JPH0562281U - アイアンヘッド - Google Patents

アイアンヘッド

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Publication number
JPH0562281U
JPH0562281U JP009516U JP951692U JPH0562281U JP H0562281 U JPH0562281 U JP H0562281U JP 009516 U JP009516 U JP 009516U JP 951692 U JP951692 U JP 951692U JP H0562281 U JPH0562281 U JP H0562281U
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JP
Japan
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iron head
reinforced plastic
rib
iron
head
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Pending
Application number
JP009516U
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English (en)
Inventor
維彦 江藤
Original Assignee
株式会社イーガン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイートスポットを広くとることができ、し
かも打球感のよいアイアンヘッドを提供する。 【構成】 ステンレス、軟鉄等の比較的重い金属ででき
たアイアンヘッド本体22のフェース面24bとバック
面24cとにキャビティ25、26を形成し、このキャ
ビティ25、26の重なる部分にリブ27を残して抜き
空間28を形成する。このリブ27及び抜き空間28を
埋設するように、強化プラスチック29又は軽量金属を
充填して一体成形する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属からなるヘッド本体と、それよりも低比重の異種材料とを接合 してできた、スイートスポットの広いアイアンヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアイアンヘッドは、ステンレス、軟鉄、ベリリウムカッパーなどの金属 を用いた鍛造品、ロストワックスによる精密鋳造品が主流をなし、これらはいず れも単一素材で形成されていた。
【0003】 ところで、ゴルフクラブには、最もボールがよく飛ぶ部分、いわゆるスイート スポットがあり、打点をスイートスポットにとることが重要とされる。したがっ て、スイートスポットの広いクラブほど、特に初心者にとっては打ちやすいクラ ブといえる。スイートスポットは、一般にヘッドの重心と一致するが、スイート スポットを広げるためには、ヘッドの重心部分を軽くして、その周りを重くする ことが有効であることが知られている。このため、アイアンヘッドにおいては、 バック面にキャビティを形成して、ヘッドの重心部分を肉薄にしたものが知られ ている。
【0004】 図6、7には、このような従来のアイアンヘッドの一例が示されている。すな わち、このアイアンヘッド11は、シャフトに連結されるネック12と、ヘッド の下面を形成するソール13と、打点となる平坦なフェース面14と、その背面 であるバック面15とから構成されている。そして、スイートスポットを広くと るために、バック面15の中央部にキャビティ(凹部)16が形成され、その部 分が肉薄となっている。更に、低重心にして慣性モーメントを大きくするため、 ソール13の部分は肉厚に形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、図6、7に示したような従来のアイアンヘッドでは、全体がス テンレス、軟鉄、ベリリウムカッパーなどの重い金属でできているので、バック 面15にキャビティ16を形成しても重心部分を軽量化することに限度があり、 スイートスポットを十分に広げることができなかった。
【0006】 また、キャビティ16を深くとって、スイートスポットの部分を肉薄にしすぎ ると、球を打ったときに振動等が発生して、飛距離が落ちたり、打球感が悪くな ったり、強度不足のためへこんだりする可能性があった。すなわち、スイートス ポットの部分は、周りに比べて軽くするとともに、十分な剛性ももたせる必要が ある。
【0007】 一方、近年では、ネックとソールの部分を金属で形成し、その周りをカーボン ファイバー強化プラスチックで形成した、いわゆるカーボンアイアンも市販され ている。しかし、このアイアンは、ネックとソールの部分を金属で形成して低重 心化を図ることに主眼がおかれており、スイートスポットを広げることに対して は十分な効果が得られなかった。
【0008】 したがって、本考案の目的は、スイートスポットを広くとることができ、しか も打球感のよいアイアンヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のアイアンヘッドは、金属でできたアイアン ヘッド本体のフェース面とバック面にキャビティを形成し、両面のキャビティの 重なる部分にリブを残して抜き空間を形成し、前記キャビティ及び前記抜き空間 に、前記ヘッド本体の金属よりも低比重の強化プラスチック又は軽量金属を充填 して一体成形したことを特徴とする。
