JPH0563196B2 - - Google Patents

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JPH0563196B2
JPH0563196B2 JP3174207A JP17420791A JPH0563196B2 JP H0563196 B2 JPH0563196 B2 JP H0563196B2 JP 3174207 A JP3174207 A JP 3174207A JP 17420791 A JP17420791 A JP 17420791A JP H0563196 B2 JPH0563196 B2 JP H0563196B2
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Japan
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ball
balls
game
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circuit
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JP3174207A
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Shohachi Ugawa
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、パチンコ遊技
機等で代表される弾球遊技機の遊技情報処理装置
に関し、詳しくは、遊技領域に打玉を打込んで遊
技を行なう弾球遊技機の遊技情報処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】 この種の弾球遊技機の遊技情報
処理装置において、従来から一般的に知られてい
るものに、たとえば、特開昭55−141267号公報に
記載のものがあつた。この従来のものでは、遊技
状態が予め定められた特定遊技状態になれば、た
とえば可変入賞球装置を開成させて打玉が入賞し
やすい状態にし、通常の遊技状態に比べて比較的
大きな所定の有価価値が付与可能な遊技状態に制
御していた。
【0003】 一方、遊技場においては、たとえば遊
技領域に打込まれた打込玉等の遊技者にとつて不
利益となる不利益玉などで代表される不利益情報
に比べて遊技者に付与される遊技価値からなる利
益情報が大きくなれば、遊技者にとつて利益とな
るために遊技者へのサービスが向上して多くの遊
技者がその遊技場に集まつて遊技を行なう状態と
なる。しかし、遊技者にとつて利益となる利益情
報は遊技場にとつては不利益となる情報であるた
めに、不利益情報に比べて利益情報を増大させれ
ばさせるほど遊技場の経営が悪化して赤字経営と
なる不都合が生ずる。逆に、利益情報に比べて不
利益情報を多くすれば、遊技場の経営の悪化は防
止できても遊技者のサービスが低下する不都合が
生ずる。
【0004】 このように、利益情報と不利益情報と
の差は遊技場経営にとつて非常に重要な情報であ
る。また、前記不利益情報の代表である打込玉
は、従来から周知のように電動式打球発射装置に
よつて規則正しい一定の周期(たとえば0.6秒)
で遊技領域に打込まれた玉であるためには、その
打込玉の累積値はその弾球遊技機で遊技者が実際
に弾球遊技を行なつたトータル時間と正比例する
ことになる。つまり、この打込玉の現時点におけ
る合計値がその弾球遊技機における現時点での稼
働時間に相当するのである。
【0005】 以上のことに鑑み、従来から一般的に
遊技場においては、1日の営業の終了の後にその
日の弾球遊技機における打込玉の合計を算出して
稼働時間の合計を算出したり、その打込玉の合計
に基づいて不利益情報の合計と前述した利益情報
の合計との差を算出したりしていた。さらに、従
来においては、たとえば、特開昭54−29229号公
報に記載のように、ある弾球遊技機の遊技開始時
点からの打込玉の合計と賞出球の合計とを算出
し、それらの両合計の差を算出し、その算出され
た差数情報が所定の設定値に達すれば賞球排出装
置を作動させて賞球を排出させたり入賞球装置を
作動させて打玉がその入賞球装置に入賞しやすい
状態に駆動制御するように構成されたものがあつ
た。さらに、従来において、打込玉で代表される
不利益情報と賞出球で代表される利益情報との差
を算出し、その差数情報が予め定められた打止設
定値に達すれば、その弾球遊技機を打止制御する
ように構成されたものもあつた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 このように、
従来においては、遊技場にとつて重要となる利益
情報と不利益情報との差である差数情報を算出す
るべく不利益情報の一例としての打込球の合計を
算出し、その打込玉の合計を差数情報の算出に用
いたり、その打込玉の合計を表示したり印字した
りしてその弾球遊技機の稼働時間を割出すことが
できるデータを提供したりしていたのであるが、
前述した特定遊技状態で発生するタイプの弾球遊
技機の場合には、1日の営業が開始されて遊技が
開始された時点からの打込玉を通算した合計を求
めるやり方では不十分な場合が生ずる。つまり、
特定遊技状態が発生するタイプの弾球遊技機の場
合には、遊技者は特定遊技状態を発生させて一気
に大きな遊技価値を獲得しようと狙つて遊技を行
なうものであり、特定遊技状態が発生している期
間中どの程度の純利益が遊技者にもたらされるか
が遊技機としての重要なフアクタとなる。さら
に、その特定遊技状態の発生中における遊技者が
実際に打玉を弾発発射して弾球遊技を行つた期間
すなわち特定遊技状態の発生中に遊技者がどの程
度の期間弾球遊技を行なうことができたかが遊技
機としての重要なフアクタになる。ところが、遊
技開始時点から現時点までの打込球の通算された
合計を求めるという前述したやり方では、特定遊
技状態が発生するタイプの弾球遊技機における肝
心な特定遊技状態の期間中における打込玉の合計
が算出されないのである。
【0007】 本発明は、かかる実情に鑑み考出され
