JP3119939B2 - アプリケーションプログラムを実行するシステム - Google Patents

アプリケーションプログラムを実行するシステム

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JP3119939B2
JP3119939B2 JP04148993A JP14899392A JP3119939B2 JP 3119939 B2 JP3119939 B2 JP 3119939B2 JP 04148993 A JP04148993 A JP 04148993A JP 14899392 A JP14899392 A JP 14899392A JP 3119939 B2 JP3119939 B2 JP 3119939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アプリケーションプ
ログラムを実行するシステムに係り、特に、計算機で実
行されるプログラムに対してユーザが容易に情報入力が
行えるグラフィカルユーザインタフェースを作成するた
めのグラフィカルユーザインターフェース作成機能を備
えたアプリケーションプログラムを実行するシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、グラフィカルユーザインタフェー
ス(以下、GUIという。)を作成するには、GUIビ
ルダと呼ばれる方式が用いられていた。GUIビルダに
ついては、例えば日経コンピュータ(日経BP社発行)
1991年12月30日号p.93〜p.105に記載
されているが、多数のウィジェットを含むライブラリを
有し、GUI作成者が容易にGUIを作成しうる環境を
提供する。図7は、そのようなGUIビルダを用いてG
UIを作成するための構成を示すブロック図である。
【0003】図において、2はマウスやキーボードなど
のイベント発生部、4はGUI編集処理を行うGUI編
集処理部、6は作成されたGUIの格納などを行う記憶
部、8は初期化処理を行う初期化処理部、10はCRT
などの表示部、31はイベント発生部2に入力されたイ
ベントに応じた入力処理を行う入力処理部、33は対話
処理用のルーチン(ウィジェット)であるGUI部品で
ある。各ウィジェットは、各ウィンドウに関する表示属
性と処理ルーチンを含む。なお、GUI編集処理部4、
初期化処理部8および入力処理部31は、プログラムで
実現され、それらを併せてビルダプログラムとする。
【0004】次にGUI作成処理について図8のフロー
チャートを参照して説明する。図8において、ステップ
ST21〜23およびST4の処理は入力処理部31の
処理であり、ステップST10の処理はGUI部品33
におけるユーザ処理ルーチンの処理であり、ステップS
T6〜9の処理はGUI編集処理部4の処理である。
【0005】ビルダプログラムが起動されると、初期化
処理部8による初期化が行われる(ステップST2
0)。すなわち、表示部10の画面の初期化、GUI部
品の生成、ビルダの内部処理で使用される各種変数の初
期化などが行われる。初期化処理が終了すると、入力処
理部31が起動される。
【0006】入力処理部31は、イベント発生部2から
入力されるイベントを待ち、イベント入力があれば、そ
の入力がモード変更を行うためのものかどうか調べる
(ステップST21)。モード変更を行うためのもので
あれば、モード変更処理を行い(ステップST22)、
再びイベント入力を待つ。
【0007】イベント入力がモード変更を行うためのも
のでなければ、入力処理部31は、現在編集モードであ
るかどうか確かめ、編集モードであれば、GUI編集処
理部4を起動する。GUI編集処理部4は、そのイベン
ト入力がどのような処理を指定しているのか調べ、各指
定に応じた処理を行う(ステップST6)。
【0008】指定された処理が「終了」ならば、ビルダ
プログラムを終了する。また、指定された処理が「移
動」ならば、表示部品の移動処理を行う(ステップST
7)。そして、指定された処理が「コピー」であれば、
表示部品のコピー処理を行う(ステップST8)。ま
た、指定された処理が「ファイル保存」ならば、GUI
ソースファイルを記憶部6に保存する(ステップST
9)。その他、サイズ変更、属性設定、部品登録、ファ
イルのオープンなどの各種処理が、同様に行われる。
