JPH0561214U - 防音壁 - Google Patents
防音壁Info
- Publication number
- JPH0561214U JPH0561214U JP8117792U JP8117792U JPH0561214U JP H0561214 U JPH0561214 U JP H0561214U JP 8117792 U JP8117792 U JP 8117792U JP 8117792 U JP8117792 U JP 8117792U JP H0561214 U JPH0561214 U JP H0561214U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sound absorbing
- absorbing body
- soundproof wall
- furring strip
- vertical plate
- Prior art date
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- Granted
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- Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 目地幅が小さく外観及び防音性に優れるう
え、施工及び吸音体の交換作業が容易な防音壁を提供す
る。 【構成】 先端に垂直板部2が形成された胴縁1を一定
間隔で水平に配設しておき、上下端面に凹溝5、6が形
成された板状の吸音体4を後から胴縁1、1間に取付け
る。胴縁1と吸音体4の上面との間に、吸音体4をその
下側の胴縁1に落とし込むのに必要な距離を形成したの
で、吸音体4のはめ込みや取り外しが自由である。
え、施工及び吸音体の交換作業が容易な防音壁を提供す
る。 【構成】 先端に垂直板部2が形成された胴縁1を一定
間隔で水平に配設しておき、上下端面に凹溝5、6が形
成された板状の吸音体4を後から胴縁1、1間に取付け
る。胴縁1と吸音体4の上面との間に、吸音体4をその
下側の胴縁1に落とし込むのに必要な距離を形成したの
で、吸音体4のはめ込みや取り外しが自由である。
Description
【0001】
本考案は、道路の防音や建築物内の防音等の目的で設けられる防音壁に関する ものである。
【0002】
道路の側面等に設けられている従来の防音壁は、一定間隔で垂直に立設された 断面H字状の型鋼間に吸音パネルを上方から落し込むように建て込んだものが普 通である(例えば、内田安三他編、「遮断材料総覧」、(株)産業技術センター 、昭53年11月15日発行、P.653 〜P.654 )。ところがこのような従来の防音壁は その外表面積に対する型鋼や吸音パネルの枠体の露出面積の割合が大きくなり、 これらの部分は吸音性がないので、防音性能が低下するうえ美感が得られず、ま た型鋼や枠体の縦横の線が強調されて運転者に心理的圧迫感を与え、交通安全上 も好ましくない等の問題があった。
【0003】 また特開昭53-148813 号公報に示されるように、水平な配列補強板の間に吸音 パネルを取り付けた防音壁も知られているが、これは配列補強板と吸音パネルと が密着させてあるため、下段から順次積み上げるように施工しなければならず、 下方の吸音パネルを交換したいような場合にはそれより上部を分解しなければな らないという欠点があった。
【0004】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、目地幅が小さく外観及び防音 性に優れるうえ、施工及び吸音体の交換作業が容易な防音壁を目的として完成さ れたものである。
【0005】
上記の課題を解決するためになされた本考案は、先端に垂直板部が形成された 胴縁を支柱や固定壁等に一定間隔で水平に配設し、上下端面に凹溝が形成された 板状の吸音体をこれらの凹溝を垂直板部に係合させることにより胴縁間に取付け た防音壁であって、胴縁と吸音体の上面との間に、吸音体をその下側の胴縁に落 とし込むのに必要な距離を形成したことを特徴とするものである。
【0006】
次に本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図1において、1は先端に垂直板部2が形成された厚さが1〜3mm程度の断面 T型の胴縁であり、図示のように支柱や固定壁3等の表面に一定間隔で水平に固 定されたものである。4は上下両端面に凹溝5、6が形成された板状の吸音体で あり、強度、耐候性、吸音性等の観点からセラミックス粒子をガラス質結合剤の ような無機質結合剤とともに焼結させた無機質の吸音板又はこのような吸音板の 後面を枠体で囲み上下両端面に凹溝5、6を設けた吸音パネルを用いることが好 ましい。凹溝5、6はカッターにより容易に形成できるものであり、胴縁1の垂 直板部2の高さ及び厚さよりもわずかに深くかつ大きい幅を持たせておくものと する。
【0007】 このような吸音体4は、その上端面の凹溝5を胴縁1の垂直板部2の下端に嵌 入させたうえ、鴨居と敷居間に障子や引戸等を嵌め込む要領でその下端面の凹溝 6を垂直板部2の上端に嵌め込むことにより胴縁1、1間に固定されるものであ る。このように吸音体4を落し込む必要上から、図1にhとして示した落し込み 量よりも大きい距離Hが、吸音体4の上面と胴縁1の下面との間に形成されてい る。
【0008】
このように構成された本考案の防音壁は、先端に垂直板部2が形成された胴縁 1を支柱や固定壁等に予め施工しておき、後から吸音体4を嵌め込む工法により 組み立てることができるものである。また各吸音体4は障子や引戸等を外す要領 で自由に取り外すことができるので、1枚のみを交換する作業が容易に行える利 点がある。
【0009】 またこの防音壁は、従来のH型鋼間に吸音体を嵌め込んだ防音壁とは異なり、 胴縁1の垂直板部2は吸音体4の内部に埋込まれた状態とされているので、胴縁 1の露出面積比が小さく、従って防音性に優れているうえに道路の側面に立設し たときにも縦や横の線がほとんど見えないので、運転者に心理的な圧迫感を感じ させることがない。
【0010】
本考案は以上の説明からも明らかなように、施工工事や吸音体の交換作業が容 易であるうえ、胴縁が吸音パネルの外面に露出しないので防音性能が低下するこ とがなく、また外観も美しいうえに従来のように縦や横の線が強調されないので 運転者等に心理的な圧迫感を感じさせることもない。よって本考案は従来の問題 点を解消した防音壁として、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠斜視図である。
1 胴縁 2 垂直板部 3 固定壁 4 吸音体 5 凹溝 6 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 先端に垂直板部が形成された胴縁を支柱
や固定壁等に一定間隔で水平に配設し、上下端面に凹溝
が形成された板状の吸音体をこれらの凹溝を垂直板部に
係合させることにより胴縁間に取付けた防音壁であっ
て、胴縁と吸音体の上面との間に、吸音体をその下側の
胴縁に落とし込むのに必要な距離を形成したことを特徴
とする防音壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117792U JPH0640651Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 防音壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8117792U JPH0640651Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 防音壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0561214U true JPH0561214U (ja) | 1993-08-13 |
JPH0640651Y2 JPH0640651Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=13739189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8117792U Expired - Lifetime JPH0640651Y2 (ja) | 1992-11-25 | 1992-11-25 | 防音壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640651Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077254A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Shinchuo Kogyo Kk | コンクリート壁の吸音板取付構造 |
-
1992
- 1992-11-25 JP JP8117792U patent/JPH0640651Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014077254A (ja) * | 2012-10-09 | 2014-05-01 | Shinchuo Kogyo Kk | コンクリート壁の吸音板取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0640651Y2 (ja) | 1994-10-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950509 |