たものであり、その目的は、特定遊技状態が発生
するタイプの弾球遊技機の場合にはその特定遊技
状態の期間中に的を絞つた打玉の合計に関するデ
ータが重要となることに着目し、このような特定
遊技状態が発生する新しいタイプの弾球遊技機に
有効な遊技情報処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 本発明は、遊技
領域に打玉を打込んで遊技を行なう弾球遊技機の
遊技情報処理装置であつて、 所定の遊技価値を付与可能にして遊技者に利益状
態をもたらすように定められた特定遊技状態が発
生したことを検出する特定遊技状態検出手段と、 前記遊技領域に打込まれた打込玉を検出する打込
玉検出手段と、 前記特定遊技状態検出手段の検出出力が導出され
て前記所定の遊技価値が付与可能な期間中におけ
る前記打込玉の合計を、前記打込玉検出手段の検
出出力に基づいて算出する算出手段とを含むこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】 本発明によれば、所定の遊技価値を付
与可能にして遊技者に利益状態をもたらすように
定められた特定遊技状態が発生すれば、特定遊技
状態検出手段によりその発生したことが検出され
る。そして、その特定遊技状態検出手段の検出出
力が導出されて前記所定の遊技価値を付与可能な
期間中における打込玉の合計が算出手段の働きに
より算出される。
【0010】
【発明の実施例】 以下に、図面を参照してこの
発明の具体的な実施例について説明する。
【0011】 図1はこの発明が適用される弾球遊技
機の一例のパチンコ遊技機の一例を示す外観図で
ある。構成において、パチンコ遊技機10の遊技
盤1上に形成された遊技領域には、通過領域の一
例のセーフ孔2a〜2d等の入賞領域、入賞玉に
よつて後述の可変表示装置500を可変できるよ
うに定められた通過領域の一例の入賞領域3a,
3b、複数のヤクモノ(通称チユーリツプ)4
a,4b、およびアウト玉入口5が形成される。
【0012】 また、遊技盤の前面側に打玉が打込ま
れる遊技領域が形成されている。遊技盤1の下方
部は、可変入賞球装置30(後述の図3で説明す
る)が配設される。そして、遊技盤1のほぼ中央
部には、表示窓が形成されていて、この表示窓に
可変表示装置500が配設される。この可変表示
装置500は、飾り枠501に電気的可変表示器
の一例のセグメント表示器502を形成するとと
もに、可変表示部材の一例の回転ドラム機構(後
述の第4図に示す)50を形成して構成される。
そして、可変表示装置500は、前記入賞領域3
a,3bへの入賞玉に応じてセグメント表示器5
02および回転ドラム機構50の可変表示を開始
し、遊技者の停止指令または可変表示開始から一
定時間後においてその可変表示を停止する。この
ときのセグメント表示器502の表示状態および
回転ドラム機構50の表示状態の組合わせが所定
の状態になつたとき、前記可変入賞球装置30を
開成駆動して遊技者にとつて有利な第1の状態に
駆動可能に定められた特定の遊技状態になつたこ
とが判断される。なお、可変入賞球装置30を第
1の状態に駆動するための特定遊技状態の他の例
としては、比較的入賞しにくいように構成された
特定入賞領域(たとえば図3の入賞領域32のう
ち中央のもの)を形成し、その特定入賞領域への
入賞玉に基づいて特定遊技状態の発生を検出する
ようにしてもよい。
【0013】 前記パチンコ遊技機10の前面枠11
の下方には、賞品玉払出口12、打球待機樋1
3、打球ハンドル14、余剰賞品玉払出口15お
よび賞品玉受皿16が配設される。打球ハンドル
14はその回動によつて打球強さを調節するもの
であつて、必要に応じてその外周に関連して打球
指令スイツチが設けられる。なお、打球指令スイ
ツチは打球ハンドルの近傍の前面枠11または打
球ハンドル14の軸にカムを固着しておき、この
カムによつて押圧されるスイツチであつてもよ
い。
【0014】 また、必要に応じて、前面枠11に
は、スピーカ17がその裏面に固着されるととも
に、停止指令スイツチ18が設けられる。このス
ピーカ17は、可変入賞球装置30を開成してい
る状態で音で知らせるために用いられる。このス
ピーカの配設位置は、前面枠11に限らず、幕板
の一部(たとえば17′で示す部分)に選んでも
よい。停止指令スイツチ18は、遊技者の操作に
よつて回転ドラム(後述の第4図に示す51a〜
51c)を停止指令するために用いられる。な
お、停止指令スイツチ18は、図示では1個設け
られた場合を示すが、各列の回転ドラムのそれぞ
れに対応して複数のスイツチ(たとえば図5に示
すように18a,18b,18cの3個のスイツ
チ)を設けてもよい。
【0015】 図2はパチンコ遊技機10の裏面構造
の図解図である。この図2を参照して、パチンコ
遊技機10の裏面構造を具体的に説明する。
【0016】 前記セーフ孔2a〜2dの形成された
遊技盤1の裏面には、セーフ孔への入賞玉を前記
ヤクモノ4a,4bへ導くための径路211,2
12が形成される。また、入賞領域3a,3bの
裏面には、可変表示装置500を駆動可能な条件
を検出するための検出スイツチ22a,22bが
設けられる。そして、遊技盤1の裏面のアウト玉
入口5よりもやや上部位置には、径路213,2
14が設けられる。この径路213および214
は、セーフ孔2a〜2d、入賞領域3a,3b、
ヤクモノ4a,4bおよび可変入賞球装置30の
いずれかへ入賞した入賞玉を入賞玉処理器23へ
導くものである。入賞玉処理器23は、径路21
3を介して導かれる入賞玉を1個ずつ処理して下
方へ落下させ、落下した入賞玉の重量で賞品玉払
出機構(図示せず)に連結された作動部材を作動
させて1個の入賞玉で1回の賞品玉の払出を行な
う。また、別の方法として入賞玉処理器23の回
動に連動して、入賞玉検出スイツチ(図示せず)
が閉成される。この入賞玉検出スイツチの出力が
賞品玉払出機構に賞品玉払出指令信号として与え
られ、それによつて賞品玉を払出すようにしても
よい。
【0017】 前記打球ハンドル14の配置位置に対