【0010】 本考案において、抜き空間に配置されるリブとしては、複数本の平行な板状を なすもの、ハニカム状をなすものなど、各種形状のものが採用できる。また、リ ブは、強化プラスチック又は軽量金属の中に完全に埋設されてもよいが、一部が バック面に伸びて露出していてもよい。
【0011】 強化プラスチックとしては、カーボン繊維、ガラス繊維、ウイスカーなどで強 化された各種のプラスチックが使用できる。軽量金属としては、アルミニウム、 アルミニウム合金、ウイスカーなどで強化されたアルミニウム又はアルミニウム 合金などが使用できる。
【0012】 強化プラチック又は軽量金属は、ステンレス、軟鉄、ベリリウムカッパーなど の比較的重い金属からなるヘッド本体のキャビティ及び抜き空間に、射出成形、 鋳造などの方法で一体成形される。ただし、強化プラチック又は軽量金属を、前 記抜き空間に適合するように予め成形した後、前記抜き空間にはめ込んで接着す るなどの方法で一体化してもよい。
【0013】
【作用】
本考案のアイアンヘッドは、重心部分及びその周辺に抜き空間を形成し、その 部分に強化プラスチック又は軽量金属を充填したことにより、重心部分の重量が 軽く、その周りが重くなり、スイートスポットを広くすることができる。
【0014】 また、重心部分の回りの重量をソール側に集中させることにより、従来のもの より更に低重心にすることができる。
【0015】 また、抜き空間にリブを設けて、その周りに強化プラスチック又は軽量金属を 充填して一体化したので、打点となる部分の剛性や強度も十分保持され、振動等 のない安定した打球感と耐久性が得られる。
【0016】 更に、フェース面が強化プラスチック又は軽量金属で形成されるので、従来の アイアンヘッドに比べてソフトな打球感が得られ、ボールコントロールがしやす くなる。
【0017】
【実施例】
図1〜3には、本考案によるアイアンヘッドの一実施例が示されており、図1 は縦方向に切った断面図、図2はフェース面側から見た正面図、図3はバック面 側から見た背面図である。
【0018】 このアイアンヘッド21は、ステンレス、軟鉄、ベリリウムカッパーなどの比 較的重い金属で形成されたヘッド本体22を有している。ヘッド本体22は、こ れらの金属の鍛造、鋳造など、従来と同様な方法で作製される。ヘッド本体22 は、図示しないシャフトに接続されるネック23と、このネック23の端部から L字状に伸びて手のひら状に広がるフレーム24とを有している。
【0019】 フレーム24は、手のひら状の外周を構成するように枠状に形成されており、 肉厚とされたソール24aと、シャフトの軸線に対して斜め上方を向いたフェー ス面24bと、その背面側となるバック面24cとが設けられている。そして、 フェース面24bとバック面24cとに、キャビティ(凹部)25、26が形成 されている。更に、フェース面24b側のキャビティ25と、バック面24c側 のキャビティ26とが重なった部分に、複数本、この実施例の場合3本の平行な 板状のリブ27が設けられ、それらの間が抜き空間28となっている。
【0020】 更に、上記リブ27及び抜き空間28を埋設するように、カーボン繊維強化プ ラスチック29が充填され、ヘッド本体22と一体に成形されている。ただし、 カーボン繊維強化プラスチック29の代わりに、ガラス繊維や金属ウイスカーを 含有する強化プラスチックを用いてもよく、あるいはアルミニウム、アルミニウ ム合金、ウイスカーなどで補強されたアルミニウム又はアルミニウム合金などの 軽量金属を用いてもよい。強化プラスチック29のフェース面24b側は、ヘッ ド本体22のフレーム24と面一な平坦面をなしている。また、強化プラスチッ ク29のバック面24c側は、ヘッド本体22のフレーム24と合致する緩やか な曲面をなしている。
【0021】 このアイアンヘッド21においては、重心部分が比較的軽い強化プラスチック 29で形成され、ヘッド21に必要な重量が外周部分に設けられているので、ス イートスポットを広くとることができる。また、フェース面24bが強化プラス チック29で形成されているので、ボールを打ったときの感触がソフトでボール コントロールがしやすい。更に、ボールを打つとフェース面24bには強い衝撃 力が加わるが、強化プラスチック29の内部にフレーム24と一体のリブ27が 埋設されているので、その衝撃力を十分に受け止めることができ、安定感した打 球感を得ることができる。また、従来のアイアンヘッドと同様に十分な耐久性も 得られる。
【0022】 図4には、本考案によるアイアンヘッドの他の実施例が示されている。なお、 以下の説明において、前記実施例と実質的に同一の部分には、同符号を付してそ の説明を省略することにする。
【0023】 このアイアンヘッド31では、フレーム24のリブ27及び抜き空間28を埋 設する強化プラスチック29のバック面側29aが、リブ27に向けてへこまさ れており、それによって重心部分の重量を更に軽量化し、スイートスポットがよ り広くとれるようにしてある。このように、強化プラスチック29のバック面側 29aの形状は、衝撃力に耐える強度が保持される範囲で、更に肉薄に形成した り、あるいは芝や空気の抵抗を考慮した形状にしたりすることができる。
