JPH0561366A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0561366A
JPH0561366A JP3244589A JP24458991A JPH0561366A JP H0561366 A JPH0561366 A JP H0561366A JP 3244589 A JP3244589 A JP 3244589A JP 24458991 A JP24458991 A JP 24458991A JP H0561366 A JPH0561366 A JP H0561366A
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JP3244589A
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English (en)
Inventor
Takeo Tsunemi
常見  健夫
Kenichiro Waki
健一郎 脇
Akira Watanabe
顕 渡邊
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 感光体や人体に悪影響を及ぼすオゾンを発生
しそして比較的高電圧を必要とするコロナ放電器を用い
ることなく、転写材担持部材の除電を可能にし、それに
よって、装置構成を簡単にし、信頼性、耐久性を向上せ
しめ、装置価格の低減を図ると共に、転写材担持部材の
帯電に起因する実効的な転写電界の低下、延いては転写
効率の低下を防止して、良好な画像を連続して得る。 【構成】 誘電体シート93の除電手段14は、誘電体
シート93の表面及び裏面に対向して接触する電極部材
14a、14bから構成される。除電用電極部材14
a、14bは体積抵抗率が略103 Ω・cmのブラシと
され、誘電体シート93の表面側に配置される電極部材
14bを直流電源に接続し、他方、誘電体シート93の
裏面側に配置される電極部材14aは接地される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般には画像形成装置
に関するものであり、特に、電子写真方式或いは静電記
録方式などにより形成された像担持体上の可視画像(ト
ナー像)を、転写材担持部材上に担持された転写材に転
写電界を付与して転写することにより画像を得る画像形
成装置に関するものである。斯る画像形成装置として
は、白黒、モノカラー或いはフルカラーの電子写真複写
機、プリンター、その他種々の記録機器などがある。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真式或は静電記録式の画像
形成装置は種々提案されているが、図1に一例として、
所謂、回転式現像装置と称される現像装置を具備した多
色電子写真複写機が図示される。
【0003】図1を参照し簡単に説明すると、多色電子
写真複写機は、回転自在に軸支され矢印方向に回転する
像担持体、即ち、感光ドラム3が配置され、その外周部
に画像形成手段が配置される。画像形成手段は任意の手
段とし得るが、本例では、感光ドラム3を均一に帯電す
る一次帯電器4と、色分解された光像又はこれに相当す
る光像を照射し、感光ドラム3上に静電潜像を形成す
る、例えばレーザービーム露光装置などから成る露光手
段8と、感光ドラム3上の静電潜像を可視画像とする回
転式現像装置1とを具備する。
【0004】回転式現像装置1は、イエロー色現像剤、
マゼンタ色現像剤、シアン色現像剤、ブラック色現像剤
の4色の現像剤を各別に収納する4個の現像器1Y、1
M、1C、1BKと、これら4個の現像器1Y、1M、
1C、1BKを保持し且つ回転自在に軸支された略円柱
形状の回転体1aとから成っている。前記回転式現像装
置1は、回転体1aの回転によって所望の現像器を感光
ドラム3の外周面と対向する位置に搬送し、感光ドラム
3上の静電潜像の現像を行ない4色分のフルカラー現像
が可能に構成されている。
【0005】感光ドラム3上の可視画像、即ち、トナー
像は、転写装置9に担持されて搬送される転写材Pに転
写される。本例において転写装置9は回転自在に軸支さ
れた転写ドラムとされ、該転写ドラム9は、図3をも参
照すると理解されるように、両端に配置されたシリンダ
