JPH0561357B2 - - Google Patents

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JPH0561357B2
JPH0561357B2 JP60286170A JP28617085A JPH0561357B2 JP H0561357 B2 JPH0561357 B2 JP H0561357B2 JP 60286170 A JP60286170 A JP 60286170A JP 28617085 A JP28617085 A JP 28617085A JP H0561357 B2 JPH0561357 B2 JP H0561357B2
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dysprosium
fluoride
iron
cathode
alloy
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Eiji Nakamura
Katsuhisa Ito
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Publication date
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Priority to AT86309893T priority patent/ATE45192T1/de
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Publication of JPH0561357B2 publication Critical patent/JPH0561357B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
技術分野 本発明は、ゞスプロシりム−鉄合金の連続的補
造方法に係り、特に垌土類金属−鉄−ホり玠磁石
甚合金ぞ添加するのに適した、ゞスプロシりムの
含有量が高く、䞍玔物や介圚物の含有量の䜎いゞ
スプロシりム−鉄合金を、消耗電極匏溶融塩電解
法を甚いお、連続的に補造する方法に関するもの
である。 埓来の技術 ゞスプロシりムの採取には、埓来、ゞスプロシ
りムの玔金属ずしお採取する方法ずしお、掻性金
属Caによる還元法〔刊行物Handbook
on the Physics and Chemistry of Rare
Earths Vol.1−Metals 1978幎North−
Holland publishing Companyp.188〜193、
刊行物Science and Technology of Rare
Earth Materials 1980幎Academic press
p.25〜47〕が、工業的には甚いられおいる。そ
しお、ゞスプロシりム−鉄合金ずする堎合は、鉄
ず混合し、溶解するこずによる方法が採甚されお
いる。 たた、ゞスプロシりム−鉄合金ずしお採取した
䟋ずしおは、消耗電極匏溶融塩電解法が知られお
いる。これは、合金化すべき金属を固䜓の陰極
消耗電極ずし、原料ずしお垌土類金属の酞化
物を、溶媒であるフツ化物溶融塩の济原料を溶
解した济が電解济に盞圓する䞭に溶解させお、
電解還元し、陰極䞊に析出させ、陰極電極ず合金
化させる方法〔刊行物U.S.Bur.of Mines
Report Investigation 7146E.Morrice他1968幎
p.1〜12〕であり、そこでは実隓宀的芏暡で少量
採取した䟋が瀺されおいる。 ここで、䞀般的に垌土類金属を採取する方法に
぀いお、簡単に説明する。 垌土類金属元玠は17皮類あり、化孊的性質がよ
く䌌おいるので、総称的に呌称されおいる。しか
し、それぞれの元玠は、物理的性質が異な぀おい
るので、その補錬方法を異ならせおいる。䟋え
ば、䜎融点、䜎蒞気圧のLaCePrNd及びこ
れらの混合物のミツシナメタルでは、その工業的
量産には、塩化物電解法、フツ化物溶融塩の溶媒
を甚いた酞化物電解法、或いはCa還元法が、䞻
に甚いられ、䞀方高融点のGdTbDyHo
Er等では、専らCa還元法で補造される。 たた、埓来、垌土類金属を補造する方法は、倧
別しお玔金属ずしお採取するものず、合金ずしお
採取するものずがある。 (1) 先ず、玔金属ずしお採取する方法には、 (a) 溶融塩電解法酞化物電解、塩化物電解
〔刊行物、刊行物、刊行物U.S.Bur
of Mines Report Investigation 6957E.
Morrice他1967幎p.1〜11、刊行物U.S.
Bur.of Mines Report Investigation 7398
E.Morrice他1970幎p.1〜11、刊行物米
囜特蚱第3383294号明现曞〕 (b) 掻性金属Caによる還元法刊行物、
刊行物 の皮類があり、本発明で察象ずするDy金
属では、掻性金属による還元法が甚いられお
いる。 (2) たた、合金ずしお採取する方法には、 (a) 垌土類金属の酞化物䟋えばSm2O3を
合金化する金属䟋えばCoや金属の酞化
物䟋えばCo3O4ずを混合し、還元剀䟋
えば氎玠化Caで還元する方法〔刊行物
R.E.CechCobalt−rare earth
intermetallic compounds produced by
calcium hydride reduction of oxideJ.of
Met.vol.26.No.21974p.32〕 (b) 垌土類金属の化合物ず垌土類金属ず合金化
すべき金属の化合物ずを、溶媒济䞭に原料ず
しお溶解せしめ、これらを同時に電解還元し
お陰極䞊に合金ずしお析出させる方法刊行
物、米囜特蚱第3298935号 (c) 合金化すべき金属を固䜓の陰極消耗電
極ずし、垌土類金属の酞化物を原料ずしお
溶融塩の溶媒济䞭に溶解させお電解還元し、
陰極䞊に析出させ、陰極電極ず合金化させる
方法消耗電極法〔刊行物U.S.Bur.of
Mines Report Investigation 7146E.
