4論理積回路32でとればよい。また、この第4#
1理積回路32に代えて、論理和回路(第2論理和回路
)で、[興奮性結合グループの論理和結果がff’J
Jで、がっ、[抑制性結合グループの論理和結果がff
’J Jの時のみ、この神経細胞ユニットAがrQJを
出力するようにすることができる。
抑制性結合と呼ぶ。アナログ回路では、抑制性結合の場
合、増幅器を用いて出力を反転させ、結合係数に相当す
る抵抗値で他のニューロンへ結合させている。パルス密
度は常に正であるが、本実施例では、次のように興奮性
/抑制性に対処している。即ち、メモリ22の記憶させ
た結合係数T、の正負により、演算処理入力回路29の
出力をグループ分けし、興奮性結合係数グループによる
演算処理入力回路29はORゲート30a部分で論理和
をとり、抑制性結合係数グループによる演算処理入力回
路29はORゲート30b部分で論理和をとる。これら
のORゲート30a、30bの論理和結果に基づき、[
興奮性結合グループの論理和結果がffl、jの時」に
は神経細胞ユニットAからはrlJを出力し、「抑制性
結合グループの論理和結果が[rllの時」には神経細
胞ユニットAからはrQJ を出力するようにした。例
えば、[興奮性結合グループの論理和結果がIr、!l
」で、かつ、「抑制性結合グループの論理和結果がIr
O,Q Jの時のみ、この神経細胞ユニットAは「1」
を出力するようにした。この機能を実現するためには、
「抑制性結合グループの論理和結果の否定(NOT31
)Jと「興奮性結合グループの論理和結果Jとの論理積
を第4論理積回路32でとればよい。また、この第4#
1理積回路32に代えて、論理和回路(第2論理和回路
)で、[興奮性結合グループの論理和結果がff’J
Jで、がっ、[抑制性結合グループの論理和結果がff
’J Jの時のみ、この神経細胞ユニットAがrQJを
出力するようにすることができる。
前述した説明は、神経細胞ユニット単体についての説明
であるが、本来の機能を持たせるためには、このような
回路ユニットを複数個設けてネットワーク構成する必要
がある。そのためには、前述したように例えば第6図の
ように階層型(3層)ネットワーク構造とし、ある回路
ユニットの出力は次の層の回路ユニットの入力側に結合
されている。又は、必要に応じて自己の回路ユニットの
入力側に結合させてもよい。何れにしても、ネットワー
ク全体を同期させておけば、次々と同じ機能で計算させ
ることができる。
であるが、本来の機能を持たせるためには、このような
回路ユニットを複数個設けてネットワーク構成する必要
がある。そのためには、前述したように例えば第6図の
ように階層型(3層)ネットワーク構造とし、ある回路
ユニットの出力は次の層の回路ユニットの入力側に結合
されている。又は、必要に応じて自己の回路ユニットの
入力側に結合させてもよい。何れにしても、ネットワー
ク全体を同期させておけば、次々と同じ機能で計算させ
ることができる。
また、上述したように信号をパルス密度で表現し処理す
る手法は、実際の回路のみならず、計算機上でシミュレ
ートする場合にも有用である。計算機上では演算は直列
的に行われるが、アナログ値を用いて計算するのに比し
て、rQJ rlJの2値の論理演算のみであるので
、計算速度が著しく向上する。一般に、実数値の四則演
算は1回の計算に多くのマシンサイクルを必要とするが
、論理演算では少なくて済む。また、論理演算のみであ
ると、高速処理向けの低水準言語が使用しやすいという
利点も持つ。
る手法は、実際の回路のみならず、計算機上でシミュレ
ートする場合にも有用である。計算機上では演算は直列
的に行われるが、アナログ値を用いて計算するのに比し
て、rQJ rlJの2値の論理演算のみであるので
、計算速度が著しく向上する。一般に、実数値の四則演
算は1回の計算に多くのマシンサイクルを必要とするが
、論理演算では少なくて済む。また、論理演算のみであ
ると、高速処理向けの低水準言語が使用しやすいという
利点も持つ。
また、上述した方法を実施する上で、全部を回路化する
必要はなく、一部又は全部をソフトウェア化してもよく
、又は、回路自体を論理が等価な別の回路に置き換えて
もよく、さらには、図示例を負論理に置き換えてもよい
。
必要はなく、一部又は全部をソフトウェア化してもよく
、又は、回路自体を論理が等価な別の回路に置き換えて
もよく、さらには、図示例を負論理に置き換えてもよい
。
発明の効果
本発明は、上述したように構成したので、第1同期クロ
ックよりも速い周期の第2同期クロックを用いたため、
神経細胞ユニットなるユニット内部の演算に、結合係数
をrlJ以上の値として扱うことができ、密度として扱
う信号の上限がなくなり、ネットワークの柔軟性を確保
でき、実際の応用環境に即した、効率的で、より使いや
すく、汎用性の高い信号処理が可能となり、装置的にみ
ても、入力信号を第2同期クロックにより2倍以上に増
幅して取り扱うことができ、演算精度を向上させること
ができる。
ックよりも速い周期の第2同期クロックを用いたため、
神経細胞ユニットなるユニット内部の演算に、結合係数
をrlJ以上の値として扱うことができ、密度として扱
う信号の上限がなくなり、ネットワークの柔軟性を確保
でき、実際の応用環境に即した、効率的で、より使いや
すく、汎用性の高い信号処理が可能となり、装置的にみ
ても、入力信号を第2同期クロックにより2倍以上に増
幅して取り扱うことができ、演算精度を向上させること
ができる。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図な
いし第5図はパルス密度信号処理例を示すタイミングチ
ャート、第6図はそのニューラルネットワーク構成の概
念図、第7図は従来例を示す1つのユニット構成を示す
概念図、第8図はシグモイド関数を示すグラフ、第9図
は1つのユニットの具体的回路図、第10図はデジタル
構成例を示すブロック図、第11図及び第12図その一
部の回路図である。 21・・・第1同期クロック発生回路、22・・・メモ
リ、23・・・第2同期クロック発生回路、24・・・
第1論理積回路、25・・・第2論理積回路、26・・
・カウンタ、27・・・第3論理積回路、3o・・・論