9a、9bと、該両シリンダ9a、9bを連結する連結
部9cとを有し、シリンダ9a、9bの外周面開口域に
は、転写材担持部材93が張設される。該転写材担持部
材93は通常は、例えば、ポリエチレンテレフタレート
(PET)やポリフッ化ビニリデン樹脂(PVdF)フ
ィルムなどのフィルム状の誘電体シートが使用される。
又、前記連結部9cには、給紙装置から送給された転写
材Pを把持する転写材グリッパ7を有する。転写ドラム
9の内側には一例として図4、図5に示すように、支持
台10、弾性シート11、導電性シート(電極部材)1
3から構成される電界形成手段が配設され、導電性シー
トは電源V(図5)に接続されている。
【0006】上述したごとき構成の多色電子写真複写機
によるフルカラー画像の形成工程を簡単に説明すると、
以下のとおりである。
【0007】感光ドラム3に一次帯電器4により均一な
帯電を行ない露光手段8にて画像情報に応じた光像Eを
照射し、感光ドラム3上に静電潜像が形成される。該静
電潜像は、回転式現像装置1により感光ドラム3上に樹
脂を基材とした平均粒径8〜10μmのトナーによりト
ナー像として可視化される。
【0008】一方、転写材Pはレジストローラ6により
画像と同期して転写ドラム9へと送られ、グリッパ7等
によりその先端部を把持され、そして、該転写ドラム9
にて図中矢印方向に搬送される。
【0009】次いで、感光ドラム3と当接する領域にお
いて転写ドラム9の転写材担持部材93の背面から上記
電界形成手段のバイアス印加された電極部材13から転
写電界を受けることによって感光ドラム3上のトナー像
が転写材P上に転写される。転写材Pは必要回数の転写
工程が行なわれた後、分離爪15の作用により転写ドラ
ム9から剥離され搬送ベルト16により定着器17へと
搬送される。定着器17にて熱による定着を受けた後機
外に排出される。
【0010】他方、感光ドラム3は、表面の残留トナー
をクリーニング装置12で清掃された後再度画像形成プ
ロセスに供せられる。
【0011】又、転写ドラム9の転写材担持部材93表
面も同様にファーブラシなどにより成るクリーニング装
置5及びクリーニング補助手段8の作用により清掃され
た後再度、画像形成プロセスに供せられる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、以下のような欠点があった。
【0013】例えば現像剤のトナーがマイナスの極性に
帯電される場合には、前記転写用電極部材13にはプラ
ス極性のバイアスを印加してトナー像を転写材上へ転写
を行なう。この時、転写材担持部材裏面には、該転写用
電極部材13からプラスの電荷が付与され、一方、表面
側には感光ドラム3よりマイナスの電荷が注入される。
【0014】また、トナー像の転写を受けた後、転写材
が感光ドラム3から剥離するに際して近傍の空気を電離
する。このとき、前述のように現像剤のトナーがマイナ
スの極性に帯電され、また一方前記転写用電極部材13
に印加されるバイアスの極性がプラスに設定されていれ
ば、前述の転写材が感光ドラム3外周面から剥離する時
に電離した空気のうち、マイナスの電荷を帯びたものは
転写材表面及び転写材担持部材表面に、そしてプラスの
電荷を帯びたものは感光ドラム外周面に各々付着するこ
ととなる。従って転写材担持部材93の裏面がプラス
に、表面がマイナスに帯電されることとなる。一般に、
これを「チャージアップ現象」と呼んでいる。この転写
材担持部材93の帯電によって発生する電界は転写用電
極部材13に印加されたバイアス電圧による転写電界を
弱めるように作用する。
【0015】一方、感光ドラム3から転写材に対して転
写されたトナー自身もマイナスであるので、同様に実効
的な転写電界を弱める。
【0016】これらの結果として、電源から転写用電極
部材13を通じて流れる電流が減少し、2色目以降の転
写効率が低下することにより、画像濃度の低下をもたら
す。また、複数枚の転写材をプリントする場合には2枚
以降の転写効率が低下し、やはり画像濃度の低下を招い
てしまう。
【0017】従来このような場合、転写用電極部材13
に印加するバイアス電圧を、2色目以降の転写時に順次
大きくしていくことによって多重転写時の2色目以降の