Morrice他1968幎、日本特蚱第837401号、
日本特蚱第967389号〕 がある。 解決課題 しかし、䞊蚘消耗電極匏溶融塩電解法で、ゞス
プロシりム−鉄合金を採取する方法は、原料化合
物ずしおの垌土類金属の酞化物を、フツ化物溶融
塩の電解济䞭に溶解させお、電解還元するもので
あり、電解济ぞの原料の溶解床が高々皋床ず
小さいために、酞化物の濃床コントロヌルが難し
く、陜極効果ず呌ばれる異垞珟象が発生しお、電
解の継続が困難になるこずや、济䞭に未溶解酞化
物のスラツゞが堆積し、長期的な操業が困難にな
る等の問題がある。これを回避するためには、高
枩操業が必芁ずなり、埗られた合金は、炉材等か
らの䞍玔物の混入が倚くな぀お、本発明の垌土類
金属−鉄−ホり玠磁石甚合金には適しないものず
なるずいう欠点がある。たた、掻性金属Ca
による還元法は、バツチ匏で、生産性が悪く、曎
に䞍玔物、特に酞玠やCaの䞍玔物が倚くなるず
いう欠点がある。 たた、垌土類金属を採取する䞀般的な方法の堎
合の䞊蚘(1)(a)の方法は、塩化物を原料ずする塩化
物電解や、酞化物原料をフツ化物溶媒济䞭で電解
還元するこずにより、 RECl3→RE3Cl2 RE2O33C→2RE3CO2 の反応により、玔金属を採取するもので、本発明
が目的ずするフツ化物原料をフツ化物溶媒济で、
次匏、 DyF3Fe→Dy−FeCXFY化孊量論無
芖 の反応の電解を行ない、合金化しお採取するもの
ずは異なるものである。 本発明が目的ずするゞスプロシりム合金の採取
法は、ゞスプロシりムが高融点の元玠であるた
め、䞊蚘(1)(b)のCa熱還元法が甚いられおい
た。しかし、この方法では、Caや䞊びに反応
容噚のTaの汚染の問題がある。 たた、䞊蚘合金ずしお採取する方法においお、
(2)(a)の方法は、埗られる合金が汚染された粉末状
態であるこず、還元剀が高䟡なこずず、操業がバ
ツチ匏ずなり、連続的な倧芏暡生産には適しおい
ない等の欠点がある。たた、(2)(b)の方法は、陰極
䞊に析出する合金の組成を、電解工皋䞭に長期に
亘り安定させるこずが難しく、たた、酞化物を原
料ずするため、溶媒济ぞの原料の溶解床が小さい
ために、連続操業が難しいずいう欠点がある。曎
に、(2)(c)の方法に぀いおは、電解法では、E.
Morriceらが実隓宀的に遷移金属ずの合金の圢で
酞化物を原料ずした短時間の電解で、少量のゞス
プロシりム合金を埗たのみである。䞀般に、この
方法を工業的に甚いようずするず、䞻に酞化物を
原料ずするため、前述のように、電解济ぞの原料
の溶解床が小さいために操業が難しいこずや、济
䞭にスラツゞが堆積する等の問題がある。これを
䜎枛するためには、高枩操業が必芁ずなり、埗ら
れた合金は、炉材等からの䞍玔物の混入が曎に倚
くな぀お、本発明の目的である垌土類金属−鉄−
ホり玠磁石甚合金等には適しないものずなるずい
う欠点がある。 そこで、本発明の目的は、垌土類金属−鉄−ホ
り玠磁石甚合金等に䜿甚されるゞスプロシりム−
鉄合金を、高玔床で、連続的に補造する方法を提
䟛するこずにある。 解決手段 䞊蚘課題を解決するため、本発明者らは、最も
連続操業が可胜に固䜓電極を甚いる消耗電極匏電
解法の改良を詊み、電流密床を高めた状態でも、
远加原料ずしお酞化ゞスプロシりムを添加せずず
も、フツ化物電解济フツ化ゞスプロシりム−フ
ツ化リチりムを少なくずも含有する济のみで、
ゞスプロシりム−鉄合金が埗られるこずを芋い出
し、酞化ゞスプロシりムに替えお、フツ化ゞスプ
ロシりムを远加原料ずする本発明を完成するに至
぀たのである。 すなわち、本発明の芁旚ずするずころは、鉄陰
極及び黒鉛陜極を甚いお、ゞスプロシりム化合物
を溶融塩電解济䞭においお電解還元せしめ、生成
するゞスプロシりムを前蚘鉄陰極䞊に析出させる
ず共に、該陰極を構成する鉄ず合金化せしめお、
ゞスプロシりム−鉄合金を圢成させるに際しお、
前蚘ゞスプロシりム化合物ずしおフツ化ゞスプロ
シりムを甚い、電解還元操䜜の進行に応じお前蚘
溶融塩電解济䞭に䟛絊するようにするず共に、か
かるフツ化ゞスプロシりムを含む溶融塩電解济
が、実質的に、20〜95重量のフツ化ゞスプロシ
りム、〜80重量のフツ化リチりム、〜40重
量のフツ化バリりム及び〜20重量のフツ化
カルシりムにお構成されるように調敎し、曎に該
溶融塩電解济を870〜1000℃の枩床に保持し、䞔
぀陜極電流密床0.05〜4.0Acm2、陰極電流密
床0.50〜80Acm2の条件䞋においお、前蚘電解
還元操䜜を進行せしめるこずにより、前蚘ゞスプ
ロシりム−鉄合金を、ゞスプロシりムを80重量
以䞊含む高ゞスプロシりム濃床においお、前蚘鉄
陰極䞊に液䜓状態で生成せしめ、そしお該液䜓状
態のゞスプロシりム−鉄合金を、液滎ずしお該鉄
陰極䞋方の電解济䞭に開口郚を有する受噚内に滎
䞋せしめお、液局ずしお溜め、曎にこの受噚内の
液局より、ゞスプロシりム−鉄合金を液䜓状態で
取り出すようにしたのである。 䜜甚・効果 かくの劂く、本発明に埓えば、ゞスプロシりム
−鉄合金が電解還元操䜜の䞀段階で補造でき、そ
しお氞久磁石や光磁気デむスク材料などの材料特
性に悪圱響を䞎える䞍玔物や介圚物等の含有量が
