JPH0562277U - 逆立器 - Google Patents

逆立器

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JPH0562277U
JPH0562277U JP008166U JP816692U JPH0562277U JP H0562277 U JPH0562277 U JP H0562277U JP 008166 U JP008166 U JP 008166U JP 816692 U JP816692 U JP 816692U JP H0562277 U JPH0562277 U JP H0562277U
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    • A63B21/00Exercising apparatus for developing or strengthening the muscles or joints of the body by working against a counterforce, with or without measuring devices
    • A63B21/00047Exercising devices not moving during use
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    • A63B21/00047Exercising devices not moving during use
    • A63B21/00054Exercising devices not moving during use specially adapted for shoulder stands

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誰でも、手軽、安全、かつ確実に逆立ちを行
うことができるようにするとともに、器具を小型とし、
しかも乗物酔いのような症状をもたらすことがないよう
にする。 【構成】 左右一対の肩載置部14と、腹部支持材6
と、前方受け材11とを設ける。使用者は、まず肩載置
部14の上方において腹部を腹部支持材6に載置して、
腰部を前方に屈曲し、両肩を肩載置部14に載置する。
次に、足を床面から上方に移動させ、続いて腰部および
膝部を伸ばしながら、足を前方に倒して行くと、尻部や
太腿部の後側の部分等の体の背面側の部分が、前方受け
材11に当接して体がその位置に止まり、逆立ちができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、逆立ちを容易に行うことができるようにする逆立器に関する。
【0002】
【従来の技術】
動物は4本の足で立つが、これは内臓の保持には最も安定した姿勢であるし、 心臓の位置に対する各器官や脳の位置の高さの差が少く、心臓の負担が少い。
【0003】 しかしながら、ヒトは2本の足で直立する。ヒトは直立を始めた時から内臓の 下垂が起こり、現代では、胃下垂等は、特に女性に多く見られる慢性的な症状で ある。そして、脳の位置が心臓よりかなり高い位置となることは、心臓から脳へ の血行が不十分になる要因になる。
【0004】 このような直立による不具合を調整するのに、逆立ちの効果があることは良く 知られており、逆立ちをすることにより、内臓の下垂を矯正し、脳への血行を促 進できる。このため、所謂「逆立ち健康法」といわれる健康法が提唱されている し、ヨガ等にも逆立ちのポーズが多く取り入れられている。
【0005】 しかし、逆立ちを完全に自力で行うことは、老齢の人や非力の人にとっては非 常に大きな力を必要とし、困難であるし、誤って倒れたりすると、非常に危険で もある。また、若者や壮年者にとっても、逆立ちを完全に自力で行うことは、か なり労力を必要とすることであるので、毎日習慣的に逆立ちを行うことは、相当 の意志の強さが必要であった。また、他人に補助してもらえば、逆立ちはかなり 容易になるが、逆立ちを行いたいときに常に補助者を得ることは困難である。
【0006】 このため、従来より、逆立ちを容易にする器具(逆立器)が種々開発されてい る。しかしながら、従来の逆立器のほとんどのものは、シーソー状のベッドに足 をくくりつけ、全身を伸ばした状態のまま、前記ベッド毎ぐるりと回転させるこ とにより、逆立ちを行うものであった。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように全身を伸ばした状態のまま、ベッド毎回転させる従来の逆立器で は、器具が大型化し、家庭内に持ち込むのに不便であるという問題があった。ま た、全身を伸ばした状態のまま、回転させるため、頭部が大きく回転し、乗物酔 いのような症状が出ることがあるという問題もあった。