濃度低下を防止する方法がある。この方法は有効ではあ
るが、これだけでは複数枚プリント時の2枚目以降の濃
度低下を防止することはできない。そこで、このような
時には転写材担持部材93の内側或は外側に該転写材担
持部材93に近接してコロナ放電器を配設し、場合によ
っては直流成分を重畳した交流コロナによって該転写材
担持部材93の除電を行なうという方法が知られてい
る。
【0018】しかしながら、コロナ放電器を用いて除電
を行なう場合には高電圧が必要であり、また感光体や人
体に悪影響を及ぼすオゾンを発生したり、装置構成が複
雑になって信頼性、耐久性の低下、コストの上昇などの
問題がある。
【0019】従って、本発明の目的は、感光体や人体に
悪影響を及ぼすオゾンを発生しそして比較的高電圧を必
要とするコロナ放電器を用いることなく、転写材担持部
材の除電を可能にし、それによって、装置構成を簡単に
し、信頼性、耐久性を向上せしめ、装置価格の低減を図
ると共に、転写材担持部材の帯電に起因する実効的な転
写電界の低下、延いては転写効率の低下を防止して、良
好な画像を連続して得ることのできる画像形成装置を提
供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナー像が形成される像担持体と、転写材を担持し搬送
する転写材担持部材を備え、前記像担持体上のトナー像
を、前記転写材担持部材の前記像担持体とは反対側に配
設した電界形成手段による電界により、該転写材担持部
材に担持した転写材に対して転写する転写装置とを有す
る画像形成装置において、前記転写材担持部材を除電す
るための除電手段を設け、該除電手段は、前記転写材担
持部材の表面及び裏面に対向して配置される電極部材か
ら構成されており、前記転写材担持部材上に転写材が担
持されていない時間或は領域において、上記両電極部材
間に電位差を与えることによって前記転写材担持部材の
除電を行なうことを特徴とする画像形成装置である。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則
して更に詳しく説明する。
【0022】本発明は、例えば、図1に関連して先に説
明した回転現像装置を有した多色電子写真複写機に除電
手段14(図2)を付加した構成によって実施し得る。
すなわち、本実施例にて画像形成装置は図2、図3に図
示する転写ドラム9を具備するものとし、その構成及び
作用は上述の通りであり、従って多色電子写真複写機及
び転写ドラム9の全体構成及びその動作説明は省略し、
転写ドラム9の転写材担持部材93の帯電、除電に関す
る説明のみ後述することとする。
【0023】転写ドラム9は、先に図3に関連して説明
したように、2つのシリンダ9a、9bの間に転写材担
持部材、本実施例では誘電体シート93を張架して構成
される。誘電体シート93としては、体積抵抗率が10
10〜1017Ω・cmのものが好適に使用されるが、本実
施例においては、体積抵抗率が略1015Ω・cm、比誘
電率が略8、厚さ略150μmのポリフッ化ビニリデン
樹脂(PVdF)を用いた。誘電体シート93の先端、
後端は転写ドラム9を構成する2つのシリンダ9a、9
bを連結する連結部9c上に固定される。
【0024】本実施例においては、転写ドラム9の直径
を160mm、移動速度を160mm/secと設定し
た。同時に感光ドラム3などの移動速度であるプロセス
スピードも160mm/secとした。
【0025】転写ドラム9内部の、転写ドラム9と感光
ドラム3とが接する位置に電界形成手段を設け、その一
例を図5をも参照しながら、以下に詳しく説明する。
【0026】電界形成手段は、金属などの剛体から成る
支持台10上に、弾性力を有する合成樹脂フィルム、本
実施例においてはポリエチレンテレフタレート(PE
T)より成る弾性シート11を設け、更に、該弾性シー
ト11の先端部に導電性金属シート13を設けてこれを
電界形成手段の電極として電源Vに接続した。
【0027】これら支持台10、弾性シート11、金属
シート13より成る転写電界形成手段の配置としては、
弾性シート11、金属シート13が転写材担持体である
誘電体シート93の導入側からその移動方向下流側に向
けて延び、更には転写材Pが感光ドラム3に接触してい
る範囲、又は極力近接した位置で、且つ金属シート13