【0009】なお、指定された処理が各GUI編集処理
のどれにも当てはまらないときは、編集処理は行われな
い。また、編集処理終了後は、再び入力処理部31がイ
ベント入力を待つ状態となる。
【0010】ステップST23において、入力処理部3
1が現在編集モードでないことを確認したら、現在、テ
ストモードにあることになるので、そのときに作成され
ているGUIの動作テストを行う。すなわち、そのイベ
ントがどのウィジェットで生じたのかを特定し、該当す
るウィジェットのユーザ処理ルーチンを起動する(ステ
ップST4)。ユーザ処理ルーチンは、入力されたイベ
ントに対応した対話動作処理を行う(ステップST1
0)。
【0011】対話動作処理とは、例えば、特定されたウ
ィジェットがプッシュボタンウィジェットで入力イベン
トがマウスボタンプッシュであったとすると、ウィンド
ウの文字表示色と背景色とを交替して表示する処理であ
る。この処理が終了すると、再び入力処理部31がイベ
ント入力を待つ状態となる。
【0012】以上の処理が実行された結果作成されたG
UIソースファイルをアプリケーション(AP)プログ
ラムと結合できるように、GUIソースファイルのウィ
ジェットの定義部分にAP関数の登録を行うという作業
を人手を介して行う。そして、AP関数が登録されたG
UIソースファイルのコンパイルがなされる。また、別
途作成されたAPプログラムのコンパイルも実行され、
双方のオブジェクトプログラムがリンクされてGUIを
備えたAPプログラムが作成される。
【0013】図9は、作成されたGUIを備えたAPプ
ログラムの処理を示すフローチャートである。そのAP
プログラムは、起動すると、まず、APの初期化、画面
の初期化、GUIの初期化などの初期化処理を行う(ス
テップST1)。その後、イベント入力があると、その
イベントがどのウィジェットで生じたのか特定する(ス
テップST4)。そして、特定されたウィジェットに対
応した対話処理を実行し(ステップST10)、入力イ
ベントについてそのウィジェットにAP関数が登録され
ているか確認し(ステップST11)、登録されていれ
ば、そのAP関数にもとづく処理を行う(ステップST
12)。このようにして、ユーザのイベント入力に対し
て所定のアプリケーションが実行される。その後、AP
プログラムは、再びイベント入力を待つ状態となる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来のGUI作成シス
テムは以上のように構成されているので、作成されたA
PプログラムはGUI編集機能を有さず、AP実行時に
GUIを修正することはできない。すなわち、GUIを
修正する必要が生ずるたびに、ソースプログラムをコン
パイルしAPプログラムとリンクしなければならない。
従って、GUIを設計する際には、AP実行時のGUI
の振舞を繰り返し評価し、修正する必要があるが、その
たびに、時間のかかるコンパイルおよびリンクが要求さ
れ、GUI開発に長期間を要するという問題点があっ
た。
【0015】また、生成されたGUIプログラムとAP
プログラムとを結合するために生成されたGUIプログ
ラムを人手を介して修正する必要があるが、いったん修
正されたプログラムを再びビルダプログラムに読み込ま
せることができず、GUI修正のたびにGUIプログラ
ムのAPプログラムとの接続部分を書き直す必要があっ
た。この点も、GUI開発にとってネックとなってい
た。
【0016】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、AP実行時に直接GUIの編集
を行うことができるGUI作成機能を備えたアプリケー
ションプログラムを実行するシステムを得ることを目的
とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明に係るアプリケ
ーションプログラムを実行するシステムは、所定のアプ
リケーションを実行するためのユーザ処理部を備えるグ
ラフィカルユーザインタフェース部品、イベント発生
部、入力処理部、初期化処理部、表示部および記憶部を
備え、初期化処理部にて初期化処理を行った後、イベン
ト発生部に入力されたイベントに応じて入力処理部がグ
ラフィカルユーザインタフェース部品を選択して起動
し、このグラフィカルユーザインタフェース部品におい
て所定の処理を行うことで、アプリケーションプログラ
