JPH0563291B2 - - Google Patents
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- JPH0563291B2 JPH0563291B2 JP59064833A JP6483384A JPH0563291B2 JP H0563291 B2 JPH0563291 B2 JP H0563291B2 JP 59064833 A JP59064833 A JP 59064833A JP 6483384 A JP6483384 A JP 6483384A JP H0563291 B2 JPH0563291 B2 JP H0563291B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はすき間充填方法に関するものである。
従来、諸種の物体のすき間を充填するには液状
の発泡性樹脂組成物が用いられているが、液状の
ため取扱いが煩雑であると共に物体間の特定個所
に特定形状の発泡体を形成することはできず、不
必要な部分まで発泡体が形成される難点があつ
た。
の発泡性樹脂組成物が用いられているが、液状の
ため取扱いが煩雑であると共に物体間の特定個所
に特定形状の発泡体を形成することはできず、不
必要な部分まで発泡体が形成される難点があつ
た。
本発明はこのような欠点を改良してなるもの
で、空隙部に熱硬化性樹脂組成物を含む弾性発泡
体が偏平化されてこの偏平化状態が前記組成物に
より保持されてなる復元性偏平化物を、被装着物
間に載置し、しかる後加熱することにより上記偏
平化物を復元させると共に上記組成物を硬化させ
ることを特徴とするすき間充填方法に関するもの
である。
で、空隙部に熱硬化性樹脂組成物を含む弾性発泡
体が偏平化されてこの偏平化状態が前記組成物に
より保持されてなる復元性偏平化物を、被装着物
間に載置し、しかる後加熱することにより上記偏
平化物を復元させると共に上記組成物を硬化させ
ることを特徴とするすき間充填方法に関するもの
である。
この発明で用いる復元性偏平化物は、第1図A
に示されるような弾性発泡体1の空隙部2に熱硬
化性樹脂組成物を含ませて、この組成物を通常加
熱下で軟化または溶融させた状態で弾性発泡体1
を圧縮等により偏平化し、この偏平化状態のまま
組成物を冷却等により固化させて得ることができ
るものであり、例えば同図Bに示されるような偏
平化物3である。この偏平化物3は加熱されると
組成物が軟化または溶融して硬化すると共に再び
第1図Aの発泡状態に寸法安定性よく復元するこ
とができる。このとき得られる復元物は偏平化物
3の製造に用いた発泡体の硬度の5倍以上の硬度
を有するようにするのがよい。
に示されるような弾性発泡体1の空隙部2に熱硬
化性樹脂組成物を含ませて、この組成物を通常加
熱下で軟化または溶融させた状態で弾性発泡体1
を圧縮等により偏平化し、この偏平化状態のまま
組成物を冷却等により固化させて得ることができ
るものであり、例えば同図Bに示されるような偏
平化物3である。この偏平化物3は加熱されると
組成物が軟化または溶融して硬化すると共に再び
第1図Aの発泡状態に寸法安定性よく復元するこ
とができる。このとき得られる復元物は偏平化物
3の製造に用いた発泡体の硬度の5倍以上の硬度
を有するようにするのがよい。
この発明で用いる偏平化物はかさばらず輸送に
便利で、しかも、もとの発泡体に比べて打抜き加
工性が良好である。またこの偏平化物はすき間へ
の充填が容易にできる。
便利で、しかも、もとの発泡体に比べて打抜き加
工性が良好である。またこの偏平化物はすき間へ
の充填が容易にできる。
この発明において使用する弾性発泡体とは、発
泡体を形成している高分子材料自体が弾性を有す
るか否かには係わりなく、発泡性自体が外力によ
つて圧縮変形されたときに外力がなくなるともと
の状態に回復しうるものであればよい。
泡体を形成している高分子材料自体が弾性を有す
るか否かには係わりなく、発泡性自体が外力によ
つて圧縮変形されたときに外力がなくなるともと
の状態に回復しうるものであればよい。
前記の弾性発泡体の発泡状態としては、空隙部
に熱硬化性樹脂組成物を含ませることができると
ともに偏平化が容易である連続気泡型が好ましい
が、偏平化状態を保持しうる程度に前記樹脂組成
物を含ませることができれば、一部に独立気泡が
混在していてもよい。この発泡体の見かけ密度は