が誘電体シート93を押圧するようにした。
【0028】又、本発明の要部を構成する誘電体シート
93の除電手段は、該誘電体シートの表面及び裏面に対
向して接触する電極部材14a、14bから構成されて
おり、本実施例においてはこの除電用電極部材14a、
14bは体積抵抗率が略103 Ω・cmのブラシを用い
た。
【0029】誘電体シート93の表面側に配置される電
極部材14bを直流電源に接続し、他方、誘電体シート
93の裏面側に配置される電極部材14aは接地され
る。
【0030】斯る構成にて、2つの電極部材14a、1
4bは、1枚目のプリントのための転写以前、或は1枚
目のプリントが終了して転写材が誘電体シート93から
分離してから2枚目の転写材を担持するまでの間は、誘
電体シート93に接触させると同時に、誘電体シート9
3表面に配置されている電極部材14bに接続された電
源がonとされ、誘電体シート93を除電する。
【0031】なお、除電用電極部材14a、14bの誘
電体シート93との接離は、1枚の転写材に対して2色
以上のトナー像の転写を行う、所謂、多重転写の場合、
転写材が誘電体シート93に担持されて分離爪15と給
紙グリッパ18の間を通過する時には誘電体シート93
から離しておく。また、単色の画像の連続プリントの場
合は、転写材は分離グリッパ15と給紙ガイド18との
間は通過しないのでプリント動作中除電用電極部材14
a、14bは、誘電体シート93に接触させたままで良
い。
【0032】本発明者らは、本実施例の画像形成装置に
てマイナス極性に帯電された感光ドラム3に潜像を形成
し、平均粒径が略8〜10μmのトナーを用いて反転現
像にてトナー像を得た。このとき、トナーは、樹脂を色
材その他微量の帯電制御性や潤滑性を向上させるための
添加剤などにより構成され、現像器中でキャリア粒子と
摩擦帯電されてマイナス極性に帯電するものであった。
【0033】該トナー像は、その後、上記構成の転写ド
ラム9により転写材に転写した。次いで、転写材は、転
写ドラム9より分離し、定着器17にて定着した。
【0034】上記構成の多色電子写真複写機において、
誘電体シート93の除電を行なわずに複数枚の画像を連
続的にプリントした時の画像濃度の変化を図6に示す。
【0035】ここで画像サンプルとしてはマゼンタ単色
とし、転写用電極部材14bに印加するバイアス電圧を
1.2KVとした。勿論、マゼンタ、シアン、イエロ
ー、ブラックより成るフルカラー画像をプリントする場
合にも、誘電体シート93のチャージアップにより2色
目以降の転写効率は徐々に低下していくが、このような
場合には前述したように転写用電極部材14bに印加す
るバイアス電圧を2色目以降の転写時に順次大きくして
いくことによって2色目以降の転写効率低下を防止する
ことは可能である。しかしながら、この方法だけでは複
数枚プリント時の2枚目以降の転写効率の低下、延いて
は、画像濃度の低下を防止することは不可能であり、こ
こでは連続プリント時の画像濃度の変化に注目するた
め、単色で連続プリントを行なったものである。
【0036】図6を見てわかるように、連続的にプリン
トしていくと、誘電体シート93のチャージアップによ
り、2色目以降の画像濃度が低下しており、良好な画像
が得られない。
【0037】そこで、本発明に従って、図2に示した転
写ドラム9を有する多色電子写真複写機を用いて、誘電
体シート93の除電を行ない、単色画像を連続プリント
した。このとき、誘電体シート93の表面に配置された
電極部材14bに印加したバイアス電圧は1.0KVと
した。プリントされた画像の濃度変化を図7に示す。
【0038】このように、本発明に従って除電手段14
を用いることにより、感光体や人体に悪影響を及ぼすオ
ゾンを発生し、比較的高電圧を必要とするコロナ放電器
を用いることなく、誘電体シート93の除電が可能とな
り、従って連続して良好な画像が得られる。
【0039】図8は本発明の第2の実施例を示す。この
実施例は、先の第1の実施例の多色電子写真複写機と同
様の多色画像形成装置であるが、転写ドラム部のみを示
している。本実施例で、誘電体シート93の除電手段と
しては接触ブレード14(14a、14b)が用いられ
ている。
【0040】誘電体シート93の裏面に配置される電極