応する前面枠11の裏面には、電動式打球機構2
4が設けられる。このような電動式打球機構24
は周知のものが用いられる。なお、玉を打球する
ために、電動式打球機構24に代えて、従来周知
の手動式打球機構を用いてもよい。
【0018】 図3は、可変入賞球装置30の図解図
である。この可変入賞球装置30は、遊技者にと
つて有利となる第1の状態の一例として後述の開
閉板を前面へ開いて玉を受け入れ、遊技者にとつ
て不利となる第2の状態の一例として開閉板を閉
じて玉の受け入れを不可能とするものである。開
閉板の他の例としては、可動片を左右に開閉する
ものや左右に摺動するもの等種々のタイプのもの
がある。なお、第2の状態の他の例としては、い
わゆるチユーリツプのように、玉の入りにくい状
態とするものでもよい。
【0019】 次に、可変入賞球装置30により具体
的な構成を説明する。飾り枠31の中央部分に
は、打込玉の入賞可能な通過領域の一例の入賞領
域32となる透孔が形成される。入賞領域32の
うち中央のものは、入賞によつて後述する最大価
値が付与されるように定められた特定入賞領域で
あつてもよい。透孔の前面には、開閉板33が前
面側に開成自在に設けられる。この開閉板33
は、その下辺が軸332で軸支され、その一方側
(図示では右側)の裏面にU字形状の突起部33
1が形成される。この突起部331には、透孔が
穿設される。透孔には、レバー34の先端に固着
されたピン341が挿通される。レバー34の他
端は、支点342で支持される。レバー34の上
部位置には、開閉板33を開閉駆動するための開
閉機構35が設けられる。開閉機構35は電気的
駆動源の一例のソレノイド351を含み、ソレノ
イド351のプランジヤ352にロツド353の
一端を連結し、ロツド353の他端をレバー34
の中央部に連結して構成される。
【0020】 入賞領域32を挾む両側の飾り枠31
には、セーフ孔36a,36bが形成される。こ
のセーフ孔36a,36bは遊技盤1に沿つて落
下する玉を常時受け入れることができるように、
飾り枠31の面よりも前面側に突出して形成さ
れ、落入した玉を入賞玉として裏面へ導く。
【0021】 この実施例の可変入賞球装置30の作
用を簡単に説明すると、前記開閉板33は、ソレ
ノイド351が付勢されてプランジヤ352を引
き上げたとき、図3に示すように前面側へ開成さ
れる。そして、ソレノイド351が消勢されたと
き、プランジヤ352が下方向へ押し出されるた
め、レバー34が下方向に回動し、開閉板33を
閉成させる。
【0022】 第4図は可変表示部材の一例の回転ド
ラム表示機構の詳細な斜視図を示す。構成におい
て、回転ドラム機構50に含まれる回転ドラム群
51は、たとえば複数列の回転ドラム51a,5
1b,51cからなり、各列のドラムの外周上に
は絵模様や記号や数字等の識別情報(図示ではベ
ル、星、ヨツト等の絵模様)が描かれている。そ
して、この各列のドラム51a,51b,51c
の或る識別情報が、前記飾り枠501の一部に形
成された表示窓から遊技者に視認できるように配
設される。この各列のドラム51a,51b,5
1cのそれぞれ側面には、外周上に描かれた識別
情報の数に相当する歯数を有するラチエツト歯車
52a,52b,52c(図示では52cのみを
示す)が固着される。そして、各列のドラム51
a,51b,51cのそれぞれは、ドラム軸53
に遊嵌されてその摩擦力で個別的に回転可能なよ
うに構成される。ドラム軸53は、その両側がボ
ツクス54の側面で支持され、その一方端に回転
力伝達機構55に含まれる歯車551が固着され
る。この歯車551は変速用歯車552と噛合い
結合される。まず、ボツクス54の側面には、ド
ラム駆動用モータ56が装着される。このモータ
56はギヤードモータであつて、その駆動歯車が
歯車552と結合されていて、その回転力が歯車
552,551を介してドラム軸53に伝達さ
れ、回転ドラム群51を回転駆動する。また、ボ
ツクス54の後方側面には、各列のドラム51
a,51b,51cのそれぞれを個別的に回転ま
たは停止制御するためのソレノイド57a,57
b,57cが固着される。これらのソレノイドの
ソレノイド軸58a,58b,58cは、それぞ
れ係止レバー59a,59b,59cの一端とピ
ンで連結される。この係止レバー59a,59
b,59cのほぼ中央部は、レバー軸59で軸支
され、該レバー軸59の両端がボツクス54の両
側面に固着される。各列のドラム51a,51
b,51cに対応する係止レバー59a,59
b,59cのそれぞれの先端には、爪状部59
a′,59b′,59c′(図示では59c′のみが示され
る)が形成され、この爪状部59a′,59b′,5
9c′が対応するラチエツト歯車52a,52b,
52cのそれぞれと係合して各列のドラムを停止
し、ロツク状態を保持する。
【0023】 そして、或る価値を付与する条件は、
回転ドラム表示機構50で表示される各列の絵模
様または識別情報の組合わせ状態と、セグメント
表示器502で表示される数字情報の表示状態と
の組合わせによつて予め定める特定遊技状態が成
立すれば、最大価値を付与するように定め、回転
ドラム51a〜51cの表示部で表示される識別
情報の組合わせのみによつては最大価値よりも小
さな価値(たとえば開成駆動するヤクモノの数を
減少させて少ない数だけ開成する等の価値)を付
与すればよい。なお、回転ドラム51a〜51c
やセグメント表示器502の表示結果が外れとな
つたときや始動入賞以外の一般入賞孔等に入賞し
たときの遊技状態である通常遊技状態の場合に
は、可変入賞球装置30は全く開閉駆動されない
が前述したように始動入賞に伴なう賞品玉の払出
しにより通常遊技価値が付与される。
【0024】 なお、前述の例では、可変表示装置5
00の一例として、セグメント表示器502と回
転ドラム表示機構50とを一体的に構成した場合
を示すが、回転ドラム表示機構50のみでもよ
い。また、電気的可変表示器の一例としてセグメ
ント表示器502を示すが、これに代えて次のよ
うに構成してもよい。たとえば、他の電気的可変
表示器としては、複数の発光ダイオード等の表示