理和回路=第1論理和回路、32・・・第4論理積回路
、J−3Z図 U3 図 Jは図 、U35必 鴫り0ツク ■−一り−」=−1−−J−−■−一「
−二り−」−一1−一丁一一りm−,56菌 U 7図
いし第5図はパルス密度信号処理例を示すタイミングチ
ャート、第6図はそのニューラルネットワーク構成の概
念図、第7図は従来例を示す1つのユニット構成を示す
概念図、第8図はシグモイド関数を示すグラフ、第9図
は1つのユニットの具体的回路図、第10図はデジタル
構成例を示すブロック図、第11図及び第12図その一
部の回路図である。 21・・・第1同期クロック発生回路、22・・・メモ
リ、23・・・第2同期クロック発生回路、24・・・
第1論理積回路、25・・・第2論理積回路、26・・
・カウンタ、27・・・第3論理積回路、3o・・・論
理和回路=第1論理和回路、32・・・第4論理積回路
、J−3Z図 U3 図 Jは図 、U35必 鴫り0ツク ■−一り−」=−1−−J−−■−一「
−二り−」−一1−一丁一一りm−,56菌 U 7図
Claims (8)
- 1.同期クロック発生手段とこの同期クロック発生手段
による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第
2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生手段
とを設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入
力の各々に対してメモリを有し、前記メモリ内容と前記
第2同期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られ
たこの論理積結果と入力との論理積を演算し、得られた
この論理積結果をカウンタにより計数し、このカウンタ
による計数結果と前記第1同期クロックとの論理積を演
算し、これらの論理積結果を前記メモリ内容に応じて決
められた2つのグループ毎に各々論理和を演算し、得ら
れた一方のグループの論理和結果と他方のグループの論
理和結果の否定との論理積を演算し、この論理積結果を
、他のユニット又は自己のユニットの入力に対して出力
させるようにしたことを特徴とする信号処理方法。 - 2.同期クロック発生手段とこの同期クロック発生手段
による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第
2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生手段
とを設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入
力の各々に対してメモリを有し、前記入力と前記第2同
期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られたこの
論理積結果と前記メモリ内容との論理積を演算し、得ら
れたこの論理積結果をカウンタにより計数し、このカウ
ンタによる計数結果と前記第1同期クロツクとの論理積
を演算し、これらの論理積結果を前記メモリ内容に応じ
て決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算し、
得られた一方のグループの論理和結果と他方のグループ
の論理和結果の否定との論理積を演算し、この論理積結
果を、他のユニット又は自己のユニットの入力に対して
出力させるようにしたことを特徴とする信号処理方法。 - 3.同期クロック発生手段とこの同期クロック発生手段
による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第
2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生手段
とを設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入
力の各々に対してメモリを有し、前記メモリ内容と前記
第2同期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られ
たこの論理積結果と入力との論理積を演算し、得られた
この論理積結果をカウンタにより計数し、このカウンタ
による計数結果と前記第1同期クロックとの論理積を演
算し、これらの論理積結果を前記メモリ内容に応じて決
められた2つのグループ毎に各々論理和を演算し、得ら
れた一方のグループの論理和結果と他方のグループの論
理和結果の否定との論理和を演算し、この論理和結果を
、他のユニット又は自己のユニットの入力に対して出力
させるようにしたことを特徴とする信号処理方法。 - 4.同期クロック発生手段とこの同期クロック発生手段
による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の第
2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生手段
とを設け、少なくとも2つの入力を有するとともに、入
力の各々に対してメモリを有し、前記入力と前記第2同
期クロックとの論理積を入力毎に演算し、得られたこの
論理積結果と前記メモリ内容との論理積を演算し、得ら
れたこの論理積結果をカウンタにより計数し、このカウ
ンタによる計数結果と前記第1同期クロックとの論理積
を演算し、これらの論理積結果を前記メモリ内容に応じ
て決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算し、
得られた一方のグループの論理和結果と他方のグループ
の論理和結果の否定との論理和を演算し、この論理和結
果を、他のユニット又は自己のユニットの入力に対して
出力させるようにしたことを特徴とする信号処理方法。 - 5.同期クロック発生回路と、この同期クロック発生回
路による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の
第2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生回
路と、少なくとも2つの入力と、入力の各々に対して設