部材14aは、金属製支持台30上に導電性樹脂を導電
性両面テープで支持することにより構成され、前記金属
製支持台がアースされている。一方、誘電体シート93
の表面に配置される電極部材14bは、同様の金属製支
持台31上にポリエチレンテレフタレート(PET)シ
ート32を支持し、その先端に導電性樹脂を貼ることに
よって構成され、該導電性樹脂を電源に接続した。この
ような構成の除電手段によって誘電体シートの除電を行
なうことで、ブラシ製の電極部材(図2)を使用する時
に懸念されるブラシの毛抜けの問題は生じないので、信
頼性が向上する。
【0041】図9は本発明の第3の実施例を示す。本実
施例は、先の第1の実施例の多色電子写真複写機と同様
の多色画像形成装置であるが、転写ドラム部のみを示し
ている。本実施例で、誘電体シート93の除電手段とし
てはファーブラシ14(14a、14b)が用いられて
いる。
【0042】誘電体シート93の裏面に配置される電極
部材であるファーブラシ14aをアースし、表面に配置
されるファーブラシ14bを電源に接続する構成とし、
除電時にファーブラシ14a、14bを回転させる。
【0043】このように、電極部材14a、14bを回
転させることにより、固定電極よりも誘電体シート93
との接触状態が改善され、更に電極部材14a、14b
の誘電体シート93との接触による電極部材14a、1
4bのへたりが低減でき、耐久性、信頼性が向上する。
【0044】図10は本発明の第4の実施例を示す。こ
の実施例は、先の第1の実施例の多色電子写真複写機と
同様の多色画像形成装置であるが、転写ドラム部のみを
示している。本実施例では、転写電界形成手段としてコ
ロナ放電器22が用いられている。この場合にも、図2
に示す前記実施例と同様の誘電体シート93の除電方法
を用いた結果、連続して良好な画像が得られた。
【0045】図11は本発明の第5の実施例を示す。本
実施例は転写ドラム9の代わりに転写ベルト24を用い
た画像形成装置である。一次帯電器4によって感光ドラ
ム3は一様に帯電され、露光され潜像が形成された後、
現像器1によってトナー像が形成される。一方、転写ベ
ルト24によって転写材Pは転写部に搬送され、転写帯
電器26によって感光ドラム3上のトナー像は転写材P
に転写される。その後、定着器17によって定着され
る。
【0046】このような構成においても、図11に示す
ように転写材担持部材である転写ベルト24をはさんで
対向している除電用電極部材14a、14bを導電性ロ
ーラで構成し、前記実施例と同様に動作させることによ
り、連続して良好な画像が得られた。
【0047】図12は本発明の第6の実施例を示す。本
実施例は、図11に示す第5の実施例と同様の転写ベル
ト24を用いた画像形成装置であるが、転写電界形成手
段として、コロナ放電器の代わりに、転写ベルト24に
接触する導電性ローラ23を用いた。他は第5の実施例
と同じ構成、動作であり、本実施例にても連続して良好
な画像が得られた。
【0048】図13は本発明の第7の実施例を示す。本
実施例で、本発明は図示するように4つの画像形成ユニ
ットI〜IVを有した多色電子写真複写機に具現化され
ている。
【0049】つまり、本実施例で、各画像形成ユニット
I〜IVは感光ドラム3a〜3dを有し、その回りに一
次帯電器4a〜4d、露光手段8a〜8d、現像器1a
〜1d、転写帯電器10a〜10d、クリーナ12a〜
12dが配置され、更に各画像形成ユニットを貫通する
態様にて感光ドラム3a〜3dの下方に転写材担持部材
である無端ベルト状の搬送手段26が配置される。
【0050】一方、転写用放電器10a〜10dのそれ
ぞれの放電幅内にて無端ベルト状搬送手段26をそれぞ
れの感光ドラム側へと押圧する押圧部材18a〜18d
が設けられている。
【0051】転写材Pは給紙ローラにより給紙された
後、無端ベルト状搬送手段26により各画像形成ユニッ
トの転写用放電器10a〜10dが配置された転写部を
通して搬送される。無端ベルト状搬送手段26の一部
に、該無端ベルト状搬送手段26を挟んで対向している
電極部材14a、14bを配置し、図11に示す第5の
実施例と同様の動作をさせるようにしたものである。本
実施例においても、連続して良好な画像が得られた。