部を円状に配設して構成する。この場合、或る価
値を付与する条件は、回転ドラム51a〜51c
の表示状態が予め定める組合わせ(たとえばオー
ルヨツトの絵の組合わせ)でありかつ複数の表示
部のうち所定の表示部が点灯表示されたとき最大
価値を付与し、回転ドラム51a〜51cの組合
わせが予め定める状態になつてもその他の表示点
が点灯表示された場合に最大価値を付与しない
(すなわち最大価値以下の価値を付与する)よう
に定められる。特定入賞領域への入賞により権利
が発生し再入賞により権利が消滅する遊技機にお
いても、権利発生時すなわち特定遊技状態発生時
に始動入賞する等により最大価値が付与されるよ
うにしてもよい。
【0025】 図5のa,bはパチンコ遊技機10の
制御回路である。構成において、この制御回路は
パチンコ遊技機10の遊技状態を制御する回路6
0と、管理制御のために用いられる管理制御用回
路64とを含む。そして、上記制御回路60は、
前記回転ドラム表示機構50を駆動制御するため
の回転ドラム駆動制御回路61、前記セグメント
表示器502を可変表示するための表示駆動制御
回路62、特定遊技状態検出手段63、所定価値
付与状態であることを報知するための報知回路6
5および開成駆動回路66から構成される。この
開成駆動回路66は、前記可変表示装置500の
表示状態の組合わせに基づいて、入賞球装置30
を駆動制御する機能を有する。
【0026】 より具体的な構成を説明すると、前記
回転ドラム駆動制御回路61は、特賞玉検出スイ
ツチ22aおよび22b、停止指令スイツチ18
a〜18c、回転ドラム駆動回路611、モータ
56、ソレノイド57a〜57cを含む。前記表
示駆動制御回路62は、フリツプフロツプ(以下
FFと略称する)621、ANDゲート622、ク
ロツク発振器623、リングカウンタ624、デ
コーダ625を含む。前記特定遊技状態検出手段
63は、前記各列のドラム51a〜51cの停止
時における位置を検出するセンサ(たとえば光電
センサ)631および632、表示状態判定回路
633、組合わせ設定部634、判定回路635
を含み、所定の遊技価値を付与可能にして遊技者
に利益状態をもたらすように定められた特定遊技
状態が発生したことを検出するように構成されて
いる。前記報知回路65は、FF652、効果音
発生回路653、スピーカ17および最大価値付
与状態を表示する表示器19を含む。このスピー
カ17および表示器19により、特定遊技状態検
出手段の出力に応答して特定遊技状態になつたこ
とを報知する報知手段が構成されている。
【0027】 また、図5のbに示す管理制御用回路
64は、遊技者にとつて不利益となる不利益情報
を検出する不利益情報検出手段の一例としての打
込玉検出器641、遊技者にとつて利益となる利
益情報を検出する利益情報検出手段の一例として
の補給玉検出器642、打止制御手段の一例の打
止制御装置643を含む。
【0028】 次に、具体的な動作を説明する。遊技
者は玉貸機で借りたパチンコ玉を前記打球待機樋
13へ入れ、打球ハンドル14を回動して打球強
さを調節した後、打球スイツチを押圧する。応じ
て、打球用モータ(図示せず)が回転駆動し、打
球杆(図示せず)を間欠的に回動させることによ
つて、パチンコ玉を1個順次遊技盤1内へ打込
む。このようにして、遊技者が打球遊技している
とき、打込玉が前記セーフ孔2a〜2dまたはヤ
クモノ4a,4bのいずれかに入賞すると、前述
のごとくして1個の入賞玉につき所定数の賞品玉
が払出制御される。
【0029】 一方、打込玉が前記入賞領域3aまた
は3bへ入賞すると、特賞玉検出スイツチ22a
または22bが特賞玉検出出力を導出して回転ド
ラム駆動回路611に駆動指令信号を与えるとと
もに、FF621をセツトさせる。これに応じて、
回転ドラム駆動回路611はソレノイド57a〜
57cを付勢制御して停止レバー59a〜59c
と対応するラチエツト歯車52a〜52cとの係
合状態を解除させかつモータ56を回転駆動させ
ることにより、各列のドラム51a〜51cを回
転駆動させて可変表示させる。これと同時に、
FF621のセツト出力(ハイレベル信号)が
ANDゲート622の一方入力として与えられる。
このANDゲート62にの他方入力には、クロツ
ク発振器623から与えられるクロツクパルスが
常時与えられている。このため、ANDゲート6
22はFF621のセツト出力に応じてクロツク
パルスをリングカウンタ624に与える。リング
カウンタ624は、前記1桁のセグメント表示器
502で表示可能な数値0〜9を循環的に計数す
るものであつて、その計数値をデコーダ625に
与えるとともに判定回路635に与える。デコー
ダ625はリングカウンタ624の計数値に基づ
いてデコードし、計数値に基づいてセグメント表
示器502で表示される数字をクロツクパルスの
周波数に相当する周期で順次的に変化させる。こ
のようにして、回転ドラム51a〜51cが回転
駆動されかつセグメント表示器502が可変表示
されている状態において、遊技者は各列の回転ド
ラム51a〜51cの表示状態の組合わせが最大
価値を付与される表示状態となるように、停止指
令スイツチ18a〜18cを適宜押圧する。たと
えば、停止指令スイツチ18aが押圧されると、
回転ドラム駆動回路611はソレノイド57aを
消勢して停止指令スイツチ18aに対応する回転
ドラム51aを停止制御する。同様にして、停止
指令スイツチ18b(または18c)が押圧され
ると、回転ドラム駆動回路611はソレノイド5
7b(または57c)を消勢して、対応する回転
ドラム51b(または51c)を停止制御する。
そして、すべての停止指令スイツチ18a〜18
cを押圧して回転ドラム51a〜51cを停止指
令すると、回転ドラム駆動回路611はモータ5
6の回転駆動を停止させるとともに、すべてのド
ラムの停止したことを表わすハイレベル(「H」)
信号を導出する。この「H」信号が各列のドラム
で表示される識別情報の組合わせ状態の判定指令
信号として表示状態判定回路633に与えられる
とともに、FF621をリセツトさせる。応じて、
ANDゲート622が以後クロツクパルスの導出
