JPH0561066B2 - - Google Patents

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JPH0561066B2
JPH0561066B2 JP22785985A JP22785985A JPH0561066B2 JP H0561066 B2 JPH0561066 B2 JP H0561066B2 JP 22785985 A JP22785985 A JP 22785985A JP 22785985 A JP22785985 A JP 22785985A JP H0561066 B2 JPH0561066 B2 JP H0561066B2
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JP
Japan
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cutting
speed
cutter
machining allowance
chip
Prior art date
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JP22785985A
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JPS6288545A (ja
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Yuzuru Monno
Kenji Yamamoto
Yukio Watanari
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は板材の側端部を切削する端面切削機
のカツター回転速度の制御方法に関し、さらに詳
しくは圧延工程や製造工程などの鋼板処理ライン
において、移送する鋼板の側端部の切削、つまり
トリーミングする端面切削機のカツターの回転速
度制御方法に関する。
<従来の技術> 従来この種の鋼板など、板材の側端部を切削す
る代表的な方法としては、第5図に示すように被
削材4に左、右一対の切削ヘツド1を設け、切削
ヘツド上にフライスカツター2を当て、カツター
駆動用モータによりカツプリング、減速機(非図
示)等によりカツターを回転させ切削している。
このとき、左右のフライスカター2間は図示され
ない幅移動装置におり、所望する製品仕上げ幅に
設定され、フライスカツター2は最初に設定した
回転数で回転され、ピンチロールによつて矢印方
向に送られてくる被削材4を切削する。通常、切
削時に被削材4のフイード速度が変化したり、左
右側端の取り代(t)が、第6図および第7図に示す
ような形状に変化したりするが、その場合でもフ
ライスカツターの回転数は最初に設定した値のま
ま固定されている。
<発明が解決しようとする問題点> ところが、被削材が鋼帯の場合は、コイル状の
鋼帯を巻戻し、それぞれの鋼端を、溶接、接続し
ているので、センタリングで先行鋼帯後端と、後
行鋼帯先端が、うまく合致しなかつたり、材料自
体の曲がり、ふくらみがあり、第6図、第7図に
図示のように取り代(t)が過大となり切削不能にな
つたり、チツプ(切刃)欠損を生じることもあ
る。また被削材4のフイード速度が上昇した場合
も同様に切削不能になることもある。
このような問題に対応する解決策として、取り
代(t)が大きい場合を前提にしてカツター回転数を
予め、大きくして運転すると取り代(t)が小さくな
つたとき、切屑厚み(S)が過小になり、チツプの寿
命を短くする欠点があつた。
この発明は、従来の端面切削機における被削材
のフイード速度の変化および取り代の変化によつ
て発生する切削不能あるいはチツプ欠損などが生
ずることのない端面切削機のカツタ回転速度の制
御方法を提供しようとするものである。
<問題点を解決するための手段> 上述の目的を達成するため、この発明にかかる
端面切削機のカツター回転速度の制御方法は、移
送する板材の側端部を回転するカツターで切削す
るに際し、板材の両側部にそれぞれ一対のカツタ
ーを設けると共に、板材の移送速度および取り代
の変化を検出し、取り代過大のときは取り代過大
側のカツターの回転速度を上げ、板材の移送速度
が上昇したときはカツターの回転速度を上げるこ
とにより、カツターの寿命が最大となるような切
削速度で板材の側端部を切削するようにしたもの
である。
このため、この発明では端面切削機にフイード
速度検出器および板材の両側にそれぞれ取り代検
出器および回転速度制御器を設け、被削材の取り
代(t)、フイード速度を連続的に、あるいは一定間
隔毎に、制御器で最良の切削条件となるカツター
回転数を計算し、カツター駆動モータを、その回
転数で駆動することにより、上述の目的を達成す
るようにしたものである。
このフイード速度検出器としてはメジヤリング
ロール回転発電機を接続したもの、取り代検出器
としては遮光範囲を電気信号に変えるイメージセ
ンサー1制御器の計算を受けもつものとしてはマ
イクロコンピユーター等が用いられる。
<作用> 上記、構成において、フイード速度検知器は被
削材の速度を検知し、取代検出器は被削材の両側
端部に設けられ、取り代(t)を個々に検知し、取り
代(t)が過大になると、制御器が過大側の器削速
度、つまりカツター回転数を上げるので、切屑厚
みが小さくなり切削が可能となる。
また、フイード速度が部分的に上昇した場合
も、カツター回転数を上げることにより切削が可
能となる。
なお、これらは常に最適な切削厚みになるよう
に制御される。
<実施例> 以下、本発明の実施例を図面によつて説明する
と、第1図は、機構を示す平面図、2図は、切屑
厚み(S)−チツプ寿命(Lf1)、関係図。第3図は、
切削速度(V)−チツプ寿命(Lf2)、関係図。第4図
は取り代(t)、切削速度(V)、切屑厚み(S)、チツプ寿
命(Lf)の、S>0.2における場合の関係表であ
る。第2図は、切削可能範囲内においても切屑厚
み(S)が0.2mm〜0.8mmの範囲は、チツプ寿命(Lf1
は長く、0.2mm以下、0.8mm以上は急激に悪化し、
さらに大きくなると切削不能になることを示して
いる。0.2mm以下になると薄い鋼皮を、削いで行
く状態になり、1回切つた後は材料が加工硬化を
おこし、その硬化個所を、削ぐことになりチツプ
の寿命は短くなり、0.8mm以上では、切込が多く
なる。また切削厚み(S)が厚くなるとチツプが過負
荷になり微小なチツピングが発生し摩耗状態にな
り、チツプの寿命は短くなる。
また、第3図のように、切削速度(V)が小さくな
ると摩耗が急激に減少し、チツプ寿命(Lf2)が
急速に長くなる。
このように、チツプ寿命(Lf)と切削厚み(S)、
切削速度(V)には、ある関係があり、また切削厚み
(S)と切削速度(V)の間には、下記のような関係式(1)
が成立している。
切削厚み(S)、切削速度(V)、取り代(t)、フイード
速度(F)、およびカツター径(D)、および定数(C)とす
ると C=SV/F・sin{cos-1(1−2t/D)} ……(1) この式から判るように、チツプ寿命(Lf)延