通常0.5以下とするのがよく、下限としては0.005
程度であり、より好ましい範囲としては0.02〜
0.3である。この見かけ密度が高すぎると、発泡
体を偏平化しても体積の減少がわずかであり、ま
た空隙部が少ないため偏平化状態を保持するのに
必要な前記組成物を含ませることができず、加熱
による硬化復元後の硬度アツプができないので好
ましくなく、一方低すぎると復元硬化して得られ
る発泡体の機械的特性が低下するため好ましくな
い。
に熱硬化性樹脂組成物を含ませることができると
ともに偏平化が容易である連続気泡型が好ましい
が、偏平化状態を保持しうる程度に前記樹脂組成
物を含ませることができれば、一部に独立気泡が
混在していてもよい。この発泡体の見かけ密度は
通常0.5以下とするのがよく、下限としては0.005
程度であり、より好ましい範囲としては0.02〜
0.3である。この見かけ密度が高すぎると、発泡
体を偏平化しても体積の減少がわずかであり、ま
た空隙部が少ないため偏平化状態を保持するのに
必要な前記組成物を含ませることができず、加熱
による硬化復元後の硬度アツプができないので好
ましくなく、一方低すぎると復元硬化して得られ
る発泡体の機械的特性が低下するため好ましくな
い。
また、前記の弾性発泡体の厚みとしては、通常
2mm以上とするのがよく、より一般的には1〜50
mm程度が実用的な範囲であるが、これに限定され
るものではない。
2mm以上とするのがよく、より一般的には1〜50
mm程度が実用的な範囲であるが、これに限定され
るものではない。
前記の弾性発泡体は、各種のポリマーを用いて
公知の種々の方法により製造することができる。
使用するポリマーとしては前記のような機能を有
する弾性発泡体を形成しうるものであれば特に限
定されず、たとえばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ゴム系材料などが使用できる。
公知の種々の方法により製造することができる。
使用するポリマーとしては前記のような機能を有
する弾性発泡体を形成しうるものであれば特に限
定されず、たとえばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタ
ン、ゴム系材料などが使用できる。
この発明において使用する熱硬化性樹脂組成物
とは加熱すると一時的に軟化または溶融し冷却す
ると固化すると共に、加熱を一定時間続行させる
と硬化する機能を有してなるものである。
とは加熱すると一時的に軟化または溶融し冷却す
ると固化すると共に、加熱を一定時間続行させる
と硬化する機能を有してなるものである。
この組成物としては、その融点または軟化点が
前記の発泡体の融点または軟化点よりも低いこと
が必要である。この組成物の融点または軟化点が
前記の発泡体の融点または軟化点よりも高いと、
発泡体を偏平化してこの偏平化状態を保持するた
め固着剤により固着させるときおよび固着されて
いる偏平化物を加熱して固着剤の固着力を取り除
くときに発泡体の気泡がつぶれ、固着力が取り除
かれても、もとの発泡体に復元しなくなるためこ
の発明の目的が達せられなくなる。また復元性偏
平化物を加熱し、該偏平化物を復元させると共に
組成物を硬化させる加熱温度は、発泡体の融点あ
るいは軟化点以下とされる。
前記の発泡体の融点または軟化点よりも低いこと
が必要である。この組成物の融点または軟化点が
前記の発泡体の融点または軟化点よりも高いと、
発泡体を偏平化してこの偏平化状態を保持するた
め固着剤により固着させるときおよび固着されて
いる偏平化物を加熱して固着剤の固着力を取り除
くときに発泡体の気泡がつぶれ、固着力が取り除
かれても、もとの発泡体に復元しなくなるためこ
の発明の目的が達せられなくなる。また復元性偏
平化物を加熱し、該偏平化物を復元させると共に
組成物を硬化させる加熱温度は、発泡体の融点あ
るいは軟化点以下とされる。
また、前記の組成物の融点または軟化点は、一
般的には室温よりも10℃以上高いのがよく、より
好ましい融点または軟化点は30〜180℃である。
この融点または軟化点が低すぎると貯蔵中に発泡
体偏平化物が発泡状態に復元してしまうため好ま
しくなく、また高すぎると一般的に弾性発泡体の
熱劣化をまねき、復元した発泡体の特性が低下す
るため好ましくない。
般的には室温よりも10℃以上高いのがよく、より