【0052】以上、種々の実施例を示してきたが、本発
明の応用をこれらに限定するものではなく、除電用電極
部材の材質、形状、構成も以上の実施例に限定しない。
【0053】又、除電用電極部材に印加するバイアス方
法は、以上の説明では転写材担持部材の表面に接触する
電極部材にバイアスを加え、裏面に接触する電極部材を
アースとしたが、その逆でも良く、また、両者にバイア
スを加えるようにしても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
形成装置は、転写材担持部材の表面及び裏面に対向して
転写材担持部材のための除電手段を配置し、転写材担持
部材上に転写材が担持されていない時間或は領域におい
て作動させ、転写材担持体の除電を行なう構成とされる
ために、感光体や人体に悪影響を及ぼすオゾンを発生し
そして比較的高電圧を必要とするコロナ放電器を用いる
ことなく、転写材担持部材の除電を可能にし、それによ
って、装置構成を簡単にし、信頼性、耐久性を向上せし
め、装置価格の低減を図ると共に、転写材担持部材の帯
電に起因する実効的な転写電界の低下、延いては転写効
率の低下を防止して、良好な画像を連続して得ることが
できるという作用効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具現化し得る多色画像形成装置の構成
断面図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施例の転写部
付近を示す概略構成断面図である。
【図3】転写ドラムの斜視図である。
【図4】従来の画像形成装置の転写部付近を示す概略構
成断面図である。
【図5】電界形成手段の構成断面図である。
【図6】従来の画像形成装置による単色連続プリント画
像の濃度変化を示した図である。
【図7】本発明に係る画像形成装置による単色連続プリ
ント画像の濃度変化を示した図である。
【図8】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の転写
部付近を示す概略構成断面図である。
【図9】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の転写
部付近を示す概略構成断面図である。
【図10】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の転
写部付近を示す概略構成断面図である。
【図11】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の転
写部付近を示す概略構成断面図である。
【図12】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の転
写部付近を示す概略構成断面図である。
【図13】本発明に係る画像形成装置の更に他の実施例
の転写部付近を示す概略構成断面図である。
【符号の説明】
1 現像装置 3 像担持体 9 転写装置 14a、14b 除電手段 24、26、93 転写材担持部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像が形成される像担持体と、転写
    材を担持し搬送する転写材担持部材を備え、前記像担持
    体上のトナー像を、前記転写材担持部材の前記像担持体
    とは反対側に配設した電界形成手段による電界により、
    該転写材担持部材に担持した転写材に対して転写する転
    写装置とを有する画像形成装置において、前記転写材担
    持部材を除電するための除電手段を設け、該除電手段
    は、前記転写材担持部材の表面及び裏面に対向して配置
    される電極部材から構成されており、前記転写材担持部
    材上に転写材が担持されていない時間或は領域におい
    て、上記両電極部材間に電位差を与えることによって前
    記転写材担持部材の除電を行なうことを特徴とする画像
    形成装置。
JP3244589A 1991-08-29 1991-08-29 画像形成装置 Pending JPH0561366A (ja)

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