䜎く、䞔぀ゞスプロシりム含有量の高いゞスプロ
シりム−鉄合金が䞀段階で経枈的に䞔぀倧芏暡、
連続的に補造するこずができるこずずな぀たので
ある。より具䜓的には、固䜓の陰極を䜿甚するた
め、陰極の取扱が容易であるこずは勿論、生成合
金を電解時の液䜓合金のたたで取り出すために、
実質䞊、電解を䞭断するこずなく、連続操業が可
胜であり、そしお、消耗陰極法の利点である䜎枩
操業が連続的に行ない埗る結果、電解成瞟䞊びに
生成合金品䜍が効果的に改善されるのである。 たた、かかる本発明に埓えば、前述したカルシ
りム等の掻性金属による還元法では困難な、操業
の倧型化、連続化が達成され、䞔぀掻性金属等の
䞍玔物の混入が抑制され、曎に酞化ゞスプロシり
ムを原料ずするフツ化物−酞化物混合溶融塩の電
解による補造方法における連続操業䞊の困難を悉
く回避するこずができるこずずな぀たのである。 さらに、本発明に埓えば、酞化ゞスプロシりム
を原料ずする電解より、䜎い枩床での操業が可胜
であり、これによ぀お炉材等からの生成合金ぞの
䞍玔物、介圚物の混入を効果的に抑制するこずが
でき、たた同䞀枩床でアノヌド電流密床を倧きく
ずるこずができるずころから、同䞀寞法のアノヌ
ドを甚いた堎合に、前蚘酞化物を原料ずする電解
法に比しお、電流を増すこずができ、生産性を向
䞊せしめるこずができる利点がある。 具䜓的構成 ここにおいお、かかる本発明手法の実斜に際し
おは、(a)実質的に、フツ化ゞスプロシりム及びフ
ツ化リチりム、䞊びに必芁に応じお添加されたフ
ツ化バリりム、フツ化カルシりムからなる溶融塩
電解济を収容する、耐火性材料から構成された電
解槜ず、(b)該電解槜の内面の接济郚に斜されたラ
むニングず、(c)該電解槜の溶融塩電解济䞭に挿
入、浞挬される、実質的に長さ方向に圢状の倉化
のない長手の黒鉛陜極ず、(d)該電解槜の溶融塩電
解济䞭に挿入、浞挬される、実質的に長方向に圢
状の倉化のない長手の鉄陰極ず、(e)開口郚が、該
鉄陰極の䞋方に䜍眮するように、前蚘電解槜の溶
融塩電解济䞭に配眮せしめられお、前蚘黒鉛陜極
ず鉄陰極ずの間に印加される盎流電流によるフツ
化ゞスプロシりムの電解還元によ぀お該鉄陰極䞊
に生じるゞスプロシりム−鉄合金の液滎が滎䞋せ
しめられる、生成合金液滎を集めるための合金受
噚ず、(f)該合金受噚内の液䜓状態のゞスプロシり
ム−鉄合金を電解槜倖に取り出すための液状合金
取出手段ず、(g)前蚘鉄陰極を、前蚘ゞスプロシり
ム−鉄合金の生成に䌎なうその消耗に埓぀お、前
蚘電解槜の溶融塩電解济䞭に所定の電流密床が埗
られるように挿入するための陰極挿入手段ずを、
含む装眮が奜適に甚いられる。 尀も、このようなゞスプロシりム−鉄合金の補
造装眮は、曎に、前蚘黒鉛陜極を前蚘電解槜の溶
融塩電解济䞭に所定の電流密床が埗られるように
挿入するための陜極挿入手段や、原料ずしおのフ
ツ化ゞスプロシりムを前蚘電解槜内に䟛絊するた
めの原料䟛絊手段を備えおいるこずが望たしく、
たた前蚘電解槜の内面に斜されるラむニングずし
おは、モリブデン、タングステン等の難融金属材
料に代えお、安䟡な鉄材料が奜適に甚いられるこ
ずずなる。 たた、この装眮にあ぀おは、電解槜内に配眮さ
れた合金受噚䞭に集められた液䜓状態のゞスプロ
シりム−鉄合金を、液䜓状態のたたにおいお電解
槜倖に効果的に取り出すために、前蚘液状合金取
出手段が該合金受噚内の液状の生成合金䞭に挿入
されるパむプ状ノズルを有するように構成され、
該ノズルを通じお、真空吞匕䜜甚により該生成合
金を吞い䞊げお、電解槜倖に取り出すようにする
こずが、工業的な実斜の芳点から有利に採甚され
るこずずなる。 ずころで、第図には、本発明を実斜するため
の電解システムの暡匏図が瀺されおいるが、そこ
においお、その電解システムの䞻芁郚をなす電解
槜ぞは、溶融塩電解济を構成する济剀が装入
せしめられるようにな぀おいる。そしお、この济
剀ずしおは、フツ化ゞスプロシりムDyF3
ずフツ化リチりムLiFが甚いられるが、これ
らに加えお、フツ化バリりムBaF2䞊びにフ
ツ化カルシりムCaF2を単独で或いは䞡者同
時に添加しお甚いるこずも可胜である。䞀方、電
解原料は、原料䟛絊装眮より電解槜内の電解
济䞭に䟛絊されるこずずなるが、本発明では、こ
の原料ずしお、酞化ゞスプロシりムDy2O3で
はなくお、電解济の構成成分の䞀぀でもあるフツ
化ゞスプロシりムが䜿甚されるのである。 たた、電解槜内の電解济䞭ぞは、黒鉛陜極
ず鉄陰極ずがそれぞれ浞挬せしめられお、そ
れら陜極ず陰極の間に盎流の電力が印
加せしめられるこずにより、電解济䞭のフツ化ゞ
スプロシりムの電解還元が行なわれる。そしお、
この電解還元によ぀お陰極䞊に析出した金属
ゞスプロシりムは、盎ちに陰極を構成する鉄
ず液䜓状態の合金を生成せしめ、陰極衚面よ
り滎䞋しお、電解槜内の電解济䞭に蚭眮した受
噚に溜るようになる。なお、䞊蚘所定の济剀組成
のものが溶融する枩床では、鉄陰極䞊に生成
する合金は液䜓状態ずなるものであり、たたその
ような溶融塩からなる電解济の比重は、生成合金
のそれよりも小さくされおいるずころから、かか
る液䜓状の合金が鉄陰極䞊に生成されるに埓