好ましい融点または軟化点は30〜180℃である。
この融点または軟化点が低すぎると貯蔵中に発泡
体偏平化物が発泡状態に復元してしまうため好ま
しくなく、また高すぎると一般的に弾性発泡体の
熱劣化をまねき、復元した発泡体の特性が低下す
るため好ましくない。
この組成物としては、上記のような融点または
軟化点を有するものであれば種々の樹脂組成物が
使用できるが、この中でも融点幅のせまい低分子
量の熱硬化性樹脂を構成成分とする組成物の方
が、加熱により急激に粘度が低下し、偏平化物の
復元が速いため好ましい。この組成物を構成する
熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂などを挙げるこ
とができる。
軟化点を有するものであれば種々の樹脂組成物が
使用できるが、この中でも融点幅のせまい低分子
量の熱硬化性樹脂を構成成分とする組成物の方
が、加熱により急激に粘度が低下し、偏平化物の
復元が速いため好ましい。この組成物を構成する
熱硬化性樹脂としては、例えばエポキシ樹脂、フ
エノール樹脂、ポリエステル樹脂などを挙げるこ
とができる。
そして本発明に用いる組成物は、上記の樹脂に
適当な硬化剤、場合により硬化促進剤、触媒、変
性用熱可塑性樹脂、可塑剤、充填剤、顔料などの
各種添加剤を添加し、常法により調整できる。
適当な硬化剤、場合により硬化促進剤、触媒、変
性用熱可塑性樹脂、可塑剤、充填剤、顔料などの
各種添加剤を添加し、常法により調整できる。
前記の硬化剤および硬化促進剤としては、発泡
体を偏平化物とする際の加熱温度では硬化が進ま
ず、しかも復元した発泡体の発泡形状に影響を与
えない温度で樹脂を硬化させうるものを使用する
のはいうまでもない。
体を偏平化物とする際の加熱温度では硬化が進ま
ず、しかも復元した発泡体の発泡形状に影響を与
えない温度で樹脂を硬化させうるものを使用する
のはいうまでもない。
この組成物を前記の弾性発泡体の空隙部に含ま
せるには、組成物を溶剤で溶液としてこの溶液を
発泡体に含浸させたのち溶剤を除去する方法、粉
末状の組成物を発泡体にすり込んだり発泡体を振
動させながら含ませる方法、あるいは溶融した組
成物中へ発泡体を浸漬させる方法などがある。
せるには、組成物を溶剤で溶液としてこの溶液を
発泡体に含浸させたのち溶剤を除去する方法、粉
末状の組成物を発泡体にすり込んだり発泡体を振
動させながら含ませる方法、あるいは溶融した組
成物中へ発泡体を浸漬させる方法などがある。
弾性発泡体の空隙部に含ませる組成物の量とし
ては、通常は、弾性発泡体と組成物との合計量
中、組成物が20〜95重量%程度となるようにする
のがよく、発泡体の弾性回復力と組成物の固着力
の関係から発泡体の偏平化状態が固着力により保
持されうるように適宜決定される。たとえば、見
かけ密度0.02、厚み5mmのポリウレタン発泡体の
場合には通常100〜2000g/m2程度である。
ては、通常は、弾性発泡体と組成物との合計量
中、組成物が20〜95重量%程度となるようにする
のがよく、発泡体の弾性回復力と組成物の固着力
の関係から発泡体の偏平化状態が固着力により保
持されうるように適宜決定される。たとえば、見
かけ密度0.02、厚み5mmのポリウレタン発泡体の
場合には通常100〜2000g/m2程度である。
上記のように空隙部に熱硬化性樹脂組成物を含
む弾性発泡体を偏平化して、この偏平化状態を前
記の固着剤に保持させることによつてこの発明で
用いる復元性偏平化物が得られる。
む弾性発泡体を偏平化して、この偏平化状態を前
記の固着剤に保持させることによつてこの発明で
用いる復元性偏平化物が得られる。
前記の偏平化を行うには、前記組成物を含む発
泡体を、組成物が固着可能な程度に軟化または溶
融する温度に加熱して偏平化させ、この偏平化状
態を保つたまま組成物を冷却等して固化させる。
前記温度は固着可能であれば必ずしも組成物の融
点以上である必要はなく、また発泡体が軟化ある
いは溶融しない温度とする必要がある。この偏平
化の具体的な方法としては、たとえば、組成物を
含む発泡体を該組成物の融点付近の温度の加熱プ
レスで偏平化してこの偏平化状態で冷却する方法
(この場合、加熱プレスの温度によつては冷却工
程を必要とせず、プレスから取り出すだけでよい
場合もある)、加熱したのちすぐに冷却ロールに
より偏平化する方法などがある。
泡体を、組成物が固着可能な程度に軟化または溶
