JPH0561923U - 耐雷ホーン装置用電極取付金具 - Google Patents

耐雷ホーン装置用電極取付金具

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JPH0561923U
JPH0561923U JP184192U JP184192U JPH0561923U JP H0561923 U JPH0561923 U JP H0561923U JP 184192 U JP184192 U JP 184192U JP 184192 U JP184192 U JP 184192U JP H0561923 U JPH0561923 U JP H0561923U
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discharge electrode
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electrode
power transmission
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哲也 中山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持碍子には何ら手を加える必要がなく、耐
雷ホーンの架設時に容易にしかも短時間で放電電極を送
電線用支持碍子に取り付けることができるようにするこ
とにある。 【構成】 送電線用支持碍子4と、その下部に付設され
た放電電極19と、支持アーム1に垂下固定される耐雷
ホーン9と、その下端部の電極金具11に支持される接
地側放電電極13と、両放電電極13、19との間に設
けられる気中放電間隙Gとからなる耐雷ホーン装置にお
いて、電極取付金具14は送電線6を把持するクランプ
17に前記課電側放電電極19を固定し、同クランプ1
7には支持碍子4の一部に係合して回り止めを行う回転
防止部材21を設けた。従って、クランプ17を送電線
6にボルト締めするだけで放電電極19を装着できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、雷撃によるサージ電流が送電線路に侵入した場合に、それを速やか に大地に放電するとともに、その後に生じる商用周波の続流電流を抑制遮断して 地絡事故を未然に防止することができる放電電極を有する耐雷ホーン装置に関す るものであって、特にその電極取付金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、送電線路においては、雷サージ電流による停電事故を防止するために耐 雷ホーンが使用されている。ところがこの耐雷ホーンを新設して既設の送電線用 支持碍子と組み合わせる場合、送電線用支持碍子に耐雷ホーンの放電電極と対向 する放電電極を付設しなければならない。従来、この放電電極の付設に際しては 支持碍子と送電線クランプとの間にある既設の接続金具を放電電極支持用の接続 金具に取り替えて放電電極を取り付けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記技術においては、既設の接続金具を放電電極取り付け用の接 続金具に取り替えたり、その取り替えのために一旦送電線を支持碍子から分離し て吊上げたりしなければならない。このため、放電電極の設置には非常に時間が かかるという問題がある。
【0004】 本考案は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、支 持碍子には何ら手を加える必要がなく、耐雷ホーンの架設時に容易にしかも短時 間で放電電極を送電線用支持碍子に取り付けることができるようにすることにあ る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案では塔体の支持アームに吊下られ、送電線 を支持する送電線用支持碍子と、その下部に付設された放電電極と、前記支持ア ームの先端部に垂下固定される耐雷ホーンと、前記耐雷ホーンの下端部の電極金 具に支持されるホーン状をなす接地側放電電極と、同放電電極と前記放電電極と の間に設けられる気中放電間隙とからなる耐雷ホーン装置において、送電線を把 持するクランプに前記課電側放電電極を固定し、同クランプには支持碍子の一部 に係合して回り止めを行う回転防止部材を設けたことをその要旨としている。
【0006】
【作用】
上記構成により、クランプを送電線にボルト締めするだけで放電電極を装着で き、気中放電間隙が確保できる。回転防止部材は電極取付金具全体の回転を防止 する。
【0007】
【実施例】
以下に本考案を具体化した実施例について図1〜4に従って説明する。 図1に示すように、鉄塔の支持アーム1の先端部には吊下金具2が固着され、 同吊下金具2にはUクレビスリンク3を介して懸垂碍子を直列に連結してなる支 持碍子4が吊下されている。この支持碍子4の下端部には連結リンク5を介して 送電線6を支持する電線クランプ7が支持されている。
【0008】 前記支持アーム1の先端部には取り付けブラケット8が線路方向に片持ち固定 され、同ブラケット8の先端下面には耐雷ホーン9が垂下固定されている。この 耐雷ホーン9はFRP等の耐張材料により円筒状に形成された耐圧絶縁筒(図示 略)とその内部に直列に収容された酸化亜鉛(ZnO)を主材とする電圧−電流 特性が非直線性の限流素子(図示略)と、前記耐圧絶縁筒の両端部に嵌合固定し た、キャップ状をなす接地側及び課電側の電極金具10、11と、さらに耐圧絶 縁筒の外周に設けた絶縁外套体12とにより構成されている。この耐雷ホーン9 の下端部に設けた電極金具11にはホーン状の接地側放電電極13が支持されて いる。
【0009】 前記電線クランプ7に隣接して送電線6には電極取付金具14が固定されてい る。この電極取付金具14は送電線6を把持した状態でボルト15及びナット1 6により固定されるクランプ17と、そのクランプ17にボルト18により固定 され、前記耐雷ホーン側の放電電極13とで気中放電間隙Gを形成するホーン状 の課電側放電電極19と、クランプ17の下部にボルト20により固定され、電 極取付金具全体の送電線周りの回転を防止するために電線クランプ7に係止され る回転防止部材を構成する回転防止金具21とにより構成されている。前記回転 防止金具21は一対の挟持板22を有し、その挟持板22により電線クランプ7 を把持することにより回転防止機能を果たす。