ムを実行するシステムにおいて、共通する部分を上位ク
ラスに実現し、共通でない部分に関する各対話編集処理
を各派生クラスに実現する形で各グラフィカルユーザイ
ンタフェース部品に対話編集処理部を設け、各グラフィ
カルユーザインタフェース部品は入力イベントが編集の
ための入力でない場合にはユーザ処理部を起動すること
で所定のアプリケーションを実行し、入力イベントが編
集のための入力である場合には当該対話編集処理部を起
動することでグラフィカルユーザインタフェースを作成
変更できるものである。
【0018】この発明に係るアプリケーションプログラ
ムを実行するシステムは、対話編集処理部での編集内容
は記録ファイルとして記憶部に記憶され、初期化処理部
はこの記録ファイルが存在する場合には当該記録ファイ
ルに基づいてグラフィカルユーザインタフェースを作成
し、記録ファイルが存在しない場合には、利用可能なグ
ラフィカルユーザインタフェース部品を一覧表示する
か、あるいは、アプリケーションプログラム中に記載さ
れているデータオブジェクトに対応するグラフィカルユ
ーザインタフェース部品を設定することでグラフィカル
ユーザインタフェースを作成するものである。
【0019】
【作用】この発明によれば、アプリケーションシステム
の実行時に、ユーザの要求に応じて対話編集処理部が起
動され、これによりグラフィカルユーザインタフェース
を作成/修正することができる。
【0020】この発明によれば、記録ファイルが存在し
ない場合には、利用可能なグラフィカルユーザインタフ
ェース部品を一覧表示するか、あるいは、アプリケーシ
ョンプログラム中に記載されているデータオブジェクト
に対応するグラフィカルユーザインタフェース部品を設
定することでグラフィカルユーザインタフェースを作成
し、この編集内容は記録ファイルとして記憶部に記憶す
るので、容易に作成/編集することができるとともに、
一回作成/編集すればそのグラフィカルユーザインタフ
ェースにて起動することが可能となる。
【0021】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例による
GUI作成システムを示す構成図である。図において、
1はイベントの生じたウィジェットを特定する入力処理
部、3はGUI部品である。この場合に、各GUI部品
3は、従来のGUI部品33に相当するユーザ処理部5
の他に、従来のGUI編集処理部に相当する対話編集処
理部4を含んでいる。この対話編集処理部4は、ウィジ
ェットとAPプログラムとの結合処理およびウィジェッ
トとAP関数との結合処理も含んでいる。その他のもの
は同一符号を付して図7に示したものと同一のものであ
る。
【0022】なお、このシステムのうち、入力処理部
1、GUI部品3および初期化処理部8はプログラムで
実現され、このプログラムはGUIを備えたAPプログ
ラムともなっている。
【0023】次に動作について図2のフローチャートを
参照して説明する。図2において、ステップST4は入
力処理部1の処理であり、ステップST5〜ST12は
各GUI部品3の処理である。具体的には、ステップS
T6〜ST9の処理は対話編集処理部4の処理であり、
ステップST10〜ST12の処理はユーザ処理部5の
処理である。
【0024】この場合、GUIの作成は、APプログラ
ムの実行に伴って行われる。APプログラムが起動され
ると、初期化処理部8は、まず、初期化処理を行う(ス
テップST1)。続いて、記憶部6に記録ファイルがあ
るかどうか確認し(ステップST2)、あれば、その記
録ファイルをオープンし、その記録ファイルにもとづい
てGUIを作成する。
【0025】このとき、記録ファイルが存在しなけれ
ば、ウィジェットがAPプログラム上で指定されている
ことになり、初期化処理において、その指定にもとづい
てGUIの作成が行われている。あるいは、ステップS
T24において道具箱表示が行われる。すなわち、利用
可能なGUI部品を画面上に一覧表示し、それにもとづ
いてGUIが作成されることになる。
【0026】その後、イベント入力があると、入力処理
部1が、イベントの生じたウィジェットを特定し(ステ
ップST4)、特定されたウィジェットに対応したGU
I部品3を起動する。
【0027】そのGUI部品3において、入力イベント
が編集のための入力でなければ、ユーザ処理部5が起動