぀お、それは陰極衚面より䞋方に萜䞋するよ
うになる。 埓぀お、鉄陰極から萜䞋する液䜓合金を受
ける、該鉄陰極の䞋方に䜍眮する開口郚を有
する受噚内に溜められた液䜓合金は、曎に適圓な
合金取出手段によ぀お電解槜倖ぞ取り出さ
れ、回収されるこずずなるのである。 なお、電解槜ぞは、電解济、生成合金、電極
陜極ず陰極、電解槜の構成材料等の倉質
を防ぎ、生成合金ぞの有害䞍玔物や介圚物の混入
を避けるこず等のために、保護ガスが導入さ
れる。たた、電解還元操䜜にお電解槜内に発生
したガスは、導入された保護ガスず共に廃ガス凊
理装眮に導かれ、所定の凊理が斜されるよう
にな぀おいる。 ずころで、かくの劂き本発明に埓う電解システ
ムにおいおは、䞊述のように、電解原料ずしお、
酞化ゞスプロシりムずは異なり、フツ化ゞスプロ
シりムが䜿甚される。このフツ化ゞスプロシりム
を原料ずする堎合においおは、フツ化ゞスプロシ
りム自䜓が電解济の䞻芁構成成分でもあるずころ
から、電解によ぀おそれが消費される分を䟛絊に
よ぀お補うこずが容易であり、䞔぀酞化物電解の
堎合に比范しお電解济䞭の遥かに広い原料濃床範
囲で電解を継続するこずができるのである。な
お、この原料フツ化ゞスプロシりムの䟛絊方法ず
しおは、粉末の状態で電解济の衚面に添加するの
が䞀般的であり、電解济ぞの溶解速床も速く、奜
たしいが、電解济内にガスず共に導入する方法、
或いは粉末の成圢䜓を電解济䞭に浞挬する方法で
も、行なうこずが可胜である。 たた、酞化ゞスプロシりムの電解の堎合ず比べ
お、フツ化ゞスプロシりムの電解操䜜においお
は、電極間の電解領域における電解原料濃床の蚱
容範囲が遥かに倧きく、それ故に䟛絊した原料の
かかる領域ぞの移動に倚少の遅れがあ぀おも、電
解の継続に支障を来すこずが少なく、埓぀お原料
フツ化ゞスプロシりムの䟛絊䜍眮䞊びに電解電気
量圓たりの䟛絊量に関しお、酞化ゞスプロシりム
を原料ずする堎合のような现かい制玄を受けず、
より任意に遞択を行なうこずができる利点を有す
る。 たた、本発明においお、䞍玔物の少ないゞスプ
ロシりム−鉄合金を補造するためには、電解枩床
の䜎䞋が必芁であり、このために、実質的に、20
〜95重量基準。以䞋同じのフツ化ゞスプロ
シりム、〜80のフツ化リチりム、40たでの
フツ化バリりム、及び20たでのフツ化カルシり
ムにお構成される、実質的にフツ化物のみよりな
る混合溶融塩が電解济ずしお遞ばれ、そしおその
ような電解济に、䞊蚘した原料フツ化ゞスプロシ
りムが添加された堎合にあ぀おも、電解䞭は垞に
かかる組成範囲の電解济ずなるように調敎される
こずずなる。 なお、かかる本発明に埓う電解济組成における
フツ化ゞスプロシりム濃床が䞋限未満、即ち20
に満たない堎合には、電解成瞟が悪化し、たたそ
の䞊限濃床95を越えるようになるず、電解
济の融点が䞊がり過ぎる等の問題を惹起する。た
た、フツ化リチりムは、その濃床があたりにも䜎
い堎合には電解济の融点が䞊がり過ぎ、䞀方その
濃床があたりにも高い堎合には生成合金ずの反応
が激しくな぀お、電解成瞟が悪化する等の問題を
惹起するため、その濃床ずしおは〜80に調節
する必芁があるのである。 さらに、フツ化バリりムやフツ化カルシりム
は、高䟡なフツ化リチりムの䜿甚量を枛少させ、
たた圢成される混合溶融塩の溶融枩床を調節する
等の目的をも぀お加えられるものであり、それら
の添加量があたりにも倚い堎合には、電解济の融
点が䞊がり過ぎるずころから、前者のフツ化バリ
りムは40たでの割合で、たた埌者のフツ化カル
シりムは20たでの割合で、それぞれ単独に或い
は共に甚いられるこずずなる。そしお、これら
成分、即ちフツ化ゞスプロシりム、フツ化リチり
ム、フツ化バリりム及びフツ化カルシりムの合蚈
量が実質的に100ずなるようにしお、電解济が
圢成されるのである。 尀も、このような電解济組成に関しお、かかる
電解济がフツ化ゞスプロシりムずフツ化リチりム
の二぀の成分のみにお構成される二元系の堎合に
おいおは、フツ化ゞスプロシりムは電解济䞭にお
いお少なくずも25以䞊、フツ化リチりムは少な
くずも15以䞊、それぞれ存圚するように調敎さ
れるこずが望たしい。そしお、この電解济成分ず
しお甚いられる各フツ化物は、電解操䜜や生成合
金の最終甚途の物品特性、䟋えば氞久磁石特性等
に悪圱響を及がす䞍玔物を含たなければ、必ずし
も高玔床のものである必芁はなく、通垞、工業原
料に䞍可避的に含たれる䞍玔物は、それらが蚱容
できるものである限りにおいお電解济に含たれお
いおも、䜕等差支えないのである。なお、電解济
の組成は、生成せしめられるゞスプロシりム−鉄
合金の比重より小さな比重を電解济が有するよう
に遞ばれるものであるずころから、電解時には、
生成されたゞスプロシりム−鉄合金が、陰極より
比重差によ぀お電解济䞭を萜䞋し、陰極の䞋方に
䜍眮する開口郚を有する生成合金の受噚に容易に
到達し埗るのである。 本発明にあ぀おは、かくの劂き組成の電解济の
電解時の枩床は、870℃〜1000℃の範囲に調節せ
しめられるこずずなる。前述したように、電解济
枩床があたりにも高くなり過ぎるず、生成合金ぞ
の䞍玔物、介圚物の混入がみられ、䞀方あたりに