を停止するため、リングカウンタ624の計数値
が歩進されず、かつしたがつてそのときリングカ
ウンタ624で計数されている計数値に相当する
数値が連続的にセグメント表示器502で表示さ
れる。
【0030】 前記表示状態判定回路633は、判定
指令信号に応じて、センサ631および632か
ら与えられる出力に基づいて各列のドラムで表示
されている識別情報の組合わせを判定する。すな
わち、センサ631,632は、たとえば投光部
と受光部を有する光電センサが用いられ、前記各
列のドラム51a〜51cの軸方向両外側に対峙
して設けられる。この各列のドラム51a〜51
cのそれぞれの側面には、第1の円周上と第2の
円周上の各ドラムで表示される識別情報に対応す
る位置に、透孔を穿設しまたは透孔を穿設しない
部分の組合わせにより、4種類の識別を可能とす
る。たとえば第1および第2の円周上に透孔を穿
設している表示部を論理「1」とし、透孔の穿設
されていない部分を論理「0」とすれば、4種類
の2ビツトのコード「00」,「01」,「10」,「11」に
よつて飾り枠501の窓の表示されているドラム
の識別情報の組合わせが検出できる。このよう
に、表示状態判定回路633はセンサ631,6
32の出力に基づいて51a〜51cで表示され
る識別情報の組合わせに基づいて得点を判定し、
その得点データを開成駆動回路66および判定回
路635に与える。もし、各列の回転ドラム51
a〜51cで表示される識別情報の組合わせが最
大価値を付与するように定められた組合わせでな
ければ(たとえばオールヨツトの図形)、開成駆
動回路66は表示状態判定回路633から与えら
れる得点データに応じて予め定められた時間(た
とえば4秒、6秒、10秒)ソレノイド351を駆
動させて入賞球装置30を開成する。また入賞球
装置30を全く開成させなくてもよい。このと
き、打込玉が入賞領域32へ入賞すると、入賞玉
に応じて所定数の賞品玉が払出される。しかしな
がら、このとき打込玉が特定領域32へ入賞して
も、繰返し開成駆動の延長制御が行なわれること
なく、単に1個の入賞玉につき所定数の賞品玉が
払出されるのみである。
【0031】 次に、各列の回転ドラム51a〜51
cで表示される識別情報の組合わせが、特定遊技
状態を発生させるように定められた組合わせの場
合を説明する。この場合、表示状態判定回路63
3は最大価値を付与するべきことを表わす最高得
点データを導出して開成駆動回路66および判定
回路635に与える。判定回路635は、組合わ
せ設定部634で予め設定されている最高得点デ
ータと、表示状態判定回路633から与えられた
最高得点データとの一致に基づいて、回転ドラム
の表示状態が最大価値を付与する状態であること
を判定する。続いて、判定回路635はリングカ
ウンタ624の計数値が組合わせ設定部634で
設定されている最大価値を付与する表示状態(た
とえば7が表示された状態)であるか否かを判定
し、各回転ドラム51a〜51cの表示状態の組
合わせが最大価値を付与する状態であつても、セ
グメント表示器502の表示状態が「7」を表示
していなければ、最大価値付与指令信号(すなわ
ち「H」信号)を導出しない。セグメント表示器
502が「7」を表示している場合、開成駆動回
路66は最高得点データに応じた予め定められた
期間(最高得点以下のデータに対するよりもはる
かに長い時間)入賞球装置30を開成させる。こ
のように、判定回路635により、回転ドラムの
表示状態が最大価値を付与する状態であると判定
されかつリングカウンタ624の計数値が組合せ
設定部で設定されている最大価値を付与する表示
状態であると判定されて初めて本発明でいう最大
価値が付与可能な状態となる。このときの可変入
賞球装置30の開成期間は打玉の所定個数の入賞
に要する期間であつてもよい。また開成する代わ
りに前記一定時間連続して開閉駆動させてもよ
い。この特定遊技状態検出手段63により、通常
遊技状態と特定遊技状態との少なくとも2態様を
含む複数種類の遊技態様のうち最大の遊技価値で
ある最大価値を付与するように定められた特定遊
技状態が発生したことが検出される。この特定遊
技状態検出手段63による特定遊技状態が発生し
た旨の判定機能は管理装置70側にもたせてもよ
い。前記判定回路635により、前記特定遊技状
態検出手段の検出出力に基づいて前記通常遊技状
態時に比べて著しく大きな遊技価値である最大価
値を付与可能にするための指令信号を導出する価
値付与指令手段が構成されている。この価値付与
指令手段による指令機能は管理装置70側にもた
せてもよい。このように、回転ドラム51a〜5
1cの表示状態の組合わせのみが最大価値を付与
可能な所定の状態になれば、可変入賞球装置30
が比較的長い一定期間(たとえば30秒)開成され
て、その期間中、入賞玉の発生確率を高める。し
かし、この場合は、判定回路635が「H」信号
を導出しないため、可変入賞球装置30の繰返し
開成駆動を何ら行なわない。
【0032】 ところが、回転ドラム51a〜51c
の表示状態の組合わせが最大価値を付与可能な所
定の状態となりかつセグメント表示器502の表
示状態が最大価値を付与可能な数値「7」を表示
している状態となると、判定回路635は最大価
値付与条件の成立したことを表わす「H」信号を
導出する。この「H」信号は開成駆動回路66に
与えられるとともに、微分回路651を介して
FF652に与えられ、このFF652をセツトさ
せる。応じて、開成駆動回路66は比較的長い一
定時間(たとえば30秒)可変入賞球装置30を開
成させる。さらに、可変入賞球装置30の開成さ
れている領域32(たとえば中央の入賞領域)へ
入賞すると、一旦可変入賞球装置30を閉成させ
た後、再び可変入賞球装置30が一体時間だけ延
長して開成され、以後領域32への入賞玉のある
毎にその動作が繰返される。この繰返し回数には
一定の上限を設けてもよい。したがつて、遊技者
は多量の賞品玉を有利に獲得できる。前記開成駆
動回路66、ソレノイド351および可変入賞球
装置30により、特定遊技状態検出手段63の出
力に基づいて遊技者に最大価値を付与可能な価値
