JPH0561662A - プログラム部品実行制御方法及びその装置 - Google Patents

プログラム部品実行制御方法及びその装置

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JPH0561662A
JPH0561662A JP3221453A JP22145391A JPH0561662A JP H0561662 A JPH0561662 A JP H0561662A JP 3221453 A JP3221453 A JP 3221453A JP 22145391 A JP22145391 A JP 22145391A JP H0561662 A JPH0561662 A JP H0561662A
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program component
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component
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JP3221453A
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Inventor
Yoshimitsu Shindo
義充 進藤
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Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Keiyo Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム実行時の各プログラム部品間の遷移
に関する仕様変更を容易にするとともに、各プログラム
部品の汎用性を高め、再利用を促進する。 【構成】 システムを構成する各プログラム部品を実行
するプログラム部品実行部1を設け、プログラム部品起
動条件情報8と、システムの状態を示すシステムステー
タス情報5との照合によって、実行すべきプログラム部
品をプログラム部品ライブラリ10から抽出してこれを
実行する。これにより、システムを構成するソフトウェ
アを複数のプログラム部品と、各プログラム部品の起動
条件情報で管理することができる。従って、プログラム
部品からシステムにおける各プログラム部品間の遷移に
関する情報を分離することができ、システムの仕様変更
に際し、プログラム部品間の遷移に関するものについて
は、直接プログラム部品に変更を施す必要がなく、プロ
グラム部品の起動条件情報の変更で行えるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ソフトウェア生産にお
けるプログラム部品の利用方法,実行方法およびプログ
ラム部品の管理方法に係り、特に、複数のプログラム部
品で構成されるシステムの仕様変更や過去に開発したソ
フトウェアの再利用および類似システムの早期構築に好
適なプログラム部品実行制御方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソースプログラムの作成方法にお
いては、特開平2−67629号公報記載のように、利
用者がシステムの要求仕様を要求仕様作成エディタを使
って作成し、要求仕様に合致したプログラム部品を部品
データベースから検索し、検索した複数のプログラム部
品を合成してソースプログラムを作成している。また、
プログラム部品の実行方法としては、「第3の波:Hy
perCard」(日経バイト1988年3,4,5月
号)記載のように、各プログラム部品が設定した起動条
件を保持し、該起動条件に応じてプログラム部品を起動
する方法が存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の特開平2−67
629号公報記載の従来技術は、システム実行時の各プ
ログラム部品を制御するための情報を要求仕様作成エデ
ィタを使って作成し、要求仕様情報からプログラム部品
を検索して、該プログラム部品の合成によってソースプ
ログラムを生成しているため、ソースプログラム生成後
のシステム実行時の各プログラム部品間の遷移に対する
仕様変更に際しては、変更対象のプログラム部品を変更
して再びソースプログラムを生成するか、あるいは直接
ソースプログラムを変更する必要がある。
【0004】また、上記のHyperCardの従来技
術においては、プログラム部品の起動はHyperCa
rd自身が行うが、起動のための条件を各プログラム部
