JP2004158629A - 電子回路のシールドケース - Google Patents

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JP2004158629A
JP2004158629A JP2002322526A JP2002322526A JP2004158629A JP 2004158629 A JP2004158629 A JP 2004158629A JP 2002322526 A JP2002322526 A JP 2002322526A JP 2002322526 A JP2002322526 A JP 2002322526A JP 2004158629 A JP2004158629 A JP 2004158629A
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shield case
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shield
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JP2002322526A
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Yuzuru Sakamoto
讓 坂本
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Hitachi Kokusai Electric Inc
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Abstract

【課題】安価でシールド効果が高く、回路変更等にも対応が容易な電子回路のシールドケースを提供する。
【解決手段】枠形状のシールドケース本体31下端に全周で連続した外突条を形成し、該外突条に配線基板2を内嵌した状態でシールドケース本体を放熱器1に固定し、前記シールドケース本体の上面にシールドカバー14を取付けた。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は通信システムの基地局、例えば携帯電話基地局に於ける電力増幅器に設けられる電子回路のシールドケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信機の電力増幅器の高周波回路では回路中に発熱部品が存在し、放熱を必要とすると共に高周波回路からの電磁波漏洩により他の回路に干渉を及さない様に、高周波回路が電磁シールドされている。
【0003】
図5〜図8に於いて、高周波回路を電磁シールドする従来のシールドケースについて説明する。
【0004】
図中、1は放熱器、2は配線基板、3はアルミ等導電性のケース枠を示している。
【0005】
前記放熱器1にはトランジスタ4等の発熱部品が直接取付けられ、前記配線基板2には所要の電子部品が実装され、高周波回路が構成されると共に前記トランジスタ4の逃げ孔5が穿設されている。
【0006】
前記放熱器1に前記配線基板2が設置され、前記トランジスタ4が前記配線基板2に実装される。前記放熱器1は前記トランジスタ4の高さ調整の為、取付け部が凹部6となっている。前記配線基板2の裏面には下面パターン7が形成され、前記放熱器1には前記下面パターン7と短絡しない様に、逃げ溝8が形成されている。
【0007】
前記ケース枠3は内部が仕切9により区画され、前記ケース枠3の上面、下面の全周、及び前記仕切9の上面、下面にはそれぞれ溝11が刻設され、該溝11にはシールド用編組線12が嵌込まれている。前記配線基板2を介在させた状態で、前記ケース枠3がボルト13で前記放熱器1に固定される。前記ケース枠3の上面にアルミ等導電性のシールドカバー14がボルト15により固着される。
【0008】
尚、図8に示される様に、前記配線基板2の上面の前記ケース枠3が当接する部分には上面アースパターン16aが形成され、該上面アースパターン16aは前記シールド用編組線12を介し、或は直接前記ケース枠3に導通している。又、前記配線基板2の下面の少なくとも周囲には下面アースパターン16bが形成され、該下面アースパターン16bは前記放熱器1に導通している。
【0009】
該放熱器1、前記ケース枠3及び前記シールドカバー14が高周波回路(図示せず)を囲繞することで、該高周波回路が電磁シールドされる。
【0010】
図9〜図11に於いて、高周波回路を電磁シールドする他の従来のシールドケースについて説明する。尚、図9〜図11中、図5〜図8で示したものと同等のものには同符号を付してある。
【0011】
シールドケース17は有底箱状のシールドケース本体18及びシールドカバー19から成り、前記シールドケース17の内部は更に仕切21によって仕切られている。前記シールドケース本体18は該シールドケース本体18を貫通するボルト22により配線基板2を介在させて放熱器1に固定され、前記シールドカバー19はボルト23により前記シールドケース本体18に固定され、該シールドケース本体18と前記シールドカバー19との間にはシールド用編組線12が介設されている。
【0012】
前記シールドケース本体18の底面には凹部6、逃げ溝8が形成され、前記凹部6にはトランジスタ4が固定され、前記シールドケース本体18の底面には前記配線基板2がボルト24により固定されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
上記した前者の従来のシールドケースでは前記配線基板2を前記放熱器1とケース枠3で挾込む構造であるので、前記配線基板2の周囲端面が電気的に外部に露出しており、図8に示される様に、該配線基板2の内層に形成された高周波回路のパターン26から電磁波が漏洩する可能性があり、又漏洩した電磁波27が他の回路に影響を及す可能性があった。
【0014】
更に、前記トランジスタ4は前記放熱器1に直接取付けられる構造となっているが、前記トランジスタ4の形状によっては図示した如く前記放熱器1に凹部6を形成し高さを調整する必要があった。この為、前記放熱器1に対して機械加工する必要があり、部品製作のコストが増大していた。
【0015】
又、上記した後者のシールドケースでは前記配線基板2が前記シールドケース本体18内に収納されるので、電磁波が漏洩することはなくなる。一方で、前記トランジスタ4からの発熱は、前記シールドケース本体18を介して前記放熱器1に伝達される為、前記トランジスタ4と放熱器1間の熱抵抗が大きくなり、放熱効果が悪くなる。更に、前記配線基板2内部で電子干渉の虞れがある回路が複数ある場合は、回路毎にシールドしなければならず、前記シールドケース本体18内を仕切る仕切21が必要となり、部品点数が多くなる。又、一般にシールドケース本体18はアルミダイカスト製で製作されるが、回路改善等小変更が生じた場合にも、金型を変更する必要があり、迅速な対応が困難であると共に金型の再製作でコストが増大するという問題があった。
