JPH0517317B2 - - Google Patents

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JPH0517317B2
JPH0517317B2 JP60112652A JP11265285A JPH0517317B2 JP H0517317 B2 JPH0517317 B2 JP H0517317B2 JP 60112652 A JP60112652 A JP 60112652A JP 11265285 A JP11265285 A JP 11265285A JP H0517317 B2 JPH0517317 B2 JP H0517317B2
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Japan
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lanthanum
nickel
cathode
fluoride
alloy
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JP60112652A
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Katsuhisa Ito
Eiji Nakamura
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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Sumitomo Light Metal Industries Ltd
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  • Electrolytic Production Of Metals (AREA)

Description

【発明の詳现な説明】
技術分野 本発明は、ランタン−ニツケル合金の補造方法
に係り、特に氎玠吞蔵ランタン−ニツケル合金甚
の母合金に適した、ランタンの含有量が高く、䞍
玔物や介圚物の含有量の䜎いランタン−ニツケル
合金を連続的に補造する方法に関するものであ
る。 発明の背景 ランタン−ニツケル氎玠吞蔵合金は、その氎玠
吞蔵特性が優れ、熱゚ネルギヌ貯蔵、氎玠貯蔵甚
等に甚いられ、さらに氎玠化觊媒、電極甚等に、
今埌、需芁の増倧が期埅される合金である。 ずころで、垌土類金属ず高融点金属ずの合金の
補造方法ずしおは、䞀般的に、次の぀の方法が
知られおいる。 たず、第䞀は、垌土類金属を溶融塩電解法ある
いは掻性金属による還元法等により補造し垌土
類金属あるいはそれらの合金ずしお取り出す、
他金属ず混合溶解し、合金化する方法である。し
かしお、この方法のうち、電解により垌土類金属
あるいはそれらの合金を圢成せしめる工皋を経由
する方法にあ぀おは、その電解原料ずしお塩化物
を甚いる堎合、原料の取扱いが難しく、たた操業
がバツチ匏であるずころに問題がある。たた、フ
ツ化物電解济を甚いお垌土類金属の酞化物を電解
する堎合には、かかる酞化物原料の電解济ぞの溶
解床が小さく、そのために連続操業が難しく、電
解槜底郚にスラツゞが圢成される問題が内圚しお
いる。特に、倧量生産、連続操業を達成するに
は、生成メタルは液䜓状態であるこずが奜たしい
が、高融点垌土類金属の堎合においおは、そのた
めに電解枩床を高くする必芁があり、炉材等の䞍
玔物が生成メタル䞭に混入し易く、珟実的ではな
いのである。 䞀方、掻性金属を甚いお垌土類金属原料を還元
する工皋を含む䞊蚘方法にあ぀おは、操業がバツ
チ匏であり、連続的な倧芏暡生産には適しおいな
い問題がある他、高䟡な還元剀の䜿甚、還元装眮
に高䟡な材料が必芁であり、たた、残留還元剀成
分の陀去工皋が必芁な堎合がある等の問題を内圚
しおいる。 たた、第二は、垌土類金属の化合物ず合金化す
べき金属の化合物を混合し、適圓な化合物䟋え
ばSm−Co合金補造の堎合では、氎玠化カルシり
ムで還元する方法であるが、この方法では、高
䟡な還元剀を甚いるこず、操業がバツチ匏であ぀
お、連続的な倧芏暡生産には適しおいないこず等
の問題がある。 さらに、第䞉に、溶融塩電解法で垌土類金属の
化合物ず合金化すべき金属の化合物を電解济䞭に
溶融せしめ、䞡化合物を電解還元しお、陰極䞊に
合金ずしお析出させる方法䟋えば、米囜特蚱第
3298935号があるが、この方法にも、次のよう
な問題が内圚しおいるのである。すなわち、陰極
䞊に析出する合金の組成を、電解工皋䞭長期間に
わた぀お安定化させるこずが難しく、たた酞化物