付与手段が構成されている。なお、本実施例で
は、この価値付与手段を、可変入賞球装置30を
遊技者にとつて有利な状態に駆動するもので構成
したが、それ以外の態様たとえば賞品玉と等価価
値を有する得点を付与する等により価値を付与す
るものであつてもよい。このような得点を付与す
る型式の弾球遊技機においては、前述した利益情
報検出手段が付与した得点を利益情報として検出
するもので構成され、不利益情報検出手段が遊技
領域に打込まれる発射玉を検出するもので構成さ
れる。
【0033】 前述のごとくして、最大価値を付与可
能な状態になると、前記FF652のセツト出力
が効果音発生回路653に効果信号を発生指令す
る。応じて、効果音発生回路653は効果音信号
(音楽あるいは擬音)を発生してスピーカ17に
与えて、該スピーカ17から効果音を発生させ
る。
【0034】 一方、打込玉検出器641は遊技盤1
内へ打込まれたパチンコ玉を1個順次検出し、そ
の検出信号を後述の管理装置70に与える。ま
た、補給玉検出器642は遊技盤1の裏面に設け
られる賞品玉タンク(図示せず)に補給される補
給玉を1個順次検出し、その検出信号を管理装置
70に与える。また、打止制御装置643は管理
装置70からの打止指令信号を受けてパチンコ遊
技機の打止制御を行なう。なお、この打止制御
は、遊技盤1内へのパチンコ玉の補給径路にスト
ツパを設けたり、打球機構を不能動化させるなど
の各種の方法が考えられている。
【0035】 図6はこの発明の一実施例を示すブロ
ツク図である。構成において、この管理装置70
はパチンコ遊技機10に関連して設けられる第1
の計数・演算部71と、第2の計数・演算部72
と、第3の計数・演算部73と、各計数・演算部
71ないし73からのデータを表示する視覚的表
現手段の一例の表示装置74と、該データを印字
記録する視覚的表現手段の一例の印字装置75と
を含む。なお、この図6では説明を簡略化するた
め1台のパチンコ遊技機に対する管理装置70の
構成を示している。しかし、通常管理装置70は
複数のパチンコ遊技機の動作状態を1台の管理装
置で管理するため、各計数・演算部71ないし7
3、表示装置74および印字装置75は各パチン
コ遊技機毎に対応して管理装置内に構成されてい
る。なお、前記表示装置74は各パチンコ遊技機
10側または各パチンコ遊技機10の近傍に設け
てもよい。
【0036】 第1の計数・演算部71は、不利益玉
計数手段の一例の打込玉カウンタ711と、利益
玉計数手段の一例の補強玉カウンタ712と、減
算回路713とを含む。また、第2の計数・演算
部72は、不利益玉計数手段の一例の打込玉カウ
ンタ721と、利益玉計数手段の一例の補強玉カ
ウンタ722と、減算回路723と、比較回路7
24と、打止数設定器725と、ANDゲート7
26と、リセツト回路727とを含む。なお、リ
セツト回路727はリセツトボタン等を含み手動
的に操作可能に構成される。また、第3の計数・
演算回路73は不利益玉計数手段の一例の打込玉
カウンタ731と、利益玉計数手段の一例の補強
玉カウンタ732と、減算回路723と、比較回
路734と、打止数設定器735と、ANDゲー
ト738および739と、カウンタ740とを含
む。なお、前記アンドゲート726はパチンコ遊
技機10側に設けてもよい。
【0037】 次に、図6の詳細な構成とともにその
具体的な動作を説明する。 まず、第1の計数・演算部71、第2の計数・演
算部72の構成および動作について説明する。打
込玉検出手段の一例の打込玉検出器641はパチ
ンコ遊技機10に打込まれた打込玉を検出し、そ
の検出出力を打込玉カウンタ711および721
に与える。これら打込玉カウンタ711および7
21は打込数を計数し、それぞれ、その計数出力
を減算回路713および723の一方入力に与え
る。さらに、打込玉カウンタ711および721
はその計数出力を表示装置74と印字装置75と
に与える。また、補給玉検出器642はパチンコ
遊技機10に補給された補給玉を検出し、その検
出出力を補給玉カウンタ712および722に与
える。これら補給玉カウンタ712および722
は補給玉数を計数し、それぞれ、その計数出力を
減算回路713および723の他方入力に与え
る。さらに、補給玉カウンタ712および722
はその計数出力を表示装置74と印字装置75と
に与える。減算回路713または723は打込玉
計数入力から補給玉計数入力を減算する。この減
算回路713またた723は打込玉数入力を正と
し、補給玉数入力を負として演算処理(たとえば
加算)する。この演算出力は表示装置74および
印字装置75に与えられる。また、減算回路72
3の減算出力は比較回路724に与えられる。こ
の比較回路724には、打止制御のための打込玉
数と補給玉数の差引数が予め設定される打止数設
定器725の打止設定出力が与えられている。比
較回路724は打止設定数と差引数すなわち減算
回路723の負の出力とが一致したとき、一致出
力を導出してANDゲート726の一方入力に与
える。このANDゲート726の他方入力には、
図5の報知回路65に含まれるFF652のセツ
ト出力が反転して与えられる。このANDゲート
726の出力はORゲート66の一方入力に与え
られる。そして、ORゲート66の出力は打止制
御装置643に与えられる。したがつて、比較回
路724の一致出力はFF652のセツト出力が
ローレベルのときすなわちパチンコ遊技機10が
最大価値付与状態になつていないときにのみ
ANDゲート726を通過し、ORゲート66を介
して打止制御装置643に与えられる。応じて、
打止制御装置643はパチンコ遊技機10を打止
させて、以後の遊技を禁止する。つまり、パチン
コ遊技機10が最大価値付与状態になつていると
きには比較回路724からの出力の通過を禁止す
るANDゲート726により、特定遊技状態検出
手段の出力がありかつ特定遊技状態の継続中は、
前記打止制御手段による打止制御を禁止する禁止
手段が構成されている。この禁止手段の働きによ
り、特定遊技状態の期間中に打止制御されること
がなくなり、特定遊技状態を途中で打切ることに
伴なう遊技者の不満を招くことなく打止制御が行