品自体に記述する必要があるので、システム実行時のプ
ログラム部品間の遷移を変更する場合、プログラム部品
に対して変更を施さねばならないという問題がある。
【0005】本発明の第1の目的は、システム実行時の
各プログラム間の遷移の仕様変更を容易にするととも
に、各プログラム部品の汎用性を高め、プログラム部品
の再利用を促進するプログラム部品実行制御方法及びそ
の装置を提供することにある。また、類似システムを早
期に構築しやすくし、開発するシステムの要求分析およ
び性能予測を容易にするプログラム部品実行制御方法及
びその装置を提供することにある。
【0006】本発明の第2の目的は、プログラム部品の
起動条件の設定を容易にするプログラム部品実行制御方
法及びその装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、シ
ステムを構成する複数のプログラム部品を蓄積したプロ
グラム部品ライブラリを有し、システムの運用時に各プ
ログラム部品の実行によって変化したシステムの状態を
示すシステムステータス情報を解析し、あらかじめ設定
したシステム運用時の各プログラム部品の起動条件情報
と照合して、実行すべきプログラム部品をプログラム部
品ライブラリから抽出して、該プログラム部品を実行す
ることによって、達成される。
【0008】上記の第2の目的は、表示装置の画面上で
各プログラム部品の名称,遷移条件,遷移順序,遷移先
のプログラム部品名称を対話的に設定することによって
システム実行時の各プログラム部品間の関係を表す遷移
図を作成し、定義した遷移図から各プログラム部品の起
動条件情報を生成することによって、達成される。
【0009】
【作用】本発明は、複数のプログラム部品から構成され
るシステムにおいて、各プログラム部品の実行によって
変化したシステムの状態を示すシステムステータス情報
と、各プログラム部品の起動条件情報によって、実行す
べきプログラム部品を検索して実行するため、システム
の実行におけるプログラム部品の実行順序の変更に際し
ては、プログラム部品を変更する必要はなく、プログラ
ム部品の起動条件情報を変更することにより、実行順序
の変更を行うことができる。また、各プログラム部品間
の実行順序に関する情報をプログラム部品から分離し
て、プログラム起動条件情報として管理するため、プロ
グラム部品内にプログラム部品間の遷移に関する制御情
報を記述する必要がなくなる。
【0010】また、表示装置の画面上で対話的に設定し
た各プログラム部品の関係を表す遷移図から、プログラ
ム部品の起動条件情報を自動的に生成するため、プログ
ラム部品起動条件情報の設定が簡略化され、設定の抜け
や誤りが防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施例に係るプログ
ラム部品実行制御装置のブロック構成図である。プログ
ラム部品実行部1は、システム構成要素であるプログラ
ム部品を実行する。システムステータスパラメータ抽出
部2は、各プログラム部品の起動条件を蓄積したプログ
ラム起動条件情報ファイル8から、システムの状態を示
す変数であるステータスパラメータを抽出する。更新ス
テータスパラメータ取得部3は、プログラム部品実行部
1で実行したプログラム部品がステータスパラメータ抽
出部2で抽出したステータスパラメータを含むかどうか
を判定し、該システムステータスパラメータを含む場合
は、該システムステータスパラメータとその値をプログ
ラム部品実行部1から取得する。システムステータス蓄
積部4は、更新ステータスパラメータ取得部3で取得し
たシステムステータスパラメータとその値をシステムス
テータス情報ファイル5に蓄積する。
【0012】システムステータス抽出部6は、システム
の状態を示すステータス情報をシステムステータス情報
ファイル5から抽出する。プログラム部品名称検索部7
は、システムステータス情報抽出部6で抽出したステー
タス情報と、プログラム部品起動条件情報ファイル8に
蓄積した各プログラム部品の起動条件とを照合して、次
に実行するプログラム部品を検索し、プログラム部品名
称を取得する。プログラム部品抽出部9は、プログラム
部品名称検索部7で取得したプログラム部品名称をキー
にして、プログラム部品ライブラリ10から次に実行す
べきプログラム部品として抽出し、プログラム部品実行
部1で該プログラム部品を実行する。
【0013】図2は、本実施例の処理手順を表すフロー
チャートであり、図3はハードウェア構成図である。図
4は、プログラム部品の起動条件情報ファイルの構成図
であり、縦軸はプログラム部品の起動条件、横軸はシス