長のためには、相反する相関関係となつている。
第4図は、切削厚み:S>0.2mmにおいてのそ
れぞれの関係を表示したものである。
被削材4を一定のフイード速度(F)、一定のカツ
ター回転で切削して行く時、取り代(t)の大きい所
では、切削厚み(S)が大になる、余り大になるとチ
ツプが欠けチツプ寿命(Lf)が小になる。
チツプが欠けないようにするには、フイード速
度(F)を遅くするか、或いはカツター切削速度(V)を
大きくする必要があるが、フイード速度(F)は通常
ライン側より決つており変えることができず、カ
ツター駆動モータ3の回転数を上げ決削速度(V)を
大きくする。(V)を大にすると定数(C)は一定である
ので切屑厚(S)は小となり、第2図に示す0.2mm〜
0.8mmのチツプ長寿命範囲に入る ここで、取り代(t)は被削材4の形状により、大
きくなつたり、小さくなつたりして状況が変つて
おり、取り代(t)が小になると切削厚み(S)も小にな
り0.2mm以下になると、前記した加工硬化層を切
削することになり、チツプ寿命(Lf)が小にな
るので、切削速度(V)を元にもどし小にする。
本発明は、このように前記の(1)式により最良と
なるカツター回転数を計算し、これに基づいて板
材の端面切削加工を行うものであり、その機構は
第1図に示すように端面切削機にフイード速度検
出器11、また、被削材4の両サイドには取り代
検出器12a,12bが設けられており、同じく
設置されている制御器13とは、配線で連絡さ
れ、それぞれの信号を制御器13に送るようにな
つている。
制御器13では最良となる切削速度を計算し、
左右のカツター駆動用モータ3に個々に信号を送
り、フライスカツター2を計算した速度で回転さ
せるようになつている。
上記構成の装置において、制御器13は、上記
した各相関関係により器削速度(V)と切削厚み(S)を
最適値〔この値は(1)式によりフイード速度(F)取り
代(t)よつて異なる〕に設定されており、入力信号
により、チツプ寿命(Lf)が最良となるカツタ
ー回転数、つまり切削速度(V)を計算し、カツター
駆動用モータ3に出力信号を送り、フライスカツ
ター2は制御器13からの信号により最良の切削
を行うことができる。
他の実施例として被削材のフイード速度検出器
11は、本切削機に取付けなくも、別設置の被削
材のフイード速度制御装置より信号をもらうこと
により代用することもできる。
<発明の効果> 以上の説明から明らかなごとく、この発明の端
面切削機の制御方法によれば、取り代が過大とな
つても、切削速度(つまり、カツター回転数)を
部分的に上げることが可能となるため、切削が可
能となる。フイード速度が変化したり、取り代が
変化しても、常に最適な切削速度で切削をするた
めチツプ寿命を飛躍的に延長することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の端面切削機のカツター回転
速度の制御方法を実施するために使用する端面切
削機の平面図、第2図および第3図はそれぞれ第
1図の端面切削機におけるカツター切削厚み対チ
ツプ寿命および切削速度対チツプ寿命の関係を示
す特性図、第4図は取り代、切削速度、切屑厚
み、チツプ寿命の関係図表、第5図は従来の端面
切削機の構成を示す平面図、第6図および第7図
はいずれも被削材の形状を示す要部断面図であ
る。 図面中、1……切削ヘツド、2……フライスカ
ツター、3……カツター駆動用モータ、4……被
削材、11……フイード速度検出器、12a,1
2b……取り代検出器、13……制御器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 移送する板材の側端部を回転するカツターで
    切削するに際し、板材の両側部にそれぞれ一対の
    カツターを設けると共に、板材の移送速度および
    取り代の変化を検出し、取り代過大のときは取り
    代過大側のカツターの回転速度を上げ、板材の移
    送速度が上昇したときはカツターの回転速度を上
    げることにより、カツターの寿命が最大となるよ
    うな切削速度で板材の側端部を切削することを特
    徴とする端面切削機のカツター回転速度の制御方
    法。
JP22785985A 1985-10-15 1985-10-15 端面切削機のカツタ−回転速度の制御方法 Granted JPS6288545A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22785985A JPS6288545A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 端面切削機のカツタ−回転速度の制御方法

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JP22785985A JPS6288545A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 端面切削機のカツタ−回転速度の制御方法

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Publication Number Publication Date
JPS6288545A JPS6288545A (ja) 1987-04-23
JPH0561066B2 true JPH0561066B2 (ja) 1993-09-03

Family

ID=16867481

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22785985A Granted JPS6288545A (ja) 1985-10-15 1985-10-15 端面切削機のカツタ−回転速度の制御方法

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JPH01103216A (ja) * 1987-10-14 1989-04-20 Kawasaki Steel Corp 2相ステンレス鋼の外周切れ刃フライスによる切削方法
DE102008041088A1 (de) * 2008-08-07 2010-02-11 Robert Bosch Gmbh Verfahren zum Betreiben einer Werkzeugmaschine, und Werkzeugmaschine hierfür
JP2011121139A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Murata Machinery Ltd 工具異常検知装置および検知方法

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JPS6288545A (ja) 1987-04-23

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