JPH0561555A - ロールプロフイル制御装置 - Google Patents
ロールプロフイル制御装置Info
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- JPH0561555A JPH0561555A JP3250454A JP25045491A JPH0561555A JP H0561555 A JPH0561555 A JP H0561555A JP 3250454 A JP3250454 A JP 3250454A JP 25045491 A JP25045491 A JP 25045491A JP H0561555 A JPH0561555 A JP H0561555A
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- JP
- Japan
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- roll
- cooling water
- flow rate
- heating
- control valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワークロールのロールプロフィルを所望の形
状に制御する。 【構成】 ロール冷却装置11は、ワークロール3に沿
い配置された複数の冷却水噴射ノズル12と、各冷却水
噴射ノズル12から噴射される冷却水流量を制御する冷
却水流量制御弁14と、冷却水流量制御弁14に制御弁
開度指令16を出力する冷却水流量制御装置17を備
え、ロール加熱装置18はワークロール3に沿い配設さ
れた複数の誘導加熱装置19と、誘導加熱装置19への
給電量を制御する誘導電流制御装置21を備え、中央制
御装置22は、ワークロール3に対し冷却を強く行うと
ころでは加熱を弱く行い加熱を強く行うところでは冷却
を弱く行うための制御指令24,25を冷却水流量制御
装置17及び誘導電流制御装置21へ与え得るようにな
っている。
状に制御する。 【構成】 ロール冷却装置11は、ワークロール3に沿
い配置された複数の冷却水噴射ノズル12と、各冷却水
噴射ノズル12から噴射される冷却水流量を制御する冷
却水流量制御弁14と、冷却水流量制御弁14に制御弁
開度指令16を出力する冷却水流量制御装置17を備
え、ロール加熱装置18はワークロール3に沿い配設さ
れた複数の誘導加熱装置19と、誘導加熱装置19への
給電量を制御する誘導電流制御装置21を備え、中央制
御装置22は、ワークロール3に対し冷却を強く行うと
ころでは加熱を弱く行い加熱を強く行うところでは冷却
を弱く行うための制御指令24,25を冷却水流量制御
装置17及び誘導電流制御装置21へ与え得るようにな
っている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールプロフィル制御
装置に関するものである。
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】圧延された板に発生する形状不良として
は、例えば、図8に示すように、圧延材1の幅方向両側
に圧延材1の進行方向へ所定の間隔で凹状の局部伸び2
が生じるクオータバックル等の局部形状不良がある。
は、例えば、図8に示すように、圧延材1の幅方向両側
に圧延材1の進行方向へ所定の間隔で凹状の局部伸び2
が生じるクオータバックル等の局部形状不良がある。
【0003】斯かるクオータバックル等の形状不良が発
生するのは、図9に示すように、ワークロール3の長手
方向所要位置に若干の突出部4があり、圧延材1はワー
クロール3により圧延される際に、突出部4によって、
大きく伸ばされるためである。
生するのは、図9に示すように、ワークロール3の長手
方向所要位置に若干の突出部4があり、圧延材1はワー
クロール3により圧延される際に、突出部4によって、
大きく伸ばされるためである。
【0004】そこで、上記局部形状不良を防止するため
に、従来はロール冷却装置を用いてワークロール3の突
出部4に冷却水を噴射し、該突出部4を冷却して収縮さ
れることによりワークロール3全体を平坦にすることが
行われている。
に、従来はロール冷却装置を用いてワークロール3の突
出部4に冷却水を噴射し、該突出部4を冷却して収縮さ
れることによりワークロール3全体を平坦にすることが