テムを構成するプログラム部品名称である。図5は、シ
ステムの現在の状態を示すシステムステータス情報ファ
イルの構成図であり、ステータスパラメータとその値か
ら構成される。図6は、プログラム部品の名称と処理を
蓄積したプログラム部品ライブラリの構成図である。図
7は、本実施例による動作イメージの説明図である。以
下、図2のフローチャートに従って詳細に説明する。
【0014】先ず、実行すべきプログラム部品の検索時
に使用するシステムのステータスパラメータとして、図
4の起動条件情報ファイルの縦軸に記述した起動条件か
らステータスパラメータを抽出する(図2の処理20
1)。次に、現在のシステムの状態を示すステータス情
報として、図5に示すシステムステータス情報ファイル
から、ステータスパラメータと該ステータスパラメータ
の値を抽出(202)する。次に、プログラム部品の起
動条件を、図4に示すプログラム部品起動条件ファイル
から読み込んで(203)、処理202で抽出したステ
ータス情報と処理203で読み込んだプログラム部品の
起動条件を比較する(204,205)。比較の結果、
プログラム部品の起動条件とシステムのステータス情報
が一致しなければ、次のプログラム部品起動条件を読み
込んで、再び比較を行う。また、システムのステータス
情報とプログラム部品の起動条件が一致すれば、該プロ
グラム部品の起動条件に対応するプログラム部品名称を
図4のプログラム部品起動条件情報ファイルから検索す
る(106)。
【0015】検索の方法は、プログラム部品の起動条件
とプログラム部品名称のマトリクスにおいて、プログラ
ム部品の起動条件とそれに対応するプログラム部品名称
にフラグを立てておき、該フラグを検索することにより
行う。例えば、図4においてシステムのステータスパラ
メータ”FUNC”が”DB”の場合は、プログラム部
品”DB管理部品”を実行することになる。処理206
で検索したプログラム部品名称をキーに、図6に示すプ
ログラム部品ライブラリから、プログラム部品を検索し
て該プログラム部品を取り込む(208)。処理208
で取り込んだプログラム部品を実行(209)し、該プ
ログラム部品の実行結果を抽出する(210)。処理1
10で抽出した実行結果を解析し、処理201で抽出し
たステータスパラメータの値を更新する(211)こと
により、システムのステータスを更新する。更新後のス
テータスパラメータの値を図5に示すシステムステータ
ス情報ファイルに格納する。以上の処理を、システムの
ステータスに対応するプログラム部品の起動条件がなく
なるまで繰り返す。
【0016】図2のフローチャートに従った動作イメー
ジが図7である。本動作イメージにおけるシステムのス
テータスパラメータは、図4のプログラム部品起動条件
情報ファイルから、”ENV”、”FUNC”、”D
C”であることがわかる。また、システムの状態は、”
ENV=NONREADY”、”FUNC=NONE”
であるとする。ここで、プログラム部品”デスクトップ
環境設定部品”を実行後にステータスパラメータ”EN
V”が”READY”に変化したとする。すなわち、現
在のシステムの状態は、”ENV=READY、FUN
C=NONE”である。この状態において、次に実行す
べきプログラム部品を検索する。その結果、”ENV=
READYかつFUNC=NONE”の時に実行すべき
プログラム部品は、図4のプログラム部品起動条件情報
ファイルから、”機能選択部品”であることが判り、こ
れを実行する。以上を繰り返すことにより、”文書編集
部品”、”機能選択部品”、”DC環境設定部品”、”
文書送信部品”の各プログラム部品を順次実行してい
く。
【0017】次に、表示装置の画面上でシステム実行時
の各プログラム部品間の遷移図を作成し、プログラム部
品起動条件情報ファイルを生成する実施例について説明
する。本実施例は、プログラム部品の起動条件であるシ
ステムのステータス情報として、プログラム部品の遷移
順序を記述できるようにしたものである。本実施例のシ
ステム構成図を図8に示す。プログラム部品遷移図エデ
ィタ801は、画面上で対話的にシステム実行時のプロ
グラム部品間の遷移図を作成し、プログラム部品遷移図
ファイル802に蓄積する。蓄積したプログラム部品遷
移図ファイル802において、プログラム部品名称抽出
部803は、システムを構成するプログラム部品の名称
を抽出し、遷移条件抽出部804は、プログラム部品間
の遷移条件を抽出し、遷移順序抽出部805は、プログ
ラム部品の実行時における遷移順序を抽出する。プログ
ラム部品起動条件情報ファイル生成部806は、プログ
ラム部品名称抽出部803、遷移条件抽出部804、遷