融する温度に加熱して偏平化させ、この偏平化状
態を保つたまま組成物を冷却等して固化させる。
前記温度は固着可能であれば必ずしも組成物の融
点以上である必要はなく、また発泡体が軟化ある
いは溶融しない温度とする必要がある。この偏平
化の具体的な方法としては、たとえば、組成物を
含む発泡体を該組成物の融点付近の温度の加熱プ
レスで偏平化してこの偏平化状態で冷却する方法
(この場合、加熱プレスの温度によつては冷却工
程を必要とせず、プレスから取り出すだけでよい
場合もある)、加熱したのちすぐに冷却ロールに
より偏平化する方法などがある。
このようにして得られる復元性偏平化物は、も
との発泡体の厚みの通常15分の1から2分の1程
度の厚みとされたものであり、第2図Aに示され
るように、この偏平化物3は被装着物4,4′の
間に容易に挿入されて所定の箇所に設置されたの
ち組成物の融点または軟化点付近の温度に加熱さ
れると、同図Bに示されるようにもとの発泡状態
に復元して被装着物4,4′の所定の箇所発泡体
5が形成される。上記加熱時の温度は発泡体が軟
化または溶融しない温度とするのはいうまでもな
い。なお、前記の偏平化物の被装着物への仮接着
や復元した発泡体の被装着物に対する接着のため
に、前記の偏平化物の片面あるいは両面に粘着剤
層あるいは接着剤層を形成しておいてもよい。
との発泡体の厚みの通常15分の1から2分の1程
度の厚みとされたものであり、第2図Aに示され
るように、この偏平化物3は被装着物4,4′の
間に容易に挿入されて所定の箇所に設置されたの
ち組成物の融点または軟化点付近の温度に加熱さ
れると、同図Bに示されるようにもとの発泡状態
に復元して被装着物4,4′の所定の箇所発泡体
5が形成される。上記加熱時の温度は発泡体が軟
化または溶融しない温度とするのはいうまでもな
い。なお、前記の偏平化物の被装着物への仮接着
や復元した発泡体の被装着物に対する接着のため
に、前記の偏平化物の片面あるいは両面に粘着剤
層あるいは接着剤層を形成しておいてもよい。
この粘着剤層あるいは接着剤層は、好ましくは
熱硬化機能を有するものがよい。
熱硬化機能を有するものがよい。
本発明によるすき間充填方法の技術は、自動車
のルーフ、フエンダー、フード、トランク、クオ
ーターパネル、ドアー部のような外板と内板(ま
たは補強板)を有する構造物の補強に適用するこ
とができる。即ち復元性偏平化物を上記外板と補
強板(または内板)のすき間に載置し、加熱する
ことにより、上記すき間を埋めしかも、熱硬化性
組成物が硬化するため外板(鋼板)の剛性を大巾
に向上させることができるようになり、補強効果
を大とすると共に制振効果も発現される。なおこ
の時の熱源には塗装焼付工程の熱源を利用するこ
とができる。
のルーフ、フエンダー、フード、トランク、クオ
ーターパネル、ドアー部のような外板と内板(ま
たは補強板)を有する構造物の補強に適用するこ
とができる。即ち復元性偏平化物を上記外板と補
強板(または内板)のすき間に載置し、加熱する
ことにより、上記すき間を埋めしかも、熱硬化性
組成物が硬化するため外板(鋼板)の剛性を大巾
に向上させることができるようになり、補強効果
を大とすると共に制振効果も発現される。なおこ
の時の熱源には塗装焼付工程の熱源を利用するこ
とができる。
以下この実施例を図面により説明する。
第3図は、自動車ドアーの一部切欠断面図で、
6は外板、7は内板、8は補強板を示している。
第3図のすき間9に復元性偏平化物を載置し、加
熱することにより該偏平化物が復元すると共に組
成物も加熱硬化しすき間9を充填するのである。
このようなとき復元性偏平化物を作るのに用いる
弾性発泡体の厚み(発泡体としての厚み)はすき
間の1.2〜3倍程度とされるのが一般的であり、
これを偏平化した場合はすき間の1/2〜1/10倍と
なるためすき間への載置が容易となる。これは自
動車ドアー以外のすき間を充填する場合でも同様
である。
6は外板、7は内板、8は補強板を示している。
第3図のすき間9に復元性偏平化物を載置し、加
熱することにより該偏平化物が復元すると共に組
成物も加熱硬化しすき間9を充填するのである。
このようなとき復元性偏平化物を作るのに用いる
弾性発泡体の厚み(発泡体としての厚み)はすき
間の1.2〜3倍程度とされるのが一般的であり、
これを偏平化した場合はすき間の1/2〜1/10倍と