なうことができる利点がある。
【0038】 なお、遊技者が変わつた場合は、たと
えば遊技者の係員によつて手動的にリセツト回路
727が操作され、打込玉カウンタ721および
補給玉カウンタ722に記憶された計数値がリセ
ツトされる。以後前述の動作と同様にして、打込
玉があつたとき打込玉検出器641は打込玉検出
出力を打込玉カウンタ711および721に与
え、補給玉があつたとき補給玉検出器642は補
給玉検出出力を補給玉カウンタ712および72
2に与える。このとき、打込玉カウンタ711お
よび補給玉カウンタ712は、前回までの遊技者
の打込玉数または補給玉数にさらに累積的に加算
する。打込玉カウンタ721および補給玉カウン
タ722は個々の遊技者毎に新たな打込玉数また
は補給玉数を計数する。この打込玉カウンタ72
1の出力が減算回路723の一方入力に与えられ
る。補給玉カウンタ722の出力は減算回路72
3の他方入力に与えられる。減算回路723は打
込玉数から補給玉数を減算する。そして、この減
算回路723の負の出力(差引出力)が打止設定
器725の設定出力と一致したとき、比較回路7
24は一致出力を導出して前記打止指令回路64
3に与える。したがつて、遊技者が変わる毎に第
2の計数・演算部72の計数値がリセツトされ、
個々の遊技者に一定数の補給玉があつたとき打止
制御される。それゆえに、遊技者が打止制御され
るまで遊技したとき一定数の賞品玉を正確に払出
されることが約束され、かつ均一のサービスが可
能となる。 次に、第3の計数・演算部73の構成および動作
について説明する。打込玉カウンタ731は打込
玉検出器641からの検出出力に基づいて打込玉
数を計数し、その計数出力をANDゲート738
の一方入力に与える。このANDゲート738の
他方入力には、図5の報知回路65に含まれる
FF652のセツト出力が与えられる。そして、
ANDゲート738の出力は減算回路733の一
方入力に与えられる。また、補給玉カウンタ73
2は補給玉検出器642からの検出出力に基づい
て補給玉数を計数し、その計数出力をANDゲー
ト739の一方入力に与える。このANDゲート
と739の他方入力には、図5のFF652のセ
ツト出力が与えられる。そして、ANDゲート7
39の出力は減算回路733の他方入力に与えら
れる。減算回路733の出力は比較回路734の
一方入力に与えられる。この比較回路734の他
方入力には、打止制御のための打込玉数と補給玉
数の差引数を設定する打止数設定器735の打止
設定出力が与えられている。そして、比較回路7
34の出力はORゲート66の他方入力に与えら
れるとともに、リセツト入力として減算回路73
3に与えられる。一方、図5の報知回路65に含
まれる微分回路651の出力がリセツト入力とし
て打込玉カウンタ731および補給玉カウンタ7
32に与えられる。さらに、微分回路651の出
力がカウンタ740に与えられ、計数される。す
なわち、カウンタ740は対応の遊技機が何回最
大価値付与されたかを計数する。この計数出力は
表示装置74および印字装置75に与えられる。
また、減算回路733の出力を表示装置74や印
字装置75に与えてもよい。すなわち、前記カウ
ンタ740により、特定遊技状態の発生回路を計
数しその計数結果を出力する計数手段が構成され
ている。なお、前記カウンタ740は、1日の営
業が終了して電源を切ることによりそのカウント
値が0になるように構成してもよく、また何日間
かにわたつて累積的に計数してもよい。この計数
手段の働きにより、特定遊技状態検出手段の検出
出力が計数されてその計数結果が出力されるた
め、弾球遊技機が何回特定遊技状態になつたかが
算出されて出力されるのであり、特定遊技状態の
多寡に関する情報を算出して出力し、弾球遊技場
において営業管理上の便宜を図ることが可能なつ
た。また、この計数手段による計数結果の出力
と、前記打込玉カウンタ711からなる不利益玉
計数手段から出力された不利益玉数とを比較する
ことにより、不利益玉数と特定遊技状態の発生回
数との割合が算出可能となる。その結果、不利益
玉数はその弾球遊技機の稼働時間に正比例するも
のであることから、前記視覚的表現手段により表
示された両計数値に基づいて遊技場の店員が計算
することにより、その弾球遊技機の稼働時間に対
する特定遊技状態の発生回数が算定可能となり、
その弾球遊技機における特定遊技状態の発生の頻
度(発生率)が算定でき、遊技場の経営管理に便
利となる利点がある。なお、(特定遊技状態の発
生回数)/(稼働時間)を装置内部で演算して特
定遊技状態の発生率を自動的に算出してもよい。
【0039】 また、本実施例では前記カウンタ74
0により特定遊技状態の発生を直接計数して出力
するように構成したが、たとえば特定遊技状態の
発生に関連して増大する利益玉を検出する補給玉
検出器642により特定遊技状態関連情報検出手
段を構成し、その検出出力を計数手段の一例とし
ての補給玉カウンタ712により計数して表示、
印字出力したり、開成駆動回路66の出力を計数
して表示、印字出力するように構成してもよい。
【0040】 次に、判定回路635(図5参照)が
最大価値付与条件の成立を判断し、その出力がハ
イレベルになると、微分回路651の出力は立上
がる。したがつて、打込玉カウンタ731および
補給玉カウンタ732はリセツトされ、新たに計
数を開始する。そして、カウンタ740はその計
数値が歩進される。また、微分回路651の出力
が立上がると、FF652がリセツトされ、その
セツト出力がハイレベルとなる。したがつて、
ANDゲート738および739が開状態となり、
打込玉カウンタ731の計数出力および補給玉カ
ウンタ732の計数出力が減算回路733に与え
られる。以後、第2の計数・演算部72と同様
に、減算回路733の出力が打止数設定器735
の設定出力と一致したとき、比較回路734から
一致出力が導出される。この一致出力はORゲー
ト66を介して打止制御装置643に与えられ、
応じて打止制御装置643はパチンコ遊技機10
を打止制御する。なお、このとき比較回路734
の一致出力は減算回路733に与えられ、この減