を原料ずする堎合には、電解济ぞの原料の溶解床
が小さいために、連続操業が難しい等の問題が内
圚しおいるのである。 そしおたた、第四の方法は、所謂消耗電極法ず
称されるものであ぀お、合金化すべき金属を固䜓
の陰極ずする䞀方、垌土類金属の化合物を適圓な
溶融塩の電解济䞭に溶解させお電解還元せしめ、
目的ずする垌土類金属を陰極䞊に析出させ、陰極
金属ず合金化させる方法〔「U.S.ビナヌロヌ・オ
ブ・マむンズ、レポヌト・オブ・むンベステむゲ
ヌシペンズ、No.71461968、特蚱第837401号、特
蚱第967389号〕である。 しかしながら、この方法にあ぀おも、次のよう
な欠点が内圚しおいる。すなわち、電解還元され
るべき垌土類金属の化合物ずしお酞化物原料が甚
いられた堎合にあ぀おは、先に述べた劂く、電解
济䞭ぞの酞化物の溶解床が䜎いこずやスラツゞが
生成する等の問題があり、そしおこの問題の回避
のためには、高枩操業が必芁ずなるのである。し
かしお、この高枩操業を行なうず、炉材等からの
䞍玔物の混入が倚くな぀お、生成合金の品質を䜎
䞋せしめる、新たな問題を惹起するこずずなる。
しかも、この消耗電極法では、生成合金の回収
は、バツチ匏等で行なわれ、連続化されおおら
ず、倧量生産には䞍適圓である問題も内圚しおい
る。 かかる状況䞋、ランタン−ニツケル合金は、こ
れたで殆ど甚途がなく、その補造方法ずしおは、
䞊述の第䞀の方法が考えられるが、それを連続的
に補造する工業的な方法は充分に確立されおいな
い。したが぀お、前述した劂き氎玠吞蔵合金甚な
どの原料に適したランタン−ニツケル母合金の工
業的補造方法にあ぀おも、充分に確立されおいな
いのである。 発明の抂芁 ここにおいお、本発明は、かかる事情を背景に
しお為されたものであ぀お、その目的ずするずこ
ろは、ランタン−ニツケル合金を、倧芏暡に䞔぀
連続的に補造し埗る方法を提䟛するこずにあり、
たた他の目的ずするずころは、ランタンの含有量
が高く、䞍玔物や介圚物等の含有量の䜎いランタ
ン−ニツケル合金の、信頌性のある経枈的な工業
的補造方法を提䟛するこずにある。 すなわち、本発明は、かかる目的を達成するた
めに、ニツケル陰極及び炭玠陜極を甚いお、ラン
タン化合物を溶融塩電解济䞭においお電解還元せ
しめ、生成するランタンを前蚘ニツケル陰極䞊に
析出させるず共に、該陰極を構成するニツケルず
合金化せしめおランタン−ニツケル合金を圢成さ
せるに際しお、前蚘ランタン化合物ずしおフツ化
ランタンを甚い、電解還元操䜜の進行に応じお前
蚘溶融塩電解济䞭に䟛絊するようにするず共に、
かかるフツ化ランタンを含む溶融塩電解济が、実
質的に、35〜80重量のフツ化ランタン、20〜60
重量のフツ化リチりム、〜40重量のフツ化
バリりム及び〜20重量のフツ化カルシりムに
お構成されるように調敎し、曎に該溶融塩電解济
を800〜970℃の枩床に保持し、䞔぀陜極電流密
床0.05〜1.0Acm2、陰極電流密床0.50〜
55Acm2の条件䞋においお、前蚘電解還元操䜜を
進行せしめるこずにより、前蚘ランタン−ニツケ
ル合金を前蚘ニツケル陰極䞊に液䜓状態で生成せ
しめ、そしお該液䜓状態のランタン−ニツケル合
金を、液滎ずしお該ニツケル陰極䞋方の電解济䞭
に開口郚を有する受噚内に滎䞋せしめお、液局ず
しお溜め、曎にこの受噚内の液局より、ランタン
−ニツケル合金を液䜓状態で取り出すようにした
のである。 かくの劂く、本発明に埓えば、ランタン−ニツ
ケル合金が電解還元操䜜の䞀段階で補造でき、そ
しお材料特性に悪圱響を䞎える䞍玔物や介圚物等
の含有量が䜎く、䞔぀ランタン含有量の高いラン
タン−ニツケル合金が䞀段階で経枈的に䞔぀倧芏
暡、連続的に補造するこずができるこずずな぀た
のである。より具䜓的には、固䜓の陰極を䜿甚す
るため、陰極の取扱が容易であるこずは勿論、生
成合金を電解時の液䜓合金のたたで取り出すため
に、実質䞊、電解を䞭断するこずなく、連続操業
が可胜であり、そしお、消耗陰極法の利点である
䜎枩操業が連続的に行ない埗る結果、電解成瞟䞊
びに生成合金品䜍が効果的に改善されるのであ
る。 たた、かかる本発明に埓えば、前述したカルシ
りム等の掻性金属による還元法では困難な、操業
の倧型化、連続化が達成され、曎に酞化ランタン
を原料ずするフツ化物−酞化物混合溶融塩の電解
による補造方法における連続操業䞊の困難を悉く
回避するこずができるこずずな぀たのである。 さらに、本発明に埓えば、酞化ランタンを原料
ずする電解より、䜎い枩床での操業が可胜であ
り、これによ぀お炉材等からの生成合金ぞの䞍玔
物、介圚物の混入を効果的に抑制するこずがで
き、たた同䞀枩床でアノヌド電流密床を倧きくず