けたメモリと、前記メモリ内容と前記第2同期クロック
との論理積を入力毎に演算する第1論理積回路と、得ら
れたこの論理積結果と入力との論理積を演算する第2論
理積回路と、得られたこの論理積結果を計数するカウン
タと、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算する第3論理積回路と、これらの
第3論理積回路による論理積結果を前記メモリ内容に応
じて決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算す
る論理和回路と、得られた一方のグループの論理和結果
と他方のグループの論理和結果の否定との論理積を演算
する第4論理積回路とを有する回路ユニットを複数個設
け、これらの回路ユニットの出力を他の回路ユニットの
入力又は自己の回路ユニットの入力側に結合させたこと
を特徴とする信号処理装置。 - 6.同期クロック発生回路と、この同期クロック発生回
路による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の
第2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生回
路と、少なくとも2つの入力と、入力の各々に対して設
けたメモリと、前記入力と前記第2同期クロックとの論
理積を入力毎に演算する第1論理積回路と、得られたこ
の論理積結果とメモリ内容との論理積を演算する第2論
理積回路と、得られたこの論理積結果を計数するカウン
タと、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算する第3論理積回路と、これらの
第3論理積回路による論理積結果を前記メモリ内容に応
じて決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算す
る論理和回路と、得られた一方のグループの論理和結果
と他方のグループの論理和結果の否定との論理積を演算
する第4論理積回路とを有する回路ユニットを複数個設
け、これらの回路ユニットの出力を他の回路ユニットの
入力又は自己の回路ユニツトの入力側に結合させたこと
を特徴とする信号処理装置。 - 7.同期クロック発生回路と、この同期クロック発生回
路による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の
第2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生回
路と、少なくとも2つの入力と、入力の各々に対して設
けたメモリと、前記メモリ内容と前記第2同期クロック
との論理積を入力毎に演算する第1論理積回路と、得ら
れたこの論理積結果と入力との論理積を演算する第2論
理積回路と、得られたこの論理積結果を計数するカウン
タと、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算する第3論理積回路と、これらの
第3論理積回路による論理積結果を前記メモリ内容に応
じて決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算す
る第1論理和回路と、得られた一方のグループの論理和
結果と他方のグループの論理和結果の否定との論理和を
演算する第2論理和回路とを有する回路ユニットを複数
個設け、これらの回路ユニットの出力を他の回路ユニッ
トの入力又は自己の回路ユニットの入力側に結合させた
ことを特徴とする信号処理装置。 - 8.同期クロック発生回路と、この同期クロック発生回
路による第1同期クロックの少なくとも4倍の周波数の
第2同期クロックを発生させる第2同期クロック発生回
路と、少なくとも2つの入力と、入力の各々に対して設
けたメモリと、前記入力と前記第2同期クロックとの論
理積を入力毎に演算する第1論理積回路と、得られたこ
の論理積結果とメモリ内容との論理積を演算する第2論
理積回路と、得られたこの論理積結果を計数するカウン
タと、このカウンタによる計数結果と前記第1同期クロ
ックとの論理積を演算する第3論理積回路と、これらの
第3論理積回路による論理積結果を前記メモリ内容に応
じて決められた2つのグループ毎に各々論理和を演算す
る第1論理和回路と、得られた一方のグループの論理和
結果と他方のグループの論理和結果の否定との論理和を
演算する第3論理和回路とを有する回路ユニットを複数
個設け、これらの回路ユニットの出力を他の回路ユニッ
トの入力又は自己の回路ユニットの入力側に結合させた
ことを特徴とする信号処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31650890A JPH04184667A (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 信号処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31650890A JPH04184667A (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 信号処理方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04184667A true JPH04184667A (ja) | 1992-07-01 |
Family
ID=18077889
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31650890A Pending JPH04184667A (ja) | 1990-11-20 | 1990-11-20 | 信号処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04184667A (ja) |
-
1990
- 1990-11-20 JP JP31650890A patent/JPH04184667A/ja active Pending
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