移順序抽出部805で抽出した情報から、プログラム部
品起動条件情報を生成し、プログラム部品起動条件情報
ファイル807に蓄積する。
【0018】図9は、本実施例の処理手順を示すフロー
チャートである。図10は、プログラム部品遷移図ファ
イルの構成図であり、プログラム部品名称,遷移先プロ
グラム部品名称,遷移条件で構成されている。図11
は、プログラム部品遷移図とプログラム部品起動条件情
報ファイルの構成図である。以下、図9のフローチャー
トに従って詳細に説明する。
【0019】プログラム部品遷移図エディタ801で作
成したプログラム部品遷移図ファイル802からプログ
ラム部品名称(901),プログラム部品遷移条件(9
02)を抽出する。次に、抽出したプログラム部品名称
とプログラム部品遷移条件から、図11に示すプログラ
ム部品起動条件情報ファイルのステータス欄と遷移元プ
ログラム部品名称欄を作成する(903)。処理903
で作成したプログラム部品起動条件情報ファイルから遷
移元のプログラム部品名称を取得(905)し、遷移先
のプログラム部品名称を図10に示すプログラム部品遷
移図から取得する(906)。遷移先のプログラム部品
名称が存在すれば(907)、該プログラム部品の遷移
条件を取得(908)し、図11に示すプログラム部品
起動条件情報ファイルに対し、処理904で取得した遷
移元プログラム部品名称,処理908で取得したプログ
ラム部品遷移条件のそれぞれに対応する位置に、処理9
06で取得した遷移先プログラム部品名称を登録する
(909)。
【0020】以上の処理を、図10に示す全てのプログ
ラム部品名称に対して行う(904)ことにより、図1
1の下部に示すプログラム部品起動条件情報ファイル作
成する。作成したプログラム部品起動条件情報ファイル
は、システムの実行時に、第1の実施例で述べたよう
に、実行すべきプログラム部品の検索時に参照される。
【0021】次に、図4に示す起動条件としてプログラ
ム部品の遷移順序情報を含まないプログラム部品のプロ
グラム部品起動条件情報から、システム実行時のプログ
ラム部品の遷移順序を類推して、画面上にプログラム部
品間の遷移図として表示する実施例について説明する。
図12は、この実施例のシステム構成図である。プログ
ラム部品名称抽出部7は、プログラム部品起動条件情報
ファイル8からプログラム部品名称を抽出する。システ
ムステータスパラメータ抽出部2は、プログラム部品起
動条件情報ファイル8から、システムの状態を示す変数
であるステータスパラメータを抽出する。プログラム部
品解析部1201は、プログラム部品名称抽出部7で抽
出したプログラム部品名称をキーにして、プログラム部
品ライブラリからプログラム部品を取得し、システムス
テータスパラメータ2で抽出したステータスパラメータ
を、該プログラム部品内で検索する。
【0022】遷移先プログラム部品検索部1202は、
プログラム部品解析部1201で検索したステータスパ
ラメータをキーにして、遷移先のプログラム部品名称を
検索する。プログラム部品間遷移図生成部1203は、
遷移元プログラム部品名称と検索した遷移先プログラム
部品名称から、プログラム部品間の遷移図を生成して、
プログラム部品遷移図ファイル1204に蓄積する。プ
ログラム部品遷移図表示部1205は、プログラム部品
遷移図ファイルの内容を画面上に表示する。
【0023】以下、図13のフローチャートに従って詳
細に説明する。図4に示すプログラム部品起動条件情報
から、システムの状態を示す変数であるステータスパラ
メータを抽出する(201)。同様に、プログラム部品
名称を抽出する(1301)。ここで、プログラム部品
名称が存在すれば(1302)、該プログラム部品名称
をキーにして、図10に示すプログラム部品ライブラリ
からプログラム部品を検索して取得する(1303)。
処理1303で取得したプログラム部品の内部を解析す
る(1304)。解析の方法は、以下のように行う。処
理1303で取得したプログラム部品内に、処理201
で抽出したステータスパラメータを含むかどうかを検索
する。すなわち、プログラム部品内に該ステータスパラ
メータを変更する処理の記述があるかどうかを検索し、
記述がある場合は該ステータスパラメータを抽出する。
解析の結果、抽出されたステータスパラメータをプログ
ラム部品の起動条件としているプログラム部品名称を、
図4に示すプログラム部品起動条件情報ファイルから検
索する(1306)。検索の結果、プログラム部品名称
が存在すれば(1307)、該プログラム部品名称を処
理1303で抽出したプログラム部品の遷移先プログラ
ム部品として、図15に示すプログラム部品遷移図テー