【0008】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、誰でも、手軽、安全、かつ 確実に逆立ちを行うことができるとともに、小型にすることができ、家庭内に持 ち込むことができ、しかも乗物酔いのような症状をもたらすことのない逆立器を 提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案による逆立器は、互いに間隔をおかれて設けられており、使用者の肩を それぞれ載置される左右一対の肩載置部と、これらの肩載置部より上方かつ後方 側において前記使用者の腹部を載置される腹部支持材と、前記肩載置部より前方 側に設けられており、前記肩載置部に両肩を載置して逆立ちした前記使用者の体 の背面側を前記肩載置部より上方において当接されることにより、前記使用者を 前方に倒れないように支持する前方受け材とを有してなるものである。
【0010】
【作用】
まず、使用者は、腹部支持材に腹部を載置して、腰部を前方に屈曲し、頭を左 右の肩載置部間に入れて、両肩を肩載置部に垂直に載置する。次に、足を床面か ら上方に移動させると、半ば逆立ち状態となる。続いて腰部および膝部を伸ばし ながら、足を前方に倒して行くと、尻部や太腿部の後側の部分等の体の背面側の 部分が、前方受け材に当接して体がその位置に止まり、これにより、逆立ちが完 成する。逆立ちを止めるときは、逆の手順で体を手前へ降ろしていけば良い。
【0011】 本考案においては、全身を伸ばした状態のまま全身を回転させるのではなく、 腰部を前方に屈曲した状態から足を上げて行くという自然な動作により逆立ちを 行うことができるので、器具を小型にできるとともに、楽に逆立ちを行うことが でき、かつ頭部は大きく回転させなくて済むため、乗物酔いのような症状をもた らすこともない。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。図1〜8は本考案の一 実施例を示す。本実施例において、左右一対のコの字状の2本のパイプ材1aと 、これらのパイプ材1a間に渡された2本の直線状のパイプ材1bからなる基部 1は、床面上に置かれるようになっている。前記パイプ材1aの後端部付近上に は、パイプ材からなる左右一対の支持筒2がそれぞれ鉛直方向に立設されており 、これらの支持筒2の内周側には、やはりパイプ材からなる腹部支持柱3の下端 側がそれぞれ昇降可能に嵌合されている。図5に示されるように、各支持筒2の 底部と各腹部支持柱3の下端との間には圧縮コイルばね4が介装されており、こ れらのばね4は腹部支持柱3を上方に付勢している。各腹部支持柱3には複数の 高さ調整穴5が径方向に貫通されている。各腹部支持柱3の内周側には、コの字 状に屈曲されたパイプ材からなる腹部支持材6の両端部が嵌合されている。図5 および6に示されるように、前記腹部支持材6の両端部にはそれぞれ径方向にピ ン穴7が貫通されており、これらのピン穴7を複数の高さ調整穴5のいずれかに 合致させた状態で、これらのピン穴7および高さ調整穴5にピン8を挿通するこ とにより、腹部支持柱3に対する腹部支持材6の高さを調整できるようになって いる。前記腹部支持材6の中央の辺は水平方向に延びる水平部6aを構成してお り、この水平部6aには、直径約200〜250mmの円筒状の腹部クッション 9が、該水平部6aに中心部を貫通された状態で、回転可能に支持されている。
【0013】 前記パイプ材1aの前端部付近上には、パイプ材からなる左右一対の支持筒1 0がそれぞれ鉛直方向に立設されており、これらの支持筒10の内周側には、コ の字状に屈曲されたパイプ材からなる前方受け材11の両端部がそれぞれ取り外 し可能に嵌合されるようになっており、これにより、前方受け材11は支持筒1 0に取り外し可能に支持されている。前記前方受け材11の、水平方向に延びて いる中央の辺11aには、前方クッション12が巻かれている。前記左右一対の 支持筒2の中間部には、L字状に屈曲されたパイプ材からなる左右一対の肩載置 部支持材13の一端部がそれぞれ結合されており、これらの肩載置部支持材13 の他端部は支持筒10の近傍においてパイプ材1aに結合されている。各肩載置 部支持材13の一辺13aは水平方向に延びており、この辺13a上にはある程 度のクッション性を有する板状の肩載置部14がそれぞれ取り付けられている。 また、各支持筒2の中間部と各肩載置部支持材13の鉛直方向に延びている他辺 13bの中間部との間には、やや湾曲したパイプ材からなる把持材15が渡され ている。