算回路733をリセツトする。これは、次回の最
大価値付与状態に対処するためである。また、
ORゲート66の出力はFF652に与えられ、こ
れをリセツトする。応じて、大当たり表示器19
の表示および効果音の発生が停止される。前記打
込玉カウンタ731により、前記特定遊技状態検
出手段の検出出力が導出されて前記所定の遊技価
値が付与可能な期間中における前記打込玉の合計
を、前記打込玉検出手段の検出出力に基づいて算
出する算出手段が構成されている。ところで、前
述のように最大価値付与状態のとき、ANDゲー
ト726は第2の計数・演算部72から導出され
る打止指令信号(比較回路724の一致出力)の
通過を禁止している。そのため、パチンコ遊技機
10が最大価値付与状態になつているときは第3
の計数・演算部73によつてのみ打止制御が行な
われる。したがつて、そのときの遊技者がそれま
でに獲得している賞品玉数(減算回路723によ
つて演算される差引数)にかかわらず常に一定の
賞品玉数が正確に払出されることが約束され、か
つ均一のサービスが可能となる。なお、打込玉カ
ウンタ731と補給玉カウンタ732は、微分回
路651の立上がり信号によつてはリセツトされ
ないようにし、電源投入時からの通算されたカウ
ント値から前記微分回路651の立上がり時点の
カウント値を減算し、その値を減算回路733に
入力するようにしてもよい。
【0041】 次に、表示装置74および印字装置7
5は、打込玉カウンタ711の出力に応答してパ
チンコ玉の累積的打込数の計数値を表示および印
字記録し、補給玉カウンタ712の出力に応答し
てパチンコ玉の累積的補給玉数を表示および印字
記録し、さらに減算回路713の出力に応答して
累積的減算値(打込玉数−補給玉数)を表示およ
び印字記録する。同様に、表示装置74および印
字装置75は、打込玉カウンタ721の出力、補
給玉カウンタ722の出力および減算回路723
の出力に応答して表示および印字記録する。さら
に、表示装置74および印字装置75は、カウン
タ740の出力に応答して特定遊技状態に伴なう
価値付与回数を表示および印字記録する。
【0042】 上述のように図6の実施例では、管理
のための各種のデータを得ることができる。すな
わち、第1の計数・演算部71からはパチンコ遊
技機における累積的な管理データ(打込玉数デー
タ、補給玉数データ、減算データ)が得られ、第
2の計数・演算部72からは遊技者毎の管理デー
タが得られ、第3の計数・演算部73からは特定
遊技状態に基づいた価値の付与回数に関するデー
タが与えられる。これらの管理データは表示装置
74および印字装置75に与えられ、表示および
印字記録されるため、たとえば遊技場の管理者あ
るいは経営者はパチンコ遊技機の稼働状態を遊技
台別にかつ遊技者別に詳細に把握することができ
るとともに、台毎の特定遊技状態に伴なう価値の
付与回数を容易に知ることができる。また、前記
管理装置70を各パチンコ遊技機毎に1つずつ設
け1つの管理装置により1台のパチンコ遊技機を
管理するようにしてもよい。つまり、本発明でい
う遊技情報処理装置は、複数のパチンコ遊技機と
それを管理する管理装置とから成る遊技場の情報
管理システムばかりでなく、パチンコ遊技機の制
御回路等から成る単体の装置をも含む広い概念で
ある。
【0043】 なお、上述の実施例では打込玉数を計
数することによつて遊技者にとつて不利益となる
不利益玉数を求めるようにしたが、他の例として
たとえばアウト玉入口5に入つたアウト玉数を計
数して不利益玉数を求めるようにしてもよい。ま
た、上述の実施例では補給玉数を計数することに
よつて遊技者にとつて利益となる利益玉数を求め
るようにしたが、他の例としてたとえばセーフ玉
数を計数し、このセーブ玉数に一定数を乗算して
利益玉数を求めるようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】 本発明は、特定遊技状態の発生
に伴なう所定の遊技価値を付与可能な期間中にお
ける打込玉の合計が算出されるために、特定遊技
状態が発生する新しいタイプの弾球遊技機にとつ
て重要なフアクタとなる特定遊技状態の発生に伴
なう所定の遊技価値が付与可能な期間中における
打込玉の合計が算出され、特定遊技状態に伴なう
前記期間中に的を絞つた打込玉の合計に関するデ
ータが算出され、特定遊技状態が発生する新しい
タイプの弾球遊技機に有効な遊技情報処理装置を
提供し得るに至つた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される弾球遊技機の一例で
あるパチンコ遊技機の外観図である。
【図2】パチンコ遊技機の裏面構造を示す図解図
である。
【図3】可変入賞球装置の一例の詳細図である。
【図4】可変入賞球装置500に含まれる回転ド
ラム機構50の詳細図である。
【図5】パチンコ遊技機10の制御回路図であ
る。
【図6】この発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。
【符号の説明】
63は特定状態検出手段 635は可変入賞球装置 643は判定回路 740はカウンタ 641は打込玉検出器 731は打玉カウンタ 32は入賞領域 500は可変表示装置である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に打玉を打込んで遊技を
    行なう弾球遊技機の遊技情報処理装置であつて、 所定の遊技価値を付与可能にして遊技者に利益状
    態をもたらすように定められた特定遊技状態が発
    生したことを検出する特定遊技状態検出手段と、 前記遊技領域に打込まれた打込玉を検出する打込
    玉検出手段と、 前記特定遊技状態検出手段の検出出力が導出され
    て前記所定の遊技価値が付与可能な期間中におけ
    る前記打込玉の合計を、前記打込玉検出手段の検
    出出力に基づいて算出する算出手段とを含む、弾
    球遊技機の遊技情報処理装置。
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