ブルに登録する(1308)。
【0024】次ぎに、上記の処理201から処理130
8までの処理を具体的に説明する。図4のプログラム部
品起動条件情報ファイルからステータスパラメータとし
て、”ENV”、”FUNC”、”DC”を抽出し、プ
ログラム部品名称として、”環境設定部品”、”機能選
択部品”、”DB管理部品”等を抽出する。ここで、”
環境設定部品”の実行後に実行されるプログラム部品を
類推するには、”環境設定部品”を図6のプログラム部
品ライブラリから抽出して、このなかでステータスパラ
メータ”ENV”、”FUNC”、”DC”を変更して
いる部分を検索する。検索の結果、”環境設定部品”
は、ステータスパラメータ”ENV”を変更していると
する。次にステータスパラメータ”ENV”を起動条件
としているプログラム部品を図4のプログラム部品起動
条件情報ファイルから検索する。ステータスパラメー
タ”ENV”を起動条件としているのは、プログラム部
品”機能選択部品”であることがわかる。よって、プロ
グラム部品”環境設定部品”の実行後に実行されるプロ
グラム部品は、”機能選択部品”であると類推する。
【0025】以上の処理をプログラム部品起動条件情報
ファイルに登録されたすべてのプログラム部品に対して
行うことにより、図15に示すプログラム部品遷移図テ
ーブルを作成する。すべてのプログラム部品に対して遷
移先の類推が終了したならば(1309)、図14に示
すプログラム部品遷移図テーブル内のデータを読み込ん
で(1310)、図15に示すプログラム部品遷移図を
画面上に表示する(1311)。以上により、プログラ
ム部品起動条件情報設定後に、システム実行時のプログ
ラム部品間の遷移図を参照することで、設定したプログ
ラム部品起動情報の抜けや誤りを検証することができ
る。
【0026】次に、画面上で定義したシステム実行時に
各プログラム部品の起動条件を表すプログラム部品遷移
図と、プログラム部品ライブラリからソースプログラム
を生成する実施例について説明する。図16は、本実施
例のシステム構成図である。プログラム部品遷移図エデ
ィタ801は、システム実行時の各プログラム部品の起
動条件として、遷移順序,遷移条件,遷移元プログラム
名称,遷移先プログラム名称を定義し、プログラム部品
遷移図ファイル802に蓄積する。遷移条件抽出部80
4,遷移順序抽出部805は、蓄積したプログラム部品
遷移図から、それぞれプログラム部品名称,各プログラ
ム部品の遷移条件,遷移順序を抽出する。プログラム部
品遷移制御部生成部1601は、遷移条件抽出部80
4,遷移順序抽出部805で抽出した各情報から、プロ
グラム部品間の遷移制御部のソースプログラムを生成す
る。
【0027】また、プログラム部品名称抽出部803
は、プログラム部品遷移図ファイル802から、プログ
ラム部品名称を抽出する。プログラム部品抽出部9は、
プログラム部品名称抽出部803で抽出したプログラム
部品名称から、プログラム部品ライブラリ10を検索し
て、プログラム部品を抽出する。プログラム部品合成部
1602は、プログラム部品遷移制御部生成部1601
で生成したソースプログラムに、プログラム部品抽出部
9で抽出したプログラム部品を合成して、完成したソー
スプログラムを生成し、これをソースプログラムファイ
ル1603に蓄積する。
【0028】図17は、本実施例の処理手順であるフロ
ーチャートである。以下、図17のフローチャートに従
って詳細に説明する。図10に示すプログラム部品遷移
図ファイルから、実行するプログラム部品名称を取得す
る(901)。処理901で取得したプログラム部品名
称から、図6に示すプログラム部品ライブラリを検索し
てプログラム部品を抽出(1701)し、該プログラム
部品の遷移条件をプログラム部品遷移図ファイルから取
得する(902)。処理902で取得した遷移条件か
ら、プログラム部品の遷移を制御する分岐命令を生成す
る(1702)。また、図6に示すプログラム部品ライ
ブラリから遷移先プログラム部品名称を取得する(17
03)。遷移先プログラム部品名称が存在する場合(1
704)、遷移先プログラム部品をプログラム部品ライ
ブラリから抽出して、ソースプログラム上に展開する
(1705)。これを処理902で取得したすべてのプ
ログラム部品の遷移条件に対して行う。以上の処理(遷
移条件取得〜分岐命令作成〜プログラム部品展開)を再
帰的に実行することにより、完成したソースプログラム
を生成する。
【0029】図18に、プログラム部品遷移図からソー
スプログラムを生成する具体例を示す。例えばプログラ
ム部品Aは、システムのステータスとして”X=0”の