なるためすき間への載置が容易となる。これは自
動車ドアー以外のすき間を充填する場合でも同様
である。
本発明は以上のように構成したので、すき間に
載置することが容易であると共に加熱後はすき間
に熱硬化性樹脂組成物を充填させることができる
特徴を有する。
載置することが容易であると共に加熱後はすき間
に熱硬化性樹脂組成物を充填させることができる
特徴を有する。
以下実施例により具体的に説明する。なお、実
施例中の部は重量部である。
施例中の部は重量部である。
実施例
固形のビスフエノール型エポキシ樹脂(エポキ
シ当量650)、無機質充填剤(Sタルク)50部、ジ
シアンジアミド5部、2−ウンデシルイミダゾー
ル0.2部を110℃で10分間混練した後、冷却粉砕し
て60メツシユパスの粉末状の熱硬化性樹脂組成物
を製造した。次いでこの組成物を5mm厚のシート
状ウレタン発泡体(見かけ密度0.02、連続気泡
型)の上面に坪量800g/m2の量で含ませた後、
この発泡体を150℃で30秒加熱後冷却ロールに通
し、1mm厚の復元性偏平化物を得た。
シ当量650)、無機質充填剤(Sタルク)50部、ジ
シアンジアミド5部、2−ウンデシルイミダゾー
ル0.2部を110℃で10分間混練した後、冷却粉砕し
て60メツシユパスの粉末状の熱硬化性樹脂組成物
を製造した。次いでこの組成物を5mm厚のシート
状ウレタン発泡体(見かけ密度0.02、連続気泡
型)の上面に坪量800g/m2の量で含ませた後、
この発泡体を150℃で30秒加熱後冷却ロールに通
し、1mm厚の復元性偏平化物を得た。
一方これとは別に液状ビスフエノール型エポキ
シ樹脂(エポキシ当量190)70部、熱可塑性ポリ
エステル樹脂(融点60℃)20部、Sタクル(前
出)、アスベスト粉3部、ジシアンジアミド5部
および2−ウンデシルイミダゾール0.2部を100℃
で15分間混練りした後0.2mmの厚さにシート成形
しておき、このシート成形物を前記偏平化物の片
面に貼り合せて接着層とした。
シ樹脂(エポキシ当量190)70部、熱可塑性ポリ
エステル樹脂(融点60℃)20部、Sタクル(前
出)、アスベスト粉3部、ジシアンジアミド5部
および2−ウンデシルイミダゾール0.2部を100℃
で15分間混練りした後0.2mmの厚さにシート成形
しておき、このシート成形物を前記偏平化物の片
面に貼り合せて接着層とした。
このとき前記偏平化物を構成している組成物の
ゲルタイムは150℃で5分20秒、前記接着層のゲ
ルタイムは同温度で5分35秒である。このように
して得られた接着剤層付の偏平化物を第4図Aに
示す如き、0.8mmの鋼板より構成されるコ字形鋼
材のすき間に載置し、150℃で30分間加熱して偏
平化物を復元、硬化させ第4図Bの如きものを得
た。
ゲルタイムは150℃で5分20秒、前記接着層のゲ
ルタイムは同温度で5分35秒である。このように
して得られた接着剤層付の偏平化物を第4図Aに
示す如き、0.8mmの鋼板より構成されるコ字形鋼
材のすき間に載置し、150℃で30分間加熱して偏
平化物を復元、硬化させ第4図Bの如きものを得
た。
第4図において10は鋼板、3は復元性偏平化
物、31は接着剤層、32は復元発泡体硬化物で
ある。得られた第4図Bで示される試料につき、
矢印位置より、曲率半径10mmのU字型断面を有す
る垂直平板で荷重を加えたときの1mm歪における
曲げ応力を測定したところ、12Kgであつた。
物、31は接着剤層、32は復元発泡体硬化物で
ある。得られた第4図Bで示される試料につき、
矢印位置より、曲率半径10mmのU字型断面を有す
る垂直平板で荷重を加えたときの1mm歪における
曲げ応力を測定したところ、12Kgであつた。
一方第4図A品で同様の曲げ応力を測定したと
ころ、0.5Kgであつた。
ころ、0.5Kgであつた。
第1図AおよびBは、この発明の復元性発泡体
偏平化物の製造法を説明するための部分断面図、
第2図AおよびBは、前記の偏平化物の使用例を
示す部分断面図である。第3図は本発明のすき間
充填方法の例を説明するための説明図であり、第
4図は本発明の方法によりすき間を充填したとき
の効果を示すために用いる説明図である。 1……弾性発泡体、2……空隙部、3……復元
性偏平化物。
偏平化物の製造法を説明するための部分断面図、
第2図AおよびBは、前記の偏平化物の使用例を
示す部分断面図である。第3図は本発明のすき間
充填方法の例を説明するための説明図であり、第