【0016】
本発明は斯かる実情に鑑み、安価でシールド効果が高く、回路変更等にも対応が容易な電子回路のシールドケースを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、枠形状のシールドケース本体下端に全周で連続した外突条を形成し、該外突条に配線基板を内嵌した状態でシールドケース本体を放熱器に固定し、前記シールドケース本体の上面にシールドカバーを取付けた電子回路のシールドケースに係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
図1〜図4に於いて、図5〜図8中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
【0020】
シールドケース30は、主に矩形形状の枠体であるシールドケース本体31、該シールドケース本体31の上面を閉塞するシールドカバー14、配線基板2と同一の外形形状を有する矩形の金属板であるスペーサ32から構成されている。
【0021】
該スペーサ32には、前記配線基板2に穿設された逃げ孔5と同一位置に同一形状の部品逃げ孔33が穿設され、前記配線基板2の裏面に形成された下面パターン7と対応して回路逃げ孔34が穿設されている。
【0022】
放熱器1にトランジスタ4等の発熱部品が直接取付けられ、次に前記スペーサ32を介在させ前記配線基板2をボルト35により前記放熱器1に固定する。前記トランジスタ4は前記部品逃げ孔33、逃げ孔5に収納された状態となり、前記トランジスタ4と前記配線基板2間で配線が行われる。前記スペーサ32が設けられることで、前記配線基板2から前記トランジスタ4が突出する高さが制限され、前記回路逃げ孔34は前記下面パターン7と接触しない形状となっており、該下面パターン7が前記放熱器1に接触することが防止される。
【0023】
シールド用編組線12をシールドケース本体31下面の溝11aに嵌設し、前記シールドケース本体31をボルト13により前記放熱器1に固定する。前記シールドケース本体31の下端部の形状は図4に示される。
【0024】
前記溝11aは前記シールドケース本体31下端より延出した内突条31b、及び全周で連続した外突条31aによって形成され、該外突条31aは少なくとも前記配線基板2、スペーサ32の板厚の合計寸法以上に前記内突条31bより下方に突出しており、前記外突条31aに前記配線基板2、スペーサ32が内嵌している。
【0025】
前記シールドカバー14を前記シールド用編組線12を介在させ、ボルト15により前記シールドケース本体31に取付ける。前記配線基板2に形成された回路は前記シールドケース本体31に覆われる。
【0026】
前記配線基板2の上面アースパターン16aは前記シールド用編組線12を介して前記シールドケース本体31に導通され、下面アースパターン16bは前記スペーサ32を介して前記放熱器1に導通される。又、前記配線基板2の端面は前記外突条31aに完全に囲まれているので、パターン26からの電磁波27が外部に漏出することはない。又、前記トランジスタ4は前記放熱器1に直接取付けられているので、放熱効果は高い。又、前記スペーサ32に銅等の熱伝導率の高い材質を使用することで、前記トランジスタ4の接触面と平行な方向への熱伝導も促進され、一層放熱効果が高まる。
【0027】
又、前記スペーサ32により前記トランジスタ4の高さ調整が可能であり、前記放熱器1に凹部6、逃げ溝8の機械加工をしなくてよく、製作コストの低減が可能である。更に前記スペーサ32を交換することで、回路変更があった場合の対応が可能である。
【0028】
尚、該スペーサ32を省略し、前記放熱器1に図6で示した様に、凹部6、逃げ溝8を形成した構造としても、パターン26からの電磁波27の漏出を防止できることは言う迄もない。
【0029】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、枠形状のシールドケース本体下端に全周で連続した外突条を形成し、該外突条に配線基板を内嵌した状態でシールドケース本体を放熱器に固定し、前記シールドケース本体の上面にシールドカバーを取付けたので、配線基板の端面からの電磁波漏洩を確実に防止でき、シールドケース本体が枠形状であるので、回路変更等にも対応が容易である等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同前本発明の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図3】同前本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】従来例の斜視図である。
【図6】該従来例の分解斜視図である。
【図7】該従来例の断面図である。
【図8】図7のB部拡大図である。
【図9】他の従来例の斜視図である。
【図10】該他の従来例の分解斜視図である。
【図11】該他の従来例の断面図である。
【符号の説明】
1 放熱器
2 配線基板
4 トランジスタ
7 下面パターン
12 シールド用編組線
14 シールドカバー
31 シールドケース本体
31a 外突条
32 スペーサ
33 部品逃げ孔
34 回路逃げ孔

Claims (1)

  1. 枠形状のシールドケース本体下端に全周で連続した外突条を形成し、該外突条に配線基板を内嵌した状態でシールドケース本体を放熱器に固定し、前記シールドケース本体の上面にシールドカバーを取付けたことを特徴とする電子回路のシールドケース。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101119628B (zh) * 2006-08-03 2010-05-12 明基电通信息技术有限公司 遮罩及其成形方法
US7894183B2 (en) 2008-04-25 2011-02-22 Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. Shielded and insulated heat removing system
US8181921B2 (en) 2008-03-24 2012-05-22 Shenzhen Mindray Bio-Medical Electronics Co., Ltd. Platform telescoping mechanism

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