時にプログラム部品Bに遷移し、”X=5”の時は、プ
ログラム部品Cに遷移する。これをソースプログラムに
展開すると、図18の下部に示すようにプログラム部品
Aのステートメントの後に、ステータスパラメータ”
X”による分岐命令、プログラム部品B,プログラム部
品Cのステートメントがくる。さらに、他のプログラム
部品に対しても同様に行うことにより、ソースプログラ
ムを生成していく。
【0030】前述のプログラム部品を蓄積したプログラ
ム部品ライブラリにおいて、該プログラム部品ライブラ
リ内に、複数のシステムで使用するプログラム部品が混
在していると、システム実行時のプログラム部品の検索
に時間がかかり、応答性が悪くなる可能性がある。その
解決方法として、システム単位にプログラム部品起動条
件情報とプログラム部品を管理するための実施例につい
て説明する。図19は、本実施例のシステム構成図であ
る。図19において、1901,1902,1903
は、各システムにおけるプログラム部品起動条件情報フ
ァイルである。プログラム部品名称抽出部7は、各シス
テムの実行に必要なプログラム部品名称を抽出する。起
動条件−プログラム部品間リレーション生成部1904
は、プログラム部品名称抽出部7で抽出した各システム
のプログラム部品名称とシステムとの関係を生成し、リ
レーション情報ファイル1905に蓄積する。プログラ
ム部品抽出部9は、各システムごとにプログラム部品ラ
イブラリから、プログラム部品を抽出する。リソース蓄
積部1906は、リレーション情報ファイルをもとに、
プログラム部品抽出部9で抽出したプログラム部品と各
システムのプログラム部品起動条件情報を、1907,
1908,1909に示すように対にしてファイルに蓄
積する。これによって、システム実行時のプログラム部
品の検索を高速化することが出来る。
【0031】複数画面を用いて対話的に行うシステムに
おいて、画面間の遷移制御を除き、各画面に固有の処理
のみで構成されるプログラムをプログラム部品として管
理し、画面間の遷移条件を記述した画面遷移図に従っ
て、画面単位のプログラム部品を実行する方法の実施例
について説明する。本実施例のシステム構成図を図20
に示す。画面遷移図エディタ2001は、システム実行
時の画面間の遷移順序,遷移条件,遷移元画面名称,遷
移先画面名称を対話的に画面上で設定し、画面遷移図フ
ァイル2002に蓄積する。画面遷移図エディタで作成
した画面遷移図を、図21に示す。画面間の実線矢印は
システムのステータス情報を表し、破線矢印はキー入力
イベントを表し、矢印の方向に画面が遷移する。画面名
称抽出部2003は、画面遷移図ファイル2002から
画面名称を抽出する。イベント抽出部2004は、画面
遷移のためのキー入力イベントを抽出する。
【0032】ステータス情報抽出部2004は、画面遷
移のためのステータス情報を抽出する。プログラム部品
起動条件情報生成部2006は、画面単位のプログラム
部品の起動条件情報を生成し、プログラム部品起動条件
情報ファイルに蓄積する。図21の下部に、プログラム
部品起動条件情報ファイルを示す。縦軸がステータス、
横軸がキー入力イベントであり、例えば画面A(プログ
ラム部品)において、画面B(プログラム部品)を実行
するには、ステータスXが0で、F5キーが入力されな
ければならない。以下、生成したプログラム部品起動条
件情報に従って、各プログラム部品を実行する。プログ
ラム部品の実行制御の方法は、図1に示したとおりであ
る。以上により、画面の遷移を変更したい場合、例えば
画面Aから画面Cに遷移するように変更する場合は、画
面上で矢印を画面Aから画面Cに書き換えた後に、プロ
グラム部品起動条件情報ファイル2007を、再び生成
すればプログラム部品の変更なしで、実行時の画面遷移
の順序を変更することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、システムを構成するソ
フトウェアを複数のプログラム部品と、各プログラム部
品の起動条件情報で管理することができる。そのため、
プログラム部品からシステムにおける各プログラム部品
間の遷移に関する情報を分離することが可能になるた
め、システムの仕様変更に際し、プログラム部品間の遷
移に関するものについては、直接プログラム部品に変更
を施す必要はなく、プログラム部品の起動条件情報の変
更で行えるようになり、各プログラム部品の汎用性を高
め、プログラム部品の再利用を促進する。さらに、過去
に開発したプログラム部品に対して新たにプログラム部
品の起動条件を設定して実行することにより、開発する
システムに類似するシステムを早期に構築しやすくな
