JPH0563383A - シールドケース - Google Patents
シールドケースInfo
- Publication number
- JPH0563383A JPH0563383A JP22031191A JP22031191A JPH0563383A JP H0563383 A JPH0563383 A JP H0563383A JP 22031191 A JP22031191 A JP 22031191A JP 22031191 A JP22031191 A JP 22031191A JP H0563383 A JPH0563383 A JP H0563383A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shield case
- shielding case
- heat
- recessed portion
- heat dissipation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シールドケースの凹み部周辺に放熱用の孔を
設け、絞り加工の時において、材料の肉盗みを容易に
し、補強用リブ又は加工後の矯正を必要としない放熱効
果を兼ね備えたシールドケースを提供する。 【構成】 漏れ電磁波が著しくかつ発熱の著しい電子部
品を実装したプリント配線板をシールドするシールドケ
ース１において、周辺に複数の楕円孔３を設けると共に
絞り加工による凹み部４を前記電子部品の位置に設けた
シールドケース。
設け、絞り加工の時において、材料の肉盗みを容易に
し、補強用リブ又は加工後の矯正を必要としない放熱効
果を兼ね備えたシールドケースを提供する。 【構成】 漏れ電磁波が著しくかつ発熱の著しい電子部
品を実装したプリント配線板をシールドするシールドケ
ース１において、周辺に複数の楕円孔３を設けると共に
絞り加工による凹み部４を前記電子部品の位置に設けた
シールドケース。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、漏れ電磁波が著しくし
かも発熱が著しい素子、例えば集積回路素子が実装され
たプリント配線板の放熱効果を兼ね備えたシールドケー
スに関するものである。
かも発熱が著しい素子、例えば集積回路素子が実装され
たプリント配線板の放熱効果を兼ね備えたシールドケー
スに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のシールドケースの一例について図
２に基づいて説明する。５はシールドケースで、漏れ電
磁波が著しくしかも発熱が著しい集積回路素子等を実装
したプリント配線板に取付け放熱効果を兼ね備えたケー
スである。６は放熱用孔で、発熱の著しい電子部品を冷
却するための孔である。７は凹み部で、絞り加工により
設けられている。シールドケース５上の放熱用孔６の配
置については、従来特別な考慮がなされておらず、規則
正しく孔を配置し、凹み部７周辺に孔を開けない構造と
なっていた。
２に基づいて説明する。５はシールドケースで、漏れ電
磁波が著しくしかも発熱が著しい集積回路素子等を実装
したプリント配線板に取付け放熱効果を兼ね備えたケー
スである。６は放熱用孔で、発熱の著しい電子部品を冷
却するための孔である。７は凹み部で、絞り加工により
設けられている。シールドケース５上の放熱用孔６の配
置については、従来特別な考慮がなされておらず、規則
正しく孔を配置し、凹み部７周辺に孔を開けない構造と
なっていた。
【０００３】又、放熱用孔６の形状に関しては、円形の
みでしかも同一半径の円になっていた。
みでしかも同一半径の円になっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシールドケースの孔の配置構成では、凹み部を設け
る際に絞り加工による肉盗みにより変形を生ずるので、
補強用リブ又は加工後の矯正を必要とし、塑性変形が残
るという問題点を有していた。本発明は上記問題点を解
決するもので、矯正を必要とせず、放熱効果を兼ね備え
た凹み部を設けたシールドケースを提供することを目的
とする。
来のシールドケースの孔の配置構成では、凹み部を設け
る際に絞り加工による肉盗みにより変形を生ずるので、
補強用リブ又は加工後の矯正を必要とし、塑性変形が残
るという問題点を有していた。本発明は上記問題点を解
決するもので、矯正を必要とせず、放熱効果を兼ね備え
た凹み部を設けたシールドケースを提供することを目的
とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的達成の
ため第１発明では、漏れ電磁波が著しくかつ発熱の著し
い電子部品を実装したプリント配線板をシールドするシ
ールドケースにおいて、周辺に複数個の孔を設けると共
に前記電子部品と接触する位置に絞り加工による凹み部
を設けたシールドケースとした。
ため第１発明では、漏れ電磁波が著しくかつ発熱の著し
い電子部品を実装したプリント配線板をシールドするシ
ールドケースにおいて、周辺に複数個の孔を設けると共
に前記電子部品と接触する位置に絞り加工による凹み部
を設けたシールドケースとした。
【０００６】第２発明では、凹み部の周辺に設けた複数
個の孔を楕円形とし、前記凹み部の絞り加工による内部
応力を逃がす位置としたシールドケースとした。
個の孔を楕円形とし、前記凹み部の絞り加工による内部
応力を逃がす位置としたシールドケースとした。
【０００７】
【作用】第１発明では、電子部品と接触する凹み部周辺
に複数の孔を開けることにより放熱効果を図れる。第２
発明では、凹み部周辺に放熱用の楕円形状の孔を多数設
け、さらに、凹み部を設ける際、材料の肉盗み方向を楕
円形状の孔に合わせることによって、絞り加工時の材料
の肉盗みを容易にし、塑性変形による内部応力の歪みを
加工部の近傍に逃がすことで、塑性変形が少ないシール
ドケースとなる。
に複数の孔を開けることにより放熱効果を図れる。第２
発明では、凹み部周辺に放熱用の楕円形状の孔を多数設
け、さらに、凹み部を設ける際、材料の肉盗み方向を楕
円形状の孔に合わせることによって、絞り加工時の材料
の肉盗みを容易にし、塑性変形による内部応力の歪みを
加工部の近傍に逃がすことで、塑性変形が少ないシール
ドケースとなる。
【０００８】この構成によって、加工後の矯正や補強用
リブを必要とせず放熱兼用の凹み部を設けたシールドケ
ースとすることができる。
リブを必要とせず放熱兼用の凹み部を設けたシールドケ
ースとすることができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明のシールドケースの一実施例に
ついて、図１を参照しながら説明する。図１において、
１はシールドケースで、漏れ電磁波が著しくしかも発熱
が著しい集積回路素子等を実装したプリント配線板に取
付け、放熱効果を兼ね備えたケースである。２は放熱用
孔で、発熱が著しい素子を冷却するための孔である。４