行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにワークロール3の突出部4を局部的に冷却する
と、図10に示すように突出部4は収縮して凹むが、突
出部4だけではなくその周囲5も凹むため、斯かるロー
ルプロフィルのワークロール3により圧延を行うと、圧
延材には所定の板厚よりも厚い部分が生じ、圧延された
板の形状不良は依然として解消されない。
ようにワークロール3の突出部4を局部的に冷却する
と、図10に示すように突出部4は収縮して凹むが、突
出部4だけではなくその周囲5も凹むため、斯かるロー
ルプロフィルのワークロール3により圧延を行うと、圧
延材には所定の板厚よりも厚い部分が生じ、圧延された
板の形状不良は依然として解消されない。
【0006】本発明は上述の実情に鑑み、所望のロール
プロフィルを得ることのできるロールプロフィル制御装
置を提供することを目的としてなしたものである。
プロフィルを得ることのできるロールプロフィル制御装
置を提供することを目的としてなしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロール冷却装
置とロール加熱装置と中央制御装置を備え、ロール冷却
装置は、圧延ロールの長手方向へ所要の間隔で配設され
且つ圧延ロールの外周に冷媒を噴射し得るようにした複
数の冷媒噴射ノズルと、各冷媒噴射ノズルに対応して設
けられた冷媒流量制御弁と、各冷媒流量制御弁に制御弁
開度指令を出力する冷媒流量制御装置を備え、ロール加
熱装置は、圧延ロールの長手方向へ所要の間隔で配設さ
れ且つ圧延ロールの外周を加熱し得るようにした複数の
加熱装置と、該加熱装置から圧延ロールへ与える熱量を
制御する加熱量制御装置を備え、中央制御装置は、開度
が大の冷媒流量制御弁に対応した加熱装置の熱量を小さ
くし熱量が大の加熱装置に対応した冷媒流量制御弁の開
度を小さくするよう、前記冷媒流量制御装置及び加熱量
制御装置に制御指令を出力し得るよう構成したものであ
る。
置とロール加熱装置と中央制御装置を備え、ロール冷却
装置は、圧延ロールの長手方向へ所要の間隔で配設され
且つ圧延ロールの外周に冷媒を噴射し得るようにした複
数の冷媒噴射ノズルと、各冷媒噴射ノズルに対応して設
けられた冷媒流量制御弁と、各冷媒流量制御弁に制御弁
開度指令を出力する冷媒流量制御装置を備え、ロール加
熱装置は、圧延ロールの長手方向へ所要の間隔で配設さ
れ且つ圧延ロールの外周を加熱し得るようにした複数の
加熱装置と、該加熱装置から圧延ロールへ与える熱量を
制御する加熱量制御装置を備え、中央制御装置は、開度
が大の冷媒流量制御弁に対応した加熱装置の熱量を小さ
くし熱量が大の加熱装置に対応した冷媒流量制御弁の開
度を小さくするよう、前記冷媒流量制御装置及び加熱量
制御装置に制御指令を出力し得るよう構成したものであ
る。
【0008】
【作用】中央制御装置から冷媒流量制御装置及び加熱量
制御装置に対して制御指令が与えられ、冷媒流量制御装
置からは各冷媒流量制御弁に対して制御弁開度指令が出
力され、各冷媒流量制御弁の開度は所定の開度に制御さ
れ、加熱量制御装置により加熱装置は所定の熱量を放出
するよう制御される。
制御装置に対して制御指令が与えられ、冷媒流量制御装
置からは各冷媒流量制御弁に対して制御弁開度指令が出
力され、各冷媒流量制御弁の開度は所定の開度に制御さ
れ、加熱量制御装置により加熱装置は所定の熱量を放出
するよう制御される。
【0009】この際、開度の大きい冷媒流量制御弁に対
応した加熱装置から放出される熱量は少くなるよう制御
が行われ、放出される熱量が多い加熱装置に対応した冷
媒流量制御弁の開度は小さくなるよう制御が行われる。
応した加熱装置から放出される熱量は少くなるよう制御
が行われ、放出される熱量が多い加熱装置に対応した冷
媒流量制御弁の開度は小さくなるよう制御が行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
つ説明する。
【0011】図1及び図2は本発明の一実施例である。
【0012】図中、11はロール冷却装置であって、該
ロール冷却装置11は、ワークロール3の長手方向へ所
要の間隔で配設され且つワークロール3の外周に冷却水
を噴射し得るようにした複数の冷却水噴射ノズル12、
各冷却水噴射ノズル12に接続された冷却水供給管1
3、各冷却水供給管13の中途部に接続された冷却水流
量制御弁14、各冷却水供給管13が接続されるヘッダ
15、各冷却水流量制御弁14に制御弁開度指令16を