【0014】 次に、本実施例の使用方法を説明する。まず、使用者は、図7の実線で示され るように、腹部クッション9を介して腹部支持材6の水平部6aに腹部を載置し (ベルト位置またはそれより少し下の部分が主として載置されるようにすること が好ましい)、腰部を前方に屈曲し、両手で把持材15をつかむとともに、頭を 左右の肩載置部14間に入れて、両肩が肩載置部14にできるだけ垂直に載置さ れるようにする。このとき、ばね4が圧縮されることにより、腹部支持柱3とと もに腹部支持材6が下降し、体を屈曲し易くする。また、前記ばね4の弾力は、 腹部クッション9のクッション効果とともに、腹部に対する圧迫感を和らげる。 また、本実施例では、腹部クッション9が腹部支持材6に対して回転可能となっ ているので、前記動作がやり易くなる。
【0015】 次に、床面から足を軽くけり上げると、ばね4の復元力が腹部および腰部を押 し上げてくれ、体は図7の一点鎖線で示されるように、半ば逆立ち状態となる。 この状態でも逆立ちの効果がある。
【0016】 続いて腰部および膝部を伸ばしながら、足を前方に倒して行くと、図7の二点 鎖線で示されるように、尻部や太腿部の後側の部分等の体の背面側の部分が、前 方クッション12を介して前方受け材11の辺11aに当接して体がその位置に 止まり、これにより、逆立ちが完成する。
【0017】 逆立ちを止めるときは、逆の手順で体を手前へ降ろしていけば良い。かなり勢 い良く降りても、ばね4と腹部クッション9とが緩衝作用をして、安全に降りる ことができる。
【0018】 この逆立器では、従来のように全身を伸ばした状態のまま回転させるのではな く、腰部を前方に屈曲した状態から足を上げて行くという自然な動作により逆立 ちを行うことができるので、器具を小型にできるとともに、楽に逆立ちを行うこ とができ、かつ頭部は大きく回転させなくて済むため、乗物酔いのような症状を もたらすこともない。
【0019】 また、肩載置部14に両肩を載置した状態で逆立ちするため、腕の力は必要な いし、安定した状態で逆立ちを行うことができる。
【0020】 また、本実施例においては、支持筒10から前方受け材11を抜き取り、図8 に示すように、肩載置部14間に椅子用クッション16を掛け渡すことにより、 椅子としても使うことができる。
【0021】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、誰でも、手軽、安全、かつ確実に逆立ちを行う ことができるとともに、小型にすることができ、家庭内に持ち込むことができ、 しかも乗物酔いのような症状をもたらすことのないという優れた効果を得られる ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による逆立器の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】前記実施例を示す背面図である。
【図3】前記実施例を示す側面図である。
【図4】前記実施例を示す平面図である。
【図5】前記実施例における腹部支持柱およびその付近
の縦断面図である。
【図6】前記実施例における腹部支持柱と腹部支持材と
の結合部を示す縦断面図である。
【図7】前記実施例の使用状態を示す側面図である。
【図8】椅子として使用する場合の前記実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
4 ばね 6 腹部支持材 6a 水平部 9 腹部クッション 11 前方受け材 14 肩載置部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに間隔をおかれて設けられており、
    使用者の肩をそれぞれ載置される左右一対の肩載置部
    と、これらの肩載置部より上方かつ後方側において前記
    使用者の腹部を載置される腹部支持材と、前記肩載置部
    より前方側に設けられており、前記肩載置部に両肩を載
    置して逆立ちした前記使用者の体の背面側を前記肩載置
    部より上方において当接されることにより、前記使用者
    を前方に倒れないように支持する前方受け材とを有して
    なる逆立器。
  2. 【請求項2】 前記腹部支持材は昇降可能に設けられて
    おり、この腹部支持材を上方に付勢するばねをさらに有
    している請求項1記載の逆立器。
  3. 【請求項3】 前記腹部支持材は水平方向に延びる管な
    いしは棒状の水平部を備えており、前記水平部に中心部
    を貫通された状態で、該水平部に対し回転可能に支持さ
    れた筒状の腹部クッションをさらに有している請求項1
    記載の逆立器。
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