も䜎い電解济枩床の堎合にあ぀おは、ゞスプロシ
りム−鉄二元系合金の共晶枩床が玄845℃である
ずころから、析出する金属ゞスプロシりムず陰極
の鉄が充分に合金化せず、高融点の固䜓状の金属
ゞスプロシりムの析出により、陰極−陜極間の短
絡枛少が生起しお、電解を継続するこずが困難ず
なるからである。この枩床の範囲内でできるだけ
䜎枩の方が炉材等からの䞍玔物の混入の少ないゞ
スプロシりム−鉄母合金の補造が可胜であるこず
は蚀うたでもない。 そしお、かかる枩床範囲では、ゞスプロシりム
を80重量以䞊含む、高ゞスプロシりム濃床のゞ
スプロシりム−鉄合金が有利に生成せしめられ埗
るのであり、たたその生成合金はこの枩床範囲に
おいお受噚内で液局を圢成し、液䜓状態での取出
しに適しおいるのである。そしお、この受噚内の
液状合金は、電解槜䞊郚より、真空吞匕方匏によ
぀お効果的に取り出すこずができる他、䞋方より
流し出し方匏によ぀お取り出すこずも可胜であ
る。しかも、この取出に際しおは、受噚内の合金
を特別に加熱する必芁もなく、極めお容易に液状
合金ずしお電解槜倖に取り出すこずができるので
ある。 たた、本発明にあ぀おは、電解甚電極ずしお、
陰極に鉄、陜極に黒鉛が甚いられる。陰極の鉄
は、䞍玔物を含むず、そのたた生成合金䞭に䞍玔
物を持ち蟌むこずずなるずころから、該陰極の鉄
材料ずしおは、必芁に応じお䞍玔物の少ないもの
を甚いるこずが奜たしい。たた、本発明に埓え
ば、電解操䜜の進行に぀れお、陰極を構成する鉄
は、ゞスプロシりム−鉄合金を生成しお、消費さ
れるこずずなるが、かかる電解によ぀お消耗する
郚分の鉄を補぀お、順次、陰極を電解济䞭に浞挬
するようにすれば、電解操䜜を䞭断するこずな
く、目的ずするゞスプロシりム−鉄合金を連続的
に補造するこずができるのである。その際、陰極
の鉄郚材の端郚にネゞ切り加工等を行な぀おおい
お、ネゞ結合等によ぀お陰極を構成する鉄郚材を
順次接続せしめ、消耗した陰極分を補うこずは、
勿論可胜である。このように、固䜓の鉄が陰極ず
しお䜿甚できるこずは、溶融金属を陰極ずしお䜿
甚する堎合に比しお、取扱が容易であり、䞔぀電
解炉を装眮的にみお簡略化し埗るずころから、工
業化に際しおは、電解炉の倧型化が容易であるず
いう点で倧きな利点ずなるもである。 たた、かかる本発明に埓う黒鉛陜極を甚いるフ
ツ化ゞスプロシりムの電解にあ぀おは、陜極党衚
面にわた぀おの電流密床を、0.05〜4.0Acm2の範
囲内に、電解操䜜䞭、垞に維持しおいるこずが必
芁である。けだし、この電流密床が䜎過ぎる堎合
には、陜極衚面積が倧き過ぎるか、陜極単䜍衚面
積圓たりの電流が小さ過ぎるこずずなり、このた
めに、生産性が悪化し、工業的に有利ではなくな
るからであり、たたかかる電流密床が高くなり過
ぎるず、酞化ゞスプロシりムを原料ずした堎合の
陜極効果乃至はこれず類䌌の異垞珟象が発生し易
くなるからである。埓぀お、本発明にあ぀おは、
電解条件の䞀぀ずしおの陜極電流密床を䞊蚘の範
囲に保぀こずによ぀お、そのような異垞珟象の発
生を効果的に回避するこずが、掚奚されるのであ
る。なお、陜極衚面における局郚的な倉動を考慮
に入れるず、䞊蚘陜極党衚面にわた぀おの電流密
床は、0.3〜3.0Acm2の間に保持するこずがより
奜たしい。さらに、フツ化ゞスプロシりムを原料
ずした堎合は酞化ゞスプロシりムを原料にした時
よりも、同䞀枩床では、アノヌド電流密床を倧き
くずるこずができ、実操業の点から奜たしい。 䞀方、陰極の電流密床は、陰極党衚面にわた぀
おの電流密床ずしお0.50〜80Acm2の広い範囲に
わた぀お蚱容される。しかし、陰極電流密床があ
たりにも䜎過ぎるず、陰極単䜍衚面積圓たりの電
流が小さ過ぎお、生産性が悪化し、工業的ではな
くなる。たた、この陰極電流密床が高くなり過ぎ
るず、電解電圧の䞊昇が甚だしくなり、電解成瞟
を悪化させる。なお、実際の電解操業の継続に圓
た぀おは、曎に1.0〜30Acm2のより狭い陰極電
流密床の範囲に保぀こずが、電解電圧の倉動幅を
狭く維持し、電解操業を容易にする䞊においお、
より奜たしいず蚀える。 さらに、本発明に埓えば、電解济の耐济材ずは
別の黒鉛を陜極ずしお䜿甚するものであるずころ
から、電解济の耐济容噚耐济材ず陜極を兌甚
する堎合ずは異なり、陜極の消耗によ぀お電解を
終了せしめる必芁はなく、ただその消耗分を補぀
お、曎に陜極を電解济䞭に浞挬するか、或いは耇
数の陜極を䜿甚するので、順次新しい陜極に亀換
するだけで良い。たた、陰極も同様に、その消耗
分を補぀お電解济䞭に浞挬するか、或いは新しい
陰極に亀換するだけで良いのである。本発明で
は、奜適に採甚される陜極ず陰極の衚面電流密床
の比の倧きな違いにより、各陰極の呚りに耇数本
の陜極を配眮しお、陜極が陰極ず察向するように
した電極配列が奜適に採甚されるこずずなるが、
そのような堎合においお、陜極の亀換を順次行な
うようにすれば、実質䞊、電解操業を䞭断するこ
ずなく、ゞスプロシりム−鉄合金を連続的に補造
するこずができ、電解法の利点を充分に生かすこ
ずができる。しかも、陜極圢状、陰極圢状ずも、
倖圢䞊は実質的に長さ方向には倉化がないものを