出力する冷却水流量制御装置17を備えている。
ロール冷却装置11は、ワークロール3の長手方向へ所
要の間隔で配設され且つワークロール3の外周に冷却水
を噴射し得るようにした複数の冷却水噴射ノズル12、
各冷却水噴射ノズル12に接続された冷却水供給管1
3、各冷却水供給管13の中途部に接続された冷却水流
量制御弁14、各冷却水供給管13が接続されるヘッダ
15、各冷却水流量制御弁14に制御弁開度指令16を
出力する冷却水流量制御装置17を備えている。
【0013】18はロール加熱装置であって、該ロール
加熱装置18は、ワークロール3の長手方向へ所要の間
隔で配設され且つワークロール3の外周を加熱し得るよ
うにした複数の誘導加熱装置19、各誘導加熱装置19
へ供給する電流20を制御する誘導電流制御装置21を
備えており、誘導加熱装置19はワークロール3の冷却
水噴射ノズル12が配設された側とは反対側に冷却水噴
射ノズル12と対応して配設されている。
加熱装置18は、ワークロール3の長手方向へ所要の間
隔で配設され且つワークロール3の外周を加熱し得るよ
うにした複数の誘導加熱装置19、各誘導加熱装置19
へ供給する電流20を制御する誘導電流制御装置21を
備えており、誘導加熱装置19はワークロール3の冷却
水噴射ノズル12が配設された側とは反対側に冷却水噴
射ノズル12と対応して配設されている。
【0014】22は予め設定された或いは検出されたデ
ータ23を基に冷却水流量制御装置17及び誘導電流制
御装置21へ制御指令24,25を与える中央制御装置
である。
ータ23を基に冷却水流量制御装置17及び誘導電流制
御装置21へ制御指令24,25を与える中央制御装置
である。
【0015】上記ロールプロフィル制御装置では、デー
タ23を基に中央制御装置22から、ロール冷却装置1
1の冷却水流量制御装置17へ制御指令24が与えられ
ると共にロール加熱装置18の誘導電流制御装置21へ
制御指令25が与えられ、冷却水流量制御装置17から
は各冷却水流量制御弁14へ制御弁開度指令16が与え
られて冷却水流量制御弁14が所定の開度に制御され、
流量制御された冷却水が冷却水噴射ノズル12からワー
クロール3の外周面に噴射されてワークロール3が冷却
され、又誘導電流制御装置21からは、各誘導加熱装置
19へ所定の強さの電流20が供給され、誘導加熱装置
19によってワークロール3の外周が加熱され、この冷
却及び加熱によりワークロール3のロールプロフィルは
所望の形状に制御される。この際、ワークロール3の冷
却を強く行なう部分については、弱い加熱を行ない、加
熱を強く行なう部分については弱い冷却を行なうよう、
冷却水流量制御弁14及び誘導加熱装置19の制御を行
なう。
タ23を基に中央制御装置22から、ロール冷却装置1
1の冷却水流量制御装置17へ制御指令24が与えられ
ると共にロール加熱装置18の誘導電流制御装置21へ
制御指令25が与えられ、冷却水流量制御装置17から
は各冷却水流量制御弁14へ制御弁開度指令16が与え
られて冷却水流量制御弁14が所定の開度に制御され、
流量制御された冷却水が冷却水噴射ノズル12からワー
クロール3の外周面に噴射されてワークロール3が冷却
され、又誘導電流制御装置21からは、各誘導加熱装置
19へ所定の強さの電流20が供給され、誘導加熱装置
19によってワークロール3の外周が加熱され、この冷
却及び加熱によりワークロール3のロールプロフィルは
所望の形状に制御される。この際、ワークロール3の冷
却を強く行なう部分については、弱い加熱を行ない、加
熱を強く行なう部分については弱い冷却を行なうよう、
冷却水流量制御弁14及び誘導加熱装置19の制御を行
なう。
【0016】例えば、図8に示すように、圧延材1の幅
方向両側に局部伸び2が生じる場合には、図9に示すよ
うにワークロール3には、突出部4が生じているため、
ワークロール3はこの突出部4を強く冷却すると共に他
の部分を若干冷却し、突出部4以外の部分を強く加熱す
ると共に突出部4を若干加熱する。
方向両側に局部伸び2が生じる場合には、図9に示すよ
うにワークロール3には、突出部4が生じているため、
ワークロール3はこの突出部4を強く冷却すると共に他
の部分を若干冷却し、突出部4以外の部分を強く加熱す
ると共に突出部4を若干加熱する。
【0017】すなわち、突出部4の位置にある冷却水噴
射ノズル12の冷却水流量制御弁14に対しては、冷却
水流量制御装置17により、開度が大きくなるような制
御弁開度指令16が与えられ、当該位置にある冷却水流