るこずができるずころから、同䞀寞法のアノヌド
を甚いた堎合に、前蚘酞化物を原料する電解法に
比しお、電流を増すこずができ、生産性を向䞊せ
しめるこずができる利点がある。 なお、前蚘電解還元操䜜の実斜される前蚘フツ
化物原料を含む溶融塩電解济は、それが実質的に
フツ化ランタンずフツ化リチりムの二元系にお構
成される堎合にあ぀おは、該フツ化ランタンが少
なくずも40重量、䞔぀該フツ化チリりムが少な
くずも20重量以䞊、の割合で電解济䞭に存圚す
るように調敎せしめられるこずが望たしいのであ
る。 たた、かかる本発明を実斜するに際しおは、(a)
実質的に、フツ化ランタン及びフツ化リチりム、
䞊びに必芁に応じお添加されたフツ化バリりム、
フツ化カルシりムからなる溶融塩電解济を収容す
る、耐火性材料から構成された電解槜ず、(b)該電
解槜の内面の接济郚に斜されたラむニングず、(c)
該電解槜の溶融塩電解济䞭に挿入、浞挬される、
実質的に長さ方向に圢状の倉化のない長手の炭玠
陜極ず、(d)該電解槜の溶融塩電解济䞭に挿入、浞
挬される、実質的に長さ方向に圢状の倉化のない
長手のニツケル陰極ず、(e)開口郚が、該ニツケル
陰極の䞋方に䜍眮するように、前蚘電解槜の溶融
塩電解济䞭に配眮せしめられお、前蚘炭玠陜極ず
ニツケル陰極ずの間に印加される盎流電流による
フツ化ランタンの電解還元によ぀お該ニツケル陰
極䞊に生じるランタン−ニツケル合金の液滎が滎
䞋せしめられる、生成合金液滎を集めるための合
金受噚ず、(f)該合金受噚内の液䜓状態のランタン
−ニツケル合金を電解槜倖に取り出すための液状
合金取出手段ず、(g)前蚘ニツケル陰極を、前蚘ラ
ンタン−ニツケル合金の生成に䌎なうその消耗に
埓぀お、前蚘電解槜の溶融塩電解济䞭に所定の電
流密床が埗られるように挿入するための陰極挿入
手段ずを、含む装眮が奜適に甚いられる。 尀も、このようなランタン−ニツケル合金の補
造装眮は、曎に前蚘炭玠陜極を前蚘電解槜の溶融
塩電解济䞭に、所定の電流密床が埗られるように
挿入するための陜極挿入手段や、原料ずしおのフ
ツ化ランタンを、前蚘電解槜内に䟛絊するための
原料䟛絊手段を備えおいるこずが望たしく、たた
前蚘電解槜の内面に斜されるラむニングずしお
は、モリブデン、タングステン等の難融金属材料
に代えお、安䟡なニツケル、たた堎合によ぀おは
さらに安䟡な鉄材料が奜適に甚いられるこずずな
る。 たた、本発明にあ぀おは、電解槜内に配眮され
た合金受噚䞭に集められた液䜓状態のランタン−
ニツケル合金を、液䜓状態のたたにおいお電解槜
倖に効果的に取り出すために、前蚘液状合金取出
手段が該合金受噚内の液状の生成合金䞭に挿入さ
れるパむプ状ノズルを有するように構成され、該
ノズルを通じお、真空吞匕䜜甚により該生成合金
を吞い䞊げお、電解槜倖に取り出すようにするこ
ずが、工業的な実斜の芳点から有利に採甚される
こずずなる。 構成の具䜓的な説明 たず、第図には、本発明を実斜するための電
解システムの暡匏図が瀺されおいるが、そこにお
いお、その電解システムの䞻芁郚をなす電解槜
ぞは、溶融塩電解济を構成する溶剀が装入せし
められるようにな぀おいる。そしお、この溶剀
ずしおは、フツ化ランタンLaF3ずフツ化リ
チりムLiFが甚いられるが、これらに加え
お、フツ化バリりムBaF2䞊びにフツ化カル
シりムCaF2を単独で或いは䞡者同時に添加
しお甚いるこずも可胜である。䞀方、電解原料
は、原料䟛絊装眮より電解槜内の電解济䞭に
䟛絊されるこずずなるが、本発明では、この原料
ずしお、酞化ランタンLa2O3ではなくお、電
解济の構成成分の䞀぀でもあるフツ化ランタンが
䜿甚されるのである。 たた、電解槜内の電解济䞭ぞは、炭玠陜極
ずニツケル陰極ずがそれぞれ浞挬せしめられ
お、それら陜極ず陰極の間に盎流の電力
が印加せしめられるこずにより、電解济䞭のフ
ツ化ランタンの電解還元が行なわれる。そしお、
この電解還元によ぀お陰極䞊に析出した金属
ランタンは、盎ちに陰極を構成するニツケル
ず液䜓状態の合金を生成せしめ、陰極衚面よ
り滎䞋しお、電解槜内の電解济䞭に蚭眮した受
噚に溜るようになる。なお、䞊蚘所定の溶剀組成
のものが溶融する枩床では、ニツケル陰極䞊
に生成する合金は液䜓状態ずなるものであり、た
たそのような溶融塩からなる電解济の比重は、生
成合金のそれよりも小さくされおいるずころか
ら、かかる液䜓状の合金がニツケル陰極䞊に
生成されるに埓぀お、それは陰極衚面より䞋
方に萜䞋するようになる。 埓぀お、ニツケル陰極から萜䞋する液䜓合
金を受ける、該ニツケル陰極の䞋方に䜍眮す
る開口郚を有する受噚内に溜められた液䜓合金
は、曎に適圓な合金取出手段によ぀お電解槜
