JPH0563035U - アルミニウム電解コンデンサ - Google Patents
アルミニウム電解コンデンサInfo
- Publication number
- JPH0563035U JPH0563035U JP1045092U JP1045092U JPH0563035U JP H0563035 U JPH0563035 U JP H0563035U JP 1045092 U JP1045092 U JP 1045092U JP 1045092 U JP1045092 U JP 1045092U JP H0563035 U JPH0563035 U JP H0563035U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- tab terminal
- rivet
- electrolytic capacitor
- aluminum electrolytic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 タブ端子をリベットに接続する際のタブ端子
の切断をなくすとともに、接触抵抗の安定を図る。 【構成】 タブ端子をリベットに接続する際に座金の少
なくともタブ端子に接する面の外周縁が面取りされてい
るとともに、この面に複数個の突起を形成してあるもの
を使用し、かしめる。
の切断をなくすとともに、接触抵抗の安定を図る。 【構成】 タブ端子をリベットに接続する際に座金の少
なくともタブ端子に接する面の外周縁が面取りされてい
るとともに、この面に複数個の突起を形成してあるもの
を使用し、かしめる。
Description
【0001】
本考案は、アルミニウム電解コンデンサ、特に、かしめによってコンデンサ素 子と封口板とを接続する構造に関する。
【0002】
従来のアルミニウム電解コンデンサの構成は、図3にコンデンサ素子と封口板 との接続部を示すように、コンデンサ素子11から引出した挿入孔を設けたタブ 端子12を封口板13に座金14を介してリベット15に挿入し、この上にタブ 抑え座金16を挿入した後、リベット15をかしめて組立てている。このように して封口板13とを接続したコンデンサ素子11をケース(図示せず)に収容し 、開口端を封口板13で封口しているが、かしめ時の圧力によってタブ端子12 が座金14の外周縁に強く当たり切断されることがある。この切断は、座金14 の外周縁に打抜き時に生ずるばりがある場合は顕著である。
【0003】 また、タブ端子12と座金14との接触は互いに平面状態でかしめられるため 、かしめ時の圧力によってリベット15径方向に太るなど、かしめ方向に対し直 角な力が作用することによって、タブ端子12が挿入孔から切断したり、その位 置が一定しないなどの問題点があった。
【0004】
本考案は、上記の欠点を除去するために成されたもので、コンデンサ素子と封 口板との接続時におけるタブ端子の切断や接続位置の不安定などの問題点を解決 できるアルミニウム電解コンデンサを提供するものである。
【0005】
この考案になるアルミニウム電解コンデンサは、封口板に座金を使用して取着 したアルミリベットに、タブ端子をかしめて接続したコンデンサ素子と、このコ ンデンサ素子を収容し、封口したケースとを具備した構成において、前記座金の 少なくともタブ端子に接する面の外周縁が面取りされているとともに、この面に 複数個の突起を形成してあるものである。
【0006】
このような構成からなるアルミニウム電解コンデンサでは、タブ端子と接する 座金の外周縁を面取りしてあるため、かしめの際の圧力によってもタブ端子を切 断するような角部が座金に形成されていないので、タブ端子が切断することはな い。
【0007】 また、この座金の面取りしてある面に複数個の突起を形成したことによって、 かしめ時のかしめ方向に対し直角に、すなわち横方向に放射状に作用する力が加 わってもタブ端子はかしめの初期において座金に形成された突起に食い込んでし まうので、横方向に広がる力を抑制することになり、したがって、タブ端子の挿 入孔がかしめ時の圧力によって広がり、切断するなどの問題点は解消されるとと もに、横方向への広がりがないので、かしめられたときの横すべりのような現象 がなくなり、安定した位置に、しかも接触抵抗の小さいかしめを得ることができ る。
【0008】
図1に示すように、封口板1(フェノール樹脂積層板厚さ1.5mm+ゴム厚 さ1.0mmの貼合せからなる)に外部端子2に通した脚部径2.7mmのアル ミニウムからなるリベット3をゴム板側から挿入した。挿入したリベット3の脚 部先端から座金4(φ5×0.8tmm)を嵌め込むが、この座金4は後述する タブ端子と接触する面又は両面の外周縁に面取り部5及びこの面に4個の突起6 (φ1.0×0.5hmm)を形成してある。この座金4をリベット3に嵌め込 んだ後、このリベット3の脚部先端からプレスして若干脚部径を太くし、前記座 金4を仮固定した。一方、コンデンサ素子7から引出したタブ端子8(幅5.0 ×0.2tmm)には挿入孔が形成されているが、この挿入孔をリベット3の脚 部に嵌め込み、更にタブ抑え座金9を嵌め込んで、リベット3の先端をかしめた 。このタブ抑え座金9は座金4よりその外径が大であるため、タブ端子8にその 外周縁が当たってもタブ端子8が切断することはない。
【0009】 このようにして構成した接続部は、タブ端子の切断や横方向へのずれのない良 好なかしめが得られた。また、この接続部についてその接触抵抗を測定した結果 は、図2の通りである。なお、試験は純水ボイル10分間−105℃乾燥10分 間を1回とし、これを繰返したときのタブ端子とリベットとの接触抵抗値を示し たものである。なお、従来例は図3に示した構造のもので、寸法は本考案と同じ ものを使用した。
【0010】 この結果から明らかなように、従来例が試験回数20回を越えると急激に悪化 するのに対し、実施例はほとんど変化せず、安定した特性を示している。なお、 実施例では座金4にのみ面取り部5を形成した構成について述べたが、タブ抑え 座金9に面取り部を設けてもよい。
【0011】
以上述べたように、本考案によれば、タブ端子の切断がなく、タブ端子とリベ ットとの接触抵抗も安定しており、信頼性に優れたアルミニウム電解コンデンサ を提供することができる。
【図1】本考案になるアルミニウム電解コンデンサのコ
ンデンサ素子と封口板との接続部を示す断面図。
ンデンサ素子と封口板との接続部を示す断面図。
【図2】本考案と従来例とのタブ端子とリベットの接続
部の接触抵抗を示す曲線図。
部の接触抵抗を示す曲線図。
【図3】従来のアルミニウム電解コンデンサのコンデン
サ素子と封口板との接続部を示す断面図。
サ素子と封口板との接続部を示す断面図。
1 封口板 2 外部端子 3 リベット 4 座金 5 面取り部 6 突起 7 コンデンサ素子 8 タブ端子 9 タブ抑え座金
Claims (1)
- 【請求項1】 封口板に座金を使用して取着したアルミ
リベットにかしめて接続したタブ端子を有するコンデン
サ素子と、このコンデンサ素子を収容し封口したケース
とを具備したアルミニウム電解コンデンサにおいて、前
記座金の少なくともタブ端子に接する面の外周縁が面取
りされ、かつ、この面に複数個の突起を形成してあるこ
とを特徴とするアルミニウム電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045092U JPH0563035U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | アルミニウム電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1045092U JPH0563035U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | アルミニウム電解コンデンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563035U true JPH0563035U (ja) | 1993-08-20 |
Family
ID=11750484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1045092U Pending JPH0563035U (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | アルミニウム電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0563035U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107663A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ブラインドリベット及びその締結方法 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1045092U patent/JPH0563035U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012107663A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ブラインドリベット及びその締結方法 |
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