量制御弁14の開度は大となり、多量の冷却水がワーク
ロール3の突出部4に対して噴射されて突出部4以外の
位置にある冷却水噴射ノズル12の冷却水流量制御弁1
4に対しては、開度が小さくなるような制御弁開度指令
16が与えられて当該位置にある冷却水流量制御弁14
の開度は小となり、少量の冷却水がワークロール3の突
出部4以外の部分に対して噴射されて突出部4以外の部
分が弱く冷却される。
射ノズル12の冷却水流量制御弁14に対しては、冷却
水流量制御装置17により、開度が大きくなるような制
御弁開度指令16が与えられ、当該位置にある冷却水流
量制御弁14の開度は大となり、多量の冷却水がワーク
ロール3の突出部4に対して噴射されて突出部4以外の
位置にある冷却水噴射ノズル12の冷却水流量制御弁1
4に対しては、開度が小さくなるような制御弁開度指令
16が与えられて当該位置にある冷却水流量制御弁14
の開度は小となり、少量の冷却水がワークロール3の突
出部4以外の部分に対して噴射されて突出部4以外の部
分が弱く冷却される。
【0018】図1に示す冷却水噴射ノズル12にワーク
ロール3の一側方から他側方へ向って〜のノズル番
号を付し、ワークロール3の突出部4がノズルNo.
,の位置にある場合の冷却水流量の状態は図3のグ
ラフに示されている。この場合、ノズルNo.,の
位置にある冷却水噴射ノズル12の冷却水流量はQ
2で、他のノズルNo.の位置にある冷却水噴射ノズル
12の冷却水流量はQ1であって、且つQ2>Q1であ
る。
ロール3の一側方から他側方へ向って〜のノズル番
号を付し、ワークロール3の突出部4がノズルNo.
,の位置にある場合の冷却水流量の状態は図3のグ
ラフに示されている。この場合、ノズルNo.,の
位置にある冷却水噴射ノズル12の冷却水流量はQ
2で、他のノズルNo.の位置にある冷却水噴射ノズル
12の冷却水流量はQ1であって、且つQ2>Q1であ
る。
【0019】誘導電流制御装置21からは、突出部4の
位置にある誘導加熱装置19に対しては、低い電流20
が供給されるため、当該誘導加熱装置19はワークロー
ル3の突出部4を弱く加熱し、突出部4以外の位置にあ
る誘導加熱装置19に対しては、高い電流20が供給さ
れるため、当該誘導加熱装置19はワークロール3の突
出部4以外の部分を強く加熱する。
位置にある誘導加熱装置19に対しては、低い電流20
が供給されるため、当該誘導加熱装置19はワークロー
ル3の突出部4を弱く加熱し、突出部4以外の位置にあ
る誘導加熱装置19に対しては、高い電流20が供給さ
れるため、当該誘導加熱装置19はワークロール3の突
出部4以外の部分を強く加熱する。
【0020】図1に示す誘導加熱装置19に、冷却水噴
射ノズル12と同様に、ワークロール3の一側方から他
側へ向って〜の加熱装置No.を付し、ワークロー
ル3の突出部4が、ノズルNo.と同様、加熱装置N
o.,の位置にある場合の加熱電力の状態は図4の
グラフに示されている。この場合、加熱装置No.,
の位置にある誘導加熱装置19の加熱電力はW1で、
他の加熱装置No.の位置にある誘導加熱装置19の加
熱電力はW2であって、W2>W1である。
射ノズル12と同様に、ワークロール3の一側方から他
側へ向って〜の加熱装置No.を付し、ワークロー
ル3の突出部4が、ノズルNo.と同様、加熱装置N
o.,の位置にある場合の加熱電力の状態は図4の
グラフに示されている。この場合、加熱装置No.,
の位置にある誘導加熱装置19の加熱電力はW1で、
他の加熱装置No.の位置にある誘導加熱装置19の加
熱電力はW2であって、W2>W1である。
【0021】上述したように、ワークロール3の突出部
4を強く冷却すると共に弱く加熱し、突出部4以外の部
分を弱く冷却すると共に強く加熱した場合、この操作に
よるワークロール3の収縮・膨張量は、図5に示すごと
くワークロール3の突出部4発生部位で凹状に収縮し、
突出部4発生部位以外では直線状に膨張する。
4を強く冷却すると共に弱く加熱し、突出部4以外の部
分を弱く冷却すると共に強く加熱した場合、この操作に
よるワークロール3の収縮・膨張量は、図5に示すごと
くワークロール3の突出部4発生部位で凹状に収縮し、
突出部4発生部位以外では直線状に膨張する。
【0022】このため、図6に示すように冷却・加熱さ
れる前のワークロール3のノズルNo.及び加熱装置N
o.,の位置に形成されていた突出部4は、図5に
示すように凹み、それ以外の部分は図5に示すように膨