される。ユーザ処理部5は、図9に示された処理と同様
の処理を行う(ステップST10〜ST12)。すなわ
ち、特定されたウィジェットに対応した対話処理を実行
し(ステップST10)、入力イベントについてそのウ
ィジェットにAP関数が登録されているか確認し(ステ
ップST11)、登録されていれば、そのAP関数にも
とづく処理を行う(ステップST12)。このようにし
て、ユーザのイベント入力に対して所定のアプリケーシ
ョンが実行される。その後、APプログラムは、再びイ
ベント入力を待つ状態となる。なお、このAPプログラ
ムは、ユーザ処理部5に含まれるAP終了関数起動時に
終了する。
【0028】GUI部品3において、入力イベントが編
集のための入力であれば、GUIを修正するために対話
編集処理部4が起動される(ステップST5)。対話編
集処理部4は、まず、そのイベント入力がどのような処
理を指定しているのか調べ、各指定に応じた処理を行う
(ステップST6)。
【0029】指定された処理が「移動」ならば、表示部
品の移動処理を行う(ステップST7)。また、指定さ
れた処理が「コピー」であれば、表示部品のコピー処理
を行う(ステップST8)。そして、指定された処理が
「ファイル保存」ならば、編集内容を記録ファイルとし
て記憶部6に保存する(ステップST9)。その他、サ
イズ変更、属性設定などの各種処理が、同様に行われ
る。
【0030】なお、指定された処理が各GUI編集処理
のどれにも当てはまらないときは、編集処理は行われな
い。また、編集処理終了後は、再び入力処理部1がイベ
ント入力を待つ状態となる。このようにして、APプロ
グラム実行中に、対話編集処理部4によってGUIの修
正がなされる。
【0031】なお、対話編集処理部4に、道具箱表示す
なわち作成されているウィジェットの一覧表表示の機能
を付加してもよく、さらに、他の用意されているウィジ
ェットを直接操作によって追加したり、ウィジェットを
他の種類のウィジェットに置き換える機能を付加しても
よく、その場合には、GUI作成時間がさらに短縮され
る。
【0032】また、GUI部品3として、従来のGUI
部品33すなわちウィジェットに関する対話処理を行う
ユーザ処理部5に、対話編集処理部4が組み込まれたも
のを示したが、他の既存のGUI部品、例えばMacA
ppやInterViewsなどのGUI部品に対話編
集処理部4を付加してもよい。
【0033】なお、初期化処理(ステップST1)とフ
ァイルのオープン処理(ステップST3)の処理順序は
逆でもよく、ステップST7〜ST9その他のサイズ変
更などの処理の順序も不同である。また、ステップST
10とステップST11およびST12との処理順序も
不同である。
【0034】本実施例において、各対話編集処理部4
は、各GUI部品3に設けられたもの、すなわち各ウィ
ジェットに対応したそれぞれのものとしたが、すべての
ウィジェットに共通する部分について処理を行う共通の
対話編集処理部を設けてもよい。その場合には、共通部
分を例えば上位クラスに実現し、共通でない部分に関す
る各対話編集処理を、各同一種のウィジェットに共有さ
れる構成、すなわち各派生クラスに実現する。そのよう
にすれば、新しいウィジェットを追加する場合に、共通
部分の対話編集処理部が継承でき、共通でない部分に関
する対話処理のみを付加することによって容易に新規ウ
ィジェットを追加できる。また、共通部分が1つに集約
されているので、ウィジェットの集合の維持や変更が容
易である。
【0035】実施例2.図3はこの発明の他の実施例に
よるGUI作成システムを示す構成図である。図におい
て、7はGUIを自動生成する自動生成処理部である。
また、この場合には、APプログラムを作成する際に、
後述するデータ記述手段が使用されている。
【0036】次に動作について図4のフローチャートを
参照して説明する。図4において、ステップST13
は、自動生成処理部7による処理である。APプログラ
ムが起動されると、初期化処理部8は、まず、初期化処
理を行う(ステップST1)。続いて、記憶部6に記録
ファイルがあるかどうか確認し(ステップST2)、あ
れば、その記録ファイルをオープンし、その記録ファイ
ルにもとづいてGUIを作成する。
【0037】記録ファイルが存在しない場合に、この場
合には、自動生成処理部7が起動される。GUI自動生
成処理は、図5のフローチャートに示すように行われ