は凹み部で、絞り加工により設けられ、熱伝導性の良い
グリス等を介して電子部品と接触させることにより放熱
している。さらにシールドケース１に放熱用孔２を設け
て、放熱性を良くしている。放熱用孔２の形状は、丸孔
でシールドケース１を製造する際、開けやすくしてあ
る。
ついて、図１を参照しながら説明する。図１において、
１はシールドケースで、漏れ電磁波が著しくしかも発熱
が著しい集積回路素子等を実装したプリント配線板に取
付け、放熱効果を兼ね備えたケースである。２は放熱用
孔で、発熱が著しい素子を冷却するための孔である。４
は凹み部で、絞り加工により設けられ、熱伝導性の良い
グリス等を介して電子部品と接触させることにより放熱
している。さらにシールドケース１に放熱用孔２を設け
て、放熱性を良くしている。放熱用孔２の形状は、丸孔
でシールドケース１を製造する際、開けやすくしてあ
る。
【００１０】３は楕円孔で、凹み部４の周辺に設け、楕
円形の短軸方向を材料の肉盗み方向に合わせて設けてい
る。一般に、絞り加工の時における材料の肉盗みが、シ
ールドケース１全体に塑性変形をもたらし、そのために
内部応力による歪みが発生する。凹み部４を設けるため
に絞り加工を施す凹み部４周辺の近傍部分に内部応力を
楕円孔３に逃がすので、絞り加工後の残留内部応力を除
去することができる。すなわち、絞り加工時の材料の肉
盗み方向を楕円孔３の短軸方向に合わせることによっ
て、絞り加工後の形状が真円に近くなる。又、絞り加工
時においては、絞り加工を施す凹み部４周辺からの材料
の肉盗みが容易になるので、絞り加工時に大きな力を必
要とせず、絞り加工しやすくなる。さらに、絞り加工時
に大きな力が不要になるので、塑性変形を小さくし、絞
り加工後の残留内部応力を減らすことができる。そのた
め、シールドケース１全体の歪みを少なくすることがで
き、加工精度の向上が図れる。
円形の短軸方向を材料の肉盗み方向に合わせて設けてい
る。一般に、絞り加工の時における材料の肉盗みが、シ
ールドケース１全体に塑性変形をもたらし、そのために
内部応力による歪みが発生する。凹み部４を設けるため
に絞り加工を施す凹み部４周辺の近傍部分に内部応力を
楕円孔３に逃がすので、絞り加工後の残留内部応力を除
去することができる。すなわち、絞り加工時の材料の肉
盗み方向を楕円孔３の短軸方向に合わせることによっ
て、絞り加工後の形状が真円に近くなる。又、絞り加工
時においては、絞り加工を施す凹み部４周辺からの材料
の肉盗みが容易になるので、絞り加工時に大きな力を必
要とせず、絞り加工しやすくなる。さらに、絞り加工時
に大きな力が不要になるので、塑性変形を小さくし、絞
り加工後の残留内部応力を減らすことができる。そのた
め、シールドケース１全体の歪みを少なくすることがで
き、加工精度の向上が図れる。
【００１１】従って、本発明によるシールドケースでは
加工後の矯正や補強用リブを必要とせず放熱兼用の凹み
部を設けたシールドケースを提供することが可能となっ
た。
加工後の矯正や補強用リブを必要とせず放熱兼用の凹み
部を設けたシールドケースを提供することが可能となっ
た。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によるシールドケー
スは、加工が容易で塑性変形が少なく、加工後の矯正や
補強用リブを必要としない放熱兼用の凹み部を設け、優
れた精度を持つシールドケースを提供することができ
る。
スは、加工が容易で塑性変形が少なく、加工後の矯正や
補強用リブを必要としない放熱兼用の凹み部を設け、優
れた精度を持つシールドケースを提供することができ
る。
【図１】本発明の実施例におけるシールドケースの斜視
図
図
【図２】従来のシールドケースの斜視図
１ シールドケース ２ 放熱用孔 ３ 楕円孔 ４ 凹み部
Claims (2)
- 【請求項１】 漏れ電磁波が著しくかつ発熱の著しい電
子部品を実装したプリント配線板をシールドするシール
ドケースにおいて、周辺に複数個の孔を設けると共に前
記電子部品と接触する位置に絞り加工による凹み部を設
けたことを特徴とするシールドケース。 - 【請求項２】 凹み部の周辺に設けた複数個の孔を楕円
形とし、前記凹み部の絞り加工による内部応力を逃がす
位置としたことを特徴とする請求項１記載のシールドケ
ース。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22031191A JPH0563383A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | シールドケース |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22031191A JPH0563383A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | シールドケース |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0563383A true JPH0563383A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16749157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22031191A Pending JPH0563383A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | シールドケース |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0563383A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006352618A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯端末装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP22031191A patent/JPH0563383A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006352618A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Sony Ericsson Mobilecommunications Japan Inc | 携帯端末装置 |
| JP4541233B2 (ja) * | 2005-06-17 | 2010-09-08 | ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ株式会社 | 携帯端末装置 |
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