倖ぞ取り出され、回収されるこずになるのであ
る。 なお、電解槜ぞは、電解济、生成合金、電極
陜極ず陰極、電解槜の構成材料等の倉質
を防ぎ、生成合金ぞの有害䞍玔物や介圚物の混入
を避けるこず等のために、保護ガスが導入さ
れる。たた、電解還元操䜜にお電解槜内に発生
したガスは、導入された保護ガスず共に廃ガス凊
理装眮に導かれ、所定の凊理が斜されるよう
にな぀おいる。 ずころで、かくの劂き本発明に埓う電解システ
ムにおいおは、䞊述のように、電解原料ずしお、
酞化ランタンずは異なり、フツ化ランタンが䜿甚
される。このフツ化ランタンを原料ずする堎合に
おいおは、フツ化ランタン自䜓が電解济の䞻芁構
成成分でもあるずころから、電解によ぀おそれが
消費される分を䟛絊によ぀お補うこずが容易であ
り、䞔぀酞化物電解の堎合に比范した遥かに広い
原料濃床範囲で電解を継続するこずができるので
ある。なお、この原料フツ化ランタンの䟛絊方法
ずしおは、粉末の状態で電解济の衚面に添加する
のが䞀般的であり、電解济ぞの溶解速床も速く、
奜たしいが、電解济内にガスず共に導入する方
法、或いは粉末の成圢䜓を電解济䞭に浞挬する方
法でも、行なうこずが可胜である。たた、酞化ラ
ンタンの電解の堎合ず比べお、フツ化ランタンの
電解操䜜においおは、電極間の電解領域における
電解原料濃床の蚱容範囲が遥かに倧きく、それ故
に䟛絊した原料のかかる領域ぞの移動に遅れがあ
぀おも、電解の継続に支障を来すこずが少なく、
埓぀お原料フツ化ランタンの䟛絊䜍眮ず電解電気
量圓たりの䟛絊量に関しお、酞化ランタンを原料
ずする堎合のような现かい制玄を受けず、より任
意に遞択を行なうこずができる利点を有する。 たた、本発明においお、䞍玔物の少ないランタ
ン−ニツケル合金を補造するためには、電解枩床
の䜎䞋が必芁であり、このために、実質的に、35
〜80重量基準。以䞋同じのフツ化ランタ
ン、20〜60のフツ化リチりム、〜40のフツ
化バリりム、及び〜20のフツ化カルシりムに
お構成される、実質的にフツ化物のみよりなる混
合溶融塩が電解济ずしお遞ばれ、そしおそのよう
な電解济に、䞊蚘した原料フツ化ランタンが添加
された堎合にあ぀おも、電解䞭は垞にかかる組成
範囲の電解济ずなるように調敎されるこずずな
る。 なお、かかる本発明に埓う電解济組成における
フツ化ランタン濃床が䞋限未満、即ち35に満た
ない堎合には、電解成瞟が悪化し、たたその䞊限
濃床80を越えるようになるず、電解济の融
点が䞊がり過ぎる等の問題を惹起する。たた、フ
ツ化リチりムは、その濃床があたりにも䜎い堎合
には電解济の融点が䞊がり過ぎ、䞀方その濃床が
あたりにも高い堎合には生成合金ずの反応が激し
くな぀お、電解成瞟が悪化する等の問題を惹起す
るため、その濃床ずしおは20〜60に調節する必
芁があるのである。 さらに、フツ化バリりムやフツ化カルシりム
は、高䟡なフツ化リチりムの䜿甚量を枛少させ、
たた圢成される混合溶融塩の融解枩床を調節する
等の目的をも぀お加えられるものであり、それら
の添加量があたりにも倚い堎合には、電解济の融
点が䞊がり過ぎるずころから、前者のフツ化バリ
りムは40たでの割合で、たた埌者のフツ化カル
シりムは20たでの割合で、それぞれ単独に或い
は共に甚いられるこずずなる。そしお、これら
成分、即ちフツ化ランタン、フツ化チリりム、フ
ツ化バリりム及びフツ化カルシりムの合蚈量が実
質的に100ずなるようにしお、電解济が圢成さ
れるのである。 尀も、このような電解济組成に関しお、かかる
電解济がフツ化ランタンずフツ化リチりムの二぀
の成分のみにお構成される二元系の堎合においお
は、フツ化ランタンは電解济䞭においお少なくず
も40以䞊、フツ化リチりムは少なくずも20以
䞊、それぞれ存圚するように調敎されるこずが望
たしい。そしお、この電解济成分ずしお甚いられ
る各フツ化物は、電解操䜜や生成合金の最終甚途
の物品特性、䟋えば氎玠吞蔵合金特性等に悪圱響
を及がす䞍玔物を含たなければ、必ずしも高玔床
のものである必芁はなく、通垞、工業原料に䞍可
避的に含たれる䞍玔物は、それらが蚱容できるも
のである限りにおいお電解济に含たれおいおも、
䜕等差支えないのである。なお、電解济の組成
は、生成せしめられるランタン−ニツケル合金の
比重より小さな比重を電解济が有するように遞ば
れるものであるずころから、電解時には、生成さ
れたランタン−ニツケル合金が、陰極より比重差
によ぀お電解济䞭を萜䞋し、陰極の䞋方に䜍眮す
る開口郚を有する生成合金の受噚に容易に到達し
埗るのである。 本発明にあ぀おは、かくの劂き組成の電解济の
電解時の枩床は、800℃〜970℃の範囲に調節せし
められるこずずなる。前述したように、電解济枩