甚いるこずができるずころから、それらの連続的
な䜿甚においお䜕等の䞍郜合が惹起されるこずも
ないのである。 本発明を実斜する電解槜の構造の奜適な䞀䟋
が、第図に暡匏的に瀺されおいる。 かかる第図においお、電解槜は、䞋郚槜
ずその開口郚を芆蓋する蓋䜓にお構成さ
れおいる。たた、これら䞋郚槜及び蓋䜓
の倖偎は、通垞、鋌等の金属よりなる槜倖枠
より構成されおいる。さらに、䞋郚槜
及び蓋䜓は、それぞれ倖偎にレンガやキダ
スタブル・アルミナ等よりなる耐火断熱材局
、及び内偎に黒鉛、炭玠質スタンプ材等
からなる耐济材局を配眮しお、構成さ
れおいる。 そしお、䞋郚槜の内偎耐济材局の内面
の接济面には、ラむニング材が蚭けられお、
かかる接济面を被芆しおいる。このラむニング材
は、耐济材局からの䞍玔物の混入を防ぐ
他、それがタングステンやモリブデン等の難融金
属にお圢成されおいる堎合には、生成する液状ゞ
スプロシりム−鉄合金の受噚を兌ねるこずもでき
る。尀も、本発明にあ぀おは、かかるラむニング
材ずしお、難融金属より安䟡な鉄材料を甚い
るこずが掚奚される。たた、耐济材局は、必
ずしも必芁ではなく、耐火断熱材局䞊に盎接
にラむニング材を適甚しおも、䜕等差支えな
い。 たた、蓋䜓を貫通するように、本若しく
は耇数本の鉄陰極ず、この鉄陰極に察向
しお配眮された耇数本の黒鉛陜極が蚭けられ
おおり、たたそれら䞡電極は、䞋郚槜
内に収容される前蚘所定の溶融塩からなる電
解济䞭に、所定電流密床ずなる長さにわた぀
お浞挬されるようにな぀おいる。なお、ここで
は、黒鉛陜極は、鉄陰極ず向かい
合぀お配眮される陜極のうちの本が瀺されおお
り、それらの材質ずしお特に黒鉛が甚いられおい
るのである。この陜極材質ずしおの黒鉛の採甚
は、たた、生成合金の玔床等の特性を向䞊させる
䞊においお有利である。 さらに、これら黒鉛陜極は、棒状、
板状、管状等の圢態で甚いられ、電解济ぞの
浞挬郚分の陜極衚面積を倧きくしお陜極電流密床
を䞋げるために、公知のように溝付きずするこず
もできる。なお、第図では、黒鉛陜極に
は、電解による陜極消耗の跡を瀺しお、陜極浞挬
郚に僅かに傟斜が付けられおいる。この陜極
には、絊電のために金属等の適圓な導電䜓の電気
リヌドが取り付けられおいおも、䜕等差支えな
い。たた、陜極は、陜極挿入手段ずしおの陜
極昇降機構によ぀お䞊䞋動せしめられ埗るよ
うにな぀おおり、これにより電解継続のための適
切な陜極電流密床が確保されるように、間欠的に
或いは連続的に、その浞挬郚の衚面積を浞挬深さ
で調敎し埗るようにな぀おいる。なお、陜極昇降
機構は、陜極ぞの電気接続機胜を兌ね
備えるこずもできる。 䞀方、陰極は、電解還元䜜甚にお析出せし
められる金属ゞスプロシりムず合金化させるべき
鉄にお構成されおおり、ここではその本が瀺さ
れおいる。たた、第図では、ゞスプロシりム−
鉄合金の液滎生成による陰極消耗の跡を瀺しお、
陰極浞挬郚分が円錐圢状で瀺しおある。なお、電
解枩床は、陰極の鉄の融点以䞋に遞ばれるず
ころから、この鉄陰極は固䜓であり、線状、
棒状、板状、管状等の圢態で甚いられる。この鉄
陰極は、たた、陰極挿入手段ずしおの陰極昇
降機構によ぀お、合金生成による消耗分を補
぀お、電解济䞭ぞ連続的或いは間欠的に送り
蟌たれるようにな぀おいる。そしお、この陰極昇
降機構は、陰極ぞの電気接続機胜を兌ね備え
るこずもできる。さらに、かかる鉄陰極の浞
挬郚以倖の衚面が、防食のために適圓な保護スリ
ヌブ等で保護せしめられるようにしおも、䜕等差
支えない。 たた、かかる鉄陰極の䞋方に受噚開口郚が
䜍眮するように、電解济内においお、䞋郚槜
の底郚䞊に生成合金受噚が配眮せしめら
れおおり、電解還元操䜜によ぀お鉄陰極䞊に
生成された液状のゞスプロシりム−鉄合金
は、陰極衚面より滎䞋しお、その盎䞋においお開
口する生成合金受噚内に溜められる。なお、
この生成合金受噚は、生成合金ずの反応
性の小さな難融金属、䟋えばタングステン、タン
タル、モリブデン、ニオブ、或いはそれらの合金
等を甚いお圢成される他、窒化ホり玠等のホり化
物や酞化物等のセラミツクス、或いはサヌメツト
等の材料、さらに鉄を甚いお圢成するこずもでき
る。 なお、電解济は、前蚘した本発明に埓う組
成に調敎された、フツ化ゞスプロシりムを含有す
るフツ化物混合溶融塩よりなるものであり、その
組成は、その比重が生成されるゞスプロシりム−
鉄合金の比重以䞋ずなるように遞ばれる。そし
お、電解によ぀お消費される電解原料は、原料䟛
絊装眮から蓋䜓に蚭けられた原料䟛絊孔
を通じお䟛絊され、所定組成の電解济が
維持せしめられるようにな぀おいる。 たた、鉄陰極から滎䞋しお受噚内に溜
められた生成合金は、それが所定量溜た぀た
時に、液䜓状態のたたで所定の合金回収機構取
出手段によ぀お電解槜倖に取り出されるこ
ずずなるが、本発明にあ぀おは、第図に瀺され
る劂く、パむプ状の真空吞匕ノズルを、蓋䜓
に蚭けられた生成合金吞匕孔を通じお電
解济内に差し入れ、該ノズルの先端を生
成合金受噚内の生成合金䞭に浞挬せし
め、図瀺されおいない真空装眮の真空吞匕䜜甚を
利甚しお吞匕するこずにより生成合金を吞い
䞊げお電解槜倖に取り出す手段が、有利に採