張する結果、冷却・加熱された後のワークロール3のロ
ールプロフィルは全体としては、図7に示すように略直
線状になり、以後は圧延された板にクオータバックルの
ような局部伸びによる形状不良は発生しなくなる。
れる前のワークロール3のノズルNo.及び加熱装置N
o.,の位置に形成されていた突出部4は、図5に
示すように凹み、それ以外の部分は図5に示すように膨
張する結果、冷却・加熱された後のワークロール3のロ
ールプロフィルは全体としては、図7に示すように略直
線状になり、以後は圧延された板にクオータバックルの
ような局部伸びによる形状不良は発生しなくなる。
【0023】図8に示す局部伸び2が、圧延材1の幅方
向一側にのみ発生する場合は、局部伸びの発生位置に対
応する冷却水噴射ノズルから多量の冷却水を噴射し、他
の部分の冷却水量は少量とし、局部伸びの発生位置に対
する誘導加熱装置19の加熱電力を低くし、他の部分の
加熱電力を高くする。
向一側にのみ発生する場合は、局部伸びの発生位置に対
応する冷却水噴射ノズルから多量の冷却水を噴射し、他
の部分の冷却水量は少量とし、局部伸びの発生位置に対
する誘導加熱装置19の加熱電力を低くし、他の部分の
加熱電力を高くする。
【0024】上述のように、冷却水量を多量とした部分
では加熱電力を弱くし、冷却水量を少量とした部分では
加熱電力を高くすることにより、ワークロール3のロー
ルプロフィルの制御を正確に行なうことができ、圧延さ
れた板に局部伸びによる形状不良が生じることがない。
では加熱電力を弱くし、冷却水量を少量とした部分では
加熱電力を高くすることにより、ワークロール3のロー
ルプロフィルの制御を正確に行なうことができ、圧延さ
れた板に局部伸びによる形状不良が生じることがない。
【0025】なお、本発明の実施例においては、ワーク
ロールに発生した突出部に多量の冷却水を噴射すると共
に弱く加熱し、ワークロールの突出部以外の部分に少量
の冷却水を噴射すると共に強く加熱する場合について説
明したが、ワークロールの突出部の加熱を零とし、突出
部以外には冷却水を噴射しないようにしても実施できる
こと、ワークロールに適用する場合について説明した
が、ワークロール以外の圧延ロールに対して適用するこ
ともできること、冷却を行うのは冷却水以外の冷却媒体
であっても良く、又加熱を行うのは誘導加速装置以外の
加熱装置であっても良いこと、冷却水噴射ノズルと誘導
加熱装置の数量を等しくする場合について説明したが等
しくなくとも実施が可能なこと、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿
論である。
ロールに発生した突出部に多量の冷却水を噴射すると共
に弱く加熱し、ワークロールの突出部以外の部分に少量
の冷却水を噴射すると共に強く加熱する場合について説
明したが、ワークロールの突出部の加熱を零とし、突出
部以外には冷却水を噴射しないようにしても実施できる
こと、ワークロールに適用する場合について説明した
が、ワークロール以外の圧延ロールに対して適用するこ
ともできること、冷却を行うのは冷却水以外の冷却媒体
であっても良く、又加熱を行うのは誘導加速装置以外の
加熱装置であっても良いこと、冷却水噴射ノズルと誘導
加熱装置の数量を等しくする場合について説明したが等
しくなくとも実施が可能なこと、その他、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ること、等は勿
論である。
【0026】
【発明の効果】本発明のロールプロフィル制御装置によ
れば、ワークロールのロールプロフィルを所望の形状に
できるため、圧延された板に局部伸びによる形状不良が
生じることがない、という優れた効果を奏し得る。
れば、ワークロールのロールプロフィルを所望の形状に
できるため、圧延された板に局部伸びによる形状不良が
生じることがない、という優れた効果を奏し得る。
【図1】本発明のロールプロフィル制御装置の一実施例
の平面図である。
の平面図である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】冷却水噴射ノズルと冷却水流量との関係の一例
を表わすグラフである。
を表わすグラフである。
【図4】加熱装置と加熱電力との関係の一例を表わすグ
ラフである。
ラフである。
【図5】冷却・加熱により生じるワークロールの収縮・
膨張量の一例を表わすグラフである。
膨張量の一例を表わすグラフである。