る。ここで、APで用いられるオブジェクトクラスを、
図6に示すように、部品の型が対応づけられたものとし
て定義する。定義されたオブジェクトを以下データオブ
ジェクトと呼ぶ。
【0038】データオブジェクトはAPで用いられる変
数に対応しているものであり、例えば、APがC言語で
作成されるものなら、GIntを、C言語におけるin
t型に対応させる。よって、データ記述手段は、ここで
は、APにおいて記述されるデータオブジェクトおよび
図6の対応表で実現される。例えば、AP中にGInt
の記述があると、GUI自動生成処理において、スケー
ルタイプのGUI部品3が生成される。
【0039】自動生成処理部7は、まず、例えばMot
if(OSF:オープン ソフトウェア ファウンデー
ションの商標)のロー・カラムウィジェットに対応する
部品を生成する。すなわち、Boxを1つ生成する(ス
テップST14)。Boxとは、以下生成される部品の
箱となる部品である。
【0040】自動生成処理部7は、APプログラム中に
記載されているデータオブジェクトを拾い集め、それら
の集合を集合Dとする(ステップST15)。次に集合
Dの要素を確認し、集合Dが空集合であれば、GUI自
動生成処理を終了する(ステップST16)。集合Dが
空集合でなければ、その中から1つのデータオブジェク
トを取り出しそれをデータオブジェクトdとし、集合D
からそのデータオブジェクトdを除いたものを新たな集
合Dとする(ステップST17)。
【0041】自動生成処理部7は、データオブジェクト
dに対応する部品を、図6に示されたデータ記述手段か
ら採り出してそれをBox内に設定する。そして、設定
されたものを部品gとする(ステップST18)。例え
ば、GIntと記述されたデータは、スケールタイプの
部品の生成を意味するので、その場合には部品gは、ス
ケールタイプの部品がBox内に設定されたものであ
る。そして、データオブジェクトdと部品gを接続し
(ステップST19)、ステップST15に戻る。以上
の処理が実行されて、GUIが生成される。
【0042】その後の処理は、第1の実施例における処
理と同様である。
【0043】なお、本実施例では、最初にロー・カラム
ウィジェットに対応した部品を作成するようにしたが、
他の型の部品を用いてもよく、また、最初にそのような
部品を用意せずに直接各データオブジェクトに対応した
部品を画面上に生成するようにしてもよい。また、ロー
・カラムウィジェットに対応した部品を生成した後に集
合Dを設定したが、その順序は不同である。そして、デ
ータ記述手段のオブジェクトクラスとして図6に示す記
法を用いたが、他の記法、例えば、C言語のintに対
応するデータ記述手段としてvisual intと記
述するものがあるように、visualという形容詞を
つけて表現するものであってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、アプリケーションプログラムを実行するシステム
において、共通する部分を上位クラスに実現し、共通で
ない部分に関する各対話編集処理を各派生クラスに実現
する形で各グラフィカルユーザインタフェース部品に対
話編集処理部を設け、各グラフィカルユーザインタフェ
ース部品は入力イベントが編集のための入力である場合
には当該対話編集処理部を起動することでグラフィカル
ユーザインタフェースを作成変更できるので、GUI開
発期間を短縮するものが得られる効果がある。
【0045】また、請求項2記載の発明によれば、対話
編集処理部での編集内容は記録ファイルとして記憶部に
記憶され、初期化処理部はこの記録ファイルが存在する
場合には当該記録ファイルに基づいてグラフィカルユー
ザインタフェースを作成し、記録ファイルが存在しない
場合には、利用可能なグラフィカルユーザインタフェー
ス部品を一覧表示するか、あるいは、アプリケーション
プログラム中に記載されているデータオブジェクトに対
応するグラフィカルユーザインタフェース部品を設定す
ることでグラフィカルユーザインタフェースを作成する
ので、アプリケーションシステムの作成者がGUIにつ
いての知識を必要とせずにアプリケーションシステムの
作成を行えることになり、GUI開発期間をさらに短縮
するものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるGUI作成システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したものの動作を示すフローチャート
である。
【図3】この発明の他の実施例によるGUI作成システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示したものの動作を示すフローチャート
である。
【図5】自動生成処理部の動作を示すフローチャートで
ある。
【図6】データ記述手段の一例を示す説明図である。
【図7】従来のGUI作成システムを示すブロック図で
ある。
【図8】図7に示したものの動作を示すフローチャート
である。
【図9】従来のGUIを備えたAPシステムの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 入力処理部 3 グラフィカルユーザインタフェース部品(GUI部
品) 4 対話編集処理部(GUI編集処理部) 5 ユーザ処理部 7 自動生成処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−282862(JP,A) 米国特許5220675(US,A) 岩崎未知,”異機種分散環境における UI実現方式(Creating Us er Interfaces in H eterogenius Distri buted Enviromen t)”,情報処理学会研究報告(91−O S−52),(1991/09/06),Vol. 91,No.73,pp.5.1−5.8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 9/06 - 9/44 G06F 3/00 - 3/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のアプリケーションを実行するため
    のユーザ処理部を備えるグラフィカルユーザインタフェ
    ース部品、イベント発生部、入力処理部、初期化処理
    部、表示部および記憶部を備え、初期化処理部にて初期
    化処理を行った後、イベント発生部に入力されたイベン
    トに応じて入力処理部がグラフィカルユーザインタフェ
    ース部品を選択して起動し、このグラフィカルユーザイ
    ンタフェース部品において所定の処理を行うことで、ア
    プリケーションプログラムを実行するシステムにおい
    て、 共通する部分を上位クラスに実現し、共通でない部分に
    関する各対話編集処理を各派生クラスに実現する形で各
    グラフィカルユーザインタフェース部品に対話編集処理
    部を設け、各グラフィカルユーザインタフェース部品は
    入力イベントが編集のための入力でない場合にはユーザ
    処理部を起動することで所定のアプリケーションを実行
    し、入力イベントが編集のための入力である場合には当
    該対話編集処理部を起動することでグラフィカルユーザ
    インタフェースを作成変更できるシステム。
  2. 【請求項2】 対話編集処理部での編集内容は記録ファ
    イルとして記憶部に記憶され、初期化処理部はこの記録
    ファイルが存在する場合には当該記録ファイルに基づい
    てグラフィカルユーザインタフェースを作成し、記録フ
    ァイルが存在しない場合には、利用可能なグラフィカル
    ユーザインタフェース部品を一覧表示するか、あるい
    は、アプリケーションプログラム中に記載されているデ
    ータオブジェクトに対応するグラフィカルユーザインタ
    フェース部品を設定することでグラフィカルユーザイン
    タフェースを作成することを特徴とする請求項1記載の
    アプリケーションプログラムを実行するシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
岩崎未知,"異機種分散環境におけるUI実現方式(Creating User Interfaces in Heterogenius Distributed Enviroment)",情報処理学会研究報告(91−OS−52),(1991/09/06),Vol.91,No.73,pp.5.1−5.8

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