甚されるこずずなる。 尀も、このような真空吞匕による生成合金
の吞匕取出し方匏に代えお、電解槜䞋郚槜
の䞋郚を貫通する取出パむプを蚭け、この
取出パむプの先端を曎に生成合金受噚を貫通
させお、該受噚内に開口せしめるこずによ
り、かかる取出パむプを通じお、生成合金を
炉倖䞋方に流し出す合金回収機構を採甚するこず
も可胜である。 なお、図瀺はされおいないが、かかる電解炉
内には、保護ガスが䟛絊されるようにな぀おお
り、たた電解操䜜によ぀お発生するガスは、かか
る保護ガスず共に、廃ガス出口を通じお倖郚
に排出されるようにな぀おいる。たた、このよう
な電解槜には、前蚘した電解枩床に保持する
ための特別な加熱装眮は蚭けられおいないが、所
定の枩床に維持するために、必芁に応じお、この
電解槜内に或いはその倖郚に適圓な加熱装眮
を蚭けおもよいこずは、蚀うたでもないずころで
ある。 実斜䟋 以䞋、本発明を曎に具䜓的に明らかにするため
に、本発明に埓う幟぀かの実斜䟋を瀺すが、本発
明がそのような実斜䟋の蚘茉によ぀お䜕等制限的
に解釈されるものでないこずは、蚀うたでもない
ずころである。 なお、本発明は、䞊述した本発明の具䜓的な説
明䞊びに以䞋の実斜䟋の他にも、各皮の態様にお
いお実斜され埗るものであり、本発明の趣旚を逞
脱しない限りにおいお、圓業者の知識に基づいお
皮々なる態様においお実斜され埗るものは、䜕れ
も本発明の範疇に属するものであるこずが、理解
されるべきである。 実斜䟋  ゞスプロシりムを䞻ずする垌土類金属92重
量基準。以䞋同じ及び鉄の平均組成を有す
る垌土類金属−鉄RE−Fe合金2.11Kgが、次
のようにしお埗られた。 すなわち、第図に瀺される電解槜ず同様な構
成の装眮においお、電解槜の耐济材ずしお鉄をラ
むニングした黒鉛る぀がを甚い、生成合金受噚ず
しお該黒鉛る぀がの底郚䞭倮に蚭眮したモリブデ
ン補容噚を甚いお、実質䞊フツ化ゞスプロシりム
ずフツ化リチりムのみの二元系フツ化物混合溶融
塩よりなる電解济を、平均896℃の電解枩床にお
䞍掻性ガス雰囲気䞭で電解した。陰極ずしおは、
黒鉛る぀が䞭倮郚の電解济䞭に浞挬した本の
mmφの鉄線を甚い、陜極ずしおは、かかる陰極の
呚りに同心円状に配列しお平面圢態においお
電解济䞭に浞挬した、本の40mmφの黒鉛棒を甚
いた。 そしお、フツ化ゞスプロシりムを原料ずしお、
その粉末を電解济に連続的に䟛絊し぀぀、䞋蚘第
衚に瀺される範囲内の電解条件を保持しお、16
時間電解を行な぀た。この間、電解操業は極めお
良奜に継続するこずができ、液䜓状の垌土類金属
ゞスプロシりム−鉄合金が順次滎䞋しお、電解
济内に配眮されたモリブデンの受噚内に溜められ
た。この溜められた合金は、時間毎に、真空吞
匕ノズルを有する真空吞匕匏合金回収装眮にお電
解炉の倖郚に取り出された。 かかる電解操䜜により埗られた電解成瞟䞊びに
生成合金の分析結果を、䞋蚘第衚及び第衚に
瀺す。なお、電流効率は、回収した垌土類金属重
量すべおゞスプロシりムず仮定に基づいお求
められた。 たた、比范のために、同様の補造装眮におい
お、原料ずしお酞化ゞスプロシりムの粉末を甚
い、これを陰極−陜極間の陜極ガス発生郚分電
解領域の電解济に連続䟛絊しお、平均935℃の
電解枩床にお、略同様の電解条件䞋で電解を行な
぀たが、その堎合には、アノヌド電流密床を䞊蚘
フツ化物原料電解時のずきの1/2以䞋にしないず、
陜極効果が頻発し、酞化物電解は継続䞍可胜であ
぀た。このため、陜極効果の解消を図るべく、酞
化ゞスプロシりムを過剰に䟛絊せざるを埗ず、結
果ずしお電解槜底郚にスラツゞを圢成し、原料酞
化ゞスプロシりムの利甚率を悪化させた。 実斜䟋  実質的にゞスプロシりムからなる垌土類金属90
及び鉄10の平均組成を有する垌土類金属ゞ
スプロシりム−鉄合金の1.04Kgが、次のような
電解操䜜により埗られた。 たず、耐济材ずしおの黒鉛る぀がの内面に鉄を
ラむニングしたものを、電解济の容噚ずしお甚
い、曎にこの底郚䞭倮に蚭眮したモリブデン補容
噚を生成合金の受噚ずしお甚いお、実質䞊フツ化
ゞスプロシりムずフツ化リチりムのみの二元系フ
ツ化物混合溶融塩よりなる電解济を、平均970℃
の電解枩床にお䞍掻性ガス雰囲気䞭で電解した。
そしお、陰極ずしおは、実斜䟋ず同様に配眮し
た本の12mmφの鉄棒を甚い、たた陜極ずしお
は、実斜䟋ず同様の本の40mmφの黒鉛棒を甚
いた。 そしお、フツ化ゞスプロシりムを原料ずしお、
電解济に連続的にその䟛絊を行ない぀぀、䞋蚘第
衚に瀺される範囲内に電解条件を保持したずこ
ろ、時間にわたり、良奜な電解操業が継続され
た。たた、液䜓状の垌土類金属ゞスプロシり
ム−鉄合金が順次滎䞋しお、モリブデン補受噚
内に集められた。さらに、この集められた受噚内
の生成合金は、実斜䟋ず同様に液䜓状態で取り
出すこずができた。 かかる電解操䜜によ぀お埗られた電解成瞟䞊び
に生成合金の分析結果を、それぞれ䞋蚘第衚及
び第衚に瀺す。
【衚】
【衚】 ムであるが、工業原料に䞍可避的に含たれ
るその他の垌土類金属を蚈1匱含む)
【衚】 かかる第衚及び第衚の結果から明らかなよ
うに、本発明に埓぀おフツ化ゞスプロシりムを電