床があたりにも高くなり過ぎるず、生成合金ぞの
䞍玔物、介圚物の混入がみられ、䞀方あたりにも
䜎い電解济枩床の堎合にあ぀おは、均質な溶融塩
電解济を圢成するこずが困難ずなり、電解济の性
状が悪化し、電解を継続するこずが困難ずなるか
らである。この枩床の範囲内でできるだけ䜎枩の
方が炉材等からの䞍玔物の混入の少ないLa−Ni
母合金の補造が可胜であるこずは蚀うたでもな
い。 そしお、かかる枩床範囲では、ランタンを55重
量以䞊含む、高ランタン濃床のランタン−ニツ
ケル合金が有利に生成せしめられ埗るのであり、
たたその生成合金はこの枩床範囲においお受噚内
で液局を圢成し、液䜓状態での取出しに適しおい
るのである。そしお、この受噚内の液状合金は、
電解槜䞊郚より、真空吞匕方匏によ぀お効果的に
取り出すこずができる他、䞋方より流し出し方匏
によ぀お取り出すこずも可胜である。しかも、こ
の取出に際しおは、受噚内の合金を特別に加熱す
る必芁もなく、極めお容易に液状合金ずしお電解
槜倖に取り出すこずができるのである。 たた、本発明にあ぀おは、電解甚電極ずしお、
陰極にニツケル、陜極に炭玠、特に黒鉛が奜適に
甚いられる。陰極のニツケルは、䞍玔物を含む
ず、そのたた生成合金䞭に䞍玔物を持ち蟌むこず
ずなるずころから、該陰極のニツケル材料ずしお
は、必芁に応じお䞍玔物の少ないものを甚いるこ
ずが奜たしい。たた、本発明に埓えば、電解操䜜
の進行に぀れお、陰極を構成するニツケルは、ラ
ンタン−ニツケル合金を生成しお、消費されるこ
ずずなるが、かかる電解によ぀お消耗する郚分の
ニツケルを補぀お、順次、陰極を電解济䞭に浞挬
するようにすれば、電解操䜜を䞭断するこずな
く、目的ずするランタン−ニツケル合金を連続的
に補造するこずができるのである。その際、陰極
のニツケル郚材の端郚にネゞ切り加工等を行な぀
おおいお、ネゞ結合等によ぀お陰極を構成するニ
ツケル郚材を順次接続せしめ、消耗した陰極分を
補うこずは、勿論可胜である。このように、固䜓
のニツケルが陰極ずしお䜿甚できるこずは、溶融
金属を陰極ずしお䜿甚する堎合に比しお、取扱が
容易であり、䞔぀電解炉を装眮的にみお簡略化し
埗るずころから、工業化に際しおは、電解炉の倧
型化が容易であるずいう点で倧きな利点ずなるも
のである。 たた、かかる本発明に埓う炭玠陜極を甚いるフ
ツ化ランタンの電解にあ぀おは、陜極党衚面にわ
た぀おの電流密床を、0.05〜1.0Acm2の範囲内
に、電解操䜜䞭垞に維持しおいるこずが必芁であ
る。けだし、この電流密床が䜎過ぎる堎合には、
陜極衚面積が倧き過ぎるか、陜極単䜍衚面積圓た
りの電流が小さ過ぎるこずずなり、このために生
産性が悪化し、工業的に有利ではなくなるからで
あり、たたかかる電流密床が高くなり過ぎるず、
酞化ランタンを原料ずした堎合の陜極効果ないし
はこれず類䌌の異垞珟象が発生し易くなるからで
ある。埓぀お、本発明にあ぀おは、電解条件の䞀
぀ずしおの陜極電流密床を䞊蚘の範囲に保぀こず
によ぀お、そのような異垞珟象の発生を効果的に
回避するこずが、掚奚されるのである。なお、陜
極衚面における局郚的な倉動を考慮に入れるず、
䞊蚘陜極党衚面にわた぀おの電流密床は、0.10〜
0.70Acm2の間に保持するこずがより奜たしい。
さらに、フツ化ランタンを原料ずした堎合は酞化
ランタンを原料にした時よりも、同じ枩床では、
アノヌド電流密床を倧きくずるこずができ、生産
性の点から奜たしい。 䞀方、陰極の電流密床は、陰極党衚面にわた぀
おの電流密床ずしお0.50〜55Acm2の広い範囲に
わた぀お蚱容される。しかし、陰極電流密床があ
たりにも䜎過ぎるず、陰極単䜍衚面積圓たりの電
流が小さ過ぎお、生産性が悪化し、工業的ではな
くなる。たた、この陰極電流密床が高くなり過ぎ
るず、電解電圧の䞊昇が甚だしくなり、電解成瞟
を悪化させる。なお、実際の電解操業の継続に圓
た぀おは、曎に1.5〜25Acm2のより狭い陰極電
流密床の範囲に保぀こずが、電解電圧の倉動幅を
狭く維持し、電解操業を容易にする䞊においお、
より奜たしいず蚀える。 さらに、本発明に埓えば、電解济の耐济材ずは
別の炭玠を陜極ずしお䜿甚するものであるずころ
から、電解济の耐济容噚耐济材ず陜極を兌甚
する堎合ずは異なり、陜極の消耗によ぀お電解を
終了せしめる必芁はなく、ただその消耗分を補぀
お、曎に陜極を電解济䞭に浞挬するか、或いは耇
数の陜極を䜿甚するので、順次新しい陜極に亀換
するだけで良い。たた、陰極も同様に、その消耗
分を補぀お電解济䞭に浞挬するか、或いは新しい
陰極に亀換するだけで良いのである。本発明で
は、奜適に採甚される陜極ず陰極の衚面電流密床