【図6】冷却・加熱される前のワークロールのロールプ
ロフィルの一例を表わすグラフである。
ロフィルの一例を表わすグラフである。
【図7】冷却・加熱された後のワークロールのロールプ
ロフィルの一例を表わすグラフである。
ロフィルの一例を表わすグラフである。
【図8】局部伸びとしてクオータバックルが発生した圧
延材の斜視図である。
延材の斜視図である。
【図9】圧延材にクオータバックルが発生した場合のワ
ークロールの形状を示す正面図である。
ークロールの形状を示す正面図である。
【図10】図9に示すワークロールの突出部のみを冷却
した場合のワークロールの形状を示す正面図である。
した場合のワークロールの形状を示す正面図である。
3 ワークロール 11 ロール冷却装置 12 冷却水噴射ノズル(冷媒噴射ノズル) 14 冷却水流量制御弁(冷媒流量制御弁) 16 制御弁開度指令 17 冷却水流量制御装置(冷媒流量制御装置) 18 ロール加熱装置 19 誘導加熱装置(加熱装置) 20 電流(熱量) 21 誘導電流制御装置(加熱量制御装置) 22 中央制御装置 24,25 制御指令
Claims (1)
- 【請求項1】 ロール冷却装置とロール加熱装置と中央
制御装置を備え、ロール冷却装置は、圧延ロールの長手
方向へ所要の間隔で配設され且つ圧延ロールの外周に冷
媒を噴射し得るようにした複数の冷媒噴射ノズルと、各
冷媒噴射ノズルに対応して設けられた冷媒流量制御弁
と、各冷媒流量制御弁に制御弁開度指令を出力する冷媒
流量制御装置を備え、ロール加熱装置は、圧延ロールの
長手方向へ所要の間隔で配設され且つ圧延ロールの外周
を加熱し得るようにした複数の加熱装置と、該加熱装置
から圧延ロールへ与える熱量を制御する加熱量制御装置
を備え、中央制御装置は、開度が大の冷媒流量制御弁に
対応した加熱装置の熱量を小さくし熱量が大の加熱装置
に対応した冷媒流量制御弁の開度を小さくするよう、前
記冷媒流量制御装置及び加熱量制御装置に制御指令を出
力し得るよう構成したことを特徴とするロールプロフィ
ル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250454A JPH0561555A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ロールプロフイル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3250454A JPH0561555A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ロールプロフイル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561555A true JPH0561555A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=17208120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3250454A Pending JPH0561555A (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | ロールプロフイル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0561555A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7370549B2 (en) | 2002-03-22 | 2008-05-13 | Sumitomo Heavy Industries, Ltd. | Reduction gear for geared motor, geared motor, and product group thereof |
CN105921519A (zh) * | 2016-05-06 | 2016-09-07 | 太原科技大学 | 一种镁合金板材工作辊温度控制方法与装置 |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP3250454A patent/JPH0561555A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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