り、システムの要求分析、性能予測を支援することがで
きる。
【0034】また、プログラム部品の起動条件情報を、
画面上で図形を用いて設定することができるため、起動
条件情報の設定が用意になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すシステム構成図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施例の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図3】本発明で用いる計算機システムのハードウェア
構成図である。
【図4】本発明の実施例におけるプログラム部品起動条
件情報ファイルである。
【図5】本発明の実施例におけるシステムステータス情
報ファイルである。
【図6】本発明の実施例におけるプログラム部品ライブ
ラリである。
【図7】本発明の第1の実施例におけるプログラム部品
の実行例である。
【図8】本発明の第2の実施例を示すシステム構成図で
ある。
【図9】本発明の第2の実施例の処理手順を示すフロー
チャートである。
【図10】本発明の第2の実施例におけるプログラム部
品遷移図ファイルである。
【図11】本発明の第2の実施例における動作例であ
る。
【図12】本発明の第3の実施例を示すシステム構成図
である。
【図13】本発明の第3の実施例の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図14】本発明の第3の実施例における実行例であ
る。
【図15】本発明の第3の実施例におけるプログラム部
品遷移図ファイルである。
【図16】本発明の第4の実施例を示すシステム構成図
である。
【図17】本発明の第4の実施例におけるフローチャー
トである。
【図18】本発明の第4の実施例における実行例であ
る。
【図19】本発明の第5の実施例を示すシステム構成図
である。
【図20】本発明の第6の実施例を示すシステム構成図
である。
【図21】本発明の第6の実施例における実行例であ
る。
【符号の説明】
1…プログラム部品実行部、2…ステータスパラメータ
抽出部、3…更新ステータスパラメータ取得部、4…シ
ステムステータス蓄積部、5…システムステータス情報
ファイル、6…システムステータス抽出部、7…プログ
ラム部品名称検索部、8…プログラム部品起動条件情報
ファイル、9…プログラム部品抽出部、10…プログラ
ム部品ライブラリ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計算機および対話用端末を有する情報処
    理装置上で稼動する複数のプログラム部品から構成され
    るシステムにおいて、該システムを構成する複数のプロ
    グラム部品を蓄積したプログラム部品ライブラリを有
    し、システムの運用時に各プログラム部品の実行によっ
    て変化したシステムの状態を示すシステムステータス情
    報を解析し、該システムステータス情報と、あらかじめ
    設定した該システムを構成する各プログラム部品の実行
    のための起動条件情報とを照合することにより、該シス
    テムの状態に応じた次に実行すべきプログラム部品をプ
    ログラム部品ライブラリから検索し、該プログラム部品
    を抽出して実行することを特徴とするプログラム部品実
    行制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、システムを構成する
    各プログラム部品の実行を制御するための起動条件情報
    を更新し、システムの状態を示すシステムステータス情
    報と、更新後のプログラム部品起動情報を照合すること
    により、各プログラム部品間の実行時の遷移を変更する
    ことを特徴とするプログラム部品実行制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、表示装置の画面
    上でシステムの実行時の各プログラム部品間の関係を表
    す遷移図を定義し、定義した各プログラム部品間の遷移
    図から、遷移順序,遷移条件,遷移元のプログラム部品
    名称,遷移先のプログラム部品名称を取得し、プログラ
    ム部品起動条件情報を生成し、これをシステムステータ
    ス情報と照合して実行すべきプログラム部品をプログラ
    ム部品ライブラリから抽出し、該プログラム部品を実行
    することを特徴とするプログラム部品実行制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載において、システム運用時