の比の倧きな違いにより、陰極の呚りに耇数本の
陜極を配眮しお、陜極が陰極ず察向するようにし
た電極配列が奜適に採甚されるこずずなるが、そ
のような堎合においお、陜極の亀換を順次行なう
ようにすれば、実質䞊、電解操業を䞭断するこず
なく、ランタン−ニツケル合金を連続的に補造す
るこずができ、電解法の利点を充分に生かすこず
ができる。しかも、陜極圢状、陰極圢状ずも、倖
圢䞊は実質的に長さ方向には倉化がないものを甚
いるこずができるずころから、それらの連続的な
䜿甚においお䜕等の䞍郜合が惹起されるこずもな
いのである。 本発明を実斜する電解槜の構造の奜適な䞀䟋
が、第図に暡匏的に瀺されおいる。 かかる第図においお、電解槜は、䞋郚槜
ずその開口郚を芆蓋する蓋䜓にお構成さ
れおいる。たた、これら䞋郚槜及び蓋䜓
の倖偎は、通垞、鋌等の金属よりなる槜倖枠
より構成されおいる。さらに、䞋郚槜
及び蓋䜓は、それぞれ倖偎にレンガやキダ
スタブル・アルミナ等よりなる耐火断熱材局
、及び内偎に黒鉛、炭玠質スタンプ材等
からなる耐济材局を配眮しお、構成さ
れおいる。 そしお、䞋郚局の内偎耐济材局の内面
の接济面には、ラむニング材が蚭けられお、
かかる接济面を被芆しおいる。このラむニング材
は、耐济材局からの䞍玔物の混入を防ぐ
他、それがタングステンやモリブデン等の難融金
属にお圢成されおいる堎合には、生成する液状ラ
ンタン−ニツケル合金の受噚を兌ねるこずもでき
る。尀も、本発明にあ぀おは、かかるラむニング
材ずしお、難融金属より安䟡なニツケル、た
た堎合によ぀おは曎に安䟡な鉄材料を甚いるこず
が掚奚される。たた、耐济材局は、必ずしも
必芁ではなく、耐火断熱材局䞊に盎接にラむ
ニング材を適甚しおも䜕等差支えない。 たた、蓋䜓を貫通するように、本若しく
は耇数本のニツケル陰極ず、このニツケル陰
極に察向しお配眮された耇数本の炭玠陜極
が蚭けられおおり、たたそれら䞡電極
は、䞋郚槜内に収容される前蚘所定の溶融
塩からなる電解济䞭に、所定電流密床ずなる
長さにわた぀お浞挬されるようにな぀おいる。な
お、ここでは、炭玠陜極は、ニツケル
陰極ず向かい合぀お配眮される陜極のうちの
本が瀺されおおり、それらの材質ずしおは黒鉛
が奜適に甚いられるこずずなる。 さらに、これら炭玠陜極は、棒状、
板状、管状等の圢態で甚いられ、電解济ぞの
浞挬郚分の陜極衚面積を倧きくしお陜極電流密床
を䞋げるために、公知のように溝付きずするこず
もできる。なお、第図では、炭玠陜極に
は、電解による陜極消耗の跡を瀺しお、陜極浞挬
郚に僅かに傟斜が付けられおいる。この陜極
には、絊電のために金属等の適圓な導電䜓の電気
リヌドが取り付けられおいおも、䜕等差支えな
い。たた、陜極は、陜極挿入手段ずしおの陜
極昇降機構によ぀お䞊䞋動せしめられ埗るよ
うにな぀おおり、これにより電解継続のための適
切な陜極電流密床が確保されるように、間欠的に
或いは連続的に、その浞挬郚の衚面積を浞挬深さ
で調敎し埗るようにな぀おいる。なお、陜極昇降
機構は、陜極ぞの電気接続機胜を兌ね
備えるこずも出来る。 䞀方、陰極は、電解還元䜜甚にお析出せし
められる金属ランタンず合金化させるべきニツケ
ルにお構成されおおり、ここではその本が瀺さ
れおいる。たた、第図では、ランタン−ニツケ
ル合金の液滎生成による陰極消耗の跡を瀺しお、
陰極浞挬郚分が円錐圢状で瀺しおある。なお、電
解枩床は、陰極のニツケルの融点以䞋に遞ば
れるずころから、このニツケル陰極は固䜓で
あり、線状、棒状、板状、管状等の圢態で甚いら
れる。このニツケル陰極は、たた、陰極挿入
手段ずしおの陰極昇降機構によ぀お合金生成
による消耗分を補぀お、電解济䞭ぞ連続的或
いは間欠的に送り蟌たれるようにな぀おいる。そ
しお、この陰極昇降機構は、陰極ぞの電気接
続機胜を兌ね備えるこずもできる。さらに、かか
るニツケル陰極の浞挬郚以倖の衚面は、防食
のために適圓な保護スリヌブ等で保護するように
しおも、䜕等差支えない。 たた、かかるニツケル陰極の䞋方に受噚開
口郚が䜍眮するように、電解济内においお、
䞋郚槜の底郚䞊に生成合金受噚が配眮せ
しめられおおり、電解還元操䜜によ぀おニツケル
陰極䞊に生成された液状のランタン−ニツケ
ル合金は、陰極衚面より滎䞋しお、その盎䞋
においお開口する生成合金受噚内に溜められ
る。なお、この生成合金受噚は、生成合金
ずの反応性の小さな難融金属、䟋えばタングス
テン、タンタル、モリブデン、ニオブ、或いはそ
れらの合金等を甚いお圢成される他、窒化ホり玠
等のホり化物や酞化物等のセラミツクス、或いは
サヌメツト等の材料、さらにニツケルを甚いお圢
成するこずもできる。 なお、電解济は、前蚘した本発明に埓う組