4図は本発明の方法によりすき間を充填したとき
の効果を示すために用いる説明図である。 1……弾性発泡体、2……空隙部、3……復元
性偏平化物。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 空隙部に熱硬化性樹脂組成物を含む弾性発泡
体が偏平化されてこの偏平化状態が前記組成物に
より保持されてなる復元性偏平化物を、被装着物
間に載置し、しかる後加熱することにより上記偏
平化物を復元させると共に上記組成物を硬化させ
ることを特徴とするすき間充填方法。 2 復元性偏平化物が接着剤層もしくは粘着剤層
付のものである特許請求の範囲第1項記載のすき
間充填方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59064833A JPS60206626A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | すき間充填方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59064833A JPS60206626A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | すき間充填方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60206626A JPS60206626A (ja) | 1985-10-18 |
JPH0563291B2 true JPH0563291B2 (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=13269637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59064833A Granted JPS60206626A (ja) | 1984-03-30 | 1984-03-30 | すき間充填方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60206626A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1457305A1 (en) | 2003-03-14 | 2004-09-15 | Nichias Corporation | Thermally expandable material and method for producing the same |
EP1746314A2 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Nichias Corporation | Seal structure and process for producing same |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002144438A (ja) * | 2000-11-16 | 2002-05-21 | Toyo Quality One Corp | 防火用熱膨張ウレタンシートの製造方法及び防火用熱膨張ウレタンシート |
-
1984
- 1984-03-30 JP JP59064833A patent/JPS60206626A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1457305A1 (en) | 2003-03-14 | 2004-09-15 | Nichias Corporation | Thermally expandable material and method for producing the same |
EP1746314A2 (en) | 2005-07-21 | 2007-01-24 | Nichias Corporation | Seal structure and process for producing same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60206626A (ja) | 1985-10-18 |
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