解するこずにより、ゞスプロシりム含有量の高い
ゞスプロシりム−鉄合金が䞀挙に補造され埗るの
であり、たたそのような生成合金は、合金特性を
悪化させる䞍玔物の含有量の䜎いゞスプロシりム
−鉄合金であるこずが認められる。なお、第衚
䞭の合金含有成分の数倀は、時間毎に取り出さ
れた合金の分析倀の平均倀である。 たた、以䞊の実斜䟋では、曎に長時間にわた぀
お継続しお電解を行なうこずが容易であり、その
ような堎合にあ぀おも、それぞれの実斜䟋ず同様
な結果が埗られるこずが確認されおいる。 実斜䟋〜及び比范䟋〜 䞋蚘第衚に瀺される電解条件䞋においお、実
斜䟋ず同様にしお、フツ化ゞスプロシりム
DyF3たたは酞化ゞスプロシりムDy2O3の
電解還元操䜜を実斜し、䞋蚘第衚の劂き電解成
瞟を埗た。なお、実斜䟋の電解還元には、盎埄
50mm䞭の鉄陰極、盎埄150mm䞭の黒鉛陜極が甚い
られた。 第〜衚より明らかなように、CaMg
Alの䞍玔物含有量に関しお、小芏暡の
電解に係る前蚘実斜䟋では、やや䞍玔物が
倚か぀たが、実斜䟋は、工業的芏暡で安定しお
おり、最高の品質ずな぀おいる。 なお、比范䟋は、酞化ゞスプロシりムを原料
に甚いた堎合であり、䞍玔物の含有量が0.12
ず高く、磁石合金に䜿甚するこずが難しい。た
た、陜極効果発生により電解の継続が困難で、ス
ラツゞの堆積があり、奜たしくなか぀た。たた、
比范䟋は、フツ化ゞスプロシりムの含有量が18
〜24ず䜎い堎合であり、電流効率が䜎䞋する。
曎に、比范䟋は、フツ化ゞスプロシりムの含有
量〜10ず極端に䜎い堎合であり、電解が䞍可
胜になり、ゞスプロシりム−鉄合金が採取出来な
か぀た。
【衚】
【衚】
【衚】 【図面の簡単な説明】
第図は本発明を実斜するための具䜓的な電解
システムを瀺す暡匏図であり、第図は本発明を
実斜するための電解槜の構造の䞀䟋を瀺す断面図
である。   電解槜、  溶剀、  原料䟛絊装
眮、  黒鉛陜極、  鉄陰極、  
電力、  合金取出手段、  保護ガ
ス、  廃ガス凊理装眮、  電解槜、
  䞋郚槜、  蓋䜓、  
耐火断熱材局、  耐济材局、 
 ラむニング材、  鉄陰極、  黒鉛
陜極、  電解济、  陜極昇降機構、
  陰極昇降機構、  生成合金受噚、
  生成合金、  原料䟛絊装眮、
  真空吞匕ノズル、  生成合金吞匕孔。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  鉄陰極及び黒鉛陜極を甚いお、ゞスプロシり
    ム化合物を溶融塩電解济䞭においお電解還元せし
    め、生成するゞスプロシりムを前蚘鉄陰極䞊に析
    出させるず共に、該陰極を構成する鉄ず合金化せ
    しめお、ゞスプロシりム−鉄合金を圢成させるに
    際しお、 前蚘ゞスプロシりム化合物ずしおフツ化ゞスプ
    ロシりムを甚い、電解還元操䜜の進行に応じお前
    蚘溶融塩電解济䞭に䟛絊するようにするず共に、
    かかるフツ化ゞスプロシりムを含む溶融塩電解济
    が、実質的に、20〜95重量のフツ化ゞスプロシ
    りム、〜80重量のフツ化リチりム、〜40重
    量のフツ化バリりム及び〜20重量のフツ化
    カルシりムにお構成されるように調敎し、曎に該
    溶融塩電解济を870〜1000℃の枩床に保持し、䞔
    ぀陜極電流密床0.05〜4.0Acm2、陰極電流密
    床0.50〜80Acm2の条件䞋においお、前蚘電解
    還元操䜜を進行せしめるこずにより、前蚘ゞスプ
    ロシりム−鉄合金を、ゞスプロシりムを80重量
    以䞊含む高ゞスプロシりム濃床においお、前蚘鉄
    陰極䞊に液䜓状態で生成せしめ、そしお該液䜓状
    態のゞスプロシりム−鉄合金を、液滎ずしお該鉄
    陰極䞋方の電解济䞭に開口郚を有する受噚内に滎
    䞋せしめお、液局ずしお溜め、曎にこの受噚内の
    液局より、ゞスプロシりム−鉄合金を液䜓状態で
    取り出すようにしたこずを特城ずするゞスプロシ
    りム−鉄合金の連続的補造方法。  前蚘フツ化ゞスプロシりムを含む溶融塩電解
    济が、実質的にフツ化ゞスプロシりムずフツ化リ
    チりムにお構成され、䞔぀該フツ化ゞスプロシり
    ムが少なくずも25重量以䞊、該フツ化リチりム
    が少なくずも15重量以䞊、それぞれ存圚するよ
    うに調敎せしめられる特蚱請求の範囲第項に蚘
    茉の補造方法。
JP28617085A 1985-12-19 1985-12-19 ゞスプロシりム−鉄合金の補造方法䞊びにその補造装眮 Granted JPS62146290A (ja)

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US3383294A (en) * 1965-01-15 1968-05-14 Wood Lyle Russell Process for production of misch metal and apparatus therefor

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