【0010】 放電電極19はクランプ17にボルト締めされる締結部23と、放電電極19 全体の長さを調節するターンバックル24と、電極端25で構成される。締結部 23は送電線方向に延びる長穴26を有し放電電極19を移動可能にしている。 従って、ターンバックル24の長さ調整及び長穴26に沿う放電電極19の移動 により気中放電間隙Gの長さが調整される。
【0011】 さて、この耐雷ホーン装置において、落雷に起因するサージ電流が送電線6に 印加されると、そのサージ電流は送電線6に装着されたクランプ17及び放電電 極19を通り、耐雷ホーン9側の放電電極13に放電され、耐雷ホーン9に内蔵 された限流素子及び電極金具10、11を経て支持アーム1に流れ鉄塔から大地 に放電される。
【0012】 ところで、この実施例の耐雷ホーン装置においては、耐雷ホーン9の架設時、 放電電極19及び、回転防止金具21が取り付け固定されたクランプ17を送電 線6に装着し回転防止金具21を電線クランプ7に係止する。この放電電極19 と耐雷ホーン9側の放電電極13で形成される気中放電間隙Gのギャップ長は前 記のようにターンバックル24の長さ調整等により自在に調整することが可能で ある。
【0013】 以上のように、放電電極19の取り付けにおいては支持碍子4に何ら手を加え ることなく送電線6に装着するのみであるから、送電線6を下ろしたりする必要 がなく、その作業は至って簡単でしかもギャップ長の調整も容易である。
【0014】 又、クランプ17は送電線6を単に把持するだけでは送電線6の捻り剛性が小 さいため容易に回転してしまうが、回転防止金具21がその挟持板22で電線ク ランプ7を挟持しているため回転することなく、その位置を保持して、気中放電 間隙Gを常時適正に確保できる。
【0015】 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、例えば前記実施例の放電電極 19の締結部23は長穴26で移動可能になっていたが、図4に示すように締結 部23aに複数のボルト穴27を設け放電電極19aが送電線方向に移動できる ようにする等、考案の趣旨を逸脱しない範囲で構成を変更することもできる。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、支持碍子への耐雷ホーンの架設時において、支持碍子に何ら 手を加えることなく放電電極の付設が容易にしかも短時間に行い得るという効果 を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を具体化した耐雷ホーン装置の一実施例
を示す正面図である。
【図2】同じく回転防止金具を示す底面図である。
【図3】同じく放電電極を示す平面図である。
【図4】放電電極の別例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 支持アーム、4 支持碍子、6 送電線、9 耐雷
ホーン、11 電極金具、13 放電電極、17 クラ
ンプ、19 放電電極、21 (回転防止部材を構成す
る)回転防止金具、G 気中放電間隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塔体の支持アームに吊下られ、送電線を
    支持する送電線用支持碍子と、その下部に付設された放
    電電極と、前記支持アームの先端部に垂下固定される耐
    雷ホーンと、前記耐雷ホーンの下端部の電極金具に支持
    されるホーン状をなす接地側放電電極と、同放電電極と
    前記放電電極との間に設けられる気中放電間隙とからな
    る耐雷ホーン装置において、 送電線を把持するクランプに前記課電側放電電極を固定
    し、同クランプには支持碍子の一部に係合して回り止め
    を行う回転防止部材を設けたことを特徴とする耐雷ホー
    ン装置用電極取付金具。
JP1992001841U 1992-01-22 1992-01-22 耐雷ホーン装置における課電側放電電極の取付構造 Expired - Lifetime JP2548882Y2 (ja)

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JP1992001841U JP2548882Y2 (ja) 1992-01-22 1992-01-22 耐雷ホーン装置における課電側放電電極の取付構造

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Publications (2)

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JPH0561923U true JPH0561923U (ja) 1993-08-13
JP2548882Y2 JP2548882Y2 (ja) 1997-09-24

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130011782A (ko) * 2011-07-22 2013-01-30 한국전력공사 애자와 연결되는 장치
CN107800095A (zh) * 2016-08-29 2018-03-13 深圳带路科技有限公司 一种地线安全节能连接装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03171518A (ja) * 1989-11-28 1991-07-25 Ngk Insulators Ltd 碍子装置における放電電極
JPH03285219A (ja) * 1990-03-30 1991-12-16 Kansai Electric Power Co Inc:The 避雷碍子装置における放電電極の支持構造

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JP2548882Y2 (ja) 1997-09-24

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