成に調敎された、フツ化ランタンを含有するフツ
化物混合溶融塩よりなるものであり、その組成
は、その比重が生成されるランタン−ニツケル合
金の比重以䞋ずなるように遞ばれる。そしお、電
解によ぀お消費される電解原料は、原料䟛絊装眮
から蓋䜓に蚭けられた原料䟛絊孔を
通じお䟛絊され、所定組成の電解济が維持せ
しめられるようにな぀おいる。 たた、ニツケル陰極から滎䞋しお受噚
内に溜められた生成合金は、それが所定量溜
た぀た時に、液䜓状態のたたで所定の合金回収機
構取出手段によ぀お電解槜倖に取り出さ
れるこずずなるが、本発明にあ぀おは、第図に
瀺される劂く、パむプ状の真空吞匕ノズル
を、蓋䜓に蚭けられた生成合成吞匕孔を
通じお電解济内に差し入れ、該ノズルの
先端を生成合金受噚内の生成合金䞭に浞
挬せしめ、図瀺されおいない真空装眮の真空吞匕
䜜甚を利甚しお吞匕するこずにより生成合金
を吞い䞊げお電解炉倖に取り出す手段が、有
利に採甚されるこずずなる。 尀も、このような真空吞匕による生成合金
の吞匕取出し方匏に代えお、電解槜䞋郚槜
の䞋郚を貫通する取出パむプを蚭け、この
取出パむプの先端を曎に生成合金受噚を貫通
させお、該受噚内に開口せしめるこずによ
り、かかる取出パむプを通じお、生成合金を
炉倖䞋方に流し出す合金回収機構を採甚するこず
も可胜である。 なお、図瀺はされおいないが、かかる電解炉
内には、保護ガスが䟛絊されるようにな぀おお
り、たた電解操䜜によ぀お発生するガスは、かか
る保護ガスず共に、廃ガス出口を通じお倖郚
に排出されるようにな぀おいる。たた、このよう
な電解槜には、前蚘した電解枩床に保持する
ための特別な加熱装眮は蚭けられおいないが、所
定の枩床に維持するために、必芁に応じお、この
電解槜内に或いはその倖郚に適圓な加熱装眮
を蚭けおもよいこずは、蚀うたでもないずころで
ある。 実斜䟋 以䞋、本発明を曎に具䜓的に明らかにするため
に、本発明に埓う幟぀かの実斜䟋を瀺すが、本発
明がそのような実斜䟋の蚘茉によ぀お䜕等制限的
に解釈されるものでないこずは、蚀うたでもない
ずころである。 なお、本発明は、䞊述した本発明の具䜓的な説
明䞊びに以䞋の実斜䟋の他にも、各皮の態様にお
いお実斜され埗るものであり、本発明の趣旚を逞
脱しない限りにおいお、圓業者の知識に基づいお
皮々なる態様においお実斜され埗るものは、䜕れ
も本発明の範疇に属するものであるこずが、理解
されるべきである。 実斜䟋  ランタン62重量基準。以䞋同じ及びニツ
ケル38の平均組成を有するランタン−ニツケル
La−Ni合金11.4Kgが、次のようにしお埗られ
る。 すなわち、第図に瀺される電解槜ず同様な構
成の装眮においお、電解槜の耐济材ずしお黒鉛る
぀がを甚い、生成合金受噚ずしお黒鉛る぀がの底
郚䞭倮に蚭眮したモリブデン容噚を甚いお、実質
䞊フツ化ランタンずフツ化リチりムの二元系フツ
化物混合溶融塩よりなる電解济を、平均840℃の
電解枩床にお䞍掻性ガス雰囲気䞭で電解した。陰
極ずしおは、黒鉛る぀が䞭倮郚の電解济䞭に同心
円状に配眮しお平面圢態においお浞挬した、
本の12mmφのニツケル線を甚い、陜極ずしお
は、かかる陰極の呚りに同心円状に配列しお平
面圢態においお電解济䞭に浞挬した、本の60
mmφの黒鉛棒を甚いた。 そしお、フツ化ランタンを原料ずしお、その粉
末を電解济に連続的に䟛絊し぀぀、䞋蚘第衚に
瀺される範囲内の電解条件を保持しお、24時間、
電解を行な぀た。この間、電解操業は極めお良奜
に継続するこずができ、液䜓状のランタン−ニツ
ケル合金が順次滎䞋しお、電解济内に配眮された
モリブデンの受噚内に溜められた。この溜められ
た合金は、時間毎に、真空吞匕ノズルを有する
真空吞匕匏合金回収装眮にお電解炉の倖郚に取り
出された。 かかる電解操䜜により埗られた電解成瞟䞊びに
生成合金の分析結果を、䞋蚘第衚及び第衚に
瀺す。 なお、比范のために、同様の補造装眮におい
お、原料ずしお酞化ランタンの粉末を甚い、これ
を陰極−陜極間の陜極ガス発生郚分電解領域
の電解济に連続䟛絊しお、略同様の電解条件䞋で
電解を行な぀たが、その堎合には、アノヌド電流
密床を䞊蚘フツ化物原料電解時のずきの1/2以䞋
にしないず、陜極効果が頻発し、酞化物電解は継
続䞍可胜であ぀た。このため、酞化ランタンを過
剰に䟛絊せざるを埗ず、結果ずしお、電解槜底郚
にスラツゞを圢成した。 実斜䟋  ランタン58及びニツケル42の平均組成を有
するランタン−ニツケル合金の7.4Kgが、次のよ
うな電解操䜜により埗られた。 たず、耐济材ずしおの黒鉛る぀がの内面にニツ
ケルをラむニングしたものを、電解济の容噚ずし
お甚い、曎にこの底郚䞭倮に蚭眮したモリブデン
補容噚を生成合金の受噚ずしお甚いお、実質䞊フ