    のプログラム部品の遷移情報を含まないプログラム部品
    のプログラム起動条件情報からプログラム部品名称と該
    プログラム部品の起動条件を抽出し、さらにプログラム
    起動条件情報から抽出したプログラム部品名称に対応す
    るプログラム部品をプログラム部品ライブラリから抽出
    し、該プログラム部品からシステムの状態を示すための
    変数であるステータスパラメータを取得して、該ステー
    タスパラメータを起動条件に含むプログラム部品を遷移
    先とすることにより、システム運用時の各プログラム部
    品間の遷移を類推し、該遷移を図形で表示することを特
    徴とするプログラム部品実行制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、遷移図から遷移順
    序,遷移条件,遷移元プログラム部品名称,遷移先プロ
    グラム部品名称を抽出し、プログラム部品間の遷移順序
    を記述した遷移制御部のソースプログラムを自動生成
    し、遷移先プログラム部品をプログラム部品ライブラリ
    から抽出して、生成した遷移制御部のソースプログラム
    に該プログラム部品を埋め込むことにより完成したソー
    スプログラムを生成することを特徴とするプログラム部
    品実行制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1において、プログラム部品起動
    条件情報からプログラム部品名称を抽出し、該プログラ
    ム部品名称に対応するプログラム部品をプログラム部品
    ライブラリから取得して、プログラム部品起動条件情報
    とプログラム部品を対にして蓄積することを特徴とする
    プログラム部品実行制御方法。
  7. 【請求項7】 複数の画面を使用する対話型のプログラ
    ム部品実行制御装置において、画面間の遷移制御を除い
    た画面固有処理のみで構成されるプログラムを画面単位
    のプログラム部品として管理するプログラム部品ライブ
    ラリと、画面間の遷移条件を記述した画面遷移図に従っ
    てプログラム部品ライブラリからプログラム部品を抽出
    する手段と、画面単位にプログラム部品を実行する手段
    とを備えることを特徴とするプログラム部品実行制御装
    置。
  8. 【請求項8】 計算機および対話用端末を有し複数のプ
    ログラム部品から構成されるシステムを実行するプログ
    ラム部品実行制御装置において、前記システムを構成す
    る複数のプログラム部品を蓄積したプログラム部品ライ
    ブラリと、システムの運用時に各プログラム部品の実行
    によって変化したシステムの状態を示すシステムステー
    タス情報を解析する手段と、該システムステータス情報
    と予め設定した前記システムを構成する各プログラム部
    品の実行のための起動条件情報とを照合する手段と、前
    記システムの状態に応じた次に実行すべきプログラム部
    品をプログラム部品ライブラリから検索する手段と、該
    プログラム部品を抽出して実行する手段とを備えること
    を特徴とするプログラム部品実行制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5893097A (en) * 1995-08-29 1999-04-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Database management system and method utilizing a shared memory
US7231642B2 (en) 2001-03-19 2007-06-12 Mitsubishi Denki Kasbushiki Kaisha Vehicle-mounted multimedia device

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US5893097A (en) * 1995-08-29 1999-04-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Database management system and method utilizing a shared memory
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