【0024】 図5には、本考案によるアイアンヘッドの更に他の実施例が示されている。
【0025】 このアイアンヘッド41では、複数のリブ27のうち、重心位置(スイートス ポットの中心)に配置されたリブ27aが、断面T字形をなしてバック面24c 側に伸びて強化プラスチック29の表面から露出している。このように、重心位 置のリブ27aをより強度の高い形状にしておくことにより、ボールを打ったと きの衝撃力を受け止めやすくすることができ、安定した打球感が得られるように することができる。また、重心位置に配置されたリブ27aに限らず、バック面 24cの任意の位置にリブを延出して露出させ、装飾効果をもたせることも可能 である。なお、リブ27の形状としては、上記の他にハニカム形状など、各種の 形状が採用可能である。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、ヘッド本体のフェース面とバック面と にそれぞれキャビティを形成し、両面のキャビティの重なる部分にリブを残して 抜き空間を形成し、この抜き空間に強化プラスチックや軽量金属を充填して構成 したので、外周に比べて重心部分の重量を軽くしてスイートスポットを広くとる ことができる。また、重心部分の回りの重量をソール側に集中させることにより 、従来のものより更に低重心にすることができる。また、強化プラスチックや軽 量金属の内部にリブが埋設されているので、ボールを打ったときの衝撃力を十分 に受け止めることができ、耐久性も十分維持することができる。更に、フェース 面が強化プラスチックや軽量金属で形成されるので、ソフトな打球感を得ること ができ、ボールコントロールがしやすいという利点も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるアイアンヘッドの一実施例を示す
断面図である。
【図2】同アイアンヘッドのフェース面側から見た正面
図である。
【図3】同アイアンヘッドのバック面側から見た背面図
である。
【図4】本考案によるアイアンヘッドの他の実施例を示
す断面図である。
【図5】本考案によるアイアンヘッドの更に他の実施例
を示す断面図である。
【図6】従来のアイアンヘッドの一例を示すフェース面
側から見た斜視図である。
【図7】同アイアンヘッドのバック面側から見た斜視図
である。
【符号の説明】
21、31、41 アイアンヘッド 22 ヘッド本体 23 ネック 24 フレーム 24a ソール 24b フェイス面 24c バック面 25、26 キャビティ 27 リブ 28 抜き空間 29 強化プラスチック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属でできたアイアンヘッド本体のフェ
    ース面とバック面にキャビティを形成し、両面のキャビ
    ティの重なる部分にリブを残して抜き空間を形成し、前
    記キャビティ及び前記抜き空間に、前記ヘッド本体の金
    属よりも低比重の強化プラスチック又は軽量金属を充填
    して一体成形したことを特徴とするアイアンヘッド。
JP009516U 1992-01-31 1992-01-31 アイアンヘッド Pending JPH0562281U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009516U JPH0562281U (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイアンヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009516U JPH0562281U (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイアンヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0562281U true JPH0562281U (ja) 1993-08-20

Family

ID=11722426

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JP009516U Pending JPH0562281U (ja) 1992-01-31 1992-01-31 アイアンヘッド

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JP (1) JPH0562281U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05337222A (ja) * 1992-04-07 1993-12-21 Endo Seisakusho:Kk ゴルフクラブ用ヘッド

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6049868B2 (ja) * 1977-04-11 1985-11-05 住友重機械工業株式会社 繰返し信号の周波数測定方法
JPS61185282A (ja) * 1985-02-12 1986-08-18 住友ゴム工業株式会社 アイアン型クラブヘツド

Patent Citations (2)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980224