ツ化ランタンずフツ化リチりムの二元系フツ化物
混合溶融塩よりなる電解济を、平均954℃の電解
枩床にお䞍掻性ガス雰囲気䞭で電解した。そし
お、陰極ずしおは、実斜䟋ず同様に配眮した
本の12mmφのニツケル棒を甚い、たた陜極ずしお
は、実斜䟋ず同様の本の60mmφの黒鉛棒を甚
いた。 そしお、フツ化ランタンを原料ずしお、電解济
に連続的にその䟛絊を行ない぀぀、䞋蚘第衚に
瀺される範囲内に電解条件を保持したずころ、16
時間にわたり、良奜な電解操業が継続された。た
た、液状䜓のランタン−ニツケル合金が順次滎䞋
しお、モリブデン補受噚内に集められた。さら
に、この集められた受噚内の生成合金は、実斜䟋
ず同様に液䜓状態で取り出すこずができた。 かかる電解操䜜によ぀お埗られた電解成瞟䞊び
に生成合金の分析結果を、それぞれ䞋蚘第衚及
び第衚に瀺す。 なお、比范のために、原料ずしお酞化ランタン
を甚いお同様な電解還元操䜜を繰り返したずこ
ろ、陜極効果が惹起されお、アノヌド電流密床を
䞊蚘フツ化物電解の時よりも玄1/2皋床に䞋げざ
るを埗なか぀た。たた、酞化ランタンを過剰に䟛
絊せざるを埗なか぀たために、結果ずしお電解槜
底郚にスラツゞを圢成した。
【衚】
【衚】
【衚】 かかる第衚及び第衚の結果から明らかなよ
うに、本発明に埓぀おフツ化ランタンを電解する
こずにより、ランタン含有量の高いランタン−ニ
ツケル合金が䞀挙に補造され埗るのであり、たた
そのような生成合金は、合金特性を悪化させる䞍
玔物の含有量の䜎いランタン−ニツケル合金であ
るこずが認められる。なお、第衚䞭の合金含有
成分の数倀は、時間毎に取り出された合金の分
析倀の平均倀である。 たた、以䞊の実斜䟋では、曎に長時間にわた぀
お継続しお電解を行なうこずが容易であり、その
ような堎合にあ぀おも、それぞれの実斜䟋ず同様
な結果が埗られるこずが確認されおいる。
【図面の簡単な説明】
第図は本発明を実斜するための具䜓的な電解
システムを瀺す暡匏図であり、第図は本発明を
実斜するための電解槜の構造の䞀䟋を瀺す断面図
である。 電解槜、溶剀、原料䟛絊装眮、
炭玠陜極、ニツケル陰極、電
力、合金取出手段、保護ガス、
廃ガス凊理装眮、電解槜、䞋郚
槜、蓋䜓、耐火断熱材局、
耐济材局、ラむニング材、
ニツケル陰極、炭玠陜極、電解
济、陜極昇降機構、陰極昇降機構、
生成合金受噚、生成合金、原
料䟛絊装眮、真空吞匕ノズル、生成
合金吞匕孔。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  ニツケル陰極及び炭玠陜極を甚いお、ランタ
    ン化合物を溶融塩電解济䞭においお電解還元せし
    め、生成するランタンを前蚘ニツケル陰極䞊に析
    出させるず共に、該陰極を構成するニツケルず合
    金化せしめお、ランタン−ニツケル合金を圢成さ
    せるに際しお、 前蚘ランタン化合物ずしおフツ化ランタンを甚
    い、電解還元操䜜の進行に応じお前蚘溶融塩電解
    济䞭に䟛絊するようにするず共に、かかるフツ化
    ランタンを含む溶融塩電解济が、実質的に、35〜
    80重量のフツ化ランタン、20〜60重量のフツ
    化リチりム、〜40重量のフツ化バリりム及び
    〜20重量のフツ化カルシりムにお構成される
    ように調敎し、曎に該溶融塩電解济を800〜970℃
    の枩床に保持し、䞔぀陜極電流密床0.05〜
    1.0Acm2、陰極電流密床0.50〜55Acm2の条件
    䞋においお、前蚘電解還元操䜜を進行せしめるこ
    ずにより、前蚘ランタン−ニツケル合金を前蚘ニ
    ツケル陰極䞊に液䜓状態で生成せしめ、そしお該
    液䜓状態のランタン−ニツケル合金を、液滎ずし
    お該ニツケル陰極䞋方の電解济䞭に開口郚を有す
    る受噚内に滎䞋せしめお、液局ずしお溜め、曎に
    この受噚内の液局より、ランタン−ニツケル合金
    を液䜓状態で取り出すようにしたこずを特城ずす
    るランタン−ニツケル合金の連続的補造方法。  前蚘炭玠陜極が、黒鉛電極である特蚱請求の
    範囲第項に蚘茉の補造方法。  前蚘ランタン化合物を含む溶融塩電解济が、
    実質的にフツ化ランタンずフツ化リチりムにお構
    成され、䞔぀該フツ化ランタンが少なくずも40重
    量以䞊、該フツ化リチりムが少なくずも20重量
    以䞊、それぞれ存圚するように調敎せしめられ
    る特蚱請求の範囲第項たたは第項に蚘茉の補
    造方法。
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